幼馴染との爛れた日々 作:猫屋敷てん
「志乃、明日一緒に旅行行こうぜ」
俺が勉学に精を出す志乃にそう言ったのは、季節が秋に差し掛かろうという九月頃の事だった。
大学への進学を目指している志乃は、三年の秋となる今は多くの時間を勉強に当てている。志乃の頭であれば余裕だろうが、何事も油断しないのが志乃の良いところ。
そんな志乃に旅行に行こうと言えば、志乃は何言ってんだこいつという目で俺を見た。
「なに? ムラムラしてるんだったらそう言って」
「いやなぜそうなる。俺は普通に旅行に行こうという話をしてるんだよ」
「あっそ。一人で行って来たら。私忙しいから」
取り付く島もないとはこのことだろう。
最近は暇があれば勉強をしている志乃にとって、俺の提案は馬鹿としか言いようがない。
「しかしなー。勉強も良いけど、たまには息抜きも必要だぜ。一泊二日で良い所があるんだよ」
「……勉強があるから」
「そこをなんとかー」
俺はここで土下座を発動する。こうすればなんでもお願いを聞いてくれる……はずなのだが、志乃は鼻で笑うだけだ。
「はぁ。なに? 旅行にかっこつけて私とヤりたいとか?」
「ああいや。もう高校生活も終わるというのに、俺達ろくに思い出がないだろ? 最後に志乃と思い出作りがしたい。それだけだ」
「……その言い方は、ズルい」
土下座は効果がなかった。しかし素直な思いは志乃に効果抜群だ。
思い出を作りたいというのは本当だ。高校時代は気まずい時期が多く、禄に思い出がない。しかしそれ以上に、志乃に息抜きをしてほしかった。
張り詰めた様に勉強勉強。受験期のストレスに苦しむ志乃を見てられなかった。
「もー。分かった! 行けば良いんでしょ行けば」
「ありがとう志乃! 早速今度の土日に出発だ」
「……明日じゃん」
「そう! 思い立ったが吉日。準備するぞー!」
「あんたのそういうとこ……」
そこで言葉を切ってため息をつく。これでも長い付き合いだ、諦めているのだろう。俺も志乃もそうだ。諦めて相手を受け入れる事も、付き合っていく上で大切だ。
「まあ、一泊二日だけね」
「ああ。楽しみだな」
最初こそ不満そうな志乃だったが、準備をして旅行先のホームページを見ていれば機嫌が直っていく。
最終的に二人揃って笑っていた。
◇
土曜日。互いの両親に許可を得て、俺達は電車に揺られていた。二人きりのお泊りにすら許してくれる放任主義の親に感謝しつつ、並んで手を握る。
座席に置かれた志乃の小さな手を上から包み込む様に握れば、驚いた様に俺を見た。そしてすぐに顔をそらす。だが俺はその頬に浮かぶ朱の色を見逃さない。
「良い。景色だな」
「……うん」
スマホを見るなどもったいない。俺は志乃との何気ない時間を楽しんだ。志乃も言葉はなくとも態度が教えてくれる。
沈黙すら心地よいと感じる関係が、俺は何より好きだった。
「紅葉が、綺麗な所なんだっけ?」
「ああ。隠れ観光スポットだってよ。一緒に景色を見ながら歩こう。手を繋いで、のんびりと」
「……それは。楽しみ」
「なら良かった」
思い出を作ろう。残り少ない高校生活、志乃とたっぷり楽しみたい。その思いは本物で、このデートを俺は誰よりも楽しもうとしている。
「それに、たい焼きが名物なんだって」
「っ! 食べたい」
「ああ。一緒に食べような」
たい焼き好きな志乃は、今日一番の反応を見せてくれた。
駅に着く。駅の売店に名物と言われるたい焼きを食べながら俺達は歩いた。
「近くにこんな所があったんだ」
「良い場所だよな。長閑で綺麗な町だ」
隠れ観光スポットという前情報は本当らしい。人の流れは緩やかで、町の空気ものんびりしている。
周りは紅葉に染まった山々が囲み、綺麗な景色を見せてくれた。
「志乃とここにこれてよかったよ」
「そう。私の事が好きなのね」
「ああ。大好き」
「っ……ストレートに」
からかうように志乃が言うから、俺はそれを真っ向から肯定する。そうすれ志乃がタジタジになるなど分かり切った事だ。
素直な気持ちをぶつければ志乃は照れてしまう。本当に可愛い子である。
「ほら、名所の紅葉絨毯だ」
「……綺麗ね」
このまま志乃の反応を楽しんでいても良かったが、目的地に着いたので断念する。
名所として有名な紅葉の道。赤に染まった綺麗な紅葉の木々は、とても美しい。
「手をつないで良いか?」
「好きにしたら」
「じゃあ好きにする」
「ん……」
こうしてデートをするのも久しぶりだ。昔はこうして恋人らしい事をたくさんしていた気がする。
今の関係はなんなのか分からないが、またあの頃の様になれたらいい。俺の思いはただそれだけだ。
「お、ベンチがある。少し座るか?」
「うん……」
道端に設置されたベンチは、景色を楽しむのに最適な場所にある。
美しい紅葉を眺めながら並んで座る。素晴らしく恋人らしい行為ではないか。
「志乃を抱しめながら座っても良いか?」
「……調子のりすぎ」
「あ、すまん」
「別に良いけど……」
断られたかと思ったが、それは志乃からの遠回しの許可だ。
許可が得られればどこまでも調子に乗るのが俺。ひょいっと志乃を抱えて膝に乗せて、背後から抱きしめた。
志乃のお腹に手を回し、首筋に鼻を寄せて匂いを嗅ぐ。
「ん……くすぐったい」
「志乃は本当に可愛いな」
「っ……調子のんな」
そんな悪態をつきながらも、俺にされるがまま。否、逆にもっとしろと甘えてきた。そんな志乃が可愛くてしかたがない。
何年。何十年もの付き合いなのに愛が減る事はないどころか、どこまでも増え続ける。
「好きだ……」
「……ばか」
そんな志乃のそっけない返事も、俺には心地が良い。
「そういや予約してる旅館も、凄いところなんだぜ」
「……楽しみにしておくわ」
「ああ。たくさん思い出を作れたらなって思う」
高校時代にもいい思い出を作りたい。
俺と志乃の時は、そうやって穏やかに過ぎた。
◇
志乃とたっぷり恋人らしい事をした。
手をつないで歩いたり、ベンチの上で抱きしめて。たくさん触れ合って愛を伝えた。
そんな恋人の様な触れ合いは、俺達の思い出の一ページなっただろう。
そんなこんなで夕方。俺達は予約していた旅館へとやってきた。
「……良い旅館」
旅館についてはあまり説明せずにつれてきたが、志乃は目を丸くして驚く。
長い歴史のある老舗であるらしいが、気に入った様だ。
部屋は二人で十分な広さ。窓から見える景色も良いと評判の宿だ。
「ここの売りは個室の半露天風呂がついているところだな」
「お風呂!」
その言葉に志乃は目を輝かせた。意外と風呂好きな志乃にとって、露天風呂というのは聞き捨てならない言葉だろう。
荷物を置いて何をするかと言えばさっそくお風呂。歩き回って汗を掻いたのものもあるし、名物ともなれば早く入ってみたいのが人情だ。
露天風呂から見えるのは美しい山の景色。それを鑑賞しながら優雅に風呂につかる。というのが目的だが、俺の中にあるのは別の物だ。
「…………あー、志乃」
「なに?」
志乃に警戒心を与えない様心がけて話しかけるが、帰ってくるのは低い声と何かを察した様な顔だ。
「お風呂、一緒に入らないか?」
下手に誤魔化す意味は薄いと、俺は意を決して志乃に伝えた。
俺達が正式に恋人どうしであれば、なんでもない言葉だ。しかし今の関係。元カレ元カノ、あるいはセフレ。あるいは幼馴染。
宙ぶらりんではっきりしない関係の今、この言葉はどういう結果になるか分からない。
志乃が性に対して禁忌的であるのは理解している。だが俺は志乃が大好きで、もう止まれない。
「もちろん嫌なら良いんだ。何か変な事するつもりもないし、志乃が嫌がる事はするつもりない! ただ、志乃が大好きだって。それだけで――」
「慌てすぎ」
志乃は背伸びをして、俺の額にデコピンをしてきた。
「良いわよ」
「……えっ?」
「だから! 良いって言ってんの! 嫌なの?」
「いえ、大好きです! よし、じゃあいくぞ」
「はあ。調子良いんだから」
俺の鼓動は限界突破。久しぶりに志乃の方から歩み寄ってくれた事実に、喜びが止まらない。
このまま志乃とゴールイン。幸せな結婚生活まで見えてきた。
脱衣所でさっさと服を脱ぐ。ちらっと志乃を見れば、大きな胸に思わず目を吸い寄せられた。
最近は口で抜いてもらうばかりで、体は見てないし指一本触れていない。
小さな体に不釣り合いな大きな胸。可愛いブラがないなど、苦労を愚痴ってくる。本人としては良い物ではないらしい。俺にとっては大好物である。
「見すぎ。馬鹿」
「あ、すまん」
ちら見程度ですませていたつもりが、がっつり見ていたらしい。志乃のジト目に慌てて目を逸らす。
これは嫌われたかと思ったが特にそんな事なく、志乃もさっさと服を脱いでしまう。
「ほら、行くんでしょ」
「あ、ああ」
一糸まとわぬ志乃の姿。薄暗いベッドの上以外では何時ぶりだろう。見すぎてはいけないと分かっているのに、俺の視線は志乃に釘付けだ。
露天風呂から見える紅葉なんて目に入らない。俺の中にあるのは志乃だけ。
「……なに、勃起してんのよ」
「あ、……しかたないだろ。志乃が魅力的すぎるんだ」
苦しいと思っていれば、気づけば勃起していた。俺の中の雄が志乃を襲えと指令を出す。
だが理性を強く働かせろ。志乃が嫌がる事はしない。それが男だ。
喚く本能を無理矢理ねじ伏せて、俺は平静を保った。しかし志乃はそれを許してくれない。
「抜いて欲しいなら言ってよ。フェラぐらいしてあげるから」
「い、いや。今回はそうじゃなく、普通に風呂にはいってだな」
志乃の提案に今すぐはい! と返事しそうな自分を蹴り飛ばす。
そして強い意志を持って俺は本願を達成しようと動いた。性だけの関係になりたくない。そういう志乃の願いを叶えるのだ。
「……あんたは良いわよね。ムラムラしたら可愛い幼馴染におちんぽ突き付ければ、発散できるんだから」
「えっと。突然どうした?」
「ん……」
突然変な事を言い出した志乃は、無言で風呂椅子を指さした。
「……?」
「座って。早く」
「は、はい」
女心は秋の空。何を考えているか分からないが、理解しようとするのが間違いだ。
今の志乃には逆らえない。潔く従うのが吉。
そう判断して俺はすぐさま風呂椅子に腰かけた。
「……あんたが、悪いんだから」
「えっ」
「ちゅっ……ん」
「むぐっ!?」
そしていきなり、志乃はキスをしてきた。
唇と唇が触れ合う優しいキス。柔らかな唇の感触を味わうのも束の間、一気に唇をこじ開けて志乃の舌が侵入した。
「んちゅぁ♡ れちょれちょ♡ちゅぷぅ♡くちゅ、ん♡ ちゅ、ちゅっ♡」
温かくて柔らかな舌に俺は蹂躙された。頬を上気させ、とろとろに蕩けた表情で俺を抱きしめてキスをしてくる。
裸同士故に柔らかな体がダイレクトに感じ、このまま溶けてしまいそうなほど気持ちが良い。
俺も志乃を抱きしめた。そして積極的に舌をからめて、あまりにエッチなベロチューを始める。
「じゅぷっ♡ じゅぽ、れろぉ♡ ちゅっ、ちゅっぅ♡ むっちゅぅ……っ♡ じゅぱっ♡ じゅるるるるるっ♡」
唾液がたまり、水音はより激しくなる。俺達はまざりあって融け合うほど濃密に絡み合い、何十分とキスをし続けた。
「っ……はぁ、はぁ♡」
ようやく唇が離れ、俺達は見つめ合う。濃縮された唾液の橋がかかり、甘く荒い息を交わした。
「おちんぽ、おっきく、なってる」
「当たり前だろ。今すぐセックスしたい」
「じゃあしよ」
志乃は欠片も嫌がる事なく即答すると、また俺の背中に手を回してくる。
「っ、突然どうしたんだ? ちょっとおかしいぞ?」
俺も今すぐ志乃に襲い掛かりたい。組み敷いてあんあん言わせたい。しかし志乃の様子がおかしいのも事実で、性欲をねじ伏せて志乃に問いかけた。
「……んたが……」
「え……?」
「あんたが! 手、つないだり。抱きしめたり。するから! 発情、しちゃったの!」
あまりに大きな声で叫ばれた宣言。露天風呂から外へ聞こえてしまうのではないかというほどだが、今の志乃にそんなものを気遣う余裕はない。
「あんたは良いわよね。いつでも私に抜いてもらえるんだから。でも私は? 自分じゃイけないし、あんたのおちんぽがないと気持ちよくなれないのに。ずっと我慢してたのに。あんたがイチャイチャしてくるから発情しちゃったの!!」
「お、おお……」
とりあえず志乃を落ち着かせよう。
どうやら志乃はムラムラしすぎておかしくなっているらしい。確かにここしばらく志乃の体には触れていない。
そして志乃も人間故に、発散できないものは蓄積されていく。それが今、爆発したのだろう。
「よしよし、取り合えずセックスするか」
「ん……する」
溜まっているならば発散せねばならない。俺がそういえば志乃はこくりと頷くと、ゆっくり俺に跨ってくる。
風呂椅子にて対面座位でつながろうとした瞬間、俺は冷静に物事を見つめなおした。
「っとまて。生ハメはやばくないか?」
「良い。生が、きもちい」
「いやそれはそうだが……」
本音を言えば俺もそうだ。しかし、この前一週間生ハメした挙句、正気に戻った志乃にぶち切れられたのは記憶に新しい。
今の性欲で頭がおかしくなっている志乃であればいくらでも生ハメできそうだが、正気に戻ったらどうなる事か。
「セックス、しよ。ゴムしたら、気持ちよさ薄れるし」
「そうだけどなあ……」
怒った志乃の顔が脳裏をよぎる。そのせいでしばらく禁欲をする羽目になった事を思えば、今頷く事はできない。
「んんっ! そんな嫌なら、ゴムとってきてよ!」
「はい、ただいま!!」
とそこで今度はセックスできない事に志乃が怒り出した為に、俺は早急に立ち上がって荷物をあさりに行く。
そこには万が一を思って一箱分しまってあった。無論他意はなく、万が一を思っての事だ。
すぐに取り出して着けながら風呂場へ戻る。
「早く、早く。しよ」
「ああ」
志乃は思った以上に溜まっていたのか、風呂場に戻ればすぐに椅子に座らせられ、あっというまに同じ体勢になる。
おまんこはすでに大洪水。とめどなく愛液があふれ出し、今もビチャビチャに滝の様に溢れ出す。
ゴムで守られた俺のチンポもあふれ出す愛液であっという間にコーティングされた。
「挿れるね。我慢できないから。空也が悪いんだから」
「はいはい。ゆっくりな」
「ん……」
志乃はゆっくり腰を下ろして、おまんこに挿入していく。抵抗は一切なかった。小さなおまんこになぜこうもズブズブと入っていくのか。そんな疑問を抱くのも一瞬だ。
あまりの気持ちよさに、全ての思考が吹き飛んだ。
「ふっ……ぅ♡♡ はぁ、はぁっ♡ きもち、すぎ♡」
ただ一番奥まで挿れただけ。動かずして、ぐずぐずに濡れた膣の感触だけでイキそうになる。
それは志乃も同じな様で、腰をガクガクと震わせながらトリップした。
「う、動くから♡ えいっ♡ えいっ♡」
まるで生まれたての小鹿の様によわよわしい腰使い。
志乃にとって精一杯のピストン運動も、一ミリ程度しか動いていないだろう。すでに軽イキした志乃はもう動けない。
ならばまだ余裕のある俺が動く番だ。
「志乃。セックスってのは、こうやるんだ」
「へっ……? っおごっ゛♡♡♡゛」
志乃の耳元で囁きながら、俺は軽く一発突き上げた。
それと同時にあまりに下品で低いイキ声が志乃から響く。
「あ¨……イグ♡ イっ♡」
「もっと背中に手を回してくれ。抱きしめ合ってセックスするのって、すげえ気持ちいから」
「はぁ、はぁ♡ ……う、うん♡」
弱々しくも、懸命に俺に抱き着く志乃。俺も志乃をしっかり抱きしめながら軽い体を突き上げる。
あまり大きく動けないが、じっくりと奥を虐める。軽く突くだけで志乃の膣は流動し、それがとても気持ちいい。
抱き合って混ざり合うほどに密着しながら、一番深いところでも俺達はつながる。そこにあるのはどこまでも深い愛だ。
「あっ♡ んっ♡ ふぅ、ふぅ♡」
「大丈夫か?」
「ふぅ♡ 気持ちい♡ 好き、大好き♡♡ 空也、好き♡」
「俺も大好きだ。じゃあ、少し激しくするな」
もっともっと混ざり合いたい。その思いで、より動きを激しくする事を決意する。
志乃にも余裕が戻って来たのを見計らい、一気に志乃の体ごと突き上げた。
「――――おぉ゛゛♡♡♡ あ、ぐぉ♡ い、ぐ。ぐ、いぐ。イグぉ゛♡♡♡」
その一突きが志乃の一番気持ちいい場所に当たったらしい。今日一番下品な声が響いた。そして俺も止まれない。
志乃の体を持ち上げて、がんがん腰を振る。それはまるでオナホを扱う様な腰振りだが、志乃は快楽に完全にトリップしていた。
「ま、まっで♡ むり、むり♡おぉ♡ い、っぐ♡ つっよ♡ おちんぽ様、つよい♡ 負け、負けでいいから♡♡ お¨♡♡」
「志乃が悪いんだからな」
「ふぅ♡ ふぅ♡ご、めんなさい♡♡ あやまるから♡♡ 気持ちすぎ♡」
「そうかそうか。でも、止めない」
頭がおかしくなるほどの快楽に溺れる志乃と同じように、俺にも余裕がない。今更止めるなんてできるはずがなかった。
今すぐこの雌に種付けがしたい。一番奥に一番気持ちいい射精をして孕ませる。
確実に俺の女にするために、志乃が泣けば泣くほど動きは激しくなるだけだ。
「それより声抑えないと、外に響くぞ」
「む、り♡♡」
志乃は完全に忘れているが、ここは半露天風呂。外の美しい山に志乃の声が響いているかもしれない。
しかしもう志乃に理性など残っていなかった。
「しょうがないな。キスするか」
「するぅ♡ キス好き。気持ちいキス。んちゅぅ♡ ちゅっぷ♡ちゅぽぁ♡」
声を抑えるためにも、より気持ちよくなるためにも。俺達は唇を合わせてむさぼる様なキスをする。
志乃の口内はたっぷりの唾液で満たされていて、舌を絡めればそれだけで気持ちいい。
「ちゅぱぁ♡ くちゅ、ちゅぅ♡♡ じゅぽぉ、じゅぷぅ♡♡」
全身で志乃と繋がって、蕩け合うほどの快楽に俺達は心の底から一つになった。
「ちゅくぅ♡ おぉ♡い、く♡」
志乃の体が震えだし、今日一番のアクメが来る前兆を予感させた。
そして俺ももう限界だ。今すぐに射精したい。この混ざり合うかの様な快楽の中で種付けをする。
「っ志乃、
「うぉ♡ おもっ♡ らひ、て♡おく、おくが良い♡♡ 赤ちゃん、欲しいよぉ♡」
志乃の要望通り、亀頭をポルチオに押し付ける。志乃の一番奥。子宮の一番近くで、俺は解き放った。
――ドボッ♡♡ ドビュルルルルルルルルルッッ♡♡ ど、っぷ♡どぷどぷ♡♡
「お¨ぉぉ゛♡♡ イグっ、イグっ♡♡ イグおぉぉ゛゛♡♡♡♡」
志乃のおまんこが限界を超えて痙攣する。それを俺の精子を残らず搾り取ろうとする雌の動きだ。
俺の背中に痛いほど食い込んでいた爪がはがれ、ゆっくりと体の力が抜けていく。
「はぁ、はぁ……気持ちよかったぞ志乃」
「あ、ぉ……いく、いく♡」
目の焦点があっていなかった。快楽で蕩け切った表情のまま、アクメの海に浸り続ける。
「ちょっと、やりすぎたか」
溜まりに溜まった志乃を気遣う事なく思いっきりやってしまった。
体をビクビクと震わせながらまだ気持ちよさそうにする志乃。
「お、ぅ……あっ、いく」
そんな志乃からズルズルとチンポを引き抜けば、一ミリ動くごとに低いアクメ声を上げる。ビクビクと体を震わせて、さらに軽イキした。
全部抜けば、ちゅぽんというエロい音と共に志乃がまたアクメを決める。そして愛液がまるで壊れた水道の様に周囲に溢れた。
コンドームを外せば過去一大量の精液が入っている。破れなくて良かった。
こんなの生で出したら妊娠確定だろう。
「ビチャビチャだが……一旦上がるか」
周囲を見れば志乃の愛液やイキ潮で洪水が起きてるようだし、俺達だって例外ではない。とはいえ風呂に入れる状態でもないので、シャワーで軽く洗い流して一旦上がる事にする。
「大丈夫か志乃?」
「……あ、ぅお」
「やりすぎたな」
シャワーの感覚だけでビクビクしている志乃を見ながら、もう一度反省をする。
しかし俺も久しぶりのセックスで、余裕などなかったのだ。
「よし、寝よう」
色々考える事はある。しかしそれもめんどくさい。こんな気持ちいい射精をした後に動くなど馬鹿のする事だ。
俺は布団へ行き、志乃を抱きしめながら眠りについたのだった。