深夜二時。誰もが寝静まる時刻。都市部から大きく離れた港町で光るのは極々わずかに配置された街灯のみ。そんな港町からも大きく離れ、孤立した港湾施設。それが鎮守府だった。
灯火管制に置かれたその施設に灯りはなく、カーテンの隙間から僅かに光を漏らす部屋が一つ二つあるのみである。照らす月光はあまりにも弱く、建物のシルエットだけを朧げに映し出している。
黒く四角いシルエットの中、窓もカーテンも締め切られ、小さな誘導灯が足元だけを照らす廊下。そこで蠢く影が二つあった。一つは背の高い女性らしきシルエット。硬いヒールを廊下で鳴らし、コツコツと小気味の良い音を立てている。
もう一つのシルエットは同じくらいの背丈の女性。しかし前を進むヒールの女性とは対象的に、前にのめり込むように上半身を屈めた姿勢で、裸足と床の擦れるひたひたという音が僅かに響いている。
後ろを進む女性の腕は前に伸ばされ、そこから縄が伸びている。廊下を歩く二人の女性が離れていくにつれ縄はピンと貼られ、時折腕が引っ張られ、後ろの女性がよろけた。
「待ってノーザ…もっとゆっくり…」
裸足の女性が呟いた。その声は震えている。
「あらホーネット、こんな所でゆっくりしていると誰かに見つかるわよ?」
ノーザと呼ばれた女性はどこか愉しげに答えた。ストレートの金髪を翻し、ヒールを鳴らして振り返る。Northampton級重巡一番艦、ノーザンプトン。その手にはロープが握られていた。
ノーザンプトンは握ったロープを手繰り寄せ、強引に相手を引きずり込む。裸足の人影が大きく揺れながら彼女に近づいてきた。
「待って、待ってノーザ、転んじゃう…」
手繰り寄せられ、よたよたと暗闇から這い出てきた女性。Yorktown級航空母艦三番艦、ホーネット。彼女は何も身に着けず、生まれたままの姿でノーザンプトンの前に現れた。
彼女は服も、下着も、そして靴すらも身につけていない。その肌を隠しているのはウェーブのブロンドのみ。しかし服の代わりに彼女の体に纏わりつくものがある。それは肌へとキツく食い込む荒縄だった。熟れた女の肉体を強調するかのように全身に巻きつけられ、美しい網目模様を形成していた。
乳房、尻、下腹部、腰。女としての武器が例外なく縛り上げられ、両手も前で縛られそのさきの手綱はノーザンプトンが握っている。しかし両足は無事で、震えはしているものの妨げる縄はどこにもない。
「ホーネット?早くいきましょう?まだまだ道のりは長いわよ?」
「で、でもこれ、歩きにくくて…」
「どこが歩きにくいのかしら?」
「っ……」
ホーネットは答えず、赤くした顔を伏せた。ノーザンプトンは懐から何かのリモコンを取り出してスイッチを入れる。
何かの振動音が発せられ始める。その発生源はホーネットだった。彼女の下半身、幾重の縄で締め付けられた彼女のヴァギナから細かく動作する何かの音が漏れている。
「やっ…待ってノーザ!こんな所でっ…あぁっ♡」
足をガクガクと揺らしたホーネットは耐えきれずその場にしゃがみ込む。蹲踞の姿勢で頭を垂れ、許しを乞うように震えて何かに耐えている。彼女の股からは液体が漏れ始め、床のフローリングにポタポタと水滴を落とし始めた。
「ねえホーネット、どうして歩きにくいのかしら?」
ノーザンプトンはホーネットと同じようにしゃがみ、子供へそうするかのように彼女へ目線を合わせた。心配そうな声のトーンに反し、口元は笑っている。
「だって、これが入ってるから…」
「何が入っているのかしら?」
ノーザンプトンが再びリモコンに手をかける。振動音と、そしてホーネットのあげる呻き声が大きくなった。
「d…dildoが…入ってるわ…」
「よくできました♪それで、dildoがどこに入っているのかしら?」
「………」
再び黙り込むホーネット。それを見たノーザンプトンは腕を伸ばし、振動音を漏らすホーネットの股へと指を滑り込ませる。そしてそのまま、彼女の股に食い込んだ荒縄を引き上げる。
「んんん…んんぅ…♡」
「教えてくれないなら、私が調べるしかないわね?指を入れて、ぐちゃぐちゃにかき回して、それで引っこ抜いて―」
「わ、わかったわ。言うから、それ以上触らないで…!」
「ダメ。今すぐ言いなさい。」
ノーザンプトンは懇願をよそに、先程の言葉を実行に移している。彼女の股に食い込んだ数本の縄の間を爪でグリグリと穿ち、割れ目の中へと指を進ませようとする。
「わ、私の、私のpussyにdildoが入ってるの。だから、これ以上虐めないで…」
その言葉を聞いてノーザンプトンの指がぴたりと止まる。名残惜しそうにゆっくりと指が引かれ、こびり着いた表面の愛液が僅かに糸を引く。
頭を垂れたままのホーネットに液体で濡れた指を見せると、その指を彼女の顎にかける。優しく顔を上げさせると、愛液に濡れたままの指で唇を摘んだ。
「ねえホーネット。あなたのせいで汚れちゃったわ。綺麗にしてくれる?」
ホーネットは黙って口を開き、ノーザンプトンの濡れた指を受け入れた。
「んっ…んちゅ…じゅるっ…」
少し汚れただけのノーザンプトンの指を執拗に舐め取るホーネット。股を開きながら主の指を舐めるその姿は犬のそれと変わりない。ノーザンプトンは雌犬のしつこい舌を引っ張る。
「んえっ?…のーじゃ…?」
「自分のラブジュースを舐めるのが好きなのかしら?その床に漏れたものは舐めなくていいの?」
叱られた犬のように目線を下に向けるホーネット。暗闇に目を凝らしてみると、床には彼女が溢れさせた愛液が水たまりを作っている。
「ノ、ノーザ?本気じゃないわよね?」
飼い主はにっこりと笑みだけを返した。
ホーネットはしばらく飼い主の顔色を伺っていたが、觀念したように下を向いた。跪き、縛られた両手を床に下ろし、四つん這いになってゆっくりと頭を下げていく。
ウェーブのかかった髪が床にまで垂れ下がり顔は見えない。しかし頭を擦り付けるように揺らし、生暖かい吐息を漏らすその姿を見れば、何をしているのかは明白だった。
ノーザンプトンは床に夢中な彼女に微笑みながら後ろに回る。荒縄でキツく締め付けられた豊満な臀部、極上の肉が高く掲げられている。
尻は汗で湿り気を帯びているが、彼女の股座は既に大洪水だった。大陰唇の間をぐっしょりと濡れた荒縄が横断し、ヴァギナのヒダが厭らしく荒縄に絡み付いている。
溢れ出た愛液は柔らかい太ももを滴り、汗と一緒に床へ零れ落ちて僅かな光を反射している。
ノーザンプトンはその柔らかな双丘に手を伸ばし、丘を分かつ荒縄に手をかけた。濡れた縄はするりと抵抗もなく彼女の指を通す。
そしてそのまま上方向に持ち上げた。荒縄がよりキツく、ホーネットのデリケートな部分に沈んでいく。
「んんっ…!」
驚きの声を上げるホーネット。彼女が次いで抗議の声をあげるその前に、ノーザンプトンの平手が空を切る。
「ふっ!?っうぅぅ~~~~~~~ッ♡」
暗い廊下に、湿った衝突音と甲高い嬌声が響く。二度、三度、四度。その度にホーネットは体を揺らし、汗と愛液をポタポタと零している。
「あらあら、床を綺麗にしてもこれじゃすぐ汚れちゃうわね。ホーネット、いけない子…」
ノーザンプトンは縄を持ち上げる手にさらに力をかける。ホーネットの唸り声には構わず、もう一方の平手を垂直に、上から下へ、彼女の尻目掛けて振り下ろす。
衝撃で尻の表面が波打ち、縄が荒っぽく粘膜を擦り上げた。
「んっ!!!!うううううぅぅぅぅぅ…!!」
痛みと驚きに悲鳴を漏らし震えるホーネットだったが、すぐにそれは快感によるものへと変わっていた。
悲鳴から悲しみが消え、快楽を求める獣のように愛らしく鳴き始める。人の言葉を発さないのは恥じらいか、あるいは陶酔か。
ばしんっ!
「んんっ…!!!!!!」
ぱしんっ。
「っふぅぅ…♡」
ぱしっ。
「…んん♡」
ホーネットの白い肌は手形で赤く腫れ上がっていた。持ち上げられた荒縄がさらに肌を締め上げ、赤い痕をその縄の下につけている。
しかし、次に音が鳴ることはなかった。ノーザンプトンはただ縄を持ち上げ、先程までとは違う冷ややかな笑みを浮かべている。
「ノーザ…?どうしたの…?」
「ふふっ。これ以上はホーネットが可愛そうかなって。あなたのお尻、真っ赤になっちゃってるもの。あなたも苦しそうだったしこれで許してあげる。」
そう言うとノーザンプトンは荒縄に込めた力を緩め、ゆっくりと降ろしていく。先程まで平手を打ち付けていた手で、優しく腫れ上がった肌をフェザータッチで撫で始めた。
「ん…♡」
「ホーネットのお尻、すごく赤くて…温かいわね?どう?ヒリヒリしない?」
ノーザンプトンは指の腹が触れるか触れないかの繊細な手付きでホーネットの尻を撫でる。そのあまりのも僅かな刺激は、ヒリヒリと焼け付く肌にとっては却って毒のようなものだ。
焦らされたホーネットはわざとらしく熱い息を上げながら体をくねらせる。言葉のないおねだりを続けるが、縄を引き絞り続けているノーザンプトンは意に介さない。
我慢ならなくなった彼女は、自ら腰を振り始める。四つん這いのまま前後に体を揺らし、手足の力を抜いて自分の体を床へと近づけていく。縄が自分を縛るように、もっと自分に食い込むように。
「ううっ……♡うー…♡ノーザぁ…♡」
「なぁに?ホーネット。」
「わたしの中の…アレ…スイッチ入れて…」
「どうしてかしら?」
「………」
理由を問われて黙り込むホーネット。対するノーザンプトンの声には悦びが含まれていた。
そのまま何も言わなくなってしまったホーネットを見て、彼女は荒縄から手を離す。
「えっ…?ノーザ…?」
「さ?続けましょ?今夜の目標は鎮守府一周だったわよね?」
「待ってノーザ!その…私…!」
四つん這いのまま、髪を振り乱してノーザンプトンを見上げるホーネット。しかし次の言葉は出ない。それを見たノーザンプトンは彼女を無視し、前へ歩み始めた。
「待って!お願いノーザ!私…私を…イカせて欲しいのっ…」
顔を真赤にして、うつむきながら叫ぶホーネット。彼女は羞恥からそうしたに過ぎないが、ノーザンプトンの目には何かを懇願する奴隷のように映った。
「私っ…!その…ノーザにぶたれて…それで…気持ちよくなって…」
歩みを止めたノーザンプトンはすぐに踵を返し、ホーネットの元でしゃがみこんだ。彼女のブロンドの髪を掻き分けて両手で頬を優しく包み、顔を上げさせる。
「ああっ…ノーザ…♡」
「それで?気持ちよくなったからどうして欲しいの?」
ノーザンプトンを捉えていた碧眼が横に逸れる。艷やかな唇が次の言葉を紡ごうとしてただただ震える。そんなホーネットを見て彼女は微笑んだ。
「恥ずかしいなら私が言ってあげる。ホーネット、私の方をみて?」
震えつつも、ホーネットの目が再びノーザンプトンを捉える。口を半開きにして期待の眼差しで見つめていた。
「ホーネット…あなたはダメな子なの。私がこうやって縛り上げて、裸のまま連れ回して、こうやってぶってあげないと自分の気持ちに正直になれない子なの。私が居ないと何もできない、可愛らしくて、とっても虐めがいのある子。」
ただでさえ荒かったホーネットの息がより荒く、大きくなっていく。彼女がふーっ、ふーっと吐き出す空気が、ノーザンプトンの炎を燃え上がらせた。
「あなたはいけない子。叩かれて気持ちよくなっちゃう子。そうしてあげないとイケない変態さん。そうなのよね?私にイカせて欲しいのね?」
ホーネットは顔を震わせながら、ノーザンプトンの掌中で頷く。
「ふふ。よくできました♪」
ノーザンプトンはそのまま大型犬でも撫でるかのように手のひらでホーネットの頭と髪を優しく撫で、その額にキスをした。
「お尻、上げておいてね?」
そう言い残して再び後ろに回るノーザンプトン。ホーネットは彼女の言いつけを守り、四つん這いのまま尻を大きく掲げた。
彼女は懐からリモコンを取り出すと、早速そのスイッチを入れる。びくりとホーネットの体が揺れた。
「あああっ!ああああ………♡」
縄と肉の間から振動音が漏れ聞こえる。音の持ち主であるホーネットはそのまま空に向かって腰を振り始めた。
ノーザンプトンは躾のなっていない犬の尻をぴしゃりと叩くと、その尻に食い込んだ縄を再び持ち上げる。より強く、暴力的に。
「ああああああっ!?ノーザっ!ダメっ!それ、深いっ♡」
荒縄が深く食い込むと同時に振動音がより大きくなる。縄がディルドを押し上げ、ホーネットの膣のより深い場所を抉っていた。彼女のヴァギナは異物を吐き出そうとするも、縄に締め付け上げそれは叶わない。それどころか、ヴァギナは快感によって緩み、愛液によってふやけ、より深く縄を飲み込んでいる。
ばしんっ!
「い゛い゛い゛っ!?」
ばしんっ!
「あ゛っ♡♡♡」
ばしんっ!
「もっと!もっとぶって!ノーザぁ♡」
誰に指図されるわけでもなく、ホーネットは髪を振り乱して腰を振っていた。尻を打たれて逃げるように腰を引いたかと思えば、次の瞬間にはもう一発を求めて腰を突き出してくる。そんなおねだりにもノーザンプトンは答え、そのしなやかな指を肉に叩きつける。
汗と愛液、そしてだらしなく開けた口から涎を垂れ流すホーネット。日常的に砲を撃つ戦艦や重巡とは異なる、やや肉感に富むふくよかな女の体。柔らかな肉に食い込む荒縄はすっかり汗を吸い取って柔らかくなり、彼女自身の体液を潤滑剤にしてその肌を愛撫している。
彼女が腰を振る度に、ノーザンプトンが平手で打ち付ける度に、縄が擦れ、食い込み、彼女の体を締め付ける。ディルドが体内へ深く突き刺さると同時に、締め上げられた内蔵が子宮を下ろしディルドへと押し付ける。
「い゛っ♡イクっ…!ノーザ!ノーザっ!ノーザあぁ♡♡」
「ええ、ノーザはここにいるわ。だから…あなたのイク所を見せて?」
そしてノーザンプトンは高く掲げた手のひらを、振りかぶらずに下ろした。手のひらを上に向けると渾身の力で振り上げ、ホーネットの恥部に叩きつける。
「がっ…!!!!???」
瞬間、ホーネットが跳んだ。自らに走る稲妻のような熱く鋭い感覚。それが驚きなのか痛みなのか快感なのか、彼女にはわからなかった。
しかし次に来た衝撃はすぐに快感であるとわかった。油断したホーネットが跳び上がり、足をピンと立ててしまった瞬間、重力が襲いかかる。彼女の体は自らの自重を支える暇もないままに、荒縄に体を沈めた。
「あ゛っ♡あっ…あああああああああああああああっ!!!!???」
しかし、ノーザンプトンが手綱を緩めることはなかった。ホーネットは浮き上がったまま、自を縛りヴァギナに食い込む荒縄に全体重を沈めてしまう。子宮口、ポルチオにまでディルドが到達し、両者の逃げ場がないままに下半身の肉が縄によって圧縮されていく。
「あああああああっ!?やだっ!おかしくなるっ!やだぁっ♡♡♡」
「はあぁ…♡ホーネット、可愛いわぁ…♡」
ノーザンプトンは特段高く持ち上げたつもりはなかった。落ち着いて膝をつけば十分に体重を支えられる格好。しかし快感とパニックに襲われたホーネットはがむしゃらに足を動かして床の上を滑るだけ。彼女自身が出した汗と愛液の水たまりの上で、みっともなくビチャビチャと音を立てるだけだった。
「ノーザっ♡下ろして♡イクのが止まらないのっ!下ろしてぇっ♡」
ホーネットはありのままを報告して懇願する。実際に彼女の下半身は痙攣しながら、時折ぴゅっぴゅっと可愛らしく床に潮を巻いていた。
「ええ。いいわよ。下ろしてあげる。」
そう言いながら手から縄を離すノーザンプトン。手の代わりに、彼女のヒールが下に差し込まれた事にホーネットは気が付かなかった。重力に引かれ、ふわりとウェーブの金髪がなびく。
ホーネットの熟れた下半身が落下したのはノーザンプトンのヒールだった。少し上を向いたヒールのつま先が、荒縄に包まれたホーネットのクリトリスと、その奥底にある子宮を突く。
「う゛っ!? ーーーーーーーーーーーーッ!!!???」
声もなく絶頂するホーネット。その快感が全身を駆け巡る最中にもノーザンプトンは容赦がなかった。足で彼女のヴァギナを擦り上げ、くいくいとつま先で下半身を上に小突く。
「ゃだっ!のーじゃ、ゆるっ…あああああああああ♡♡♡」
自らの顔が床に叩きつけられた事実も忘れ、だらしない顔でだらしない声を上げるホーネット。涎に塗れた口は無意識に床を舐め、行き場のない快感が舌を暴れさせている。
びくびくと電流を流されたかのように快感で打ち震えるホーネット。絶頂した後もそうやってしばらくは震えていたが、全身から力が抜けると共に大人しくなった。
ホーネットの反応がなくなった頃、床の水たまりが急速に広がっていく。緩みきった彼女のヴァギナが体液を垂れ流すと同時に、ふやけて緩んだ縄の隙間からディルドがにゅるりと排泄され、濡れた床の上でカタカタと音を立てる。
「んん……あっ♡」
ディルドが排泄されると同時にもう一度絶頂し、弱々しく潮を吹き出すホーネット。
廊下にぐったりと倒れ込み、自らの肉体でその豊満な胸を押しつぶしながら、背中を膨らませて荒い息を立てている。
そうして弱りきったホーネットをよそに、ノーザンプトンは彼女の腕に繋がれた縄の先を持ち上げて再び廊下を歩き出す。
縄を強く引っ張り上げると、倒れ込んだままのホーネットの体がぐらぐらと揺れる。
「ま…まってノーザ。少し、少し休ませて…。」
「あら、いいのかしら?今のあなたが休んじゃったら朝まで起きないのではなくて?総員起こしの時に見られちゃうわよ?明日の秘書艦は誰だったかしら…そうそう、確かショーカクだったわね?」
翔鶴の名前を出した瞬間、ホーネットの体が震えた。先程まで熱と甘い香りを振りまいていたその体から血の気が失せ、震え始める。
「い、嫌…それだけは嫌…!」
「なら、早く続きを始めましょう?朝は待ってくれないわよ?」
にっこりと微笑むノーザンプトン。それを見てぶるりと震えたホーネットは、濡れた床の上でなんとか膝を付き、四つん這いの状態に戻り、ゆっくりと体を持ち上げる。
しゃがんだ状態にまでなんとか持ち直したホーネットは、後ろで鳴る音に気がついて振り返った。そこには先程自身が排出したディルドが、スイッチの入ったまま床で跳ねている。
「ノーザ、あれは?」
「ああ、あなたが出産しちゃったあれ?」
ノーザンプトンの容赦のない言い方に顔を赤らめるホーネット。
「まあ、別にいいんじゃないの?代わりはあるんだし。」
「えっ?」
幾度もの絶頂をして冷静になったホーネットは考えを巡らせる。自分が水浸しにしてしまった廊下もそうだが、目の前で跳ねるディルドにノーザンプトンが関心を払わない事に理解ができなかった。
廊下にぶちまけられた得体の知れない液体について深く追求しようとする者はいないだろう。せいぜい文句を言いながら掃除をして終わり。しかし床で跳ねているディルドは別だ。見つかってしまえば言い逃れは効かない。
「そんなにそのディルドが大事なら、あなたが拾いなさい?」
「? え、ええ…。」
拘束された両手をディルドに伸ばすホーネット。しかし、指先がそれを掠めた瞬間に後ろから縄を引っ張られた。
「ノーザ?」
「あなたが拾うのは勝手だけど、手を使うのを許した覚えはないわよ?」
わざとらしくゆっくりと、そして大仰に口を歪ませてそう告げるノーザンプトン。その意図に気がついたホーネットは腕を彼女に引かれたまま、再び黙って床へ頭を下げる。
床で跳ね回るディルドの前へ口を進めるホーネット。震える口でディルドを咥えようとするが、愛液で滑り動き回るディルドをなかなか止める事が出来ない。
手を引かれたまま、四つん這いになることも出来ない。彼女は觀念して口を大きく開け、ディルドに覆い被さる。そのまま床にキスをしながら顎を閉じる。カタカタと震えるディルドを歯で確かに咥えこみ、固定する。
その間にもノーザンプトンがスイッチを切ることはなかった。ホーネットは震えるディルドが自らの口内に愛液を振りまいているのを感じたが、どうすることも出来なかった。
猿轡のようにディルドを口に咥え、口角からはだらしなく涎が溢れているホーネット。一見すれば拘束された奴隷のようだったが、彼女は自らその地位に甘んじていた。細めた目には再び炎が宿り、股からは再び愛液を垂らしている。
ふぅふぅと荒い息を立てながら、彼女は黙って目の前のノーザンプトンに繋がれた両腕を差し出した。火照った顔で、目で、続きをして欲しいと訴えた。
「ふふ。ふふふ。やっぱりホーネットったらいけない子ね?じゃあ今日はちょっと趣向を変えてみましょう?」
ノーザンプトンは荒縄の先を持ってホーネットに近づく。そのまま細い指先が下半身に触れそうになり、黙って目を瞑るホーネット。しかし彼女の期待に反し、ノーザンプトンは後ろへ通り抜けた。
ホーネットは振り返ろうとしてあることに気がつく。自らの腕を縛った荒縄の先が下に伸びていた。自らの股下を通り、その先端はノーザンプトンに握られている。
荒縄の持ち主はくすりと笑うと、一気に縄を手繰り寄せる。
「ふぅっ!?」
ディルドを咥えたまま唸るホーネット。彼女の両手は足の間を通る縄に引かれ、そのまま股下に向けて叩きつけられた。ノーザンプトンは容赦なく力を込めて荒縄を奥へ、上へと手繰り寄せる。そうして引かれた縄はホーネットの手を引き、股下へと押し付ける。
ノーザンプトンはそのまま歩き出した。当然、縄も強く締め上げたまま。ホーネットは自らの腕と縄をヴァギナに擦り付ける事を強制させられながら、後ろ向きのまま曳航されていく。
「(待って!?ノーザ?)ふぁっへ!?ほーは?」
ホーネットはヴァギナへの責めを受けながら、暗い廊下を後ろ向きに進ませられている。身を隠す布はなく、ディルドを咥えたまま、縛られて引き回されている。後ろを向いてノーザンプトンを視界に捉えようとしても、腕が引かれ続けるためにバランスが取れず体をひねることすら出来ない。
下半身への刺激を少しでも緩和するため、つま先立ちをしようとしても結果は同じだった。縄を引くノーザンプトンの速度と力は絶妙で、普通に歩く分にはギリギリだが、何か余計な事をすればすぐにでも転倒してしまう。ホーネットの体には幾重もの縄が刻まれているが、今彼女を支配しているのはノーザンプトンが引いている一本の縄のみだった。
「ふん♪ふん♪ふふーん♪ふーん♪」
ついていくのに必死なホーネットとは対照的に、ノーザンプトンは鼻歌を歌いながら陽気に歩いていた。リードの先にいる、自分のお気に入りのペットを連れ回して悦に浸っている。
彼女は後ろを、リードの先を見ることはなかった。何故なら見ずともに状態がわかったからだ。縄の軋みが、かかる体重が、そして後ろから垂れ流される嬌声が自らの体に心地よく流れてくる。
ノーザンプトンは縄を手繰り寄せながら、時折その縄を喰む。ホーネットの体に食い込んでいるものを。今まさに彼女に責めを与えているものを。いつ彼女が音を上げるか、どんな声で鳴くか、そんな事を想像しながら。
そうしてノーザンプトンは機嫌よく散歩をしていると、ようやく埠頭までたどり着く。数分の距離でしかなかったが、彼女とホーネットにとっては何時間もの道のりであったように感じた。
コンクリートの上でヒールを止め、停止するノーザンプトン。それが合図だったかのように後ろでホーネットが崩れ落ちた。腕を股に貼り付けられたまま膝を落とし、可愛らしい女の子座りで呆然としている。
全身に張り巡らされた荒縄は、彼女の汗を吸い取ってその色を濃くしている。美しかった金髪は汗に塗れて、ホーネットの体にねっとりと張り付き光っている。
そしてホーネット本人は、まだ鳴り止まないバイブを咥えて涎を垂らしたまま、自分の指をヴァギナに突っ込んで夢中でかき鳴らしていた。
ノーザンプトンがその様子をじっくり観察していることにも気が付かず、寝ぼけ眼のように半分閉じられた虚ろな目で快楽を貪っている。
顔に張り付いた髪を優しく剥がすノーザンプトン。そのまま濡れたホーネットの頬を撫でると、潮風に紛れむせ返るような濃い香りが鼻をつく。そこまでしてようやく彼女は反応した。目線がノーザンプトンに向くと同時に、甘えたような唸り声で頭を突き出してくる。
ノーザンプトンが咥えられたディルドを掴むと、そっと口を離すホーネット。愛液か唾液かわからないものがこぼれ落ちる。
「ノーザ、もうダメ…もう終わりにさせて。イキたいのにイケなくて…おかしくなりそうっ…」
「あら、まだ半分も回ってないのに?」
「ダメなの。もう体が耐えられない。だから…イカせて!お願い!」
「しょうがないわねえ、ホーネットったら。」
ノーザンプトンはため息を吐いて、受け取ったディルドを目の前に差し出す。目を輝かせてホーネットが手を伸ばした瞬間に…それを引っ込める。
「やっ…ノーザ…どうして…」
「ふふっ。今のあなたは別のものに夢中みたいだし。たまには違うものでイってもいいんじゃない?」
そう言うとノーザンプトンは再び縄を引っ張り上げる。ホーネットの腕が股下に吸い込まれるとともに、荒縄が彼女の股をずるりと深く抉った。
「んんんあああぁっ!やだっ、もうやだっ!イキたいのっ!」
「そう?じゃあ私と綱引きでもしましょうか?」
ノーザンプトンは縄に込めた力を緩めると、ホーネットの繋がれた腕を強く握った。力なく垂れ下がるだけだったその腕を、今度は勢いよく持ち上げる。
「っ!熱っ!うううううぅぅううぅっ♡♡」
そして今度は反対側、ヴァギナを通って尻へと抜けた荒縄の先を握り、上に引き上げる。
「ああああああああっ♡♡」
女体という滑車に纏わりつく荒縄が、両側から交互に引かれ続ける。その度に縄がホーネットの股に食い込み、割れ目を擦り上げている。
「ホーネット?これでいいかしら?」
「うんっ…♡うううぅううぅうっ♡ふぅーっ、うーっ♡」
ホーネットはいつの間にか、自分の力で腕を上下させ始めた。何かに祈るようなポーズで手を前に組んだまま、それを上下に動かしている。
「縄で気持ちよくなっちゃうなんてホーネットらしいわね。とっても、とっても…可愛いわ♡」
心ここにあらずといった風に空を見つめ、一心不乱に自らを慰めているホーネット。腕を揺らすと共に、その豊満な乳房も揺れている。
「あらあら。ブラも付けずにそんな運動したら垂れちゃうわよ?」
後ろに回ったノーザンプトンが、彼女の乳房に手を回す。細くしなやから指が乳房に絡み付いてその重量を支えた。
ノーザンプトンは荒縄の余った部分を手繰り寄せると、その乾いた表面を乳房へと持っていく。揺れる乳房を確保しつつも、その頂点で真っ赤に燃える乳首に縄を擦りつけた。
「ああっ♡やだっ!乳首やだっ!」
「ダメよホーネット?これからもこのロープとはずっと一緒なんだから慣れないと?」
荒縄の表面でホーネットの乳首を擦り上げる。彼女の汗を多少は吸い取っているものの、その表面は未だに鋭く、荒い。ヤスリで削られるかのような強い刺激がホーネットの脳を焦がしていく。
「にしてもホーネット、また大きくなったんじゃない?私がまたトップで測ってあげる♪」
ノーザンプトンは慣れた手付きで前に縄を回すと、一瞬の内にホーネットの乳房を縛り上げた。宣言通り、二つの乳首を捉えた縄が彼女の胸を上下に両断し、キツく締め付ける。
「あああああああああっ!?乳首っ♡あつぅいっ♡」
「こら、動いちゃだめよ?」
わざとらしく縄を左右に揺らし、乳房全体を縄で擦り上げるノーザンプトン。
「あああああっ♡やだっ!熱いっ!火傷しちゃうううぅ♡♡」
「ふんふん…サイズはこのくらいねぇ。じゃあ、外してあげる。」
目盛りも描かれていないただの荒縄を見て楽しそうに小芝居を打つノーザンプトン。にっこりと笑うと、メジャーを巻き取るかのように、勢いよく巻きつけた縄を引いた。
「あづっ…あああああああああああっ!?」
瞬間、焼けたような刺激がホーネットの乳房を襲う。一気に引き抜かれた荒縄は両断した彼女の乳房を駆け抜けて、その表面で彼女の肌を焦がしていく。そしてそれが止めになった。
「イ゛ッ!?~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡♡♡」
髪を大きく振り乱し、背中を反らせるホーネット。真上を向いた口から遠吠えのような嬌声を放出し、雷に撃たれたようにビクビクと振動を始める。
「イクッ!?ノーザッ!?ノーザッ!?助けっ…ううううううぅ♡♡♡♡」
ホーネットは跪いて、祈るようなポーズのまま、泣き喚いて絶頂した。誰かが見ているかもしれない、聞いているかもしれない等という考えは全て抜け出し、溶けた思考と快楽を思うがまま発散している。
汗と愛液でより暗い色に染まっていたコンクリートが、さらに深い色に染まっていく。水音がホーネットの股から止まらず、何度も何度も潮を叩きつけていた。
「あああっ♡あああああ♡♡ああああっ!あー…♡はぁ…♡あああぁぁ…♡」
獣の鳴き声が少しずつトーンダウンし、それと共にホーネットの体から熱が失われていく。虚ろな目がついに閉じられ、眠るように意識を失った。
後ろに倒れるホーネットがコンクリートに叩きつけられる前に、ノーザンプトンがその体を支えた。じめっとした金髪が彼女の体に纏わりつく。
「ホーネット…いいわぁ。すごく、すごく可愛らしかった…ああ…ホーネット…♡」
彼女はそのまま、動かなくなったホーネットの体をいじくり回した。乳房、口、ヴァギナ。眠るホーネットは夢の中で僅かに嬌声を上げるのみだったが、彼女にはそれだけでも十分だった。
埠頭の上で蠢く影。その姿を知る者は居ない。