第8話「戦場(下)」冒頭から分岐、本編と直接の繋がりはありませんのでご了承ください。
呪術師の仕事は、その殆どが呪霊を祓うことに集約される。
九州地方最強と称される「空閑家」の術師たちもまた、使命である呪霊狩りを果たすために戦闘部隊を配備していた。
一族最強の精鋭部隊たる遊撃班の術師たちを乗せたロングバンが二台、夜が明け始めた峠道を並んで走っていく。
移動中に襲撃される可能性を考慮し、術師たちはロングバン2台に2人ずつ、順繰りで分乗する方式で移動している。今は1号車に空閑徹大と増崎宏美、2号車に空閑徹と舞屋レアが乗車する恰好だ。
この任務と任務の間の数時間、場合によっては移動中だけが休憩時間であり、睡眠時間となる。
東北での震災発生に端を発した呪霊の大量発生に対処するため、遠く九州の地に根付く彼らでさえ、ノンストップで移動し続けながら呪霊を狩る生活を2週間以上強いられているのだった。
「いやー、坊ちゃんもすっかり主力ッスねえ。最初入ってきた時はマジかと思ったッスが」
「……出来れば、坊ちゃんは止めてください」
いつもの人懐っこい笑みで褒め倒すレアと、(少しでも睡眠時間を確保したいので)そっけない徹。
ここ数日、何度か見られた光景であった。
「あらら、じゃ徹クンで。折角なんだからもっと威張っていいと思うッスよ? 自分らに混ざって普通に戦えてるってことは、最低でも2級レベル……自分の見立てでは準1級くらいはあると見てるッス」
「とおる」と言うより「とーる」という感じの発音で、自分の事のように誇らしげに話すレア。一方で、彼女が身内や対等な相手と話す時は「あたし」、目上の相手と話すときは「自分」で一人称を使い分けていることを徹は知っている。
「2級……宏美さん、凄いですよね。僕と歳も近いのに」
「もー、敬語じゃなくていいって言ってるのに……まあ、宏美ちゃんはもう実戦始めて2年目ッスから。術式も強いし、後経験だけ積めば1級も見えるんじゃないスかね?」
宏美の持つ"邪眼"は空閑家相伝でこそないが、「相手を睨んでいる間、視線に射殺されるという錯覚と耐えがたい苦痛を与える」という強力なものだ。
相手の防御を無視してダイレクトに「苦痛」を感じさせるため、よほど訓練された相手かそもそも痛みや恐怖を感じない相手でなければほぼ確実に隙を作ることができる。
コントロールが難しい、同じ相手に連続して使用することは出来ない(間に別の誰かを挟めば再使用可)、瞬きをすると解除される、同時に1人しか相手取れない、幻痛なので単体ではトドメを刺せないなど欠点が多いものの、チーム戦では非常に優秀な能力と言える。
「でも、不浄なものを見ると最悪目が潰れるッスから、"やることやる"時けっこう大変らしいッスよ。まだ女の子でよかったッス」
「やることって……」
ケラケラ笑いながらそんなことを言うレアに反論した時点で、徹はすっかり彼女のペースに呑まれていた。
「おや、その反応は知ってるッスね? 意外におませな所あるんスねぇ、てっきり訓練一筋でそういうことにはまだキョーミないのかと思ってたッスよ」
「いや、そう言う訳では……」
「いやいや、空閑の男なんスから、元気なくらいがちょうどいいッスよ。い・ろ・い・ろ♪」
うりうりと肩を突っつくレアだが、ひとしきり揶揄って満足したのか、ニヤニヤとした笑みをいつもの笑顔に戻して語り掛ける。
「……そういうことなら、いっこ提案があるんスけど」
「……何ですか?」
既にかなり嫌な予感がしていた徹だが、ここまで来て聞かなければもっと揶揄われるのが分かり切っていたのでしぶしぶ聞く姿勢を取り――
「自分を『練習台』にしてみる気はないッスか?」
普段と全く違う妖艶な笑みを浮かべてそう言い放ち、レアは徹の右手を掴み、自らの豊かな胸に押し付ける。
むぎゅ、あるいはもにゅ、という柔らかな感触が、黒い薄手のTシャツ越しに徹の掌へと与えられる。
まだレアよりも一回りほど小さな手は半ばほどまで乳房に埋まり、質量と少しひんやりとした体温の感触を脳へと与え、その思考を痺れさせていく。
「……っ」
思わず生唾を飲んでから、自分の興奮度合いに驚く。
――有り体に言って溜まっていた。
今の身体になってから改めて精通を経験したのは数か月前のことだったが、 大家族と多忙で一人になれる時期が極端に少なかった徹は、溜まっていくものを処理する機会の大半を失っていた。
徹が転生する以前の、既にピークを過ぎていた肉体に準拠するなら、それでも問題なく理性的な判断を下せただろうが。
彼は今、自分の肉体が思春期のはじめ、人生で一番女体を求める衝動が強い時期にあるということに思い至っていなかった。
最後に射精(夢精)してから一週間以上経っている。精通したての男子中学生の身体はそんな長期間の禁欲に耐えられるように出来てはいない。本来なら、もはや日常のあらゆる事象が淫靡に見え、脳が肉欲に侵食されてまともな判断が下せなくなっている状態のはず。
徹の認識の外で、しかし確かにぐつぐつと煮えたぎっていたモノが、レアの誘惑によってそのタガをこじ開けられた。
レアのたわわに実った乳房が手によって潰れ、ぐにぐにと形を変えていくのを、振り払うことができない。
「ぅんっ」
指に力を入れても抵抗する素振りを見せるどころか悩まし気に声を上げ、手の中の中央部に位置する突起が硬度を増していく。
手のひら全体で鷲掴みにしてもまだ余るほどの大きさをこねくり回し、触れてもいないのに射精してしまいそうなほどの痺れるような感覚をむさぼる。
「因みに今はノーブラッスよ。つけっぱだと寝苦しいんで」
レアの追い討ちは、ある意味で異常な状態にあった徹の思考を正常な――歳相応のところへと、完全に引き戻した。
「んふふ、ここまでがっつかれると悪い気はしないッスね……んっ♡」
もはやレアが手を掴んで誘導せずとも、徹が乳房を揉みしだく手を止めることはない。
レアの頬の上気は執拗に胸を弄られていることに対してか、自分の身体に面白いくらい反応する徹に気を良くしてのものか。
レアはいたずらに笑うと、少し態勢を整えてシートから降り、徹の眼前へ。
「よいしょ、っと」
徹の上に向かい合わせに膝立ちになる形で、軽く体重を預けてのしかかった。
全身に感じる体温と柔らかさ、そして徹の視界を覆い尽くす高さに調節された胸の感触が、徹の興奮をどうしようもなく高めていく。
「っ、何、を」
言いかけた直後、股間にぞわりと感覚が走り口を閉じさせられる。
ズボンごしに一物を撫でられている。
徹からは胸が邪魔で見えないが、そのことがかえって興奮を高めていた。
「うひゃ……目つきといい、滅茶苦茶興奮してんじゃないスか♡ ……自分の身体でこうなってると思うと、何て言うか悪い気しないッスね、案外……」
すでに限界まで張りつめていることを指摘され、普段ならばつが悪くなるような状況でも、もはや興奮が高まるだけだ。
「分かるっスよ。徹クン頭いいッスもんね。自分のこれがどういう意味と、価値を持ってるか分かってるから、発散しないようにしてたんスよね?」
言いながら、レアはズボンのふくらみに沿って手を添え、上下にすりすりと刺激を与え始める。
「徹クンの年頃でそれができてるのは本当に凄いっスけど、我慢するだけじゃ、いつかどっかで我慢できなくなるッスよ?」
それは、一応筋の通った正論であった。と言っても、この状況でここまで欲求を煽られながらでは、話がその衝動を解放する方向に転がっていくのを、遮ることはできないが。
「誰ともシないんじゃなくて、シてもいい人とシて、溜まったせーえきを吐き出さなきゃ」
耳元で囁く声と、ズボン越しに与えられ続ける刺激が、少し強くなる。レアの白く、長い指の感触が分かる程度にズボンを抑え、親指で頂点部分をくりくりと回すように弄り始める。
「そのために、あたしが居るんスよ。口でもおっぱいでも、もちろんお、ぉまんこでも、好きなだけ使ってくれていいんスよ♡」
ここまで徹を手玉に取り続けていたレアだが、直接的な淫語は流石に恥じらいが勝ったのか、わかる程度に口ごもった。
しかし(あるいは、だからこそ)その効果は絶大であり、徹のズボンに小さな染みが出来始めているのを親指の感触で察すると、いよいよ暴発寸前の状態まで上り詰めたペニスから手を離し、上目遣いで徹をちらりと見る。
「――ね、どうして欲しいッスか?」
レアはそれ以上刺激を与えることはせず、敢えて問いかけた。
徹の理性は既に溶かされきった後である。
何故この女が胸を触らせたのか、それ以上のことをさせる気なのか。
それらに気を回すだけの思考リソースは、既に徹には残されていない。
「もう出そうなんスよね? このままズボンの中に出すか、手でするか……おっぱいで挟むとか、口の中に出すのもアリっすかね、どれがいいッスか?」
辛うじて自分から押し倒すことはせず、血走った目でレアの顔……わざとらしく舌を出した口と、自分の股間の方向とを代わる代わる見つめることだけ。
「……くふ、口でして欲しいってことッスね?」
結局徹は、脳からか生殖器からかもわからない期待と刺激に押し流されるまま、首をひとつ縦に振った。
「もちろんいいッスよ♡」
レアが手早くズボンを緩め、顔を徹の股間に近づけると、年齢相応以上のモノが飛び出してくる。
空気に触れてびくりと震えるそれは、既に先端から透明な液体が染み出ており、極度の興奮が見て取れた。
もはやいつ暴発しても可笑しくない状態にまで仕上がっている徹の股間部分。軽く指で触れただけでも、徹のペニスはビクビクと震え、既に射精寸前まで高まっているのが分かる。
「んふふ、好きなだけ出しちゃっていいッスからね~」
涎にまみれた舌をこれでもかと見せつけた後、レアはギンギンに勃起したペニスを口に含んだ。
「はむっ」
「……っ!」
包み込まれるような熱く湿った感触に、徹はびくりと腰を震わせる。
「んむ、れろ。じゅる、ぐぷっ……」
既に限界まで膨張し切っていた徹のペニスは、与えられる刺激に逐一反応してビクビクと口の中を跳ね、即座に射精感が抑えられる臨界点を超えた。
脈打ち具合から射精が始まろうとしているのが分かったのか、レアは唇と舌の動きを緩めることなく、爆発したように口内でぶちまけられるそれを受け止め。
直後、徹は本能のままガクガクと身体を震わせ、尿道を押し広げる液体の感触と共に、脳が痺れるような、今まで感じたこともないほど強烈な快感が思考を塗り潰す。
びちっ! びゅるっ、びゅぐ、どぷっ、どくっ、どくっ、どくっ……
脈動と共に、溜まりに溜まって半ば塊のようになっていた精液が何度も何度も射出される。
「~~っ」
その度に気を失いそうな快感が徹の脳を焼いて、レアの口内を埋めつくしていく。
普通なら3,4度脈打った後は出が止まって痙攣するのみになるところ、いつまでも精液の排出が止まらず、その度に絶頂の余韻がぶり返す。
「…………っ、ぷぁっ」
たっぷり1分近くかけた長い、長い射精の勢いが治まってから、レアはようやく口を離す。
未だに痙攣を続けていたペニスはその刺激でさらに少量の液体を吐き出した。唾液と自分の出した精液でべたべたになりながらも、全く萎える気配がない。
だが、徹の視線は自分の股間ではなく、レアの口元に釘付けであった。
そのまま「れ」と大きく口を開けて、自分に出されたものを見せつけている。
その口内はもはや白い池のようになっており、上の歯や歯茎から何本も糸を引いていた。
舌と動きと連動してその「水面」がうねり、もはや液体を通り越して1本のうどんのように固まっているのが見てとれる。
徹が余韻から我に返り、吐き出させるためのティッシュか何かを探し始めるより先に、レアは「ぐちゅ」とわざとらしい音を立ててその口を閉じた。
「……っ、んぐ、ごきゅ、ぷぁ」
次に口を開いて見せた時には、口いっぱいにぶちまけられていた液体は全て無くなっており。
「すっっっごい出たッスね、溺れるかと思ったッスよ♡」
いたずらっぽく言うレアの色気を前に、徹は性欲を出し尽くすどころか、より高まっていくのを感じた。
「あれだけ溜まってたら、1回だけじゃ足りないんじゃないスか?」
それを見透かしたように(少なくとも、勃起しっぱなしで全く萎えていない時点でお見通しである)問いかけて来るレアは、再びのしかかるような姿勢に戻る。
片手を勃起したままのペニスに添え、徹の耳元に顔をもっていくと――
「それにほら。ここまで来たらしたいッスよね? お・ま・ん・こ」
耳に入ると同時にペニスがびくりと震え、小さく先走りを噴き出したのを、レアは見逃さなかった。
「くふふ、顔と違っておちんちんは正直ッスねぇ♡ それじゃあ……」
言いながらレアは腰を浮かせ、手早く下半身の衣類を取っていく。
ズボンとベルトを外してTシャツとショーツのみの恰好になると、再び徹の方に向き直る。
「折角ッスから、後は徹クンどうぞ♡」
残った各1枚の支配権を放り投げられた徹は、しかし既に興奮が限界に達しているので、変に駆け引きなどはしようとせず、小さく震える手をショーツにかけ、ゆっくりと下ろしていく。
(ひぇー、すっごい見られてる……やっぱり剃っといた方がよかったッスかね……?)
飾り気のない黒の下着がはぎ取られ、少しずつレアの秘所が露わになっていく。
薄暗い車内でも徹の視線ははっきりとそこを捉え、そして目を離すことができない。
軽く整えられた茂みのあるそこは、しかし毛が薄く、年の割にぴったりと閉じているのが露わだ。
茂みは既に湿り気を帯びており、下着のクロッチ部分はほんの少しだが糸を引いている。
「……み、見てるだけでいいんスか?」
徹の食らいつくような視線に耐えかねて、しかしあんな挑発をした手前見るなとも言えず、結果レアは誘っているような文言を追加。
徹はいよいよ辛抱たまらなくなったようで、秘所を触ることもせずその尻を掴む。
「わわ、がっつかなくてもちゃんとさせてあげるッスよ」
レアもそれを了承し、再び徹と向き合って座るような体勢へ。
「ん、しょ。この辺かな……あっ♡」
腰を浮かせて軽く調整すると、すぐに屹立したペニスと入口が触れ合った。
徹もそれを感じたのか、無言でびくりと腰を震わせる。
「まだ出しちゃ駄目ッスよ?」
言いながら、レアは自分の入口を合わせ、軽く擦り合わせ、なじませていく。
一連のやりとりですでに濡れているレアと、一度射精してぬめっているペニスが擦れ、滑りをよくしていく。
その光景と感触は、一度射精して尚性欲が高まりきっている徹にとっては耐え難いものであった。
「れ、レアさ、もう」
「出そうッスか?」
すぐに限界寸前の状態に陥ったことをなんとか報告し、刺激を止める。
じゃあこのくらいで、とレアは動きを止めると、いよいよ自分の入口にペニスを合わせ、
「じゃ、ゆーっくり入れてくッスよ」
少しずつ腰を落としていく。
ちゅ。にゅぐ、にゅるるるっ、ぬりゅっ。
――びゅぐっ、びゅくびゅく、びゅる、びゅっ、どくっ、びゅる……
ペニスが根本まで飲み込まれるのと、ペニスへの刺激が限界を超えるのは同時だった。
「あ、出ちゃったッスか? ん、だいじょぶッスよ、そのまま落ち着くまで……」
レアがぎゅ、と抱擁すると、二回目だというのに、先ほどと同じかそれ以上に勢いの強い射精が、ごぷごぷとレアの胎に収まっていく。
女の中にペニスを突き入れているという事実と、女の中に精液をぶちまけているという事実がより徹の興奮を高め、いつまでも射精が続くような感覚に陥らせる。
やがてペニスが脈動を終えると、レアが小さくつぶやいた。
「童貞卒業おめでと……おぉ?」
言い終えるより早く、徹のペニスが硬さを取り戻していることに気づくと、レアはくすりと笑って。
「まだ頑張れそうッスね? ……いいッスよ、おいで?」
台詞に合わせるように、徹は腰を突きあげる。
「んっ、そう、腰、動かし、て……」
にゅち、じゅぷ、ぬちゅ、ぬちゅ、ぬりゅ……
大量の精液と愛液で滑りが良くなった膣中に、三度目だというのに全く硬さが衰えないペニスを擦りつける。
それは快楽を求める本能に基づく動きで、決して巧みなものではなかったが、それでもすぐに快感が高まっていく。
「ん、激し、そろそろ、出る、スか?」
レアの言に答えるように。ひときわ大きく腰を打ち付け、いちばん奥まで膣内を蹂躙する。
――ずちゅん。
びゅぐっ、どびゅる、びゅぐ、びゅるるっ……
「んむ、んぅっ……♡」
三発目とは思えないほど勢いのある射精を乱暴に叩きつけ、ようやく徹は腰を振るのをやめた。
「ふー……ふー……」
「ふふ、満足したッスか?」
性欲が去り、色々と……そう本当に色々と、棚上げしていた問題の数々が脳裏を過り始め顔色を失っていく徹をよそに、レアは満足気にしなだれかかるのだった。
ご依頼頂きまして誠にありがとうございました。
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現状では「や呪クソ」R-18版の更新予定は依頼次第となりますので
IFルート、本編の補完問わず、求めるシチュエーション等ある方はご依頼よろしくお願い致します。
なお、当方主にX(旧Twitter)に居りますので
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