※この作品はR-18です。

ペルソナ5R(レイプ)   作:しあっと

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59話

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今日も芳澤を学校へ呼び出す。

芳澤がくる前に、携帯にアラームを設定しておく。

このアラームがなる頃に押し倒して、裸に剥けば良い感じに電話が来たので中断、という風に見せかけられる。

そうなれば、芳澤は御船に言われた通りにした結果だと思うことだろう。

人は信じたいものだけ信じると言うし、きっとそうなる。

 

しばらく待っていると、扉が開き芳澤が入ってくる。

 

「今日はなんの用ですか...」

 

「HPTCのことは何か分かったか?」

 

特に意味のない会話で時間を繋ぐ。

 

「いえ...」

 

「おい、頼むぞ」

 

時計を確認する、あと5分と言った所。

特に話すこともないし、もう強行的に行こう。

芳澤を掴み上げ、床に倒す。

 

「きゃっ」

 

「痛めつけないと分からないか?」

 

腹を踏みつけ体重をかける。

 

「あっぐっ」

 

芳澤は苦しそうにうめく。

俺は芳澤にまたがり、服に手をかける。

 

「や、やめ...」

 

服を脱がしながら横目で腕時計を確認する。

あと二分。

 

「お願いします...やめて...」

 

時間を調整しながら、服を捲り上げる。

下着は青色だった。

御船の占いを聞いてだろうか?

 

そろそろだ。

携帯からアラームの音が鳴りはじめる。

アラームの音は携帯のデフォルト着信音と一緒のものにしてある。

 

「チッ、誰だ」

 

携帯を取り出し、部屋の外へ出る。

中の芳澤にも聞こえる様に、気持ち大きめの声で電話をしているフリをする。

 

「はぁ、今から?分かったよ、すぐ行く」

 

うんざりとした顔を作りながら、部屋の中へと戻る。

 

「もう帰っていいぞ、お前」

 

「は、はい」

 

芳澤は焦る様な足取りで、部屋から出て行った。

今日から夜は御船の所に張り込みになるか。

すぐに来るかは分からないが、いずれは会いに来るはずだ。

 

 

 

午後に御船に打ち合わせの為、いつもの場所に行く。

 

「また彼女を騙すんですか...」

 

「今日来るかは分からんがな、それがお前の役目だ。お前がやるって言ったんだろ」

 

不満気だが、やって貰わないと困る。

 

「それはそうですけど...」

 

「やる事は前と一緒だ。話す内容は俺が指示する」

 

そう言って、御舟から離れる。

後は、巣を張った蜘蛛が獲物を待つ様にじっとしているだけだ。

 

 

暫く流れる汗を拭いながら待っていると芳澤がやって来た。

よし、芳澤に御船の占いについて、信を置かせる事に成功したようだ。

携帯から音声が流れる。

 

『先生、今日も良いですか』

 

「適当に会話して、なんで来たか話させろ」

 

『ええ、貴方ならいつでも歓迎ですよ。今日はどうしたんですか?』

 

口調は少し硬いが、御船は問題なく指示に従っている。

 

『先日、先生に占ってもらった、青いものが悪い物を遠ざけるって』

 

ちゃんと誘導できたみたいだ。

やはりあの下着だったのか。

俺が気づかないだけで、まだ何か身に付けていたんだろうが。

 

『先生の言う通りにしてみたら、本当に効果があったんです。先生は私の恩人です!』

 

芳澤はかなり占いを信じてしまったみたいだ。

藁にも縋るというやつだろうか。

愚かな事だ。

 

「繰り返せ、貴方の強い意志があったからこそですよ。今日も占っていきますか?」

 

『貴方の強い意志があったからこそですよ。今日も占っていきますか?』

 

『はい!是非!』

 

芳澤も乗り気だ。

 

「占い料をとっておけ」

 

いつまでも無料で占うのは、不自然だろう。

 

『私も商売ですから今日はお代も頂きますが、大丈夫ですか?』

 

『あっ、はい。五千円ですね』

 

芳澤はすんなりと払ったようだ。

学生にとって、五千円とは結構な金額なような気がするが、それも惜しまないほど御船の占いを信用しているのだろう。

 

「適当に占ってるフリをしろ」

 

カードの擦れる音が聞こえる。

今回は芳澤にとって少しハードルのあるものが良い。

そうだな、逆に俺を呼び出すとかどうだろう。

恐怖している相手に自分から会いに行くのは抵抗がある事だろう。

これで行こう。

 

「占い結果は、脅されている相手に、自分から連絡を取って会いに行くと吉だ。適当に伝えろ」

 

『そうですね。今回は相手に自ら連絡を取って会いに行くのが良いでしょう』

 

『自分からですか...』

 

芳澤は不安そうだ。

まあ、仕方のないことだろう。

 

「繰り返せ、それを乗り越えた時こそ、新しい展望が開けるのです。自らを乗り越えて新しいステージに登りましょう」

 

『それを乗り越えた時こそ、新しい展望が開けるのです。自らを乗り越えて新しいステージに登りましょう』

 

『分かりました。やってみます!』

 

成功だな。

あとは芳澤がどうコンタクトをとってくるかだ。

 

「もういいぞ、帰らせろ」

 

十分だと判断し、通話を切った。

しばらく経ってから、また御船に会いに新宿の街を歩く。

 

「悪徳占い師も板についてきたじゃないか。いや、元々だったか」

 

「誰が悪徳ですか。私の占いは本物です」

 

御船は少し疲れた顔をしながら、憤慨している。

純真な少女を騙すのは精神に来るのだろうか。変な石を売っていた分際で。

 

「これに名前以外の所を記入しておけ」

 

そう言って、御船にクレジットカードと口座開設の申し込み書類を渡す。

 

「なんですかこれ?」

 

「次はアイツにこの書類を書かせる。住所くらいあるだろうなお前」

 

まあ、企業に郵送するつもりもないのでなんでも良いんだが。

 

「ありますよ、失礼ですね。それよりこれをどうするつもりなんですか?」

 

「何回も言うように、お前には関係ない。お前が逮捕される様なことはないから安心しろ」

 

御船は不満そうだ。

半ば脅迫して書かせた場合は、何か罪になるんだろうか。

まあ良いや。

 

「じゃあ、書いとけよ」

 

俺は駅の方向に歩き始めた。

まだ芳澤を占いに心酔させた方が良いかもしれないが、根が善人の女だ。

頼まれれば書類くらい書くだろう。

それも自分を救ってくれるかもしれない人間だ、嫌われたくないだろうしな。

きっとうまく行くさ。

 

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