【R-18】TSホビアニ転生 作:Whatsoon
前回、互いに全裸で抱き合う夢を見てから、4日が経過した。
幸いな事に、あの部屋の夢も見なかった。
その間、私とヒイロはいつも通りの日常生活を行っていた。
私は少し気まずかったが……何故かヒイロも気まずそうにしていた。
だが、互いに避けている訳でもなく、普段通りの行動に少しだけ壁が出来たような気がするだけだ。
まったく……人騒がせな夢だ。
あの部屋の夢について、正確には……ヒイロの身体について脳にこびり付いたような感覚が残っている。
悶々とする日々。
そんな中、週末を迎えて──
私はまた、あの部屋の夢を見た。
「……何でまた……って」
いつもと服装が違う。
いや、服装が……というより──
「……っ!?」
私は全裸だった。
私の真横にいるヒイロも……。
……?
あれ?
「ヒイロ……?」
「……………」
リズムが一定すぎる、呼吸。
不自然な仕草に眉を顰める。
「……寝たフリ?」
「…………ごめん。もう少し、落ち着くまでこうさせて」
「あ、うん」
きっと今回は私より先に目が覚めて……そして、自身と私は全裸である事に気付いて、ショックで現実逃避をしているのだろう。
私はため息を吐いて、ドアの前に立つ。
頭上にあるプレートへ、視線を向ければ──
【お互いにイカせないと出られない部屋】
指で、眉間を揉んだ。
何とも、何とか……はぁ。
「……ヒイロ」
床に蹲っているヒイロの肩を叩き、ドアの上のプレートを指差した。
彼は事前に確認していたようで、驚いた素振りはなく緊張した顔で頷いた。
私は少し悩み、口を開く。
「お互いに『イカせる』って事は……多分、自分でしちゃダメで、お互いに愛撫する必要があると思う」
「……そう、だね」
ヒイロも同じ認識のようだ。
しかし、さて、問題は──
「どっちが先に、する?」
「……っ」
先日までのキスとは違う。
今回のは言い逃れできない『性行為』だ。
内心のハードルは高いだろう。
するのも、されるのも。
実際、私も今、気にしない素振りをしているが……内心は違う。
心臓は早鐘のように鳴り響いている。
ヒイロが何度か口を開こうとして、口を噤む。
……彼に決めさせるのは可哀想かな。
「……じゃあ先に、私からするね」
「ニ、ニーナから……?」
「うん。ヒイロ……部屋の隅にあるベッドまで行こ?」
床に直接座っていたヒイロを立ち上がらせて、ベッドまで連れて行く。
そして、ヒイロを座らせて……私は彼の前で、床に腰を下ろした。
ヒイロの
既に勃起していて、大きくなっている。
この状況に興奮している、のだろう。
「ニーナ……」
少し視線を上げれば、緊張しながらも、どこか期待したような目を向けているヒイロと目が合った。
「……じゃあ、触るから」
「う、うん」
撫でるように触れれば……。
「っ……♡」
息を呑むような声が微かに聞こえた。
そのまま包みこむように触れて……最初は撫でるように上下に擦る。
「……ヒイロ、気持ちいい?」
「えっ……♡あ、うん……気持ちいい、よ」
「良かった」
我慢汁で少し濡れて、潤滑油のようになる。
すると、私の手で擦る度に淫美な音が響くようになった。
くちゅ♡
くちくち♡
ぐちゅ♡
「あっ……♡う……うぅ……♡」
気持ちよさそうな声を漏らすヒイロに、私も少し気分が良くなる。
私の性自認は男……の、筈なのだが、それでも……身体の女性の部分が、疼く。
愛撫しているだけなのに、性的な興奮を得ていた。
そんな事は顔にも出さず、ヒイロの男性器を擦る。
「うっ♡ニ、ニーナ……♡」
「どうしたの?ヒイロ」
「ご、ごめん……もう、出そう……♡」
ヒイロの男性器が硬く、脈打っている。
射精しそうなのだろう。
「いいよ、出して」
「あ、あっ……♡」
射精させるべく、私も手の動きを強く、早める。
ぐちぐちぐち♡
くちゅくちゅくちゅ♡
そして──
「う、ぁ……♡♡♡」
ヒイロの男性器から、白濁とした精液がびゅっ♡と飛び出した。
私の手に精液がべっとりと付いてしまう。
「はぁ……♡はぅ……♡」
情けない顔をして、情けない声を漏らすヒイロ。
そんな彼の顔を見ていると……ゾクゾクと加虐心をくすぐられるような気がした。
ベッドの側にあったウェットティッシュで手を拭いて……ヒイロへと視線を戻す。
射精の絶頂が治ったのか、息も整い始めている彼の隣に……私は腰を下ろした。
「……次はヒイロが私にする番。いい?」
「う、うん……でも、その──
ヒイロが少し不安そうな顔をする。
「どうしたらいいか……教えて欲しい……ごめん」
……女性慣れしてないし、仕方ないか。
私はヒイロの手を引いて、ベッドの上で向き合わせた。
そして、私は股を開いて……秘部を顕にする。
ヒイロは一瞬目を逸らして……直ぐに私の女性器へ目を戻した。
それは『私をイカせる』ために必要だという義務感が羞恥を上回ったのか……それとも単純に性欲からか。
私は自分の女性器に触れて、指を這わせる。
「……これが、女性の……で、ここに──
人差し指と中指で、陰唇に触れて……開く。
つつ……♡と糸を引くのは、先程の手コキで濡れてしまっているからだ。
「……それで、ここに……
そのまま指で膣へ、指を入れる。
くち……♡と音がする。
「それで……♡ここの上、裏が……えっと、すごく気持ちいい所……♡」
人差し指の腹で恥骨の裏……Gスポットを潰す。
ヒイロに教えてるだけ、それだけの筈なのに……一人で『する』時の何倍も気持ちいい。
慌てて、指を抜く。
「っ……♡あ、だから……その、そこを弄ってくれると……私はイきやすいから」
「う、うん」
神妙な趣で頷くヒイロを見て、少し滑稽な気持ちになる。
何だかバカみたいだ。
私もヒイロも。
「……それと、ここ。これが
「……うん」
「……ヒイロ。もう大丈夫?できそう?」
「うん、頑張るよ」
私の開いた股へ、ヒイロが手を伸ばす。
くち……♡
指が陰唇に触れる。
濡れた陰部をヒイロの指が這う。
「ぇ……?♡」
少し、驚く。
先程、自分でした時よりも……更に気持ちいい。
「い、入れるね……?」
「うん、いいよ……♡」
ヒイロの指が、私の膣に……入る。
ぬちゅぅ……♡
「っ……!?♡」
膣の中を掻き分けて行く、異物感。
それに私は身を捩りそうになった。
「だ、大丈夫……?ニーナ……」
「う、うん……大丈夫っ、だから……♡」
心配するような表情を浮かべるヒイロを安心させたくて、大丈夫と言った。
だが、ほ、本当に大丈夫、なのだろうか。
「それじゃ……えっと、Gスポット、だったよね……?」
あっ。
ダメだ。
指を入れただけで、こんなに気持ちいいのに……そんな所、触られたら──
ぎゅぅ♡
「……っ!?!?♡♡♡♡」
ヒイロが力加減を間違えて、乱暴に私のGスポットに触れた。
身体が痙攣するほどの快楽が私の身体を貫いた。
「え、あっ……ご、ごめん。強過ぎた……?」
「ぅ……あ♡い、いい……♡大丈夫……♡」
「優しく……するよ」
ヒイロの指がゆっくりと、壊れ物を扱うように動き出す。
くちくち♡
くちゅくちゅ♡
淫美な音と共に、鈍い快楽が私の下腹部を刺激する。
「んっ……♡んぅ……♡」
気持ちいいか?と、ヒイロは訊かなかった。
私が漏らした小さな嬌声に気付いているのだろう。
くちくち♡
私の膣を指の腹で撫でて、時折、Gスポットを撫でる。
それがたまらなく気持ちよくて……もう少し、強くされたらすぐにでもイッてしまいそうだ。
だけど、それを口にはしない。
早くイけば、この部屋から早く出られるのに、言わない。
もう少し、もう少しだけ……この快楽を味わいたいからだ。
「あ、あと……
……思わず、血の気が引いた。
私は
「ヒ、ヒイロ……待っ──
致命的なすれ違いに訂正しようと、私は声を──
きゅうぅぅ♡
「んぐぃっ……ッ♡♡」
興奮して腫れた
思わず漏れた嬌声は、今日のどの嬌声よりも大きく……下品だった。
「イッ♡♡ぐ……あっ!♡♡♡ぎっ♡待っ!♡へぇ……♡♡」
右手でGスポットを弄られながら、左手でクリトリスを弄られている。
待って欲しいと言葉にしようとも、快楽が言葉を支離滅裂な喘ぎ声へと換えさせた。
くちくちくちくち♡♡
きゅぅぅ♡♡
ぬち♡ぬち♡
私が気持ち良さそうにしているのに気をよくしたのか、ヒイロの責めが激しくなる。
快楽が水だとして、私の許容量がグラスだとしたら……今はもう、表面張力でギリギリ溢れていないだけだ。
今すぐにでも
「イっ、イク……♡ヒイロぉ……♡イクから……♡♡もう、イク♡♡」
「う、うん。いいよ……」
ぎゅぅぅぅ♡♡♡♡
直後、
「イッ♡♡あぁぁッ♡♡ぅぅ♡♡あぅ……ん〜〜ぐぅ……!!♡♡♡♡♡♡」
ぷしっ♡♡
と潮を吹いた。
瞬間、ドアが開く音が聞こえたけれど、今はそれどころではない。
頭の中がくらくらする。
腰が浮いたような感触がして、戻ってこない。
揺らぐ景色の中、ヒイロへと目を向ければ……私の吹いた潮がヒイロの手を濡らしていた。
「ぅぁ……♡ご、ごめん、ヒイロ……」
「え?あ……全然大丈夫だよ、気にしてないから……う、うん」
しかし、よく見ると……ヒイロの男性器がまた勃起していた。
私の痴態を見て復活したのだろうか。
……いや、もうこの部屋からは出るが。
もうしないが。
「……ニーナ、立てる?」
「うん……大丈夫」
ヒイロに連れられて、立ち上がる。
思わず足がふらついて……ヒイロに抱き止められる。
硬い、筋肉質な身体。
何故か心臓が高鳴った。
そのまま、ヒイロに連れられて……部屋から出る。
しかし、まぁ……こんなに気持ちいいなら、うん。
この夢も悪くない……。
そんな気がした。
決して口には出さないけれど。
◇◆◇
翌朝。
私のベッドは大惨事となっていた。
まるで漏らしたかのようにビショビショになっていたのだ。
パンツもぐちょぐちょで、夢の中の快楽で濡れてしまったからだろう。
「…………うぅ」
夢も悪くない?
前言撤回だ。
この様子をヒイロに見られたら、何と思われるか。
『エッチな夢を見たせいで、寝ながらイっちゃいました!』なんて言えないし。
いっそ、普通に漏らした事にしようか。
そう思いながら、私は自室を出た。
ヒイロが起きてくるより前に証拠隠滅をしなければ──
そう思い、急いで風呂場へと向かうと──
「え?」
「あ、ニーナ……?」
下半身を裸にして、風呂場で下着を洗っているヒイロの姿があった。