俺の初めてを買うために男たちが大声を張り上げている。
本来なら接客に来た嬢を一定額で
「150枚!!」
「200枚!」
「210枚!」
「220枚!!」
俺がステージで腰を振るたびに値が吊り上がっていく。
もちろん銀貨ではなく金貨の枚数を言い合っている。
目玉の飛び出そうな額にめまいがする。
「230枚!」
「……240枚!」
「245枚!」
「246枚!」
俺だってスラムの出だ。
女が男に犯されるところだって何度も見たことがある。
泣き叫ぶ女に馬乗りになった男が醜く腰を振る最悪の光景。
「250枚だ」
「……に、251枚!」
「255枚」
「……もういないかい!?なら決まりだよ!」
相手の男が決まり、曲が止まる。
それは身長2mは優に超えるであろう筋骨隆々の大男だった。
ん……?あの男、どこかで見たような?最近見かけた大男と言うとギャングのサイラスくらいだが、やつではない。勘違いか?
「ハイビスカス、相手は金貨255枚も出してるんだ。あまり粗相するんじゃあないよ?」
「わかってるさ……」
重い足を引きずって男の隣に座る。
まずはしばらくの間接客をしてから俺の部屋に移動するという流れらしい。
俺たち嬢の部屋にシャワーがあったりやたら大きいベッドが置いてあるのはこういう使い方をするためだということだ。
「リタ!おめぇに会えて嬉しいぜ!」
「あ?お前も俺のこと知ってんのかよ……つかその名前で呼ぶな」
「おいおいおい!俺だよ!A級冒険者”豪剣”のデリックだ!ギルドでおめぇに伸されたあの日からおめぇのことを忘れた日は一日もねぇ!よくも恥かかせてくれたなぁ?」
「チッ……知らねぇよ。お前が弱いのが悪いんだろ?」
「まぁいい、今日はこうしてお前を俺のモノにできるんだからな。ほら、乾杯といこうぜ」
……思い出した。ギルドに入って間もない俺たちにちょっかいをかけてきた冒険者のひとりだ。
あまりにも舐めた態度を取るものだから何人か決闘をしてボコボコにしたんだ。
そのデリックがニヤニヤしながらグラスを差し出してくる。
俺が黙って酒を注ぐと、デリックがお返しにと俺のグラスにも酒を注ぐ。
チン、と互いのグラスをぶつけ一息に飲み干した。
「酔いつぶれて今日のことを覚えてねぇってんじゃ困るからな、酒はほどほどにしておこうぜ」
それより、と言ってデリックの手が俺の背中を回って胸を鷲掴みにした。
「……男ってのはどいつもこいつも、うっ♡」
「へっ、いい声出んじゃねぇか。この1週間でお前の乳首はすっかり攻略されてんだよ」
「ふっ、ふざけ、くふっ♡」
乳首を指先で摘まみ、きゅっきゅっと力を入れられる俺の弱い責め方を初っ端からきめてくるデリック。
1週間、毎晩接客相手の男たちに弄ばれた乳首はすっかり弱り所に開発されていて、声を我慢するのも難しい。
「はぁ……ふ、ぅっ♡こんなことして、なにが、ぁっ♡楽しいんだ?」
「楽しいぜ?女を組み伏せてよがらせるってのは男の本能だからよ。特にお前みたいな特別な女を抱くってのは格別だよなぁ」
時折乳首をかりかりと引っ掻いたり転がしたり、決して俺が乳首快楽に慣れないようにしている。
5分、10分といつまで経ってもしつこく責めてくるデリックの指に乳首はすでに屈服しかけており、危機感を覚えた俺はデリックの手を押しのけようと腕を添えて力を込めた。
「はぁ?お前、なんで動かなっ、いっ♡力強いっ♡やめろっ、乳首離せよっ♡」
「ば~か、別に魔力による身体強化が使えんのはお前だけじゃねぇ。油断した不意打ちでもなけりゃあお前みたいなガキに力負けしたりはしねぇよ」
「くそっ♡くそっ♡乳首しつこいっ♡あっ♡あっ♡それやめろって♡う゛ぅ♡」
酒に酔って身体強化が使えず力負けするのとは違う、全力を出して負ける敗北感。
乳首をきゅうきゅうと絞られるたびに喘ぎ声が漏れ、瞳が潤む。
「おらっ、イキそうなんだろ?ははっ、無様に乳首イキしろや!」
「うあっ♡い、いやだっ♡イキたくないっ♡あぁんっ♡離せっ♡くそっ♡やっ、あっ~~~~っ♡♡」
体をねじって逃れようとしても捕らえられた乳首は逃げられない。
限界を超え、弾けた快感に腹の奥がきゅっと収縮し反動で体が跳ねる。
「派手にイッたなぁ?ほら、もう少しくらい酒飲もうぜ」
「んむ!?んっ、おまっあぷっ!?んちゅ、えう♡やめ……あふ、んっ♡こくっ♡れる、ちゅぷ♡んっ、んふっ♡」
絶頂の余韻に少し惚けた俺に、酒を口に含んだデリックが唇を重ねてくる。
思わず抗議の声を上げた瞬間ぬるりと滑り込んできた舌と酒が俺の口内を灼く。
俺の口腔内をデリックの巨大な舌が埋め尽くし、逃げ惑う俺の舌を追い詰めて絡め取ってしまう。
「あっ♡あへっ♡ひゃ、ひゃらぁ♡ちゅぱ、れろ♡あむ♡んあっ、こく♡こく♡」
キスされながら乳首を弄られ、視界がチカチカと明滅する。隙をついて流し込まれたデリックの唾液混じりの酒をこくこくと飲み干した。
「どうだ、俺のキス最高だろ?」
「はふっ♡ふーっ♡そんなわけっ、んふっ♡ねぇだろ……」
「へへっ、それじゃあそろそろ本番と行くか。ほら、お前の部屋まで案内しろよ!」
「あっ♡わかった、わかったから尻掴むなって♡」
俺は尻を鷲掴みにされながら自分の部屋にデリックを招き入れた。
「もう我慢できねぇぜ……!」
「ちょっ……ひっ♡」
部屋に入るなりデリックは俺をベッドに押し倒し、ズボンと下着を降ろした。
ぼろん、と飛び出し俺の眼前に突き付けられたソレに喉からわずかに悲鳴が漏れた。
亀頭は黒光りし、くっきりとした段差はわずかに反り返る。
俺の手では指が回るかも怪しい幹にはぼこぼこと隆起した血管が巡り、力強い脈動が見て取れる。
ぶわっ、と解き放たれた雄の臭いが俺の肺を犯し強制的に心拍数が跳ねあがる。
「そ、そんな太いものが入るわけねぇだろっ!やっ、やめろっ、無理だっ!あっ、あっ、あっ、お゛お゛~~~っ♡」
スラムで見た男たちのものよりも数段凶悪なソレにデリックが避妊具のゴムをつけている間にベッドの上で後ずさりするが、足を掴まれ無理やり引き寄せられる。
押し当てられた先端が割れ目を押し広げゆっくりと侵入してくる感覚。
先端がにゅぷんと飲み込まれるとデリックは一息に奥まで刺し貫いた。
「うぐっ、さすがにきついな……動くぞ」
「おっ?おおっ♡なんだこれっ、ぐぅっ♡おかじぃっ、だろっ♡」
挿入されてからまともに体が言うことを聞かない。
体の芯に太い棒を差し込まれ、思ったように動けるはずもない。
両手足を力づくで抑え込まれ、パンパンと音を立ててピストンされるたびにしびれるような”気持ちいい”が全身に流れる。
「体も筋肉もやわらけぇから簡単に順応したな。どうだ、気持ちいいか!?」
「ああっ♡やめろっ♡離せっ♡そっ、そこ♡ひぃんっ♡」
探るように数度ピストンすると、デリックは俺が特に反応したポイントを重点的に突き込んでくる。
「それが人にものを頼む態度か?あぁ!?」
「うっ、うぅっ♡ふざけんなよっ、あひっ♡おっ♡おっ♡くそ♡そこばっかりぃ♡」
全身を抑え込まれ、弱点を集中攻撃され快感を逃がすこともできずにびくびくと震えることしかできない。
「雌はチンポぶち込まれれば喘ぐしかできねぇ、わかったら二度と雄に逆らうんじゃねぇぞ!」
「てめぇ、なにいって♡おっ♡おほっ♡ぐっ、ぐそっ♡奥小突きまわすなっ♡あぁっ♡いぐぅ♡」
「ふーっ、おらっ出すぞ!膣内締めろ!」
「いっ♡おおきくっ♡うおっ♡~~~っ♡あっつ♡ぐぅっ♡」
どびゅうっ、と音を立ててゴムを膨らませたチンポが引き抜かれる。
「はぁっ♡はぁっ♡ざけんな……んうっ♡押し付けんなよっ♡もういいだろっ♡」
大量の精液の詰まったゴムを投げ捨てるとデリックはすぐさま新しいゴムを装着し、俺の股間に押し当てる。
「馬鹿言え!いくら払ってると思ってんだ、朝までハメ潰していつでもタダで抱ける女にしてやるからな……!」
「そんなことあるわけねーだろっ♡うああっ♡あっ、ちゅっ♡あう、えうっ♡ぷはっ、めでたいおつむしてんなっ♡」
「てっめぇ……!絶対ぇわからせてやる!」
チュンチュン———
鳥が鳴き、朝日が昇る。
パン…パン…パン———
「はっ♡はっ♡はっ♡デリック……時間切れだぜ♡チンポ抜けっ♡」
「ぐぅ……くそっ!」
俺は朝までデリックにチンポをハメ倒され、数えきれないほどイカされたが結局はそれだけ。
終盤はデリックが完全にへばって俺はずいぶん余裕ができていたくらいだ。
「へっ、気持ちよかったぜ♡また来てくれよな、お客様♡」
足腰が立たなくなっているデリックを引っ張り起して支度をさせ、店の入り口から叩き返した。