モンスターパーク2アフター 異種姦を望む乙女 作:二木ユキト
『モンスターパーク2』の二次創作となります。
ゲーム内でも様々な異種姦竿役が登場しましたが、
この度スカーレットを襲うモンスターは……?
法皇直属の聖騎士という地位を賜り、聖地から聖宝を持ちかえる。輝かんばかりの名誉に彩られていたはずの任務は、スカーレット・ルンベルクの人生を一変させた。
教会の権威をかけた任務の裏には、陰謀が張り巡らされていた。しかしスカーレットは苦難と恥辱にまみれながらも聖都に帰還し、真実を明らかにした。
女と掛けあわせることで品種改良したモンスターを軍備力とし、世界を手中に収める。まさに狂気ともいえる展望を秘めたクーデターは、聖騎士と法皇、そしてメイドによって阻止されたのであった。
クーデターの失敗により、有力な評議員はすでに失脚している。臣民たちからの希望もあり、スカーレットは今、評議長として多忙な日々を送っていた。
「ふぅ……」
生真面目な彼女である。書類を流し読むことなどしない。隅から隅まで精査してから署名捺印する。
神経を使う仕事である。目や肩に重い疲労が溜まっている。
しかし彼女に楽しみがないわけではない。
「クゥゥ……」
なにかがスカーレットを呼んだ。甘えるような高い鳴き声の方へ、ルビー色の瞳を向ける。
「あら。お腹が空いたの?」
彼女が慈愛の表情を見せるのは、小さなドラゴンだった。まだ彼女の腕に収まるような大きさだ。しかしふたつの翼を羽ばたかせ、飛翔してくる。
ドラコという名の竜種は、スカーレットの実仔である。
彼女の眼と仔竜の鱗は、共に鮮やかな紅色をしている。それくらいしか共通点はない。しかし彼は紛れもなく、スカーレットの血を引いているのだ。
「ちょっと待っててね」
スカーレットは惜しげもなく胸乳を晒した。白いメロンのような豊房が露わになった。ずっしりと重たげな果実の先には、なお薄桃色を保つ乳首がつんと立っている。
ドラコは一も二もなく、女体の彩に吸いついた。
ちゅっ、ちゅう、ちゅぅぅう……。
「ふふ……」
己の遺伝子を継ぎ、己の胎で守り、己の乳で育っていくもの。そんな存在に、スカーレットは愛おしさを感じずにはいられない。
母仔の間に流れる神聖な時間に、不純なものが混じる。
ぐっ……!
「んんっ!」
いかに人間の血を引いているとしても、ドラコの身体は人間とは全く違う。夢中になって母乳を吸う内、彼の鰐口がスカーレットの胸を突いた。乳腺に鈍い刺激が刺しこまれ、
図らずも艶の乗った声が出る。
ドラコにもしっかり聞こえたようだ。腹をくちくした幼仔は、母に次のおねだりをする。
「クルル……」
スカーレットは妖艶に微笑む。そしてゆっくりと頷いた。
執務室には豪奢なベッドも備えられている。乳房を露出したスカーレットは下も脱衣する。
糊のきいたシーツに仰向けで寝転がると膝を立て、脚を開く。M字を描く下半身の中央に、ふくふくと柔らかい大陰唇がある。そこには薄っすらと蜜が降りていた。まるでシロップでコーティングされたお菓子のようだ。幼仔はたまらず、母を犯しにかかる。
ずぶぅっ!
「んんっ!」
竜種は性機能の成熟が早い。母の庇護にある内に精通を迎える。よって息子の世話には性処理も含まれる。
姿形が全く違うとはいえドラコは我が仔である。人間の倫理から、スカーレットはこの行為に思い悩んだことがある。しかし正常な発育の過程だと知り、今は安心して身を任せている。
ずちゅっ、ずぢゅっ、ずんっ!
「んっ、はぁっ、あぁっ!」
ドラコは一生懸命にピストン運動を送り、母に快感を与える。まだ乳飲み仔とはいえ、竜種である。堂々たる腰使いだ。
「はっ、はぁっ、あっ!」
目の前には、息を切らして性交に耽る我が仔がいる。スカーレットも昂らされていく。膣腔がひとりでに湧き、ヒダの隙間から愛液が溢れだす。仔を産みおとしてもなお締まりを保っていた。慈愛の抱擁を耐えきれるほど、ドラコは成長していない。
どくんっ! どくっ、どくっ!
「あぁぁぁ……っ! はぁっ、あぁっ」
我が仔からの射精を受け、スカーレットもまた絶頂を迎えた。
女としても母としても、満たされる瞬間である。しかし……。スカーレットの心には、まだ空白があった。
空腹も性欲も満たしたドラコは今、すやすやと眠っている。あどけない表情にスカーレットの頬も緩んだ。
「はぁ……」
それなのに溜息が出てしまう。ドラコに聞こえていないか危惧するが、彼は夢の中にいるようだ。健やかな寝息を立てている。
我が仔への授乳と性交は、母として満たされる時間だった。しかし、メスとしては満たされていない。
モンスターが女を襲う、異種姦。それはほとんどの場合、強姦から始まる。
人間の骨身を容易に破壊する腕力、人間の手指より遥かに精妙な愛撫、人間の脳髄を悦狂させる媚毒。
ヒトを遥かに凌駕する能力を持って、モンスターは女を犯し、孕ませる。だからこそ、壊れんばかりの快楽を享受できるのだ。
森の中で犯されぬいただけではない。貴族たちの見世物にされたこともあるというのに。いや……。そんな異常で苛烈な経験をしたからかもしれない。スカーレットの芯にはまだ、淫火が燻っている。
今でもそのことを思いだすと……。
スカーレットはぶんぶんと首を振った。そして、己の中の欲求から目を反らす。
(……いけない。そんなこと考えちゃ)
改めて気を引きしめる。ドラコに布団を掛けなおすと、書類がうず高く積まれたデスクへ戻った。
◇
本日の仕事は無事に終えることができた。執務室から出たスカーレットは議事堂をひとり歩く。
もうとっくに日は沈みきって、今は深夜だ。この長時間労働も彼女の疲労を蓄積させる一因である。
「ふぅ……」
「スカーレット様」
「きゃあっ!」
突然、背後から声をかけられた。足音どころか息遣いも全くなかったのに。まるでそこに、何の前触れもなく出現したようである。
スカーレットは騎士としての訓練を受けてきた。しかし、彼女の気配を掴みきることはいまだ出来ない。
「驚かせてしまい、申し訳ございません」
リアンは慇懃に頭を下げる。夜も更けたからだろうか。彼女の銀髪と赤瞳は闇に映え、美しさをより際立たせている。
「いえ。ちょっと疲れてるみたいね」
「それにしてもスキだらけのご様子……。なにか、気にかかることでも?」
メイドの眼力はごまかせない。リアンは窺うような視線をスカーレットに向けた。
若き評議長は言いよどむ。欲求不満に陥っているなど、あまり相談したい悩みではない。
しかし彼女はマリィ一番の従者にして。共にマルックの奸計を砕いた仲間なのだ。スカーレットの肚は決まった。
「実は……」
◇
「なるほど」
リアンはスカーレットの話を聞き届けた。赤い瞳にはなんの感情も浮かんでいない……ように見える。
モンスターに犯されたい。浅ましい願いである。共感されるとは思わなかったが、軽蔑を向けられるよりはマシだった。
「そのようなお悩みでしたら、お力になれると思います」
「本当っ!?」
思わず身を乗りだしてしまう。リアンは動じないが、スカーレットはすっかり恥じ入った。
ひとつ咳払いをしてから話を促す。
「それは、どんな方法で……?」
「詳しいお話は明日にでも。誰にも聞かれない場所をご用意いたします」
「わかったわ」
彼女にどのようなアイデアがあるというのだろうか。スカーレットは予想もつかないが、リアンの案であるなら心強かった。
◇
「よく来たな、スカーレット!」
小さな法皇は友人を明るく迎えいれた。マリアーヌ・ローエン・グリン。まだ幼い少女だが、彼女こそ修聖教会の最高権力者である。
リアンの言う、誰にも聞かれない場所。それはマリィの私室だった。確かにそのとおりだと、スカーレットは納得するしかない。
元老院の長は丁寧に頭を下げた。
「聖下。ご機嫌麗しゅう……」
「ふふふ。堅苦しい挨拶はぬきじゃ」
彼女はすでにリアンから話を聞いていたらしい。さっそく話を進める。
聖都の地下。そこは広大な空間が広がっている。そしてさらになんと、木々が生い茂る庭園すらあるというのだ。
「森……!? ち、地下に、ですか?」
「うむ。その理由は……、えーっと……。まぁ、とにかくそんな場所があるのじゃ」
マリィは説明を中断する。スカーレットとしても、そこは重要ではない。話の続きに心を奪われた。
そこには様々なモンスターが生息している。もちろん飼いならせてなどいない。女を見たら容赦なく襲いかかってくる。そこに行けば欲求不満など解消できるだろう。マリィはそう語った。
魅力的な提案だった。しかしスカーレットはすぐに首肯できない。
「執務に穴をあけることになりますし、それに……。そんなことがバレてしまったら」
ふふんとマリィは笑った。
「評議長様の行動じゃぞ? 誰も追求できんよ。もちろんわらわたちも協力するし……。のぉ、リアン」
「はい」
メイドは恭しく首を垂れる。法皇聖下と、彼女一番の従者。このふたりがスカーレットの行動を隠蔽するなら、それは誰にも暴けないだろう。
「それにわらわたちも時々、そこに足を運んでおるのじゃ。スカーレットも知らなかったじゃろう?」
「えっ!?」
スカーレットは思わず、リアンの方を見た。いかなる時も冷静沈着な顔貌に、薄っすらと朱が浮かんでいる。
マリィはお勤めという名目でモンスターから陵辱を受けた。そんな彼女だけではない。この寡黙なメイドにすら、異種姦は爪痕を残していたのだ。
万全のバックアップに加えて、自分だけではないという事実を知った。それがスカーレットを決心させる。
細かい日程を話しあい、今日のところは解散となる。
「それじゃあ、楽しみにしておれ!」
マリィはにこにこと笑い、スカーレットを見送った。
聖都の地下にある、モンスターが住まう森。彼女の胸は早くも、期待に膨らんでしまう。
◇
約束の日。スカーレットは教会の地下を歩いていた。先導を務める者はリアンである。陽も差さぬ、ひやりとした通路を歩く。
彼女の足はある扉の前で止まった。
「それではスカーレット様。ごゆっくりお楽しみください」
慇懃に頭を下げるリアンに促され、スカーレットは扉を開けた。
「えっ……?」
スカーレットは我が目を疑った。本当に森があった。太陽の光が及ばぬ地下のはずなのに明るく、木々が立ちならんでいる。
不思議の森を、スカーレットは歩きはじめた。
(地下なのに、どうしてかしら?)
改めて疑問に思う。しかし今は、そんなことより心を奪う事象があった。
「っ……」
見られている。スカーレットにはそれがはっきりとわかる。
例えばあの藪の中から。木の葉に紛れ、梢の上から。地面の下からさえも。人間の視線ではない。ヒトはこれほどまで純粋な繁殖欲を滾らせることはできない。
幾多ものモンスターの視線が、スカーレットに注がれている。
その気配を察知したのは剣士の技能ではない。女の……いや。メスとしてそれがわかった。
ソードダンサーと称えられるスカーレットだが、今の彼女に剣はない。モンスターに襲われたらひとたまりもないだろう。
ひとたまりもないのは、抵抗できないという意味だけではない。日程を整えたのは、危険日を待つためだった。
今、モンスターにレイプされれば。妊娠することは確実だ。ヒトでないものを子宮に宿し、己の血肉で養い、産みおとす。またそんなことが起こるのかと思うと……。
「はっ、はっ……」
気がつけば呼吸があがっていた。危機が迫っている恐怖……ではない。興奮と期待で、胸が圧しつぶされそうになっているのだ。
スカーレットは歩みを続ける。森の奥へ向かうほどに視線は増えていく。今やその肌には熱ささえ感じるほどだ。
(どうして、来ないの……?)
モンスターがいることは間違いない。しかし獣欲を抱いているはずの存在は彼女の前に姿を現さない。
スカーレットは知る由もないが……。モンスターたちは牽制を続けていた。
若く、美しく、発情しているメス。それだけではない。彼奴らの眼は、スカーレットの子宮が異種を宿したことも見抜いていた。
種付けをするのに、極上のメスだった。だからこそ競争は激しく、迂闊に手を出せない。
しかしそんな事情は、彼女にはわからない。
(あぁ……、早く、なんでもいいから……)
スカーレットは無意識に、尻を振るようにして歩いていた。臨月まで仔を支えた臀部と、授乳により張りつめた乳房がぶるりと揺れる。抜群の性的アピールを受けて、モンスターどもの睨みあいはますます静かに、そして過熱していく。
しかしその均衡は、突如として破られた。
ザザザザッ!
太い樹々がまるで雑草のようにかきわけられる。その狭間からモンスターは現れた。
3メートル級の体躯を誇る亜人、トロルだ。彼奴の背丈はスカーレットの倍以上もある。
「あ……」
青い肌の巨人はスカーレットを傲然と見下ろす。思わずぶるりと震えた。
獲物が逃げないことを確認すると、トロルはぐるりと周りを睥睨した。隠れ潜むモンスターどもにこう言っているのだ。文句があるなら出てこい、と。
周囲はしんと静まりかえっている。どうやらこの巨大な亜人に生存競争を挑むものはいないらしい。
それはすなわち彼奴が、今この場で最も強いオスであることの証明に他ならない。
(あぁ……っ)
スカーレットの背がぞくりと震える。目の前にいるのは紛れもない強牡で……。そして、陵辱者なのだ。
トロルは巨大な手を伸ばした。スカーレットの全身がすっぽりと覆いかくされそうだ。
ぐぐっ!
「あぐっ……!」
まるで人形を品定めするがごとく。巨大な亜人は指先で、可憐な女人の最終チェックを行う。
トロルとしては丁寧に探査しているのかもしれない。しかしスカーレットにとっては、身を潰されかねない剛圧でしかなかった。巨人の親指が乳房を潰し、腹筋を突きやぶらんばかりに爪が食いこむ。
「はぁっ、あっ、はっ」
衣服など簡単に破かれてしまった。スカーレットの白肌が晒される。同時に、彼女のスタイルの良さも露わとなった。
ドラコへの授乳により、以前から大きかった胸はさらに育っていた。臀部はハート型を描き、柔らかく盛りあがる。十月十日という長きに渡っても、しっかりと胎児を支えてくれるだろう。
どすんっ!
トロルは腰をおろした。大きな音は地面を震わせ、木の葉を落とす。
胡坐をかいた彼奴の股ぐらから持ち物が立ちあがった。試験は合格だと、その勃起が示している。
「あ……」
その威容に、スカーレットは思わず息を吐く。
トロルのペニス。それは肉柱としか言いようがない。己の腿より遥かに太く、その表面には太い血管が浮きあがっている。頂上にある尿道口は縦割れの眼球のようだ。生殖器さえ、スカーレットを見下ろしている。
「んっ……」
貴人に忠誠を示すかのごとく。スカーレットは亀頭に口づけを捧げた。
トロルにとって人間の唇は小さすぎるだろう。しかし敏感な部位であるためか。色よい反応を返してくる。腰をひくつかせ、梢をも揺らすような息を吐く。
「んっ、んむっ……んっ」
口だけではなく、スカーレットはその全身をもってトロルに奉仕する。巨乳を押しつけ、太腿を擦りつけ……。その度に、トロルも彼奴の分身もびくりと身をよじらせる。
(すごい……熱い……)
海綿体には熱血が巡り、勃起を維持している。高温となった肉柱は汗を蒸発させ、饐えた臭いを放った。オスのフェロモンが直撃し、スカーレットはますます積極的に奉仕を行う。
すべすべの白肌と柔らかな双房に撫でさすられ、トロルの息も荒くなっていく。
突然、目の前の肉柱が大きく脈打った。
どくんっ!
「きゃっ!」
頭上の光が遮られた。次の瞬間、スカーレットは全身に白濁汁を浴びていた。言うまでもなく、トロルの精液だ。
亜人はその体躯に見合う精巣を持っている。ゆえに吐きだされる種の量もすさまじい。まるで間欠泉のように噴きあがった。
「はっ、あっ、あぁぁぁ……っ」
スカーレットの全身は、モンスターの白濁汁に彩られる。生臭さがつんと鼻を突いた。たっぷりの穢汁は長く美しい金髪に絡まり、容易には落とせないだろう。
マーキングの痕は白肌に染みこむようだ。淫熱に焙られるスカーレットは頬を上気させ、より深い発情を示す。
それは青い皮フの巨人も同じようだった。
「あっ!」
トロルはごつごつとした手を伸ばした。粘液に塗れた肢体を取りおとさぬよう、しっかりと掴む。スカーレットはまるで人形のように扱われた。
「うっ、うぅっ!」
巨人は背面立位でつながるつもりのようだ。その剛腕で、スカーレットの両脚が裂けんばかりに開かせる。内股の筋が引っ張られ、白肌の中に痛みが走った。
暴かれた股間の中央には蜜を滴らせた淫花がある。白く柔らかな恥丘はふっくらと盛りあがり、オスを誘引する香りを放っている。
今から俺は、この女肉を味わうんだ。トロルはその事実を、森中のモンスターたちに自慢しているようだった。
待ち望んだ異種姦がいよいよ始まろうとしている。しかし今更、スカーレットは臆病風に吹かれてしまう。
(や、やっぱり……。これ、入るの……?)
トロルとの交歓は初めてではない。マルックと通じていたルカミラの奸計により、スカーレットは森に置き去りにされた。そこでも、この大型亜人に襲われたことがある。
その時も無理やり挿入されたのだが……。やはり、道理を超越しているとしか思えない。
ぐっ、ぐぐぅっ!
「はっ、あっ、あっ、ぐぅっ!」
数多くの異種姦に晒され、異種出産さえも経験した。そんなスカーレットでも受けいれは困難だった。
しかし幸いにして、この青い巨人にはそんな問題を解決する方法がある。腕力だ。
ぐりっ、ぐりっ、ぐぃいっ!
「!? がっ、あぁっ!」
トロルはスカーレットの肩を掴む。無理やり巨根を押しこもうと、筋肉を盛りあがらせた。しかしまだ結合には至らない。
モンスターとヒトとが交わる、異種姦。それは本来、有り得べからざることだ。しかし今ここではその禁忌が為されようとしている。であれば、この結果も当然かもしれない。
ぐぐぐぅ……!
「お゛お゛っ……、ごぉ……っ」
成人男性の握り拳など比較にならない、トロルの亀頭。それが膣穴に潜りこみはじめていた。性粘膜はデリケートだ。裂けてもおかしくはない。
生殖孔をよじれさせながら、巨人の版図は徐々に広がっていく。
ごぢゅっ!
「ががっ!? がっ、あ゛……っ」
ついに規格外の巨根が、スカーレットの腹部に収められた。膣腔は外性器を受けいれ、胎児を通すことさえできる。しかし1メートル級の肉柱を挿入することなど、想定されてはいまい。
膀胱は圧迫されてひしゃげている。内容液を留めおくことができず、尿道口から黄金水が溢れだした。
ちょろろろろ……。
「あっ、あぁぁぁっ」
噴きだすように小水が撒きちらされた。人身から排出される体液にはフェロモンが含まれている。それに中てられたのか。トロルは余韻に浸ることも無く、性交を開始する。
ふっ……!
「あっ、はっ……?」
気持ちの悪い浮遊感がスカーレットを襲う。同時に膣腔が熱を帯びた。
ごりごりごりごっ!
「あ゛……? がっ、あっ、がぁぁあッ!!」
華奢な肩を掴むトロルの手は高々と掲げられている。あれだけ苦労して押しこんだ肉棒は引きぬかれていた。その過程で、凶器のように硬く張りだしたカリ首が膣ヒダを掻きまわす。スカーレットの喉から絶叫が搾られた。
彼女の灼眼は涙滴で覆われ、ルビーのようにきらきらと輝く。しかしその美しさは実用をなさない。視界は完全に塞がれており、見晴らしのよくなった森景を映さなかった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
腹腔の急激な体積の増減に、身体はめまぐるしく反応する。心臓は早鐘を打ち、肺腑は酸素を求めてのたうつ。
しかし呼吸を整える間など与えられない。
どむンっ!
「お゛ぐっ……!」
間髪入れず、トロルは再び突きいれを行った。深く、重く。骨盤がずれそうになる一撃だった。
痛打をもらった子宮はのたうつ。しかしスカーレットの腹腔にそんなスペースは残されていない。ただポルチオを、巨大な鈴口の上でのたくらせるだけだ。
ずじゅっ! ずぢゅっ! ずぼっ! ぼぢゅっ!
「おッ! お゛ッ! お゛ぉッ!!」
耕された膣腔には、幾分か余裕ができていた。いよいよ本格的な交尾が始まる。トロルの生殖器は子宮を押しあげ、腸を掻きわけ、肺を潰して、喉にまで至る。
内腑をめちゃくちゃにされているのだ。命の危機は目前にまで迫っている。そのサインは視界で瞬く星となって現れた。
ずぢゅっ! ぢゅっ! ぢゅばっ! ごぢゅっ!
「おぇ……ッ、お゛ぼ、お、ぉ……」
トロルはシェイカーとも呼ばれる。その由来は簡単だ。彼奴は捕獲した女を激しく振って、性交に臨むからである。
今まさにスカーレットも、シェイカーの餌食となっていた。
じゅばっ! ぐちっ! ごぢゅぅっ!
「がっ、あ゛っ、あ゛あ゛……ッ」
巨人の振手に合わせ、スカーレットの媚肉もぶるんぶるんと上下する。大きな胸は根元から千切れんばかりに揺すりたてられた。激動が乳腺にも邪悦を刺しこむ。
触れることなく、トロルは双房も犯しているのだ。
スカーレットの喘ぎは明らかに小さくなっていた。瞳孔も光を反射していない。幸いにも、限界は巨人の方に早く訪れた。
どくっ! どくっ! どくぅっ! どむっ!
「おっ、おお゛っ!? おっ、おぉぉお゛ッ!」
膣内射精の衝撃は、爆発的といえるものだった。それが気つけとなり、スカーレットの桃唇からも嬌声が跳ねあがる。
巨大な亜人は当然、巨大な睾丸を持っている。そこで生産される種の量も言うまでもなく大量だ。
スカーレットの桃唇は下品なOの字を描き、声帯からは濁った叫びを響かせる。
どくんっ、どくんっ、どく……っ。
「はぁっ! はぁっ! あ……」
トロルの射精はしつこく続く。子宮は白濁液で満たされ、水風船のように膨らんでいる。腹腔を破らんばかりの吐精量。これが大型亜人の種付けである。リットル単位の精液を注がれれば、女が辿る運命はひとつしかない。
すなわち、モンスターの懐胎である。
「はっ、はっ……」
スカーレットはモンスターに孕まされたことがある。だからわかる。己の子宮内壁に、受精卵が着床しつつあることを。
強牡に見初められ、奉仕し、種を拝領する。生物が持つ原初の悦びに、スカーレットは打ち震えた。
種付けを終えると、女を置き去りにする。それがトロルの習性なのだが……。
どしんっ!
「!!?」
いまだ萎えぬペニスをスカーレットに突きたてたまま、巨人は立ちあがった。それから森を歩きだす。
どしんっ! どしんっ! どんっ!
「あ゛がっ! がっ! お゛っ、がっ!」
トロルは稀に、捕獲した女をおもちゃにすることがある。破城鎚のようなペニスを挿入したまま走ったり跳ねたりするのだ。被害者にとっては悪夢でしかないだろう。
「お゛っ、ぐっ……!? ごっ、お゛ぉっ!!」
しかしスカーレットは違った。自分を孕ませたオス。彼のアクセサリーになれたことと……。まだまだ快楽が続くことに、歓喜を覚える。
歩行の振動は肉棒を伝い、ダイレクトに子宮へ届けられる。その度に嬌声と白濁汁を噴きだした。トロルの足跡は粘液で飾られ、彼がどう進んだのか一目瞭然となっている。
「お゛っ、ごっ、ががっ……!」
スカーレットの股関節はとうに外れていた。トロルが一歩踏みだすごとに、白い太腿がぷらぷらと揺れる。両肩も同様だ。巨人の腕力で乱暴に上下された結果、脱臼している。激痛で絶命してもおかしくはない。
しかし巨人の体液は彼女の神経を、肉体より重篤に侵していた。大きな苦痛はさらに大きな快感に変換されていく。
処理不能な域にまで過熱した悦楽に脳を焼かれ、スカーレットは意識を失った。満足したトロルが去っていったことも、凄腕のメイドにより回収されたことも。彼女はついぞ、気づくことはなかった。
◇
「うーん……っ!」
スカーレットは大きく伸びをした。執務は非常に順調で、書類は山を作る前に片付けられている。
聖都地下の森中で、トロルとの異種姦に興じた後。彼女の欲求不満はすっかり解消された。
「うん、今日はこれで終わりね。帰りましょう」
確認の声と共に、最後の書類に判を押す。仕事は精力的にこなし、ドラコもすくすくと育っている。公私ともに順風満帆と言えよう。
しかし新たな懸念も発生していた。
「んしょ、と……」
椅子から立ちあがる時、ついそんな言葉が出てしまう。その原因はわかりきっている。大きく膨らんだお腹だ。トロルの種付けは、スカーレットの子宮に新たないのちを芽吹かせていた。
「評議長!」
帰宅のため、スカーレットは廊下を歩く。そんな折、背後から職員に呼びとめられた。
「はい。どうしました?」
金髪の美女がにこやかに応じるのだ。どんな男も鼻の下を伸ばすだろう。それから、別のところへ目を移す。
スカーレットを前にした男の視線は大抵、三方へ分けられる。ひとつは可憐な花貌に、ひとつは重たげな乳房に、ひとつは悩ましいラインを描く下腹部に。
しかし最近は、一か所に集中している。
ぼってりと大きく膨らんだ腹部だ。美女には不似合いなそこは否が応でも注目を集めてしまう。
(やっぱり、目立つわよね……)
トロルは3メートルもの巨躯を誇る。よって赤仔も非常に大きい。スカーレットはすでに、出産を間近に控えた妊婦のような状態になっている。しかしまだ月は満ちていない。亜人の仔はもうしばらく、母の揺り籠で微睡むのだ。
「ちょ、ちょっと食べすぎたみたいで……」
「は、はぁ……」
視線を受けたスカーレットは言い訳を繰りだした。明らかに無理がある。彼女の身体で膨らんでいるのは腹部だけ。シャープな美貌は微塵も変わっていないからだ。
彼も異常に気づいているだろう。しかし評議長相手にヘタなことは言わない。
ぐりゅ……っ。
「ひっ!」
突然、スカーレットは肩と声を跳ねさせる。向かいあう青年はびくりとした。
「ど、どうされました!?」
「な、なんでもないわ……っ、大丈夫……」
スカーレットは美貌に笑みを浮かべる。しかしこれで取り繕えたとは言いがたい。頬は薄っすらとバラ色に染まり、汗が額に金髪を張りつかせる。煽情的にも見える表情だった。目の前の青年はごくりと唾を飲みくだす。
モンスターは全て、女を悦ばせる術を身につけている。それは胎児であっても変わらない。
ぐぐぐっ……!
「ふ、ぅぅうっ……!」
彼奴の武器はその質量だ。揺り籠の中で寝返りを打つだけで、母を喘がせることができる。
子を守り、育むはずの子宮。女の聖殿であるはずのそこは、あまりに多くのモンスターに侵されてしまった。スカーレットのそこは性感帯と成りはてている。
「だ、だいじょうぶ、だからぁ……、また、後で……っ」
「は、はいっ。失礼します!」
評議長の言葉を受けた青年は足早に去っていく。残されたスカーレットはそれでも、必死に嬌声を抑えていた。
臨月を迎えるまで、彼女はこのような苦境に何度も遭遇することとなる。
◇
ついに、胎児の月が満ちた。
元老院の評議長が魔物の仔を産む。こんなことが知られたら大スキャンダルだ。よって出産の場にいるのは信頼できる者……すなわち、マリィとリアンだけである。
「ふぅっ、……ふぅぅ……」
スカーレットはキングサイズのベッドで、仰向けに横たわっている。荒い息を吐く度に重たげな腹が上下した。彼女ほどの恵まれた女体でなければ、すでに腰骨が折れていたかもしれない。
出産にはマリィとリアンが立ちあう。しかし彼女らは大人しく見守る気はないようだった。
「スカーレットのおっぱい、さらに大きくなっとるのぅ」
「あんっ!」
マリイの小さな手で、乳房を軽く搾られた。そんな軽い接触だけでミルクが噴きだす。細い乳管に圧力がかかり母乳が飛びでると、思わず達してしまいそうになる。
法皇の言葉は正しい。スカーレットは腹だけでなく、乳房も大きく育っていた。その原因はもちろん、胎に宿したトロルの赤仔だ。
「おぉっ。やっぱり量もすごいのぅ。どれ……」
「んんっ!?」
マリイは可憐な唇を窄ませ、乳首を咥えた。そしてちゅうちゅうと吸いたてる。授乳はドラコで慣れたものであるが……。幼き法皇の口は、スカーレットの身体に快楽を入力しつづける。
「あぁっ、あうっ、あぁっ!」
ミルクを充分に吸引した後、マリィは口を離した。
「おぉっ! 美味い! 牛乳は苦手じゃが……これなら毎朝でも飲めそうじゃ!」
それから喝采を送る。そしてさらに、スカーレットのミルクを吸いたてた。容赦のない乳責めに、若母は艶泣きをこらえきれない。
妊婦の身体をまさぐる者はマリィだけではなかった。
「あぅっ! あっ、はぁっ」
「お腹が張りつめていますね。とても良い発育かと」
相変わらず無表情だが、リアンの手つきは情熱的だ。すべすべした手のひらで腹部をまさぐる。
巨人の赤仔を収めた子宮は限界以上に膨らんでいる。いかに鍛えられたスカーレットの腹筋とはいえ、抑えこめていない。肌のざわめきは直接、胎に届けられることとなる。
「はぁっ、はぁっ、あぁっ!」
乳首に吸いつかれ、ぼて腹をくすぐられ。女体のツボを押さえた愛撫を受け、妊婦の身体は否が応でも昂っていく。
しかし睦みあいはここまでだ。
ずぐんっ!
「うぐぅぅっ!?」
スカーレットの全身がびくりと跳ねた。ベッドのスプリングが高く軋む。異変を察知したリアンは、素早くマリィを下がらせた。
「はぁっ、あっ、あぁっ!」
トロルの仔が子宮から出ようとしている。大きな頭部が揺り籠の口をこじる場面すら、母体の脳裏に浮かんだ。
最大の性感帯であるポルチオが引きのばされていく。出産に臨む美女に襲いかかるのは、痛苦ではなく悦楽だった。
「お゛ぉっ、お゛っ、お゛ぉ~~んっ……」
スカーレットは唇を尖らせ、遠吠えのような喘ぎをあげる。凛々しく美しい、そんな普段の彼女からは想像もできない。濁りきった嬌声だった。
「がんばれがんばれ! スカーレット!」
「ふぎっ! い、いぃぃい~~っ!」
マリィの無邪気な声援に応じる余裕もない。しかしスカーレットの膣腔はゆっくり、ゆっくり、ナメクジのような遅鈍さで胎児を送りだしつつあった。
ぶぢゅっ!
「がっ」
ついに出口に辿りついた。陰唇が裂けんばかりに拡がった。亜人の頭蓋が嵌まったのだ。邪悦の衝撃と体内の圧迫で、スカーレットはまた小水を漏らす。この仔を仕込まれた時の再現のようだった。
ぐっ、ぐぐぐぅ……っ、っ、どぢゅゥッ!
「がっ、あっ、あぁぁぁ~~~~ッッ!!」
最後は父譲りの力任せで、胎児はこの場を終わらせた。開ききった膣口から、青い肌の赤仔が現れる。
大きな水音はさらに大きな絶叫でかき消された。羊水と性臭が豪奢なベッドにぶちまけられる。
白目を剥いたスカーレットの股間で、トロルの赤仔はけたたましい産声をあげた。
◇
リアンは手回し良く産湯とベビーウェアを用意した。メイドの手から嬰児を渡され、
抱かせてもらう。さすが巨大な亜人である。赤仔であるのに、すでにずしりとした重量を感じる。
マリィとリアンは退室し、しばし母仔はふたりきりになった。
まだへその緒も取れぬ我が仔は、母の腕ですやすやと眠っている。
「ドラコに弟ができちゃったわね」
スカーレットの血を引いているとはいえ、この仔はモンスターだ。いずれは男を殺し、女を犯し、人を害する存在になる。
しかし穏やかに寝息を立てる姿には、どうしても頬が緩んでしまう。
今まで大人しくしていたのに、急にぐずりはじめた。
「はいはい、おっぱいね」
すでにドラコの世話をしている。赤仔の要求は聡く察することができる。ミルクをねだる我が仔に、スカーレットは乳首を含ませた。
腹と共に膨らんだ彼女の乳房は、メートルの単位にも届いている。それはトロルの巨体を育てるためだったのだ。
「ふふ……」
亜人の仔は唇を窄ませると、一生懸命に母乳を吸いだす。肌の色艶も顔の造形も、自分とは全く異なる。しかしスカーレットの胸に暖かいものがじんわりと広がる。それは紛れもなく母性だった。
しかし。
かりっ。
「あ、ん……っ」
乳首に硬いものが突きたてられた。青い亜人は産まれたばかりなのに、すでに歯が生えていた。
飲乳に一生懸命の彼にそのような意図はまだあるまい。それでもスカーレットの身体は反応してしまう。
大きな身体を養うため、トロルの赤仔はますます熱心に乳首へむしゃぶりつく。
「んんっ……、あっ、はぁっ……」
我が仔を抱く腕から少しずつ力が抜けていく。それでもトロルの嬰児は母のことになど構わない。ただひたすらに、己の欲を満たそうする。
ひとつ欲望を叶えれば、またひとつ欲望が生じる。それが生物というものだ。
権力を振るう時。美食に巡りあった時。勝利を得た時。そして……。繁殖に至った時。
貪欲さにかけては、人間はモンスター以上の存在かもしれない。清廉潔白であるはずのスカーレットも、すでにとある欲に捕らわれていた。
(また、あの森に行くことになりそうね……)
その考えは確信に近いものだった。もはや己の淫乱さから目を反らすことができない。スカーレットは思わず苦笑する。
我が仔に乳を与える母は、早くも股を濡らしている。それは次なる異種姦と……。異種出産に対する、期待の証に他ならなかった。