※この作品はR-18です。

【R-18】TSホビアニ転生   作:Whatsoon

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感想貰ったので嬉しくて続き書いちゃった


#4 ◯◯しないと出られない部屋 after1

あれから、夢を見なくなった。

ヒイロと夢の中でエッチな事をする夜は終わり、私も彼もいつも通りに戻った。

 

そう、戻ったのだ。

『そういうこと』をしない、男女の関係ではない2人に……。

 

 

「んっ……♡」

 

 

くち♡くち♡

 

私は自身の淫部をなぞる。

 

 

「っ……ふっ……♡ふぅ♡」

 

 

1人、自室にベッドでうつ伏せになって……自慰行為をしていた。

パジャマをはだけさせて、枕に顔を埋めて……ただ、自分の性欲を慰めていた。

 

くちゅ♡くちゅ♡

 

 

「ん……♡ぅ、く……♡」

 

 

同じ屋根の下、ヒイロが眠っている。

深夜、夜遅く……きっと眠っている。

 

多少は声を漏らしても聞こえはしないだろう。

 

 

ぬち♡ぬち♡

 

 

「ヒイロ……」

 

 

名前を小さく呼べば、お腹の下が少し……。

すっかり性感帯になってしまった乳首を弄りつつ、枕に顔を埋める。

 

目を閉じて、頭の中に浮かべる景色は……夢の中でヒイロと本番(セックス)した時の夢。

あの時の熱、体温……必死に腰を振っているヒイロの身体。

奥の方にまで来ていた、ヒイロの──

 

くちゅ♡くちゅくちゅ♡

 

 

「んっ……♡」

 

 

指を入れても、届かない。

自分でしても、届かない。

 

物理的にも、快楽も。

 

 

「ん、ぉ……♡」

 

 

切ない。

気持ちいいけど、あの時ほどではない。

 

本気の、本番の……性行為(セックス)。

気持ち良くさせようと、気持ち良くなろうと必死に身体を擦り合わせる感触。

それが忘れられない。

 

ぐちぐち♡ぐちゅぐちゅ♡

 

 

「んっ……くっ♡」

 

 

苛立ちから自分の淫部を乱暴に弄る。

そうして気持ちを無理やり高めて──

 

 

「いっ……ぅっ……♡」

 

 

快感が身体を突き抜けた。

 

 

「はぁ……♡はぅ……♡」

 

 

息を切らしながら、私は股間をティッシュで拭った。

……ため息を吐いて、また横になる。

 

 

したい。

したい、したい。

 

ヒイロと、セックスしたい。

 

 

煩悩に支配されたまま、私は布団を頭までかぶった。

……私はヒイロとセックスがしたい。

それは好意から……というか、なんというか。

私の性欲を満たす上で、性行為をするとしたら……ヒイロ以外とはしたくないだけ、という身も蓋もない理由。

 

確かに?

私はヒイロのことを、まぁ、好ましく思っている。

夢の中で何度か身体を重ねる内に、特別な相手だと思うようになった。

 

しかし、それとこれとは別。

 

今、この同棲生活は恋人じゃないから成り立っているようなものだ。

やたら滅多に性行為をしたら、間違いなく爛れた生活になってしまうだろう。

 

でも、性行為がしたい。

ヒイロとエッチしたい。

 

しかし、少なくとも『ニーナって性欲が強いんだね……』なんて思われたくない。

免罪符が欲しい。

 

 

「……思春期の男の子なら、すぐに襲ってもおかしくない筈なのに。いくじなし」

 

 

他責思考をしながら、枕を抱きしめる。

 

 

「…………そうだ」

 

 

逆転の発想だ。

ヒイロと性行為がしたい、という意思をそれとなく教える……ではなく、ヒイロが襲いたくなるように仕向ける。

 

 

「……ふふ、私って頭いい」

 

 

そうと決まればやる事は一つ。

 

 

 

 

そう。

 

色仕掛けだ。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

ニーナと夢の中でエッチな事をする夜は終わった。

それからは、いつも通りの僕達に戻った。

 

それを少し残念に思いつつも、仕方のない事だと受け止めて、残念がる自分に自己嫌悪する。

 

ニーナは……その、確かに凄く魅力的だけど。

彼女は僕のことを信頼してくれている。

 

同じ屋根の下で、安心して暮らして欲しい。

だから、この恋慕も……感情も、心の下に眠らせる。

 

そう決意して、居たのに。

 

 

 

朝、起きて。

休日……夢を見なくなってからは、1つイベントが減った日。

 

 

「ふぁ……おはよう、ニーナ」

 

 

いつも通り、ニーナは少し早起きで。

僕の分の朝食まで用意をしてくれていた。

 

本当にありがたい話だ。

 

 

「ん、おはよ。ヒイロ」

 

 

そう、ありがたい話なんだけど。

 

 

「……ん?」

 

 

いつも通りのエプロン。

その下は……。

 

 

「あっ、え?」

 

 

下着しか付けていなかった。

綺麗な背中が、露わになっていたのだ。

 

 

「ちょっ、ニーナ……!?」

 

「うん?どうかした?」

 

「どうかした、って……どうかしてるのはニーナの方だよ!何でその、何で着てないの……!?」

 

「朝から牛乳溢しちゃって。パジャマは洗濯中」

 

「でも、その……それなら、普通の服に着替えたらいいのに……」

 

 

ニーナが振り返った。

 

エプロンに隠れて、下着は見えないけれど。

華奢な肩、ウエスト……太もも。

全部が全部、見えていた。

 

 

「裸、見たことあるのに。今更だと思うけど」

 

「そ、それは……そう、かな……?いや、そうじゃないと思うけど……」

 

 

ダメだ、混乱している。

頭に血が上っているのが分かる。

 

だけど、それは怒りじゃなくて……あぁ、もう。

 

 

「……ふーん、気になっちゃうんだ?ヒイロのえっち」

 

「う、ぅぐっ……!」

 

 

揶揄われているのか?

目を逸らさないと……いけないのに、目が、す、吸われ……う、うぅ!

 

 

「ちょ、ちょっとトイレに行ってくるよ」

 

「え?」

 

「そ、それじゃ……」

 

 

そして、僕は最終手段を行使した。

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

昼。

ニーナと僕は一緒に出掛けていた。

街の大きなデパートに来ている。

 

観たい映画があるからと、ニーナに連れて来られたのだ。

 

 

「ラブロマンス……R-15?」

 

「うん。ちょっとだけ、過激な描写があるらしいけど」

 

「……そうなんだ」

 

 

なんて、上映前は言っていたのだが──

 

 

 

 

『あっ♡あん♡』

 

 

 

「…………」

 

 

どこが『ちょっとだけ』なのか。

確かに性器は映ってないけど、胸は露出してるし……性行為の描写が濃いし、長いし。

 

 

『きもちいぃっ♡』

 

 

女優の体当たり演技、って……あ、そういう……いや、いやいや、そうじゃなくて。

艶やかな場面から目を逸らし、隣の席のニーナに目を向ける。

 

……ニーナもちょっと気まずそうな顔をしてた。

彼女にとってもこれは想定外だったのかな。

 

僕は気持ちを落ち着けつつ、スクリーンに目を戻した。

 

 

『イく♡イく、イく♡』

 

 

男優との絡みの中、女優の髪が乱れている。

凄く綺麗で淫美……だけど。

 

 

……ニーナの方が可愛いし、エッチだな。

 

 

なんて事が頭に浮かんで、僕はポップコーンを口に含んだ。

性欲を食欲で上書きしたかったからだ。

 

しかし、そう、意味はなく。

 

映画の濡れ場を見て、ニーナとの性行為を思い出し……僕はズボンの下で固くしてしまっていた。

 

拙い。

拙いな。

 

ニーナにバレたら、気持ち悪がられる。

 

僕は濡れ場の多い映画を見ながら、性欲を押さえつけようと、無心に徹していた。

 

 

『あん♡そこっ♡すっごい♡』

 

 

無心になろうとする僕。

スクリーンに映る濡れ場。

耳に聞こえる嬌声。

固くなってしまった陰茎。

また、無心になろうとする僕。

 

……なんだコレ?

何の修行をしてるんだ、僕は。

 

 

誰か僕を助けてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画が終わり、僕らは映画館を後にした。

 

 

「……思ったより凄かったね、ヒイロ」

 

「……ウン。ソウダネ」

 

「何で片言なの?」

 

「エ?いや、ソンナこと、ないと思うケド?」

 

 

僕を不審がるニーナに、僕はぎこちない笑みを浮かべていた。

 

 

「んー……ちょっと濡れ場があるって聞いてたけど、映画の5割……ううん、7割はエッチしてた。し過ぎ」

 

「……そうだね」

 

 

何がラブロマンス映画だ。

あ、いや、ラブロマンスではあるのか?

性行為も恋愛描写の一種ではあるし……。

 

というか、何であの映画R-18じゃないんだ。

性器さえ映さなければOKだと思ってるのかな?

 

 

「内容は無いし。女優の演技下手だし。ハズレ映画だった」

 

「まぁ、確かに。内容は……なかったね」

 

 

というか覚えてない。

心頭滅却し過ぎて、映画の内容が頭に入って来なかったから。

 

 

「でもまぁ、元々そういう女優だったらしいし……身体の方は凄かったよね」

 

「ぶッ──

 

 

何てコトを言うんだ。

会話がキャッチボールだとしたら、今のは時速160kmの豪速球だ。

僕にはとてもじゃないが受け止められないよ。

 

 

「そ、そうかなー?」

 

 

ほら見ろ。

変に誤魔化した返答しか出来てない。

 

 

「……ヒイロは、ああいう、こう、胸の大きな女の人の方がタイプ?」

 

 

続けて、今度は時速180kmの超豪速球だ。

受け止めきれない……!

速……避……!

無理なんだけど、死……。

 

 

「……いや、胸の大きさだけでタイプとか、そういうのは決まらないと思うけど……」

 

 

うっわ。

めちゃくちゃ気持ち悪いコトを言っちゃった。

 

 

「……ふーん、そうなんだ」

 

 

怖くてニーナの顔が見れない。

 

な、なんでこんな気まずい思いをしなければならないんだ。

 

誰か、助けてくれ。

お願いだから。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

夜、夕食後。

リビングで僕が机にカードを並べていると……ニーナが風呂から上がってきた。

 

 

「今日も、新しいデッキ構築試してるの?」

 

 

ニーナの言いたい事は分かる。

どうせメインで使うデッキは固定なのだから、新しくデッキを作る必要はないのだと。

 

理解はできるが──

 

 

「うん。だって、楽しいし……」

 

 

そう、楽しいのだ。

コンセプトを考えてデッキを組んで、回してみる。

そうして、新しい観点が見つかれば、普段使っているデッキにも活かせるかも知れない。

 

だからこうして、普段は使わないようなカードでデッキを組んで、回してみたりしているのだけれど──

 

 

「ん、そうだね。それは同感……デッキ構築もカードゲームの楽しみ」

 

 

ニーナが頷いて、僕の側に座った。

僕の真横で、ストレージを漁りカードを……。

 

 

う、良い匂いする。

 

 

同じシャンプー、ボディソープ、その他色々を使っているのに……どうしてこうも、僕と違う匂いがするのだろう。

なんというか、こう、ドキドキする匂いだ。

 

そんなニーナに視線を向けると──

 

あ、うわ。

普段と着ている寝巻き(パジャマ)は一緒なのに……1つ、ボタンが外れていた。

 

ほんのりの上気した、胸元が──

 

 

目線を逸らした。

 

 

一度、裸を見た相手だ。

だというのに、いや、だからこそ惹かれてしまうのか。

 

 

「うん、このカードとか結構面白いと思う」

 

 

何かカードを批評しているけど、それどころではない。

早鐘のように鳴る心臓。

それが、悟られないよう息を呑む

 

 

「……ヒイロ?聞いてる?」

 

「え、あ、うん。聞いてるよ?」

 

 

急な抜き打ちテストに驚きつつ、僕は笑顔を向けた。

普段通り、そう、普段通りに。

 

ほんのりと湿った唇。

綺麗な首筋。

そして──

 

 

「む」

 

 

彼女の手が、それを隠した。

 

 

「……あ」

 

 

視線を上げると、ニーナが僕を見ていた。

 

見てるのが、バレた。

邪な目で、見ているのが。

 

血の気が一気に引く。

身体が急激に冷める。

 

 

「あの、ニーナ……?」

 

「……ヒイロのえっち」

 

「ご、ごめんよ……ごめんなさい」

 

 

終わった。

僕は同居人の信頼してくれている女性を、えっちな目で見る最低な男だ。

嫌われてしまっ──

 

 

「うん?別に謝らなくていい」

 

「え」

 

 

それはつまり、謝っても許さないってコトなのか?

 

 

「怒ってないし」

 

「……でも」

 

 

そこでニーナが笑った。

 

 

「確かにそういうの、ちょっと好きじゃないけど……ヒイロなら、別に気にならないかな」

 

 

……う、うわっ。

うわぁっ。

や、やめてよ。

 

僕は確かに、夢の中では脱童貞に成功したけど……所詮は夢の中。

童貞だ。

 

そんな童貞に、そんな言葉を掛けちゃったら……勘違いを、いや、そうじゃなくて。

 

ああ、えっと。

えっと。

 

そんな、そんな無防備なこと言っちゃったら勘違いする人もいるよって、注意を──

 

 

「ふふ」

 

 

ニーナが微笑みながら、自身の膝に手を回した。

胸が押しつぶされて、目のやり場に困る。

 

な、なんでこんな、挑発してくるんだろう。

揶揄って遊んでいるのか、ニーナは。

 

……うん。

ニーナ、って……僕に、脈、あるのかな……?

でも、でもだって……あの時、僕に『好き』って言ってたし。

 

キスをしながら、セックスをしてた時。

 

『すき♡すき♡好き♡』

 

って。

 

 

息を呑む。

でも、僕は踏み込めずにいた。

 

だって、もし、この関係が……僕の不用意な一言で、破綻してしまったら。

 

そう考えると告白なんて、できはしない。

告白に失敗しても、結局は同じ家で……同棲生活が続くのだから。

 

 

……だって、それで十分。

幸せなのだから……これ以上は。

 

 

僕はまた、手元のカードに目線を落とした。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

ぬちぬちぬちぬち♡

夜、ベッドの上で音が響く。

 

 

「っ……まったく……♡ヒイロの……いくじなし……♡」

 

 

自分でも『理不尽だ』と理解している怒りのまま、私はベッドの上で自慰行為に耽っていた。

 

 

「こんなに……♡アピール、してるのにっ……♡」

 

 

枕に顔を埋めて、見当違いの文句を呟きながら……自身の性器を弄る。

 

くち♡くちゅ♡ぬぢぃっ♡

 

指も入れて、気持ちいい所を弄る。

 

 

「……っ♡ふぅっ♡ふーっ……♡」

 

 

色仕掛け計画は失敗に終わった。

 

ヒイロは私を意識していただろうが、すんでの所で止まっていた。

そんな所で忍耐力を発揮しなくていいのに。

 

寧ろ、色仕掛けをしてるシチュエーションにちょっと興奮しちゃって、私の方が大変だったぐらいだ。

全年齢向けの『ちょっとエッチな映画で、エッチなムードになろう』計画に至っては、思ったよりエッチだったし、もう、なんというか……こう、映画の中の女優がちょっと羨ましいぐらいだった。

 

 

ぬぢぬぢぬぢぬぢぬぢ♡

 

 

「ゔ、ぅうっ……♡」

 

 

結局、こうして情けなく、1人自分を慰めている。

イライラするし、ムラムラする。

 

目を閉じて、枕に顔を埋めて自慰に耽る。

ヒイロに手でして貰った夢を思い出して、自分の気持ちいい所を弄る。

 

 

「ヒイロ……♡ひぃろ……♡」

 

 

片手で陰核を弄りながら、もう片方の手で膣壁をなぞる。

すると快楽が押し寄せて──

 

 

「……ん、イっ♡く……♡」

 

 

自分の意思とは関係なく、軽く痙攣する。

 

 

「はぁ……♡はぁ……♡うぅ♡」

 

 

足りない。

想像じゃなくて、自慰じゃなくて……本番が、ヒイロとしたい。

 

 

「……………」

 

 

私は息を深く吐いて、ベッドから降りた。

……明日、もうちょっとだけ直接的にアピールしようかな。

 

うん、そうしよう。

ヒイロの牙城を崩すには、それ相応のプレイングが必要だ。

適切なリソースを吐いて、ヒイロの理性をビートダウンしなければ。

 

私は脳内で、自分の中にある幾つかの作戦をデッキのように組み立て始めた。

 

これは勝負なのだ。

私とヒイロの、真剣勝負。

 

 

「絶対、ヒイロの方から誘わせてやる……」

 

 

強い意志を胸に抱き、私は自室を出た。

 

え、あ、うん。

ちょっとお手洗いに行かないとね。

 

流石にこのままでは眠れないから……。

 

 

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