フリーナと主人公が同棲しながらいちゃいちゃする話 作:みりる
『…んん』
窓から差し込む光で目が覚める
目を擦り、部屋にかかる水色の可愛らしい時計に視線を投げる
午前7時、少し早いが、朝にゆとりを持たせるならちょうどいいかもしれない
「うぅ…」
ベッドの隣からうめき声
そちらに目を向けると…
「ま、眩しい…か、カーテンを閉めてくれないか…?」
パジャマ姿で、ぷくぷく獣のクッションに抱き着いたまま顔をしかめるフリーナ
『おはよう、フリーナ』
「おはよう…じゃ、なくて…か、カーテン…」
『…閉めたら起きる?』
「も、もちろんだとも…神に二言は…」
もう神じゃないだろ…
というのは置いといて、ベッドからもぞもぞと降り立ち、カーテンを閉める
「あ、ありがとう…すや…」
『起きるんじゃなかったのかよ…』
フリーナはだいたい寝起きが悪い
前はここまでじゃなかったが、俺が起こすようになってからどんどん堕落してきている
…フリーナの友人は大物が多いので、何か言われると震えあがってしまう
とりあえず顔を洗ってすっきりと目を覚ます
朝食のトースターを仕込んで…
『おーい!フリーナ!朝だぞ!!!』
「…へへへ、当然さ…僕は神だからね…すぴ…」
『また言ってる…』
抱き着いているぷくぷく獣のクッションから手を引きはがしていく
「ああ…どこへ行くんだい…?ぷく…」
『せいっ!』
そのままクッションを完全に抜き取ると、フリーナは横に転がり、そのまま仰向けで眠り始める
「んん…か、神に逆らうとは…」
『神さま、よだれ垂れてますよ…』
何とも締まりが無い
『おーい!フリーナ?』
「すやすや…」
全然起きる気配がない
軽い気持ちで、頬を突いてみる
「んん…け、ケーキに襲われる…」
『どんな夢見てんだ…』
ぷにぷにとしていて柔らかい
クセになりそうな触り心地だ
『ほれほれ』
「うう…い、虐めないでくれ…」
かわいい
『それそれ』
「ひええ…」
指から逃げるように、俺とは逆側に寝返りを打つ
『もうそろそろトースト焼き上がるぞ』
お遊びはこれくらいにして、本格的に起こすべく、後ろから顔を覗き込む
その時
「ていっ!」
『むおっ!?』
俺が覗き込むのを読んでいたのか、顔を振り向かせたフリーナと一瞬唇が触れ合う
「ははは…ひ、引っ掛かったみたいだね」
『び、びっくりした…起きてたなら言ってくれよ』
「ふふん、なかなかの演技だっただろう?」
『…ど、どこから演技?』
「もちろん、最初から全部さ!」
よだれの跡が残る顔で言うフリーナ
たぶん途中で起きたんだとは思うが、よだれまで垂らして見せたとしたら、さすが神…と手を合わせるほかない
「…ど、どうだったかな…?」
『…完全にしてやられたよ。さすが、演技だけはプロフェッショナルだな』
「演技だけ…?キミ、随分と勘違いを…って、そこじゃなくて!」
『え?』
「…」
フリーナの頬が赤く染まっていた
一瞬だったから流そうとしていたけど、そういうことか
俺まで気恥ずかしくなってくる
『え、えっと…唇、御馳走様でした…?』
「…5点」
『10点中?』
「もちろん100点だよ!」
低っ
「ま、まあ、神の寛大な心で、今回は許してあげてもいいけどね」
『あざます…』
一応手を合わせておいた
「あざますって…他のフォンテーヌの民がキミを見たら、驚いて3日は寝込むだろうね…」
『さすがにそんなことないだろ…』
まあでも、恋人関係なことが広く知れ渡ってしまうと、寝込む人も出てくるかもしれん…
ちなみに、某新聞社の某記者なんかにはとっくにバレているらしいが、フリーナの頼みで記事にはなっていない
「…って!もうこんな時間じゃないか!」
『うおっ!』
朝のゆとりなんて無いと言わんばかりの時間になっていた
「こ、これじゃあ新聞を読む時間もスイーツを食べる時間もないよ!」
『顔洗ってトーストかじるだけで我慢してくれ』
「そ、そんなあ…」
よたよたとベッドから降りるフリーナ
公演の脚本チェックがあると言っていたな
今日も、長い一日が始まる…
『…遅いな』
時刻はあっという間に午後9時
仕事を終え先に帰宅した俺は、風呂やら飯の用意やらをあらかた済ませてフリーナの帰宅を待っているが…
普段はこんなに遅くなることはない…とはいえ、公演が近いから仕方がない部分もあるか
「ただいまー…」
『お、おかえり』
なんて考えていると、ちょうどフリーナのご帰宅だ
「ふぅ…想定より随分遅くなってしまったよ」
『何かトラブルか?』
「いや、今回はそういうのじゃないんだけどね…まあいい、後で話すとしよう…」
今回は というのに、哀愁が滲み出ているな…
「僕は先にお風呂を頂くよ…」
『ごゆっくり~』
ふらふらと風呂場に向かうフリーナ
…随分と疲れてるみたいだな
時間も遅いので、そのまま流れで寝るまでのルーティンを一通りこなす
今日の晩御飯は稲妻の料理だったが、お気に召したようだ
ちなみに俺は稲妻出身でフォンテーヌ料理には疎いので、そういうのが食べたいときはフリーナがキッチンに立つ
『それで、今日は何があったんだ?』
「ああ、それなんだけどね…」
パジャマに着替えてソファに座り、サイドテーブルに置いたホットミルクをちびちびと飲みながらの、くつろぎタイム
フリーナはゆっくりと口を開く
「今僕は、とある友人からの依頼で、公演の準備を進めていてね」
『ふむ』
「僕は監督だから、上がってきた脚本を精査し、演者たちに演技指導をしているんだ」
「ただちょっと、脚本の解釈に難しい部分があってね…さすがの僕も頭を悩ませているというわけだ」
『どういう脚本なんだ?』
「…部外者においそれと明かしていいものじゃないんだけど、強いて言えば恋愛がテーマだね。ちょっと大人向けな感じの」
『ふむ…エロい感じか』
「ぶっ!?」
『お、おい、ホットミルクが…』
「わ、わざわざ僕が遠回しな表現をしているのにキミはずけずけと…!」
『そういうことじゃないの?』
「…ま、まあ、ストレートに言えばそういうことだね。普段なら断るんだけど、友人の紹介だからなかなか…」
『具体的にどういうところで詰まってるんだ?言える範囲でいいんだけど』
「…え、えーとだね…そ、その、男女の交わりにおける、感情の起伏とか…」
『ふむ…セックスの話か』
「ぶっ!?」
『…もう一杯入れてこようか?』
「…い、いい。それよりキミはまた…!」
「…はぁ、まあ、そういうことさ…正直なところ、僕はその手の男女間の感情の機微に疎いんだ、経験もほとんどないしね」
『ほ、ほとんどない…!?』
ショックだ
まだ期間は短いとはいえ、確実に愛し合っていると思っていたのに…
「き、キミのことはもちろん、その…す、好きだけどね?経験豊富とまでは言えないんじゃないかな…」
『…ふむ、それじゃあ、積みますか』
「へ?何をだい?」
『経験』
「…ど、どういうことかな?聡明な神の頭脳をもってしても理解ができないんだけど」
『イチャイチャしましょうって話』
「え、ええ!?と、唐突すぎるよ!」
『いやあ、俺もそろそろしたいなと思ってたんで』
正直、朝フリーナが軽くキスしてくれたタイミングで、理性ははちきれる寸前だった
よくここまで耐えたもんだ…
「きゅ、急にそんなことを言われても、心の準備が…!」
『…』
「あ、う…」
肩に手を置き、正面からフリーナと目を合わせる
頬を真っ赤に染め、視線を逸らす
『…フリーナ』
「あ…」
観念したのか、こちらに目を合わせ、甘えたような顔を見せる
そのまま、ゆっくりと口付けをした
「あっ…んん…ちゅ…」
「ちゅ…はっ…」
「…はは、ホットミルクの味がするよ…」
『…俺も』
「…え、えっと」
『…フリーナ、ベッドに行こう』
「…う、うん」
緊張で固まるフリーナの手を引き、ベッドへと誘う
ちなみに俺もフリーナ以外でも経験はないので、心臓バクバクだ
余裕のある演技をしているが、プロのフリーナから見ればバレバレなのだろうか
『あ、その前に一つお願いが』
「な、何だい?」
『…いつもの服に着替えてほしい』
「へ…な、なんで?」
『そっちのがエロいから…』
「き、キミは僕の普段の恰好をそんな目で見ていたのか!?」
『いや、いつもというわけでは…』
「うぅ…」
『お願いしますフリーナ様!!!』
「…き、キミがそこまで言うなら、まあ、寛大な心で叶えてやってもいいかな」
チョロ…優しい
というわけで、いつもの恰好に着替えたフリーナ…と言っても、ハットだけは付けていないが
ともかく、願いを受け入れてくれた寛大なフリーナ様を、改めてベッドに押し倒した…
「あっ…わ、わざわざ着替えてきたのに、何か言う事は…」
『ありがとうフリーナ、めちゃめちゃ可愛い』
「…あ、当たり前だろ?僕は…す、スターなんだから…」
『ああ、本当にそう思うよ』
「んんっ…!」
そのまま唇を奪う
さすがに俺も、我慢の限界だ
「ん…はっ、んんっ…」
肘で体を支えながらフリーナに覆いかぶさり、舌を絡め合わせる
「ちゅ…んっ、あっ…!?」
空いた方の手を、フリーナのショートパンツの内側へと滑り込ませた
「ま、待って、そこは…んっ!ちゅ…はっ…!」
抗議の声を抑えるように、口を塞いだ
興奮からか薄っすらと汗ばむ太ももを堪能する
「だ、だめだ…い、いきなりそんな、恥ずかしいところ…!」
フリーナの吐息がどんどんと熱くなっていく
潜り込ませた指が秘部に近い部分をなぞるたび、体をぴくりと震わせる
エロすぎないか…?
「うぅ…んっ!あ、は…っ!」
「あっ…!ま、待って!た、たんま!」
『ど、どうした?』
「そ、そのままだと下着が汚れちゃうだろ!?」
だろ って言われても
俺は体を起こし、仰向けに寝転ぶフリーナの両足の間に座り直す
『脱がすから足上げてくれ』
「な、何を言ってるんだキミはぁ!?自分で脱ぐから…!」
『お願いします、フリーナ様…!』
「う…ま、まあ、そこまで言われたら、淑女の僕としては聞き入れざるを得ないかな…」
チョロすぎて心配になるレベルだ…
俺が守護らねば
「じゃ、じゃあ…た、たのむ…よ…?」
真っ赤な顔の下半分を手で隠しながら、脱がしやすいように足を上げるフリーナ
半脱ぎ状態で固定してそのまま襲いたい欲を抑えつつ、ショートパンツと下着を引き上げていく
と、
『うお…』
「じ、じっと見ないでくれぇ!!!」
限界に来たのか、フリーナは両手で完全に顔を隠す
2枚の布で守られていた秘部はぐちょぐちょに濡れており、下着との間で愛液の橋がかかるほどだ
まだそんなに触ってないのに…
「うう…お、お終いだぁ…」
『な、なんで?』
「こ、こんなに濡れやすい、はしたない女なんて広まったら、フォンテーヌに僕の居場所はなくなるよ…」
広まらないだろ…
『い、いいじゃんか、俺としては嬉しいし…』
「…そ、そうなのかい…?」
顔を隠す手の隙間から、こちらにちらりと視線を向ける
『も、もちろんだよ』
「…そ、そうか、ならいいかな…そ、それより、中途半端なところで止めないでおくれよ…」
『あ、ああ…』
そのまま、ショートパンツと下着を完全に取り払う
塗れた秘部がいやらしく自己主張をしている
俺は衝動に身を任せ、フリーナの両足を手で開きながら秘部へと顔を近付けた
「えっ!?な、ななな、何をやって…!?」
「うあっ!?ちょ、ちょっとキミ…んんっ!」
溢れ出る愛液を舐めとるように、割れ目に下を這わせた
「あっ!?だ、だめだ…やっ…!そ、そんな、き、汚いところ…くっ…!」
『フリーナにひはないほころなんてはいよ…(きたないところなんてないよ…)』
「はっ…んんっ…!だ、だめ…あんっ!せ、背筋が…ぞ、ぞくぞくする…っ!」
舌を割れ目の下から上まで何度も往復させる
割れ目の上側の突起、陰核も上から優しく押すように刺激していく
「うあっ!?そ、そこっ…ああっ…へ、変な感じする…っ!」
「はっ…んんっ!やっ…ああっ!」
快感から逃れようとするかのように閉じようとする両足を、ぐっと両手に力を込め抑える
舌先にも力を入れ、少し強く陰核を押し込んだ
「はあっ!だ、だめっ…!つ、強くされると、い、イっちゃう…!」
「んんっ!あっ!んん~~っ!!!」
体がびくびくと跳ねる
フリーナは絶頂寸前だ
俺の気分も高まっていく
「はっ!んんんっ!そこっ、だ、だめっ!ぼ、僕だけ先に…!」
「うあっ!!!い、イく…っ、んんんっ!あっ!?」
「んんんっ!!!い、イくぅっっ!!!んん~~~っっっ!!!」
絶頂を迎え、秘部からとめどなく溢れ出る愛液を、ひたすら飲み干していく
「はっ!んんっ…!あっ…」
「ん…はぁ…ぼ、僕だけ先に…んっ、い、イってしまった…」
『俺は嬉しいよ?』
「ば、ばかっ!そういう問題じゃない…ひ、一人でイくのは寂しいじゃないか…」
『ふ、フリーナ…』
思わず感動
精液より先に涙が出そうだ
…俺のペニスは、はち切れそうなくらいに勃起していた
『…い、いいか?』
フリーナは、こくんと頷き
「…あ、あまり女性を待たせるのは、マナー違反だよ」
『…ああ』
ズボンと下着を脱ぎ、仰向きで寝転ぶフリーナに覆いかぶさるようにして、ペニスを秘部に合わせる
「ふあっ…!」
膣口に亀頭を合わせただけなのに、滑りが良すぎて勝手に入っていきそうになってしまう
『…好きだ、フリーナ』
「んっ…ぼ、僕も、キミのことが好きだ…ん、ちゅ…」
「んん…うあっ!?は、入ってくる…っ!」
口付けを交わし、ペニスを真っすぐ奥へと突き入れていく
『くぅ…!』
「ああっ!ん…!お、奥まで…き、来てくれ…んあっ!?」
抵抗がないどころか、フリーナの膣はペニスを待ち望んでいたかのように、どんどん奥まで咥えこんでいく
「うああっ!い、いちばん奥…!き、きたぁ…んんっ!」
亀頭と子宮口が触れ合う
膣肉がペニス全体を優しく包み込み、動いてないのに快感が腰に溜まっていく
「うう…あっ!ちょ、ちょっとだけ、そ、そのままでたのむよ…」
『なんで?』
「…き、気持ち良すぎて、また僕だけ先にイっちゃうと困るだろ」
『!!』
いくら何でも反則だ
「んあっ!?う、動かないでってさっき…んんっ!あ、くうっ!」
フリーナの体を強く抱きしめながら、ゆっくりと膣内を蹂躙する
「はっ…やあっ…!だ、だめだって…んんっ!!!」
耳元で聞こえるフリーナの喘ぎ声が、皮肉にも俺のピストンを加速させていく
「あっ…うぅ…はっ!ま、またすぐイっちゃう…!」
膣奥をぐりぐりと責め立て、引きながらGスポットにも刺激を与えていく
「はっ!ぐ、うぅっ!こ、こんなの…んんっ!」
『…れろっ』
「うあっ!?み、耳っ…!」
体を強く抱き寄せ、耳を舐めながら、何度もペニスを突き入れる
「んんんっ!み、耳っ、変な感じする…っ!」
小さな耳は真っ赤に染まり、舐めるたびに柔らかな膣内がきゅっと締まって気持ちいい
「はっ!やっ…!い、イくなら一緒が…んんっ!」
『大丈夫…お、俺もそろそろやばい…』
「うう…っ!ぼ、僕の中は…ひゃんっ!き、気持ちいいかい…?」
『めちゃめちゃ気持ちいいよっ…!』
「はは…んっ!う、嬉しいな…ああっ!」
『フリーナっ』
耳元から顔を離し、フリーナの両手と俺の両手を恋人繋ぎで絡め合わせる
「ふあっ!な、何を…んっ、んちゅ…」
腰を振りながら、再び唇を重ねる
「ああっ!だ、だめだっ!も、もう我慢できない…!」
膣内が精液を欲しがるかのように、ぎゅっぎゅっと強く締まる
『ああ、俺ももう出そうだ…!』
「い、いちばん奥に…!んんっ!くうっ…!」
頷き、ペニスを一番深く、子宮口まで突き入れる
「ああっ!だ、だめ…っ!い、イくっ!」
「んんんっ!はっ!き、気持ちいいっ!あっ!あっ!あっ!」
「んんん~~~ッッッ!!!い、イくイくイくっ!!!」
『お、俺も…出るッ!』
フリーナが絶頂する顔を正面から見ながら、膣内の一番奥深くに思い切り射精した
「んんっ!?あっ!あああああぁぁぁあぁあぁぁ~~~~ッッッ!!!!!」
「ああああっ!で、出てるっ!い、いちばん奥に…んんんっ!!!」
「はっ!ああっ…だ、だめだ、気持ち良すぎる…ん、う…」
『ぐう…っ!』
溢れる精液を子宮に塗り込むように、腰を動かす
絶頂を迎えた膣は、精液を搾り取るように竿を下から上へと締め上げていく
「はぁっ…はぁっ…ふぅ…」
『…め、めちゃくちゃ出た…』
恋人繋ぎの手を離し、フリーナの横に転がる
「…ふふん、僕との…え、エッチが、随分と気持ち良かったみたいだね」
『それはフリーナもだろ』
「うぐっ…」
『…今のは、何点?』
「…うーん、ろ、60点くらい…?」
『た、高いのか低いのか分からん数字だな…ち、ちなみに、どこがダメだったんだ?』
「うう…さ、最後のキスがない…」
『え?』
「ふ、普通、エッチしたときは最後にキスをするだろう!?」
そういうことか…
『フリーナ…』
再び彼女の手を握り、覆いかぶさる
「あっ…い、今更…んんっ、ちゅ…」
『ん…フリーナ、好きだよ』
「…ああ、僕もだ…キミのことが、一番大好き…」
最後に再び、口付けを交わした…
風呂に入りなおし、ホットミルクを入れなおし、再び団欒タイム
とっくに寝る時間だが、たまには夜更かしもいいだろう
『どうだ?演劇の参考になりそうか?』
「ん?…ああ、そういえばその話だったね」
『そういえばって…』
「あ、いや、参考にはなるよ!?ただね、これを演者に指導するとなると…」
『ふむ…いっそのこと、フリーナが主演とか』
「うーん…たしかに、大スターである僕が主演を務めるのも」
『いや、やっぱ無しで』
「な、なぜだい?」
『…まあ、俺からしたらいろいろと心配にもなるよ』
「心配…?演劇に関してはかけらの心配すら必要ないよ!なんたって僕は大スターだからね!」
『いや、そうじゃなくて…大人向けの恋愛モノなんだろ?』
「そうだね」
『相手がいるのは、俺からするとちょっと…ってなるだろ』
「…」
『ま、最高の作品を作るのに必要な事だったら止めたりはしないけどな…すまん、口出しして』
『…ふ、フリーナ?』
「…ふふふ」
『な、何ニヤついてるんだよ』
「いや、キミにもちゃんと嫉妬心があるんだなと思ってね」
『そりゃあるよ…』
「ははっ、安心したまえ!フォンテーヌの民が演劇に、そんな感情を持ち込むはずがないだろう?」
『そ、そういうもんなのか』
さすが本場だ
「…それなら、いっそのことキミが僕と一緒に舞台に上がればいいじゃないか」
『ええ!?』
「うーん、我ながら名案だ…さすが大スター!」
『い、いやいや!さすがに無理だって!』
「早速劇団員だちにも提言してみよう」
『お、おい、フリーナ!』
「はっはっは~!」
フォンテーヌの夜は、騒がしく更けていった