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佐倉に連絡をとる方法だが、奥村の携帯を使うことにした。
万が一、叛逆の意思を奪ったとはいえ、直接会っていないがために恐怖感が足りず、怪盗団の指令の元で俺の調査に動く可能性があるためだ。
普段使いの携帯を使用すればそこから足が着くかもしれない。
携帯は今日の午後に奥村から受け取り、おそらく一人でいるだろう夜遅い時間帯を狙って連絡をつける。
その後に闇バイトで使われるような匿名性の高いチャットアプリを使い佐倉とのホットラインを設ける。
そういう流れの計画だ。
放課後に奥村から携帯を受け取ろうかと思ったが、新島がいなくなったことで生徒会の仕事は副会長の俺が矢面に立たなくてはいけなくなった為、なかなか時間が取れず最終下校時刻ぐらいの時間になった。
学園祭が近いためそれまでの新島の仕事を引き継いで取り掛かり始めたわけだが、かなり面倒だ。
それに加えて、今まで新島が受けていた相談も俺が受ける羽目になったのだ。
頭と股が緩そうな女生徒から、やれ、カレシがゴムをつけてくれないだの、汗臭いバレー部のエースが、やれ、鴨志田がいなくなった事で、部員がハメを外し過ぎているためどう諌めたらいいかだの、俺にそんな事を相談してくるなという相談が時折やってくる。
、汗臭いバレー部のエースが、やれ、鴨志田がいなくなった事で、部員がハメを外し過ぎているためどう諌めたらいいかだの、俺にそんな事を相談してくるなという相談が時折やってくる。
しかし、新島の方が良かったなどと言われるのは俺のプライドが許さないため、表面上親身になって相談を聞いてやる。
新島で思い出したが、監禁するにあたりペットカメラで監視をしていたが、四六時中監視しておくのはかなり労力が掛かることが、やり始めてようやく気づいた。
あの時の俺はどうやって怪盗団を出し抜くかを考えていたため、その後のこのについてはあまり検証しておらず冷静でもなかった。
次からは、その後の対処やらについても慎重に進める必要があるだろう。
なんで俺はこんな事でPDCAを回しているんだ。
次に考えたのが、普段は脱衣所に閉じ込めておく方法だ。
脱衣所のドアノブに外からチェーンを引っ掛け、ドアチェーンのようにし、中からはチェーンが引っ掛かり開けれないようにする。
直接ドアチェーンを取り付けてもよかったのだが、アパートのため控える事にした。
そのため、備え付けのドアストッパーにチェーンを引っ掛ける事にした。
俺の家は脱衣所とトイレが隣り合っている内装のためトイレ側のストッパーにチェーンを引っ掛ければ問題ないはずだ。
後はチェーンが外れないようにストッパーに万力を取り付けてカエシにし、チェーンは南京錠で繋げれば完成だ。
そのための道具をホームセンターで購入して帰ると、かなり良い時間になっていた。
帰ってきて早速、監禁部屋の作成に取り掛かる。
何度かチェーンの長さを試行錯誤しながら、適当な長さで調整して本当に開かないかどうかを確かめる。
いい感じに出来たところで、監禁するにあたって、俺が管理しやすいルールを考えたので新島に発表する。
「いつまでもそこで自由にさせて置くわけにもいかないし、この家のルールを伝える」
「ルールですか?」
新島はキョトンとしている。
「ああ、そうだ。まず一つ目お前の部屋はあの脱衣所とする。俺がそこに入る間は出ていってもらうが」
俺が脱衣所にいる間は鍵がかけられないため、しょうがない。
「二つ目は、食事について。基本食事は一日二回、朝夕だ。それと水は一日一本に限る」
昼はいないことが多いし、新島も運動などの体を動かす事ができないため
食事量は少なくて良いという判断だ。
「三つ目に、トイレと食事は朝と夜。俺が朝の支度をしている間と、風呂に入っている間に済ませろ」
できるだけ部屋から出さないための処置だ。
一日ペットボトル一本のため、回数を絞っても漏らすことはないだろう。
浴室の扉は開くし、最悪そっちで出すだろう。
そんな事をすれば罰を与えるが。
「以上だ。何か質問は?」
「いえ、大丈夫です」
「よろしい。今日の食事を用意しよう」
食事についても、いろいろ考えたが新島のためにわざわざバランスの良い食事を用意するのも面倒なため、カロリーだけ取らせることにした。
調べたところによると成人女性の必須カロリーが約2000キロカロリーらしい。
運動量がないため少し控えめにして、1500キロカロリーぐらいが妥当だろうか。
それをどう賄うかだが、とりあえず食パンにカロリーの高そうな物を塗って出すことにした。
パン一枚が200キロカロリー、そこにマヨネーズでも塗って出すことにしよう。
マヨネーズをベタベタに塗れば、マヨネーズだけで大体150キロカロリーぐらいになるだろう。
マヨネーズパン一枚で350キロカロリー、一食にそのパン二枚出せば合計700キロカロリー、それを二食分で1400キロカロリー。
ちょっと足りないがこんなもんだろう。
それを出した時の新島の目は普段より死んでいたような気がするが、気力を奪えたようで何よりだ。
パンはもちろんトーストなどされておらず、そのままの食パンにマヨネーズを塗ったものを文句も言わず黙々と食べている新島の姿を見て、なんだかサディスティックな欲望が湧いてきたが、この後にまだやることがが控えているため、シャワーを浴びて頭を切り替えることにした。
俺に対して従順な人型のペットを飼っているようで、最近の新島を見ていると何度もそんな嗜虐的な欲望が湧いてくる。
しかし、あんまり痛めつけて悲鳴やらなんやらでご近所に通報されると面倒なので程々にしておこう。
さて、新島を脱衣所に閉じ込めると次はいよいよ佐倉だ。
今回は特に策を弄する必要もないし、気楽に行こう。
脅すだけで良いし、文言も考えてきた。