※前編さくまり 中編パチュまり 後編レミフラまり
※本編とは関係のない世界
セリフ中に♡注意(控え目)
「まだ顔が赤いわね」
「だ、大丈夫だぜ……!」
時間が経っても薬はなかなか効かず、いよいよ思考が鈍くなってきた。
私を心配そうに覗き込み、顔を寄せながら咲夜が話しかけてくる。
「……ぅぅ」
汗を拭われてからは触れられるたびに意識してしまい、相変わらずぞわぞわと痒いような不思議な心地だ。
……下着ごと変え、たん、だけど。
じっとりと体に熱が籠っているのを感じる。すぐ近くにいる咲夜のにおいを感じてくらくらとする。
「もし辛い気分になったらすぐに言って」
言いながら、私を毛布ごと抱えて運んでいる咲夜。
濃い茶色の毛布でミノムシみたいに包まれて、私は紅魔館まで運ばれているのだった。
「だいじょうぶだ。それよりも、ありがとうなぁ」
ふわふわとした気分で酔っ払っているように意識も浮ついて、いよいよ呂律も怪しくなってきた。
うまく笑えているのだろうか、ずっと顔が熱い。
その背に大きなカバンを背負って、咲夜は心配そうな、それでいてどこかギラリと光る眼でこちらを見て、数回深呼吸をしながら私をそのまま運んでいく。
やっぱり、大荷物を持ちながら私を抱えて運ぶのは、いくら咲夜でも大仕事なのだろう。
時々「やっぱ引き返そうか」「いやでもお嬢様に」「しかし据え膳」なんて言いながら呼吸を正している様子は、大変そうだ。
「……美鈴が出かけていなければね」
紅魔館の門にたどり着き、何事もなく飛び越えながら咲夜が零す。
どうやら美鈴は不在にしているようで挨拶もできなかったが、知り合いにこれ以上の痴態を晒さずに済んでよかったと胸をなでおろす。
(魔理沙の"匂い"でお嬢様たちに気付かれないかしら)
なんだか難しそうな顔をして、途中門の近くで荷物を下ろすので、心配になって咲夜を見る。
「どうしたんだ、やっぱ、つかれたのか?」
「……まあ、ある意味理性は鍛えられたかな」
そのまま門の近くの詰め所の陰で、簡素な木のベンチにそっと下ろされる。
「本当に心配だけど、少しだけここで待っていて。先にパチュリー様へ今の状態を共有して、お嬢様方が暴走しないように。……悪影響が出ないように、手を打ってくるから」
「……うん」
そうだよな。
得体の知れないキノコの影響が、レミリアたちに感染してしまうと大変だ。
相談は必要だよな。私は頷いて、気が付けば握っていた咲夜のエプロンを離す。
「……そんな顔を、しないでほしいのだけど」
「んぅ」
そんな顔って、どんなだ?
毛布に包まりながら咲夜を見上げるが、顔を赤くするばかりでそれには答えずに、小さく咳き込んで頭を撫でてくる。
「やっぱりこの子を飼いましょう。じゃない、大人しく待っていてね」
目を細めながら顔を強張らせて笑顔を作る咲夜が、頬に顔を寄せてくる。
唇が一瞬だけ触れて、ちゅっと音を立てて離れるのを聞いて、ようやくほっぺにキスをされたのだと気が付く。
「えぇっ!?」
慌てて頬を抑えると、一瞬の間に咲夜はその場から姿を消していた。
心臓がバクバクと音を立てる。キスされた? いや、幻覚か?
一瞬の出来事だったので、色ボケた頭が妄想を形作ったのかもしれない。
「……なんなんだ」
呆然と頬に手を当てながら、その感触を反芻する。
柔らかな唇が、触れ、ふっと笑ったようにこぼれた息が頬を撫でた。
「うぅ……」
は、恥ずかしい気持ちと、どうしようもなく嬉しい気持ちが溢れる。
同時に、先ほどまで咲夜に触れられて体に籠った熱を強く意識する。
相変わらず、触れられていた箇所はじわじわと甘い痺れが走り、背筋がぞくぞくするのに嫌な感じはしない。
むしろ、心地いいとさえ、思う。
「毒のせいだ……」
しびれた頭で、身体を抱く。
ぎゅーっと力を入れて、はぁっと息を抜く。
少しも体に籠った熱は逃げていかない。
むしろ、ジクジクと熱が留まって、一層頭が痺れていくようだった。
「……んっ!」
右手が、意識していないのにパジャマ越しに胸に触れる。
咲夜に触れられた時にも強く痺れが走ったそれが、耐えようと身体を固くしてもどんどん蝕んでいく。
「……っ♡」
そっと、毛布越しに身体に触れる。
二の腕を握る手をそのまま滑らせ、体の中心へ。
自身の胸の膨らみに触れて咲夜が触れていた事を思い返す。
少し荒々しく、全体を包むように。
「……っんぅぅ」
乳首の先端に指を這わせて、毛布の上から擦ると声が出そうになった。
ぐっと奥歯を噛み、声を殺す。
「……っ……ぁ」
一瞬触れただけなのに、胸から走った電流が背筋を走りずんっと腰に重い痺れが溜まっていく。
知らず、腰が震えていることに気がつく。
荒く息を吐きながら左手で、腰の動きを止めるように内股に手を当てる。
「ん、あぅ……」
手が触れたところからぶるりと震えるほどの痺れが走る。
体の中心へ、その痺れが走って左手を太ももで挟みながら少しでもそれを逃がそうと耐える。
言い逃れができないほど、私はその感覚に夢中になっていた。
荒く息を吐き、視線を自身の身体に落とす。
毛布に包まれながら、右手を胸に、左手を股に挟みながら小さく身体を畳んでいる。
誰かに、見られたら。
じわりと目の端に涙が浮かぶ。
身体に留まるばかりの痺れに、ジクジクと蝕む快楽に。
それをどうしたらいいのか分からず、ただ荒く息を吐くだけの自分が情けなくて泣きそうになる。
「ま、魔理沙……」
視線を上げると、気まずそうに顔を赤くして咲夜がすぐそばで覗き込んでいた。
その目は真っ黒で光を吸い込み、獣のように真っ直ぐにこちらを見ている。
見られてしまった、情けない。
泣きそうになりながら、声も出せずに咲夜を見る。
ぎゅっと、より身体を固める。
「……これは危ないわ」
小さく呟いた咲夜が鼻ごと口元を抑えて、小さく呟いた。
*
「……えっちなキノコで魔理沙が大変?」
「はい、掻い摘んで話すとそうなります」
魔理沙を詰め所の影に一旦避難し、時間を止めながらパチュリー様を探すとすぐに見つけることができた。図書館でいつものように、しかし何かを待ち焦がれているように時計を見ながら椅子に座り本を広げている。
動かした時間を進め、端的にパチュリー様にはその原因のキノコと抽出したガラスの瓶を渡して協力を仰ぐ。
完全に理解した様子ではなかったが、眉間を揉みながら小さい溜息をついて片手でそれを受け取ってくれる。
「それで、私は何をしたらいいの?」
「薬は魔理沙が作ったのですが……。きちんと治るのか、他に影響はないかを確認頂きたいです」
「……魔女は医者じゃないのよ」
言いながら椅子から立ち上がり、奥の自室に歩いて行く。
その後ろについていきながら先にパチュリー様に続ける。
「今の状態は発情しているとしか思えないのですが、お嬢様や妹様がそれを見てどうなるか不安でしたので」
「ああ、それは想像するだに恐ろしいわね」
吸血鬼にとって人間の女性、少女の血は特に甘美であるという。
血と同様に、汗や体液の匂いは妖怪を惹き寄せる。
ましてや思いを寄せている相手のものだ。
匂いから相手の体調を探ることは容易だろうし、発情していると気が付けば一瞬で理性を飛ばしかねない。
人間、それも同性の私ですらクラクラするほどの色香を感じたのだ。
いや、性別は関係なく相手が魔理沙だからか。
「結界を張るわ。図書館全体だと勘付かれるだろうから、奥の自室に。そこに連れて来て」
「かしこまりました」
時間を止めて運べば流石に気が付かれる事はないだろう。
扉を開けて、図書館内の司書室のようなパチュリー様の自室へ入る。
少し埃っぽく、あまり使った形跡のないベッド。他には衣装棚が少しと、魔法の実験などで使うのだろうか、魔理沙の家にあったものより大掛かりな器具がいくつか置いてあるだけの簡素な部屋だった。
「小悪魔は……仕方ない、手伝ってもらうわ」
「はい、よろこんで!」
そばで様子を見ていた司書の小悪魔に声をかけて、指先から生み出した光が部屋の四隅に飛んでいく。
それだけで結界を張り、すこしベッドを整えて受け取ったキノコやガラスの瓶を実験器具に置く。
「それじゃあ連れて来ますね」
「頼むわ」
また時を止め、急いで魔理沙の下へ向かう。
短い時間だったが何かに見つかっていないか不安もあるので、なるべく急ぐ。
遠目から小屋が見えて、影になるベンチでその姿を見つけて安堵したのは一瞬だった。
「……っ!」
目に入って来た魔理沙の痴態に目を剥いて固まってしまった。
思わず時間が動き出し、その名前を呟く。
その目は弱々しく涙を湛えて、紅潮した顔中に困惑を貼り付けている。
毛布越しに自身の胸に手をやり、眉尻を下げながら自身を慰めている。もどかしいのか、涙をこぼしながら弱々しい声をあげ、腰をモゾモゾと動かしながら震えている。反対の手は毛布の中にあり、より淫靡に蠢いている。
これは危ないわ。
じわっと心に広がる嗜虐心。今すぐにこの少女を暴力的に組み敷いて喘がせたくなる。
しかし心に主人の姿を思い浮かべ、理性でそれを抑える。
まだ私は堪えきれるから安全だが、やはりその主人には会わせることができないなと改めて思う。
うん、私はまだ安全だから。
*
「……よお」
「まったく。人間は不便ね」
部屋にあるベッドを片付け、小悪魔に精製水を作らせている最中。
音もなく結界が侵入を検知し、すぐそばに毛布で包んだ魔理沙を抱えた咲夜が現れる。
相変わらず便利な能力ね。
咲夜が片付けたベッドに毛布ごと横たえられている。荒い息を吐き、いつもの勝気な態度が鳴りを潜めている様子にすこし戸惑ってしまう。
はらりと落ちた毛布の隙間から、パジャマを着た肌が、胸元がのぞく。
俄かに室内には人間のメスの匂いが籠り、小悪魔は興奮した様子で作業の手を止めて魔理沙をじっと見つめている。
食欲なのだろうか、涎を拭う仕草。目はギラギラとそこから離せないようだ。
「小悪魔。手を止めたらお仕置きするわ」
「はい、すみません!」
「咲夜も、もし……えー、つらいなら席を外していいのよ」
「……すみません10分ほど、席を外します」
平静を装いながら小悪魔に注意をし、すっかり参っている様子の咲夜も下がらせる。
咲夜は瞬間ですぐにいなくなったが、小悪魔はまだ新鮮な肉の匂いに興奮を隠しきれていない様子だ。
ただ、作業は進めているので少しは許容する。
「ご、ごめんなぁ。迷惑をかけるぜ」
変わらず荒い息を吐きながら、薬を飲んだというのに全く落ちついた様子がない魔理沙。
ふう、とため息をひとつ落とす。
敏感に気配を察したのか、すこし肩を震わせて魔理沙が一層目に涙を溜めていく。
「未熟者」
「うぅ」
いつもとの様子の違いは、私の叱責を快活に笑い飛ばすのではなく、涙をこらえて目を伏せるところだ。
……そんな様子を見たいのでは、ないのだけれど。
「先に確認したわ、毒キノコ。ひとつの効果を除いてはきちんと解毒されているわね」
幻想郷は本当に珍しいものが見つかる。
本でしか見たことがないような、「性的感度を上げるキノコ」だなんて。
脳みそを溶かしてしまうような劇毒なのだが、人体への毒性は解毒の魔法や咲夜が手伝ったという薬で、すっかりと打ち消されている様だ。
持ち込まれた薬を光で照らしながら、その指示をしたという魔理沙を誇らしく思う。
勉強は無駄ではないし、しっかりと実践に役立てているようで何よりだ。
しかしそのために、より媚薬効果が際立っていて魔理沙を蝕んでいるようだが。
「こ、この感覚は……毒じゃ、ないのか?」
こいつ、こんなに弱々しかったかしら。
ふるふると震える子を見ながら答える。
「死ぬような毒じゃないわ。媚薬、わかるわよね。言ってしまえばそれよ」
顔をより赤くしながら、ぐむぐむと口でなにか噛むように言葉を探している。
言葉を発そうとして、形にならなかったのか諦めたようにそのまま黙ってしまった。
「……発情しているのよ、人間の雌」
いつもよりもしおらしい様子を見てしまうと、どうも調子が出ない。
すこし口調が強くなってしまうが、それを聞いて魔理沙が一層顔を赤くする。
「は、はつじょう……!」
「種族の本能としてもおかしなことじゃないわ。命の危機で性感が昂ると、本で読んだことがあるもの」
「そっ……そういうもの、なのかな」
少しだけ安心したような様子で、しかし居心地が悪いのかベッドの上でもじもじと体を捩らせている。
「そうよ。……魔理沙も人間の雌なのね」
「……うぅ」
苦しそうに呻きながら、しかし赤らめた顔で瞳を濡らし、荒く息を吐き出すその姿に、つい悪戯心が湧いてしまうのは仕方のない事だった。
「無様ね、魔法使いの勉強をしながらいやらしいことに精を出すなんて」
「ちっちがう! 私はそんな……!」
「なにが違うの?」
言いながら、横になる魔理沙のすぐそばに腰を下ろす。
「こんなに発情しきった体で」
左肩に手を掛ける。
思ったよりもその肩は小さく、やはり人間の少女のものだ。
「いつもの威勢はどうしたのかしら」
「……ぱ、パチュリー?」
そのまま、力を込めてベッドに押し込む。非力な私でも簡単に、ほぼ無抵抗にそれを受け入れている。
「や、やめてほしいんだぜ……」
かあっと顔を赤くしながら、恥ずかしそうに目を逸らして口元に手首をやるその姿は。
小さな悪戯心を大きくするには十分な燃料だった。
「それじゃあ、毒を抜きましょうか」
「ど、毒を……?」
「ええ、たくさん汗をかいてもらうしかないわね」
言いながら、覆いかぶさるように体全体で魔理沙を抑えるようにする。
魔理沙を上から組み敷きながら、体の下の小さな少女を見つめながら。今更どきどきと跳ね始めた心臓を自覚しながら、私は強く魔理沙の匂いを意識した。
「そ、それならお風呂を借りて……」
「いいから、そこで」
弱々しい抵抗を感じたが無理やり力でねじ伏せる。
こういった経験はないが、新鮮で大変楽しい。覆いかぶさるままに毛布をすこし剥ぎ、胸元に顔を寄せる。
息がかかる距離でじっとりと汗ばんだ肌を見て、魔理沙が息を飲む音を聞く。
「大丈夫だから、そのままじっとしていて」
いって、見せつけるように舌をすこし出して、さらけ出されている鎖骨に這わせた。
「ふぅ……ん♡」
効果は劇的で、そしてかなり満足のいくものだった。上目で魔理沙の表情をうかがう。
口元を右手で覆い、涙を堪えた、こちらをじっとりとした熱のある瞳で見つめている。
傍目には困惑したような表情で、しかし瞳の奥ではようやく与えられた快楽に情欲の炎が燃えている。
なんていやらしい。
「まったく」
「あ、あ……あぁ♡」
やれやれと口にしながら、そのまま舌で鎖骨を舐る。
じっとりと汗ばんだ肌は甘く、私にも媚薬の影響が出ているのかもしれない。
……キノコの媚薬ではないようだけど。
「舐められただけなのに、そんなにいやらしい声をあげて……」
「あんっ! うぅ……」
焦らすように舌を離し、顔を見つめながら、舌を見せびらかすように出したまま魔理沙を責める。
ぬるっとした唾液が肌と口の間に橋をつくり、てらてらと濡れた肌が艶かしい。
「恥ずかしくないのかしら。仮にも魔法使いが、こんな醜態を」
「んんぅ!」
ビクビクと跳ねる魔理沙を押さえつけながら、濡れた瞳をじっと見つめながら声を掛ける。
答える余裕もないのか、一層息が荒く、嬌声をあげされるがままになっている。
楽しい。
一度口を離し、顔を魔理沙に近づける。そのまま顔を近づけて耳元で囁く。
「淫らなのね。いえ、こうかしら。……変態」
小さく嬌声を上げ、つよく体が強く跳ねるのを感じる。
ああ楽しい。無防備にさらけ出されてしまったパジャマの隙間から体の輪郭を確かめるように手を這わせる。
「もしかして、わざとなの?」
「はぁ……ん、あ……」
そうだとしたら魔性の女だ。
耳元で囁きながら、ふぅっと息を吹きかけると顔を背けてしまった。
「こうして欲しかったの?」
這わせた手でお腹からゆっくりと胸に向けて撫でる。
ビクビクと過剰にも思えるほどに震える様は普段の姿からは想像もできない。
やがて膨らみに到着し、指先がふにふにと柔らかな感触を伝えてくる。
「あっ……」
咄嗟だったのだろう、私の手を掴み抑えるように抵抗される。
邪魔だな。
そのまま抵抗する手と反対の手も、両手首を纏めて掴み頭の上で押さえつけてあげる。
跡が残らないように、痛くないようにという配慮はなく、乱暴に力のままに縛り上げる。
「……っ! ♡」
「暴れないで」
一瞬痛みに顔を顰めたが、すぐにそれすらも快楽になるのか口を半開きに表情が溶けていく。
口角が上がるのをとめられない。
「やっぱり、こうされたいんだ」
「……やぁだぁぁ」
左手で腕を押さえつけ、右手で胸に指を這わせる。
「ふぅっ、んぁ」
指先で遊ぶように軽く撫でると喘ぎながら腰を浮かし、逃げようとする。
内股になっている足の間を膝で割り込み、股を開かせる。
太ももがあつい。布越しに、秘部を押さえて刺激を始める。
「……ひっ」
「大丈夫だから、全部任せて」
怯えたような表情で、しかしその目には快楽への喜びを浮かべている。
私も下腹部に、ずんっと重い悦楽が溜まっていく。
「魔理沙の望む事を、私が全部してあげる」
また顔を寄せ、その耳に口を近づける。
「ぜんぶ、ぜーんぶ。さらけ出してしまいなさい」
「ああぁっ! はぁんっ」
聞いたことのない女の声だ。
ひどく心地よく、満足感を得られる声だ。
胸を刺激しながら、毛布とパジャマ越しに秘部を合わせる。
自分でもわかるほど、じっとりと湿り気を帯びて熱が籠っていた。
「……はぁ」
意識せずとも、私の口からも熱が漏れる。
「うんんぅ! ぱ、ぱちゅりっ」
「ふふふ、ええ。名前を呼んで、魔理沙」
得も言われぬような幸福感に包まれ、体中を抱く。
耳に心地の良い声と、ふわふわと柔らかな体。
どこを目にしても、どこを触っても、どんな声を聞いても。
すべて、愛おしく大切に感じるのだ。
このまま堕としてしまおう。
ずっとこの地下に繋いでしまおう。
と、周囲に違和感。
いや、正確には結界の外で、巨大な存在感が膨れ上がるのを一瞬で知覚。
「パぁぁチュリーぃぃぃ!!」
轟音と共に結界が割られたが、間一髪でベッドの周囲に張り巡らせた結界が間に合った。
扉が割られ、破片が煙のように飛び室内を満たす。
こちらを見て鼻息を荒くしていた小悪魔の頭に破片がぶつかり、そのまま卒倒してしまう。
扉を破った空間の先には肩を怒らせて立つ親友と、爛々と目を輝かせるフランの姿があった。
「……無粋、ね」
一気に夢が覚めたような心地だ。
冷や水を掛けられるというのはこのことだ。
体の下の魔理沙を毛布で隠し、今はとても憎い親友を睨みつけた。
次はレミフラまり
たぶんちょっとハード目に なる かも