モンスターパーク2アフター 異種姦を望む乙女 作:二木ユキト
それは自分も、ドラゴンの仔を孕みたいというもので……?
こちらもSkebにてご依頼いただいた作品です。
お楽しみいただければ幸いです!
聖地への森でルカミラを確保してから、幾日か過ぎた。
マルックとアグファスはやはり竜焔から逃れることができておらず、かつての副官もモンスター繁殖の仲間に引きいれることができた。
スカーレットの懸念は晴れた上、異種姦を愉しむ地盤はまた強固になった。非常に満足な結果である。
(だから、深刻な話ではなさそうだけれど……)
そんな中、彼女はマリィから呼びだしを受けた。業務を終えた評議長はすぐさま、法皇の私室へと向かう。
丁寧なノックと挨拶をしてから入室する。リアンの手により常に快適に保たれているそこにはすでにもうひとり……。いや。もう一頭、先客がいた。
「ドラコ。あなたも呼ばれていたの?」
「グルルゥ!」
ドラゴンとスカーレットとの間に産まれた竜種の仔、ドラコである。彼はすでに、かなりの大きさになっていた。
唸り声は腹底に響くほど低くなり、鱗色も鮮やかな赤から深い緑へと変わりつつある。重くなった身体は翼よりも脚で支えた方が楽らしく、父と同じ四足歩行で移動するようになった。
幼体から成体へ向かう、若竜といったところだ。
「マリィ様。どのようなご用件でしょうか」
まだ母に甘える息子の頭を撫でつつ、スカーレットはマリィに向きなおる。
「スカーレット……その、お願いがあるんじゃが……」
幼き法皇はもじもじと指を組んでいる。評議長は彼女のためなら、どんな無理にも挑む所存である。
「はい。なんなりと」
「わらわたちも……大人のドラゴンとセックスしてみたいのじゃ!」
マリィの要望。それはやはり、新たな異種姦への挑戦だった。予想どおりの答えに頬が緩みそうになるが、ぐっとこらえる。
「ん……? わらわたち?」
「…………」
スカーレットの疑問はリアンの顔色で氷塊した。常に冷静沈着なメイドの頬には朱が浮かんでいる。
リアンも竜姦への参加したいようだった。スカーレットに異存はない。彼女らはともに異種姦を愉しむ同士だ。なれば仲間外れにする理由はなかった。
「ドラコも大きくなって、その……色々、立派になってきておるから……」
(なるほど。これで興味をそそられたのね)
弟のようだった仔竜が逞しく育っていくのを間近で見て、成体のペニスを想像したのだろう。そしてそれを味わいたくなったのだ。その気持ちはとてもよくわかる。
「もちろん構いませんよ。マリィ様とリアンなら、あのヒトも文句ないでしょうし……」
スカーレットの返事は色よいが、マリィははっと気がついたようだ。自分たちが交歓を希望した相手は、彼女の伴侶に他ならない。
幼き法皇は悩みだしたが、すぐになにかを思いついたようだ。
「そうじゃ! その間、スカーレットはアンソニーの相手をしてみんか?」
アンソニーとは、マリィが懇ろにしているツノブタだ。文字どおり、美少女と魔獣という組みあわせである。しかし両者は互いを思いやり、その関係は番いといっても過言ではない。
つまり今回はマリィがスカーレットの夫と、スカーレットはマリィの夫と関係を持つわけだ。なかなか変わった状況である。
「スワッピング……というものですね」
幼き法皇の提案に、メイドは正式名称をもって補足する。
夫婦交換。そのようなアブノーマルプレイを、スカーレットも聞きおよんだことがある。背徳的な響きは彼女の身体も昂らせるようだった。
体奥から沸きあがる熱と震えを隠し、スカーレットは恭しく応じる。
「かしこまりました。スワッピングいたしましょう」
その言葉にマリィははっきりと。リアンは控えめに……顔を輝かせた。
「アンソニーにはわらわから話しておくからのぅ!」
「私は気球の手配をしておきます」
ふたりはそのまま、ウキウキとした様子で手筈を整えだす。しかし楽しみなのはスカーレットも同じだった。
マリィたちは自分の夫竜に孕まされ、自分はマリィの夫獣の仔を産み……。それはいったい、どのような具合なのだろうか?
評議長と法皇とのスワッピングは、期待とともに行われることとなった。
◇
スカーレットの番いであるドラゴンは、聖都から離れた地で暮らしている。緑は茂り、水は澄み、空はどこまでも高い。まさにこの世の楽園といった島である。
今日、この地を踏むのは竜の伴侶だけではない。彼らの息子であるドラコと、スカーレットの仲間たちも一緒だ。
「……いつの間にか、また増えとるのぅ」
マリィの呟きが耳に入ったのか。スカーレットは赤面しながら俯いた。
ここにいるのは巨大なドラゴンだけではない。赤い鱗をした幼竜たちも暮らしている。
評議長は休暇を、聖都地下の森でのみ過ごしてきたわけではない。時にはこの島に赴き、夫竜との仲を温めていた。その結果が幼竜の繁殖だった。
「少し待っていてくださいね」
スカーレットはマリィたちにひと声かけてから、夫竜に近づく。そしてなにごとかを囁きだした。スワッピングの提案だろう。
「グルルル……」
ドラゴンもモンスターの一種である。しかしその知能は人間に匹敵する。背徳的なプレイに、彼も興味をそそられたようだった。
スカーレットは指でOKのサインを作る。マリィは顔をぱぁっと輝かせた。リアンはいつもどおりに見えたが……薄っすら上がった口角から、喜悦が確かに滲んでいる。
「リアン。帰りの気球はクロエとカリンに頼んでおくから」
「お世話をおかけします」
リアンはぺこりと頭を下げる。クロエとカリンとは、スカーレットが異種姦仲間に引きこんだ女騎士たちである。快楽の虜となった彼女らもまた、陰ひなたない協力を約束してくれている。
「それでは、私はお先に聖都へ帰ります。ご無理をなさらないでくださいね」
「うむ! 気をつけてな! アンソニーによろしく!」
マリィはスカーレットに向けて大きく手を振った。若き評議長を乗せた気球は順調に高度を上げ、やがて見えなくなった。
こうしてスワッピングの幕はいよいよ上げられた。
「グルル……」
母がいなくなったからだろうか。同行してきたドラコはさっそく喉を鳴らした。そしてごつごつとした頭を、マリィの薄胸に擦りつけだす。
「ん……お前もヤりたいのか? しょうのないやつじゃな……」
ドラコはスカーレットの仔である。ゆえにマリィもその成長を見守ってきた。少し前は両腕で抱きかかえられるサイズだったのに、今や彼の体長は優にマリィを越えている。
少年竜は人間の少女を、しっかりとリードしはじめた。
「ん、んん……ちゅ……」
鰐口から伸ばされた舌が桃唇を割り、口内に入りこんでくる。その分厚さに関わらず、ドラコの舌は器用だった。先端で口蓋を擦り、歯列を数える。口腔粘膜を優しく撫でられると、背筋が勝手に跳ねた。
「はぁ、はぁ……」
母との交歓を通じ、竜の若仔は立派なオスに成長していた。そして幼き法皇もまた、メスの作法はすでに心得ている。
そっと距離をとると、薄い尻を地面にぺったりとつけた。それから脚を大きく広げる。
「ん……」
両膝を立てた様はまるで、下半身でMの字を書いたようだ。清廉な白のワンピースから、また白いショーツがちらりと見えた。
脱ぐのももどかしいとばかりに、絹の下着をずらす。産毛すらない、少女の白い恥丘が露わになった。淫血で膨れた小陰唇は内側から秘門を開け、蜜したたる胎内と愛液の匂いを覗かせている。
「グルゥ……!」
「ふふ……もうおっきくして……」
ドラコと向かいあうマリィは、彼の様子がよくわかった。鼻孔はふいごのような熱息を噴きだし、股ぐらからは逞しいペニスがその全容を現わす。
怪物の頂点に君臨する竜種。その生殖器もまた立派だった。常は体内に格納されているそれは粘液で薄っすらと濡れている。陽光を跳ねかえし、ゴツゴツとした輪郭が描きだされる。
「ここに、ドラコのかっこいいオチンチン……ほしいのじゃ……」
言いながら、縦割れの淫孔を両手で開く。くぱぁと、愛蜜が糸を引く音が響いた。
碧眼は蕩け、桃唇は三日月のカーブを描く。ツインテールの美少女なのに、歳不相応の妖艶さを湛えている。そんな誘惑は見事に実った。若竜はマリィに突進する。
ずぶっ!
「あぅうっ!」
ドラコは狙いたがわず、マリィの秘唇に肉棒を咥えこませた。
竜の性器は大きく、熱く、ゴツゴツとして……。まるで溶岩塊のようだった。ドラコは過大なペニスをもって、マリィをさらに鳴かせにかかる。
ずちゅっ、ずぢゅっ、ずちゅんっ!
「ふぅっ、うぅ……っ! あぁっ、ああ゛!」
ヒトとドラゴンは正常位でつながる。小柄なマリィは押しつぶされながら、竜根の抽送を受ける。
いつしかマリィの脚は勝手に、ドラコの腰を捕まえていた。
細腿の抱擁ごときでは、ピストン運動に支障は全くなかった。それだけではない。種を乞う媚動を受けたドラコはますます腰に力を込める。
どちゅっ! どすっ! どちゅっ、どちゅんっ!
「はぁっ……! あ゛っ! あぅっ、あ゛っ!」
重爆のごとき突きこみは子宮口を容赦なく殴りつける。モンスター姦により開発されたそこは、多大な快楽を吐きだした。マリィはあっという間に天上の世界にまで連れていかれる。
きゅぅぅぅう……っ!
「グゥゥウッ!」
絶頂の幼膣は強締をもたらした。彼はまだ若い。マリィの熱烈な抱擁に欲望をコントロールできなくなったようだ。肉棒の昂熱とひくつきを感じた次の瞬間、竜胤の注ぎこみが始まる。
どくっ! どくっ! どくんっ! どくっ、どくっ……!
「はぁぁ……っ、あ、あぁぁぁあっ……!」
ドラゴンの射精はまるで、火吹きのようだった。熱い体液が子宮口を焦がしながら浸入ってくる。
そしてひとたび胎を侵せば、ずっとそこを燃やしつづけるのだ。治まる気配のない淫炎は、マリィにまたオルガスムスの景色を見せる。
長い長い注ぎこみが終わるまで。幼き法皇は悩乱の息を吐かされ続けた。
「はぁ、はぁ……、んむ……」
竜種の性欲は旺盛だ。一回の種付けで治まることはない。ドラコは身体を折ってさらに密着すると、舌を繰りだした。
マリィもそれに応じる。少女と少年竜は唇を合わせると、舌を介して唾液を交換しはじめた。彼らは再び、ともに昂っていく。
「グルルル……」
「うん……わらわもまだ、してほしい……」
ドラコの種付けはまだ終わらない。それはマリィにとっても望むところだった。若竜と少女の睦みあいはまだまだ続く。
◇
マリィとドラコが交歓するすぐ隣。リアンも初めての竜姦に挑もうとしていた。
(やはり、すさまじい……)
リアンは成竜の威容を改めて見上げる。 巌のような巨体に、鋼のごとき硬鱗。精悍な眼は引きしまり、視線だけで射殺されそうだ。
完成された竜種の佇まいは、芸術作品のようでもあった。
強牡を見つめるリアンの紅瞳はいつしか蕩けだしていた。すると、ドラゴンの鼻からフンッ! と強い息が吐きだされる。
「あ……申し訳ございません」
その行動にどんな意味が込められているか。リアンはちゃんと理解している。いそいそとメイド服を脱ぎさり、一糸まとわぬ全裸となる。そしてすぐさま四つん這いの尻を向けた。
生殖孔だけでない。不浄の穴も急所たる延髄も晒した、完全なる屈服のポーズだ。
「おねがいします……あなたの種を、お恵みください……」
ハート型に媚脂がまぶった白い尻を振り振り、リアンは巨竜に懇願する。
彼女の言葉は無事に受けいれられた。ドラゴンが一歩、近づいてくる。それを認識したとき、ふと、全身の毛穴が開いた。
「あ……え……?」
リアンの体奥から発されるのは、最大級の警戒信号だった。今すぐこの場から全力で離脱しなければならない。そのように告げる本能に合わせ、彼女の身も反応しはじめる。
鼓動はさらに速度をあげ、力みすぎた筋肉は小刻みに震える。それは興奮などではない。恐怖のサインに他ならなかった。
(な、なんで、こんな……?)
数多いるモンスターたちの頂点に立つドラゴン。そんな強牡との交歓と種付けを、リアンは楽しみにしていた。それなのに……。
それも仕方のないことだった。リアンの認識どおり、ドラゴンはヒトを遥かに越える存在である。そんなものとの接触はすなわち、死を意味する。
快楽を追求したいという心根など、生存本能に比べれば木の葉のようだった。
「ッ……!」
しかしもうなにもかもが遅い。濃い影が差した。視界が闇に包まれる。次の瞬間、性器そのものを壊さんばかりの圧力がかかった。
ぐぢぃッ!
「はっ……! あ……?」
双角の巨獣バイコーンのペニスも、リアンは受けいれることができる。しかし竜種の生殖器はそれすらも比較にならなかった。本来なら挿入さえ困難なはずだが、ドラゴンの膂力が無理を通していた。
額からも背からも脂汗が噴きだした。彼女の身はようやく置かれている現状を把握する。
今まさに、自分は死に直面しているのだ。
「は……は、は……」
絶叫を搾りだしたつもりだった。しかし彼女の声は囁きのようで、自身の耳にさえ遠く届かない。
膣腔を満たした竜根は内腑を圧迫し、横隔膜を押しとどめていた。そのせいである。
もちろんリアンに課せられる剛種姦は、まだ始まったばかりだ。
ずぢぢぢぢっ!
「は、あ……! あ、がぁああああッ!!」
ドラゴンは腰を引き、女孔に埋めたペニスを抜きさる。膣ヒダを掻きこわされ、体内にぽっかりと穴を開けられ……。リアンはようやく、声を出すことができた。
しかしその口はすぐさま塞がれてしまう。
どごんッ!
「がはっ……」
竜根が再び、リアンのナカを征服した。さらに勢いのついた突き刺しは子宮の底まで到達する。背骨を真っすぐ通り、脳天にまで衝撃が届けられた。紅瞳は火花を吹かんばかりで、もうなにも見ることができない。
腕も腰も、早々に身体を支えられなくなった。リアンはうつ伏せとなってしまう。そしてその体位は新たな呵責を招いた。
めぎぎっ……!
「ぎゃッ……あ、あああああ゛ッ!!」
成竜は瑞孔を追いかけた。ヒトを遥かに凌ぐ鋼鱗の肉体が、柔らかな女体にのしかかる。
ドラゴンの巨躯と不動の地面に、リアンは挟みこまれることとなった。
骨盤が軋みをあげた。その音は身体を伝導し頭蓋に届けられる。不吉を孕んだ響きがあった。壊される。そう直感するに充分だった。
いかに高い知能を誇るといっても、ドラゴンはモンスターである。ひとたび本能に火がつけば、もう止まることは決してない。
どぢゅっ! どむっ! どごっ! どぢゅんっ!
寝バック状態のまま、苛烈なピストンが始まった。鋼の杓をもって地面を抉るようである。それはもやは性動とは言いがたい。咎人を埋める穴を掘るがごときだった。
しかし。
「ぁぁ……あはぁ……」
リアンは美貌を蕩かし、快楽の息を吐く。尻肉をどころか下半身を潰されるようなプレスである。しかし彼女の総身に駆けぬけるのは、快楽だった。
死に瀕したことで彼女はさらに深い法悦に入りこんだ。文字どおり、リアンは今、死ぬほど気持ちよかった。
天上の世界を舞いおどるメイドに、ダメ押しの邪悦が叩きこまれる。
どくんっ! どくんっ! どくんっ! どむっ、どぐんっ……!
「かはっ……、はっ、は……」
豊尻を潰しながらドラゴンは射精した。ペニスは胎内を貫くように突きこまれている。鈴口と子宮口はしかと密着し、種汁がそのまま腹底に送られる。
巨重のピストンを見舞われつづけたポルチオは、降伏を示すかのように大きく開いていた。竜胤を遮るものはなにもなく、ほとんど抵抗なくリアンのナカに注がれていく。
(これ……すごぃぃ……)
彼女の身体に駆けめぐる痛苦も快楽も、ともに大きすぎた。情報を伝える神経は焼ききれんばかりで、それを束ねる脳はもはや処理を諦めていた。
それからしばらく経って、ドラゴンの射精はようやく終わった。瀑布のごときそれは当然、リアンの子宮内には収まりきらなかった。膣腔から逆流し、結合部から漏出し、地面に白濁の澱みをつくる。
ぐぢ……っ。
「あ゛ぁ……あ゛ッ!?」
もう妊娠しただろう。そんな判断はモンスターにはない。寝バック状態での種付けが再開された。
どぢゅっ、どぢゅっ、どむっ。
「あ゛、あ゛へ、あ゛~~~……」
巨重による執拗なピストンを受けるリアンは、もはやぴくりとも動かない。涙と涎と、鼻水を垂れながすばかりだった。朱唇からは押しだされたように、赤い舌がはみでている。
しかし美女の頬には確かに、悦楽の笑みが刻まれるのだった。
◇
マリィとリアンがドラゴンたちの島を訪れて、数日が経った。当然、まだまだスワッピング期間中である。迎えはまだ来ない。ならば当然、竜姦は続けられていた。
「はぁっ、はぁっ」
「あぅ、うぅ……うーーッ!!」
地面にぺったりと背をつけ、両脚を大きく広げ。恥部も乳房も丸出しにした全裸で、ふたりはドラゴンと交わる。
この周辺は豊かな恵みに溢れている。魚も木の実も、食べるものには困ることはない。
竜たちが獲ってきた糧を食べながら犯され、邪悦で失神するようにして眠り、抽送によりまた目覚める。
ふたりはほとんど一日中、竜姦に耽っていた。
「はぁっ、はぁっ、う、うぅぅっ!?」
そんな毎日を送っていたのだ。ふたりの腹は当然、大きく膨れていた。マリィもリアンもともに妊娠している。先に陣痛を訴えたのは、銀髪のメイドの方だった。
他ならぬ我が仔が産まれるのだ。この時ばかりはドラゴンも退いた。今の今まで巨根で押しひろげられていた膣は、ぽっかりと口を開けている。壺底のポルチオまで窺えるほどだ。小孔はひくひくと蠢き、そのすぐ向こうにいる嬰児の姿をもわずかに覗かせた。
「ふぅ……ッ、あ、あ゛! あ゛、あ゛ぁぁぁあッ……!」
リアンの膣口は大型魔獣の仔さえ通すことができる。しかし相手はあらゆるモンスターの頂点、ドラゴンである。まだ産声すらあげていないのに、胎児は女を苛む能力を発揮していた。
リアンを追いつめるものは単純だ。竜種の仔はその質量と熱量をもって、母に脂汗をかかせている。
「はぁっ! はぁっ! あ、あぁぁっ!」
心地よい揺り籠から我が仔は脱しようとしていた。紅瞳は潤みきり、朱唇からは激しく息が吐きだされる。
文字どおり、竜種の膂力はリアンの骨身に沁みている。膣口から出るのではなく、腹を突きやぶってくるのではないか……。そんな危惧さえ抱いてしまう。
ぐぐぐっ!
「ぎぃ……っ」
幸いなことに、無理やりこじ開けられたのは子宮口だった。デリケートな窄孔は咄嗟に、性急な動作に抗おうとする。しかし胎児とはいえ、ヒトがドラゴンに適うわけがない。無理に拡張された穴に、鰐口が潜った。
リアンが目を白黒させている内に、竜の赤仔は無遠慮に産道を進む。
ぶぢゅぅうっ……!
「ぐぅっ! あ、あぁぁあ゛っ!」
膣ヒダを奥から薙ぎたおし、強種の仔は膣口も無理やり突破する。あっという間の分娩だった。
念願の、ドラゴンの我が仔である。しかし彼女はそのことに悦びを抱けない。彼女の脳はただただ、かつてない産悦に灼かれるばかりであった。
◇
「はぁっ、はぁっ……! わらわも、もう……ッ!」
マリィも、己のメイドと同時に産気づいていた。胎児は子宮口を潜りぬけ、後は膣腔を通りぬけるばかりである。
しかし痩躯の少女のナカを進むのは、竜種といえど難しいようだった。マリィの仔はゆっくりと膣道を下降していく。
ぞり……。
「ひぐぅっ!」
突然、強烈な快感がマリィを貫いた。
誕生する前といえど、マリィのナカにいるのはれっきとしたドラゴンだ。その身は強靭な竜鱗で覆われている。
もちろんまだまだ未熟であるが……。柔らかな膣ヒダを擦りつけ、掻きつぶし、多大な悦楽を与えることは可能だった。
ぞり、ぞり……、ずりっ!
「あひっ、あぁっ、あッ!」
ドラゴンの仔は狭路を少しずつ進む。敏感な性粘膜はその一歩一歩を的確に把握させた。我が仔が今、どこにいるのか。マリィにはそれが手に取るようにわかる。
いよいよ膣口まで降りてきた。そう思った次の瞬間だった。
ぶぢゅっ! ぶぢゅぅぅうッ!
「あぐぅぅうっ! あ゛があぁぁああッ!!」
竜鱗がGスポットを掻きむしった。クリトリスの真裏を強擦され、ほとんど反射的に尿を漏らす。
それと同時にマリィの股の間には、羊水まみれの嬰児が姿を現わしていた。産まれたての彼を洗うのは少女の黄金水であったが、仔はあまり気にしていない様子だ。
「はっ、はぁっ、はぁっ」
「ふぅぅ……っ! ふっ、ぅぅう……!」
マリィもリアンも、ともに竜種の母となった。大仕事を果たしたふたりの息はまだ整わない。しかし次の種付けはすぐさま始まろうとしていた。
◇
ふたりを自然と、オスを入れ替える形になった。すなわちリアンは竜の若仔を誘い、マリィはスカーレットの夫竜と交歓を演じることとなる。
「グルル……」
「はい。ただいま」
スカーレットの実仔であるドラコは、リアンの背をぐいぐいと押した。銀髪のメイドも彼が幼い頃からの顔見知りだ。甘える少年竜に対し、リアンは優しい姉のような態度で接する。
緑鱗の若竜は草地にごろりと寝転がった。股間のスリットからはすでに肉塔がそびえ、ぴくぴくと蠢いている。
リアンは彼の要望を察した。そして疾く行動に移る。
ちゅっ。
「キュウンッ!」
挨拶とばかりに、鈴口へキスを贈る。ドラコは身悶えして鳴いた。かわいい反応につい、リアンは気をよくする。
裏スジにぷるぷるとした唇を接触させ、竿茎に舌で唾液を塗りひろげ、根元には甘噛みで強めの刺激を与える。フルートを演奏するように、リアンはフェラチオを捧げた。
口全てを使った奉仕は竜種をさらに昂らせるが……。同時に、女もまた発情の様相を見せていく。
(あ、あつい……)
父にはほど遠くとも、充分に成長した竜種である。屹立したペニスは大きく、鈴口から垂れながす我慢汁も多い。
若茎を伝う熱い先走りを啜ると、リアンはともに興奮していく。もう我慢はできなかった。ドラコにまたがると、二指で女陰を開く。狙いはもちろん天を指す肉棒だ。
ずぶぶっ!
「あぁぁあっ!」
「グゥンッ!」
膣内はすでに愛液で満たされている。若竜の逸物を一息で奥まで導くことができた。
とろりとした蜜が溢れ、みっしりと詰まるヒダに撫であげられる。女の瑞孔を急に味わわされたドラコも、喉を搾ってうめいた。
人間と竜種は騎乗位の形でつながる。リアンはさっそく性動を繰りだした。
ぱんっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ!
「はぁっ、はっ、はっ……、あぁぁっ!」
結合部からは小気味いい水音が弾けだす。女が上の体勢である。リアン自らが積極的に動きつづける。
弾むように腰を上下させると、ドラコも色よく反応した。膣腔でペニス全体を擦られる刺激に、少年竜は鰐口をぱくぱくと開閉する。しっかりと快楽を届けられているのだ。
「はぁっ……、はぁっ!」
ナカに沈めた竜根がひくひくと微蠢するのを、リアンは膣腔を通じて把握していた。欲望の臨界は間近だ。煮えたぎるような熱射に焦がれ、さらに腰に力を加えた時……。
一頭と一人の交歓に混ざろうとするものが現れた。
「ピィッ!」
高い鳴き声とともに飛んできたのは、ドラコの弟である。スカーレットがこの島で産みおとした仔たちだ。
彼らは赤い鱗をまとっている。まだ幼年期である証だった。しかし竜種は性的な成熟が極めて早い。
「あ……っ! ふふ、わかりました。あなたたちも……」
彼らの性器もすでに勃起していた。膨張したペニスをぐいぐいと押しつけてくる。自分も構ってほしいと全身で訴えかけるのは、なるほど幼仔らしい行動ではあるが……。
(ドラゴンのオチンチンが……こんなに……)
彼らの精力と底力は本物だ。確かに、まだサイズは控えめである。しかし海綿体を巡る熱血は竜根をぱんぱんに張りつめさせ、表面から淫臭を盛んに蒸散させる。
強牡の気配に中てられたリアンは、知らず己の朱唇を開いていた。
「んん……」
「キュイッ!」
未熟なペニスを口に含む。それだけで幼竜は甲高く鳴いた。しかしそれでは終わらない。亀頭を舌で撫で、茎幹を頬で挟み、根元を唇で食む。口を全て使ったフェラチオである。いかにドラゴンといえどまだ未熟だ。この性技には成す術なかった。
どくっ! どくっ! どくっ! どくっ! どくっ!
「んんぅっ! おっ、むぉっ、お……っ」
幼竜はあっという間に射精にまで導かれた。それでもその迸りは決して侮れない。
充分に成熟されていない精液はさらりとして、青臭さがなかった。しかし熱さは格別だった。口内で冷やされる間もなく喉に殺到し、食道を灼きながら胃の腑へ落ちていく。
「ふぅぅっ……、あっ! んむぅっ……1」
口を離すとすぐさま次の仔竜が飛んできた。朱唇の快楽を見抜いたのか、彼はリアンの頭を強引に抱えこむ。
ずぶっ、ずぶっ、ずむっ、ずぢゅっ!
「むぅっ、うおっ……!」
そして幼仔らしい遠慮のなさで、ピストンを繰りだしてくる。口を使ったオナニーをしているようだ。
リアンはまた唇技を繰りだそうとするが……。
ずんっ!
「むぅぅっ!」
下腹から脳天まで衝撃が突きぬけた。不意打ちの一撃でリアンは絶頂に至ってしまう。突然のことに目から火花が飛び、随喜の涙が勝手にこぼれた。
フェラチオに集中するあまり、リアンは腰をおろそかにしていた。焦れたドラコが下から突きあげてきたのだ。
ずんっ、ずんっ、ずむっ!
「あんっ! あぁっ、あぁ……! しょ、承知しました……。みんなで、きもちよく……」
口唇での奉仕を捧げながらも、リアンはまたゆっくりと腰を動かしはじめる。複雑な作業であるが、彼女は優秀なメイドである。じきに慣れ、複数のドラゴンの相手をできるようになった
若竜たちの性欲に、リアンはまだまだ翻弄されていく。
◇
マリィはスカーレットの夫竜と交歓を演じることになるが……。ドラゴンのプレッシャーを真正面から味わい、さすがの法皇も尻込みしそうになっていた。
(こんなに大きいドラゴンのが……ほんとに、はいるのか……?)
竜種とのセックスと出産はすでに行った。しかしそれは若竜との経験にすぎない。
今、マリィの目の前にいるもの。それは完成されたドラゴンだ。威容も、その内に秘める力も、ドラコとは比べものにならなかった。
「グルルル……」
しかし彼は紳士的だった。焦ることも急かすこともない。マリィは少しだけ安心する。
彼女は四つん這いに姿勢をとった。剥き卵のようにつるりとした小尻を掲げて、竜根の挿入を待つ。
ぐぐっ……、ぐ、ぐぐぐ……。
「うっ……、うぅぅっ」
ドラゴンの性器はことさらに熱かった。陰唇に触れただけで火傷しそうだ。
マリィが妻と、特別に親しい間柄だとわかるのだろうか。夫竜はゆっくり、ゆっくり、痩躯を潰さぬようにして腰を進めていく。
ずんッ……!
「かはっ……! あ、ぁ……」
ついに成体ドラゴンのペニス全てが、マリィの中に収められた。大物の出産で膣が緩んでいなければ、とても受けいれることはできなかっただろう。
海綿体を流れる熱血はどくんどくんと脈打っている。まるで己の中に、もうひとつ心臓ができたようだ。
「あ、あ、ぁ……」
竜根を全て飲みこまされたマリィの腹は、すっかり変形しきっていた。皮下脂肪も筋肉も薄いそこは、生殖器の形状さえはっきりと浮かしだす。
マリィは口をぱくぱくさせるしかない。文字どおりペニスが喉元にまで迫っているのだ。致し方ないことだった。しかし本番はまだ、始まってすらいない。
(いったい……どんな……?)
成竜の交尾とは果たしてどのようなものなのか。マリィは草をしっかりと掴み、来るべき衝撃に備える。
しかしドラゴンの交歓は、彼女の想像を遥かに越えていた。
ブワッ!
「あ……? あぁッ!?」
ドラゴンの前足がマリィの胴をがっしりと捉えた。次の瞬間、確かに接していたはずの地面が離れていく。
リアンとドラコたちの交わり、草の絨毯、木々が茂る森に青い湖。全てが視界に映ったかと思うと、急速に小さくなっていく。ドラゴンの羽ばたきひとつだけで、ぐんぐんと高度があがっていった。
成竜はマリィとつながったまま、その巨体を宙天に移動させた。そして飛行に移る。
(すごいっ! こんな景色……はじめてじゃ!)
課されている呵責さえ忘れ、マリィは眼下に展開される光景に見入る。ドラゴンは海に向かった。どこまでも広がる青の隙間に、波と光が白く差す。自然が生みだす気まぐれな美に、幼き法皇は夢中になった。
ごりっ!
「いぎぃいッ!」
空中遊泳の感動で忘れかけていた。今、己の胎内はドラゴンの逸物で征されているのだ。羽ばたきの振動は膣腔全体を震わせ、ポルチオをこじるように揺する。副次的な動作だけではない。ドラゴンは明らかに、メスに性感を与えようとしていた。
ごちゅっ、ごりゅっ、ごぢゅっ、ごりっ。
「ふぅっ、あぁっ、あ゛っ!? あ、あぁぁあ……ッ!」
飛翔しながら交歓する。彼がこのような愉しみに耽るのは初めてではないようだった。ドラゴンは大翼を操りながらも、小刻みに腰を動かしてくる。
捉えどころのない空中ではただ翻弄されるばかりだ。風にはためく金のツインテールと同じく、マリィの痩躯には快楽が吹きぬけていく。
「はッ、はぁっ、あ゛ぁっ!」
竜根が引かれた一瞬だけ、マリィは酸素を吸いこめる。しかし巨大なペニスはすぐさま突きこまれる。文字どおり息つくヒマもない。
「はぁっ、はぁっ……! あ、あぁぁぁ……っ」
宙天での交歓。その感動と快楽に浮かされていたが……。風切りの冷たさと酸欠の苦しさが、徐々にマリィから熱を奪っていった。
竜姦の快楽はしっかりと感じている。しかし少女の未熟な身体ではそれを表現することができない。半開きの桃唇は吐息を垂れながすだけになり、碧眼からも光が失われていく。
そんなマリィだが次の瞬間、火が付いたように反応する。
どくんっ! どぶんっ! どくっ、どくんっ! どくっ……!
「あぁっ……! あ、あぁぁあ゛!」
ドラゴンが射精を見舞ったからだ。
完成された竜種の種付けは、ドラコのそれとは比べものにならなかった。重く、多く、焼きゴテを押しつけられたがごとく熱い。
巨根により膨らまされた腹が、また大きく形を変えた。小さな胎では竜胤を飲みきることなど出来はしない。逆流した精液が膣口から漏れていくのが朧気にわかった。
(こんなの……もう……)
確認など不要だ。自分が暮らす地上から遠く離れた天空で、マリィはまた竜種の仔を授かることとなった。
◇
マリィもリアンも、ふたりの身体はモンスターの繁殖に最適化されている。胎中の竜種はすくすくと成長し、月が満ちるのもあっという間だった。
彼女らはすでにドラゴンの出産を経験している。二回目なら余裕かと思われた。
しかし。
「はぁっ、はぁっ!」
「う、うぅぅっ……」
法皇もメイドも地面から背を離すこともできず、苦し気な喘ぎを天に吐くばかりだった。
彼女らの腹は初回の妊娠より明らかに大きく膨れている。ふたりとも竜の双生児を妊娠していたからだ。
竜種の旺盛な精力は女の卵巣にも影響を及ぼした。排卵はひとつという原則を破り、子宮内に複数の仔を宿させていた。
「おなかぁ……おもいッ……! あっ、あ゛ぁっ!」
状況が深刻なのはもちろんマリィの方だった。彼女の薄い腹は破裂せんばかりである。胎児の重さで骨盤が圧迫され、花貌には脂汗が浮く。
「マリィさま……! わ、わたしが、ついてます……!」
リアンは主の手を強く握り、幼き法皇を励ます。しかし銀髪のメイドを襲う産辱も軽いものではない。頬に痛苦を滲ませ、必死に双竜の出産に臨む。
ドラゴンは強種の頂点である。それは生まれる前でも変わらない。胎中の兄弟たちは譲りあうことなく、産道と膣口に殺到する。
ぶぢィッ!!
「ぎぃッ」
断末魔のごとき叫びがふたりから発された。マリィの双仔もリアンの双仔も、まるで一体のごとく誕生する。
膣壁を竜鱗で掻きむしられ、陰唇を大きく広げられ……。ふたりは荒い息を吐くしかない。成竜はそんな彼女らに近づくと、己の舌を挿しこんだ。
「んむっ、おぉ……っ!」
「お、お゛ぉっ……」
彼は女たちに呵責を加えるつもりではない。その行動は意味は、マリィにもリアンにもはっきりとわかった。
(お嫁さんにされちゃった……)
マリィもリアンも、繁殖に対する貢献を確かに認められた。成竜は彼女らを、スカーレットに次ぐ番いとして認識したのだ。
であればやることはひとつだけしかない。彼女らは震える身体に鞭打ち、じんじんと痺れる陰唇を開く。
「お、おねがいします……」
「わらわたちを、もっと……孕ませて……」
巨体の成竜も赤鱗の幼竜も、彼女らの媚態に心動かされた。
ドラゴンの妻にして母たちは同胞を殖やすため、またその子宮を使われようとしていた。
◇
スワッピング期間は終わった。スカーレットの部下たちが操る気球は遅れることなく、ふたりを迎えに島へやってきた。
「マリィ様、リアン様。お疲れ様でした」
「う、うむ……」
「お出迎え……ありがとう、ございます……」
ふたりはちょうど、仔竜の出産を終えたばかりだった。そのまま聖都へ帰還することとなる。
竜たちもその事情がわかるのか、彼女らを引きとめようとはしなかった。
「スカーレットの仔より多くなってしまったのぅ」
替えの衣服をまといつつ、法皇はぽつりと呟く。
飛びまわったり、草地で寝転んでいたり。赤鱗の幼竜はさらに増えていた。彼らはマリィとリアン、ふたりの新妻が殖やした仔たちだ。その数はスカーレットが産んだものより、明らかに多くなっている。
「グルルル……」
「また来るからの!」
「皆様、お世話になりました」
夫竜と我が仔たちに別れのあいさつを交わし、ふたりは気球に乗りこんだ。まだまだスカーレットと暮らしたいのだろうか。ドラコも聖都に戻るようである。
気球を操縦する女騎士は、スカーレットが異種姦に引きいれた同士である。マリィは遠慮なく……しかしおずおずとした様子で質問した。
「な、なぁクロエ。アンソニーの様子は、どうかの……?」
「はい。スカーレット様のことを大変、お気に召したようでした」
「むぅ……」
その報告を聞くと、幼き法皇のかわいらしい顔に少し渋面が浮かんだ。その様子にリアンは小さく微笑んでみせる。
「マリィ様はやはり、アンソニー様が一番お好きなんですね」
「そうとも! ドラゴンもすごかったけど……アンソニーはこう、なんと言うか……」
言葉にしがたい魅力を、それでもなんとかマリィは搾りだそうとする。その姿を見たリアンは珍しく、感情を込めた声で呟いた。
「いいですね、番いって。……私も素敵な旦那さまが欲しいです」
「リアンなら、近い内にできるとも!」
そんな会話を雲上で交わしながら、気球は聖都に近づいていく。
◇
一方その頃。
「あぁ……っ、は、あぁっ!」
聖都地下に広がる森。数多の魔獣や巨蟲が闊歩するモンスターたちの庭園に、艶めかしい声が響いていた。
その主は言うまでもあるまい。金髪灼眼の麗人、スカーレットである。
ぐちゅ、ぐちゅ、どぢゅっ!
「あ、あぁっ、あ゛うっ! は、あぁぁぁあ……っ!」
スワッピングの約束どおり彼女は今、アンソニー……マリィの番いであるツノブタと交わっている。
媚脂を蓄えつつも均整のとれた太腿の一方は今、魔豚の腕にしっかりと抱かれていた。他方には重い尻に抑えつけられ、毫も動かすことができない。
魔獣と人間は側位の形でつながっていた。
ずじゅぅぅぅう~~っ!
「はぁっ……あ、あぁ……」
なぜこの体位なのかというと、都合がよいからだ。スカーレットの豊房には今、ツノブタの赤仔がミルクを求めて吸いついている。彼女がスワッピング期間中に産んだ仔だ。
前歯で乳首を摺りつぶされる痛みは、スカーレットから母性と快楽を引きだす一因となった。
ぐちゅっ、ぐぢっ、ぐぢゅっ。
「ふぅっ、ふぅぅう……っ」
アンソニーは飽くことなく抽送を続けている。膣腔には愛蜜だけでなく、羊水も落ちていた。滴孔へ突きいれを受けると、抽送の水音が高く大きく奏でられた。
細長くくねった亀頭は子宮の口にがっしりと嵌まりこみ、往路でも復路でも重い胎を揺さぶる。それが目も眩むような邪悦をもたらした。
「はぁっ、あぁっ、あぁっ」
スカーレットの視界は悦涙で滲んでいるが、それでも見えるものがある。我が仔たちだ。 父と母が交わる最中、彼らは思い思いに過ごしている。兄弟同士でじゃれあうもの、昼寝をするもの。そしてスカーレットにぴったりとくっつき、ミルクを啜るもの。
(マリィ様が出産なさった仔たちより、多いかも……)
我が仔からもたらされる授乳の快感を味わいながら、そんなことを考える。
彼女の直感は正しかった。そしてその数はもうひとつ増えることになる。
「あッ! あ、あぁぁ……っ!」
首を反らしたスカーレットは、ひときわ高い嬌声をあげた。アンソニーはペニスを引きぬく。その震えは陣痛であると、魔獣も知っているのだ。
「はぁっ、はぁっ、あぁっ!」
腹の奥に蠢くもの……我が仔は外界へ出るために動きだした。子宮口はつい先ほどまで、尖った亀頭でこじられ続けていた。揺り籠の戸は揺るみきっている。胎児はやすやすと窄路を潜る。
「あぁっ、あ、あッ!」
愛蜜と羊水が滴る膣道はほとんど抵抗なく、アンソニーの仔を通した。非常にスピーディな分娩である。その理由はもちろん、彼女がツノブタの繁殖に慣らされていたからに他ならない。
魔獣出産の悦に震えながらも、スカーレットはまた考える。
(マリィ様の旦那様も素敵だけど、でも、やっぱり……)
アンソニーとの種付け交尾を、どのように報告しようか。そして自分はマリィとリアンからどんな話が聞けるのか。
今現在だけでない。スカーレットの未来にも、快楽が確かに約束されていた。