「運命に…勝ってみせる!!」
「ヴェェェイ!!」
………
……
よくわからない白いマスクの人型が怪物と戦っている。
その異様な光景に二人は立ち尽くすしかなかった。
ただ分かったことがある。白いマスクの仮面の人型…剣さばきで分かる。彼はただものではない。そして恐らくこういう戦いを何回もしてきたのだろう…
そして今のところは我々を守っている ということだ。
「千冬さん!そこの人を連れて早く逃げてください!」
彼の声でハッとした私はすぐに脳を回転させる。
今はわからないことが多過ぎる。幸い祝日なので学生は近くに居ない。
今いるのは私と山田先生だけだ。
ここはひとまず退却するべきだろう。
「山田先生ここは彼に任せて一旦引こう。室内ではISも起動出来ない」
「ええ… でももう倒しちゃうみたいですよ…」
振り向いた時には怪物らしき者は彼の鋭い剣術に翻弄され苦しんでいる
倒すのは時間の問題みたいだ
「コレで決める!!」
遠くでよく見えなかったが、そう言い彼は剣からカードを取り出しスキャンしていた。
「ピピピッ
彼の持つ剣が鋭く蒼色に光る。
「ヴェェェェェェェイ!!!」
彼の袈裟斬りが怪物に当たり 怪物の断末魔と同時に怪物は爆発した。
「彼が…怪物を倒したのか………?」
先ほどの爆風のせいか煙でよく見えないので少し時間がかかったが怪物はまだ五体満足で残っている事に気がつき警戒したが・・・・
微塵も動かないなと思っていた矢先
彼の持ち物を調べた時に見たカード…
絵柄が無い白いカードを怪物に投げた。途端怪物の姿がカードに吸い込まれ、彼の手元に吸い寄せられるようにカードが彼の手元に飛んで来た。
「千冬さん…でしたっけ?さっきは呼び捨てにしてしまいましたが怪我はありませんか?」
いつのまにか変身を解いていた彼。やはり先ほどの仮面の戦士は彼のようだ
「ああ…大丈夫だ。が色々お互い聞くことが増えたようだな」
彼はともかくこちらは色々聞きたいことが多過ぎる。質問攻めになりそうだな。
「じゃあ俺も聞きたい事が。」
一真もまた疑問に思った事がある。学校の様な施設だが余りにも設備が進歩していて…まるで一世紀先に来てるみたいな感覚だ。
ブレイドとして戦っていた頃はライダーシステム以外はほぼ 最初の世界・・つまりはブレイドとして戦う前の科学力と同じはずだったが、ここは違う
それこそアニメや漫画で見るような自動ドアや設備だ
話が長くなりそうなのでまた別の部屋で話す事になった…
「さて、まずはこちらから質問しても良いか?」
部屋にすぐ千冬さんに質問された。
「出来る範囲で。公に晒したくはないので秘密にしてください。」
「わかった。早速なんだが… あの化物はなんなんだ。」
「東京の…5年前の事件を覚えていますか?」
「5年前…?いや特に私は知らないな。山田先生は?」
「5年前は特に事件はなかったと思います。」
「特にニュースになってたりしてないですから知らないかもしれないですね。
あの怪物は…アンデットと呼ばれる怪物で人を襲う化物です。」
「
「ええ、そしてそれに対抗するべく作られたのが…このライダーシステムです。」
そういい先ほどの白い箱のような物を取り出した。
「やはりそれはISでは無いのですね。」
緑髪の…山田先生と呼ばれる人がゆっくり口を開いた
「話を遮りますがそのISって何なんですか?先ほどのモニターにそれらしい武装が映ってましたが、それのことですか?」
「ISを知らないんですか!!?」
二人とも驚いた表情でこちらを見る。 5年くらいニュース何て見てなかったので当然 世間のことはあまり知らない。
「え、そんなに俺って時代遅れですか?」
「時代遅れも何も常識ですよ常識!」
「どうやら一から説明する必要があるようだな…」
こうして俺は一からISについて説明された。ISというパワードスーツ、IS専用の学校、世界に数個しか存在せずISは女性にしか動かせない…などなど
「数年のうちに変わったもんだなぁ…」
ジジイみたいな事をつぶやいてしまった。
「話を戻すがいいか?先ほどの怪物…アンデットと言ったか?あいつはどうやって倒したんだ?」
「倒したと言うか…封印ですね。先ほど喋った通りアンデットは死なない…故に弱らせてこのカードに封印するしかないんです。」
「にわかに信じられない話だ……が、先ほどの戦闘を見てしまうと君を信じるしかないな。」
どれほどの時間が経っただろうか回りが少し暗くなった。
「夕方かぁ…そろそろ帰るか」
そういい帰ろうとした時…
「待て、お前…一真と言ったな、ここで住んでみる気は無いか?」
「え、いや、でも…」
「寝床が無いんだろう?それに先ほどの怪物がまた現れるかもしれない。君に居て貰えると心強い」
確かにそうだ。またいつアンデッドが現れるかわからない
「でも俺お金もってないですよ。」財布の中身を見る。27円。
涙が出てきそうになった。
「ああ、お金はいらない君には教師か生徒になってもらおうと思う」
なるほどしかし教師免許なんてもってないので生徒一卓のようだ。
「学校なんて久しぶりだなぁ…」
「普段は生徒として、IS操作の授業には君の戦闘能力を買って生徒達に教えてもらおうと考えている」
先生かぁ・・・ 聞いた所ISはあくまで兵器ではなくスポーツの一部として授業になっている。
俺の用に完全に戦う…相手を倒す術は教えたくない気はする
「まあ無理強いはしない。ゆっくりかんが「お願いします!」」
3食付き、しかも寝床ありで断る理由が無い。それにアンデットの件もあるしな…
「そうか それは良かった。遅くなったが・・・」
「ようこそ!IS学園へ!」
おまけ
「では早速一真の部屋の場所に案内する。ついてきてくれ」
ついていこうとしたそのとき、何もない所なのにつまずいてしまってバランスを崩してしまった。
「あっ…!」
声を出した時はもう遅い
二人を押し倒すように倒れてしまった・・・
「ん?柔らかいものが…」
モミモミモミモミ
「あんっ」
「いつまで揉んでいるこの馬鹿者!!」
バチーン!!
………
……
…
部屋についている鏡に写る自分を見る。
「死ぬかと思った…いや死なないけどさ…」
一真の顔に見事な紅葉が出来ていた。
怖かったなぁ千冬さん
お姉さんって感じだからすぐ機嫌直してくれると思うんだけど…
「一真いるか?入るぞ」
千冬さんの声だ
「はーい」
どうやら機嫌を直してくれたみたいだ。
「一真お前には1週間でこの本の内容を把握してもらう」
辞書の様な本を渡された。
「一週間でこれって…無理ですよ!」
「お前なら出来る。なんせ男でISを動かしたんだからな。」
「こんなことになるならISなんて触らなければ良かったよ…」
「ではそろそろ消灯の時間だ。きちんと休めよ。」
「まって千冬姉!」
とっさのことで姉呼びしてしまった。
「姉?まあお前に好きな用に呼べ。ただ学校では先生と呼べよ。一真」
そういい部屋から出てしまった。
「人とこんなに話したのなんて久々だな……寝るか」
疲れていたのか1分もしないうちに寝てしまった。
やっと導入部分が終わった…ちょっとここまでくどかったかも知れないですね。
01ではセリフの左に誰が喋ってるか分かりやすいように名前を書きましたが
02からは別に書かなくても良いと思い書きませんでした。
戦闘シーンとか少し飛んでる所は脳内で補足してください(-_-;)
上の本編にも書いていますがISを動かしてしまいましたね。
オリジナルISも使わせるかライダーシステムだけを使わせるか悩んでます。
次の話はやっとアニメで言う所の1話の転校生部分です。