TS転生してHな退魔少女になったのでメ〇堕ち……しないよ!? 作:H・I
今の説明だけじゃみんなは理解しきれないだろうから、私は言葉を足すことにした。
「怪異というのは大勢の人間の想念や観念がかたまってできた存在のことでね。『トイレの〇子さん』とか『口〇け女』とかが有名かな。
地下プロレスというのはそこまでメジャーじゃないと思うけど、学校は元々怪奇現象が起きやすい場所だからね。竜夢くんたちが『レスリング部の部屋に』居座ってたのと、今私といろいろしたのが最終的な引き金になってこうなったんだと思う」
ただ出現したのはリングと実況席だけで、運営側のレスラーやレフェリーや観客はいないし照明の類もない。それがつくられるほどの想念やエネルギーは蓄積されていないのだろう。
「えっと、つまりこのリングが出てきたのは俺たちのせいってこと? てか放っておいたらどうなるんだ?」
「引き金ってだけだし、ちゃんと祓えば問題ないから気にしなくていいよ。
逆に放っておいたらエネルギーがたまってさらに大掛かりになる……かも知れないけど、その辺は言い切れないかな」
まあどちらにしても、退魔師としては今祓う以外の選択肢はないのだけれど。
「そりゃそうだよなあ。でも祓うってどうやって? このリング殴ってぶっ壊すの?」
「そういう手もあるよ。私1人の手に負えなかったら応援呼べばいいし」
「あ、応援呼んだら来てくれるんだ」
「うん。もちろん私がやられて帰らなかった場合もね」
「あ、そっか。それなら俺たちが真希ちゃんに抵抗せずに昇天させてもらうことにしたのは大正解だったんだな」
「うん」
ただこのリングは頑丈さは実物並みにありそうに見えるから、全部粉々にすり潰すのは大変そうだし、破片が床や壁を傷つける恐れもある。残留妖気も大量に出そうだから、邪気吸封札も手持ちじゃ足りなさそう。
私が
というか今気づいたけど、
「……ちょっと待って。もしかしてみんな霊力が回復してない!?」
「え!? あ、言われてみればそうだな。もしかしてせっかく真希ちゃんががんばってくれたのが台なしになったってこと!?」
「あ、ううん、それはいいんだけど」
竜夢くんが気遣ってくれたのは嬉しいけど、その辺は私が手加減したくてしたのだから別にいい。
それよりこれって、竜夢くんたちが「運営側レスラー」の役にされたってことだよね。立つのに難儀してるんじゃレスリングなんてとても無理だから、怪異が体力回復させたんだろうから。
まあ「地下プロレスが気になってた」「かわいい娘と
それにこの感じだと怪異の恒常的な構成要素にされたわけじゃなくて、あくまでこの場限りのエキストラっていうだけみたいだからそんな深刻な問題でもないかな。
「でもこれ、私がリングを殴って壊すのを防ぐのを兼ねてるかも知れない。
つまりそれやったら、霊力もらった竜夢くんたちにもダメージがいくんじゃないかってことね」
試してみればすぐ判明することだけど、みんなのこと大好きだからそんな気持ちにはなれなかった。
「えーと、結局どうすればいいんだ?」
「んー、もう分かってるくせに。私と男女混合レスリングしましょ♡」
私がウィンクしながらそう言うと、竜夢くんたちは跳び上がって喜んだ。
……けれど、この方法には重大な問題点があった。
「でもいくら体力回復したからって、俺たちと真希ちゃんじゃ勝負にならないんじゃないか?」
「うん、手加減はするよ。
だってせっかくここまでみんな気持ち良くできてたのに、最後はただボコられて終わりじゃつまんないでしょ?
安心して、最後まできっちりサービス良くするから」
「ま、真希ちゃん……!」
するとみんなは感動を面に表して、男泣きしそうなほど喜んでくれた。
「―――って、それでどうやってリングを祓うんだ?」
しかも自分達にも責任があるからというのもあるだろうけど、私の仕事の都合まで考えてくれるなんて嬉しいなあ。
私がしたくてしてることだからそこまで重く受け取らなくていいんだけど、気分はいい。
この質問自体ももっともだし、きちんと説明しなきゃね。
「私の見立てだとキミたちの霊力は貸してもらえてるだけで、何かの条件を満たしたら回収されちゃうみたいな感じでね。
こういうシチュのお約束的に考えて、それは対戦相手に負けたらってとこだよね。
そうなったらキミたちは霊力枯渇で昇天すると思うけど、それで全員いなくなったらもう試合ができない、つまり怪異として存続できる土台がなくなって消えちゃう……と思う」
あくまで推測に過ぎないけど、そんなに的外れではないはず。怪異って基本的に「お約束」な存在だからね。
もちろん今回この場に限ってのことで、また別の機会に出現するのを防げるわけではないけれど。
「なるほど、リングだけあっても選手がいなきゃ意味ないもんな。
で、もし真希ちゃんが負けたらどうなるんだ? もしかして霊力吸われるとかそういう目に遭ったりするのか?」
「んー、別にどうもならないと思うよ。
でもまあ、お約束的にはその。勝った人は私を好きにしていいんじゃないかなあ?」
私がさすがにみんなから目をそらしてはにかみながらそう言うと、5人とも火山の噴火みたいな勢いでテンションが爆上がりした。
「マ、マジで!? そりゃまあエロエロ地下プロレスってそういうもんだけど、マジで!?」
「う、うん。だからみんなわざと負けるとかそういうことはしなくていいからね。さっきも言ったけど、最後まで気持ち良くなっててほしいから遠慮しないで全力出していいよ。
私も手加減するとは言ったけど、わざと負ける気まではないから」
もしわざと負けてほしいなら、勝った時の報酬なんて提示するわけがない。だから「わざと負けなくてもいい」というのは本心だ。そういう意味もこめての発言だったけど、みんな理解してくれたかなあ?
「おおおやべぇ、真希ちゃんが眩しすぎて正視できねぇ」
「これはもうあの世に行ったら真希ちゃん教でも起こすしか」
「それはそれとして全力出し切るけどな!」
……かなり怪しいけど、こちらの希望通りにはしてくれそうだからまあいっか。
「それでルールはどうする? 普通のプロレスやレスリングのルールは多少調べてきたけど、まったく同じってわけにもいかないでしょ」
すると竜夢くんたちも真顔に戻って思案し始めた。
「んー、確かにプロレスと俺たちがやってるレスリングもルールは違うしな」
「それに真希ちゃんにあんまり細かいこと言っても困らせるだけだろうし」
その結果、以下のルールが制定された。
1.勝敗の決定は3カウントフォールとギブアップと反則負けのみ。ポイント制はなし。
2.打撃技は禁止。関節技と絞め技は手加減すること。
3.頭部や咽喉や股間への攻撃は禁止。
4.目突きや噛みつき、凶器攻撃の類は即負け。
1はプロレスに近いルールだね。レスリングはフォールは1秒だけど、それは慣れてない私だと寝転ばされたらすぐ取られかねないから伸ばしたんだ。ポイントの件も同様ね。
2は両者の折衷だね。レスリングでは関節技と絞め技も禁止だから竜夢くんたちは習ってないんだけど、相手が女の子ならかけるのもかけられるのも、ね? ただし本気で痛めつけたり窒息させたりなんてのはNGということ。
ちなみに双和家式退魔武術はほぼ打撃オンリーだから、異種格闘技戦と考えるとむちゃくちゃ不利なルール……でも私への意地悪じゃなくて、竜夢くんたちの「真希ちゃんを殴るなんて嫌すぎる!」という気持ちの発露だからいいんだけど。
3は「攻撃」になってるのがミソだね。攻撃じゃなくて愛撫ならOKというわけ♡
4は当然だね。私もみんなもやるつもりゼロだけど、まあ体裁的に。
「つまりタックルや投げ技、あるいはグラウンドでの寝技でフォールを取るのがメインで、関節技と絞め技も軽くならいいよっていう格闘スタイルなわけだね」
もちろんHな責めで無力化するのはセーフだ。私が
だから単なるセックスみたいな流れになるかも知れないけど、そこはみんな次第かな。セックスでも真面目でも、どちらで来ても受けて立つよ。
次は試合形式だけど、私が慣れてないということもあって
1番手は
ついでリングアナウンサーによる選手紹介が行われる。
「赤コーナー、体重は知らん、瀬川梛央!
青コーナー、体重は黙秘だった! 俺たちの天使・ビキニメイドな真希ちゃん!!!」
プロレスとかではランキング上位の選手が赤コーナーで、下位の選手が青コーナーだそうなんだけど、今回は悪の地下プロレス団体に天使な私が殴り込みをかけたという設定を竜夢くんたちがこしらえたので、私が青コーナーになったらしい。私はどちらでもいいんだけど、シチュエーションに凝ると気分が高まるというのはよく分かる。
あと「ビキニメイド」とリングアナが言ったのは、私が試合ごとに着替えることにしたからだね。今回はメイド服を水着風にしたんだよ。
具体的にはまず白いフリルを付けた黒の三角ビキニのトップスとボトムス、それと黒ミニスカに白エプロン、ヘッドドレスと付け襟とカフスだね。あとプロレスだから黒のリングシューズも履いた。
水着はヒモ結びタイプにしようかなとも思ったけど、即脱がされそうだからさすがに却下。トップスは布面積広めで、代わりにボトムスはスカート穿いてる分も加味して小さめだよ。うふふ。
それとこの服だと紋様を見られることになるけど、さっき「Hな感じがするのは私個人の特技」ということで少し話してたからもうまるっと説明しちゃった。その時はみんな興奮してたけど「事情は追及しないで」って言ったらすぐ引いてくれて、みんな私の言うこと素直に聞いてくれて嬉しいな。
いや紋様消しても試合には支障ないんだけど、みんなHな私の方が嬉しいだろうから♡
―――それでいよいよゴングかなと思ったら、リングアナがボディチェックとか何とか言い出した。
「あ、そういえばプロレスにはそういうのあったね」
麻尋くんが梛央くんのリングシューズをぺたぺた触ってる。どう見てもおざなりだけど、あくまで体裁でやってるだけだから別にいいのか……。
梛央くんのコスチュームは黒のショートタイツとシューズだけだから、シューズが終わったらタイツを軽く撫でておしまい。次は私の番だね。
「凶器は隠してないだろうな?」
麻尋くんが今回もノリノリで、微妙に悪っぽい表情と口調で訊ねてくる。
私が「は、はい、もちろんです」と答えてチェックしやすいよう片脚を軽く上げると、彼は梛央くんの時と同様にしゃがんでシューズを触り始めた。
もっともその手つきは梛央くんの時よりさらにテキトーで、視線は私の股間と内股ばかりに注がれてるのが丸分かりだけど。
まあこの服のスカートすごく短いから、私が脚上げてると麻尋くんの頭の位置からだとパンツがチラチラ見えてかなり煽情的だろうから仕方ないのかな。
「んっ……」
1番感じやすいところを淫欲のこもった視線でガン見されて、思わず小さな喘ぎ声をもらしてしまう私。
すると麻尋くんは突然ぬっと立ち上がって、いきなり両手で私の胸を鷲掴みした!
「きゃああっ!?」
痛くはなかったけどいきなり過ぎる行為に私がびっくりして悲鳴を上げると、麻尋くんはますますノリノリに畳みかけてきた。
「む。軽く触られた程度でそんな大声を上げるとは、やはり凶器を隠しているな!
これは入念にチェックする必要がありそうだ」
「えええっ!? いやあの、水着のトップスの中に何を隠すと」
「それを判断するのはレフェリーである俺の役目だ! 選手は黙っているように」
「ええええ……っあン! やん、そんなHな揉み方されたらぁ……♡」
どうやら麻尋くんはボディチェックという名目でHなお触りしたいみたいね。
仮にも審判がそんなこと……って、そういえば麻尋くんたちは悪の団体なんだった。レフェリーもグルで、殴り込みかけてきた正義派を対戦前に少しでも弱らせて、ついでに彼女が辱められてる姿を観客に披露するっていう
比率的には「Hなお触りしたい」が99%くらい占めてると思うけど。だって麻尋くんの手すっごく熱くて気合い入ってて、おっぱいがもう蕩けそうなんだもの……♡
中立のはずのレフェリーまでもが敵に回るとは、危うし主人公!(棒)
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