※この作品はR-18です。

ペルソナ5R(レイプ)   作:しあっと

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75話

9/20

新島を呼び出し、奥村佐倉のペルソナ強奪計画の打ち合わせをする。

 

「お前は、怪盗団メンバーがパレスにいる間、外にいるんだったよな」

 

「はい。ペルソナが使えないので...」

 

怪盗団メンバーに新島の行方が分からなくなったことをすぐに認識させる上で好都合だ。

 

「お前には怪盗団が予告状を出した後幾つかやってもらうことがある」

 

「はい...」

 

新島は諦めたような、気のない返事を返す。

 

「まず、予告状を出した後の怪盗団がパレスに入った時俺に知らせること」

 

鉢合わせないように出来るだけ遠くで待機しておく必要があるため、それを知らせるアラームが必要だ。

すぐ後ろについて行くのはリスクがある。

 

「次に、怪盗団がパレスに入った後、コインロッカーから荷物を受け取って俺の指定する駅の多目的トイレで命令があるまで待機すること」

 

念を入れて監視カメラに写っても特定されにくいようにカツラやらの変装できる道具を持ち込むためだ。

その道具をあらかじめコインロッカーに入れておき、新島に回収させ着替えさせる。

駅は俺の家の最寄りにするか、オクムラフーズの最寄りにするか、それとも全く関係ない駅にするかを悩んでいる。

一度電車に乗らせた方がより安全な気がするがどうだろうか。

 

「何をするつもりなんですか?」

 

「いつも言ってるだろう、お前には関係ない。それより黒い仮面の男の背格好なんかは分からないのか」

 

仮面はどうにか出来るが服装についてはどんなものが良いのか分からなかった。

怪盗団はそれぞれ風変わりな衣装を身に纏っているが、黒い仮面の男も同様なのだろうか。

仮面に合わせるんなら黒い服だろうが、普段着以外だと喪服ぐらいしか持っていない。

 

「そこについては全く...」

 

新島は少し怯えたように答える。

使えないな。

もう直ぐその男とぶつかりそうだというのに全く情報がない。

 

「そうか。話は終わりだ、もう行っていいぞ」

 

取り敢えず、俺の家に監禁する事はまだ伝えないことにした。

姉や怪盗団にに余計な事を言われても困るしな。

従順とはいえ、解放されたいとは思っていることだろうし何かかけ違いがないとも限らない。

ただでさえ今回は不確定要素が多い。

 

ペルソナを奪えるかどうかが一つ、そのまま逃げられるかどうかで二つ。

更には、その後の新島監禁計画では警察の積極的な調査がない事が一つの合計三つの不確定な要素がある。

特に警察に関しては細心の注意を払うべきだ。

俺は異世界に行けても司法の前では無力なのだ。

 

新島の監禁がバレたとしても口裏を合わせればとりあえず逮捕はされないだろうし、未成年同士のため未成年者略取の罪は成立しないとは思う。

あり得るのは青少年条例違反になるぐらいだろうが、罰金ぐらいの大した罪ではないはずだ。

とはいえ警察に目をつけられたくはない。

 

警察に追われたら、メメントスにでも逃げ込むか。

あの殺風景なところで何日も過ごしたくはないし、ペルソナ二体を取り込んだとはいえ、取り込み続けなければそのうち力も尽きはて心中する事になるだろうが。

そういえば、二体分でどれだけ活動期間が伸びるんだろう。

 

『十年程だろうな』

 

燃費悪いな。

二体で十年か、怪盗団全員を取り込んでも平均寿命まで生きれそうもない。

その後はペルソナ使いを探す旅にでも出れば良いのか?

 

『人から生まれたただのペルソナを取り込んだのだ、そんなものであろう。ただし、あのアメミヤや黒い仮面の男は外部から力を与えられた人間だ。ただのペルソナを取り込むのとは訳が違う』

 

管理者やら統制の神やらの大仰な奴らから力を与えられたらしいし、そういうものなんだろう。

ならあの化け猫、モルガナとかいう先導役はどうなんだ。

あれも管理者由来なんだろう。

 

『あれは出涸らしにすぎん。人と大差はないはずだ』

 

世知辛いことだ。

とりあえず、今俺にできることはないし準備を整えておくか。

 

 

9/22

計画の為に必要な物を揃えるために買い出しに出る。

先ずは仮面だ。

顔を口元まで覆えるものが理想だ。

色々調べてみた結果、サバイバルゲームなどで使われるフルフェイスマスクが良さげだったのでミリタリーショップへ行って買うことにした。

そこで特殊部隊が使うような、ゴーグルと口を覆うマスクが一体となっている物があったのでそれにする。

頭を覆っていないので、髪が露出するが特に染めていないので大丈夫だろう。

 

次に背格好を誤魔化すための、シークレットシューズを選ぶ。

普通の靴屋だと売っていなかったが、専門店があるらしくそこで買う。

革靴だと走りにくいだろうし、スニーカーではマスクに対して不釣り合いだと思ったのでブーツタイプの物を買うことにした。

8cmサバを読める仕様だ。

 

次に服装だが、パレスから出た際に怪盗団のような奇抜な服装だった場合人目を引くことから持っている喪服で行くことにした。

多少動きにくいがしょうがない。

 

最後に、新島の監禁用にペットカメラを購入する。

大丈夫だとは思うが、不審な動きをすれば察知できる。

こんなところか。

結構な出費だったが背に腹は変えられない。

今思いつくもののはあらかた買い終えた、後は怪盗団を待つだけだ。

 

 

 

 

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