元いじめられっ子TS美少女ぼく、ぼくをいじめていた一軍イケメン男子が雑魚ちんぽだと知り、(性的に)いじめ返すことを決意する 作:虫野律
でも、ぼくは泣かない。
思っていたのの十倍は痛くてつらいけれど、こらえていた。
だって、上月のペニスが再び硬くなってきていることに気づいていたから。
上月が満足していないのにめそめそ泣くわけにはいかない。泣いてしまうと、きっと優しい彼は我慢しようとする。
そうなったらぼくはとても悲しい。思う存分ぼくの体を堪能してほしいのに、ぼくのせいでそれをできなくさせてしまっては、申し訳なさやら情けなさやらで心が苦しくなる。
いくらでもシていいと
だから、ぼくは微笑の仮面を被り、
「上月君のおちんちん、ちっちゃい子みたいに疲れ知らずだね♡」
と強がりを口にする。
今夜だけですでに二回出している。常人の何倍もあるだろう量を二発だ。それなのに、もう鋼のように硬く屹立して物欲しそうに涎を垂らしている。
上月は恥ずかしそうに耳の後ろを掻いた。「お前が魅力的だからだよ」前も言ったろう、と、はにかんでほほえむ。
「えへへ♡ うれしい♡」
ぼくは覚悟を決めた。
上月の腕枕──より正確に言うと胸枕(?)──から断腸の思いで上半身を起こして横座りになった。ずきっとした痛みが走ったけれど、仮面は被ったまま。頬に張り付いていた髪を耳に掛ける。
どうした? と上月の顔が問うていた。その面差しが少し寂しそうで、ぼくの胸の奥がぽっと温かくなる。同じ気持ちだったことがうれしかった。
「ね、もう一回しようよ♡」ぼくは明るく、軽薄とも取れる口調で言った。「ぼく、上月君とのえっちの
喜んでくれると思っていた。
「……」しかし、上月は答えずに眉を曇らせた。「お前、無理してねぇか?」
心臓がどきりとおびえた。見透かされている。けれどぼくは、
「え、何で? そんなことないよ」とすっとぼける。「どうしてそう思ったの?」
「どうしてって聞かれても具体的には答えづれぇが、声色とか表情とか、そういうのに違和感があるんだよ」
「考えすぎだよ」ぼくは笑った。「ぼくは大丈夫だから早く──」
「だいぶ痛いんじゃねぇのか?」
やばい、と思った。正攻法では言いくるめられそうにない。
「あはっ」ぼくは嘲笑を作った。「君のよわよわ子供ちんちんで痛くなるわけないじゃん」
「んー」上月は疑わしそうに見つめてくる。
その視線を正面から受け止めながら、「もうっ、ご主人様のことをそんな目で見てっ!」とむくれる。「せっかくぼくのおまんこでたくさんびゅっびゅっできて偉かったのに、悪い子になっちゃってる!」
「俺はお前が心配なんだよ」
「心配しなくていいって何回も言った!」ぼくはまた上月の腰に跨がった──ずきっと痛む。「ご主人様を信用しない悪い子にはお仕置きが必要です!」
「えー」上月は納得していないようだった。
「『えー』じゃないの!」そして、ぼくはその内容を口にする。「今夜上月君には、ぼくがいいって言うまで何回でも中出ししてもらいます! 泣いてもやめてあげないからね! 覚悟してよ!」
その、目くるめく荒淫なシーンを想像してしまったのか、上月は腰をもじつかせた。
反り返った彼の一物が、ぼくの尻たぶの間にぐいぐいと食い込んできていた。やっぱりすごい絶倫だ。回復が早すぎる。
「どうしてもヤらなきゃいけないのか」
上月はそう質問してきた。
「何その言い方?」ぼくは怒ったように声に険をまぜた。「ぼくとシたくないみたいじゃん──こんなに勃起させちゃってるくせに」
ぼくは後ろ手に彼の剛直を緩く握り、ゆっくりと上下に撫でさする。
「あぁっ……」上月から情欲の気配がにじむ。ぼくを犯したくてたまらないのを隠しきれていない。
「ねぇえ♡ 我慢しないで♡」ぼくは淫魔のように蜜語を吐く。「ぼく、上月君のおちんちんがおまんこの中でびゅっびゅっしてる感触が大好きなの♡ あったかくてえっちで、愛されてるって実感できて、とっても安心できるの♡」
男根への愛撫を強める。くちゅっくちゅっと嫌らしい音が立ちはじめた。いよいよ我慢汁が大量に溢れてきたのだろう。
切なげな上月の瞳にほほえみかけてぼくは、
「ね、だからお願い♡ 君の精子をもっとちょうだい♡」
と苦痛と快楽が乱れ咲く淫戯へと彼を誘う。
「柚……」上月の大きくて温かな手のひらが、ぼくの腰を慈しむ。
その優しい愛撫に、ぼくの心はいとも容易く溶かされてしまう。「上月君……♡」重く響く痛みが消えていないにもかかわらず、ぼくの秘口から垂れ落ちる白濁に蜜液がまじりはじめた。「好き……♡ 大好き……♡」と言葉が溢れた。「はぁぅ♡ ぼくもう我慢できないっ♡」
ぐっと腰を持ち上げた。ぼくを欲してやまない彼の男根を快楽の肉穴へと当て、彼の瞳を見つめながら腰を沈めた──鋭く切りつけられるような痛みと深く抉られるような重くて甘い戦慄が同時にぼくを襲った。
「んんっ♡」ぼくはわざと男の子が喜びそうなエロチックな声を上げ、「はふぅ♡ 気持ちいいっ♡」膣に力を入れて、ぎゅうぅぅっと濡れ穴を締めた。
「くっ」
涙でにじんだ視界の端に、快感に煩悶する上月の顔が映った──安心感が胸に満ちる。よかった、ちゃんと感じてくれてる。
ぼくの小さな手が上月の大きな手にすがりついた。指をしっかりと絡めると、一瞬だけ痛みが和らいだように感じた。
「えへへ♡ 上月君のおちんちんあったかいね♡」
「柚の中もあったかくて、ぬるぬるできつくて──うっ、ちんこ溶けそ」
「いつでもびゅっびゅっしていいからね♡ 我慢しちゃ駄目だよ♡」
動くね♡ とほほえんでぼくは、おもむろに腰を前後にスライドさせはじめた。
──ずきずきっ、ずきずきっ……。
膣肉を掻き回されるたびに鋭い痛みが走り、けれど上月の下腹にこすれるクリトリスからは、びりっ、びりっとした静電気のような快感が、力強く反った男根に抉られる隘路の敏感な所からは、じんじんと体の奥を温められるような深く心地よい戦慄がもたらされ、苦しいのに気持ちよくて脳が混乱してしまう。
「んんっ♡ あっ♡ んっ♡ ぁはぅっ♡」
それでもぼくは、必死に声に蜜を塗りたくる。
本当に痛くなくて──ただただひたすらに気持ちよくて、本当に上月を愛していて、彼と一つになった今この瞬間こそが何ものにも代えがたい無上の幸せなのだ。そういうぼくを演じる。
──ずきずきっ、ずきずきっ……。
痛みがつらいけれども、体の内に封じ込める。
薄目でちらと上月を窺った。悩ましげに目の縁を細めてぼくを見ていた。
不安になって、けれど笑みを絶やさずに、
「気持ちいい?♡」
と尋ねた。
「ああ」上月はすぐに首肯し、「──ぁあっ、イきそっ」と苦しげに洩らしてぼくを安心させた。
「うれしいっ♡」この〈うれしい〉は、真実だと信じられる言葉だった。「中でイって♡ いっぱいちょうだいっ♡」
繋がった手をぎゅっとすると、上月もすぐに握り返してくれた。心がじんわりと温かくなる。
「んんっっ♡♡」甘く鳴いてぼくは、背中を軽く仰け反らせて膣を締める。
「うっ、気持ちっ、いいっ──ぁあっ、出るっ!」
剛直が更に大きく硬く膨らんだかと思うと、膣内で灼熱が爆ぜた。
──びゅるっ、びゅるるっ……!!
やはり規格外の射精量だ。ぼくの膣内に収まりきらず外に溢れてしまっている。そうなっても吐精は終わらない。
その
痛みに耐えて無理やりに腰を振って本当によかった。上月のためならまだまだがんばれる。素直にそう思える。
ようやく射精が終わった。膣内に大量の精液が溜まっていて、お腹の奥に小さなプールができたかのようだ。
息を切らす上月の虚ろな目がぼくを見た。「柚、愛してる」優しい声だった。
何回聞いても、うれしくて心が温かくなる。
「えへへ♡」自然体の笑みが零れた。「ぼくもいっぱい愛してる♡」
「痛くないか?」出し抜けに上月が尋ねてきた。
「ありがと♡ でも、全然痛くないよ♡ 上月君の、すごくちっちゃいんだもん♡」
また嘘をついた。無理をしたせいか、痛みは引くどころか増している。
けれど、そう言うしかない。信じられないことに、彼の男根には一向に衰える気色がないのだ。ぼくの中で雄々しく猛りつづけている。
なら、まだ休むわけにはいかない。上月には満足してもらって、もっともっとぼくの体を好きになってもらわないといけない。
「うふ♡」嫌らしくなるように意識して笑みを作る。「上月君、本当に絶倫だね♡ そんなにぼくのおまんこ気持ちいい?♡」
「最高に気持ちいいし、お前を抱けると思うと収まんねぇんだよ」
「えへへ♡」上月に強く求められるのは、純粋にうれしい。「いいよ♡ またシよっか♡」
「次は俺が上になってもいいか?」
「上?」ぼくは小首をかしげた。「正常位ってこと?」
「ああ」上月は顎を引いた。
彼が望むことを断るつもりはないのだけれど、「ちゃんといい子にする?」なんて言ってもったいぶる。
正常位といえば男の子が主導権を握る体位だ。
乗り気でなかった上月が、自ら動かなければならない正常位をしたがるなんて、もう心変わりしたのだろうか。
「我慢しないで心行くまで中出しするって約束できる?」ぼくは真情を探るように見つめる。
「ああ、もちろんだ」上月はきりりとした顔で再びうなずいた。
……上月がものすごくかっこいいということしかわからなかった。