TS転生してHな退魔少女になったのでメ〇堕ち……しないよ!? 作:H・I
お部屋さんは私の言葉が相当強く琴線に触れたみたいで、すっごい興奮状態で発情期の猿もかくやという勢いで私の腰に自分の腰を打ちつけてきている。今回は三擦り半を突破してもう10回を超えたから一安心だね。
ただその代わりにテクとか分からせとかそういうのはきれいさっぱりなくなって、単調に腰を往復させるだけになっちゃってるけどそこまで嬉しかったのかな? いや初Hで暴発しちゃった男性がお相手の「大好きな」女性にあんなこと言ってもらえたら、それはこのくらい喜んでもおかしくないか……。
私は思ったことを素直に言っただけで変な底意はなかったんだけど……いやだからこそクリティカルヒットなのか。うん。
「はあ、はあ、あん、ああ……。
お部屋さん、素敵です……♡」
今回は彼が暴発しないようだいしゅきホールドや膣締めは控えて後頭部や背中を軽く抱いたり撫でたりするだけにとどめつつ、好きな人が夢中になって愛してくれているという至上の幸せに浸る。
うん、本当に幸せぇ……。
「きゃっ、ふ、あン、くぅ……。
お部屋さん、ソコ何度も突かれたら頭まで痺れちゃうぅ……♡」
それにテクなんてなくても、立派な肉棒で子宮口をツンツン突かれてるだけで簡単にイきそうになっちゃうからね、今の私! むしろイくのをガマンしてるくらいなんだよ。
でもそろそろ意識が蕩けてきてこらえ切れなくなってきた……。
「お部屋さん、私っ、イくっ、イきます……♡
いっしょ、一緒にぃ……!」
彼が何往復での射精を目標にしてるかは分からないけど、こう言ってあげればそれと違っていても傷ついたりしないと思う。そして案の定、すぐに膣の中の肉棒がぶるぶる震えるのを感じた。
「――――――ッ!!
イッ……くぅーーーッ!! ~~~~~、――――――!!」
その数秒後。私がまたつい反射的にだいしゅきホールドと膣締めをしつつ絶頂に達したのとほぼ同時に、彼もまた大量の精液を私の子宮に注ぎ込んでくれたのだった。
……それでもって。お部屋さんは今回は目標としてた往復回数はクリアしてたそうで、自信を回復できたみたいでよかったよかった。
その後は同じ体位ばかりじゃ芸がないということで、後背位や側臥位や座位などいろいろヤって、その合間には彼の一休みと私からのお礼を兼ねて彼の頭のてっぺんから足の爪先までキスしたり撫でたりしてあげた。締めはもちろん肉棒で玉まで舐めて、お口の中に
そしていよいよ彼の妖気が尽きてきて、あと1回が限度というところまできた。
「お部屋さん、そろそろですね……。
それじゃ最後に、私の
私がいろんな意味をこめてそう言うと、彼がこっくり頷いたようなイメージが返ってきた。
そしてまた正常位で、キスの時みたいに過剰なまでの愛情をこめてピストンしてくる。
「あンっ、はぁっ、すごいっ、気持ちいい……♡
こっ、これが本当のセックスなんですね」
いや肉体が触れない精神だけの交わりをこう評するのは語弊があるけど、これは彼の愛とテクに対する称賛ね。もちろん彼は分かってくれて、ラストスパートとばかりに気合いをこめて私の子宮口をがしがし突きまくってくる。
その激しくもやさしい責めに、私は(また)簡単に陥落した。
「あぁンっ、そんなっ、すごすぎぃ……♡
イくっ、イきますっ……今度も、一緒にぃっ……!!」
もう何度目か数え切れないほどの絶頂だけど、今回は特別。例の合意の通り、彼が射精した瞬間に彼の妖気と精神を全部丸ごと、私の
そしてその数秒後、予定通り彼のすべてが入ってきて……。
「―――――――――ッッッ!!!!!!」
その時の感覚ときたらもう、まるで子宮の中で爆弾でも炸裂したかのようだった。強烈すぎて失神もできないくらいに。
激しい快感と歓喜の奔流が津波のように全身を呑み込み蹂躙していく。「すべて」が入ってくるのがここまですごいことだったなんて―――!
それこそ愛する人には見せられない蕩けた、というか壊れた表情のまま、全身がびくびく痙攣し涎と愛液がだらしなくこぼれ落ちる。もしこれが深イキの範疇に収まるのなら、もう海溝級って感じだよ、ホント。
「あぁぁ……ぁぁ……ぁ」
そしてその後30分ほど、私は身も心もぐったり脱力して起き上がることも何か考えることもできなかったのだった。
そしてようやく心身が落ち着いた時、私はお部屋さんの存在も室内の妖気も全部なくなっていることに気がついた。
お仕事完了……だけれど、彼との合意を無事遂行できたことの方が感慨が深かった。
「うん……今回もすごかったけど、よくがんばったね私。
お部屋さんもいろいろありがとうございました。一生忘れませんから」
彼を迎えた下腹部をそっと撫でながら、改めてお礼の言葉を述べる。
本当に―――いろんな意味でとても得難い体験だった。ありがとう。
「……あとはいつも通りの後始末だね」
まず紋様を消して服を着て、次は報告書用のメモ……を書くために経緯を思い返した時、私は前回以上に悶絶してマットの上を転げ回った。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっっっ!!!!!
わ、私ってばメス堕ち&快楽堕ちプラス恋愛堕ちに屈服堕ちまでして、しかもそれを自覚した上で喜んじゃうところまでいってたぁぁぁ!?!?」
いや今回の仕事の経緯にも結果にも後悔はない。不満も未練もない。これで良かったと思っている。
私の気持ちも彼の気持ちも本物で、結ばれたことは誇らしく感じているくらいだ。
でもそれはそれとして、男の退魔師として大変恥ずかしい事態なのは事実なわけで。
私はちゃんと性自認男性に戻れたことを自覚してほっと胸を撫で下ろしつつも、立ち直るまでに30分ほどの時を要したのだった。
それでもって翌朝。いつも通り朝練を始めた私は、ある程度予想していたことながらまたパワーアップしていることに気がついた。
まずは霊力の器が大きくなった……つまり今までより多くの霊力を保持し、使えるようになったってことだね。最大MPが増えたっていえば分かりやすいかな?
それとお部屋さんの「精神」を吸収した上にお互いに精神干渉しまくったおかげで、精神出力も上がった。耳慣れない用語だと思うけど、精神力とか気力っていうと世間一般では違う意味で使われてるからそういう業界用語が作られてるんだ。
意味は字面で分かると思うけど、精神・心理系の術の効き目やそれを自分が受けた時の抵抗力に直結するのはもちろん、霊力の操作力にも関係してるから退魔師にとって重要なパラメーターの1つだよ。加えて普通の意味での存在感や影響力にもかかわるから、これが上がるのはいろんな意味でプラスになる。
さらに技能レベルは低いながら
「でもこの感覚だと、あんまり汎用的じゃなくてH方面限定みたいな感じ?
セックス絡みの怪異を吸収して得た能力だから当然といえば当然なんだけど」
具体的には発情させたり魅了したりはできても、眠らせたり恐怖させたりはできないというところか。いや訓練次第でできるようにはなるだろうけど、普段はともかく紋様出してる時の私の適性はどう考えてもH方面だから適性に合った能力を得たということでむしろ喜ぶべきなのかも。
それで必殺技は
ただお部屋さんが私にしたような精細な愛撫はかなり高等な技術みたいだから、今の私には無理っぽい。昨晩はできたけどあれは彼の能力に乗っかってのことで、私単独では真似できないのだ。今は。
「でもこうなると、私はいよいよ武闘家より房中術師というか性魔術師向きってことになるよね。
もちろん蛸さんの注意は忘れちゃいけないけど」
仕事のたびに霊力を消耗するどころか増強できる上に新しい能力を得られる可能性まであるというのは退魔師として美味しすぎるし、何よりあんな気持ちいい体験できる機会をむざむざ捨てるなんてもったいな……いや待った! それは女の子、それもHな女子の考え方だ。男子としては……いや女性の幽霊や妖怪相手なら良いのでは、いやそれはそれで別の問題が。
「うーん、世の中って難しいなぁ」
あ、そうだ。H方面限定とはいえ精神感応ができるということは、生身のヒトが相手なら例の五重奏の快感をまた体験できるってことじゃないかな。それこそ恋人や旦那様をつくれば毎日でも……とは思うけど、男性としては男性とくっつくのはかなり抵抗がある。
いや将来双和家の後継ぎをつくるのならお婿さんもらわなきゃいけないのは分かってるんだけど。
「ちなみにうちの業界はいろいろ特殊だから、元請は退魔師限定で結婚相談もやっててね。
他の会社とも提携してて全国ネットワークだからお相手はそれなりに見つかるみたい」
とはいえ零細な家に婿に来てもらおうと思ったら、容姿や性格は無論のこと、相応の実力と実績も必要だ。
え、業界人じゃない一般人と結婚するのなら「実力と実績」は要らないんじゃないかって? 確かにそうだけど、子供を強い退魔師にしたい場合は両親とも強い退魔師である方が有利だから難しいんだよね。
もちろん(退魔師としての)双和家を私の代で終わりにするならそういう配慮はいらないんだけど。
まあ結婚するにせよしないにせよ、適齢期までにはまだ時間があるから慌てる必要はないかな。性魔術師ルートなら成長は早いしね。
「いや私自身はできる限り退魔師続けるつもりではあるけどね。
……それじゃ今日も元気に朝練しますか」
というわけで私は自己分析と人生計画の検討に一区切りつけると、いつも通り日課の訓練を始めたのだった。
ところで仕事が終わったら、経緯と結果を元請に報告しないといけない。それは当然なるべく正確かつ詳細であることを求められるんだけど、内容によってはいくらかぼかすことは許容されている。
今回の私みたいに人に言いたくない経緯だったり、門外不出の秘術を使っていたりと、公にしたくないケースは意外と多いからね。ただし退治に失敗して応援を求める場合は許容範囲がだいぶ狭くなるけども。
幸い今回の私は被害なしの成功なので、妖怪の正体と彼をきっちり祓った旨は報告したけど、その経緯については思い切りぼかした。
すると担当の方は幸い深く追及してはこず、むしろルーキーの女の子が立て続けにH系怪異に当たってしまったことに同情してくれた後、何か気になることを語り始める。
「実はですね。まだ確実といえる程の話じゃないんですが、最近あなたが遭ったみたいな性的な怪異が増えているようなんです」
「え、ホントですか」
どきーん! 私は胸が高鳴るのと子宮がうずくのを感じたけど、それはいろんな意味でおくびにも出さずに話の続きを聞いた。
「ええ、男性目当ての者も女性目当ての者もいますが、比率的には女性目当ての者の方がずっと多いですね。
しかも目当ての者がいなければ出て来ませんので、性的攻撃の対象にならない同性の退魔師が対処するのはなかなか難しい状況で」
「男女混合で行くのはダメなんですか?」
「それは通じる者もいれば通じない者もいるみたいですね。怪異も千差万別ですから。
事前に性的怪異だと判明していない場合も多いですし」
「なるほど……」
それは確かにそうだ。しかし性的怪異が増えたことには何か特別な原因とかはあるのだろうか?
「そうですね。特に理由はなくてたまたま一時的にこうなってるだけとか、社会の風潮で性が奔放になりすぎとか逆に抑圧されすぎだとか、もしくは強大な性的妖怪が出現していてその影響でというあたりでしょうか。
我々としては最後のだけは避けたいところですね」
「ふーむ……」
これも納得の話だ。
あ、そういえば私の紋様は伝説の勇者的なサムシングの証じゃないかって考えたことがあるけど、もしかしたら本当にH系大妖怪を討つために授けられた力なのかも……なんてね。
「いずれにせよ、あなたは若くて見栄えもいいですから標的になりやすいので気をつけて下さいね」
「はい、ありがとうございます」
私は如才なくそう答えると、今日のところは予定通り休養と学業のため次の仕事は請けずにそのまま帰途についたのだった。
―――そしてその数日後。次の仕事とその次の仕事は紋様や房中術を使うまでもない非力な相手だったけど、その次、都合6件めの仕事はいくらか難易度高そうだった。
「えーと、〇△□※学園のレスリング場が他校のレスリング部員の霊に占拠された、ですか」
ただ他校といってもまったく無関係ではなく、毎年練習試合をしている間柄だそうだ。
その他校生徒はその試合に来る道中に不幸にも学校の近くで交通事故に遭い、死者の中の何人かがレスリング場に居座る形で幽霊になったという。
彼らは今はそこに籠っているから犠牲者は出ていないが、いつそこから出て暴れ出さないとも限らない。早急に何とかしてほしいということで私に打診が来たのだった。
もちろん嫌なら断ってもいい、というか自信がないのに請ける方がNGだけれど、そこまでの危険性は感じなかった。
「わかりました。ではお引き請けします」
そういうわけでレスリング部員の除霊の仕事を請けたのだった。
この主人公に発情や魅了の術なんか持たせて大丈夫なのだろうか(ぇ
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