女の子初日。妹に散々に女の子の快楽を教え込まれて体力を使い果たしたボクが目を覚ましたのは昼過ぎの事だった。
両親への説明は妹がしてくれていたようで、特に反対されることもなく、ボクは無事に立派なニンジャを目指して業界最大手のニンジャ会社『ヘリオトロープ』へ向かうすることにしたのだった。
就職希望で電話したら即日OKで面接まで決まってあれよあれよの流れ。
何やら作為的なものも感じるけれど、聞いてみたらボクの声が可愛いから会ってみたいというだけの理由らしい。
それでいいのかとも思うけれど、大企業なんだから声からニンジャ力を察するくらいに凄い人たちがいるに違いない!
悦び勇んで家を出るボクに、送り出してくれた母曰く、
「タピは生まれた時から女の子っぽかったし、あんまり変わらないわね。
お母さんともエッチする?」
とのこと。いや、目がマジだったけれど、流石に実の母とのえっちはちょっと……
そして父はというと、
「姉妹百合ほど素晴らしいものはない!
父さんはぁ! ホムとタピの百合えっちシーンをしっかりと録画したし、『ヘリオトロープ』での活躍を楽しみにしているからなぁぁぁー♪」
ご近所迷惑も考えずに叫びまくる父。どうやら百合好きだったようです。
いやもう、妹とえっちした時点で大抵のことは驚かないと思っていたけれど、両親も妹も流石だなぁ~と思いました。ボクだけ拾われた子だったりしないよね?
まぁ、そんなこんなで『ヘリオトロープ』本社にて女の子として書き直した履歴書を提出……したのだけれど、
「やっぱり♪ 君めっちゃ可愛いから即面接で♪
準備するから二階の待合室で待っててね♪」
と、これまた即行で面接をしてくれるそうです。
案内された面接室前の廊下で椅子に座って待つこと10分ほど。「どうぞ」と声が掛けられる。いや、早くない?
ありがたいけれど、ニンジャの会社がこんな適当なので良いのでしょうか?
◆ ◆ ◆
面接官side
待望にして有望な入社希望の子が来た、という連絡を受付から聞いて面接室へと向かう。
ふふふ、私に面接官としての仕事が来る、ということはまず間違いなく私好みの新入社員予定(確定)の子なのだろう。
渡された履歴書の顔写真を穴が開くほど見つめる。私好みの柔らかな笑顔と“妹力”に溢れるキャワイイ女の子だったのだ♪
「ヤバいな……見れば見るほど妹にしたい可愛らしい子だ!
妹好きな私にこの子の面接担当って、これはもう私の妹にするしかないのではないか?」
誰だってそー思う。だから私も彼女を妹にしたいと思ったので、形ばかりの面接をするために履歴書を読み込んでおく。
タピ・オカちゃんか。名前も可愛いし、なぜか身長、体重にスリーサイズまで履歴書に書かれていたので脳内で体型も想像してみる。うん、私がお姉ちゃんだ!
さぁ、新たな妹のための面接を始めるとしようか♪ 形ばかりとは言え真面目に面接。そう、真面目に、だ!
見事に型どおりの動作でノック、扉を開けて入室。こちらが椅子を勧めて着席。うん、可愛い♪
「んっ……、私が面接官のイコルだ。よろしく頼む」
ニヤけそうな表情を“姉力”で押さえつけて真面目な顔をする。
「よ、よろしくお願いし、ます!
タピ・オカです」
うん、顔に似合った鈴を転がしたような可愛らしい声。そして全体的に小さい身体ながら必死で力強さを出そうとする頑張り。もう採用でいいんじゃないかな? まぁ、仕事だから真面目にするが。
「うん、そんなに緊張しないでくれ。目を見た瞬間から素質は感じるからこの面接は主に君の人間性を見るためだからな」
「は、はい!」
とはいえ緊張は相当なもののよう。
「最初の質問だが、君は兄弟はいるのかな?」
「妹が一人、います」
ふむ、この子は相当な“妹力”を持っているのに姉であったか。じゃあ妹さんも相当に幼くて可愛いのだろうな。
「では最後の質問だ!」
「え、もう!?」
我慢が出来なくなった私は椅子から立ち上がり彼女に手の届く距離まで近づく。
彼女も立ち上がろうとしたが、それよりも早くに近づいてパイプ椅子に座る彼女を上から見下ろすようにして見る。
近くで見るとさらに可愛いな。勢いのままに肩を両手で捕まえてみるが華奢な割にはしっかりと鍛えられている。
やはりこの感覚、まだまだ未熟ながらもうちの社長に初めて会った時を思い出すな。強くなりそうだ!
「この会社に就職すると、おそらく私の班に配属となるだろう。
君から見て私は上司としてどうだ?」
「えっと、あの、ボク。あなたみたいに奇麗な人が上司なら嬉しいかなぁ~、なんて」
はにかみながら、最初はきちっと膝に載せられていた両手をしどろもどろさせながらも、こちらの目を見てはっきりと彼女は答えた。
「採用だ!」
キスをしようッ!
「うぇぇぇ!? んむぅ!?」
キスをした。しちゃった。してやったぞ♪ 真っ赤になっているタピちゃん。
いや本当に、この子18歳か? 高卒新人と言うが、中学生でも通りそうな、うぶな反応が本当に初々しいな♪
あ、でも胸は年相応……よりも、うん。少し小さいが私が大きいからな。ヨシッ!
ボディタッチは軽くだぞ? おっぱいはほんの少しだけ。サイズ確認程度に触っただけだから!
「最初に人間性を見るといっただろう? タピ。
私も君と同じ“触手”の使い手なんだ。色々と教えてあげることが出来るだろう。
早速、訓練をしようじゃないか♪」
答えは聞かないが、両腕で抱きしめて繰り返しキスをし、鼻先が触れ合う距離で上司と部下の最初のレッスンを開始する。
「んっ、んぅ、ふ、ふみゅぅ……」
舌で彼女の口内をまさぐり、お互いの舌を絡め合う。
白い歯に柔らかな肉質。何やら甘い香りがするのは彼女の元々の匂いなのか?
だが、これは……そうか。
「タピ、君は性的感度が常人離れしているようだな。
およそ……1000倍といったところか?」
「わ、わかるん、ですか? んぅ!」
「わかるとも。なぜなら私も“触手”にはそれなりに使い慣れていてね。
性的感度を上げる術というのも触手使いには必須技能の一つだ」
勿論、えっちに使えるから、というだけではない。
快楽とは苦痛を水で薄めたようなもの、という言葉があるように。快楽による責めは暴力よりもたやすく敵を倒す手段になることもある。
……まぁ、私は暴力で倒す方が手っ取り早いので女の子とエッチするときにしか使わないがな!
「ほら、もっと私をよく見てくれないか?
引き締まった腹筋に、美しさを損なわないよう気を付けながら実戦で鍛えた上腕二頭筋。
そしてなにより、百戦錬磨の私の“触手”を、さ♪」
両手の平から直径5センチほどの触手を1本ずつ生やす。ヌラヌラと怪しげな粘液で光沢を放ちながらタピちゃんに絡まっていき、彼女の全身を私色に染めていく。
息も絶え絶えな彼女だが、初めてではないのだろう。それも女の子同士での経験があると見た。
私が面接官だからという遠慮も段々と薄れてきたからか、自分でも同じように触手を両手から出して私の動きを真似しようとしている。
この採用面接という場すらも自身の技術向上の場にしようとはなんという真面目な子なのだろう!
まだ弱く頼りない彼女の“触手”だが、私が導いて見せる。さぁ、タピちゃん、お姉ちゃんが優しく導いてあ・げ・る・ぞ♪
◆ ◆ ◆
タピside
あれから日が暮れるまでボクは面接官のイコルさんに全身を執拗に撫でられた。
今は二人して全身をお互いの体液でべっとりと濡らしてしまったのでシャワーを浴びて、何故か面接室の端に置いてあったベッドに裸で肩を寄せて抱き合っている状況です。
なぜこうなったか? と、途中までは思いましたが、何だか強くて頼もしいイコルさんに抱かれているうちに気にならなくなってしまいました。
イコルさんの触手は太さも長さもボク以上で、精密な動きと触れた瞬間に火傷したかと錯覚するほどに性的快感を伴う凄いものだった。
何度も何度も絶頂させられちゃったけれど、ボクもいつかはこの人みたいに……。
「あぁ、それと言い忘れていたがタピ。
私はこのニンジャ会社に雇われてはいるが実はニンジャではないんだ」
「え?」
「そもそも私はこことは違う別世界の軍人でね。
“触手”の力を研究している過程で異世界へと通じる『触手ゲート』なるものが出来たからやってきて、そのままこの会社の社長を気に入って働いている助っ人なんだ」
だから、ニンジャとしての諜報活動や暗殺技術なんてものは無いそうな。
うん、まぁ、途中から何となく分かっていたけれどね。
イコルさんって物凄く強いし奇麗で凛々しくて仕事のできるお姉さんって感じだけれど、どう見てもニンジャじゃないよね。
「なに、心配はいらないぞ?
いざとなれば全てをぶち壊して強引な決着をつけることに関しては私の右に出る者は数人しかいないはずだ。
それに“触手”という、こっちでは少しマイナーな術も得意だからな」
なんでもイコルさんの元居た世界では化け物を相手に触手で戦う女性たちが大勢いるとのこと。
豪快に笑いながらボクの頭を優しく撫でてくれる。うん、やっぱりこの人だ!
「イコルさん! どうかボクをイコルさんみたいに強くてカッコいい理想のニンジャにしてください!」
ニンジャではないと、イコルさんは言うけれど。こんなにえっちが上手くて強い人はボクの理想のニンジャ像なんだ。
男だった時はこんな関係にはなれなかっただろうけれど、女の子だからこそ分かる! この人にはヤル時はヤルというスゴ味がある人だッ!
「よく分からんが分かった!
だが私が教えてあげられるのは触手の使い方と戦闘技術くらいだ。
ニンジャとして強くなるなら、私を超える必要があるだろう」
「ボクは触手を使って最強のニンジャになるんです。
軍人のイコルさんよりも強くなれないようでは最強のニンジャにはなれませんから♪」
ここでまたイコルさんに笑われてしまった。
なんでも、イコルさんは慕われることはあっても自分を越えて見せると会ったばかりの相手に言われた経験はなかったのだとか。
「それでは改めて言おう、うちに来い! タピ・オカ。
君は今回の面接で業界最大手のニンジャ会社『ヘリオトロープ』に入社を認めよう。合格だ!
ここからが君のニンジャ
「こちらこそ、ご指導、ご鞭撻、よろしくお願いします!」
……やっと会えた。ボクを必要としてくれる会社に。ボクを欲してくれる人に。
ボクの憧れだったニンジャとしての生活はここから始まるんだ!
「それじゃ、早速だがもう一戦しようか♪
タピが小さくてさっきは加減したが、性的感度1000倍には慣れているようだし本気でやっても構わないだろう?」
「お、お手柔らかに……」
全身を触手で包まれ貫かれ、絶頂で気絶し、絶頂で起こされるというのを何度も繰り返すことでボクは入社面接その日の内にイコル姉さんと打ち解けたのだった。
イコル「それと私のことだが、呼び方は“お姉ちゃん”で頼むぞ」
タピ「え、いやそれはちょっと照れくさいのですが。“姉さん”とかじゃダメですか?」
イコル「……それもいいな」
注:この会社では幹部以上の者は働き方に関してはかなり自由であり、イコルのやり方はつまり全く何の問題もないのである。
~キャラ紹介:イコル~
ご存じの方は多くないでしょうし知らなくても問題は無いのですが、前作での作者のお気に入りキャラの一人。
28歳、身長168cm 元は孤児だったために家名は無し。実戦で鍛え抜かれた触手の達人にして、元居た世界の軍では、かなり重要な役職である“お姉ちゃん”として部下たちから慕われていた。
上司の娘が成長したことで割と暇が出来たので出張感覚で異世界に来たら楽しくなってこちらでも“妹”を作っている。(触手術による分身のようなもの)
ちなみにタピが元・男の子というのは百合洞察力で分かったものの、可愛いので特に気にしていない。むしろ『ヘリオトロープ』の社長と色々とあって自分がタピの面倒を見られるのが嬉しいのであった。
イコル「ニンジャ? というのはいまいちよく分からんが、妹を可愛がる仕事だと聞いて来た!」