※この作品はR-18です。

TS転生してHな退魔少女になったのでメ〇堕ち……しないよ!?   作:H・I

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第4話 これはホントに強敵だ!

 現在私は大きな(たこ)の妖怪に両腕を絡め取られて万歳させられているわけだが、生命の危険は感じていなかった。彼からは性欲や使命感は子宮がじんじんするくらい感じるけれど、殺意や害意はまったく感じられないからだ。前回と同じである。

 とはいえこの状況で霊力吸収(エナジードレイン)をやったら、逆に彼に生命の危険を感じさせて反撃で殺される可能性は否定できない。

 ……なんて心配をするのは身体面は非力な術者系の考え方だ。脳筋一族かつそちらの固有技能を持つ私は、この触腕くらいなら握り潰して拘束を外すことができる。

 ―――のだが、顔にかかっているこの白濁液のちょっとツーンとする()()*1をかいでいると何だか思考がまとまらなくなってきて闘志も鈍ってくる。霊毒が私の耐性より強いのか、それとも単に匂いが気分に影響しているだけなのか……?

 

(もしかしてこれが「麻痺させる効果」なのかな……?)

 

 迂遠にもそんなことをぼんやり考えた時、当然ながら触腕が伸びてきて私の良く育ったバストに1本ずつ巻きついた。乳房の麓から頂まで、あっという間に這い登る。

 

「きゃあっ!?」

 

 そのまま力強く絞りあげられたが、決して乱暴でも粗雑でもない。紋様を出してる時の私が発情してたりこの手の存在への嫌悪感や忌避感がなかったりすることを差し引いて考えても上手な部類だと思う。

 比較対象は私自身しかいないけど、多分。

 

「んんんん……ッ、ふ、はぁぁ。あっ、あん」

 

 気持ち良くって、つい悩ましい喘ぎ声をこぼしてしまった。

 すると蛸は勢いづいて、いや最初からそのつもりだったのだろうが、触腕の先端で乳首をつついてきた。

 絶妙なタッチでくりくり捏ねられて、敏感な突起がだんだん固くとがっていく。そこを吸盤で擦られたり吸われたりして、私は痺れるような快感に身を震わせた。

 

「きゃうっ! あっ、あ、ダメぇ……んっ、ふ、うぅン」

 

 体に力が入らなくなり、気力も抜けてくる……まずい、でも胸ぜんぶが蕩けそうなほど気持ちいい。

 

「あぁっ、ン、はぁ、はぁ……っひゃぁ! やん、あっ、そんなこと……」

 

 体の力が抜けても、女の子っぽい喘ぎ声だけは勝手に出てくる。不思議だ。

 特に紋様出してる時の声は我ながらHで煽情的で、学校の男子とかに聞かせたら大変なことになるのは請け合いな代物である。

 いや聞かせないよ!? 私のHボイスは消え逝く者のみが聞ける鎮魂曲だから。なんちゃって。

 両腕封じられておっぱい揉まれてるのに結構余裕あるね私。

 

「……って、ちょっと待った!」

 

 今気づいたが、ホールが明るいままだとH、じゃなかった戦闘が外から見えてしまうではないか。それはホントにダメ!

 いや幸いにしてここは外からは見えない位置だが、私は念のため服の尻尾を伸ばして、さっきつけた照明のスイッチをオフにした。

 再びホールに闇の(とばり)が下り、外からの視線を遮る。これで安心、と私は安堵の息をついた。

 あ、もしかして服に尻尾がついていたのはこれを見越していたからなのか? さすが私の潜在意識、お手柄だ!(手のひらクルー)

 そこに蛸が話しかけてくる。

 

「……む、自分でつけた照明をまた消すとはどういうつもりだ?

 ああ、もしかして貴様の姿が見えなくなれば我の責めが甘くなる、あるいは不用意に近づいてきて反撃のチャンスができるのではないかとでも思ったか?

 ならば無駄だと言っておこう。確かに目には見えにくくなったが、この距離なら我が触腕は貴様の体温や()()や息遣いや汗ばみ具合まで知覚できるのだからな!」

「ああ、そんな見方もあったんですね」

 

 実は蛸から自分を見えなくしようという考えはまったくなかったのだが、確かにそう解釈するのが順当だ。

 しかしどうやら彼は特殊な知覚力があって責めが甘くなることはないみたいで良かった、でもいろいろ把握されちゃうのはちょっと恥ずかし、いや喘ぎ声聞かれてる時点で今更、でもなくて!

 紋様出してるとすぐ思考が(女性的感性の)Hに傾くので本当に困ってしまう。

 

「ん? 我から姿を隠すためではなかったのか?」

 

 すると彼は私の胸への責めはしっかり続けつつも不思議そうに訊ねてきたので、素直に教えてあげることにした。

 

「あ、はい。外の通行人に見られたら困ると思いまして。

 いえこの位置なら大丈夫なんですけど、念のため」

「ふむ、いくら露出狂でも公開プレイは社会的に死ぬからな。それは当然か」

「誰が露出狂、っていうかプレイですか!」

 

 それでは私がわざと彼の攻撃を受けて、触手責めされるのを楽しんでいるみたいではないか。

 露出だって好きでやっているんじゃなくて、あくまで必要やむを得ずなのに何という名誉棄損。

 ところでなぜ私は退治対象、それもHな大蛸とこんななごやかに(?)会話しているのだろうか。別に嫌ではないけれど。

 

(それより早く打開策を考えないと)

 

 それも打撃も吸収も力が出せない中でとなると、いっそ彼が賢者モードになるまで好きにさせてあげるというのはどうだろうか……いやダメだ、多分私の方が先にKOして動けなくなる。

 手や口や胸で絞り取(ごほうしす)るという手もあるけど、武闘派退魔師(わたし)が完全に堕ちる前にそれを許すほど彼は間抜けではあるまい。絞られるとかの前に、咬み切られる心配が先に来るはずだ。

 え、それだけはやらないでくれって? わかってるよ、彼が考えそうなことをシミュレートしてみただけだから安心して。

 

(でも本格的に頭回らなくなってきたよ。どうしよう)

 

 白濁液の匂いと気持ちいいのとで、何だかものを考えられなくなってきた。

 こうしてる間も彼はずっと私の胸を責め続けてたんだけど、知覚力を自慢してただけあって私が弱ってきたのが分かったのだろうか。腕を拘束してた触腕4本の内2本を外して、そろそろと下に降ろし始めた。

 悪戯っぽく耳や首筋や腋の下をつついたりなぞったり、さらに降りて剥き出しの背中も触ってくる。

 それは責めるというよりくすぐるというか愛撫、文字通りにやさしく可愛がって撫でてくれているみたいな感じで。もしかして私の戦意を削ぐ作戦か?

 だとしたらさっきのあなたじゃないけど、無駄だと言っておこう。退魔師がそう簡単に妖怪に(ほだ)されると思ってもらっては困る。

 

「きゃっ……ん、くすぐったい♡」

 

 ……って、何この甘ったるい猫撫で声。即堕ち2コマでももうちょっと粘るよ!?

 すると蛸は私の内心を見透かしたかのように挑発してきた。

 

「フッフフ。これぞ先ほど言った『人間の手やアレでは与えられぬ悦楽』……のほんの一端!

 諦めて我が愛を受け入れればもっと幸せになれるぞ」

「縛って無理やりなんてのは愛じゃありませんし、私は諦めたりしません!

 というかさっきの精え、じゃなかった墨に何か仕込んでたんじゃないですか?」

 

 私が強がりつつも先ほどの疑問を訊ねてみると、蛸はまったく隠し立てせずに教えてくれた。

 

「ようやく気づいたか。蛸の墨はある種の天敵の感覚を麻痺させる効果があるが、我の天敵は退魔師(きさまたち)というだけのことよ!」

「な、なるほど!」

 

 つまり一からつくられた能力ではなく、元の生物としてのありようが怪異としての能力に昇華したというわけか。それなら私の耐性を突破できてもおかしくない。私は首を縦にぶんぶん振って納得の意を示した。

 でもホントなんでこんなに友好的な雰囲気なんだろう。彼の方も私にHなことしてはいるが、たとえば照明をつけるとか私が本当に嫌がりそうなことはするつもりないみたいだし。

 

「もちろん一時的なものに過ぎぬがな。

 しかしそれなら効果が切れる前におかわりすれば済む話だ!」

「きゃ!?」

 

 また白くてツーンとする粘液を顔にいっぱいぶっかけられた上に飲まされてしまった。

 ぼーっとしてきた私に、今度は漏斗(ろうと)を蛇のようにうねうねした動きで伸ばしてくる。途中で先端部が変形して、女の子が名前を言うのはちょっと憚りがあるモノに似た形状になった。

 

「……?」

 

 怪異だけあって器用なものだが、彼は何をするつもりなのか? 私がぼんやり見守っていると、先端部は私の胸の谷間にぴたっと挟まってきた。

 

「……んっ♡」

 

 熱くてカタくて脈打ってるのが私の心臓(ハート)に伝わってくる。すごい。ドキドキする。

 ついで彼は私の左右の乳房を真ん中に寄せて、彼の先端部を挟む形にした。

 その形のまま先端部を上下に往復させ始める。

 

(あー、それがしたかったんだ)

 

 彼の思惑は分かったが、それならご自慢の交接腕でやればいいものを。なかなか用心深い……。

 だからといって漏斗でやって気持ちいいのだろうか……と思ったが、この先端部だけじゃなくて他の触腕も温度が上がってきてるしすごくエキサイトしてるのを感じるから、とても気持ちいいようだ。私だけ気持ち良くなってるのは申し訳ないから、彼も悦んでくれてるなら嬉しい。

 

「んっ、んっ、あっ、ふぁ、熱い、溶け……るぅ」

 

 すっかり熱くなった触腕で執拗に揉みしだかれつつ、もっと熱くてカタい漏斗でぐりぐり擦られて、私の感じやすいバストは半日じっくり煮込まれたムネ肉みたいにとろとろにされていた。本当に溶けそう……。

 一方背中を愛撫していた腕はじわじわ降りてきていて、腰の下を越えてついにお尻に―――と思ったら、ついっとスルーして太腿の間に入ってきた。

 

「ん?」

 

 そして私の脚を30度くらいまで開かせると、膝の裏を前に押して膝を曲げさせてくる。私は抗いようもなく、されるがままに両膝を床についてしまった。

 押す速さはゆっくりだったし両腕をちゃんと支えていてくれたから(紳士的!)、膝は痛くなかったけどこれはまずい。動きがかなり制限されるし、蹴りもまともに出せなくなったのだから。

 蛸は知能は高いそうだけど、それが喋れるようになっただけあって賢い……。

 その上さっきも言ったけど用心深くてHも上手だなんて、ホント予想以上の強敵だ。

 ……そしていよいよ、触腕は私のお尻に乗り込んできた。今までと打って変わって卑猥な動きで這い回ってくる。

 

「きゃっ!? あっ、んっ、やぁ。い、いきなり何で!?」

 

 さらに辛抱たまらなくなってきたのか、温存していた残り2本の触腕も私の1番弱い所に突撃してきた!

 

「ひゃあ! んぁぁっ、あっ、くぅ、はぁぁ。ダメぇ、そこはもうぐしょぐしょだからぁ……♡」

 

 どこがなぜ濡れているのかは内緒として、今来た2本の急所攻撃はつついたり擦ったりつまんだりの動きがなかなか激しい。私は逃げることもできず、翻弄されて甘い声を上げるばかりだ。

 レオタードはぴっちりめなので内側に侵入される恐れはないけれど、外側はもう好き放題されていた。

 えっちな水音が私の耳まで響いてくる。彼にも聞かれていると思うとすごく恥ずかしい。

 ただ彼の方も私のカラダや反応に夢中になっているようだ。それはやっぱり嬉しいかな。

 

「くぅン、あっ、ふぁ、ダメ、このままじゃ……あっあっあぁぁ♡」

 

 ホントに「人間の手やアレでは与えられぬ悦楽」の雨霰で、気持ち良すぎて頭が真っ白になってきた。そこに今度は胸元のカタいのから、空気を入れ過ぎた風船みたいに破裂しそうな雰囲気が漂ってくる。

 あ、正しくは空気じゃなくて滾りまくった欲情と興奮の波動ね。それが例の白濁液にめいっぱい染み込んでるわけだから……。

 

「我が魂の一撃、受けるがいい!」

「きゃああっ!?」

 

 その鉄砲水めいた射出を胸元つまり心臓(ハート)のそばにまともに浴びた私は、ひとたまりもなく意識をトばされてしまったのだった。

 

 

 

*1
一般に、「匂い」は好ましいにおいに、「臭い」は不快なにおいに用いられる。




 主人公が責められっ放しなのはいいとして、何だかぽんこつ風味が……どうしてこうなった。
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