※この作品はR-18です。

TS転生してHな退魔少女になったのでメ〇堕ち……しないよ!?   作:H・I

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第7話 お部屋さんとのいちゃらぶ、からの!?

 ただ座り込んでいても埒が明かないので、私はまた行動に移ることにした。

 といってもやる事はさっきと同じ「Hなムーブ」しか思いつかないけど、まったく同じでは芸がないのでポーズを変えてみることにする。

 まずクッションの上に仰向けで横たわると、さりげなく体操服の裾を上げておへそを出した。太腿を少し開いて股間を見せる。

 しかもさっきの視姦で感じてたからまだ顔が火照ってて表情や雰囲気も緩んでるから、無防備と誘惑を足して2で割らない感じになってる。これは襲われるね!

 というか実際に襲わせようとしてるんだけど、今度は快感に呑まれないよう気をしっかり持たないと。

 

「くぅぅぅぅ……ッあん!!」

 

 すると当然のようにすぐ。しかも視線ではなく男性の口と手で肌をじかに触られているような感触に襲われて、私は水揚げされた魚のようにびくんと体を跳ねさせた。

 大事な所を舌でいじられ、おっぱいを揉みしだかれているのを本当にリアルに感じる。2回目だからスタート地点も進んでるということだろうか?

 もちろん私がそんな風に感じてるというだけで、実際には誰もいない。目にも映らないし、霊力をこめた手や足を振り回しても何かに当たったりしない。揉まれている胸も実際に(たわ)んだりはしていなかった。

 でも気持ち良く感じてるのは本当だ。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ……あぁぁっ、ダメぇっ、そんなこと……!

 でもっ、気持ち、いい……!!」

 

 おとといの蛸さんもすごかったけど、今日のこの部屋……何て呼ぼう。「セッ〇スしないと出られない部屋」じゃ長すぎるから、「お部屋さん」でいいかな。お部屋さんもすごい上手……!

 ただこうして彼の責めを「快感に呑まれないように」受けてみると、やはり知見の1つくらいは得ることができた。

 

(ルーキーとはいえ退魔師にこれだけの精神干渉してるんだから、相当な妖力を使ってるはず……!)

 

 実際かなりの妖気が私の体に注がれてるのを感じる。つまり彼の妖気が尽きるまで耐え切れば退治できるんじゃなかろうか。蛸さんの時みたいに、それで満足して逝ってくれるかも知れないし。

 その前にセ〇クスまで行っちゃって、部屋のドアが開くという可能性もあるけれど。

 

(あ、でもそれだったら紋様出した方がいいかなあ)

 

 紋様なしでそんな多量の妖気を受けるのは体に良くない。

 ただ紋様を出すと快感に耐えるのがキツくなるが精神干渉への耐性が上がる、つまりお部屋さんの消耗が大きくなるからプラマイゼロというところか。

 

(またメス堕ち&快楽堕ちしちゃいそうでちょっと怖いけど……)

 

 まあその時はその時、この前と同じように性自認男性に復帰すれば問題はないはずだ。

 そうと決まればさっそく―――の前に。私は少し上体を起こすと、体操服の上衣をばーんと思い切りよく脱ぎ捨てた。

 私が突然パワーアップしたら、お部屋さんが私が方針を変えて普通に戦う気になったと勘違いするかも知れないので、そうじゃないことを示すためのパフォーマンスである。

 それはそれとして、クッションの感触を素肌で味わいたいというのもあるけど……って、これはナシ! 私の心は()()男性なんだから。

 え、どうせならブルマも脱げって? 全部脱がずに片脚だけ脛の辺りに残しておけば体操服要素は残る上にエロさ満点?

 うーん、それはそうだけどそうするとパンツと紋様まで見られることに……。

 さすがに恥ずかしい上に露出趣味みたいに思われそう、いや(精神的)〇ックスOKの意思表示なんだから今更か!?

 ……まあいいか。私はブルマを下して右脚は全部抜き、左脚は足首で止めた。ついで改めてクッションの上に仰向けになると同時に紋様を励起させる。

 ちなみに下着は上下とも特に飾り気のない純白のものだ。その気になれば赤とか黒とか、何なら総レースで半分透けてるえっちなデザインとかも作れるけど、男性は清純なのも好きだしね!

 

「くぅぅ……ッ、な、何これ!?」

 

 紋様の副作用で私が快感と発情に小さく身をよじらせると同時に、部屋の気配が急変する。具体的には私と同じように発情した!

 やっぱり脱ぎ過ぎたんだ! 精神干渉のパワーもぐんっと上がったし。

 いやこのくらいならレジストしようと思えばできるんだけど、それやったら脱いだ意味がなくなるから受け入れるしかないわけで。

 

「んぅ……っ、ふはぁ」

 

 なので私がおとなしく次の展開を待っていると、私の恰好に合わせたのかパンツ一丁の逞しい男性にぎゅうーっと強く抱きしめられた。

 厚くて熱い筋肉の板でサンドイッチされる感触に、私も熱くこもった吐息をついた。

 そしてその直後に唇を奪われる。

 

「んむっ!?」

 

 数秒ほどは唇を触れ合わせるだけだったけど、すぐに舌が口の中に押し入ってきた。そのまま容赦なく口腔を蹂躙される。

 

「んぅっ!? んっ、んっ、んんーーっ!!」

 

 あくまで精神干渉であって肉体的には何もされてないと分かってはいるけど、でも感触はもうリアルそのもので。頭の中までかき回されてるような激しいキスで私はあっという間に頭真っ白にされてしまって、意識と思考を保つのが本当に精一杯だった。

 

(こ、この調子で最後までされたら私男子に戻れるのかなあ……!?)

 

 ちょっと不安になったけど、でもこれで分かったことがある。

 ついさっきまでこの部屋、いや怪異が心を持った生物なのか、それともロボットみたいなものなのか判定できずにいたけれど、この感触なら間違いない。この怪異(ヒト)には心がある! だって彼の精神波には「命」を感じるし、私を落とそうっていう「情熱」がすっごい伝わってくるもの。

 え、心のあるなしで何か違ってくるのかって? それはもう。だって心がないのなら、満足も納得も、怒りも執着もないでしょう? つまり私のモットーの対象外になるということ。今回は対象内だけど。

 蛸さんが「今回と同じ方法が毎回通じるとは思わぬことだ」と忠告してくれたのは覚えてるけど、このお部屋さんは大丈夫だと思う。悪意や害意は全然ないどころか好意がてんこ盛りだから。

 

「んっ……ぷ……ちゅ……あむぅ」

 

 彼が片手で私の髪や背中をやさしく撫でつつ、もう片方の手は恋人つなぎとかしてくる。本当に恋人的に落とすつもりなのかなあ……!?

 ただ私も彼の「命」や「心」を捕捉できたので、彼の精神干渉に同調する形でこちらからもアプローチできるようになった。さっそく私の方からも舌を絡めつつ、空いてる左手を彼の背中に回して抱きしめる。

 もちろんこれはそういう思考を彼に送ったというだけで実物の腕は動かしていないのだけど、思考上の腕が思考上の彼の背中に触れると実際にその感触が出現した。

 同調成功ということね。彼も私の手の感触を背中に感じているはず。

 ……って、腕以外の感触もますますリアルになってきた上に、彼も私からのアプローチが嬉しいのかさらに積極的になってきた!?

 

「んんぅーっ! んっ、んっ、ぷ、ぁ、んちゅぅぅ……は、はげし、すぎぃ……♡」

 

 何かもうホントに意識が流されそうになってきたけど、でもこうして抱き合ってキスしていると彼への愛おしさみたいなものが胸の奥から湧き上がってくる。女の子にとってキスは特別、という話をどこかで聞いたことがあるけど、あれはこういうことなのかな。うっとりする、幸せ……。

 

(……って、ちょっと待って。このままじゃメス堕ちどころか恋愛堕ちさせられちゃう!?)

 

 もしかしてお部屋さんがすぐ挿入して来ずにじっくり愛撫してるのはそれが目的!? こ、ここはいったん離れ……って、(精神が)がっちりホールドされてて離れられない!

 いやまあ彼が本当に男性かどうかは疑いがあって、元々は「部屋」だから無性なのが、私が身体女性だから一時的に男性的な状態になってるだけかも知れないのだけど、だとしても同じことだよねぇ。

 怪異だからどうこうとは言わないけれど。あ、だからお部屋さんは私に好意的で落とそうとしてるのかな?

 

「んっ……んん……あむ……」

 

 そんなことを考えてる間もずっとお口の中を隅から隅まで舐め回されて、私はもう心身ともにへろへろにされていた。

 怪異にこんなに簡単にコマされる退魔師というのはちょっと、いやかなりマズいような気がしたけど、逆にまったく(ほだ)されなくて悦んでるフリしてるだけだったら彼らはちゃんと満足してくれるのか、と考えたら少なくとも私のモットー的には間違ったあり方ではないと思う。

 

「んっ……ちゅ……はぁ……すてき、です……。

 何だか……好きに……」

 

 ―――って、だから待って!

 多少絆されるくらいならともかく、恋愛堕ちはマズい。それで攻撃を手控えて敗北したり、あるいは退治せず見逃したりしたら退魔師としておしまい過ぎる。

 それに蛸さんの時も恋愛堕ちや屈服堕ちはしなかったから、お部屋さんにしちゃったら蛸さんに申し訳ないしね。

 私がそう思い直していったん気を引き締めると、お部屋さんからの精神波の波長が急にかくんと下がった。怒ったというか不機嫌になったというか、そんな感じ。

 

「ん!?」

 

 彼とは言語による意思疎通はできないけど、ここまでの交流で何となく気持ちや考えてることがおぼろげに分かるようにはなっている。それによると私が気を引き締めたことではなく、Hの最中に他の怪異(おとこ)のことを考えたのが面白くないみたいだった。

 うーん、これは私が悪いね。

 

「えっと、その。ごめんなさい」

 

 なので率直に謝ったけど、お部屋さんはすぐには許してくれなかった。

 そして次に伝わってきた思考は―――。

 

「え、おしおき!?」

 

 予想外のご意向にちょっとびっくりしたけど、暴力じゃなくて意地悪なHをするという意味だと思う。

 そしてお部屋さんが私の手を引っ張り背中を押し上げて(そういう感触を与えてきたということね)上体を起こさせて―――なぜか、体操服とブルマを着直すよう促してきた。

 

「……?」

 

 彼の思惑はまだ分からないけど、仕方ないので促された通りまずブルマを穿き直して、ついで体操服を拾ったところで、その服を着る代わりにブラジャーを外すよう指示された。

 これはまたマニアックな……パンツ脱げとまでは言ってこないだけマシだけど。

 

(でも何がしたいのかな……って、あー、そういうことか)

 

 つまり私が運動してる姿、特に乳揺れを凝視したいわけね。悪い体育教師と成績悪めの女生徒のヒミツの補習とかそういうシチュの。

 これはこれでドキドキ。何させられるんだろう……♡

 ただ普通にブラを脱いで胸を見せちゃうのは()()はずかしいので、先に服を着てから式神の能力でブラを外して、それをお部屋さんにかざして見せる。

 でもこれだけだと失望させちゃいそうなので、代わりに服の裾を素でおへそが見えるくらいまで切り上げた。

 これなら納得してもらえると思うけど……どうかな?

 

(―――)

 

 すると彼の波長はちょっと下がってからまた元に戻った。どうやらプラマイゼロで済んだみたいね。

 

(それで、何やらせる気なのかな……?)

 

 期待半分不安半分で待っていると、彼はまず準備運動をしろと言ってきた。真面目だ!

 それともじっくりたっぷり、過程も込みで楽しむ気なのかな? 時間はあるからそれでもいいけれど。

 

「……じゃ、ストレッチから」

 

 私は体の柔らかさにも自信がある。I字バランスくらいは余裕だし、両脚を180度開いて座った状態から上半身をぺったり床に付けることもできる。

 ……けど、シチュ的に考えてそういう優等生仕草はお呼びじゃなさそう。普通に屈伸やら前後屈やらをすることにした。

 その最中に乳首が服に擦れてちょっと気持ち良かったり、前屈や回旋の時に服の裾が(頭側に)ずり落ちた時に彼の視線の圧が強くなったりしたけれど、このくらいは文字通り準備運動ってところね。

 

(しかし今回も余裕あるなあ、私)

 

 そりゃまあお部屋さんからは相変わらず悪意や害意を全ッ然感じないどころか、好意さえ感じるものね。

 代わりにさかりのついた猫みたいに発情してるけど、こちらも私ほどじゃないし。さあどんなプレイでもばっちこーい……じゃなくて! 悪意が感じられなくても油断は禁物って話ね、うん!

 とにかく私は無事に準備運動を終え、彼の次なる攻撃に備えるのだった。

 

 

 




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