幼馴染との爛れた日々 作:猫屋敷てん
女心と秋の空。古来より語られた言葉にある通り、彼女たちが何を考えているかなんて考えても無駄なのかもしれない。あるいはそんな無茶苦茶なものも考えないといけないのかもしれない。
そして
普段はツンツンと生意気な巨乳チビだが、ベッドの上だととても可愛く素直な一面を見せてくれる。
そして今日もまた、新たな一面を見せてくれた。
「……どうしたんだ? ソファにうずくまって」
「うるさい……」
志乃がドスの利いた声で返事をする。ソファにうずくまり、激しい自己嫌悪に陥っていっているようだ。
「なんか悩みが?」
「うるさい」
「俺でよければ聞くぞ」
「うるさい」
「志乃?」
「だあっっーーー!!!! うるさいって言ってるでしょっ!!」
辺りをウロチョロしながら話しかければ、ついに志乃はぶち切れる。ソファに立ち上がり、俺にとびかかってきた。
「おっと。どうどう」
「うぐっ」
俺はとびかかってきた志乃を抱き止めて、そのままソファに座って膝に乗せる。
するとジタバタと暴れるがまったく痛くない。非力な奴だ。
「うぅ。離して!」
「やだ。なにそんな悩んでんだよ」
「離して。そしたら教えるから」
「りょーかい」
そこまで言われればとパっと解放すれば、すぐに逃げ出した。まるで猫みたいなやつである。
「で、何悩んでんだよ」
「……昨日の。夜の事覚えてる?」
「もちろん。たっぷり楽しんだよな。抱き合って眠りに落ちたじゃないか」
「そっか。……覚えてるんだ」
そうつぶやくと、志乃は部屋の隅にあったバットを握った。嫌な予感がした。
ぶんぶんと振りながら、何かを確認している。俺はなぜか身震いする。
「じゃあ何度殴ったら、記憶って消えるかな?」
光の灯らない瞳で、志乃は笑った。俺は逃げ出した。
◇
これでも志乃とは長い付き合いだ。伊達に十何年幼馴染をやってない。故に志乃がなぜバットを振り回しながら追いかけてくるか、手に取るように分かった。
「くそっ。別に隠す事でもないだろ。昨日の志乃、めっちゃ可愛かったぞ」
「わああああああああああ!!! 死ね昨日の私っ。無理ならあんたの記憶を抹消するから!!」
「うおっ。あぶな!」
マジのガチで俺の記憶を消そうと追いかけてくる志乃。フルスイングのバットは当たれば間違いなく馬鹿になるだろう。
もちろん運動不足のチビのバットなど当たるはずがないのだが、避け続けるのもしんどい。
「くっそ。逃げるが勝ち!」
「あ、待てっ!!」
俺は玄関へと走る。素早く靴を履き、颯爽と外へ逃げ出した。
追いかけようとした志乃だったが、オーバーサイズのTシャツ一枚で、バットを振り回しながら外に出るのは世間体が悪いのか、罵倒のみが遠吠えのように響いた。
「はあ。そんな、恥ずかしがることかねえ」
乙女心は分からない。俺にしてみれば昨日の志乃は世界一可愛かったし、今さら好意を隠すこともない。難しい問題だ。
しかしそんな志乃に惚れたのが俺。上手いこと付き合っていくべきだろう。
「ずっと大好きなんだけどなあ。俺は」
小学生の時からだし、別れた後も好きだった。その後の険悪な時も、少し仲直りできた時も。ずっと志乃が好き。
告白されても全て断るぐらいには志乃が好きだ。
だが志乃は俺の事をもう恋愛対象として見ていないだろうと諦めていた。しかし、どうやら志乃も俺の事が好きらしい。
だからもっとイチャイチャしたいのだが。分からないものだ。
もうバレたなら隠す事もないと俺は思う。だがそれが志乃だからしかたがないのだろう。
「お、たい焼き。買って帰るか」
深くと考えながら歩いていたら、ふと商店街の方に来ていた様で、たい焼き屋が良い匂いを漂わせながら呼び込みをしている。
志乃のご機嫌を取らないといけないので、好物であるたい焼きを買っていく事にする。
「まいどー」
「ありがとうございます。っと」
買いすぎて袋から溢れそうなたい焼きを一つ口に運び、俺は時計を見る。
「まだ早いかな」
「何が?」
「家に帰るの」
「そう」
「ああ。志乃が怒りを抑える…………!?!?!?」
ふと横から、聞き覚えのある声がした。最愛の人の声。俺は壊れたブリキのおもちゃみたいにそっちを向く。
もちろんそこにいるのは、ショートパンツにパーカーと動きやすい恰好の……。
「志、乃……?」
「さっきぶり。よくも逃げ出してくれたわね」
「…………」
にっこりと笑う志乃。この状態の志乃は非常に危険だ。目に見える怒りから、笑顔、そして無表情と危険度が上がる。
そして俺はあふれんばかりのたい焼きを抱えているため、逃げられない。
「ていっ」
「いたっ!!!!」
げしっと脛を蹴られる。俺は涙をこらえた。
「や、やめろ。俺が悪かった。昨日の事は全て忘れるからなにとぞー!!」
「……はぁ。別に良いから」
「へ……?」
「空也は悪くないし」
「じゃあなぜ蹴られた」
「八つ当たり」
なんと横暴な幼馴染。今更暴力キャラは流行らない、ベッドの上で分からせないと。
「……なんか変な事考えてない?」
「いえまったく」
するどいところを見せる志乃に、慌てて取り繕う。
「あ、たい焼きどうぞ」
「ん、」
一緒にたい焼きを頬張りながら、並んで歩く。
その間には少しの沈黙があった。俺はなにか話すべきかと思案するが上手い言葉が浮かばない。そんな沈黙をやぶったのは志乃の方だった。
「なんで、あんたのこと振ったのか分かる?」
「えっ……?」
突然の質問。だが俺が一番知りたかったことだ。
「いや、まったく」
「そう」
振られたあと何度も考えた。だがついぞ理解できなかった事だ。
喧嘩もなかったし、仲良くしていた。なのに中学の終わりぎわ、突然俺は志乃に振られたのだ。
「……あ、あんたの……」
「俺の」
「……すぎるから」
志乃は消え入りそうな声で言う。
「えっ?」
小さすぎて聞き取れなかったため、聞き返す。
そうすればしばらくもじもじと居心地悪くしたあと、意を決したように口を開いた。
「っあんたのチンポが気持ちよすぎるから」
「……えっ?」
理由を聞いても理解できなかった。だが冗談を言っているわけではなく、顔を真っ赤にして志乃は真実を言っている。
「付き合ってた頃、毎日してたでしょ」
「まあそうだな」
セックスを覚えた中学生など質の悪いもので、俺たちは毎日猿の様に盛っていた。
今思い返せばやりすぎだろうと思ってしまうが、二人ともハマっていた。
「あんたはどんどん上手くなって……私は抜け出せない快楽の沼に嵌っていった。あんたのチンポなしじゃ生きていけない。それぐらい依存してたの」
「……そうだったのか」
だがそれと同じかそれ以上に、俺も志乃に溺れていたのだ。
今思い返しても、志乃の体なしじゃ生きていけないほど俺も依存していた。
「このままじゃマズイって思って振ったの」
「なるほど。……多分、それは正解なんだろうな」
あのまま行っていたら、互いに溺れて依存して。不健全な関係になっていたかもしれない。
それはとても悲しい事だ。
「そ。でもそろそろ大丈夫かなって。……セーブできるかなって。でもやっぱ無理。気持ち良すぎる。ぜったい、また溺れる」
そうだろう。俺もそうだ。さらに極上となった志乃に俺もまた溺れそう。
志乃は大好きだが、快楽に溺れて。体だけの関係になっていく事への恐怖が湧き出てきた。
「でも、俺は志乃が好きだ。それは変わらない」
「わ、……私も」
「っ……俺はもっと」
「私だって。ずっと、好きだし」
「俺は幼稚園からな」
「私は出会った時から」
「俺は別れた後も忘れた事はなかった」
「私なんてずっと思ってたし」
互いにどれだけ相手が好きかという事で張り合う。
そんな馬鹿みたいなやりとりが楽しくて。
「ぷっ」
「あはは」
互いに、笑った。
「あー。やっぱ志乃が好きだわ。そして好きな人とセックスしたいってのは自然な事だろう?」
「……そうね」
だが、また快楽に溺れてコントロールできなくなるのは嫌だ。
「というわけでベッド行くか」
「……は?」
「溺れるのが嫌なら……特訓すれば良い!」
「つまり?」
「快楽に対する耐性をつけるため、セックスで特訓だ!」
俺は無茶苦茶な事を言った。だが志乃は反対しなかった。俺たちは家へ直帰した。
◇
「はあ。……あんたが馬鹿な事は分かってたけど。……それに乗っちゃう私も馬鹿だった」
ベッドの縁に座り、ため息をつく志乃。
流されるままに俺の部屋まで来たが、冷静になって少し後悔しているらしい。
「失礼だな。俺は馬鹿じゃないぞ。溺れたくない。だから特訓する。至極当然だな」
「……特訓と称してセックスに溺れる未来が見える」
「大丈夫だ。俺たちを信じろ!」
俺は欲望でキラキラした瞳で志乃にサムズアップする。それに志乃はため息をつき、ついに諦めたらしい。
「そうね。本心じゃまるで抵抗してない私に嫌気がさすけど」
「おっ。素直になっちゃって」
「調子のんな!」
そう言って、立ち上がる志乃。
付き合っていた頃は、ここか志乃のベッドで毎日の様にヤっていたのを思い出す。ほんとあの頃は猿より盛っていた。
俺が思い出に浸っていると、志乃がベッドを指さす。
「始めるわよ。ほら、服脱いでベッドに寝て」
「なんだ。志乃もノリノリか?」
「調子のんならもう二度とやらないけど」
「申し訳ありません」
イラっとした表情をする志乃にビビリ散らかし、俺はすぐさま全裸になってベッドに寝転がる。
それを尻目に、志乃はゆっくりと服を脱いでいく。
俺を興奮させるためか、ゆっくりと誘う様な脱衣だ。
Tシャツを脱げば、ぷるん♡と良い音を立てて志乃のおっぱいが現れる。
小さな体には不釣り合いな巨乳だ。
柔らかく、ハリがあり、俺の手でも握り切れない。
そんな胸が誘う様に揺れれば、俺のチンポも天を貫くほどのフル勃起だ。
「んっ。やっぱデカ」
ショーツを脱ぎ、産まれたままの姿になった志乃はそう言いながら俺の足の間に正座する。
「うぅ。これ、挿れるの?」
「たくさん挿れてきただろ」
「……そうだけど」
志乃はチンポの根本を掴み、ゆっくりと上下に動かす。
小さく柔らかい手による動きは、俺の興奮をかき立てた。
「……あんたは動かないでよ」
「もちろんだ」
これは快楽になれるための特訓であり、やましい気持ちなどないのだ。ほんと。
俺は動かず、志乃が自由に動いてお互い徐々になれていく。そういうプランだ。
「んぅ……♡」
慣れた手つきでコンドームを付けると、志乃は亀頭をゆっくりと挿れ、甘い吐息を漏らす。
すでにトロトロになったおまんこは、俺の形を思い出すかの様にスムーズに亀頭を咥えこむ。
そのままゆっくりと挿入していけば、志乃の膣壁はもう離さないとばかりにきゅうきゅうと絡みついた。
「――っ♡」
このまま無事に最奥にたどり着くかと思ったが、亀頭とポルチオが接触した瞬間、志乃は大きく体を震わせた。
「あっ♡ っぅ♡ ……♡♡♡」
必死に声を押し殺す様に、だが甘い声はもれるし、体がビクビクと震えるのは隠しきれない。
「はぁ、はぁ♡ ……はーっ、はーっ♡♡」
「大丈夫か?」
「んぅ……イって、♡ イ、イってなんかないから♡♡」
「そ、そうか」
俺の胸に手をついて、必死にそう言う志乃。
だがその様子から嘘である事などまるわかりだ。とはいえ指摘して怒らせて、もうやんないなど言われたら泣くので、俺は納得する。
「ふーっ♡ ふーっ♡ あぅ♡」
ゆっくりと動き出す志乃。
痙攣した膣壁は心地よく締め付けてきて、かくいう俺もあっという間に射精してしまいそうだ。
ゆっくり、小さな動き。それが普段とは違う刺激となる。
ぷるぷると揺れる胸は眼福で、粘膜と粘液が結合する音はとても卑猥。
「あんっ♡ あ、うぅ♡♡ 気持ちいとこ、全部、あたる♡」
これはあくまで訓練。快楽に負けず、己を保つための特訓だ。
しかし、もうそれは崩れようとしていた。頬を上気させ、とろんとした瞳で必死で腰を動かす志乃。
快楽をむさぼる様に、腰の動きは激しくなる。
巨乳は大きく揺れ、結合部からぬちゅっ♡ばちゅっ♡という淫靡な音が、部屋中に響き渡った。
「はぁ、はぁ。くっ志乃」
「んぅ♡ あっ、やんっ♡」
俺の限界も近づいていた。気づけば互いに手を握り合い、見つめあう。
志乃の瞳は、快楽に濡れながら俺を見ていた。
「イクっ♡♡ んぅぅぅ♡ グぅ♡ ――ああぁぁっ♡♡♡」
大きく奥を突き上げた瞬間、志乃は大きく痙攣すると甘い嬌声を部屋中に響かせる。
それと同時に、俺も大量の精液を志乃の中で発射した。
「うおっ。でるっ!」
「あ、あつい♡ ん、……♡♡」
――ドビュっ。ドビュッ。ビュルルルルル!!
ゴムの中にあふれ出る大量の精液。それを感じる様に、志乃は呟く。
そして体力が尽きた様に、志乃は俺の胸に倒れこんできた。
ビクビクと体を震わせながら、頬を上気させ、すりすりと胸に頬ずりしてくる。
「志乃、……大丈夫か?」
「ん、♡ もっと、しよ♡」
志乃の性欲と体力は尽きる事がないのか、ゆっくりと起き上がると己のおまんこから、ズルズルとチンポを引き抜く。
「まだ、硬いね♡」
ニギニギと硬度を確認すると、ゴムを外す。
「んちゅっ。れろっ、ん、こくっ♡」
そして志乃はゴムの中につまった大量の精液を舌の上に流し込み、ゆっくりと咀嚼しだした。
まるで珍味を口にしたように、恍惚とした表情で志乃は飲み込んでいく。
ゆっくりと全てを味わった志乃は、空になったゴムを雑に放り投げるとベッドに手をついてお尻を俺に向けた。
「ん、今度は、空也が動いて♡」
「あ、ああ」
快楽に対する訓練という名目はすでに消えていた。
ここにいるのは性欲に負けた、雄と雌だけだ。
「ナマで、やろ?」
「っ……。そうだな志乃」
明らかに判断能力が鈍っている。性欲に己を塗りつぶされている。
だがもう俺たちは、止まれない。
志乃の細い腰を掴むと、ゆっくりとバックの体位で挿入していく。
「あっ♡ き、た……♡♡」
浅い場所を亀頭で少し擦っただけで、ビクビクと体を震わせる志乃。
これで、一番弱いポルチオを刺激したらどうなるのかとワクワクしながら俺は奥まで挿入した。
「あ¨♡♡♡ うぐぉ♡イグ♡ヤバい♡♡ッッッ♡♡」
思いっきりポルチオをつけば、声にならない声を上げながら体を震わせる志乃。
小さな体で思いっきり快楽を受け止めながら、バルンバルンと乳を揺らした。
「っ。志乃っ!」
「空也っ♡♡」
亀頭とポルチオが濃密に接触するたびに、尻や柔らかな場所が波打つ。
志乃は小さくイっているのか、痙攣する膣がきつく締め付けてきた。
「ああ゛――♡♡お¨、イグぅ゛♡♡♡」
志乃の膣がきつく引き締まる。それと同時に、俺の射精感もこみ上げてきた。
「
「キ、て♡一杯、中、出して♡♡」
俺は一番奥に押し付けると、思いっきり志乃の中で欲望を解き放つ。
――ドボッ、ビュルルルルルルっ!!!
「イグウウゥゥゥゥッッッツ♡♡♡♡」
二回目とは思えないほど大量の精液は、志乃の中を蹂躙する。
確実に子供ができるほどの精液の発射と共に志乃もここ一番の絶頂を見せて、ベッドに倒れこんだ。
ゆっくりとチンポを引き抜けばビクビクと全身を痙攣させ、股から大量の精液をあふれ出す志乃。
それを見て、ふと冷静になった俺は思った。
「……結婚するか」
「んっ♡♡子供、いっぱい作ろ」
志乃も、消え入る様な甘い声でそういう。
まあいつかやる事であるならば今やっても良いだろう。賢者タイムを迎えた俺は、酷く冷静にそう思った。
そして志乃を抱きしめながら眠りにつくのだった。