幼馴染との爛れた日々 作:猫屋敷てん
急な話だが、私には一人の幼馴染がいる。
そこで大立ち回りをしているのが私の幼馴染。
サッカー部ではなく、ただの助っ人。特段練習などしていないのに大活躍。なんて奴だ。
「きゃー。但馬先輩!」
「かっこいいー!!」
観戦席から聞こえる黄色い声援。それを一新に受ける空也。ほんといけ好かない。ムシャクシャする。
ただちょっとカッコよくて優しくて……それだけ。ベッドの上じゃ凄い意地悪なの知らないのだろう。ベッドの上の空也をみれば、全員手のひら返して離れていくに決まっている。あの空也を受け入れられるのは私しかいないのだ。そう考えると、イライラしていた心がすっと晴れる。
黄色い声援を受ける空也を尻目に、私は帰り支度を始めた。
◇
交友関係が薄い私は、学校が終わればすぐに帰る。しかし帰るのは自宅ではなく、お隣の空也の家だ。
合鍵で中に入り、我が物顔でソファに身を沈める。
この家、もはや私のセカンドハウスと言ってもいい。幼い頃からずっと行き来して、私の私物もいっぱいある。これは一重に私の親がミニマリストであるからだ。
家には物がほとんどない。対照的に、空也の家にはいろんなものがあった。だからいつの間にか空也の家で過ごしていて、気づけば私の家は寝るだけの場所と化していた。
そんな私も両親の血を継いでいるのか、物が散らかってるのがなんか嫌だ。
ソファに寝転がりながら、私はため息をついた。
「んぅ、また服ぬぎっぱ」
少々ズボラなところがある空也は、ソファにシャツを放置していた。大方朝、着替える時に洗濯籠に容れずソファにポイっとしたのだろう。しかたのない奴だ。
「……やっぱ、おっきいじゃん」
広げてみれば、空也の服は大きかった。まああいつがでかいから、服がでかくなるのは必然か。同じ空間で育ったはずなのに、この差が何なのかもんもんとしながら私は服を回収する。
「すん、すん……。あいつのにおい」
なんか落ち着く。あとドキドキする。相反する感情が浮かんだ。
「……はぁ……空也」
「呼んだか?」
「っ!?!?!?!?」
声にならない声が出た。背後から突然聞こえてきた。空也の声。とっさに服を隠そうとするが遅かった。
「俺の服抱きしめて……なにしてんだよ」
「ず、ずぼらなあんたに変わって、洗濯しようと」
「それにしても……俺の服嗅いでなかった?」
「そ、そんなわけないでしょ!!」
「……そうかー。まあいいや」
致命的な場面は見られていなかった様で、ほっとした。なんて危険なものなんだろう。私は空也の服を投げ捨てる。
「早かったわね」
「ん? ああ。勝ったからな」
「そ。黄色い声援一杯受けて。さぞ気持ちよかったでしょ」
ちょっとトゲトゲしい言い方になる。あの女たちの声を思い出すと凄いムカムカした。
「あー。……一番応援してほしい人がしてくれなかったから、そうでもない」
「誰よそれ」
「志乃」
「えっ!?」
何んとなしに言われて、ビクっと震えた。徐々に言葉を理解して、ニヤニヤが止まらない。しかしそんな事気づかれるわけにはいかないので、私はポーカーフェイスを意識する。
「ふ、ふ~ん。私の事大好きなんだ。元カレさん」
「そうだよ。元カノさん」
「うぐっ」
直に認められるのが一番つらい。濁りなき純度百パーセントの好意がこんなに心を締め付けるなんて思わなかった。
「恥ずかしくないの?」
「なんでだ? この前お前に暴かれて、今更だろ」
「……そうだけど」
確かにさんざんからかって、暴いてやったけど。……もう少し取り繕うとかしないものか。調子狂う。
「まあ別に良いじゃん。それより今日のご飯どうする?」
「……麻婆豆腐。材料あるし」
「おう。じゃあ俺はそれ以外作るわ」
「ん……」
夜ご飯は基本的に一緒に作って一緒に食べる。二人共、親の帰りが遅いためそれが楽だし安上がりだ。
その後は特に会話はなく、個人個人好きな事をする。夜ご飯も二人でキッチンに立っていつも通り作る。お風呂もじゃんけんで決めて適当に入った。
そして夜――私の目の前で、空也が土下座していた。
「……なにしてるの?」
綺麗な土下座だ。なんでも許してしまいたくなるほど。まあ何を言いたいかは薄々理解している。グリグリと頭を踏みながら、空也の言葉を待った。
「ヤらせてくださいっ!!!」
「やだ」
空也の魂の叫び。私は即却下する。するとこの世の終わりみたいな顔をする空也。
なにをやらせてほしいのか。そんなの決まっている。
「し、志乃さまっ。お願いします。あれから三週間。あの時の事を欠片も忘れた事はございません」
「そー」
「あの日の夢を、もう一度っ!」
「自分でシコれ」
空也の頭を踏みつけながら、私は言った。まったく、私の体をなんだと思っているのだろう。頼まれたからといってシてあげる様な安い女ではないのだ。
あの日ちょっとムラムラして一度だけ許したが、この三週間、一回も体を許してはいない。
最初は次はいつ誘ってくれるのかとわくわくしていた空也。一週間経って、それとな~く聞いてきて。二週間目で土下座をするようになった。私に夢中になっている空也を見るととてもゾクゾクするが、それはそれ。
「自分でっ。シコれねえんだよおおおおお!!!」
「はぁ?」
「自分の手じゃどれだけやっても気持ちよくない。最高のオカズを用意しても、志乃との一晩がチラつく。俺は、自分じゃ抜けない体になってしまったんだ」
「ふ。ふ~ん」
それは悪い事したかも、という気持ちと、言いようのない優越感が沸き上がる。
私がいないとダメなのだろう。まったくこまったものだ。
「ま、まあ。そんな理由があるなら……」
「良いのか!?!?」
「……ゲームしよ」
「ゲーム?」
「最近買った、レースゲームあるじゃん」
「ああ。あれか」
髭を生やした配管工がレースをするゲーム。世界中で人気なやつだ。
「あれで三回連続で一位取ったらシてあげる」
「なるほど。分かった。すぐやろう」
空也は得意げな顔だ。こいつはゲームも得意といういけすかない奴。三回連続一位など余裕だろう。
だけど、そう簡単に私が体を許すはずがないのだ。
さっそくゲームを起動し、非常に真剣な顔でカートとキャラを選ぶ。ここまで真剣な空也はひさしぶり。それだけ私としたいのだろう。ふふん。
全てを選び終えた空也は、カウントダウンと共に走り出す。順調な滑り出し。完璧なカートコントロールだ。
「よし。順調だ」
「ふーん……」
一位独走状態の空也。私はその背後に、移動する。
「えいっ」
そして空也の頭に、胸を押し付けた。
「ぶっ!?」
驚き故か、あっというまにダートに突っ込む空也。そしてビュンビュン抜かされていつの間に下位に転落。
「な。なにするんだ!?」
「べつに~。私はそう簡単に手に入らないってだけ」
「っうぐぐ」
私を無視してゲームを再開しようとする空也。しかし操作がおぼつかない。
私はブラを外しているため、薄いパジャマ越しに柔らかい胸がダイレクトに伝わるだろう。エッチな空也が無視できるはずがない。
「でかくなりやがって」
「なに~?」
「なんでもないっ!!」
なんとか調子を取り戻そうとする空也。しかし、軌道に乗ったところで背後から力いっぱい抱きしめながら胸を押し付ける。これだけで動揺して操作できなくなるとは、空也はなんて馬鹿なんだ。もっと虐めたい。
「ぐ、き、気にしない。気にしない」
「気にしなくていいの? おっぱいぎゅーって押し付けるの、もうないかもよ?」
「っ……ぐぐぐぐう」
「ふーっ♡」
「っ!?」
耳に息を吹きかければ、空也の何かがプツンと切れる音がする。
そっとコントローラーを地面に置くと、私に向き合った。
「揉ませろ」
「一位三回取ったらね?」
コントローラーを置いた空也に勝ち目はない。私はそっと離れて、空也を見下ろしながら得意げに言った。
「……くそっ。もう俺の後ろに立つなよ?」
「ま、いいよ」
私は空也から離れる、これで一位を取れると思ったのかまた画面に向き直った。
無理矢理襲えば抵抗なんてできない力の差があるのに、律儀に約束を守ってくれるのは空也の好きなところだ。空也の事は大好きだが、簡単に体を許すかはまた別の話。
私はそっと空也の前に回る。
「おい、何をしている」
「別に~」
画面が見える様に空也の前にしゃがむ。そしておもむろにズボンからおちんぽを取り出した。
「……何をやっている」
「別に~。ちゅっ♡」
「っ」
亀頭にキスをすれば、ビクっと震える空也。それと同時に崖から落ちて回収される音が聞こえる。
「ふーっ♡ はやく一位にならないと、おちんぽ寂しいよ?」
「だーかーらー。お前が妨害してくるから取れないんだよ」
「ふ~ん。ちょっと密着したりキスしたぐらいで心乱しちゃうんだ」
悔しそうな顔をする空也を上目遣いで眺めながら、裏筋をペロペロと舐める。
ここまですれば、もう空也はゲームを続ける事ができなかった。
「……咥えろ」
「や~だ♡ ちゅっ♡」
たっぷり馬鹿にしながら断って、ちんぽを元に戻しておく。
すると空也は凄い顔をして、私を見ていた。
「……そうか。……そうだよな」
何かを悟った様な、そんな顔。もう一度コントローラーを手に取り、空也はゲームを再開した。
そんな空也にうすら寒いものを感じながら、私は恐る恐る妨害する。だが、効かなかった。
胸を押し付けても、耳ふーしようと、抱き着いても。何をしても空也は反応しない。悟りを開いたのか。恐怖に身をよじれば、ついに空也はコントローラーを床に置いた。
「よし。三回一位だ。約束は守れよ」
空也は数多の妨害に屈さず、見事に一位を取った。
「な、なんで。効かないの?」
「そりゃ、あそこで気を取られちゃ志乃を抱けない。だが勝てばいくらでも好きにできる。それに気づいただけさ」
「……当たり前じゃん」
「そうだな。今の俺はちょっと無に近づいてるかもしれん。これも、お前を好きにするためだ」
私は壁に追い詰められた。ただでさえ身長差ゆえいつも圧迫感があるのに、血走った目をしている今の空也はさらに覇気を感じる。
「正気でいられると思うなよ」
ひょいっと、空也にお姫様だっこされた。逞しい腕に抱かれて、もう逃げる事はできないだろう。私はこの雄にメチャクチャにされる。
それにどうしようもなく期待する雌が、たしかにここにいた。
◇
「はぁ、ん♡ 触り方、いやらしい♡」
服をはぎ取られた私は、ベッドの上で空也に後ろから胸を揉まれていた。
大きな手のひらでむちゃくちゃにされる。荒々しいけど、とっても優しくてやらしかった。
「いやー。凄いな。最高のおっぱいだ」
「ん、あぅ♡ やぁ、っ、んあ♡」
たぷたぷ♡と揺らされたり、乳首をネチネチと責めたり。
空也以外ならとっても不快な触り方だ。私の胸に夢中になっている空也を見ると、心がゾクゾクと震える。そしてお尻にあたっている硬い物に、胸の高鳴りは止まない。
「いったいいつのまにこんな大きく……」
「あんたと別れた後っ♡」
「なるほど」
多分、空也を振った後、私はずっと忘れられなかった。ずっと恋焦がれていた。そしたら急に胸が大きくなってしまった。
多分これで誘惑してもう一度くっつけと、そういう事だと思う。なんと浅ましい雌だ私は。
「なあ、キスして良いか?」
「っ……。ダ、メ! ダメに決まってる」
「そうかー。残念だ」
「っぅ♡」
そう言いながら、私のクリトリスをきゅっとつまんでくる。それで軽くイった。
「キスは、恋人がするものか?」
「そ、う……。はぁ、はぁ♡ あんたなんか、ただの幼馴染だから」
「そうかそうか。今からセックスする幼馴染だな」
キス。キスだけはダメだ。胸を揉まれながらベロチューなんてしたら絶対堕ちる。空也の性奴隷になる。おちんぽに飼われる雌豚になってしまう。それだけは。それだけはダメ。なんのために空也を振ったのか分からなくなる。
「お、メッチャ濡れてるじゃん」
「ちょっとっ……、まっっ♡」
「いやだ」
空也の太い指が私のおまんこに侵入してきた。グチュグチュ♡と遠慮なく、けど優しくかき回す。指先がGスポットに擦れるたび、私はもれる声を必死に噛み殺した。
「はぁ♡ あ、ん。もう、ダメ」
「志乃はほんと可愛いな」
「こ、のっ♡ し、死ね♡」
「お前がイキ死ね」
「おごっ♡♡ イくぅぅぅぅっっ!!♡♡」
Gスポットとクリトリスを同時に擦られ、私はあっけなくイった。
信じられない快楽の波が脳を揺さぶる。ふわふわと夢心地で、気持ち良すぎて分からない。
「はあ、んぅ♡ あ、ぃう♡」
息が乱れる。多分快楽でトロけた、雌顔をさらしているだろう。だけど取り繕う余裕もない。空也にもたれかかって、快楽の渦に浸った。
「十分ほぐれたな。じゃあ挿れるぞ」
「ふぇ?」
「セックスするぞ」
「まっ!」
「待たない」
私の言葉を聞かずに、ずぶっ♡と空也のちんぽが入ってきた。
「あ、お¨ぅ♡」
イったばかりの敏感な膣を我が物顔で蹂躙し、ちゅっ♡とポルチオにキスするデカチン。ただいれられてるだけで、私は軽くイった。
「動くぞ」
「あぅ♡」
耳元でささやかれ。背後から抱きしめられる。私はもう、逃げられないし逆らえない。コクっと小さく頷くだけだ。
「おらっ」
「あ¨っっ¨――♡♡」
空也の一突きで、正常な思考はどこかへ消えた。脳をビリビリと揺さぶる快感が、全てを洗い流す。
――ぱんっ、ぱんっ♡♡ぐちゅぅ♡♡ぐ~りぐりっ♡
気持ちい場所全部に空也のちんぽがあたった。カリ首がゴリゴリと膣壁を蹂躙し、自分専用だと誇示する様にマーキングする。
子宮は完全に降りていて、浅ましい私の卵は子種をねだっておちんぽに媚びへつらった。きゅうきゅうっ♡と頑張って締め付けて、気持ちいいお射精をしてもらおうとご奉仕する。おちんぽ様の雌だと、ただのオナホで良いからと全身全霊で示した。
「すげえ締め付け。子宮に直接だな?」
「あ、ん♡ そ、そう。おまんこ、奥っ♡ 一番奥にびゅーっびゅーって♡♡」
「そうかそうか。でも、キスしながらならもっと気持ちいぞ」
「キ、ス♡?」
そこで、わずかに残った私の理性が無意識のうちに口を動かす。
「だ、ダメ♡ キスだけは、ダメ♡♡」
「そうかぁ」
キスなんてしたら本当にダメになる。絶対気持ちいけど、気持ち良すぎてもうダメだ。ラインを越えてしまう。
だというのに、私の口は無意識にあり得ない事を言った。
「でも♡ 舌エッチならいいよ?」
「へっ?」
「ん~。れろ、えぁって♡ 舌からめて、ピチャピチャする♡♡」
「なるほどな。舌エッチなら、キスじゃないって事だな」
「そう、んっ♡ちゅぅ、ぱっ♡あ、れろぉ♡」
理性のとけた雌顔を晒しながら、私は空也の舌を舐めまわす。
精一杯舌を動かし、空也の舌に絡める。何年ぶりかのキスはあまりに気持ち良かった。
「ちゅぱっ♡ちゅぽ、ちゅぷぅ♡もっと、舌らして♡」
「っ志乃の方が夢中になるのかよ」
「ん。ちゅぅぅぅ♡ぱっ♡……ん、あぅ♡ んんん¨♡♡!!」
ギリギリで唇を死守する舌エッチ。だが上だけじゃない。下のおまんこでも、私は責められている。
全身が空也に包まれ、舌と子宮を責められる。もう何度イったかは覚えていない。だが今までをはるかに凌駕する波が、すぐそこまで来ていた。
「っ、そろそろ。出すぞ」
「出して……♡ おまんこ、種付け♡♡」
「っ、出る!」
――ドビュッ! ドビュルルルルルルルルルルっっ♡♡ どびゅっ、びゅーっ♡
「ああぁ¨お¨い、ぐぅぅ――♡♡♡」
空也の射精と同時に、信じられないほどの快楽が押し寄せた。
背後から抱きしめられているため、逃げる事もできない。空也に包まれたまま、脳が焼き切れるかと思うほどの快楽に、従うしかない。
何分経ったのか。あるいは何十分、何時間。時間の感覚はもうない。気づけば空也と一緒にベッドに倒れこんでいた。
「ん、ぁ♡すごい、きもちい♡……絶対、赤ちゃんできた」
「……赤ちゃんはできないぞ?」
「ふぇ?」
「ゴムしてるからな」
そう言って、ズルっ♡と私の膣から空也のちんぽが引き抜かれる。そこには、大量の精液が詰まったゴム付きちんぽがあった。
「ん、そっか……でも生が良かった」
「ゴムつけろって言ったのは志乃だろ?」
「やっ。なま♡ 生がいい! 精子感じたい。空也との赤ちゃんほしい……」
「あー。……ほんと志乃ってかわいいな」
「ん……」
ぎゅうっと、空也が抱きしめてくる。その抱擁にふわふわした私は抱き返す事で答える。
「今日は、もう寝るか」
「ん。へへ。空也、好きい」
「俺も。愛してる」
空也と抱き合いながら、この日は眠りについた。空也とのセックスは気持ち良すぎる。やはりダメになるから自制しないと。そう、欠片の理性が木霊した。