モンスターパーク2アフター 異種姦を望む乙女 作:二木ユキト
美しきメイドの次なる旦那候補は、六本腕の怪物猿バンボンゴで……?
Skebにてご依頼いただき、執筆いたしました。
リクエストありがとうございました!
夜が明けた。木陰でうずくまっていたリアンは目を覚ます。それから大きく伸びをした。
「ん……んんっ……」
野宿はやはり身体に堪える。丸めていた背中や肩からぱき、ぽきと音が鳴った。筋肉をほぐしていると、大きな胸乳が重たげに揺れる。
森中だというのに。美女は今、一糸もまとっていない。白肌と柔房を惜し気もなく晒していた。
柘榴色の瞳と長い銀髪が怜悧な印象だ。そして豊穣を感じさせる円みを帯びながらも、均整の取れた肢体。生々しいまでの自然にあって、洗練された美貌は特異といえる。
彼女は幼き法皇の一番の従者、リアン。今は聖都地下の森にひとり滞在している。その目的は……ずばり、婚活である。
同好の士であるマリィにもスカーレットにも、伴侶というべきモンスターがいる。それなのに彼女にはいない。それが少し寂しくなった。
そこで多様な怪物が闊歩するこの森で、夫に相応しい牡を探しているのだった。
(あのひとも、悪くはなかったけど……)
リアンは最初、ラットマンを仮の伴侶とした。
多孕多産と近親輪姦がいつまでも続く生活はなかなかだった。しかし物足りなくなってしまった。彼女は昨夜、鼠の巣を出奔したばかりである。
(さぁ。次の旦那さま候補を探さなくなちゃね)
別れは新たな出会いにつながる。ひとり頷いたリアンは新たなモンスターを探すため、森を進みだした。
◇
ここは地下の空間である。しかし外界の昼夜は反映されている。陽の強さから判断するに、今は昼前のようだった。
「ふぅ……」
額の汗を軽く拭う。身体が少し重い。野宿による不調が原因ではない。
ラットマンの精液には成長ホルモンが含まれている。共同生活中に何度も注がれたのだ。その痕跡は彼女の肢体にしっかりと残されていた。
胸乳は豊かに実り、尻肉にも媚脂がたっぷり乗る。歩く度にぷるぷると揺れた。より淫らになった肉付きが、美女の動作に枷を嵌めていた。
「!」
聖都の地下は多種多様なモンスターが、自由にうろついている。新たな婿候補はすぐに現れた。
気配を察したリアンは考えるより早く行動する。
がさっ! がさがさっ!
茂みをかき分ける音が耳に届いた。こちらに向かっている。枝葉を割って現れたのは二足歩行の魔獣、ツノブタだった。
「フゴ……フゴッ」
巨躯の怪豚は盛んに鼻を蠢かせている。眼もきょろきょろとさまよわせていた。なにかを探しているようだ。
その対象は言うまでもない。リアンだ。しかし彼奴の視界に入る前に、銀髪の美女は素早く身を隠していた。
ラットマンのホルモンは乳と尻の肉付きを増しただけではない。より多くの仔を妊娠し、より早く出産できる。胎内もオスに都合よく改造されていた。
その事実は他の生物も知ることができる。彼女の汗に含まれるフェロモンが、それを雄弁に物語るのだ。繁殖本能を刺激する香りに引かれ、怪豚は現れたのだろう。
木陰に潜んだ銀髪の美女は、鼻を蠢かせる魔獣を見つめる。そして思索を巡らせた。
(旦那さまとして、申し分ないのだけれど……)
ツノブタはモンスターとして強豪の部類に入る。細長で、特異な形の性器も魅力的だ。彼奴の前に裸身を晒そうか。リアンはちょっと検討した。だが、結局やめる。
彼女の主であるマリィも、ツノブタを伴侶としているからだ。従者として被りは避けたい。
「フゴッ!」
考えている間に、大きな鼻はリアンの居場所を特定していた。迷いなく進むと、剛腕が茂みを払う。
「……?」
しかしそこにはもう、リアンはいない。
いかに媚脂が錘となろうとも、彼女の身のこなしに翳りは全くない。樹をかけ昇り、軽く隠れてみせた。
がささっ!
さらにもう一頭の怪物が、この場に現れる。
鋼鉄のような筋肉を、青黒の皮フに浮かせる巨人。トロルだ。その厚躯と腕脚の太さにリアンは思わずときめく。
文句なしの逞牡だ。今度こそ誘ってみよう。そう思ったのだが……。
(一度、味わってみたことがあるし……)
規格外の巨根と乱暴な抽送。股関節が外れるほどのそれらもすでに経験済みだった。
今回の目的はパートナー探しである。せっかくなら選択肢を広げたい。こちらも見送ることにした。
「…………」
「…………」
ツノブタとトロル。ともに血気盛んなモンスターだ。邂逅したら即、争いが始まりそうだった。
しかし肝心の獲物は依然、見当たらない。野生の彼奴らは体力を無駄に消耗することをしない。二頭とも、辺りをきょろきょろと窺うばかりだった。
「フ、フ、フゴォオッ!」
「フゥ、フゥッ!」
孕み頃の牝は近くに、確実にいる。それなのに見つからない。二頭はだんだんと苛立ちを見せはじめた。探索の手は乱暴になっていく。
樹木が力任せにへし折られ、音を立てて倒れる。リアンはそれを聞きながら、素早くこの場を離脱した。
◇
聖都地下の森はモンスターが跋扈している。当然、危険な場所である。しかし一流の密偵が警戒を怠らなければ、探索は充分に可能だ。
旦那候補を物色するリアンは、水辺にまで行きつく。そこには先客がいた。湖面に頭を突っ込み、喉を潤している。気配を察したのか。顔を上げた。
「ホゥ……?」
茶色の毛に覆われた猿獣だった。縦に長い貌には、赤と青の体色が浮かびあがっている。
ここはモンスターの生息地だ。彼奴ももちろん単なる類人猿ではない。大きな前足と後足との間には、一対の副腕が生えていた。
六腕の怪物猿。バンボンゴである。
(珍しいモンスターね)
彼奴の存在や大まかな生態はリアンも知っている。しかしここで実物を見るのは初めてだった。
このモンスターはマリィのパートナーと被っておらず、自分も新たな獣悦を味わうことができる。心は決まった。気づけばリアンの桃唇から、赤い舌がちろりと覗いていた。
「ホホ……?」
己を見ても悲鳴をあげず、背を向けて逃げだしもしない。そんなリアンにバンボンゴも、対処を考えているようだった。
ゆえに美女が先制する。白い肢体が緩やかに動きだした。
「実は私、伴侶を探しているのですが……」
怪物に言葉は通じまい。ゆえにリアンは行動で示す。
まず、両手を頭の後ろで組んだ。腋窩を晒した姿は無抵抗の証だ。乳房の大きさと円さも充分に見せつける。
次に長い脚をがに股に開く。さらに柳腰を突きだした。内腿の筋に引っ張られ、淫裂もわずかに割れる。胎内の薄桃色と秘蜜の匂いがひっそりと現れた。
「少しの間、試してみませんか?」
「ウホホッ! ウホォッ!」
猿でもわかるセックスアピールである。興奮したバンボンゴは後足で立った。それから己の股間も見せつける。股間の茶毛を割り、みるみる内に肉棒が勃ちあがった。
「まぁ……!」
怪猿のペニス。リアンはその形状に目を奪われた。
強牡らしい長さと太さである。淫水焼けした牡性器の表面は、栗皮のような色になっていた。
そしてなにより、亀頭の張り出しが異様だった。毒茸のごとく傘を広げている。あのカリで膣ヒダを撫擦されたら……。溢れだした唾液を、リアンは音を立てて飲みくだした。
オスもメスも互いの身体に興味津々だ。マッチングは成立した。リアンはこれより、このバンボンゴの妻である。
夫婦となったのだから、やることはひとつしかない。
「…………」
銀髪の美女はその場で膝を折る。掌も地面につけ、四つん這いとなった。そのままくるりと転回する。バンボンゴの前には豊尻と淫裂がさらけ出された。
背を向けてから伏せる方が簡単ではある。しかし背を向けるという行為が、逃亡の準備と受けとられるかもしれない。リアンはそのリスクを避けたのだ。
「ウホホホホ!」
種付けを丁寧に乞う牝に対し、バンボンゴの目は血走った。美女に逃げだす気配はない。それでもぶつかるように突撃する。
ぐちっ!
前足が肩を、副腕が腰を掴む。そして獣根を陰唇に押しつけた。怪猿は一気に、美女を我が物にしようとする。しかし。
ぐぐぐっ……!
「あっ……あぁぁ……っ!」
バンボンゴの亀頭は大きく膨らんでいる。それが挿入を阻んでいた。性粘膜は引きのばされ、みちみちと音を立てるばかりだ。
獣悦への期待。それはすでにリアンの身体に現れている。膣道はぬめりに満ち、牡を受けいれる準備は万端だ。しかしそうであっても、バンボンゴの性器は呑みこみがたかった。
ぐ、ぐち……みちっ!
「はっ、はぁ……はぁぁ……!」
しかも愛撫もムードもない、力尽くの侵攻だ。時間はどうしてもかかる。
それでもリアンは少しずつ怪猿の牡性器を受けいれていく。膣ヒダから染みだす愛蜜は陰唇までも濡らす。潤滑液は肉棒にも馴染みだした。
ずるるるるっ!
「あっ! あぁあっ!」
ついに陰唇が亀頭を飲みこんだ。その後は一瞬だった。バンボンゴは勢いのまま、胎内を征する。大振りな亀頭が子宮口に強突した。衝撃が脳天を貫通する。
「はぁ、はぁぁっ……!」
視界には白く瞬く星が現れた。巨体を受けとめた掌と膝は細かく震えだす。乳首を下に向けた豊房がぷるぷると揺れ、ほのかな淫熱がそこから湧きだした。
「ホォ……ホホ……」
分身を挿入しただけなのに。バンボンゴは早くも目を細めた。
犯されただけでない。出産さえも何度も経験した。リアンの膣腔はモンスター姦に最適化されている。愛蜜はますます湧きだし、膣ヒダは異種の性器を撫でまわす。
美妻の奉仕にたまらず、獣夫は鈴口から液射を迸らせた。
どくっ、どくっ!
「あ、あぁぁっ……!」
交合のショックの中でも、リアンはモンスター図鑑の解説を思いだしていた。
バンボンゴの種付けには段階がある。まず胎内へ送られるのは、第一の精液だ。
「はぁっ、あぁっ!」
疼覚が下腹をくすぐる。尿口と肛門がひくひくと蠢きだした。
最初の射精は孕ませることが目的ではない。胎を沸かして悦感を誤認させ、ポルチオを開かせることを目的とする。
「ふ……うぅっ……!」
内腑を掻きむしりたくなる。切ない感覚が勝手に腰を揺らした。なめらかに尻球がバンボンゴの下腹部を撫でる。
おねだりめいた動きだった。それに怪猿は応じる。
じょろっ、じょろろろっ!
「は、あぁっ!?」
先ほどとは比較にならぬ、凄まじい迸りが胎中を疾走った。子宮の肉輪を通りぬけ、内壁に液射が叩きつけらる。リアンの赤瞳がひっくり返った。
これこそがバンボンゴの種付けの、最も大きな特徴である。女を孕ませる前に膣内で小便をするのだ。
もちろんこれにはしっかりした理由がある。子宮に残留する他種族の精液や寄生虫を洗いながし、受精の環境を整える。リアンはちゃんと、その意を理解しているが……。
じょろろろろ……。
(ま、まだ出すの……?)
彼奴の放尿は長かった。腹がたぷたぷになっても止まらない。不安に駆られたリアンは、思わず首を振りむかせてしまう。
多量に注がれすぎて、液は結合部から逆流しはじめていた。黄色味が強く、アンモニア臭を漂わせ、粘りもない。間違いなく小便だ。そんなもので己のナカを満たされようとしている。
「は……あ、あぁぁんっ!」
まるで便器にされているようだ。そんな連想が被虐の悦を抱かせる。
昨夜までリアンは、ラットマンの妻だったからだろうか。洗浄は念入りに行われた。バンボンゴの小便が足首にまで至り、地面に水たまりを作るまで。胎内放尿は続けられた。
「ホホホホ!」
「あっ……」
納得いくまで鼠人の痕跡を消しされたのか。怪猿は次の行動に移る。前足で膝裏を掬い、後足で立ちあがった。
足裏が地面から離れ、両脚がM字を描く。羞恥を煽る格好だ。このまま種付けが始まるかと思ったが……。
「ウホホ! ホォゥ!」
「あ゛!? あ、あぁっ!」
バンボンゴはそのまま歩きだした。猿の足が地面を踏みしめる度、大振りな亀頭が子宮口に食いこむ。肉蓋が緩み、注がれた獣尿がぼたぼたと零れだした。
リアンは花嫁として見初められた。このまま巣にまでエスコートしてくれるらしい。
ずんっ、ずしっ、ずんっ。
「はっ、あぁっ!」
一歩一歩、踏みしめながら、怪猿は進みだす。胎内を征したペニスを伝い、振動がポルチオに直撃する。脳天まで揺さぶられた。
バンボンゴの歩みは妙にゆったりとしていた。森中に住む他のモンスターどもに、美しい新妻を見せびらかすかのようだ。
「あぁっ! あんっ! はぁぁっ!」
己の実力に自信がなければ、こんなことはできまい。大胆不敵な牡の行動に美女はますます昂りだす。
次はどのような生活が待っているのか。小便で満たされた子宮と同じく、リアンの胸も期待で膨らみだしていた。
◇
「ウホッ! ホホゥッ!」
リアンとの仮婚姻を受けいれたバンボンゴは、テリトリーに帰還した。怪猿の同胞どもが迎えいれる。
彼奴らの目はもちろん、連れかえられた獲物に向けられた。
「ホォォオ……?」
「ホホッ! ウォォッ!」
乳も尻も豊かに膨らみ、汗や愛液からは芳醇なフェロモンが漂う。素晴らしい孕器だ。そんなものを拾ってきた彼を、仲間たちは賞賛しているようだった。
猿どもの吠え声の隙間から、リアンの耳は人声を捕らえていた。
「はぁっ、あぁぁあ……!」
そちらに目を向けると果たして、人間の女性たちがいた。
彼奴らの縄張りの中央には巨樹がそびえ立っている。その周りではバンボンゴたちが乱交を繰りひろげていた。
「ウホッ! ホホゥ!」
「はぁっ、あぁっ、あぁんっ!」
獣らしい後背位、全腕を用いた磔姦、地面に押したおした正常位。バンボンゴたちは思い思いの方法で女たちを犯している。
そして彼女らは一人の例外もなく妊娠していた。猿根の抽送を受ける度に、胸乳と腹部が揺さぶられる。
「ひっ……あ、あぁぁあッ!」
正常位で犯されていた女から、引き攣れた声があがった。怪猿は牡性器を抜く。大振りな亀頭が陰唇を荒々しく擦りたて、ぼちゅんっ! と派手な音があがった。
「はぁっ、はぁっ! ああ゛!」
獣の巨根が去ったというのに。彼女はさらに大きな絶叫を響かせる。赤い手形がつけられた胸と、はち切れんばかりの腹がぶるぶると震えた。
次の瞬間のことだった。
ぶちゅぅうッ!
「がッ……あ゛ぁぁあ!」
粘った水音とともに、陰唇から胎児が吐きだされた。人間から産まれたというのに。嬰児の全身は茶色の毛に覆われている。さらに目を凝らせば、六腕であることもわかった。
モンスターの誕生である。ショッキングなシーンだ。にもかかわらずリアンの赤瞳は冷静に、別のものにも注意を向けていた。
(彼女たちは……シスター?)
剛腕により衣服は剥がされている。怪猿どもはそれらでテリトリーを飾りたてていた。巨樹の枝に結ばれた黒と白から、神に仕える女たちと察せられる。
しかし、修聖教会に属する者たちではない。ここの修道服は白一色だからである。
彼女らはどういう経緯で、異教の都の地下にいるのだろうか。リアンは思索を巡らせようとした。
しかし。
ずぶっ! ずぢゅんっ!
「あ! あぁぁあ……!」
猿根の突きこみにより霧散してしまった。頭の芯がじんと痺れ、桃唇が勝手に開く。
リアンは背面立位で挿入を受けている。胸乳をバンボンゴどもに晒していた。抽送されると豊かな膨らみが、ぶるんぶるんと大きく揺れる。
「ホォッ! ホホォッ!」
「ウホ! ウホ!」
牡なら否応なく引きつける光景に、怪猿どもは盛りあがりだす。上下に暴れる柔房を、血走った目で見つめられた。
熱烈な視線を受けてリアンもまた昂っていった。乳首がきゅぅっと硬く尖る。その様も余すところなく目撃された。下腹に熱が降りていく。
ぶちゅっ! ずちゅっ! じゅぶっ!
「はぁっ、はっ……あぁぁっ!」
棍棒のごとく、先端に行くほど膨らむ牡性器。押すと子宮口を叩き、引くと膣ヒダを掻きまわす。
胸と胎。ふたつの淫火は混じりあうと、さらに大きな焔となった。内から焦がされ、白肌に汗と朱が浮く。
「い、イクっ……! あぁぁあ゛!」
怪猿に犯され、さらに視姦されながら。リアンは絶頂に達した。
法悦に至った女体は妊娠する準備を整えだす。膣腔はきつく縮まり、子宮は痙攣しながら膨らむ。牡根から少しでも多く胤を吐きださせ、受けとるための用意だ。
「ウッホ……ホホ!」
愛蜜をまとう膣ヒダが牡性器を慰撫する。牝の媚動にバンボンゴは応じた。リアンのナカで精をぶち撒ける。
どくんっ! どくんっ! どくんっ!
「はぁっ、あぁっ! あ、あぁぁっ!」
猿根が力強く拍動する。その度に重い精汁が子宮に送りこまれた。ポルチオはすでに開かされている。異種の種を余すところなく注がれてしまう。
女を孕ませるための、本番の射精。バンボンゴのそれは非常に長い。
どくんっ! どくんっ! どくっ!
「あ、あぁ……あッ! ふぅぅうんッ!」
中出しの最中に再び、リアンは天上の世界を覗く。邪悦は絶えることなく追加されて、絶頂から降りてこられない。恐怖すら抱きそうになった。
しかし四腕と肉錨にしっかりと捕らえられ、逃げだすことなどできない。
どくっ、どく……どくんっ!
怪猿の精液は非常に粘りが強い。精虫が充満しているからだ。ゼリー状の熱塊が子宮口になだれ込んでくる。敏感な肉輪を撫でられて、下腹は喘ぐように引き攣る。
目を落とせば結合部から、濃黄色の液体が漏れていた。先ほど注がれたバンボンゴの尿だ。同じ液体でも両者は比重が違いすぎる。軽い排泄液は押しだされていた。
「はぁっ、はぁ……あぁぁッ!」
そこまでの濃汁を吐きだしているのに。それでも強牡の性器は疲れを見せない。ナカでなおも脈動し、胤を送りこんでくる。重爆の種付けを受けながらリアンは考えた。
(これ……正解だったかも……)
ツノブタとトロルを見送った末に、このバンボンゴと出会った。彼奴の雄度は申し分ない。仮婚姻を結んで間違いはなかった。
しかしまだ、このモンスターを伴侶と決めるには材料が足りない。
(産む時は、どんなかしら……?)
精液は多量で、しかも子宮の内壁にへばりつくようだ。この一射で孕んだことだろう。リアンは確信する。遠からず、仮夫の仔を産みおとさねばならない。
果たしてその時、どれほどの快楽をもたらしてくれるのか? バンボンゴの分娩という未経験に、リアンは早くも魅せられている。
◇
夜。バンボンゴどもは地面から離れ、樹上で眠りに就く。太い幹と枝は怪猿どもの重量を受けてもビクともしない。
風音と葉擦れに紛れ、微かな嬌声が木霊していた。
「はぁ、あぁぁ……」
「ふぅっ、うぅっ、うーーッ!」
バンボンゴどもは寝床に苗床……すなわち、異教のシスターたちも連れこんでいる。
彼女らの膣腔には今も、楔のごときペニスが埋めこまれていた。怪猿が身じろぎするだけで邪悦が下腹を揺らす。それが女たちから、切ない喘ぎを搾りだしていた。
他種の襲撃と苗床の脱走。このふたつを防ぐためバンボンゴは、樹上で獲物を抱きしめたまま眠る。
新妻であるリアンももちろん、彼女らと同じ扱いを受けていた。
「は、はぁ……」
海綿体に血を巡らせ、勃起したペニス。その淫熱は胎内を灼く。下腹がじくじくと疼き、寝るどころではない。
さらにはバンボンゴは眠りながらも、副腕をしっかりと女の細腰に回している。胎内に打たれた肉錨と合わせると、例えリアンでも逃走は困難だろう。
(熱烈なのも、悪くないわね……)
太い腕と厚い毛に包まれ、頭が茹る。そうしているとふと、らしくない感想を抱いた。怜悧な美女は悦酒に酔ったように頬を火照らせる。
しかしその表情は突如として強張った。
じょろっ、じょろろろ……。
「あっ!? あ、あぁ?!」
鈴口と接する子宮口が、快楽とともに浸入を報せる。仮夫が寝小便を垂れたのだ。
リアンは忠実な従者にして妻だ。それでもつい、抗議の声をあげてしまう。
「ちょ、ちょっと……、うぅんっ!」
当然そんなものを聞く怪猿ではない。目を覚ますこともなく、お漏らしはなおも続く。
鍛えられた筋肉の上に、柔らかい媚脂をまとう。リアンの肢体の抱き心地は最高なのだろう。眠るバンボンゴはさらに身体を緩ませる。尿口から排泄液が垂れながしにされる。
じょろろろろ……。
これは孕ませる準備ではない。ただの粗相である。しかしリアンは剛腕にしっかりと抱きしめられている。子宮で寝小便を受けとめるしかなかった。
逆流してきた黄穢液が内腿を濡らす。じわじわと白肌を苛まれ、不快感が湧いてくる。
「はぁっ、あぁっ……!」
外界で昇った陽が地下を照らし、バンボンゴが起きだすまで。リアンは抱き枕と便器の役割を果たし続けるのだった。
◇
昼も夜もなく怪なる猿に犯される。その結果は早くも現れた。すなわち、妊娠である。
引きしまっていたリアンの腹は今、前方にぼっこりと突きだしている。
「ウホ! ホホホ!」
新妻の懐胎に仮夫は歓喜した。前足と副腕、そしてペニス。それらを用いて新妻を後ろから抱きしめる。ぼて腹と胸乳を強調し、獣根で貫かれた性器をつまびらかにする。そんな格好だ。
リアンはその姿のまま、テリトリーを連れまわされた。
「ホゥ……」
「ホッホウ!」
今も二頭のバンボンゴどもに対し、仮夫は交尾を見せつけていた。
乳房と膨腹が激しく上下する。相手はモンスターだ。妻とはいえ容赦はない。みっしりと詰まって重い子宮を亀頭で殴打されると、内腑全体が掻きまわされた。
「はぁっ、はぁぁ……!」
怪猿の仮妻となってまだ一週間も経っていない。それなのに月は満ち、リアンは異種妊娠の悦と苦に喘いでいる。
バンボンゴの成長が早いのか、ラットマンのホルモンがまだ影響しているのか。それとも……。
どく……どくゥッ!
「あ、あぁぁッ!」
それ以上は考えられなかった。腹が裂けんばかりの胎動が内から生じる。
怪猿は苗床の扱いをよく心得ていた。リアンの悲鳴か、はたまた腹中の蠕動か。それを合図にペニスを引きぬいた。
「はぁっ、はっ、あぁぁ……っ」
膣口は解放された。しかし前足と副腕の拘束は施されたままだ。好色な視線を受けながら、分娩を遂げなければならない。
人間に近い形をしたモンスターだ。リアンに微かな羞恥心が生じる。しかしすぐに気にならなくなった。
ぐぐっ!
「ふぐぅッ!」
子宮の内側から肉輪を押しひろげられる感覚。それだけでリアンは絶頂に達した。
つい数日前まで、ラットマンの苗床となっていた彼女である。しかし怪猿は鼠人とは比較にならぬ強豪モンスターだ。
ぐ、ぐち、ぐぐぐ……っ。
「はっ、は……! あはぁっ!」
ゆえにその胎児の力もまた、格段に違う。
きゅぅっと窄まったポルチオを力尽くでこじ開けられる。引き攣れるほどの邪悦が生じた。まだ顔も見ぬ我が仔に悩乱させられる。被虐の味をたっぷりと堪能することとなった。
「は、はぁ……っ! は、あぁぁっ!」
リアンの身体はモンスターの出産に最適化されている。極悦に晒されているのに、締まった膣腔はわずかに緩む。幾重ものヒダは胎児の尻を優しく押して、外界へ導いた。
これら全てには快楽がつきまとう。そしてそのクライマックスは間もなく訪れた。
「ふぅっ、ふっ、うぅぅーーッ!」
喉を搾った叫びがリアンから迸る。次の瞬間のことだった。
ぶぢゅぅうっ!
「あ! あぁぁあ゛!」
巨樹の下で重い水音が響いた。膣口を潜り、バンボンゴの仔が誕生した。
怪物猿らしく、すでに毛が生えそろっている。それだけでない。この種の特徴である六腕も、しっかりと形作られていた。
外界へ出たばかりというのに。嬰児は手足をばたつかせた。その拍子にヘソの緒がぶつりと切れる。
「はぅッ!」
鋭い衝撃が子宮を震わせた。リアンはまたも天上の世界を垣間見る。
バンボンゴの出産。それにも、やはり法悦が付きまとっていた。彼奴を仮婚姻を結んで正解だったと、リアンは改めて実感する。
「はぁ、はぁ……」
M字開脚で拘束され、何度も絶頂し。なにより出産を終えたばかりだ。さすがのリアンも疲労を覚える。しかしモンスターどもは女の事情など決して考慮しない。
「ホホ……」
「ホホホ!」
リアンの前には二頭のバンボンゴがいる。彼奴らは空いた胎に再び同胞を宿らせるべく、銀髪の美女に手を伸ばした。
ずぶっ!
分厚い掌が柔肩に触れようとした時のことだった。背後から牡性器が突きいれられた。
不意打ちで体内を埋められ、肺腑の空気が押しだされる。リアンは嬌声をあげることもできない。
「ホホオォッ! オオ!」
頭の上で響く威嚇は鼓膜を破かんばかりだった。このメスは俺のものだ、手を出すな。そう言っているとわかった。
どうやらリアンの仮夫は、群れの中でも有力なオスだったらしい。猿どもは慌てて手を引っ込め、名残惜しそうな目を向けるだけになる。
「……ふふ」
妻を守る雄々しさに頼もしさすら感じる。美女の頬はいつの間にか緩みだしていた。
リアンは首を振りむかせる。そして逞しい仮夫を見上げた。
「また妊娠させてくださいね。あなた」
「! ホホホゥ!」
バンボンゴは人語を解さない。しかし今回も、リアンの意思ははっきりと伝わったようだった。
ばちゅっ! ぶちゅっ! どちゅんっ!
「はぁっ、あぁっ!」
己の腰をしっかりと落とし、副腕でリアンの細腰を固定した。それからピストンを送りこむ。
激しい抽送を受け、豊満に育った女体が揺さぶられた。上下に跳ねる乳房からミルクが滲みだす。
「はぁっ……あ、あはぁっ!」
バンボンゴの動きは妙に乱暴だった。美妻をことさら手ひどく犯すことで、群中に己の力を誇示するかのようだ。
しかしその荒々しさの中に、リアンは結婚の幸せを感じるのだった。
◇
バンボンゴの胎児は非常に早く育つ。テリトリーでは毎日、捕らえられた女たちが怪猿の仔を産んでいた。
そんな中、全員の出産周期が合致するタイミングが訪れた。バンボンゴどもはそれに合わせてパーティーを催す。
「ウホッ、ホホッ!」
「ホホホホ!」
ねぐらである大樹の下。前足と副腕を用いて苗床を後ろから抱えあげ、牡性器で貫く。
女たちは秘所も内腿も露わにされただけではない。バンボンゴの腰がピストンすると、肥大した乳房と腹部が揺れた。その様に怪猿どもは熱狂する。
バンボンゴに捕らえられたシスターは六人。その内の四人は、すでに気が触れていた。モンスターの交尾と出産。それらがもたらす受難と邪悦に、清廉な心は耐えきれなかったようだ。
「はっ、はっ、あはぁっ!」
「ひぃぃーーッ! ひーーーンッ!」
彼女たちはもはや獣と変わらない。肉傘の張ったペニスを突きこまれると桃唇を開き、ぼて腹を揺すられると涎を垂らす。
人語すら忘れた尼僧たちは、ただただ猿叫をテリトリーに響かせる。
「か、神よ……救けを……!」
「いや、いやだぁ……!」
後の二人はまだ、辛うじて人間としての意識を保っていた。
指を組み、首を振り、主の慈悲を乞う。しかし彼女らの神はこの地を見捨てたようだ。モンスターの仔を産みおとすという運命に、変更は訪れない。
どちゅンッ! ぶぢゅっ!
「たすけ……あぁぁっ!」
強靭で巨大なカリ首を備える、怪猿のペニス。それが抜き挿しされると、快楽とともに膣道を耕される。胎児が外界へ進む路は念入りに整備されていた。
分娩が軽くなりそうなのは彼女たちにとって幸いなのか不幸なのか。それはわからない。
「はっ、はぁぁっ!」
リアンももちろん祝祭に参加していた。
彼女の背後に取りつくのはやはり、仮夫のバンボンゴだった。今日はパーティーである。しかし彼奴は決して、リアンを他の猿に抱かせようとはしなかった。
「ふふ……私は、あなたの妻ですものね」
首だけ振りむかせると、仮夫は得意満面な笑みを浮かべていた。
白い肌と銀の髪。表面の見目麗しさだけではない。媚脂の奥には鍛えられた筋肉があり、孕器の機能は円熟している。
外も内も、リアンは素晴らしい妻だ。バンボンゴもそれを充分に理解している。
「ウホホホホ!」
ゆえに見せびらかす機会を逃すはずもない。力強い抽送で女体を震わせる。乳房と膨腹を揺らし、銀髪を跳ねさせ、テリトリーの仲間たちにリアンの魅力をアピールした。
「はぁっ、あぁぁッ!」
「ひぃ……ぃい、いぃぃィーーーッ!」
柔肉が揺れ、汗と愛液が飛びちり、猿叫が高く響く。女たちがつくる賑やかな雰囲気は新たな同胞を待つのに相応しい。それは腹を通じて胎児にも伝わっている。
「あ、あ……?」
脳髄だけでなく身体も緩んでいるからだろうか。悦狂女たちにより、産宴の幕開けは切って落とされた。
ぶちゅっ! ぶぢゅんっ!
「ひっ、あひぃぃッ!」
「あはぁぁぁンッ!」
膣腔に埋められた獣根が抜かれるとすぐさま、粘った水音とけたたましい色声があがる。膣口から怪猿の胎児が滑りおちた。
あやすかのごとく、ヘソの緒がぷらぷらと揺れる。しかし母となったばかりの彼女らは白目を剥くばかりだ。己の姿も、己の仔も瞳に映すことはない。
「し、しっかりして……あぁっ!」
正気のシスターたちは最後まで仲間を気遣っていた。しかしモンスターの出産という酷悦が自分にも迫ると、唇を引きむすぶ。
ずちゅんっ!
彼女らを犯すバンボンゴは牡性器を引きぬいた。濡肉を掻く、大きな水音が出産の合図になるはずだが……。嬰児はまだ膣洞を潜ってこない。
「ふぅっ、うぅぅっ!」
シスターたちが必死に抵抗しているからだ。
どのような教義を持っているかはわからない。それでも、モンスターを孕み産むべし、という教えはおそらく経典にはなかろう。
信仰と、なにより乙女の誇りにかけて。彼女たちは異種出産を遠ざけようとする。
「ホッ!? ホホゥッ!」
しかしそんな信念などバンボンゴには関係ない。害悪ですらある。なにより、パーティーに水を差されたのだ。怪猿どもは猛りだす。
「!! あぁぁッ!」
そして副腕でぼて腹を圧迫しだした。彼女たちの顔貌は青ざめ、みるみる間に歪みだす。
シスターの信心はモンスターの剛力には叶わなかった。押しだされるようにして、新たないのちが誕生する。
ぶぢゅっ! ぢゅちゅうっ!
「あっ、あ゛っ、あぁぁッ!」
ついに彼女たちも信仰の言葉を忘れてしまった。瞳をひっくり返し、ただ艶叫を響かせる。
舌と涎が垂れる相貌は、神に仕える者とは思えない。二人が悦狂女の仲間入りをするのも、時間の問題だろう。
(これは……凄まじいわね……)
大きな水音と甘苦いにおい。目で見ずとも、異種分娩の迫力が伝わってくる。
怪猿の産宴に参加しつつも、リアンはまだ冷静な思考を保っていた。それは彼女の心身が、シスターたちとは比較にならぬほど頑強であるからだ。
しかし邪悦の負荷がかかり続ければ、もちろん無事ではいられない。
ずぶっ! ずぷっ! ずぢゅんっ!
「はぁっ、はっ、はっ!」
強牡の仮夫は筋骨をいきらせ、リアンの身体に抽送を叩きこむ。
多産とホルモンで育てられた乳房。大きくなっても均整を保つ膨らみが、ばるんばるんと揺れる。
(お、おっぱいが……)
絶え間ない出産に晒されているのだ。リアンの双膨は授乳の準備を欠かさないようになっていた。
吸啜がなくとも、快刺激により滋養が溢れだす。宴にミルクが供された。しかし白けることなどなく、場はますます盛りあがっていく。
どちゅッ!
「くっ……ぅぅうッ!」
重苦しい音と悦が下腹に響く。強牡らしい、バンボンゴの巨怪なペニス。それは今日もリアンのナカを掻きまわし、壊れるような邪悦を与えてくれる。
しかし内面ばかりに集中することはできない。
「はぁっ、は……?」
ふと気がついた。大樹の下に集った怪猿どもは残らず、その眼をこちらに向けている。以前も見られながら犯されたことはあるが……。今の数は比較にならない。
考えてみれば当然である。自分以外の苗床は皆、出産を終えたのだ。ならば群中の視線全てを集めても不思議はなかった。
ばちゅっ、どちゅっ、ぐちゅんっ!
「は……あぁぁ……!」
それを理解した瞬間、膣腔がじゅんと滲んだ。
従者にして密偵。リアンの影の存在である。そんな自分が注目を浴びている。さすがの彼女も不慣れな状況に、妙な昂りを覚えてしまった。
「イク……イクっ! あぁッ!」
淫熱の高まりに連れさられ、絶頂に押しあげられる。リアンの宣言を聞く怪猿どもは皆、目を細めてその様を眺める。朱が浮く白肌を余すところなく視姦された。
体内でも変化が起こる。膣口はきゅぅと締まり、子宮は波打つように広がる。
胎児にとってそれは、寝床を揺すられたようなものだ。リアンの仔はようやく目を覚ます。
ぐぐぐっ!
「!!?」
ぼて腹は外からでもわかるほど、大きく弾んだ。ポルチオが内から開かされた証だ。それを合図に仮夫はペニスを引きぬく。
ぢゅぼんッ!
「あぁぁっ! っ、あぁぁあッ!」
肉道はすでに耕され、淫口もぽっかりと開いている。子宮を這いでた胎児は滑りおちるようにして、外界を目指していった。
母は我が仔の道行が手に取るようにわかる。
ず、ずず、ずずず……。
「あ、あぁ、ああ゛!」
膣ヒダを奥から順に逆撫でされていく。電撃に似た悦楽が身体を駆けぬけた。アヌスがひとりでにきゅぅっと緊縮する。その締まりは前穴にも伝播した。
しかしモンスターの赤仔は逞しい。それくらいの障害はものともしない。
ぐぐっ……、ぶぢゅぅうっ!
「はっ……あぁぁあっ!」
愛液の海を掻きわけ、狭まった膣口をこじ開ける。バンボンゴの胎児はその六腕をもって、無理やり母のナカから這いだした。
リアンは膝裏を掬われ、M字開脚の形で抱えあげられている。いまだヘソの緒でつながった嬰児がぷらぷらと揺れた。
「はぁっ、はぁっ、あぁっ……!」
この場に助産婦などいない。取りあげる者はおらず、細い肉管を介して子宮を引っ張られつづけた。
「あ、あぅぅうッ!」
いたずらに長引いた後悦は唐突に終わる。赤仔の重さに耐えきれず、臍帯はぶつりと切れた。
地面に落下したというのに。彼奴は泣きも喚きもしない。ただちょっと、眉間にシワを寄せただけだった。
(わたしのあかちゃんって、やっぱり……)
リアンが産んだバンボンゴの仔。それは他の苗床たちが産んだものより明らかに大きく、頑丈だった。
仮夫にもそれがわかるのだろう。妻と息子を自慢するような、得意げな視線をギャラリーに向けた。
「ウホホホーーッ!」
「ホォッ、ホホホッ!」
今日このテリトリーは、六頭の同胞を新たに得た。
しかしもちろんこれで終わりではない。さらに繁殖するため、怪猿どもは空いた胎に群がりだす。パーティーは次なる局面に入った。
「はぁっ、あぁぁ……!」
「ひひ……いいぃーーーっ!」
茶色の毛塊の向こうから、辛苦の喘ぎと狂乱の叫びが響きだす。視界には入らない。それでも異教のシスターたちを襲う邪悦は、はっきりとわかった。
そんな中、もちろんリアンも新たな種付けを挑まれる。
ずちゅんっ!
「あぅっ!」
膣穴は胎児を通したばかりだ。大きく口を開けている。しかしバンボンゴの……リアンの仮夫の牡性器は、そんな状況をものともしない。
張りだした亀頭は性粘膜を押しひろげる。引きのばされた薄桃色から、痺れるような悦が発生した。
「まだまだ、あなの仔を産ませて……」
快楽をたっぷりと浴びたリアンは、自然に唇を開いていた。そこからおねだりめいた言葉が転がりでる。
彼奴は今回も妻の希望を叶えてくれるようだ。
どちゅんっ! どちゅっ!
「はぁっ! はっ、あぁんっ!」
ペニスは灼いた鉄棒のごとくで、落とした腰は力強いピストン運動を繰りだす。仮夫はまるで疲れを感じさせない。
抽送は脳をも揺さぶるほどだった。意識がぼんやりしだす。しかし逆に、意思ははっきりしていった。
(もう少し、ここにいようかしら……)
まだまだこの怪猿の妻でいよう。美女はそう決心する。その理由は仮夫の精力だけでなかった。産宴の熱気もまた、リアンの認識を蕩かしている。
「ほっ、ほぉ……っ、ほぉおッ!」
怜悧な美女はいつしか桃唇を尖らせ、サルのような嬌声を発していた。しかし交尾に夢中の彼女は、それに気づくことはなかった。