喪服に着替え、マスクをする。
佐倉に顔を見せる前に一応、一人であるかを確認しておこう。
奥村の携帯を操作し、佐倉へとメッセージを送る。
『今一人?相談したいことがあるんだけど、良いかな?』
普段の口調は知らないが、まあ疑われたところでこの後のことを考えるとどうでもいいので良しとする。
『大丈夫だぞ。今私の部屋で一人だ』
確認も取れたので、佐倉にビデオ通話をかける。
携帯は机の上で立てかけ、画面に俺の肩から少し下が見えるようにする。
後ろは部屋の壁しか映らないようにして、住所などの特定を防ぐ。
通話がつながり、佐倉の顔が画面に表示される。
『っ!、誰だ、お前!』
「見覚えはあるんじゃないか?あのパレスの中とかさ」
奥村が出るものだと思っていた、佐倉は面食らっている。
『お前、あの時の黒い仮面の男か。春をどこにやったんだ』
「携帯を借りてるだけさ、奥村は無事だ。明日も元気に登校するんじゃないか。まあ、お前は学校に行ってないから確かめようがないか。なんでも不登校だとか。親が泣いてるぜ。ああ、親もいないんだったな」
そう言ってやると、佐倉は驚いたような、怯えたような表情をする。
自分の情報を握られているとは思わなかったのだろう。
「今日からお前は俺の指示に従って、怪盗団を裏切ってもらう」
『そんなことできるわけ...』
「いいや、やるさ。俺の指示が聞けないのなら、先ずはあの喫茶店のマスターを殺す。お前の保護者なんだろう?見殺しには出来ないんじゃないか」
あの喫茶店は佐倉にとって急所のはずだ、そこを潰すと言えば最終的には逆らえはしないだろう。
「それから奥村も殺すし、攫ってきた新島も殺す。後は、そうだな」
『分かった、お前に従う...』
言いかけたところで、不承不承ながら了承をする。
案外物分かりが良いな。
これもペルソナを失った影響だろうか。
「話が早くて助かるよ。お礼にお前の親に線香でも供えに行ってやろうか。秋の彼岸はもう過ぎたけどな」
『春も、真も生きてるんだな』
「ああ、今後はお前次第だがな」
佐倉は少しホッとしたような顔をした。
「それと、奥村をよく見張っておけ。あいつが俺を探ろうとしていたら俺に連絡しろ。もしあいつが俺に辿り着いたり、その素振りを見せたなら、さっき上げた人間を殺していく」
奥村にも佐倉を見張るよう指示すれば、相互に監視しあって疑心暗鬼になり下手な行動は起こせないだろう。
『わかった...、だから最後に教えてくれ、お母さんを殺したのはお前なのか?』
「さあな。そのうちわかるだろ。話は終わりだ、連絡先はこの携帯から送る。今後はそこから指示を出すからよく見ておけ」
会話を切り上げ、通話を切る。
佐倉にチャットアプリの招待を送りつけ、携帯の電源を落とした。
あの感じでは、今の所俺に噛みついてくることはなさそうだ。
10/5
朝、屋上に奥村を呼び出し携帯を返す。
「ほら、助かったよ」
「はい...」
奥村は携帯の電源をつけ、状態を確認する。
一応、佐倉とのやり取りは履歴から消してあるが、他は特に触っていないので問題ないはずだ。
俺に佐倉のようなハッキング能力があれば、盗聴アプリでも仕込むのだがな。
怪盗団は人材に恵まれていて羨ましいことだ。
「佐倉双葉をよく見張っておけ」
「な、なんでですか?」
「佐倉が裏切れば、お前も連帯責任だ。その時はお前の親でも、親戚でも周りの人間を殺していく」
奥村の家族構成は良く知らんが、身近な人間くらいいるだろう。
俺にパレスのない人間を手段不明の方法で殺す能力はないが、その事は奥村達には知るよしもない。
脅しにはなるだろう。
「勿論、佐倉の周りの人間も殺すぞ。あの喫茶店のマスターとかな」
「わ、わかりました...」
満足のいく返事が聞けたところで、壁際に奥村を押し付け服に手をかける。
新島で発散するのも騒音なんかのリスクがある気がするし、奥村で解消することにした。
静かにやれば良いのだろうが、痛がったり、嫌がったりしてくれないと面白くないしな。
「きゃっ、いや」
「ほら、抵抗するなよ」
奥村の頬を軽く叩くと、諦めたように無抵抗になった。
上半身の服を一気に剥ぎ取ると、ブラジャーに包まれた豊満な胸が露わになる。
揉みしだきながらブラジャーをずらし、完全に乳房を露出させると乳首に吸い付いた。
「んっ」
乳首を舌で弄び、奥村の下半身に手を伸ばして下着をずり下ろす。
朝だし、時間もあまりないので手早く処理しよう。
奥村を後ろに向かせ、バックの体勢にする。
膣口に狙いを定め、亀頭をねじ込む。
膣内はきつく、性器を包み込んでくる。
「あぎっ」
全く濡れていないため痛いのか、奥村が苦痛の声を漏らす。
俺はそれを無視して腰を振り始めた。
片手で胸を揉みしだき、豊満な尻に腰をぶつける。
「あっ、いっ、がっ」
ひと突きするごとに、奥村の胸がバルンバルンと弾んでいる。
肉と肉がぶつかり合う淫靡な音が屋上に響き、奥村の苦悶の喘ぎ声を打ち消していく。
「ぎっ、がっ、あっ」
奥村を後ろから抱きしめ、女体の柔らかさを感じながら腰を打ちつける。
腰を当てる度に尻肉は形を変え、柔らかな弾力を伝えてくる。
「うぐっ、がっ、やっ」
「中にだすからな」
奥村の返事を聞かず、抽送のペースを早めていく。
「あっ、あっ、ぐっ、やっ」
奥村の尻に腰を密着させ、膣奥に亀頭をねじ込み射精した。
ドクドクと精液が吐き出され、奥村の膣奥へと送られていく。
「あっ、あっ」
性器を膣から引き抜くと、奥村は支えを失ったように壁にもたれ掛かりながらずり落ちて行った。
「ほら、舐めて綺麗にしろ」
奥村の眼前に性器を突き出し命令する。
少し躊躇ったようだが、おずおずと口を開け、口内に含ませた。
「んぐ、むぐ」
唾液が亀頭に絡まり、心地よい刺激が伝わってくる。
「もっと、舌使え」
そう指示すると、奥村の舌が動き出し性器全体に唾液を塗りたくるように、這わせてくる。
その刺激ににわかに硬度を取り戻してきたが、時間的余裕がないので辞めておく。
「もういいぞ」
奥村の口から性器を引き抜き、そう告げる。
奥村はしばらく脱力したように虚空を向いていたが、ハッとしたように意識を取り戻すと急いで身なりを整え始めた。
俺はそれを横目に屋上から出ていき、教室に戻るのだった。