この日呼び出された時、室内には高野しかいなかった。
『社長は本日所用が入っているのでお相手は私が致します』
ベビードールを纏った高野に出迎えられた。高野がいないという状況にも戸惑ったがそれよりも気になったのは机の上に並べられた道具たちだ。用途は分からないがどうせ辱める為だけに用意していたのだろう。
「あの人がいないなんて珍しいのね。それで?今日は私に何をする気なの?』
同性だからか普段よりも強気に出る事が出来る。
『社長から指示を受けています。まずはこれを使ってきてください』
意に返した様子もない高野から手渡されたのは浣腸だった。
「な、何よ、これ?」
『ご存知なかったですか?これはお腹の中を綺麗に、』
「そのぐらい知ってるわ!何でこんなもの使わなきゃいけないのかって聞いてるのよ!』
高野の言葉を遮り激昂の感情をぶつける。
『社長からの指示です。お尻でも感じるように調教しておいてほしいと』
「そんなの絶対イヤ!ましてや同性になんて」
今までの奉仕には必ず高野の立ち会いがあったが同性に見られる方が屈辱の度合いが大きかった。
『断っても良いのですよ?先日の動画を売るだけですので、こちらとしては痛手にはなりません』
「貴女、どうしてあの男に従っているのよ?』
『...私も貴女と同じようにモデルをしていた時はあったのよ。でもあの人に抱かれるだけで良い夢を見れたのだから後悔はしてないわ』
「理解出来ないわ、貴女の言ってる事」
『すぐに分かるわ。さあ、それより早くこれを使ってきて。分からないなら一緒に行きましょうか?』
無言で高野の手から奪い取りトイレへと向かっていく。
「何で私がこんな事を...」
独りごちながら説明書を読み薬液を直腸内に注入する。モデルをしている身なのだから当然美容や健康には気を使っているし、こんなものに頼らずに済んでいる。
浣腸を使用してから5分程は経っただろうか便意がやってきた。一人でさせてもらえている事だけが幸いだった。こんな不浄なものを出しているところなど決して見られたくない。
腹部に違和感を覚えながら高野のいる部屋に戻るが厭らしい玩具で責められる事を考えると気が重くなる。
『お腹はスッキリしたかしら?』
「あんな物に頼らなきゃいけないような生活はしていないわ」
『健康的で良いことね。続きはお風呂でするから裸になりなさい」
高野は液体が入ったパックを持ったままこちらを見ている。仕方なく言われた通りにするが見られながら脱ぐのは何度経験しても恥ずかしい。
『あら、今日は黒なのね。よく似合ってるわ』
「それはどうも」
愛する男に言われれば嬉しいのだろうがこの状況では何の感慨も湧いてこない。
『さあ、早くいらっしゃい』
高野に続き風呂場に向かうとそこには金盥が置かれていた。
『壁に手をついて。お尻は突き出すのよ』
羞恥心を堪えながら言う通りにすると高野が肛門に触れてくる。何やら滑りを良くするものを塗られているようだ。
『じゃあ入れていくから力んじゃダメよ』
こちらの準備を待たずにチューブが直腸内に入れられ、間髪入れずに液体が侵入してくる。未知の感覚に鳥肌が立ち身震いを起こす。
『そうそう、その調子。お腹が痛くなっても我慢するのよ』
「そ、そんな...」
困惑している間にもお腹の中を満たしていき全量が入ってしまった。再び催したのでトイレに向かおうとするのだが、高野に捕まってしまう。
『阿見さん、あと5分我慢して。そうじゃないと綺麗にならないのよ?』
それは残酷な仕打ちだった。それだけの時間は耐えられそうもない。
「お願い、トイレに行かせて」
聞き入れるどころか更に残酷な言葉を告げてくる。
『出す時はその金盥にするのよ。それとあと2回はするからね』
そう言って新しいパックを見せつけてくる。
血の気が引く思いとはこの事だ。大方の物は先ほど出してきたがそれでも放尿以上に恥ずかしい姿を晒す事になってしまう。
しかし便意には抗えない。高野に半ば強制される形で金盥を跨がされる。限界を迎えてしまい、はしたない姿を見られている事に涙が溢れた。
その後2回も続いた腸内洗浄に彼女の自尊心は傷付けられ呆然となり、高野の指示に反抗する気力も無くなってしまった。
ベッドの上で四つん這いになるように言われ素直に応じてしまっているが最早どうでもよくなってくる。
高野は背後で媚薬がどうとか拡張がどうかなど言っているが頭に入ってこない。一つだけ思うのは早く終わらせてほしいという事だけだ。
肛門にこそばゆい感覚がある。ちらと振り返ると高野が筆で何かを塗りこんでくる。おそらく先ほど言っていた媚薬とやらかもしれない。そういえばその感覚が好ましいもののように思えてくる。
『さっきからお尻の穴がヒクヒクしているけど気持ち良くなってきたでしょ?』
いつもなら反論しているところだが何故だか今は素直に頷いてしまう。
『良い子ね。これはご褒美よ』
高野は最も敏感なクリトリスにも媚薬を塗り込んでくる。
「...あっ」
肛門への愛撫はまだ準備段階なのに秘所は既に湿り気を帯びていた。
『あらあら、もう濡れちゃったのね。でも今日はこっちはお預けよ』
再び肛門を擽られるとクリトリスが切なくて触りたくて仕方がないのだが高野がそれを許してくれない。今度は肛門内に何かが侵入してくる感覚がある。覚えのある感覚から察するに指を入れられているのだろうが、媚薬の効果故か気持ち良く思えてくる。
『そう、入る時に息を吸って抜く時に吐くのよ。そうすると楽になるわ』
高野の言う通りに呼吸を合わせると圧迫感が薄れ快楽だけが残り、無意識のうちにねだるようにお尻を振ってしまう。
『もっと気持ちいいところ探してあげる』
身を寄せた高野が耳元で囁く声にゾクゾクしながらも期待をしてしまう。反応を確かめながら高野の指の腹が当たる場所が何度も変わる。背中側、第二関節まで入ったところを撫でられたときの事だ。
「...っ!」
声にならない声が漏れてしまったが頭の中に響くような快楽を感じる。
『ここが好きなようね』
反応が大きかった場所を集中して刺激されると力が抜けて姿勢を維持出来なくなりそうだ。
『阿見さん、体勢が辛かったら仰向けになってもいいのよ』
許可が出たと取るべきか、指示と思うべきか悩んだがどちらにせよ腰が抜けそうでこのままの体勢は限界が近い。高野の指を咥え込んだまま仰向けになると腸内の色々な部分が刺激され思わずイキそうになる。
『今イキそうになったでしょ?』
隠し通せたつもりではいたが高野には見透かされていたようで恥ずかしくなり両手で顔を覆ってしまう。
『今まで違って可愛らしい反応ね。おねだりしたらイかせてあげるわよ?』
その言葉はひどく魅力的だ。抗おうとしても身体が心を無視して快楽を求めているのが分かる。
「...イかせて」
一度言葉に出してしまうと気持ちが楽になった気がする。
腸内の敏感な箇所を再び弄られながらクリトリスを舐め上げられる。強烈な快楽に訳が分からなくなり頭を左右に大きく振る。もはや自分でも何を口走ったのかすら分からないが高野は喜んでいるようだ。
空いた手で胸を揉まれるとすぐに絶頂の瞬間が訪れた。もはや声も出せないぐらいに身体が大きく震え、頭の中が白く明滅している。
脱力した身体に全裸になった高野が覆い被さってきて唇を重ねてくる。唾液を啜られたり、反対に流し込まれるが喉の渇きを癒してくれるような気がして何度も求めてしまう。
媚薬の効果が続いているのか一度の絶頂だけでは物足りない。高野にアナルオナニーの仕方を教わりながら自分の指を沈めていく。不浄な場所から快楽を得ていることに背徳感を覚えるのが更に興奮させられる。
気付いた時には再び四つん這いとなりアナルビーズが挿れられていたが押し広げられる感覚が気持ちいいと思うようになっていた。
『ほう、中々良い具合になったようじゃないか』
突然聞こえた男の声にハッとする。鳥羽が帰ってきたのだ。
「い、いや見ないで!」
お尻を弄られ快楽に乱れている姿を見られた事に思考が鮮明になってくるが高野にアナルビーズを出し入れされると再び快楽が押し寄せてきて思考が鈍くなる。
『どれ、私が変わろう』
高野から厭らしい玩具を受け取り反応を確かめるようにじわじわと出し入れされる。その動きは高野がするよりも粘着質だがその違いも気持ちいいと思える。
『お尻も慣れると良いものだろう?さて、そろそろ挿れさせてもらうとしよう』
鳥羽がスーツを脱ぎ捨て猛々しい男根を見せつけてくる。何度も咥え込んだそれはやはり太く、逞しく、思わず唾を飲み込んでしまう。
余っていた媚薬を潤滑剤代わりに肉棒に塗り込むとアナルビーズと入れ替えに差し込んでくる。
腸内を押し広げられる感覚はアナルビーズとは比べ物にならないが何故か不快感はなく、抜き差しされるのに呼吸を合わせると快感が増大していく。
『良い締め付けじゃないか。アナルバージンを先に捧げた気分はどうかね?』
一々辱めないと気が済まないだろうか。しかし今は快楽に没頭して何も言葉が出て来ず、只管に頷くことしか出来ない。
『もう少し楽しみたいところだが、阿見くんも体力の限界だろう。そろそろ出させてもらうとしよう』
(...出す?何を?)
口内射精は何度も経験しているのにその言葉に思考が追いつかないが、今は快楽を貪ることにしか意識が向かない。
『さあ、全部受け止めるんだ』
根本まで彼女に挿入して最奥で白濁液を吐き出す。それと同時に彼女も再び絶頂に至り2人して身体を震わせている。
鳥羽が肉棒を引き抜くと彼女はベッドに倒れ伏してしまった。脚を開いたまま荒い呼吸を繰り返しいるがその顔はどこか満足そうで瞳には怪しい光が灯っていた。