元いじめられっ子TS美少女ぼく、ぼくをいじめていた一軍イケメン男子が雑魚ちんぽだと知り、(性的に)いじめ返すことを決意する 作:虫野律
こりゃあ、ただれた生活まっしぐらっすわ
「今夜はずっとお前といたい」
ひとしきり泣いて落ち着くなり上月は、そんなふうにおねだりしてくれた。
うん、いいよ♡ という言葉が喉を越えて舌の上まで来たところでぼくは慌ててそれを飲み込んだ。
これって要するに〈今夜、ぼくを抱かせてほしい〉ってことだよね。
どうしよっかな♡ と考えはじめたのだけど、
「うん♡ いいよ♡ ずっと一緒にいようね♡」
ぼくの口はぼくの頭からの指令を待たずに勝手にそう答えていた。表情筋も独断で満面の笑みを作っている。もっと言うと、心臓もどきどきとはしゃいでいるし、子宮もきゅんきゅん疼いているし、おまんこも涎を垂らしはじめている。
「おう、さんきゅー」
かっこつけようとしているのだろうか、澄まし顔でそう答えた上月からは、しかし
「うふふ♡」
えっちなこと考えてるのなんてバレバレなのに、かわいいかわいい雑魚雑魚おちんちんをおっきくしてるのも全然隠せてないのに、一所懸命平静を装っている。
ああっ、もうっ♡ ほんとにもうっ♡ この男の子っ、どうしてこんなにかわいいのっ♡
ぼくはたまらず彼の頭を撫でた。よちよち、いい子いい子。
「……」上月は頬を染めて黙って受け入れている。
「上月君、ぼくも同じだよ」
「?」
疑問を浮かべる上月に教えてあげようと耳元に口を寄せ、朱唇を開いた。
「君の──」おちんちんが欲しくてたまらないの♡ とささやくはずだったのに、
──ぐぅっ。
ぼくのお腹に住む無粋な虫が邪魔をした。それに呼応するかのように、
──ぐぅっ。
と上月のお腹からも鳴き声が聞こえた。
「……」「……」
くすぐったくていたたまれない沈黙が、ぼくらを笑っていた。
すっかり夜の時間だ、夕ごはんを食べていないのだから空腹になるのも道理だった。
「あー、とりあえず何か食うか」上月が口を切った。
ぼくはうなずいた。
現在、上月は一戸建ての住宅に一人で暮らしているそうだ。元々は家族五人──父母と妹二人──で住んでいたらしいのだけれど、父親が関西の球団に移籍したことに伴って上月を残して移住してしまったため一人暮らしを始めたらしい。
それを聞いたぼくは、こう提案した。
「それなら、お店で何か買っていって上月君のおうちで食べようよ」
一秒でも早く二人きりになりたかったのだ。二人だけの巣に引っ込んでべったりとくっついて触り合いたかった。
上月が断るはずもなく、ぼくらは手を繋いで公園を後にした。
途中、コンビニやドラッグストアに寄って買い物を済ませ、そして上月の家に到着した。一人で眠るにはあまりにも広いその家は、お金のある人たちが好んで住む地区にあった。
敷居を跨ぐと、ぼくは自分の家とは違うにおいに包まれた。上月のテリトリーに入ったんだ、と実感し、頭がふわふわしてきてお腹の奥がきゅんと甘く疼いた。
広すぎるリビングダイニングはひたすらに静かで、仄暗い寂しさが揺蕩っていた。
上月はいつもここで独りで生活している。朝も昼も夜も独りきり──。
上月の気持ちを考えると、先ほどとは全然違う疼きを胸の奥に感じた。冷蔵庫に食材を仕舞う彼の背に抱きついた。
「えへへ♡ あったかいねぇ♡」
上月は、「冷房ないほうがいいか?」なんて頓珍漢なことを言っていた。「除湿にするか……」
そうして食事の準備──出来合いのものを並べただけだけれど──ができると、テーブルで向かい合って食べはじめた。上月はハンバーグ弁当と大盛りのミートソースパスタで、ぼくはおにぎりとパスタサラダだった。コンビニのものだから濃すぎるくらいの味付けでたいしておいしくないはずなのだけれど、今までのどの食事よりもすばらしいものに感じられた。
食べおわると、いよいよ上月の嫌らしい気配が濃くなり、獲物を狙う獰猛な雄の視線がぼくの体に絡みついてきた。もう彼はそれを隠そうとはしていなかった。
顔、首、胸乳、腕、そして手指の先まで視姦され、体の表面をこそばゆくて気持ちいい羽が這い回る。膣壁から蜜がにじんで、上杉のものを受け入れる準備がものすごい速さで整っていく。
次いで上月は、テーブルの向かい側からあからさまに体を要求する眼差しを寄越した。見つめ合った瞳が獣欲に潤んでいた。
上月は立ち上がった。「柚、俺の部屋に行こう」
ぼくとしてはこのままぼくのすべてを差し出してもよかったのだけれど、そんなふうに激しく求められるといじわるしたくなってしまう。
「えーやだ。今はシたくない」ぷいと顔を背けた。
「え……」まさか断られるとは思っていなかったのだろう、上月は憮然としたように声を落とした。「何でだよ」よほどショックだったのか、ちょっと声が震えている。
「だって歯も磨いてないし、お風呂にも入ってないんだもん。恥ずかしいよ」
ああ、とも、おお、とも聞こえるどっちつかずな母音で上月は答えた。ものすごく落胆しているようだった。ヤりたくてヤりたくておちんちんが大変なことになっているんだろう。
ぼくはくすっと笑みを零した。
かぁわいい♡ いーっぱいいじわるしてあげるからね♡
「ねぇえ♡ 一緒にお風呂入ろうよ♡」ぼくは言った。
上月の顔に希望の色が広がった──すかさずぼくは続ける。「でも、お風呂なんだからえっちなことはなしだよ?♡ もちろんお漏らしも厳禁ね!♡」
欲にまみれた希望が瞬く間に絶望に塗り変わっていく。「どうしても駄目か、我慢する自信がないんだが」
「だぁめ♡ 一生の思い出になるんだからハジメテはちゃんとしたいの♡」
うなだれるように上月はうなずいた。
洗面所に入ると、まずぼくは洗面台のほうへ視線を走らせた。
ハンドソープ、歯ブラシ、コップ、歯磨き粉、クレンジング、洗顔料、化粧水、美容液、乳液、日焼け止め、整髪料、シェービングフォーム、剃刀……よし、とぼくはうなずいた。
「何してんだ」上月が怪訝そうに聞いてきた。
「女の子の痕跡がないかのチェック」
「あるわけないだろ」あきれているようだった。「あっても妹とお袋のしかねぇよ。心配しすぎだって」
ぼくらは並んで歯磨きを始めた。一緒に暮らしているみたいで何だか照れくさい。
しゃこしゃこやりながら鏡越しに上月を窺うと、目が合い、揃って目元にはにかみ笑いをたたえた。
それからぼくはメイク落としやら保湿やらを手早く済ませると、洗面所の隅に立ってえっちな目でぼくを見守っている上月を振り返った。
「お待たせ♡」
ぼくらはまだ服を着たままだ。脱がしっこしたいからまだ脱がないでと言っておいたのだ。
「上月君から脱ぎ脱ぎしようね♡」
そう言ってぼくは、そわそわうきうきしている上月のTシャツに触れた。ぺらりとめくると、
立ったまま脱がそうとし──身長が高くて不可能だと思い出した。
「ああ」察したらしき上月は、両膝を突いて膝立ちになった。
ぼくはむぅと頬を膨らませた。「ご主人様に対して失礼なこと思わなかった?」ちびだとか、ちんちくりんだとか。
「エロいことしか考えてねぇよ」
それならいいけど……。「えっちなことしちゃ駄目だからね」
「わかってるって」
本当にわかってるのかなぁ?
甚だ疑わしいと思っていた。だって、上月の子供ちんぽが膨張しきっているのがまるわかりだったから。衣服を脱がしてみると、
「おちんちんすごいことになってるね♡」
露になった男根は、夥しい我慢汁にまみれ、脈動に合わせてびくんびくんと震えていた。ちょっとした刺激で暴発してしまいそうだ。
「はふうぅ♡」
と熱っぽく甘い吐息が押し出された。「上月君♡ えへへ♡ ぼく上月君のおちんちんのにおい大好きぃ♡」
「くっ、お、おい、あんまり近くでしゃべんないでくれ──」
「えー、何でぇ?♡」上目遣いに上月を見上げながらぼくは、肉棒の先端、少しだけ剥けた亀頭にわざと息が掛かるようにして話した。
「……っ」上月は情けない顔で腰を引いてぼくから逃げた。両手で股関を押さえて、はぁっはぁっと射精寸前のように切なげに吐息を乱している。
「うふ♡ 上月君かわいい♡」
ぼくの体の
「それじゃあ今度は上月君が脱がしてください♡」
ごくり。上月は唾を飲み込むと、キャミワンピのサイドファスナーに手を掛けた。