【R-18】TSホビアニ転生 作:Whatsoon
「…………」
「…………」
私とヒイロは今、リビングにて無言で向き合っていた。
ヒイロは……項垂れているけれど。
「えっと……つまり──
私達は最近見ている夢……の話を互いにした。
驚くべき事に内容は一致。
つまり、ただ自分一人でエッチな夢を見ていた訳ではなく、共有して……夢の中で、二人で、その。
「ご、ごめんね……ニーナ」
ヒイロは顔を赤らめて、そう謝罪した。
同居人のエッチな夢を見ているというだけでも罪悪感があったろうに、それが相手にも影響していたのだとしたら……こうもなるだろう。
それは私も同じなのだが、性別の違いだろうか。
「……いいよ、気にしてないから」
そう、口にする。
「で、でも……」
「私もヒイロに色々しちゃったし……ヒイロが悪いって言うなら、私も同罪」
「そ、そんな事ないよ……」
そう気まずそうに目を逸らしたヒイロに──
「ヒイロ、こっちを見て」
「……うん」
視線を合わせる。
まるで濡れた子犬のような顔に、少し加虐心がくすぐられるが……私は頬を緩めた。
「私は怒ってないから。大丈夫」
「……ありがとう、ニーナ」
ヒイロも少し安心したようで笑顔を見せた。
少し、胸がきゅぅと締め付けられた気がした。
……?
何でこんな感じに……。
あ、いや、そうか。
私も単純なのか。
素肌で触れ合った相手に、擬似的な恋愛感情を抱いているのだ。
……性別や肉体に引っ張られているのだろう。
深く考えれば考えるほど変な方向に行きそうな思考から、私は首を振った。
「うん。また、だから今日からも気にせず普通にしたい」
「……うん、そうだよね。そうしよっか」
私とヒイロは友人だ。
気まずい記憶や、性的な夢を共有していたとしても、それは変わらない。
そう、何も変わらない。
◇◆◇
そして、その晩。
またあの夢を見た。
真っ白な部屋に……今日は服を着て座っている。
前回よりは過激ではないのか、と落胆……ではなく、安堵の息を吐いた。
そして、ヒイロを揺すって起こす。
「……ニーナも、今起きたとこ?」
「うん。まだあのプレートは見てない」
「そっか……じゃ、じゃあ見にいこっか?」
「うん」
互いに夢を認識している、という情報を得たが……それでも特に何か変わる事もなく、普段通りの振る舞いだ。
私とヒイロは閉じられた扉、その上にあるプレートを見た。
そこには──
【セックスしないと出られない部屋】
と書かれていた。
「「…………」」
互いに無言で、読み間違えかと思い読み直す。
【セックスしないと出られない部屋】
しかし、読み間違えではない。
確かに書いてあるのだ。
【セックスしないと】と。
「っ、ニーナ……こ、これは……」
動揺するヒイロに視線を戻す。
「うん、仕方ないし──
「だ、ダメだよ!流石にそれは……!」
しかして、ヒイロは拒絶した。
「え?」
「今までのも……その、ダメではあったけど。流石に『コレ』は……好き合ってる相手とすべきだよ……」
その言葉に、少しモヤっとした。
好き合っている相手とすべき……という事はつまり、ヒイロは私の事を好きではないという事だからだ。
いや、それは当然だろう。
恋人でもない、ただの友人だから。
ヒイロの反応の方が正しい。
「…………」
「……ニ、ニーナ?」
それでも少し不快だった。
「ヒイロは……私と、したくないの?」
だから、訊いた。
「え、あ……それは……」
「ヒイロは私の事、好きじゃないの?」
顔を強張らせるヒイロは、視線を緩らして……そして、私へ戻した。
「……す……い、いや、そうじゃなくて……ニーナを無理矢理抱くなんて──
「私は、ヒイロになら抱かれてもいい」
「っ……」
ヒイロが私の顔を見た。
そして、息を呑んだ。
「ニーナ……い、いいの?」
「いいよ」
「初めては……その、好きな人との為に取っておいた方が──
「いい。私はヒイロが初めてでいい……ううん、初めてはヒイロがいい」
そう言うと、ヒイロは顔を赤らめて……ゆっくりと頷いた。
「……ぼ、僕もニーナがいい」
「なら、大丈夫。ベッド、行こう?」
「……うん」
ヒイロの手を引いて、私は部屋の端にあるベッドまで来た。
ご丁寧に、枕元には避妊具が箱ごと置いてある。
夢の中で避妊って何なんだ?
と、思いつつも……まぁ、あるならした方がいいか、と納得する。
「……じゃあ、脱ぐから」
「う、うん」
大きなベッドの上。
二人、互いに向き合いながら服を脱ぐ。
布の擦れる音がして、素肌が顕になる。
私の丸みを帯びた女性的な身体と、ヒイロの少し筋肉質で強張った男性的な身体が。
互いの目に映る。
「それじゃあ、ヒイロ……まず、前戯からして」
「え……?」
「濡らさないと痛いから」
「あ、そうだよね……うん」
ヒイロが私の下腹部に手を触れた。
私より固くて、太い指。
それが陰唇に触れる。
「……じゃ、じゃあその、入れるよ?」
「いいよ……」
くち……♡
くちくち♡
遠慮気味に浅いところを振られる。
弄るように、撫でるように。
「……ヒイロ」
「え、な、なに?痛かった?」
「ううん……もう少し、奥もして」
「……うん」
指がずずっと奥まで入る。
そして腹の裏側が圧迫される。
「んっ……♡」
ぬちゅ♡
ぬちぬちゅ♡
分泌された愛液がいやらしい音を立てる。
ヒイロの視線が私の顔……そして、胸へ移った。
……うん。
「……ヒイロ」
「……う、うん?」
「胸、触ってもいいよ」
「……ありがとう」
ありがとうって何だ。
少し変に感じていると、ヒイロが遠慮がちに私の胸へ触れた。
「……っ♡」
胸を触られても気もち良くはないが……ヒイロが私に夢中になっているのだと自覚できて、気分がいい。
「……もっと、強くしてもいいよ♡」
ヒイロは私の胸を撫でたり少し揉んだりしつつ、私の秘部を弄る。
くちくち♡
ぬちゅぬちゅ♡
ぐちゅぐちゅ♡
「っ……♡もういい……濡れたから……」
「う、うん……」
そう頷いてヒイロは私の秘部から指を抜き──
ぬぽっ♡
「いっ……♡」
気持ちいいところが擦れて、軽くイキかけてしまった。
別にイったらダメだという訳ではないが。
そんな私を他所にヒイロが避妊具の箱を開けた。
手慣れていない手つきで袋を割いて……自分の勃起した陰茎に付けようとしている。
のだが──
「……あ、あれ?」
経験はなく、知識だけはあるのだろう。
上手く付けられなくて苦戦している。
そうして上手く付けられないと動揺し、焦って……さらに失敗する悪循環だ。
「……ヒイロ。焦らなくてもいいよ」
「あ、ごめん……」
「別に逃げたりしないから……」
「……うん」
そうして少し落ち着いたヒイロは、自身の
向き合う。
互いに全裸で、向き合う。
互いに頬を熱くしながら、緊張した表情で。
「……ニーナ」
「う、うん……いいよ」
私はベッドに仰向けに転がる。
「ふぅ……」
荒い息を落ち着けるように呼吸する。
そんな私に恐る恐る……といったようにヒイロが覆い被さる。
私の両脇の横に、手をついた。
ヒイロの怒張した
「い、いれるね?」
「ん……」
ヒイロの
くちゅ♡
「……んっ♡」
私の秘部の表側をなぞるように、何度も接触する。
くち、くち♡
焦らしている訳ではないのだろう。
ただ、ヒイロはどうしたらいいか分かってないのか……戸惑っているようで。
焦りも見られる。
「……ヒイロ」
「う、ぁっ、ご、ごめんね……」
「ううん……いい」
私は自身の陰唇に指で触れて、広げる。
くぱぁ……♡
「……ここ」
「う、うん……」
誘導すれば、
ぬぷ……♡
「あっ……♡」
「う……♡」
ぬぷぷ♡
「っ♡」
「あ……くっ……♡」
ぬぢぃ♡
痛み。
そして快楽。
同時に身体に走る。
血が垂れる。
ベッドのシーツに赤い染みが出来る。
そんな赤色を見て、ヒイロは顔を青ざめた。
「え、あ……だ、大丈夫……?」
破瓜の血に戸惑うヒイロに、頷く。
「大丈夫、だけど……ちょっと、痛いから──
「っ、ご、ごめん。すぐ抜っ──
「痛いから、ゆっくり……して?」
途中で止めるなんて有り得ない。
痛い、確かに痛いが……耐えられない程ではない。
それに痛みの中に、確かに快楽はある。
生理的な気持ち良さと、彼に抱かれているという心理的な気持ち良さ。
それを手放したくない。
「……う、うん。じゃあ、ゆっくり動くね……」
「ん……」
ぬぢ……♡
「んっ♡いっ……♡」
「す、ご……」
ぬちゅ……♡
ゆっくりとヒイロが、私に腰を押し付ける。
上に反った
それでも、まだ……少し痛い。
「ヒイロ……♡」
「……ニ、ニーナ?」
名前を呼ぶと、私に顔を向ける。
必死になっている顔に愛おしさを感じて──
ちゅ♡
私は唇を重ねた。
ちゅっ♡
ちゅっ♡ちゅっ♡
キスをするたびに痛みが和らぐ気がする。
そうしてキスを何度かすると、ヒイロからもキスをしてくる。
ちゅっ♡ちゅぅ♡
それでも腰の動きはやめない。
ぬぢゅ♡ずぬぅ♡
「ヒイロ……♡」
「ニーナ……」
示し合わせた訳でもなく、フレンチキスは……ディープキスに変わった。
「んっ♡んむっ♡」
「っ、んぐ……」
舌が絡む。
それと同時に膣の深い所に
きゅぅきゅぅ♡と下腹部が疼く。
微かに痛みはある。
だけど、その何倍もの快楽が迫る。
ごりごり♡
まるで私の奥から何かを掻き出すかのように、
「うっ、ぁ……」
ピクリ、とヒイロが跳ねた。
「ヒイロ……?」
腰を深く押し付けて、震える。
まるで……子鹿のように。
そして、扉の開く音がした。
……目を瞬く。
「……ヒイロ、もしかして」
「……ご、ごめん」
射精したのだ。
まだ挿れたばかりだと言うのに。
まだ私は
ヒイロが少し小さくなった
ゴムの先端には、確かに白濁した液体が溜まっていた。
「…………」
「…………」
ヒイロがゴムを取って、私に申し訳なさそうな顔をしている。
理解しているのだろう。
一人で気持ち良くなって、勝手に
ドアは開いた。
これ以上、続きをする理由はない。
口実もない。
「…………」
しかし、ヒイロの
一度射精したにも関わらず。
……若いから性欲も強いのだろうか。
「ヒイロ……」
「っ、うん……もう、出よっか──
「もう一回、しよ?」
ヒイロが目を見開いた。
「え、いいの……?って、あっ、そうじゃなくて……」
盛れた本音の言葉に、私は少し笑って頷いた。
「うん。
「……ありがとう」
まるで私が親切した、みたいになっているが。
本質としては、私がまだ
まぁ、それを口にする必要もないだろう。
再び、
また正常位の体勢になり──
ぬちゅ♡
私の中を掻き分けて、生殖器同士が密着する。
「……ニーナ」
「うん……」
さっきよりも痛みは薄い。
一度焦らされた事で敏感になっている私の裏側と、避妊具越しに男性器が擦れる。
ぬちゅ♡ぬちゅ♡
ぐちゅぐちゅ♡
「はっ……はぁ……」
息を荒げるヒイロの脇腹に触れる。
ずちゅぅ♡
「ヒイロ……もっと、激しくしていい」
「っ、でも……」
「私も気持ちいい、から……♡」
「っ……ニーナ……!」
どちゅ♡どちゅっ♡
「んっ……♡ん……♡」
一度射精したからか、今度は長持ちしているようだ。
硬くて長い……指では届かない所まで届く陰茎が、私の奥を何度も突く。
「ニーナ……♡」
甘い声を漏らすヒイロの声を聞きながら、何度も腰を押し付けられる。
ぬぢゅっ♡ぬぢゅっ♡
愛液が下品な音を立てる。
「んっ、あぅ……♡いっ……♡」
思わず嬌声を漏らすほどの快楽。
そんな私の顔、声、身体を見て……ヒイロは性欲を激らせている。
ずちゅっ♡ぬちゅっ♡
更に、激しく。
ぱん♡ぱんっ♡
濡れた皮膚がぶつかり合い、淫美な音が響く。
「んぐっ♡ヒ、ヒイロ……♡」
「ニーナ……♡」
ぬぢゅぅ♡♡
ヒイロが抱きしめるように覆い被さり、深い所まで陰茎が突き刺さる。
「あっ♡」
「好きだよ、ニーナ……好きだ……♡」
する前は、あんなに恥ずかしがって口に出来なかったのに。
ヒイロが私に愛を囁く。
恋人でもないのに、私に──
「わ、私もす、好き……♡」
快楽と多幸感に流されて、私も愛を返した。
今はこの性行為が全てで、脳を快楽が支配している。
他のことはどうでもよくて、私は今、彼に夢中になっていた。
どちゅっ♡どちゅ♡
「ニーナ……ニーナ……♡」
ぬぢゅ♡ぬぢゅ♡ぬちぬち♡
ぐちゅぐちゅ♡ぐちゅ♡
ぶちゅ♡ぬぢゅぅ♡
「んっ♡あっ♡はぅ……♡気持ちいい……♡」
「ぼ、僕も……♡」
ぎしぎし♡とベッドが揺れる。
指でするよりも何倍も気もち良くて、何倍も激しい。
どちゅどちゅ♡どちゅ♡♡
お互いに相手の身体を貪るように、生殖器を擦り合わせる。
「おっ♡お、ほぉ……♡」
脳を貫く快楽が私の言語中枢をおかしくする。
ただただ下品な声を漏らして、ただただ犯されている。
「はぁ……はぁ……♡」
勢いは落ちない。
激しく。
「んっ♡んぅっ♡イっ♡」
ばちゅん♡どちゅん♡
愛液を全てこそぎ取るように、陰茎が私の気持ちいい所を擦る。
ぬぢぬち♡
どちゅ♡どちゅ♡どちゅん♡
「ニーナ……♡」
「あっ♡イク……♡イっちゃうから……♡」
もう痛みはない。
慣れた訳ではない。
それが全て快楽に押しつぶされているだけだ。
「僕も、イ、イキそう……♡」
「んっ、うん♡ヒイロ♡イこ……♡」
更に勢いは激しくなる。
どちゅどちゅどちゅ♡
ずちゅずちゅ♡
より速く、より力強く。
私の膣内を乱暴に刺激する。
身体がトんでしまいそうな程の快楽に、身を捩る。
「ヒイロっ♡イク♡イク♡イクから♡イク……♡」
「う、うん♡僕も……♡」
そして、腰を掴まれて。
深く深く押し付けられて。
びゅる♡♡
びゅぅ♡♡♡
「っ!はぁ、はっ……♡♡」
ヒイロが射精した。
抱きしめ合いながら、避妊具越しにヒイロが射精した。
「あっ♡イっ♡んん〜〜っ♡おっ、ぉ〜っ♡♡♡♡」
それと同時に私も絶頂を迎えた。
きゅぅきゅぅ♡と締め付けながら、身を震わせて……私はヒイロに抱き潰される。
ぷしっ♡
愛液を散らして。
私とヒイロは少しの間、抱きしめ合った。
汗で塗れた身体を押し付け合って、互いの身体の火照りを確かめ合うように。
射精したのにも関わらず、ヒイロはまだ私を強く抱きしめていた。
◇◆◇
少しして、互いにベッドの上で向き合っていた。
髪は乱れている。
汗で身体は艶やかになっている。
互いに荒げていた息を落ち着かせて……。
「……そ、そろそろ出よっか」
「う、うん」
私も、恐らくヒイロも。
性欲のままに振る舞っていた仕草を見られた恥ずかしさを、互いに感じていた。
気まずかった。
開いたドアの前に立つ。
少し、後ろ髪を引かれるような気持ちだ。
すると……ヒイロが私の手を握った。
「せ、責任は取るから……」
「……ヒイロ。これ夢の中だけど」
「あ、ぅっ……そう、だね」
既成事実、という言葉が頭の中で過ぎる。
だが、一時の感情だけで、そういった事は決められない。
私は……もう、良いが。
ヒイロはまだ私以外に好きな相手が出来るかも知れない。
そう思って、私は暗に否定したのだが。
……濡れた子犬のようなヒイロの顔に、心臓が早鐘のように鳴った。
「……ヒイロ」
「う、うん?」
「次、また夢を見たら……その時も、よろしく」
「っ……うん。僕の方こそ……よ、よろしく?」
緊張と嬉しさからか、挙動のおかしくなったヒイロを笑う。
そして、私はヒイロの手を引いて……部屋から、出た。