モンスターパーク2アフター 異種姦を望む乙女 作:二木ユキト
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スカーレット、胎と胸でコックローチを孕む(https://syosetu.org/novel/346468/9.html)の続編となります。
コックローチに胸も腹も孕まされた三人。
穢れを洗いおとしたいマリィは、スカーレットとリアンを湖畔の保養地に誘います。
そこにはタガメのモンスターが住んでいて……?
粘着質な水音が木々に吸いこまれた。その後に続くのは、母乳の甘い匂いと……腐敗した生ゴミのような、酸性の臭気だった。
「はぁっ、はぁっ……! うぅぅ……!」
修聖教会の幼き法皇、マリアーヌ・ローエン・グリン。彼女は最後の出産を終えた。
といっても人間の胎児を、膣腔から通したわけではない。長い触覚と白い甲殻の楕円蟲は、桜色の小さな乳首から這いでてきた。
ゴキブリそのものの姿をしたモンスター、コックローチ。この蟲は女の胎だけでなく、乳房にも種付けが可能なのだ。
先日、マリィはリアンとともに、挙動不審のスカーレットを尾行した。金髪の麗人が向かったのはローチのコロニーで、そこで産蟲を繰りひろげた。
主従も黒蝋蟲どもに見つかり、交尾に巻きこまれてしまった。
その末路は言うまでもない。胎には牡性器を、胸には産卵管を。それぞれ挿しこまれ、ゴキブリのごときモンスターをたっぷりと仕込まれた。
そして体内で育てた仔蟲たちは今、乳首と淫裂から這いでている。
「はぁっ、あぁっ……!」
「ま、マリィ様……っ」
主の身を案じるのはもちろんリアンだ。彼女もまた同じように、ローチの臭気に覆われている。プラチナブロンドの髪にも、引きしまった肢体にも。自らが産んだ黒蝋虫の穢汁がまとわりついていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
コックローチは親を頼らずに生育する。荒い息を吐くマリィにもリアンにも一顧だにせず、森の奥へ行ってしまった。おそらく群れと合流するのだろう。
理外の産蟲に、ふたりは息も絶え絶えだ。しかし会話できる程度の余力を残す者も、この場にはいた。
「いかがだしたか? マリィ様」
そう問うたのはスカーレットだった。彼女の頬には艶朱が浮かんでいる。
輝金の麗人はすっかり、蟲姦に魅了されていた。ゴキブリそのもののモンスターに孕まされ、その仔を産んでも、もはやあまり抵抗感はない様子だ。
「はぁ、はぁ……っ、も、もう二度と、ごめんじゃ!」
まだ息は整っていない。それでもマリィは真っ赤な顔で宣言する。幼き法皇はスカーレットほど、異種姦の深みに嵌まってはいないようだ。
「私も、さすがに……。もうあの蟲は、こりごりですわ」
従者のリアンも主人と同意見である。細く引きしまった肢体を気だるげに起こす。白濁した汚汁がねちゃりと音を立てた。
「うぅ……。このままでは、臭いが染みつきそうじゃな……」
マリィは手の甲を鼻に近づけると、くんくんと嗅ぐ仕草をした。それから眉根を寄せる。
コックローチがまとう濡蝋には異臭が含まれている。そんな穢蟲どもを体内に宿し、産みおとしたのだ。少女の危惧は当然といえる。
「ふたりとも。水浴びしに行くぞ!」
「かしこまりました。すぐに湯殿の準備を……」
恭しく頭を下げるリアンに対し、マリィはちがうちがうと首を振った。
「保養地へ行くのじゃ! それくらいしないと、落ちそうにないからのぅ!」
それから高らかに宣言する。リアンは疾く察したが、スカーレットは首を傾げている。
「保養地?」
「はい。法王庁が管理しているところです。近くに綺麗な湖がございます」
その説明でスカーレットも合点がいった。そこで蟲の穢れと臭いを洗いおとすつもりらしい。
「ふたりとも、楽しみにしておるのじゃぞ! ふふふ……」
マリィは途端に、にやにやと笑いだした。なにかを企んでいるようだ。
スカーレットもリアンも承知しているが……。彼女の目論みに黙って乗ることにした。
◇
元老院の評議長とともに視察を行う。これは法皇の勅命である。ゆえに翌日には三人とも、法王庁が所有する保養地に到着した。
リアンの言うとおりだった。池の水は澄みわたり、浅瀬で遊べるよう整備もされている。併設されたログハウスも立派なものだった。
「これだけじゃないぞ。こんなこともあろうかと、以前から用意しておいたのじゃ!」
同好の士たちに、法皇はプレゼントを贈った。水遊びには欠かせないもの。すなわち水着である。
三人はさっそく着替えると、湖に入った。
「これ……とても不思議な生地ね」
麗人の豊かなバストとヒップは、紅のビキニに包まれていた。金の縁取りと白のワンポイントが、華やかさと気品を演出する。彼女が普段にまとう装束を水着にすれば、このような形になるだろうか。
双房がつくる深い谷間、豊かに張りだした尻。幾度となくモンスターを孕んだのに、細いままの腰つき。
牡の繁殖欲を否応なくくすぐる艶曲線が、惜し気もなくさらけ出されている。
「はい。水をちゃんと弾いて、身体に密着して……。どういう技術なのでしょう」
リアンが身につけるのは、ワンピースタイプのものだ。シンプルな造りと涼やかな青色が、怜悧な美貌によく似合っている。
シルエットにぴたりと密着する、細身の水着だった。鍛えあげられた美肢体をうっすらと浮かびあがらせる。股布はハイカットされ、背中は大胆に開く。脚と背のラインを剥きだしにしていた。
もしリアンが本気で泳いでも、全く邪魔にならないだろう。そんな機能美も併せ持っている。
「うむ。聖都の仕立て屋に最近、腕のいい職人が入ったらしくてのぅ!」
そう解説するマリィは、純白のワンピースをまとっている。少女が身に着けるに相応しい、露出度の控えめな水着である。
穢れも曇りもない生地は、法皇らしいともいえる。しかし水を浴びると、乳首や淫裂の桜色が僅かに透けるような……。その可憐さは実に危うい。
胸元には縦横ナナメの直線で構成された意匠があった。これは異国語で、「マリィ」と読むらしい。しかしその真偽はスカーレットにもリアンにもわからない。
いずれも素晴らしい出来栄えの水着だった。
しかし縫製の技術はともかく、生地の性質は腕がいいという次元を超えている。まるでこの世界の物品ではないような……。
「スカーレット様」
「えぇ。その仕立て屋、調べた方がいいかもしれないわね」
真剣な表情をする美女たちに、マリィは口を尖らせた。
「今日は遊びに来たのじゃぞ? 仕事の話はナシじゃ、ナシ!」
その言葉にも一理ある。穢蝋を洗いおとすため、三人は水辺で戯れだした。
まだ太陽は高い。水しぶきが上がるときらきら煌めく。その様に歓声も上がった。無邪気に振る舞うスカーレットたちだったが……。その瞳が急に、鋭く尖った。
「……!」
「マリィ様、私の後ろに」
なにかが近づいてくる。スカーレットとリアンはその気配を察した。ふたりは水面に目を落とす。澄んだ湖水の中を、滑るようにして近づく影があった。
楕円の大きさは三十センチほど。しかし明らかに魚ではない。身をくねらせることなく、美女たちに向けて真っ直ぐ進路を取る。
さらに近づいてきた。甲殻と、水を掻く前脚が見える。昆虫型のモンスターだ。
刺客ではないと安心した。しかしなんという生き物なのか。
「あれはオオタガメじゃ」
マリィはその正体をすぐに看破した。というより彼女は、ここにこの水棲蟲がいることを知っていたのだろう。
そして、蟲を産んだばかりの彼女たちの汗が、オオタガメを惹きつけるフェロモンとなることも。
「なるほど。これがマリィ様の目的だったのですね」
スカーレットの言葉に、マリィは大きく頷いた。
身を清めるのなら、法皇専用の湯殿で事足りる。しかし異種姦を愉しむには野外に繰りだす必要があった。
「あれの感触を、どうしても上書きもしたくての」
マリィの言葉は間違いなく、コックローチとの交尾を指している。
長い触覚と黒い甲殻。かさかさと這いまわり、濡蝋からは異臭を放ち……。ゴキブリをそのまま巨大化させたローチは、乙女には耐えがたい不快感を与える。
彼奴らから与えられた穢れだけでなく、孕胎の感触を忘れるため。マリィはこの地を選んだのだった。なんでも、ローチの妊娠中にモンスター図鑑をめくって吟味したらしい。
「マリィ様のお気持ち。リアンはよくわかりますわ」
メイドも深く深く頷いた。一番の従者からも賛同を得て、マリィも得意げな表情を見せる。
「それに、あやつらの種も持って帰れるかもしれんしのぅ」
聖都地下の森は広大だ。そこには水辺もある。しかしスカーレットは、オオタガメなるモンスターを見たことがなかった。
種と卵の輸送に成功すれば、彼女らの憩いの場はさらに賑やかになるに違いない。
「そういうことでしたら」
「もちろん、マリィ様のお供をいたします」
幼き法皇の計画に、ふたりは快く応じた。
スカーレットとリアンの言葉を待っていたかのように。水棲の昆蟲は、水着の美女たちに襲いかかった。
◇
昆虫は三対六本の脚を備える。モンスターも例外ではない。ただ、オオタガメの前脚は非常に大きい。スカーレットの細腰を後ろから、力強く抱えこんだ。
ずぶぅっ!
「くっ……、うふぅ……っ」
蟲根がひといきに膣腔を満たす。横隔膜が押しあげられて、悩ましい息が喉から漏れた。オオタガメは胎内の感触を確かめることもしない。そのままピストン運動に移行した。
抽送に合わせて豊かな肢体が揺れる。水面にも波紋が広がっていった。
ずぶっ、ずぶっ、ずちゅっ、ずぶっ!
「はぁっ、あぁ……! あぁっ!」
スカーレットの手足はすらりと長い。四つん這いになっても、浅瀬なら顔を湖水に沈めずに済んだ。
しかし酸欠の危険と無縁ではいられなかった。
ずむっ!
「んぉっ……!? お、おぉ……っ」
すぅっと通った鼻梁に細い顎。紛うことのない美貌に、醜い水棲蟲が張りついた。繰りだされた牡性器の狙いは言うまでもない。艶息を吐く朱唇だ。
ずちゅっ、ぬちゅっ、ずちゅっ!
「むぅっ、おぉっ! おほぉっ……!」
そのまま腹部をいきらせ、性運動を送りこむ。常は体内に格納されている、オオタガメのペニス。そこからは濃厚な蟲臭が立ちのぼる。
反射的に顔を背けようとした。しかし六本脚でしっかりとホールドされ、逃れることはできない。
「ああ゛……ちゅうっ、むぅっ、ん……っ」
視界は覆われ、鼻腔も塞がれ、唾液を粟立てるようなイラマチオを課される。五感のほとんどを支配された。ゆえにスカーレットは自然と、蟲姦にのめりこみだす。
朱唇を窄め、ちゅぱちゅぱとオオタガメのペニスにしゃぶりついた。
どくっ! どくんっ! どくっ!
「むぁ……! おお゛、お……!」
蟲根から身悶えが伝わってくる。次の瞬間、肉管は大きく跳ねあがる。美女の口内に濁汁がぶち撒けられた。
胎中にもじわりと冷たい感触が広がりだす。反射的に締まった膣腔は、種付けも導いたようだ。
「はぁっ、はぁ……! むぅっ!?」
欲望を満たした個体たちはぽろりと湖に落ちた。水しぶきがあがるより早く、スカーレットの身体に新たなオオタガメが張りつく。美女は再び、蟲根で串刺しにされた。
ずぶっ、ずぶっ、ずぢゅっ!
「むぁっ! ああ゛! あ……っ、お、ほぉぉおっ!」
朱唇にも咥えこまされたとはいえ、彼女の悩乱はただごとではない。その理由は下腹部にあった。そこに取りつくオオタガメは一匹、増えていた。
(お、おしりっ、おしりも……!)
一方は膣口を、もう一方は排泄孔にペニスを突きこむ。
二穴をごりごりと穿られる。加算ではなく乗算の蟲悦がスカーレットに叩きこまれた。浅瀬で四つん這いとなる美女は、快楽の深淵に溺れていく。
「むぉっ……! お、おぉっ……!
スカーレットの視界は蟲腹に遮られている。しかしこの性宴はまだまだ続く。彼女はそのことをしかと理解していた。
その事実がますます、麗人を昂らせていく。
◇
その隣でももちろん、人と蟲の交歓が始まろうとしていた。
スカーレットは後ろから貫かれたが……。対するリアンは、前方からタガメの抱擁を受けていた。
くちゅっ、ぬちゅっ……!
腹部からはすでに肉管が伸ばされ、交尾の意欲は満点だ。しかしなかなか挿入を果たせない。ワンピースタイプの水着が障壁となっていた。
楕円から触覚を伸ばす水棲蟲は清青の生地の上で、もぞもぞと蠢くばかりだった。女性なら気絶してもおかしくはない光景だ。
「ま、待ってください……」
リアンはほっそりとした指で股布をずらす。女孔がちらりと覗いた。オオタガメの牡性器はようやく、淫裂を割りひらく。
怜悧な美貌にさっと朱が浮いた。悩ましい息が艶めいた唇から吐きだされる。
(マリィ様から賜わった水着……破くわけにはいかない)
交尾に協力的だったのはもちろん、リアン自身の愉しみのため。しかし主人のことを思っての行動でもあった。せっかくのプレゼントなのだ。一日で台無しにするのは憚られた。
オオタガメは脚の繊毛を水着にひっかけ、美女にしがみつき続ける。生地が傷まないか、リアンは少し気になった。
ずぶんッ! ずぶっ! ずちゅっ、ずぶっ!
「んんっ……はぁっ!」
しかしそんな考えはだんだんと、心の隅に追いやられていく。性運動を送りこまれるごとに、リアンの心は蟲姦の快楽に捕らわれだした。
「あ……」
ふと周りを見る。湖面には多数のオオタガメが、己の交歓をじっと見つめていた。
彼らがなにを望んでいるか。優れたメイドでなくとも、それは簡単に読みとれた。
「ギッ?!」
「ギギィイッ!」
二匹のオオタガメが鋭い声をあげた。腹部から伸ばした牡性器が、柔い手指に包まれたからだ。
「ふふ……。あなたたちも……気持ちよく、なって……」
腹上で水棲蟲の性動を受けとめながら、リアンは手コキを捧げる。
常は体内に格納されている蟲根は、湖水より粘る体液で覆われていた。なめらかな表面を上下にしごくだけで、彼らに充分な快楽を与えられた。
どくんっ! どくんっ! どくっ、どくんっ!
「ふぅっ……! はぁ、はぁ……っ」
胎中にも白肌にも、オオタガメの胤汁がぶち撒けられる。湖水よりもなお温度が低い。身体がぶるりと震えた。しかし体奥に宿った淫火が、リアンの情欲を燃えたたせていく。
「もっと、きて……」
メイドという立場も今は忘れさっていた。リアンはただただ蟲悦を求める。ガーネット色の瞳は蕩け、オオタガメの群れに手を差しのべた。
蟲どもは競って、引きしまった美肢体に牡性器を押しつけはじめる。
◇
美女たちの肢体には、競うようにしてタガメどもがまとわりついている。
ただでさえ艶めかしいカーブを描く女体だ。それは今、鮮やかな水着で飾りたてられている。水棲蟲の甲殻がそこにへばりつくのは、当然のことといえた。
幼き法皇もまた、交尾相手を待っていたのだが……。
ざざざざっ!
「!? なっ……!」
湖面が大きくさざめいた。なにか巨大なものがやって来る。波がぶつかったと思ったその瞬間。マリィの胴体と両腕には、六本の蟲脚が食いこんでいた。
(こ、こんな大きいのが……!)
幼き法皇を捕らえたもの。それはオオタガメどものボスだった。彼奴の体長は少女の身長を優に越している。二メートルにも迫りそうだ。
マリィは事前に、オオタガメの特徴を調べていたが……。ここまで大きな個体がいるとは、完全に想定外だった。
「うぅっ!」
思いもよらなかった事態に、反射的に抵抗してしまう。身をよじり、腕を振りあげようとする。ビクともしなかった。
自分はこの巨蟲から逃れられない。それを改めて実感すると、だんだんと頬も息も火照っていった。
「はっ、はぁ……」
マリィは修聖教会の法皇だ。貴人の中の貴人といえる。しかしモンスターどもはそんな身分にも、幼子の身体にも頓着しない。腹部の末端から欲棒を真っ直ぐに伸ばした。
ず、るるるるるっ!
「ひゃっ?! は、あぁっ!?」
内腿になにかが当たった。太い管のようなものだ。それは水着と地肌の境に潜りこみ、身体を擦りながら上昇してきた。
薄腹と平胸をくすぐった後、首元のホールから先端を覗かせた。
(これ……オチンチン……?)
それはもちろんペニスだった。群れの首魁の逸物である。他のものとは比較にならぬ巨怪さだった。
顔貌に牡性器を突きつけられたら、どうするか。マリィはまだ幼い。しかし牝の嗜みはきちんと身につけていた。
「んちゅ……」
顎が外れそうになるほど、桜唇を大きく開く。欲棒の先端を口内へ招きいれた。
タガメは普段、生殖器を体内に格納している。濃厚な蟲臭が口蓋から鼻腔へ流れこんできた。
「ぺろ、れろ……、ちゅっ、ちゅうっ」
それでもマリィは舌を用いて水棲蟲に奉仕を捧げる。不完全なフェラチオだった。先端しか咥えこめていない。しかしそこには精液を通す孔がある。
射出口を重点的に舐り、穿り、ちゅうちゅうと吸いつく。懸命な口淫に、異種も反応を示しだした。
(びくびくしてる……)
己を捕らえる六本の蟲脚。その先が開き、ホールドが緩みだす。
もちろんマリィは逃げることなどしない。それどころか自分から牡性器に抱きついた。極柔の身体が密着し、タガメのペニスがぶるりと胴震いする。
「んちゅっ、むちゅっ、むぅっ、むちゅう……」
水着の締めつけにより、蟲根のひくつきがよくわかる。マリィの奉仕にも熱が入っていく。
肉棒がさらに大きく跳ねた。同時に下から上へ、脈動が駆けのぼっていく。覚悟する時間などなかった。
どくっ! どくっ! どくんっ! どくくっ!
「むぅうっ!? う、うぉっ、おお゛……っ」
撫でまわしていた縦孔から熱いものが噴きあがった。小さな口内は一瞬で占領される。収めきれず、唇端からぼたぼたと白濁が零れた。
それでもなんとか、口中の精液は飲みこもうと試みる。モンスターの胤汁は濃い。唾液で溶かさねば喉を通らない。マリィの顎も頬も忙しなく動きだした。
「んぅっ、んぐっ、んっ、んんっ……!」
蟲には熱血が通っていない。さらに彼奴は水中で暮らしている。種は冷たく、胃の腑に落とすと身体が芯から冷えていく。
「んぐぅ……! んふ……ふーっ、ふーっ……!」
しかし欲汁を取り入れれば入れるほど、下腹がぽかぽかと温まっていった。吐きだす鼻息も熱さを増す。そしてヘソの下にある子宮が、マリィに訴えるのだ。
強雄の仔を孕む準備は整った、と。
「…………」
オオタガメは言うまでもなく野生のものだ。雌のサインには敏感である。受けいれられたと知った彼奴は、いよいよ種付けを開始する。
ぐぐっ!
「わっ!?」
背後から力強く引っ張られた。マリィは立位を保っていたが、たまらず仰向けに倒される。タガメは背を水面に向け、ぷかぷかと浮きだした。
(おぉ……これは、すごい!)
巨蟲に後ろから組みつかれているマリィは、顔と腹を天に向けることになる。
浮遊感を覚えながら、抜けるような青空を一望できる。まるで宙に遊泳しているような心地だった。マリィは一瞬、蟲姦のことすら忘れてしまう。
「んんっ! ひゃあっ!」
しかしタガメの方はそうではない。水着の中でペニスがぐねぐねと蠢いた。肌をくすぐられ、高い声があがる。
水棲蟲は己の生殖器を、自由自在に動かすことができるらしい。まるで触手のようだ。
つぷ……ずっ、ずずずずず!
「は……あぁっ、あ、あぁぁあ゛!」
ゆえに蟲根の先端が姫穴を捕らえることも容易だった。そのまま力強く前進していく。狭く締まった少女の膣腔が押しひろげられた。
性粘膜が引きつれるごとに、痺れるような快楽が会陰に走る。
ずんっ……!
「ふ……ぅぅぅう……!」
やがて、マリィのナカいっぱいに異肉が埋められた。
相手は二メートル級の体躯である。そのペニスももちろん太く、大きい。子宮を容易を突きあげ、圧迫感が腹腔に渦巻く。
「はっ、はぁっ……、はぁっ!」
しかしマリィはこの感覚が嫌いではない。逞しく、雄々しく、容赦がない。モンスターの牡性器からたらされる苦悦。幼き法皇はもう、それに魅入られていた。
ずずず……! ごつんっ!
「あっ……、あぁあ゛っ!」
オオタガメの首領は腹部をゆっくりと引き、再び押しいれた。
奥から順に膣ヒダを薙ぎたおされ、膣底を思いきり叩かれる。マリィの青瞳から火花が散る。
この動きは具合を確かめるものだったのか。本格的な交尾は次の瞬間から始まった。
ごんっ! ごつっ! ごんっ! ごちゅっ!
「おっ、おぅっ! おぉ……っ、あ゛っ!」
彼我の体格差はとてつもない。単純な抽送でも、マリィの体内は激しく掻きまわされる。子宮が底まで揺らされ、蓋が緩みだした。
しかし過大な悦を味わうのはマリィだけではない。少女の強締に晒される首領も、早々に限界へ達してしまう。
どくんっ! どくんっ! どくんっ! どくっ!
「くぁっ……、あぁっ、はぁっ! あ、あぁぁあ゛!」
子宮口に潜りこまんばかりに、鈴口が突きこまれる。その後に精液が炸裂した。マリィの胎に余すところなく注がれていく。
ぷかぷかと浮かぶ心地を感じていたのに、腹に錨を打ちこまれたようだ。少女の額に脂汗が滲む。
「はぁっ、はぁっ! ま、まだ……?」
胤汁の迸りは、まだまだ止まらない。子宮の膨らみは外部にも現れた。マリィの薄腹がぽっこりと隆起しだす。
「く、くるし……! あ、あはぁあっ!」
彼女は今、ワンピースタイプの水着を装着している。膨腹は生地に抑えこまれた。締めつけが強まり、吐き気さえも襲ってくる。
「もう、孕んだからぁ……! もうっ……! ああ゛っ!」
マリィは己の卵子の敗北を、声高らかに宣言する。しかしモンスターは言葉を用いない。ゆえに納得を得るには行動しかない。
オオタガメの首領は最後の一滴まで、己の胤汁を少女の胎に流しこんだ。
◇
スカーレットたちが湖畔に入って、どのくらい経ったか。いつの間にか夕暮れが訪れていた。
交尾の時間は充分すぎるほどあった。種付けに満足したオオタガメどもは、水底に帰っていく。浅瀬には三人の美女が残された。
「はぁ、はぁ……」
ふんだんに精子が詰まった粘液である。いかに湖であっても流れがたく、白肌にも水着にも濁痕がへばりついている。
誰ともなしに、気だるげに身を起こす。小さな波紋が浮かんだ。
「すごかった……」
「水辺のエッチも……いいかも……」
凛々しいスカーレットも、怜悧なリアンも、今はすっかり蕩けた表情をしている。半身を水に浸したままでの交歓は珍しいばかりでない。浮遊感や窒息を伴う、珍奇の快楽もあった。
美女たちは水棲蟲姦を堪能した。引きあげようとした、その時。
ちゃぷ……。
「?」
水音が響いた。スカーレットは振り向く。湖面に浮かぶのはオオタガメだった。十匹ほどの群れを成して、水棲蟲が再び姿を現す。
モンスターの目的はひとつしかない。彼奴らもまた、美肢体を使って繁殖したいらしい。
「先ほどとは別のグループでしょうか」
堪能したとはいえ、交歓はまだまだ望むところである。しかし素朴な疑問が湧いた。何故、さっきまでの乱交に合流しなかったのか。
首を傾げるリアンに、マリィは説明する。
「こいつらはメスじゃ」
モンスターにはオスしか産まれない種も数多い。しかしオオタガメには雌雄の区別があるそうだ。
注意深く観察すれば、その体躯は先ほどのものよりも少し大きく見えた。
「メス……ということは……」
その内になにを抱えているのか。スカーレットはすぐに察した。美貌に笑みが浮かぶ。対照的に、リアンは頬を引きつらせた。
「こ、これもしておかねば、上書きにならんからのぅ……!」
マリィの声も少し震えていた。図鑑で予習していた彼女はもちろん、彼奴らの繁殖法を知っている。
じゃぶっ!
「!」
湖水を大きく跳ねあげて、卵を抱えたメスどもが飛びかかる。六本脚が着地したのは胸乳だった。
◇
「ま、まさか……! あぅっ!」
リアンの考えは当たっていた。乳首に刺痛が走る。針のような産卵管を挿しこまれていた。高性能な水着であるが、防御の役には全く立たない。
ぷちゅっ、ぷちゅっ、ぷち……。
「う、うぅぅ……! あぁっ!」
乳頭から出るのは液体のミルクで、しかも一方通行である。にもかかわらず今は、しなやかで鋭い管で刺され、卵塊を送りこまれている。痛苦を感じて当たり前だ。
ぷちゅっ、ぷち……ぷちち!
「あ、あぁっ! ああ゛!」
リアンは思わず、胸に張りつくオオタガメを掴んだ。甲殻は硬い。爪が立つはずもない。銀髪のメイドはなおも、乳腺を好き放題に踏みあらされる。
「やめっ、はぁっ、あぁぁ……!」
声は震え、眉間には皺が寄る。苦悩の表情だ。しかしそれらはだんだんと蕩かされていく。
逆走は単なる違和感でしかなかったのに。いつしかリアンは、そこに甘い悦を見出すようになっていた。
◇
「あぁぁっ! あぁんっ!」
銀髪のメイドが悩まし気に喘ぐ、その隣。スカーレットは細首を反らし、快楽の歌声を夕空に響かせていた。
オオタガメの産みつけはまだ終わっていない。孵化場から落とされないよう、六脚を大きな乳房に食いこませた。
「ひぃっ、はっ……! あぁっ!」
金髪の麗人はその動きにも悦感を見出す。朱唇がまた開かれた。
ふたりが課されるのは当然、同じ乳姦である。それなのにどうして振る舞いが変わるのか。
(ローチの時より……気持ちいい……!)
スラッグに、コックローチに。スカーレットは充分な乳姦経験を積んでいる。蟲の卵を双房の内に産みつけられることはすでに、交歓の一部となっていたのだ。
ずぶぶぶっ!
「はぁぁっ! はっ、あぁぁあっ!」
穴が空くほど大きく、乳頭を穿られても。スカーレットはもはや痛みを感じない。ただただ快楽だけを享受する。
産卵管を深く刺しこめるのは、蟲にとってもメリットがあった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
ふっくらと大きく、栄養豊富で、苗床としての実績も申し分ない。オオタガメは全ての卵を移しかえるため、ますます腹部をいきらせる。
スカーレットはその度に、甘い嬌声を湖畔に響かせた。
◇
スカーレットもリアンも、成熟した女体の持ち主だ。乳苗床化にも耐えられる。しかしまだ幼気なマリィはどうだろうか。
「うぅ……! はっ、はぁっ……!」
ちょうど今、一匹のオオタガメが、抱えた卵の全てをマリィに託しきったところだった。
(お、おっぱいが……)
その結果は誰の目にも明らかとなっている。胸中に仕込まれた内容物が、微乳を隆起させていた。
背は低く、くびれも乏しい。それなのに胸乳ばかりが膨れあがっている。マリィはそんな、不自然な体型となってしまった。
「はぁっ、はぁっ……!」
そのアンバランスさこそが、不可思議な魅力を生みだしていた。少女の可憐さと艶女の肉感。蟲卵によって矛盾が成立する。
マリィの額には脂汗が滲み、呼吸も荒くなっている。しかしオオタガメどもはもちろん、容赦などしない。
「も、もう、これ以上はぁ……あ! あ、あぁぁ……!」
修聖教会法皇という、比類なき貴人。そんな彼女はセックスアピールだけのロリ爆乳に仕上げられていく。
そしてその声も徐々に、牡に媚びるような響きを強めていった。
「はぁっ、あぁぁんっ!」
湖畔の三人は揃って、快楽の歌を合唱する。
メスのオオタガメによる、乳房への産みつけ。それは夜を徹して行われた。沈んだ太陽が再び昇る頃。卵を託しきった雌蟲たちは後足を掻き、静かに湖中へ戻っていった。
「はぁっ、はっ、あぁ……」
後に残された三人は水面にかろうじて浮いていた。朝陽の眩しさに目を瞬かせる。
最初に起きあがったのはやはり、スカーレットだった。
「マリィ様。胸のエッチも……いいものでしょう?」
「うーん……。わらわはまだ、わからないかも……」
己の身体に目を落とす。先ほどの産みつけにより胸乳は膨らんでいた。白水着を突きあげるほどだ。
腹以外の体型も変わってしまう蟲姦の妙味は、まだ少女には理解しがたい様子だった。
「あ!」
リアンは急に大きな声をあげた。スカーレットとマリィは慌てて視線を向ける。銀髪のメイドは水着に目を落としていた。
「よかった……。穴は開いていませんわ」
メスのオオタガメどもは乳首に産卵管を挿しこんだ。モンスターなれば、水着を気にかけることはない。しかし生地は破れておらず、傷んだ形跡すらなかった。
「あっ。そういえばわらわのも、何ともない」
マリィのワンピースも、スカーレットのビキニも。産卵管に貫かれたというのにやはり、穴など残されていなかった。
「マリィ様から賜わった水着が傷物にならなくて……良かったですわ」
「……どういう生地なのかしら」
リアンは嬉し気だが、スカーレットは疑念を強めたようだ。
何はともあれ、目的は完遂できた。ローチの汚濁を洗いながしただけでなく……。たっぷりの土産を己の身に宿し、三人は聖都へ帰還するのだった。
◇
法皇たちが保養地へ趣き、数週間ほどが経った。
蟲型モンスターの成長は早い。スカーレットたちはすでに、臨月を迎えていた。
出産の時が近いと知った彼女らは聖都地下の森へ入る。ここの水辺にもオオタガメを根付かせるためである。
「私以外、裸で来ると思っていたけど……」
スカーレットの水着はビキニだ。ゆえにぼて腹となっても、問題なく装着できる。
リアンとマリィはワンピースタイプだったので、水着はまとえないと思っていたのだが……。
「やはり、この生地は特別なようです」
「すごいのぅ!」
青のハイカットも白の子供用水着も、膨らんだ胸も腹もしっかりと覆っていた。どんどん伸びて身体に密着する、不思議な素材でつくられているらしい。
しかしさすがに、着装感は快適そのものとは言いづらそうだ。
「ん……」
リアンは小さな声を漏らした。
タガメの仔を宿した分だけ、子宮も乳房も大きくなっている。膨肉により水着の生地は引きのばされていた。
乳首はぷっくりと浮かびあり、股間の布は淫裂に食いこむ。動く度に性感帯を刺激されてしまう。悩ましい息が溢れてもおかしくない。
三人は揃って、森中の湖に入る。文字どおり、水も滴る女がやって来たのに。水面は静かでさざ波ひとつ立たない。
彼女らはいずれも孕み頃の肉体を持っている。しかし現在、子宮も乳房も埋まっている。ゆえにもモンスターどもも襲いかかりはしない。
「もう少し待ちましょうか」
「そうですね」
「うむ!」
ゆえにゆっくりと産気を待つことができる。しばらくすれば陣痛で正体を失うことだろう。それまでは三人とも、束の間の遊泳を楽しむことにする。
ぼて腹と膨乳が水流で洗われる。ゆるゆると撫でられるような感じで、思った以上に心地よい。
体内の蟲も、そんな刺激に惹かれたのかもしれない。
「うぅっ!?」
スカーレットたちの声が重なった。
全身を転覆させるような波が突如、体内から押しよせてきた。刺すような感覚は腹だけでない。胸にも訪れていた。
オオタガメどもは揃って這いでようとする。三人は同時に、産蟲に臨むこととなった。
◇
先陣を切ったのはすでに蟲姦の虜である、スカーレットだった。
彼女は咄嗟にトップスをずらす。大きく膨らまされた巨房と、桃色に肥厚した乳首が露わとなった。
ぶちゅっ! じゅぢゅちゅっ!
「はぁっ……! はっ、はぁぁんッ!」
粘着質な水音が胸尖から生じる。ひくひくと蠢くそこからは白い母乳と……小さなオオタガメどもが溢れだした。
水棲蟲の甲殻に柔肉がこりりと擦りあげられる。麗人は細首を反らした。輝金の髪が湖水を巻きあげ、辺りにきらきらと飛沫を舞わせる。
「あっ、あぁっ! あぁぁあ゛……!」
Gスラッグを孕み、コックローチも宿し。彼女の美しい胸房はすっかり、生殖器と化している。乳首から蟲がひり出る度、激しい産悦に身悶えた。
ぶびゅっ、びゅるっ、ぶぢゅっ!
「ふぅぅぅう゛……! あはぁぁッ!」
美女の乳首はまるで、壊れた蛇口のようだ。オオタガメもミルクも途切れる気配はない。湖水を白く濁しながら、スカーレットはまだまだ蟲を誕生させていく。
◇
評議長が悩乱している、すぐ隣。法皇とメイドは苦し気な息を吐いていた。
「ふぅっ、うぅ……ッ」
「はっ、はぁっ!」
リアンとマリィは、スカーレットほど孕乳に慣れていない。快楽よりも痛苦を覚えてしまう。主従は揃って、真っ青な顔をしていた。
しかし無意識の判断が働いたのか。タガメの出口となる乳首は、ふたりともなんとか露出させていた。
不自然に膨らんだマリィの胸房も、リアンの美巨乳も。湖面の上にさらけ出されている。
「あっ……あぁぁ!?」
乳首がむくりと盛りあがった。内側から強制的に勃起させられる。肉をこじられるような痛みが生じた。
しかしそれよりなお熱い胸悦が、身体の芯をじわじわと焙りだす。
ぶちゅぅうっ! ぶぢゅっ!
「あ……! あ、ああ゛!」
「ふぅっ、うぅっ、うぐぅッ!」
主従ふたり合わせての四房。それらから同時に、同種の蟲が飛びだした。
柔らかな揺り籠で、たっぷりとミルクを啜っていたらしい。立派に育った甲殻と長脚が乳首を掻いた。体内での摩擦は、ふたりを呆気なく絶頂へ押しあげる。
「はぁっ、はぁっ……リアンっ……」
「マリィ様……っ、あっ、あぁっ!」
ふたりの感覚は今、完全に快の方へ傾いていた。主人が溺れないよう、従者は必死に抱きかかえる。
震える身体を絡ませながら、乳房で育てた蟲を乳首からひり出す。金銀の主従は理外の出産に魅せられていく。
◇
乳房からの産蟲に悩乱していたスカーレットだが……。邪悦の供給がなくなったことに気がついた。己の手指で、豊房を持ちあげてみる。
「はぁっ、はぁっ、あぁ……」
そこは今、快楽の余韻が鈍く疼くばかりだった。ふたつの柔肉はタガメを出しきってしまったようだ。
ずくんっ!
「あ、ぅぅうっ!」
スカーレットはとても幸福である。落胆する暇など与えられない。胎で育ったタガメが膣腔を通り、淫裂を潜ろうとしていた。
「はっ、はっ……う、うぐぅぅうッ!」
「マ、マリィさま……しっかり……ふ、ぅぅう……!」
隣を見れば、主従のコンビにも産波が押しよせてきているようだった。三人は同時に、産蟲のクライマックスを迎える。
ごりっ、ごりりっ!
「あ゛はっ! あ、あぁぁあ゛!」
重い性感が下腹から生じた。激悦は波紋となって全身に及ぶ。脳さえも揺さぶられ、気が遠くなる。
子宮で手厚く育てられたのだ。オオタガメの甲殻はすっかり固まりきっていた。子宮口の次は膣腔をごりごりと擦りたてられる。
「はぁっ、あぁっ!」
「う、うぅぅ……っ、ああ゛!」
マリィもリアンも同じ快楽に晒されている。抱きあう主従の震えは増幅され、水面に大きな波紋を浮かせる。
荒々しい接触はもはや彼女らに快楽しかもたらさない。ぱくぱくと開閉する淫裂が、急激に広がった。
ぶちゅっ! ぢゅちゅうっ! ぶぢっ!
「あ……あ、あぁぁぁあッ!」
湖水の中からくぐもった音がみっつ、迸った。長い触覚、楕円の甲殻、水を掻く前脚を持つ蟲が三匹、美女たちの胎から誕生した。
体内の子宮口から、外界に通じる淫裂まで。激しい淫熱に灼かれた。湖水の冷たさを感じることさえできない。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
スカーレットたちは無事に、乳房と子宮からオオタガメの仔をひり出しきった。今はただただ荒い息とともに、産悦の余韻を吐きだすばかりだ。
水棲蟲は親を頼らない。産まれて間もないのに、揃って水底へ向かっていった。母たちを気にする様子もなかった。
「タガメ……ここでも、暮らせるかのぅ……」
しかし幼き法皇は彼らの行く末を案じている。小さな声が静かな湖面を滑った。
「マリィ様……」
「きっと大丈夫ですよ」
少女の不安にふたりはそっと寄りそう。そして新天地で暮らす我が仔たちに、心の中でエールを送る。
三人はしばらくの間、水辺に身を揺蕩わせるのだった。
◇
水棲甲蟲の出産を終え、数日が経った。スカーレットたちはすっかり日常に戻っている。
忙しい業務の隙間を縫って、彼女たち三人はまた集合していた。
「地下の森の湖ですが……オオタガメたちは問題なく、馴染んだようですわ」
「ん! そうか!」
スカーレットからの報告に、マリィは嬉しそうに頷く。
いかにモンスターとはいえ、外来種である。定着するかわからなかったが……その心配は杞憂に終わった。これからはオオタガメたちも、彼女たちの楽園を盛りあげてくれることだろう。
「んんッ……」
ささやかなお茶会の最中、小さく押しころした声が聞こえた。スカーレットとマリィはその方向に視線を向ける。そこには銀髪のメイドがいた。
リアンは怜悧な美貌に、羞恥の朱をぽっと浮かべた。
「申し訳ございません。まだ……敏感になっていて」
彼女は従者として完璧な教育を施されている。常に隙のない立ち姿をしている。しかし今はもじもじと落ち着かない。ロングスカートの下で、内腿を擦りあわせているとわかった。
「リアンもか……。じ、実は、わらわも……」
幼き法皇は己の胸に碧眼を落とす。そこから大量の水棲昆蟲を産みおとしたのはつい先日のこと。疼きはまだまだ、少女の乳腺を焦がしていた。
「おっぱいでのエッチも……いいものでしょう?」
スカーレットはぽつりと呟いた。ふたりは麗人へ目を向ける。凛とした紅瞳が淫猥に歪んでいた。それから主従は……小さく頷いた。
「じゃあ次も、蟲のモンスターを見繕いましょうか」
「う、うむ……。でも、もうゴキブリはいやじゃぞ!?」
マリィは声を張りあげる。リアンも何度も首肯していた。
コックローチはともかくとして、この主従もすっかり蟲に慣れたようだ。次なるモンスター姦はなにになるのか。今から夢想が止まらない。
己の一言からスカーレットは思いだす。
水辺での産宴の際。森の怪物たちはじっと、こちらを窺っていた。あの中から次はどんなモンスターと交尾し、その仔を産みおとすのか。ちょっと想像しただけで下腹が疼きだした。
「……ふふ」
金髪の麗人は含み笑いを漏らす。なぜならマリィもリアンも自分と同じように……頬をバラ色に染めていたからだ。
異種姦を求める彼女たちの前には、まだまだ愉しみが広がっている。