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今日も新島真は学校へ来ていたので、どう犯してやろうか考えていたが、問題が発生した。
どうやら、2年の女子が学校で自殺未遂をおこしたらしい。
おかげで授業が終われば生徒はすぐに帰宅させられることになった
らしいと言うのは、自殺未遂の現場は見ておらず、騒ぎになった後、噂として聞いたからだ。
自殺未遂なんて迷惑なもんだ、おかげで生徒会の仕事が増えるかもしれん。
ふと、新島真の事を考える、アイツも影響されて自殺なんて考えやしないだろうか。
ただ死ぬだけならまだ良いが、遺書を残されていたり、チャット履歴を見られでもしたら一巻の終わりだ。
しかし、対策のしようもない気がする。
なんだか自分の倫理観が著しく低下してる気がするが全てパレマクリアのせいにして帰路に着く。
帰宅した後、帰りながら思いついたことがあったのでパレマクリアに聞いてみることにした。
「なあ、お前の能力って俺の自由に使って良いのか。例えば、素養のない女をレイプするのに使うとか」
『別に構わぬがあまり乱用すると、力が欠乏する事もある故気をつけてくれ』
パレマクリアの許可も出たので物色に外出することにした。
向かったのは新宿、特に理由はない。
しばらく夜の新宿を回る。意気揚々と来たものの、中々獲物を探すのに難航していた。
「そ、そこのお兄さん!」
今日は無理かと、諦めかけた時、占い師風の女に声をかけられた。
テーブルの上に置かれたタロットカードといい、いかにもな女だった。
「あなたから凄く不吉なオーラを感じます!占った方が良いですよ!
絶対当たりますから!」
酷い言い草だと思ったが、パレマクリアの事を感じとったのだとしたら面白いと思い、見てもらうことにした。
「なんだ、不吉なオーラって」
「不吉なオーラは不吉なオーラです! ささ、どうぞ座って」
促されるままに、占い師風の女の対面に座る。
「改めまして、占いをさせていただく御船千早と申します。」
女の名前は御舟というらしい。もっとも本名かどうかは定かではないが。
占い師って変な名前だったり、本名を使わないイメージがある。
「どうも。で、なにを占ってくれるの」
「そうですねー、最初はあなたの運勢について。それだけ不吉なオーラを漂わせているんですから、きっとものすごい結果になるはずです!」
御船は興奮気味だ。
医者がレアな病気をもった患者を見た時みたいなモノなのだろうか。
「では、まずタロットから」
そう言って御船はタロットカードをめくり始めた。
「一枚目、ふむふむ。 2枚目は、なるほど。 次は...」
「はい、ぜーんぶ見えました。警告と解放、宿命、大いなる力の会得。え、なにこれ」
なぜだか御舟はキョトンとしている。
「うーん、まあいいや。とりあえず結果について説明しますね。
あなたの運勢は絶好調です!そのうち望むモノが手に入ることでしょう」
どうやら不吉だのなんだの言われたが結果的には問題ないらしい。
「でも、おかしいんですよね、そんなオーラ出してるのに。」
そういうと、御船は俺の顔をジッと見つめてきた。
「オーラはこの人から出てるんじゃなくて、もっと内側から...?
お兄さん、もしかして憑物付きの家系だったり、宮司の家系だったりします?」
中にいるパレマクリアのことを感じ取ったのかもしれない。
コイツ、もしかして本物か?
「いや、聞いたことないな。憑物付きはともかく親戚にも神職はいないな」
「お兄さん、お祓いとか行かれた方が良いんじゃないでしょうか。
今のとこ悪影響はなさそうですけど、善いものではないような」
御船は心配そうな顔をした後、ハッとして何かを取り出した。
「そんなお兄さんにコレ、ホーリーストーンです。この石には聖なるオーラが注入されていますので、持っておくだけでお兄さんの中にいる悪しきモノも祓われるはずです」
メチャクチャ怪しいものが出てきた。
俺がどう反応して良いものか悩んでいると、御船は捲し立てる。
「今ならなんと、10万円でこのホーリーストーンをお譲りします」
しかもかなり高額だった。
明らかに霊感商法だったが、パレマクリアのことを感じとったことを考えると本物なのかもしれない。
『パレマクリアこの石に力とかありそうか?』
内なる悪しきオーラに聞いてみる。
あの石に力があるんなら、コイツになにかしらの効果が出ていでもおかしくない。
『なにも感じないな。ただの岩塩だろう』
偽物だった。
この占い師は本物は本物でも本物の詐欺師だったらしい。
しかし、その時俺はひとつ考えが浮かんだ。
コイツ、この石のことを盾に脅せるんじゃないか。
「お兄さん、どうするんですか?」
「カードって使えます?」
次の獲物が決まった瞬間だった。