モンスターパーク2アフター 異種姦を望む乙女 作:二木ユキト
そんな彼女が遭遇したのは、
胸乳の中にも侵入してくるナメクジの魔物たちで……?
こちらもSkebにてご依頼いただき、執筆した作品です。
リクエストありがとうございました!
スカーレットが評議長の地位について、数か月が経った。
聖騎士にまで昇りつめる能力を持ち、同志にも恵まれた彼女である。その手腕は遺憾なく発揮された。クーデターによる傷から、聖都はもう立ちなおりつつある。
物流も回復し、外交も順調そのものだ。そしてスカーレットがなにより助かっていることといえば……。
「スカーレット様、この前の議事録をまとめておきました」
部下たちの成長である。クーデターには主だった議員も関与していた。彼らが失脚し、混乱の極みに叩きおとされただろうに。スカーレットの下に就いた者たちは陰ひなたなく、若き評議長を支えてくれるのだ。
「ありがとう」
スカーレットはにっこりと微笑み、部下の仕事を労う。
「きょ、恐縮です!」
彼は頬を赤らめると最敬礼を返す。それから更なる成果をあげるため、駆け足で業務に戻っていった。
部下たちのひたむきな働きぶりは、スカーレットの魅力が関係していることに疑いない。美人にいいところを見せたい。そう考えるのは男の共通意識である。彼女の存在そのものが、聖都にとってプラスとなっていた。
(仕事に熱心で積極的で……。本当にいい人たちばかりね)
しかし当の本人だけがそれを把握していなかった。
頼りになる人材が増える。それは彼女にとっても喜ばしいことだ。聖都が栄えるというのももちろんだが、自身にも余暇ができる。
「…………」
仕事の合間、スカーレットある書類にさらさらと筆を走らせる。休暇の申請書だった。
「休暇ですか? もちろん大丈夫です! リフレッシュなさってきてください」
それは拍子抜けするほどあっさり受理された。
職員たちは昼夜を問わず、熱心に働いている。評議長なしでも回る仕事も増えてきた。そのおかげである。
リフレッシュ。実に的を射た言葉だ。スカーレットはにこやかに応じる。
「えぇ。楽しませてもらうわ」
金髪の美女が休暇で訪れる場所。それはひとつしかない。繁殖欲をぎらつかせたモンスターがひしめく……聖都地下の森である。
◇
「はぁっ!」
気合一閃、スカーレットは右手を振るう。その軌跡には茶色のものがあった。薄汚れた毛並みをしたイヌだ。
バチィッ!
「キャインキャイン!」
したたかに打ちすえられた野犬は情けない吠え声をあげると、一目散に逃げていく。
「ふぅ……」
スカーレットは拾った木の枝をぽいと捨てた。彼女ほどの業前があれば、ただの棒きれでも充分な武器となる。
地下の森にはモンスターだけでなく、野生の動物も存在している。彼女が遭遇したのは、その類のものだった。
野良犬は寄ってくるというのに。金髪の美女を孕ませようとする強牡は今日に限って、一向に現れなかった。
モンスターといえど生物である。年中発情しているわけではない。巡り合わせが悪い時期だってあるだろう。
(今回はもう、帰りましょうか……。)
せっかく森の奥まで足を運んだというのに。愉しみはお預けされてしまった。眉を落としたスカーレットがそう考えた、その時。
ぼとっ。
「えっ?」
肩になにかが乗った。湿った音を立てたが、雨ではない。ここは地下だ。そんな自然現象は起こるはずもなかった。
ぼとっ、ぼとっ。
柔らかいつぶてが次々とスカーレットに着地する。輝く金のロングヘアにも落ちたようだ。その正体を確認するため、頭に手をやった。
「ん……?」
下ろした手の中にあったもの。それは彼女の掌に収まるくらいの蟲だった。脚はなく、体節もない。ずんぐりとした身はくまなく粘液に覆われている。
頭から生える一対の触覚が、スカーレットの美貌を虚ろ気に指していた。
樹木から降ってきたものの正体。それは大型のナメクジだった。
つぶての正体を把握したスカーレットはしばし呆然とし……。
「きゃ……きゃぁぁぁあっ!」
それから、絹を裂くような悲鳴をあげた。乙女の絶叫が地下の森に木霊する。
それが合図になったのか。スカーレット目掛けて、二本角の軟体どもはますます降りそそいでいく。
「はっ、はっ……はなれてぇっ! いやっ!」
ソードダンサーと称されるほど双剣を修め、評議会の議長という肩書さえあり。しかしスカーレットはうら若い乙女だ。ゆえに蟲は大の苦手にしていた。
特にこのジャイアントスラッグは、名前のとおりナメクジをそのまま巨大化したようなモンスターである。
のろのろと這う様も、その跡に残される粘液も、密集して群れを形成する習性も……。たまらなく生理的嫌悪感を催す。
満足のいく異種姦を求めるスカーレットは、森の奥まで来てしまった。暗く湿ったそこは、Gスラッグたちのねぐらだったのだ。
脚で追いたてるばかりが狩りではない。現に彼奴らは座したまま、極上の獲物を捕えることに成功していた。
「!? ひっ、ぃぃいっ!」
襟口から侵入したGスラッグの一匹が、乙女の絹肌を直に這いだした。彼奴を一番槍にし、いやらしい粘蟲どもは雪白の美景を侵していく。
スカーレットは金属的な悲鳴をあげた。常の彼女を知る者なら信じられぬだろう。しかし粘液の轍が己に刻まれる感触を味わったなら、その狂態にも納得できるに違いない。
「い、いや! はなれて! はなれてぇっ!」
しゃにむに腕を振りまわすが、Gスラッグたちは離れない。ぬめる粘液は叩く手を滑らせ、軟体を白肌にぴたりと吸いつかせる。彼奴らを排除するには胴体をしっかりと掴む必要があった。
しかしスカーレットにそんなことをする勇気はないし、なにより手が足りない。
「はぁっ、はぁっ!」
衣装の内側から、いやらしい粘液の染みが浮いてくる頃。美しい獲物に変化が訪れはじめた。
「はぁっ、はっ……」
スカーレットの息はあがり、白い肌には朱が浮きはじめる。単なる疲労ではない。
モンスターは女を孕ませるため、多様な性技を持つ。何度でも種付けできる絶倫であったり、快楽の虜に堕とす生殖器だったり。蟲けらのごときナメクジにも武器があった。
彼奴の軟体を覆う粘液には獲物をマヒさせる毒と……発情を促す媚毒が含まれていた。
「はっ……、はぁぁ……っ」
肌と鼻を介し、スカーレットをそれをたっぷり取りこんでしまった。おぞましい粘液蟲どもに這いまわられているのに。ついにぺたりと、地面に内腿をつく。
「はっ、はっ……」
獲物は抵抗をやめて、動きさえも止めた。それを知ったGスラッグどもは我が物顔で、極上の絹肌を蚕食しだす。
ヒトのメスの、最も美味しい箇所。それはどのモンスターも把握している。ナメクジである彼奴らも例外ではない。
「んんっ! んっ!」
美脂が蓄えられている双房、甘匂を垂れながす縦割れの姫孔。それらにGスラッグたちが群がりはじめた。軟体にゆっくりと這いまわられると……。何枚もの分厚い舌で、丁寧に舐められているようにも感じる。
「!? や、やだっ」
薄桜色をした乳輪に淫血が集まり、くくっと勃った。同時に、内から湧きあがる感覚がある。
硬く尖った胸端からは白い分泌液……すなわち母乳が溢れだしはじめていた。
金髪の麗人は乳飲み仔を抱えている。赤鱗のドラコはまだ母のミルクを欲してやまない。軟体の這撫で胸悦を引きだされ、身体が反応してしまった。
Gスラッグは目も鼻も見当たらない。しかし嗅覚は備えているようだ。滋味溢れる甘露に向けて、一斉に舵を切る。
「あぁっ!」
装束の上からでも、軟体蟲どもが移動する様がわかる。
お腹を這いまわられると掻痒感が勝った。しかしその脇や、ヘソの上。皮フの薄いところに粘液を塗りこめられると、予期せぬ悦楽が走る。
ナメクジの穢液を被ったというのに、スカーレットの金髪から煌めきはまったく損なわれていない。スカーレットが首を振って悩乱すると、きらきらと陽光を反射する。それを目印にして、Gスラッグはますます美女に群がっていく。
ついにGスラッグたちは豊房に辿りついた。常は地に向けている口で乳首を食み、ミルクを吸いだしていく。
じゅるるっ、じゅるっ、ぢゅるるるるぅっ!
「はぁっ、あぁっ、あっ!」
かわいい我が仔ではなく、いやらしい軟体にミルクを掠めとられる。母として許しがたいことだった。しかし……女としてはこの上ない悦楽である。
ナメクジの口唇により、スカーレットは早くも天頂の景色を拝むことになる。
「あっ! あ、あぁぁっ……」
末期の息を吐きながら、スカーレットは仰向けに倒れこんだ。
白く飛んだ視界はもはや、いやららしいナメクジどもを映してはいなかった。ただただ乳首から送られつづける快感に、脳髄をも蕩かされていく。
Gスラッグどもは飽くことなく母乳を啜る。しかし彼奴らはそれだけで満足しなかった。スカーレットの身に信じられぬことが起こる。
ずにゅっ、ぐにゅっ、ぐぐぐっ!
「えっ、あっ!? あ、あぁぁあッ!」
食まれ、吸われていた乳首が全く異なる感覚を訴える。Gスラッグの頭先が乳首の中に潜りこんできていた。錯覚などではない。胸の内には圧迫感と重さが載せられていく。
衣服越しにナメクジを掴もうとするが、マヒ毒が回った手にそんな力はない。せめてもの抵抗に胸を揺する。しかしその行いはかえって、Gスラッグたちに苗床の場所を知らせるものにしかならなかった。
(う、うそよね……? おっぱいになんて……)
赤ん坊に授乳するため、乳首には孔が空いている。しかし乳管は目視できぬほど小さく、細いものだ。いかに粘液をまとった軟体といえど、そこを突破するなどあり得ない。
しかし今、スカーレットを貪食しようというものは……モンスターなのだ。人理から外れた存在なれば、無理を通って当然だ。
一方。無理を通されるスカーレットは狂態を演じるしかない。
「いやっ! あぁっ……! あうぅうんッ!」
膣腔も菊孔も犯されたことはある。しかし乳管に侵入りこまれるなど、異種姦に魅せられた彼女も考えたことはなかった。
授乳の時にも意識できぬ、乳首に開いた小さな小さな穴。それが拡張され、異物が通りぬけていくのだ。未知の感覚に戸惑うばかりだった。
しかし。
「はぁっ、はぁっ……、あ、あぁぁ……っ!」
スカーレットはだんだんと、乳腺寄生の邪悦を覚えつつあった。美貌に朱がはっきりと浮き、その手はもはや異種の動きを阻もうともしない。
くびれのない太い軟体はもう、半分以上も潜りこんでいる。あともうひと押しだ。そしてその瞬間は間もなく訪れる。
ぐにゅんっ!
「あ……っ!? くぅぅぅうッ!!?」
軟蟲はついに、触覚から尾まで……。その身の全てを房内に押しこんだ。スカーレットはナメクジに寄生を許してしまったのである。
Gスラッグの体表は媚毒に覆われている。それが体内の粘膜に触れるのだ。よって効果はより強く現れた。美女の豊膨は火のように熱くなる。
(ほ、ほんとに、胸に……)
灼感と衝撃でしばし呆然とするスカーレットだが、Gスラッグが待つことはない。暗く湿った森の奥から、暖かく豊かな女肉に移りたい。そう考えるものは後を絶たなかった。
また一匹のナメクジが、スカーレットの乳管に頭を突っ込む。
「あぁっ!? あっ、あッ!」
不意打ちに刺激に、スカーレットは再び絶頂に押しあげられる。ひとたび寄生を許したら、後は早かった。先行したものの道のりを辿り、次から次へとGスラッグが続いていく。
それに伴い、美女の嬌声も跳ねあがっていった。
「はぁっ、はっ、はっ……」
Gスラッグどもの移住がはじまり、どれほど経っただろうか。
スカーレットのトレードマークである紅の装束は、歪に変形している。ボタンどころか縫製さえ弾けとびそうな原因は、彼女の胸乳にあった。
無数のGスラッグが豊房の中に侵入った。その分の体積が追加され、巨乳をさらに膨らませているのだ。
どすんっ!
突如として大きな落下音が響き、木々を揺らした。その振動でぱらぱらと、Gスラッグたちが降りそそぐ。しかし寄生を受けつづけ、イキ疲れたスカーレットはその危機になんの対処もできない。
樹上に潜み、様子を窺っていたもの。それはGスラッグどもの首魁だった。一メートルはあろうかという巨体である。
「あ、あぁっ……」
彼奴はナメクジらしい遅鈍さで、獲物に……。スカーレットに接近していく。
蟲が大型化する。それは想像だけでも嫌悪を催すだろう。しかしスカーレットの目の前にいるのは紛れもない実物である。
周辺に湿度が一気にあがった気がした。大型個体がまとう粘液のせいである。肺が重くなるような蟲臭がスカーレットの鼻にも届いた。
「はっ、はぁっ……!」
スカーレットが吐く息は恐怖でも嫌悪でもない。メートル級のナメクジが迫ってくる。怖気を振るう光景に違いなかった。しかしまた、間違いのないことがある。
圧倒的な巨体を持ち、群れの頂点に君臨するオス。それは彼女が待ちのぞんでいた強牡に他ならなかった。
「はぁ、はぁ……っ」
仰向けに倒れたスカーレットは知らず、体位を変えていた。手を腿に回して抱え、筋を痛めんばかりに脚を大きく広げる。
胸も、腹も、性器も、そしてなにより……。絶頂で熱く疼かされた子宮をさらけ出す、そんな姿勢だった。
「はぁっ、はぁっ!」
もどかしいまでの時間がたった頃。Gスラッグの巨体はようやく、種付けを乞う麗人の元へ辿りついた。
重役のごとき登場に文句を言うものはない。その中にはもちろん、スカーレットも含まれている。
ぐちょおっ……!
「うぅ……っ」
冷たい粘液に包まれた蟲身がスカーレットを覆いつくした。大半が水分で構成されるGスラッグはずしりと重い。もう決して逃れられない……。その実感は金髪の麗人に、新たな淫火を灯す。
(あ……っ)
女体の中で特に火照った部分。陰唇にひやりとしたものが宛がわれる。それが彼奴のペニスだと、スカーレットははっきりとわかった。
これまでの鈍行とは打って変わる。粘孔を埋める粘棒のスピードは早かった。
ずにゅにゅにゅにゅっ……!
「ふぅ……っ! う、あぁぁ!」
スカーレットの膣道はいまだ狭路に保たれている。細く暗く、ぬかるんだところへ侵入りこむことこそ、ナメクジの本領なのかもしれない。
粘液そのもののような、半ば溶けた生殖器が女体を押し割っていく。
硬い巨根を挿入されるのではない。もっと息苦しい、圧迫感と重量感がスカーレットを襲う。
「はぁっ、はぁっ」
淫口からポルチオまで。スカーレットの胎内は完全に征された。行き止まりには敏感な器官……すなわち子宮がある。
腹の中に胎児を宿し、己の栄養を分け与えなければならない。メスは妊娠に対し、多大なリスクを負うことになる。ゆえに交配の相手を厳しく選別する本能を持っている。
「あ……っ、は、あぁぁ……っ!」
聖殿の判断は、美女の微笑となって表れた。文句なしの合格だ。自分を押したおすものは紛れもない強牡だった。このオスの仔を孕みたい……。金髪の美女は巨きなナメクジに対し、そんな思いを抱く。
ぐ、ぐぐぅ……っ。
機敏な腰振りなど期待できないモンスターである。その予想は正しく、彼奴の生殖行動は、止まっているようにさえ見えた。
「あぁっ……、あっ、あッ!」
しかしそれは外部から観察した感想にすぎない。それを味わうスカーレットは雄弁に、軟体性交の快楽を物語る。
スラッグは腰を動かさない。女体に沈めたペニスだけが蠢き、牝の胎内を撫で擦っていく。
彼奴のペニスもまた、粘液に塗れたものだ。ねっとりとした穢汁は膣ヒダの隙間にも入りこみ、内肉にいつまでも残る。不可逆の汚辱をなすりつけられるようだ。スカーレットの脳髄が被虐の悦びに震えた。
「あっ!? あっ、やあっ……!」
ぞくぞくとした冷気にも似た快感が、急に熱を帯びた。下腹に淫火が灯り、それはあっという間に全身を覆う。
Gスラッグを覆う粘液は媚毒のかたまりと言ってよい。それを直に性粘膜へ塗りたくられたのだ。経鼻や経皮よりもずっと強く、その作用は及ぶ。
「あぁっ! あっ! あ゛ぁぁッ!」
仰向けのスカーレットは、後頭部を地面に擦りつけた。己の全身に乗る巨大ナメクジはあまりに重い。こうでもしなければ悩乱を表すことができなかった。
巨大なGスラッグから垂れおちるいやらしい粘液は、土をぬかるみに変えていた。しかしスカーレットは美しい金髪が汚泥に塗れることも厭わず、首を反らして快楽を歌いあげる。
(こ、これっ……、あぁぁ……)
圧倒的な力で犯される。それだけではない。どれだけ泣こうが叫ぼうが、彼奴は決して陵辱を止めないだろう。モンスターの暴虐を一身に受ける。スカーレットはそんな異種姦の醍醐味を、今まさに堪能していた。
しかし本番はこれからだ。モンスターの目的は女を孕ませること……。であれば種付けがなければ、異種姦とは言えない。
「ふぅっ、うぅっ……!」
巨体はのしかかり続けている。媚毒と酸欠で、スカーレットの意識は朦朧としだした。鼻の下がむずがゆい。いつの間にか、鼻血が垂れていた。重量級粘液蟲の種付けは、麗人の生命を確実に脅かしている。
だからこそスカーレットは、己の遺伝子を継ぐ仔を孕むため、本気で交尾に臨む。
ぎゅぅぅぅう……!
スカーレットはその両脚を使って、巨大Gスラッグの胴体を抱きしめた。
精を外には吐きださせない。強牡の種を必ず受領してみせるという、貪欲な体勢である。メスにここまでされては、蟲といえど奮起せざるを得ない。
どぶっ! どくっ! どぶっ! どくぅっ!
「はぁぁぁあ……っ! あ、あぁぁ……!」
軟体にまとう粘液よりもさらに濃い、Gスラッグの精液が注ぎこまれる。
熱血の通わぬその身から放たれる胤汁は冷たかった。媚毒で火照った粘膜がきゅぅっと縮こまり、邪悦が悪寒のように背筋を這う。
「あっ、あぁっ、あぁ……」
ナメクジ獣の首魁はその巨躯に見合った精巣を持っていた。ゆえに射精は長く、まるで永遠のごとく長引く。
濃種液は迸りは子宮を重く揺する。その度にスカーレットは細かくイキ続ける。内腑を圧迫するほどの射精は、麗人に再びの妊娠を自覚させるのに充分だった。
◇
巨大Gスラッグの種付けが終わり、どのくらいが経っただろうか。
役目を終えた彼奴はスカーレットの視界から完全に消えうせていた。ニカワのような粘液も乾きかけている。それらのことから考えると、相当な時間が流れたようだった。
「う……」
蟲姦陵辱を受けたスカーレットは、よろよろと立ちあがった。彼女の周囲にナメクジは一匹もいない。己の白肌に乗っているものすらいなかった。
冷静さを取りもどした金髪の麗人は顔色を失った。彼奴らはどこに姿を消したのか? その答えは眼下に広がる、己の豊房しかないのだ。
(まさか……全部、胸に……?)
いつの間にか衣服は弾けとび、生乳が露出していた。何体もの粘液蟲が通りぬけたらしいのに、その先は綺麗な桃色に保たれている。それが不気味でもあった。
「んっ、んんっ!」
スカーレットは胸房をぎゅっと掴む。柔肉は明らかにボリュームを増しており、女性の手では持てあますほどだ。
もちろんそんなことをしても、Gスラッグが乳管から出ることはない。美女の体温で暖かく、豊かな媚肉で柔らかく、滋養に溢れたミルクが満ち……。そんな楽園から軟蟲どもを追いだすには、どれほどの苦労が必要だろうか。
「は、あ、あぁ……」
無駄な揉みこみではあったが、性感はしっかり行きわたる。スカーレットはぶるりと身体を震わせた。
そして美女の神経に入力されるのは、己の手で押しこんだ快楽だけではなかった。
ぐにっ、ぐにぐにぃっ!
「!? ひぃっ! あっ、あっ!」
たっぷりの媚肉で構成された女のシンボルがひとりで蠕動した。豊房に居住を移したGスラッグどもが抗議をはじめたのだ。
媚毒にまみれた粘液を伴い、内側から乳腺をこねくり回される。淫焔で胸を焼け蕩かされるような快感が発生した。スカーレットも初めて体験する類の異種姦陵辱である。
「や、やめっ! ……あぁぁっ!」
その強烈な悦楽に、スカーレットはまた地面に倒れこんだ。ナメクジのような卑賎な蟲に身体を侵されている。それを否応なしにわからされる。
彼奴らは借主であるが、もはや立場は宿主より強いのだ。胸内のGスラッグが落ち着くまで、スカーレットは汚泥の上をのたうつことになった。
「はぁっ、はぁっ、はぁ……」
そしてもちろん、胸だけではない。Gスラッグの精粘液は見事に美女の卵子を撃ち堕としていた。
乳房と子宮にナメクジを宿し、スカーレットは帰還することとなった。
「はぁ、はぁ……」
おぞましい粘蟲が身体に巣食っている。それはもちろん承知している。しかし異種姦をたっぷりと味わった彼女の美貌に浮かぶのは、やはり……。恍惚とした表情だった。
◇
聖都地下の森でGスラッグとの蟲姦に興じた、次の日。彼女の身体にはもちろん、まだ異常が現れていた。
「んっ……、んしょ……っ」
その部位は言うまでもあるまい。胸部である。
多数のGスラッグに侵入りこまれた双房は不自然に巨きくなっていた。今や、彼女の顔貌より大きい。巨乳を超えた超乳といって過言ではい。所有している衣服には当然、収まらない。
そして問題はそのサイズだけではなかった。
ぐに、ぐにぃ……っ!
「んんっ! んーーーッ!!」
着替えに苦戦していると、大きな乳房が不気味に蠕動した。原因はもちろん、乳腺を占領するナメクジたちだ。
美女の柔肉に寄生した彼奴らはまさに、酒池肉林を味わっていた。妊娠出産を経験し、乳飲み仔を抱えるスカーレットの胸は、今も盛んにミルクを作っている。スラッグたちはそれを好きなだけ吸啜できるどころか……。足りなくなれば胸乳を内部から揺さぶり、無理やり追加させることもできるのだ。
「あっ、あぁっ、あ……っ」
朝の貴重な時間がほとんどなくなった頃。ようやく胸が落ち着いてきた。比喩ではない。美しい巨峰は蠢くことをやめ、静けさを取りもどす。
この隙にスカーレットは、己の超乳をなんとか衣服に押しこむのだった。
◇
身体そのものを強請られ変化させられても。スカーレットは評議長として働かねばならない。
元老院に登庁すると、待機している職員と挨拶を交わす。
「おはよう」
「おはようございます……スカーレット様」
剣の才能も長たる資質も、スカーレットは男勝りである。それでもれっきとした女だ。異性からの視線には敏感だった。
すれ違った彼は間違いなく、その目をスカーレットの胸乳へ走らせていた。
(やっぱり……気になるわよね……)
急激なサイズアップを果たした双房である。衣服の替えは間に合わなかった。歩く度にぶるんぶるりと揺れる超乳は紅の装束を軋ませ、今にもこぼれ出そうだ。
明らかに不自然な変化と身体である。いくら注目されても、男たちを責める気にはなれなかった。
支障は執務にも及ぶ。デスクワークといえど油断はできない。
「それで、この地域なんですが……」
「えぇ……」
むにっ。
「あっ!」
聖都の地図を示していた彼の指先を目で追っていると、接近しすぎていた。己の体型をまだ把握できていないスカーレットは、超乳を男の肘に食いこませてしまったのだ。
「すすすす……っ、すみませんっ!」
部下は大慌てで頭を下げる。
上司の胸乳に触れてしまった。大失態である。しかし彼の顔が青ざめることはない。
「はぁっ、はぁっ……、あぁっ……!」
頬に朱を浮かばせ、甘い息を吐き、紅瞳には涙さえ滲んでいる。スカーレットの艶貌に目を奪われているからだ。
ほんの軽い接触だった。しかし彼女が受ける官能は腰が砕けんばかりだった。胸乳の内側に、Gスラッグの媚毒を塗りこまれているためである。
そしてそれだけではない。
(で、でてる……)
スカーレットの乳首から出たもの。それは母乳ではなかった。ミルクから栄養を摂ったGスラッグたちは、そこで繁殖さえしていた。小さなナメクジの赤仔がブラの中に落ちた気配が、はっきりとわかった。
しかし彼女はなんとか、取りつくろわねばならない。
「こ、こちらこそ……申し訳、ないわね……」
「い、いえ……」
彼の目はもはや、スカーレットの超乳を追うことを隠そうともしない。しかし今まさに邪悦に犯される彼女は、それを咎める気にもなれなかった。
若き評議長は羞恥と快楽に耐えながら執務を続ける。
◇
夜。仕事を終えたスカーレットはマリィの私室を訪れた。そこにはもちろんリアンの姿もある。
元老院の長に、教会のトップに、密偵をも任せられるメイド。いかにも重要な会談が始まりそうだ。
しかし彼女らの話題は淫らなものだった。異種姦に魅入られたという秘密を共有している同志なれば、当然といえた。
「えらい身体になったのぅ……」
法皇の小さな手が伸びた。それから大きく膨らんだ胸乳を、無遠慮に掴む。
「んんっ! あ、あぁぁあっ……!」
技巧も力強さもない揉みこみである。しかしスカーレットは崩れおちんばかりの快楽に襲われる。
膨張したのはサイズだけではなかった。豊かな乳腺は軟体の媚毒粘液に侵されきっている。それがあり得ぬほど敏感にさせているのだ。
「ど、どうしようかしら、これ……」
スカーレットは己の胸乳に目を落とす。感度も大きさも。全てが日常生活を送ることに困難を招いていた。
そして彼女の懸念は上半身だけに留まらない。胎に宿った、巨大Gスラッグとの赤仔。それも存在感を増しつつあるのだ。
「お任せください。スカーレット様」
リアンは頼りになる言葉を発する。
彼女もまた、クーデターの後処理の仕事に就いていた。その内容はマルックが収集していた情報の調査である。
女たちを徴集し、怪物と交配させ、混血の仔を軍事力として用いる。それが彼の計画のゴールだった。ゆえにモンスターは研究され、その結果はきちんとまとめられていたのだ。
その副産物として、媚毒や異種姦における後遺症の治療法も確立したらしい。
「胸部への寄生も問題なく排除できます。乳首から出す、という形になりますが……」
「ありがとう……助かるわ」
リアンの口調から、治療はかなりの激しさを予想させる。しかしそれでも、スカーレットは安堵が勝った。
蟲を排出する。その連想はスカーレットに、自身の運命を変えた任務のことを思いださせた。
聖地への道筋、古代の森でモンスターどもに続けて強姦された。その中でも最も印象深いのは、コブク・ロロバエだ。
無数の蝿型モンスターに集られ、犯され。ウジムシを産みつけられた。そして彼奴らの幼虫はスカーレットの子宮で育ち……。
真っ白で丸々と肥え太ったウジが、次から次へと膣口から這いでてくる。その様子と快感は卒倒せんばかりだった。
しかし今は竜種の仔を産み育て。さらにもっと苛烈な……胸から蟲を産むような異種姦さえ経験してしまった。
運命とは本当にわからないものだ。スカーレットはしみじみとそう思う。
ところでモンスターとは、人間の心のスキを突く存在なのかもしれない。
「んんっ!?」
突然、胸乳が大きく蠕動した。白肌の下、軟蟲どもが蠢きだす。それはミルクを強請る動きではなかった。
スカーレットの母乳を啜り、育ち。彼奴らは殖えていた。その中には、己から外界を目指そうというものも現れたのだ。
「んんぅ……っ、あっ!」
しかし彼奴らの目論みはうまくいかない。乳管というものは通常、閉じられているのだ。いくら蠢動しても、宿主の柔肉を蠢かせるに留まる。
それでもスカーレットはたまったものではない。敏感な胸端を内側から押され、快楽の震えは下半身にも及ぶ。
よろよろと足元が覚束ない彼女に、メイドが助力を申しでた。
「スカーレット様。私の肩にお手をどうぞ」
促されるまま、リアンの肩を正面から抱く。彼女はまるで一本の樹木のようだ。鍛えられた体幹により、体重を預けてもびくともしない。
リアンは一歩、後退した。スカーレットの腕が伸び、腰が曲がる。顔より大きく膨らんだ胸乳が重たげに垂れた。
彼女たちの脇にマリィが素早く回りこんだ。その手は素早く紅の装束を引っ張る。軋み続けていた衣服はあっけなく破れ、スカーレットは生乳を晒す。
「あっ!?」
そして快感が脊髄を駆け抜けた。背中がぶるりと震え、輝く金髪がさらさらとこぼれていく。
裾野から頂点まで。小さな手の軌跡をそのままに、胸山に淫熱が走る。マグマのごときそれの出口は当然、今は地を指す乳首だった。
「大変そうじゃからのぅ……。わらわが搾ってやろう!」
「私もお手伝いいたしますわ。スカーレット様、力を抜いてください」
スカーレットに断る余裕も時間もなかった。ふたりは巨大な胸を愛撫しはじめる。
ぎゅぅぅう……っ、ぎゅっ、ぎゅぅぅぅうっ……!
「はぁぁぁっ、あっ、あぁっ、あ゛!」
右房はマリィが両手で、左房はリアンが右手で。巨膨の根元から先端に向けて、まるでウシの乳を搾るかのように握圧を加える。
美少女と美女のすべやかな手のひらで慰撫され、内部のGスラッグたちも勇みだした。同時に胸肉は柔らかくなり、乳管は緩んでいく。
「あぁっ、あっ、あ゛ッ!」
放出の悦びが女体に駆けぬけた。ミルクだけではない。もっと重く、大きく……。そんなものがスカーレットの乳首から溢れようとしている。
白い光が脳裏に閃いた。天上の景色は記憶も感覚も飛ばしてしまう。金髪の麗人は搾乳の歓びに支配されていた。
「わぁッ!」
マリィの叫びすら遠く聞こえる。幼き法皇は、乳首から這いでてきたGスラッグに仰天したのだった。
乳首からナメクジが現われる。まさに異常な事態である。しかし噴蟲の邪悦に焦がされるスカーレットは、まだそれに気がつかない。
「マリィ様。このように……根元から徐々に力を入れる感じで……」
「ほほぅ……。どれ!」
「あっ、ひぃッ!」
Gスラッグごときでは、法皇の胆力を潰すことはできなかった。マリィはなおも、スカーレットの柔肉で遊ぼうとする。それどころかリアンから助言を受け、ますます熱心に超乳愛撫に臨む。
その指導は適切だった。効率的に圧力をかけられた乳管にナメクジの赤仔が追いやられ、次から次へと搾りだされる。
「ひぁっ、あっ、あひぃぃぃいッ!!」
女の胸から産まれ出る。まさにモンスターの生殖としか思えない事態が、法皇の私室で繰りひろげられていた。
スカーレットは何度も何度も、胸悦での絶頂に押しあげられた。その度にマリィの部屋には甘い香りを放つ母乳と……白汁の中で身をくねらせる軟体蟲が撒きちらされていった。
◇
スカーレットの胎は臨月に至った。今日は乳房からではない。金髪の美女は強牡との仔を、膣口から産みおとそうとしていた。
「場所と器具は私にお任せください」
リアンに案内されたのは、地下室の一室だった。4メートル四方の部屋の中央には分娩台があった。脚を大きく開脚するための補助具が設えらている。
今からそこに座る。それはわかる。しかしその傍らには、見慣れぬものも鎮座していた。
「これはスカーレット様の胸に寄生したスラッグを取りのぞく装置です」
リアンはすぐさま解説する。
先端に大きなカップを備える、緑色のチューブ。スカーレットはそれに見覚えがあった。ベラゴニアスという怪物花が伸ばす、搾乳蔦だ。
分娩台の近くに置かれた装置にはそれらが二本、接続されている。
「これで吸いだすのね」
スカーレットの言葉にリアンは頷く。
単純な機構だが、覚悟を決めるしかない。金髪の美女は分娩台に昇り、脚を大きく開いた。
それを見届けたメイドは流麗な所作で、スカーレットの胸に搾乳カップを装着する。
「ん……」
ベラゴニアスのカップは馬鹿げたサイズに見えた。しかしいざ装着してみると、己の胸にぴたりと合う。己の双房はここまで肥大化していたのか。スカーレットは改めて驚嘆する。
微かな唸りとともに、機械はさっそく動きはじめた。
「あっ!」
乳輪を捉えたポンプが吸引を開始する。ゆっくりで静かだった駆動音は、徐々に高く大きく響きだす。
まずは液体である、ミルクは噴きだしはじめた。
「あっ、ひぃっ! ……あっ、あぁぁっ!」
スカーレットは早くも、悦楽に支配されはじめた。母乳を放出することは、それ自体が快感である。しかしこれは授乳による、自然なものではない。機械によって引きおこされる、あり得ない威力の強啜だ。
このまま軟体蟲どもも排除しようというのだが……。
「あぅっ、あっ、あ゛っ、あ゛ぁっ!」
もちろん彼奴らも無抵抗ではない。温暖で広大で、食糧に不自由しない楽園。そこに必死でしがみつく。
尾を振り頭をこじり、ナメクジどもは乳腺のさらに奥へ潜ろうとする。しかし特製の吸引機はそれを許さない。
ぶぢゅっ!
「!?」
ついに一匹のGスラッグがその身を捕らえられた。疲れ知らずの機械はそのまま彼奴を外界まで連れていく。その通路となるのはもちろん、スカーレットの乳首だ。
細く閉じたはずの狭管が開かれていく。乳首からむりむりと軟体蟲がひりだされる様が、透明のカップから微かに見えた。
「んぎぃぃいっ! いっ、あ゛っ!」
しかしすぐに視界も覚束なくなる。乳首の熱さはあるものと直結していた。激しすぎる放出の悦びである。
一匹を吸いこと終えただけで、スカーレットの股間はしとどに濡れていた。膣奥から溢れだした愛蜜だけでない。尿道から噴きだした潮も、分娩台にぶち撒けられている。
しかし命令を入力された搾乳機は、麗人の感覚になど一切関知しない。最後の一匹まで容赦なく、強吸をスカーレットに課す。
「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ……」
時計の針はあまり進んでいない。しかしスカーレットにとっては、永遠とも思える時間が流れた。
Gスラッグを乳管から排出しきり、スカーレットはすでにイキ疲れていた。しかし忘れてはいけない。本番はこれからなのだ。
「?! あっ、あっ!」
破水が始まった。羊水が部屋にぶち撒けられる。甘い匂いが室内に充満した。スカーレットはもはや気をまわすこともできないが……。リアンはやはり、全く動じない。緊急事態が起きたらすぐに行動するため、スカーレットの出産を注視している。
ぐにゅ……。
「あぁぁぁ……っ」
分娩の場とは思えぬ、艶めいた声が響いた。そう。スカーレットが感じるものは他でもない。快楽だった。
彼女の胎にいるものはもちろん、Gスラッグだ。彼奴らの幼体ももちろん軟らかで、粘液に覆われている。よって出産は非常にスムーズだった。
「はぁっ、はぁっ……、あぁっ!?」
性急すぎるお産が、急に滞った。
異種姦により育てられたスカーレットの感度は尋常ではない。胎内のことは手に取るようにわかる。
Gスラッグの胎児たちはすでに揺り籠を後にしたはずだ。しかし膣腔で詰まりはじめていた。
「だ、だめっ、順番にぃ……、あっ、あッ!」
モンスターたちに譲りあいは期待できない。兄弟たちは絡みあいもつれあいながら産道を進む。内側から暴れる膣腔は内腑を圧迫する。膀胱がひしゃげ、尿道から小水が迸った。
スカーレットは無意識に息を吐き、力を緩める。吸気を満足にできず、酸欠に晒される。しかし母の献身が実る瞬間がやってきた。
ぶぢゅぅうっ!
「ひぎぃッ! あ゛っ、がぁッ!」
粘着質な水音とともに、二匹のGスラッグが膣口を潜りぬけた。遅鈍な彼奴らとは思えぬ勢いを保って噴きだす。ヘソの尾でいまだ母とつながる彼奴らは、ぶらぶらと垂れさがった。
「お疲れ様でした。スカーレット様」
リアンは眉ひとつ動かさず、丁寧な動作で軟蟲の仔を拾いあげた。それからスカーレットの胸にそっと抱かせる。
いつの間にか搾乳機は外されていた。ついに外界へ辿りついた兄弟たちは、揃って母の乳首に飛びついた。
「んん……っ」
搾乳機に吸いつくされたと思われたスカーレットのミルクだが、豊かな乳腺はまた赤仔の糧を作りはじめていた。産まれたばかりで空腹のGスラッグたちは、喉を鳴らしてそれを飲みだす。
先ほどまで味わったような、強烈な吸引ではない。しかしスカーレットの身に駆けめぐるのは、勝るとも劣らない快楽だった。
(また、お母さんになったのね……)
ナメクジにヘソの緒がついているのは、どうにも違和感がある。しかしいやな気はしなかった。
お腹を痛めて産んだ仔である。当然といえば当然だった。スカーレットは母となった歓びを、また実感しはじめる。
ぢゅぅぅうっ!
「んんっ!」
何匹ものGスラッグが通りぬけ、乳管はまだ広がったままだ。当然そこは敏感になっている。突如として湧きあがった胸からの快楽に、雌としての悦びも頭をもたげだす。
(蟲も、いいものね……)
少し前は悲鳴をあげて追いはらっていたのに。今は自ら乳を与えるほど、ナメクジを愛おしく思っている。
胸乳への寄生という苛烈な体験を経て。異種姦を楽しむスカーレットの人生には、またひとつ彩りが加えられたのだった。