※この作品はR-18です。

モンスターパーク2アフター 異種姦を望む乙女   作:二木ユキト

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Skebにてご依頼いただき、執筆いたしました。
リクエストありがとうございました!

スカーレット、胎と胸でコックローチを孕む(https://syosetu.org/novel/346468/9.html)の続編となります。
コックローチに胸も腹も孕まされた三人。
穢れを洗いおとしたいマリィは、スカーレットとリアンを湖畔の保養地に誘います。
そこにはタガメのモンスターが住んでいて……?


スカーレットたち、水棲蟲の苗床となる

 粘着質な水音が木々に吸いこまれた。その後に続くのは、母乳の甘い匂いと……腐敗した生ゴミのような、酸性の臭気だった。

 

「はぁっ、はぁっ……! うぅぅ……!」

 修聖教会の幼き法皇、マリアーヌ・ローエン・グリン。彼女は最後の出産を終えた。

 

 といっても人間の胎児を、膣腔から通したわけではない。長い触覚と白い甲殻の楕円蟲は、桜色の小さな乳首から這いでてきた。

 ゴキブリそのものの姿をしたモンスター、コックローチ。この蟲は女の胎だけでなく、乳房にも種付けが可能なのだ。

 

 先日、マリィはリアンとともに、挙動不審のスカーレットを尾行した。金髪の麗人が向かったのはローチのコロニーで、そこで産蟲を繰りひろげた。

 主従も黒蝋蟲どもに見つかり、交尾に巻きこまれてしまった。

 

 その末路は言うまでもない。胎には牡性器を、胸には産卵管を。それぞれ挿しこまれ、ゴキブリのごときモンスターをたっぷりと仕込まれた。

 そして体内で育てた仔蟲たちは今、乳首と淫裂から這いでている。

 

「はぁっ、あぁっ……!」

「ま、マリィ様……っ」

 主の身を案じるのはもちろんリアンだ。彼女もまた同じように、ローチの臭気に覆われている。プラチナブロンドの髪にも、引きしまった肢体にも。自らが産んだ黒蝋虫の穢汁がまとわりついていた。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ」

 コックローチは親を頼らずに生育する。荒い息を吐くマリィにもリアンにも一顧だにせず、森の奥へ行ってしまった。おそらく群れと合流するのだろう。

 理外の産蟲に、ふたりは息も絶え絶えだ。しかし会話できる程度の余力を残す者も、この場にはいた。

 

「いかがだしたか? マリィ様」

 そう問うたのはスカーレットだった。彼女の頬には艶朱が浮かんでいる。

 輝金の麗人はすっかり、蟲姦に魅了されていた。ゴキブリそのもののモンスターに孕まされ、その仔を産んでも、もはやあまり抵抗感はない様子だ。

 

「はぁ、はぁ……っ、も、もう二度と、ごめんじゃ!」

 まだ息は整っていない。それでもマリィは真っ赤な顔で宣言する。幼き法皇はスカーレットほど、異種姦の深みに嵌まってはいないようだ。

 

「私も、さすがに……。もうあの蟲は、こりごりですわ」

 従者のリアンも主人と同意見である。細く引きしまった肢体を気だるげに起こす。白濁した汚汁がねちゃりと音を立てた。

 

「うぅ……。このままでは、臭いが染みつきそうじゃな……」

 マリィは手の甲を鼻に近づけると、くんくんと嗅ぐ仕草をした。それから眉根を寄せる。

 コックローチがまとう濡蝋には異臭が含まれている。そんな穢蟲どもを体内に宿し、産みおとしたのだ。少女の危惧は当然といえる。

 

「ふたりとも。水浴びしに行くぞ!」

「かしこまりました。すぐに湯殿の準備を……」

 恭しく頭を下げるリアンに対し、マリィはちがうちがうと首を振った。

 

「保養地へ行くのじゃ! それくらいしないと、落ちそうにないからのぅ!」

 それから高らかに宣言する。リアンは疾く察したが、スカーレットは首を傾げている。

 

「保養地?」

「はい。法王庁が管理しているところです。近くに綺麗な湖がございます」

 その説明でスカーレットも合点がいった。そこで蟲の穢れと臭いを洗いおとすつもりらしい。

 

「ふたりとも、楽しみにしておるのじゃぞ! ふふふ……」

 マリィは途端に、にやにやと笑いだした。なにかを企んでいるようだ。

 スカーレットもリアンも承知しているが……。彼女の目論みに黙って乗ることにした。

 

 ◇

 

 元老院の評議長とともに視察を行う。これは法皇の勅命である。ゆえに翌日には三人とも、法王庁が所有する保養地に到着した。

 リアンの言うとおりだった。池の水は澄みわたり、浅瀬で遊べるよう整備もされている。併設されたログハウスも立派なものだった。

 

「これだけじゃないぞ。こんなこともあろうかと、以前から用意しておいたのじゃ!」

 同好の士たちに、法皇はプレゼントを贈った。水遊びには欠かせないもの。すなわち水着である。

 三人はさっそく着替えると、湖に入った。

 

「これ……とても不思議な生地ね」

 麗人の豊かなバストとヒップは、紅のビキニに包まれていた。金の縁取りと白のワンポイントが、華やかさと気品を演出する。彼女が普段にまとう装束を水着にすれば、このような形になるだろうか。

 

 双房がつくる深い谷間、豊かに張りだした尻。幾度となくモンスターを孕んだのに、細いままの腰つき。

 牡の繁殖欲を否応なくくすぐる艶曲線が、惜し気もなくさらけ出されている。

 

「はい。水をちゃんと弾いて、身体に密着して……。どういう技術なのでしょう」

 リアンが身につけるのは、ワンピースタイプのものだ。シンプルな造りと涼やかな青色が、怜悧な美貌によく似合っている。

 

 シルエットにぴたりと密着する、細身の水着だった。鍛えあげられた美肢体をうっすらと浮かびあがらせる。股布はハイカットされ、背中は大胆に開く。脚と背のラインを剥きだしにしていた。

 もしリアンが本気で泳いでも、全く邪魔にならないだろう。そんな機能美も併せ持っている。

 

「うむ。聖都の仕立て屋に最近、腕のいい職人が入ったらしくてのぅ!」

 そう解説するマリィは、純白のワンピースをまとっている。少女が身に着けるに相応しい、露出度の控えめな水着である。

 穢れも曇りもない生地は、法皇らしいともいえる。しかし水を浴びると、乳首や淫裂の桜色が僅かに透けるような……。その可憐さは実に危うい。

 

 胸元には縦横ナナメの直線で構成された意匠があった。これは異国語で、「マリィ」と読むらしい。しかしその真偽はスカーレットにもリアンにもわからない。

 

 いずれも素晴らしい出来栄えの水着だった。

 しかし縫製の技術はともかく、生地の性質は腕がいいという次元を超えている。まるでこの世界の物品ではないような……。

 

「スカーレット様」

「えぇ。その仕立て屋、調べた方がいいかもしれないわね」

 真剣な表情をする美女たちに、マリィは口を尖らせた。

 

「今日は遊びに来たのじゃぞ? 仕事の話はナシじゃ、ナシ!」

 その言葉にも一理ある。穢蝋を洗いおとすため、三人は水辺で戯れだした。

 まだ太陽は高い。水しぶきが上がるときらきら煌めく。その様に歓声も上がった。無邪気に振る舞うスカーレットたちだったが……。その瞳が急に、鋭く尖った。

 

「……!」

「マリィ様、私の後ろに」

 なにかが近づいてくる。スカーレットとリアンはその気配を察した。ふたりは水面に目を落とす。澄んだ湖水の中を、滑るようにして近づく影があった。

 

 楕円の大きさは三十センチほど。しかし明らかに魚ではない。身をくねらせることなく、美女たちに向けて真っ直ぐ進路を取る。

 さらに近づいてきた。甲殻と、水を掻く前脚が見える。昆虫型のモンスターだ。

 刺客ではないと安心した。しかしなんという生き物なのか。

 

「あれはオオタガメじゃ」

 マリィはその正体をすぐに看破した。というより彼女は、ここにこの水棲蟲がいることを知っていたのだろう。

 そして、蟲を産んだばかりの彼女たちの汗が、オオタガメを惹きつけるフェロモンとなることも。

 

「なるほど。これがマリィ様の目的だったのですね」

 スカーレットの言葉に、マリィは大きく頷いた。

 身を清めるのなら、法皇専用の湯殿で事足りる。しかし異種姦を愉しむには野外に繰りだす必要があった。

 

「あれの感触を、どうしても上書きもしたくての」

 マリィの言葉は間違いなく、コックローチとの交尾を指している。

 長い触覚と黒い甲殻。かさかさと這いまわり、濡蝋からは異臭を放ち……。ゴキブリをそのまま巨大化させたローチは、乙女には耐えがたい不快感を与える。

 

 彼奴らから与えられた穢れだけでなく、孕胎の感触を忘れるため。マリィはこの地を選んだのだった。なんでも、ローチの妊娠中にモンスター図鑑をめくって吟味したらしい。

 

「マリィ様のお気持ち。リアンはよくわかりますわ」

 メイドも深く深く頷いた。一番の従者からも賛同を得て、マリィも得意げな表情を見せる。

 

「それに、あやつらの種も持って帰れるかもしれんしのぅ」

 聖都地下の森は広大だ。そこには水辺もある。しかしスカーレットは、オオタガメなるモンスターを見たことがなかった。

 種と卵の輸送に成功すれば、彼女らの憩いの場はさらに賑やかになるに違いない。

 

「そういうことでしたら」

「もちろん、マリィ様のお供をいたします」

 幼き法皇の計画に、ふたりは快く応じた。

 スカーレットとリアンの言葉を待っていたかのように。水棲の昆蟲は、水着の美女たちに襲いかかった。

 

 ◇

 

 昆虫は三対六本の脚を備える。モンスターも例外ではない。ただ、オオタガメの前脚は非常に大きい。スカーレットの細腰を後ろから、力強く抱えこんだ。

 

 ずぶぅっ!

「くっ……、うふぅ……っ」

 蟲根がひといきに膣腔を満たす。横隔膜が押しあげられて、悩ましい息が喉から漏れた。オオタガメは胎内の感触を確かめることもしない。そのままピストン運動に移行した。

 抽送に合わせて豊かな肢体が揺れる。水面にも波紋が広がっていった。

 

 ずぶっ、ずぶっ、ずちゅっ、ずぶっ!

「はぁっ、あぁ……! あぁっ!」

 スカーレットの手足はすらりと長い。四つん這いになっても、浅瀬なら顔を湖水に沈めずに済んだ。

 しかし酸欠の危険と無縁ではいられなかった。

 

 ずむっ!

「んぉっ……!? お、おぉ……っ」

 すぅっと通った鼻梁に細い顎。紛うことのない美貌に、醜い水棲蟲が張りついた。繰りだされた牡性器の狙いは言うまでもない。艶息を吐く朱唇だ。

 

 ずちゅっ、ぬちゅっ、ずちゅっ!

「むぅっ、おぉっ! おほぉっ……!」

 そのまま腹部をいきらせ、性運動を送りこむ。常は体内に格納されている、オオタガメのペニス。そこからは濃厚な蟲臭が立ちのぼる。

 反射的に顔を背けようとした。しかし六本脚でしっかりとホールドされ、逃れることはできない。

 

「ああ゛……ちゅうっ、むぅっ、ん……っ」

 視界は覆われ、鼻腔も塞がれ、唾液を粟立てるようなイラマチオを課される。五感のほとんどを支配された。ゆえにスカーレットは自然と、蟲姦にのめりこみだす。

 朱唇を窄め、ちゅぱちゅぱとオオタガメのペニスにしゃぶりついた。

 

 どくっ! どくんっ! どくっ!

「むぁ……! おお゛、お……!」

 蟲根から身悶えが伝わってくる。次の瞬間、肉管は大きく跳ねあがる。美女の口内に濁汁がぶち撒けられた。

 胎中にもじわりと冷たい感触が広がりだす。反射的に締まった膣腔は、種付けも導いたようだ。

 

「はぁっ、はぁ……! むぅっ!?」

 欲望を満たした個体たちはぽろりと湖に落ちた。水しぶきがあがるより早く、スカーレットの身体に新たなオオタガメが張りつく。美女は再び、蟲根で串刺しにされた。

 

 ずぶっ、ずぶっ、ずぢゅっ!

「むぁっ! ああ゛! あ……っ、お、ほぉぉおっ!」

 朱唇にも咥えこまされたとはいえ、彼女の悩乱はただごとではない。その理由は下腹部にあった。そこに取りつくオオタガメは一匹、増えていた。

 

(お、おしりっ、おしりも……!)

 一方は膣口を、もう一方は排泄孔にペニスを突きこむ。

 二穴をごりごりと穿られる。加算ではなく乗算の蟲悦がスカーレットに叩きこまれた。浅瀬で四つん這いとなる美女は、快楽の深淵に溺れていく。

 

「むぉっ……! お、おぉっ……! 

 スカーレットの視界は蟲腹に遮られている。しかしこの性宴はまだまだ続く。彼女はそのことをしかと理解していた。

 その事実がますます、麗人を昂らせていく。

 

 ◇

 

 その隣でももちろん、人と蟲の交歓が始まろうとしていた。

 スカーレットは後ろから貫かれたが……。対するリアンは、前方からタガメの抱擁を受けていた。

 

 くちゅっ、ぬちゅっ……!

 腹部からはすでに肉管が伸ばされ、交尾の意欲は満点だ。しかしなかなか挿入を果たせない。ワンピースタイプの水着が障壁となっていた。

 楕円から触覚を伸ばす水棲蟲は清青の生地の上で、もぞもぞと蠢くばかりだった。女性なら気絶してもおかしくはない光景だ。

 

「ま、待ってください……」

 リアンはほっそりとした指で股布をずらす。女孔がちらりと覗いた。オオタガメの牡性器はようやく、淫裂を割りひらく。

 怜悧な美貌にさっと朱が浮いた。悩ましい息が艶めいた唇から吐きだされる。 

 

(マリィ様から賜わった水着……破くわけにはいかない)

 交尾に協力的だったのはもちろん、リアン自身の愉しみのため。しかし主人のことを思っての行動でもあった。せっかくのプレゼントなのだ。一日で台無しにするのは憚られた。

 オオタガメは脚の繊毛を水着にひっかけ、美女にしがみつき続ける。生地が傷まないか、リアンは少し気になった。

 

 ずぶんッ! ずぶっ! ずちゅっ、ずぶっ!

「んんっ……はぁっ!」

 しかしそんな考えはだんだんと、心の隅に追いやられていく。性運動を送りこまれるごとに、リアンの心は蟲姦の快楽に捕らわれだした。

 

「あ……」

 ふと周りを見る。湖面には多数のオオタガメが、己の交歓をじっと見つめていた。

 彼らがなにを望んでいるか。優れたメイドでなくとも、それは簡単に読みとれた。

 

「ギッ?!」

「ギギィイッ!」

 二匹のオオタガメが鋭い声をあげた。腹部から伸ばした牡性器が、柔い手指に包まれたからだ。

 

「ふふ……。あなたたちも……気持ちよく、なって……」

 腹上で水棲蟲の性動を受けとめながら、リアンは手コキを捧げる。

 常は体内に格納されている蟲根は、湖水より粘る体液で覆われていた。なめらかな表面を上下にしごくだけで、彼らに充分な快楽を与えられた。

 

 どくんっ! どくんっ! どくっ、どくんっ!

「ふぅっ……! はぁ、はぁ……っ」

 胎中にも白肌にも、オオタガメの胤汁がぶち撒けられる。湖水よりもなお温度が低い。身体がぶるりと震えた。しかし体奥に宿った淫火が、リアンの情欲を燃えたたせていく。

 

「もっと、きて……」

 メイドという立場も今は忘れさっていた。リアンはただただ蟲悦を求める。ガーネット色の瞳は蕩け、オオタガメの群れに手を差しのべた。

 蟲どもは競って、引きしまった美肢体に牡性器を押しつけはじめる。

 

 ◇

 

 美女たちの肢体には、競うようにしてタガメどもがまとわりついている。

 ただでさえ艶めかしいカーブを描く女体だ。それは今、鮮やかな水着で飾りたてられている。水棲蟲の甲殻がそこにへばりつくのは、当然のことといえた。

 

 幼き法皇もまた、交尾相手を待っていたのだが……。

 

 ざざざざっ!

「!? なっ……!」

 湖面が大きくさざめいた。なにか巨大なものがやって来る。波がぶつかったと思ったその瞬間。マリィの胴体と両腕には、六本の蟲脚が食いこんでいた。

 

(こ、こんな大きいのが……!)

 幼き法皇を捕らえたもの。それはオオタガメどものボスだった。彼奴の体長は少女の身長を優に越している。二メートルにも迫りそうだ。

 マリィは事前に、オオタガメの特徴を調べていたが……。ここまで大きな個体がいるとは、完全に想定外だった。

 

「うぅっ!」

 思いもよらなかった事態に、反射的に抵抗してしまう。身をよじり、腕を振りあげようとする。ビクともしなかった。

 自分はこの巨蟲から逃れられない。それを改めて実感すると、だんだんと頬も息も火照っていった。

 

「はっ、はぁ……」

 マリィは修聖教会の法皇だ。貴人の中の貴人といえる。しかしモンスターどもはそんな身分にも、幼子の身体にも頓着しない。腹部の末端から欲棒を真っ直ぐに伸ばした。

 

 ず、るるるるるっ!

「ひゃっ?! は、あぁっ!?」

 内腿になにかが当たった。太い管のようなものだ。それは水着と地肌の境に潜りこみ、身体を擦りながら上昇してきた。

 薄腹と平胸をくすぐった後、首元のホールから先端を覗かせた。

 

(これ……オチンチン……?)

 それはもちろんペニスだった。群れの首魁の逸物である。他のものとは比較にならぬ巨怪さだった。

 顔貌に牡性器を突きつけられたら、どうするか。マリィはまだ幼い。しかし牝の嗜みはきちんと身につけていた。

 

「んちゅ……」

 顎が外れそうになるほど、桜唇を大きく開く。欲棒の先端を口内へ招きいれた。

 タガメは普段、生殖器を体内に格納している。濃厚な蟲臭が口蓋から鼻腔へ流れこんできた。

 

「ぺろ、れろ……、ちゅっ、ちゅうっ」

 それでもマリィは舌を用いて水棲蟲に奉仕を捧げる。不完全なフェラチオだった。先端しか咥えこめていない。しかしそこには精液を通す孔がある。

 射出口を重点的に舐り、穿り、ちゅうちゅうと吸いつく。懸命な口淫に、異種も反応を示しだした。

 

(びくびくしてる……)

 己を捕らえる六本の蟲脚。その先が開き、ホールドが緩みだす。

 もちろんマリィは逃げることなどしない。それどころか自分から牡性器に抱きついた。極柔の身体が密着し、タガメのペニスがぶるりと胴震いする。

 

「んちゅっ、むちゅっ、むぅっ、むちゅう……」

 水着の締めつけにより、蟲根のひくつきがよくわかる。マリィの奉仕にも熱が入っていく。

 肉棒がさらに大きく跳ねた。同時に下から上へ、脈動が駆けのぼっていく。覚悟する時間などなかった。

 

 どくっ! どくっ! どくんっ! どくくっ!

「むぅうっ!? う、うぉっ、おお゛……っ」

 撫でまわしていた縦孔から熱いものが噴きあがった。小さな口内は一瞬で占領される。収めきれず、唇端からぼたぼたと白濁が零れた。

 それでもなんとか、口中の精液は飲みこもうと試みる。モンスターの胤汁は濃い。唾液で溶かさねば喉を通らない。マリィの顎も頬も忙しなく動きだした。

 

「んぅっ、んぐっ、んっ、んんっ……!」

 蟲には熱血が通っていない。さらに彼奴は水中で暮らしている。種は冷たく、胃の腑に落とすと身体が芯から冷えていく。

 

「んぐぅ……! んふ……ふーっ、ふーっ……!」

 しかし欲汁を取り入れれば入れるほど、下腹がぽかぽかと温まっていった。吐きだす鼻息も熱さを増す。そしてヘソの下にある子宮が、マリィに訴えるのだ。

 強雄の仔を孕む準備は整った、と。

 

「…………」

 オオタガメは言うまでもなく野生のものだ。雌のサインには敏感である。受けいれられたと知った彼奴は、いよいよ種付けを開始する。

 

 ぐぐっ!

「わっ!?」

 背後から力強く引っ張られた。マリィは立位を保っていたが、たまらず仰向けに倒される。タガメは背を水面に向け、ぷかぷかと浮きだした。

 

(おぉ……これは、すごい!)

 巨蟲に後ろから組みつかれているマリィは、顔と腹を天に向けることになる。

 浮遊感を覚えながら、抜けるような青空を一望できる。まるで宙に遊泳しているような心地だった。マリィは一瞬、蟲姦のことすら忘れてしまう。

 

「んんっ! ひゃあっ!」

 しかしタガメの方はそうではない。水着の中でペニスがぐねぐねと蠢いた。肌をくすぐられ、高い声があがる。

 水棲蟲は己の生殖器を、自由自在に動かすことができるらしい。まるで触手のようだ。

 

 つぷ……ずっ、ずずずずず!

「は……あぁっ、あ、あぁぁあ゛!」

 ゆえに蟲根の先端が姫穴を捕らえることも容易だった。そのまま力強く前進していく。狭く締まった少女の膣腔が押しひろげられた。

 性粘膜が引きつれるごとに、痺れるような快楽が会陰に走る。

 

 ずんっ……!

「ふ……ぅぅぅう……!」

 やがて、マリィのナカいっぱいに異肉が埋められた。

 相手は二メートル級の体躯である。そのペニスももちろん太く、大きい。子宮を容易を突きあげ、圧迫感が腹腔に渦巻く。

 

「はっ、はぁっ……、はぁっ!」

 しかしマリィはこの感覚が嫌いではない。逞しく、雄々しく、容赦がない。モンスターの牡性器からたらされる苦悦。幼き法皇はもう、それに魅入られていた。

 

 ずずず……! ごつんっ!

「あっ……、あぁあ゛っ!」

 オオタガメの首領は腹部をゆっくりと引き、再び押しいれた。

 奥から順に膣ヒダを薙ぎたおされ、膣底を思いきり叩かれる。マリィの青瞳から火花が散る。

 この動きは具合を確かめるものだったのか。本格的な交尾は次の瞬間から始まった。

 

 ごんっ! ごつっ! ごんっ! ごちゅっ!

「おっ、おぅっ! おぉ……っ、あ゛っ!」

 彼我の体格差はとてつもない。単純な抽送でも、マリィの体内は激しく掻きまわされる。子宮が底まで揺らされ、蓋が緩みだした。

 しかし過大な悦を味わうのはマリィだけではない。少女の強締に晒される首領も、早々に限界へ達してしまう。

 

 どくんっ! どくんっ! どくんっ! どくっ!

「くぁっ……、あぁっ、はぁっ! あ、あぁぁあ゛!」

 子宮口に潜りこまんばかりに、鈴口が突きこまれる。その後に精液が炸裂した。マリィの胎に余すところなく注がれていく。

 ぷかぷかと浮かぶ心地を感じていたのに、腹に錨を打ちこまれたようだ。少女の額に脂汗が滲む。

 

「はぁっ、はぁっ! ま、まだ……?」

 胤汁の迸りは、まだまだ止まらない。子宮の膨らみは外部にも現れた。マリィの薄腹がぽっこりと隆起しだす。

 

「く、くるし……! あ、あはぁあっ!」

 彼女は今、ワンピースタイプの水着を装着している。膨腹は生地に抑えこまれた。締めつけが強まり、吐き気さえも襲ってくる。

 

「もう、孕んだからぁ……! もうっ……! ああ゛っ!」

 マリィは己の卵子の敗北を、声高らかに宣言する。しかしモンスターは言葉を用いない。ゆえに納得を得るには行動しかない。

 オオタガメの首領は最後の一滴まで、己の胤汁を少女の胎に流しこんだ。

 

 ◇

 

 スカーレットたちが湖畔に入って、どのくらい経ったか。いつの間にか夕暮れが訪れていた。

 交尾の時間は充分すぎるほどあった。種付けに満足したオオタガメどもは、水底に帰っていく。浅瀬には三人の美女が残された。

 

「はぁ、はぁ……」

 ふんだんに精子が詰まった粘液である。いかに湖であっても流れがたく、白肌にも水着にも濁痕がへばりついている。

 誰ともなしに、気だるげに身を起こす。小さな波紋が浮かんだ。

 

「すごかった……」

「水辺のエッチも……いいかも……」

 凛々しいスカーレットも、怜悧なリアンも、今はすっかり蕩けた表情をしている。半身を水に浸したままでの交歓は珍しいばかりでない。浮遊感や窒息を伴う、珍奇の快楽もあった。

 美女たちは水棲蟲姦を堪能した。引きあげようとした、その時。

 

 ちゃぷ……。

「?」

 水音が響いた。スカーレットは振り向く。湖面に浮かぶのはオオタガメだった。十匹ほどの群れを成して、水棲蟲が再び姿を現す。

 モンスターの目的はひとつしかない。彼奴らもまた、美肢体を使って繁殖したいらしい。

 

「先ほどとは別のグループでしょうか」

 堪能したとはいえ、交歓はまだまだ望むところである。しかし素朴な疑問が湧いた。何故、さっきまでの乱交に合流しなかったのか。

 首を傾げるリアンに、マリィは説明する。

 

「こいつらはメスじゃ」

 モンスターにはオスしか産まれない種も数多い。しかしオオタガメには雌雄の区別があるそうだ。

 注意深く観察すれば、その体躯は先ほどのものよりも少し大きく見えた。

 

「メス……ということは……」

 その内になにを抱えているのか。スカーレットはすぐに察した。美貌に笑みが浮かぶ。対照的に、リアンは頬を引きつらせた。

 

「こ、これもしておかねば、上書きにならんからのぅ……!」

 マリィの声も少し震えていた。図鑑で予習していた彼女はもちろん、彼奴らの繁殖法を知っている。

 

 じゃぶっ!

「!」

 湖水を大きく跳ねあげて、卵を抱えたメスどもが飛びかかる。六本脚が着地したのは胸乳だった。

 

 ◇

 

「ま、まさか……! あぅっ!」

 リアンの考えは当たっていた。乳首に刺痛が走る。針のような産卵管を挿しこまれていた。高性能な水着であるが、防御の役には全く立たない。

 

 ぷちゅっ、ぷちゅっ、ぷち……。

「う、うぅぅ……! あぁっ!」

 乳頭から出るのは液体のミルクで、しかも一方通行である。にもかかわらず今は、しなやかで鋭い管で刺され、卵塊を送りこまれている。痛苦を感じて当たり前だ。

 

 ぷちゅっ、ぷち……ぷちち!

「あ、あぁっ! ああ゛!」

 リアンは思わず、胸に張りつくオオタガメを掴んだ。甲殻は硬い。爪が立つはずもない。銀髪のメイドはなおも、乳腺を好き放題に踏みあらされる。

 

「やめっ、はぁっ、あぁぁ……!」

 声は震え、眉間には皺が寄る。苦悩の表情だ。しかしそれらはだんだんと蕩かされていく。

 逆走は単なる違和感でしかなかったのに。いつしかリアンは、そこに甘い悦を見出すようになっていた。

 

 ◇

 

「あぁぁっ! あぁんっ!」

 銀髪のメイドが悩まし気に喘ぐ、その隣。スカーレットは細首を反らし、快楽の歌声を夕空に響かせていた。

 オオタガメの産みつけはまだ終わっていない。孵化場から落とされないよう、六脚を大きな乳房に食いこませた。

 

「ひぃっ、はっ……! あぁっ!」

 金髪の麗人はその動きにも悦感を見出す。朱唇がまた開かれた。

 ふたりが課されるのは当然、同じ乳姦である。それなのにどうして振る舞いが変わるのか。

 

(ローチの時より……気持ちいい……!)

 スラッグに、コックローチに。スカーレットは充分な乳姦経験を積んでいる。蟲の卵を双房の内に産みつけられることはすでに、交歓の一部となっていたのだ。

 

 ずぶぶぶっ!

「はぁぁっ! はっ、あぁぁあっ!」

 穴が空くほど大きく、乳頭を穿られても。スカーレットはもはや痛みを感じない。ただただ快楽だけを享受する。

 産卵管を深く刺しこめるのは、蟲にとってもメリットがあった。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ!」

 ふっくらと大きく、栄養豊富で、苗床としての実績も申し分ない。オオタガメは全ての卵を移しかえるため、ますます腹部をいきらせる。

 スカーレットはその度に、甘い嬌声を湖畔に響かせた。

 

 ◇

 

 スカーレットもリアンも、成熟した女体の持ち主だ。乳苗床化にも耐えられる。しかしまだ幼気なマリィはどうだろうか。

 

「うぅ……! はっ、はぁっ……!」

 ちょうど今、一匹のオオタガメが、抱えた卵の全てをマリィに託しきったところだった。

 

(お、おっぱいが……)

 その結果は誰の目にも明らかとなっている。胸中に仕込まれた内容物が、微乳を隆起させていた。

 背は低く、くびれも乏しい。それなのに胸乳ばかりが膨れあがっている。マリィはそんな、不自然な体型となってしまった。

 

「はぁっ、はぁっ……!」

 そのアンバランスさこそが、不可思議な魅力を生みだしていた。少女の可憐さと艶女の肉感。蟲卵によって矛盾が成立する。

 マリィの額には脂汗が滲み、呼吸も荒くなっている。しかしオオタガメどもはもちろん、容赦などしない。

 

「も、もう、これ以上はぁ……あ! あ、あぁぁ……!」

 修聖教会法皇という、比類なき貴人。そんな彼女はセックスアピールだけのロリ爆乳に仕上げられていく。

 そしてその声も徐々に、牡に媚びるような響きを強めていった。

 

「はぁっ、あぁぁんっ!」

 湖畔の三人は揃って、快楽の歌を合唱する。

 メスのオオタガメによる、乳房への産みつけ。それは夜を徹して行われた。沈んだ太陽が再び昇る頃。卵を託しきった雌蟲たちは後足を掻き、静かに湖中へ戻っていった。

 

「はぁっ、はっ、あぁ……」

 後に残された三人は水面にかろうじて浮いていた。朝陽の眩しさに目を瞬かせる。

 最初に起きあがったのはやはり、スカーレットだった。

 

「マリィ様。胸のエッチも……いいものでしょう?」

「うーん……。わらわはまだ、わからないかも……」

 己の身体に目を落とす。先ほどの産みつけにより胸乳は膨らんでいた。白水着を突きあげるほどだ。

 腹以外の体型も変わってしまう蟲姦の妙味は、まだ少女には理解しがたい様子だった。

 

「あ!」

 リアンは急に大きな声をあげた。スカーレットとマリィは慌てて視線を向ける。銀髪のメイドは水着に目を落としていた。

 

「よかった……。穴は開いていませんわ」

 メスのオオタガメどもは乳首に産卵管を挿しこんだ。モンスターなれば、水着を気にかけることはない。しかし生地は破れておらず、傷んだ形跡すらなかった。

 

「あっ。そういえばわらわのも、何ともない」

 マリィのワンピースも、スカーレットのビキニも。産卵管に貫かれたというのにやはり、穴など残されていなかった。

 

「マリィ様から賜わった水着が傷物にならなくて……良かったですわ」

「……どういう生地なのかしら」

 リアンは嬉し気だが、スカーレットは疑念を強めたようだ。

 何はともあれ、目的は完遂できた。ローチの汚濁を洗いながしただけでなく……。たっぷりの土産を己の身に宿し、三人は聖都へ帰還するのだった。

 

 ◇

 

 法皇たちが保養地へ趣き、数週間ほどが経った。

 蟲型モンスターの成長は早い。スカーレットたちはすでに、臨月を迎えていた。

 出産の時が近いと知った彼女らは聖都地下の森へ入る。ここの水辺にもオオタガメを根付かせるためである。

 

「私以外、裸で来ると思っていたけど……」

 スカーレットの水着はビキニだ。ゆえにぼて腹となっても、問題なく装着できる。

 リアンとマリィはワンピースタイプだったので、水着はまとえないと思っていたのだが……。

 

「やはり、この生地は特別なようです」

「すごいのぅ!」

 青のハイカットも白の子供用水着も、膨らんだ胸も腹もしっかりと覆っていた。どんどん伸びて身体に密着する、不思議な素材でつくられているらしい。

 しかしさすがに、着装感は快適そのものとは言いづらそうだ。

 

「ん……」

 リアンは小さな声を漏らした。

 タガメの仔を宿した分だけ、子宮も乳房も大きくなっている。膨肉により水着の生地は引きのばされていた。

 乳首はぷっくりと浮かびあり、股間の布は淫裂に食いこむ。動く度に性感帯を刺激されてしまう。悩ましい息が溢れてもおかしくない。

 

 三人は揃って、森中の湖に入る。文字どおり、水も滴る女がやって来たのに。水面は静かでさざ波ひとつ立たない。

 彼女らはいずれも孕み頃の肉体を持っている。しかし現在、子宮も乳房も埋まっている。ゆえにもモンスターどもも襲いかかりはしない。

 

「もう少し待ちましょうか」

「そうですね」

「うむ!」

 ゆえにゆっくりと産気を待つことができる。しばらくすれば陣痛で正体を失うことだろう。それまでは三人とも、束の間の遊泳を楽しむことにする。

 

 ぼて腹と膨乳が水流で洗われる。ゆるゆると撫でられるような感じで、思った以上に心地よい。

 体内の蟲も、そんな刺激に惹かれたのかもしれない。

 

「うぅっ!?」

 スカーレットたちの声が重なった。

 全身を転覆させるような波が突如、体内から押しよせてきた。刺すような感覚は腹だけでない。胸にも訪れていた。

 オオタガメどもは揃って這いでようとする。三人は同時に、産蟲に臨むこととなった。

 

 ◇

 

 先陣を切ったのはすでに蟲姦の虜である、スカーレットだった。

 彼女は咄嗟にトップスをずらす。大きく膨らまされた巨房と、桃色に肥厚した乳首が露わとなった。

 

 ぶちゅっ! じゅぢゅちゅっ!

「はぁっ……! はっ、はぁぁんッ!」

 粘着質な水音が胸尖から生じる。ひくひくと蠢くそこからは白い母乳と……小さなオオタガメどもが溢れだした。

 水棲蟲の甲殻に柔肉がこりりと擦りあげられる。麗人は細首を反らした。輝金の髪が湖水を巻きあげ、辺りにきらきらと飛沫を舞わせる。

 

「あっ、あぁっ! あぁぁあ゛……!」

 Gスラッグを孕み、コックローチも宿し。彼女の美しい胸房はすっかり、生殖器と化している。乳首から蟲がひり出る度、激しい産悦に身悶えた。

 

 ぶびゅっ、びゅるっ、ぶぢゅっ!

「ふぅぅぅう゛……! あはぁぁッ!」

 美女の乳首はまるで、壊れた蛇口のようだ。オオタガメもミルクも途切れる気配はない。湖水を白く濁しながら、スカーレットはまだまだ蟲を誕生させていく。

 

 ◇

 

 評議長が悩乱している、すぐ隣。法皇とメイドは苦し気な息を吐いていた。

 

「ふぅっ、うぅ……ッ」

「はっ、はぁっ!」

 リアンとマリィは、スカーレットほど孕乳に慣れていない。快楽よりも痛苦を覚えてしまう。主従は揃って、真っ青な顔をしていた。

 

 しかし無意識の判断が働いたのか。タガメの出口となる乳首は、ふたりともなんとか露出させていた。

 不自然に膨らんだマリィの胸房も、リアンの美巨乳も。湖面の上にさらけ出されている。

 

「あっ……あぁぁ!?」

 乳首がむくりと盛りあがった。内側から強制的に勃起させられる。肉をこじられるような痛みが生じた。

 しかしそれよりなお熱い胸悦が、身体の芯をじわじわと焙りだす。

 

 ぶちゅぅうっ! ぶぢゅっ!

「あ……! あ、ああ゛!」

「ふぅっ、うぅっ、うぐぅッ!」

 主従ふたり合わせての四房。それらから同時に、同種の蟲が飛びだした。

 柔らかな揺り籠で、たっぷりとミルクを啜っていたらしい。立派に育った甲殻と長脚が乳首を掻いた。体内での摩擦は、ふたりを呆気なく絶頂へ押しあげる。

 

「はぁっ、はぁっ……リアンっ……」

「マリィ様……っ、あっ、あぁっ!」

 ふたりの感覚は今、完全に快の方へ傾いていた。主人が溺れないよう、従者は必死に抱きかかえる。

 震える身体を絡ませながら、乳房で育てた蟲を乳首からひり出す。金銀の主従は理外の出産に魅せられていく。

 

 ◇

 

 乳房からの産蟲に悩乱していたスカーレットだが……。邪悦の供給がなくなったことに気がついた。己の手指で、豊房を持ちあげてみる。

 

「はぁっ、はぁっ、あぁ……」

 そこは今、快楽の余韻が鈍く疼くばかりだった。ふたつの柔肉はタガメを出しきってしまったようだ。

 

 ずくんっ!

「あ、ぅぅうっ!」

 スカーレットはとても幸福である。落胆する暇など与えられない。胎で育ったタガメが膣腔を通り、淫裂を潜ろうとしていた。

 

「はっ、はっ……う、うぐぅぅうッ!」

「マ、マリィさま……しっかり……ふ、ぅぅう……!」

 隣を見れば、主従のコンビにも産波が押しよせてきているようだった。三人は同時に、産蟲のクライマックスを迎える。

 

 ごりっ、ごりりっ!

「あ゛はっ! あ、あぁぁあ゛!」

 重い性感が下腹から生じた。激悦は波紋となって全身に及ぶ。脳さえも揺さぶられ、気が遠くなる。

 子宮で手厚く育てられたのだ。オオタガメの甲殻はすっかり固まりきっていた。子宮口の次は膣腔をごりごりと擦りたてられる。

 

「はぁっ、あぁっ!」

「う、うぅぅ……っ、ああ゛!」

 マリィもリアンも同じ快楽に晒されている。抱きあう主従の震えは増幅され、水面に大きな波紋を浮かせる。

 荒々しい接触はもはや彼女らに快楽しかもたらさない。ぱくぱくと開閉する淫裂が、急激に広がった。

 

 ぶちゅっ! ぢゅちゅうっ! ぶぢっ!

「あ……あ、あぁぁぁあッ!」

 湖水の中からくぐもった音がみっつ、迸った。長い触覚、楕円の甲殻、水を掻く前脚を持つ蟲が三匹、美女たちの胎から誕生した。

 体内の子宮口から、外界に通じる淫裂まで。激しい淫熱に灼かれた。湖水の冷たさを感じることさえできない。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ」

 スカーレットたちは無事に、乳房と子宮からオオタガメの仔をひり出しきった。今はただただ荒い息とともに、産悦の余韻を吐きだすばかりだ。

 

 水棲蟲は親を頼らない。産まれて間もないのに、揃って水底へ向かっていった。母たちを気にする様子もなかった。

 

「タガメ……ここでも、暮らせるかのぅ……」

 しかし幼き法皇は彼らの行く末を案じている。小さな声が静かな湖面を滑った。

 

「マリィ様……」

「きっと大丈夫ですよ」

 少女の不安にふたりはそっと寄りそう。そして新天地で暮らす我が仔たちに、心の中でエールを送る。

 三人はしばらくの間、水辺に身を揺蕩わせるのだった。

 

 ◇

 

 水棲甲蟲の出産を終え、数日が経った。スカーレットたちはすっかり日常に戻っている。

 忙しい業務の隙間を縫って、彼女たち三人はまた集合していた。

 

「地下の森の湖ですが……オオタガメたちは問題なく、馴染んだようですわ」

「ん! そうか!」

 スカーレットからの報告に、マリィは嬉しそうに頷く。

 いかにモンスターとはいえ、外来種である。定着するかわからなかったが……その心配は杞憂に終わった。これからはオオタガメたちも、彼女たちの楽園を盛りあげてくれることだろう。

 

「んんッ……」

 ささやかなお茶会の最中、小さく押しころした声が聞こえた。スカーレットとマリィはその方向に視線を向ける。そこには銀髪のメイドがいた。

 リアンは怜悧な美貌に、羞恥の朱をぽっと浮かべた。

 

「申し訳ございません。まだ……敏感になっていて」

 彼女は従者として完璧な教育を施されている。常に隙のない立ち姿をしている。しかし今はもじもじと落ち着かない。ロングスカートの下で、内腿を擦りあわせているとわかった。

 

「リアンもか……。じ、実は、わらわも……」

 幼き法皇は己の胸に碧眼を落とす。そこから大量の水棲昆蟲を産みおとしたのはつい先日のこと。疼きはまだまだ、少女の乳腺を焦がしていた。

 

「おっぱいでのエッチも……いいものでしょう?」

 スカーレットはぽつりと呟いた。ふたりは麗人へ目を向ける。凛とした紅瞳が淫猥に歪んでいた。それから主従は……小さく頷いた。

 

「じゃあ次も、蟲のモンスターを見繕いましょうか」

「う、うむ……。でも、もうゴキブリはいやじゃぞ!?」

 マリィは声を張りあげる。リアンも何度も首肯していた。

 コックローチはともかくとして、この主従もすっかり蟲に慣れたようだ。次なるモンスター姦はなにになるのか。今から夢想が止まらない。

 

 己の一言からスカーレットは思いだす。

 水辺での産宴の際。森の怪物たちはじっと、こちらを窺っていた。あの中から次はどんなモンスターと交尾し、その仔を産みおとすのか。ちょっと想像しただけで下腹が疼きだした。

 

「……ふふ」

 金髪の麗人は含み笑いを漏らす。なぜならマリィもリアンも自分と同じように……頬をバラ色に染めていたからだ。

 異種姦を求める彼女たちの前には、まだまだ愉しみが広がっている。

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