初めての客を取ってから2週間が経ち、この仕事にもずいぶん慣れてきた。
女を下に見るようなやつが多くて、その相手をするのは好かなかったが、勇気を出してこの店にやってきた童貞君や紳士的で一発相手をすれば終わってくれる企業勤めの真面目なおじさんなんかの相手は結構楽しかったりもした。
女を下に見てくるヤリチン野郎どもは確かにセックスが上手くて好き放題にイカされるが、だからあいつらが上ってコトにはならねぇだろ。
マダムに交渉して夜の仕事に間に合うなら日中冒険者としての仕事をしてもかまわないと許してもらったので、夜睡眠をとれた日は昼間簡単な仕事でもいいから冒険者としての活動を再開した。
そういう時は勘違いした周囲の男たちがニヤニヤと触ろうとしてくるが、ぴしゃりと跳ね除ける。
夜に間に合わせるために本当に簡単な任務しか受けられないのでランク昇格の足しには今のところならないが、体を動かしたり少しずつでも解決に向けて活動している方がいいだろう。
そうして昼間に冒険者としての仕事をこなした後急いで新月館に戻り、今日も接客の仕事を始めた。
今日の相手はよく太った豚のような男だった。
身長はデリックと同じくらいだと思われるが、その身体は分厚い脂肪に覆われ巨大だった。
「生リタちゃんだぁ!やっと会えたねぇ」
「うわっ、なんだお前。ちょっと気持ち悪いぞ……?」
「ぶひひ!ごめんごめん、僕はリタちゃんのファンで初期のころからずっと追いかけてるからついうれしくなっちゃって」
「はぁ、俺のファン?よくわかんねぇけど暇なのか?」
俺のファンだと名乗る男はまたぶひひと笑って自己紹介を始めた。
「僕はハロルド・マクミラン。この街を治めるマクミラン家の次男だよ。君の情報を逐一上げる部下を一人用意してるんだ」
「……領主の息子様がこんなところに来てていいのか?」
「ここだけの話、ギャングと僕らはある程度親密な関係だからねぇ」
「ふぅん……。なぁ、ファンなら俺たちのこと助けてくれないか?無理やり借金背負わされて困ってんだ」
「ぶひっ!知ってるよぉ。金貨1000枚。払ってあげるのは構わないし、なんならキミたち二人に市民権をあげてもいい」
「マジか!ハロルド、お前いいやつだな!?」
降って湧いた好機に喜ぶ俺にハロルドが手のひらを向けて待ったをかける。
「ただし、リタちゃんが僕と結婚すること。それが条件だよ」
「うっ……そっ、それはちょっと考えさせてくれないか?」
リターンは莫大だが結婚、と言われてはさすがにしり込みしてしまうというもの。
「こんな不細工な男と結婚なんて無理だって即答しないところがリタちゃんの良いところだよねぇ」
正直、このままではジーンをAランクに引き上げるのは厳しい。
無理をすればジーンはきっと死んでしまうだろう。
現状を打開する案がない以上、ハロルドの提案は願ってもないもののはずだ。
「お、お前確かに言い方気持ち悪い時あるし、ちょっと……臭いけど。でも、顔がいいだけで女を性処理の道具としか思ってないようなやつらよりよっぽどマシだ!」
「ありがとうねぇ……それに、すぐに決める必要はないよぉ。その気になったらいつでも返事を聞かせてくれればいいから」
ハロルドはにちゃりと音が聞こえそうな笑みを浮かべる。
「ぶひひ!それじゃあさぁ、リタちゃんがドラゴンから逃げ切った時の話聞かせてよぉ!」
「ははっ、本当に俺のファンなんだな?俺たちが依頼に失敗して逃げかえった時のことも知ってるなんて……」
それから酒を飲みながらハロルドと俺の冒険の話や好きなものの話なんかをして、もうすぐ交代の時間が近づいてきた。
「な、なぁハロルド……もうすぐ交代の時間になっちまうけど、その……いいのか?」
「あぁ、ごめんごめん!もちろんリタちゃんに今日の相手をお願いするよぉ!」
「!わかった……じゃあ行こうぜ、案内するよ」
俺はハロルドの手を引いて部屋に向かった。
「リタちゃん……よく聞いてほしいんだけど」
「お、おう。なんだよ、そんな神妙な顔して」
ハロルドは扉を閉めると緊張した面持ちで話し始めた。
「僕ね、おちんちんが大きすぎるんだ!」
「はぁ?お前何言って———はえ?」
ふざけたことを言うなと振り返った俺の目の前にはズボンと下着を脱いでチンポを露出させたハロルド。
ギンギンに反り返ったチンポは30㎝を越えているのではないかと思われるほどの長大さ。その長さを支えて反り返るだけの太さと硬さを持ち、特に中段がでっぷりと太った幹にはごつごつとイボが付いている。
「こ、殺す気か!?ムリムリムリ!さすがにこんなの入んねぇよ!」
「わ、わかってるよ。だからいつも女の子には手や口でしてもらってるんだ……でもね、お尻の穴なら入るはずなんだ」
「し、尻の穴だぁ?そりゃどういう……」
「おまんこは子供を産むときみたいな特殊な状況でもない限り、普段は大きく開くようにできてないんだぁ。でもお尻の穴は普段からうんちが通る可能性があるからおまんこよりずっと太いものにも対応できるし、奥行きだって当然そう。今まで僕のおちんちんを飲み込める女の子はいなかったけど……リタちゃんは僕の運命の人だから、きっと僕のおちんちんも受け入れてくれると思うんだぁ」(注:嘘です)
「いや、そんなのいくらなんでも……あっ、それにきたねぇだろっ!?」
「大丈夫、このスライムがお尻に入り込んで腸内を完全に綺麗にしてくれるんだ。お尻でセックスをすること自体はそれなりに一般的なんだよぉ?」
突然とんでもないことを言われて慌てふためく俺にハロルドが手に持った瓶を見せながらぐいぐいと詰め寄ってくる。
「スライムの粘液に含まれてる媚薬成分が筋肉の緊張をほぐしてくれるし、僕もゆっくりほぐしてから入れるからさ、ね?」
「うっ……む、無理そうだったらやめろよ?」
「やった!ありがとうリタちゃん!それじゃあ早速……行っておいでビリー」
「お前スライムに名前つけてんのか?———ひゃっ!なんか生暖かいのが腹の中に入ってくる!つ、冷てぇのかと思ったらそうでもねぇのな……」
「ぶひひ!冷たいものが入ってきたらお腹壊しちゃうでしょ?」
四つん這いになった俺の尻穴から、コップ一杯分ほどの質量のスライムのビリーがにゅるりと体内に入り込んでくる。
青っぽい色合いから想像した冷たさはなく、むしろ人肌くらいに暖かい。
いくらか異物感こそあるが、流体の体は特に負担には感じない。
「じゃあ中の掃除はビリーに任せて僕は入り口をほぐしておこうかな」
「んっ、んふ……なんかくすぐったいな、おっ?おっ♡」
ハロルドは尻穴の入り口をすりすりと撫でてビリーの粘液を指に絡ませるとつぷつぷと浅く出し入れを繰り返した。
ハロルドの指は丸くて大きいが、一本くらいなら簡単に飲み込める。
「あぁ、思った通り惚れ惚れするほどしなやかなアナルだぁ」
「ほっ、ほめてんのか、それ♡……おいっ、なんか腹の中熱くなってきたんだけど大丈夫なのかよっ♡」
「大丈夫だよぉ、それはビリーの粘液の効果だから。リタちゃんのアナルをもっととろとろでふわふわにしてくれるんだぁ」
「気持ち悪い言い方すんなって、おっ♡2本目ぇ♡」
尻穴を出入りする指に2本目が追加され、尻穴が縦に横に引き伸ばされるようにマッサージされる。
「ふーっ♡ふーっ♡んうっ♡なんか変な感じだ……出し入れされるとっ、ぞくぞくするっていうか———おおっ♡おい、なっ、なんか出てっ♡」
ハロルドの3本目の指が入るくらいに尻穴のストレッチが済んだころ、尻穴をふさぐ指の隙間からどろりとスライムが抜け出してきた。
「掃除が終わったみたいだねぇ。お疲れ様ビリー」
ビリーは甘えるようにハロルドの腕に絡みついた後、瓶の中に戻ると器用に自分でふたを閉めた。
「それじゃあそろそろおちんちん入れてみよっかぁ……いくよぉ、深呼吸してぇ」
「えっ、ちょっまだ心の準備がっ……あっ♡先っぽ当たってるって♡待てって、わかったから……すぅーっ……はぁーっ、んおおっ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛ごっ♡あ゛っ♡いっでる♡ごれいっでる♡」
ハロルドのチンポがすべて挿入され、尻の行き止まりをぐいっと押し上げられた瞬間、俺はわけもわからず絶頂させられていた。
「すっ、すごいよリタちゃん!僕のおちんちん全部飲み込んでるっ!とろとろできゅうきゅう締め付けてきて……ってリタちゃん大丈夫!?いったん抜くね!」
「やっ、やべろっ♡まだいってるからっ♡うごくなっ♡おじりもっでかれるっ♡うああっ♡すとろーくながすぎるだろっ♡」
経験したことのないほど長引く絶頂のさなかにハロルドがチンポを引き抜こうとするものだから、デカすぎるチンポに引き伸ばされた襞の隙間をイボイボが容赦なく押しつぶし膣裏をカリ首が引っ掻きまわす刺激がダイレクトに伝わって絶頂から降りられない。
尻穴から引き抜こうとするチンポのカリ首がきゅうきゅうと締まる入り口に引っかかり、釣りあげられるように腰が持ち上がってしまう。
巨漢のハロルドと腕のように太いイチモツにかかれば俺の体重など意に介さない。
「まてって♡ハロルド♡むりやりぬくなっ♡しりめくれるって♡はぁっ♡はぁっ♡んふぅっ♡」
「ご、ごめんねぇリタちゃん、僕も初めておちんちん入れたからびっくりしちゃって……大丈夫?」
「だっ、だいじょうぶにみえるのかよ♡なんなんだこれ……全部ヤバいけど、奥はマジでヤバい、うっ♡思い出しただけでっ♡ふーっ、もう大丈夫だから♡もう一回奥まで入れてみろっ♡今度は無理やり引っこ抜くなよ?」
「わかった。じゃあいくよぉ!」
俺がふりふりと尻を振るとハロルドが腰を掴み、ゆっくりと挿入を始めた。
肉の隘路をごりごりと掘削しながらチンポが奥へ奥へと進んでくる。
「ううっ♡ふといぃ♡あぐっ♡しきゅうつぶれてるっ♡はひっ♡あっ♡くるっ♡いちばんおくっ♡お゛お゛っ♡ぎだぁっ♡~~~っ♡♡はっ♡あへっ♡」
「リタちゃんの膣内気持ち良すぎるよぉ!ごっ、ごめん、リタちゃん、もう出るっ!うっ!」
女の体内への挿入は初めてのハロルドが耐えられずに暴発してしまう。
今回、尻穴への挿入ということで避妊は必要ないため生でのセックスだ。つまり、中でハロルドが射精するということは。
「うあぁっ♡あつっ♡あづいっ♡はぁっ♡やばいとこやかれてるっ♡あうっ♡だめっ♡しゃせいながいぃ♡もうやめでっ♡~~~っあぁ♡♡」
射精快楽に腰が引けそうになるのをハロルドは引っこ抜くなという俺の指示を律儀に守って奥に押し付ける。
その結果、小突かれるだけで深イキさせられる一番奥に特濃精液がどちゃどちゃとぶつかり、そのさらに奥へとなだれ込む。
そう、腸内は曲がりくねっているがゆえに一番奥のように感じるチンポにとっての行き止まりが存在しているが、精液であればその曲がり角の先へと侵入できる。
ハロルドの放った大量の熱々精液はねばねばと腸壁に張り付き神経を焼いていく。
ごつごつと奥を小突きながら長い射精を気持ちよく楽しむハロルドに対し、俺は脳内を焼き払われたかのような錯覚すら感じていた。
「ふ~っ、きもちよかったぁ!リタちゃんも気持ちよかった?」
「うっ♡んひっ♡あっ♡あぁ♡き、きもちよすぎる……♡え、あ?な、んで♡なんでちいさくなってないんだ♡」
「ぶひひっ!あと10回くらいは出させてほしいなぁ!」
「あっ♡おれおわったかも……♡」
どちゅどちゅどちゅ———
「おおっ♡おっ♡ほっ♡それっ♡ちくびきゅってしちゃらめっ♡おくつくのもらめぇ♡」
抜かずに6度の射精を楽しんだハロルドはピストン運動もこなれてきて、俺の弱り乳首を弄りながらどちゅどちゅと腰を振っている。
もうずっとイキっぱなしの俺はすでに屈服宣言を済ませ前後不覚に陥っており、ハロルドのなすがままだった。
「なっ♡なるっ♡ハロルドのおよめさんになるっ♡ぎもちいいっ♡すきっ♡ハロルドすきっ♡」
となれば当然すでに俺はハロルドにメロメロで愛の言葉を囁いていた。
「僕も好きだよリタ!愛してるよぉ!」
「あっ♡あはっ♡もっといってっ♡あいしてるっ♡ハロルドっ♡」
「愛してる!リタ!愛してる!うぅ、出るっ!」
「おっ♡おお~っ♡しゃせーきたっ♡これっ♡あたまばちばちってなるっ♡くはっ♡」
口から投げ出した舌から垂れた唾液がベッドシーツに染みを作る。
足元のシーツはおまんこから吹き出した潮や本気汁、腸液や精液の混合物でぐちゃぐちゃだ。
「うっ♡うあっ?あっ♡あれっ?」
ぽたっ、と口元のベッドシーツに赤い染みが広がる。
「ちょっ、リタちゃん!?」
「うぎぃっ♡♡」
俺が鼻血を出したことに驚いたハロルドがずぽんっ♡と一息にチンポを引き抜いた衝撃で俺の視界はぐるんと暗転した。
「あ……」
「気づいたみたいだねぇ。ごめんねぇ無理させちゃって」
「まったくだよ、鼻血出して気絶するまでハメ潰すなんて。マクミランの坊ちゃんじゃなきゃ許してないよ」
目を覚ますとベッドに寝ていて、ハロルドとマダムがいた。
「ハイビスカス、あたしが誰だかわかるかい?」
「マダム“マティルダ”、と、ハロルド」
ひとつ頷いたマダムとほっ、と安心した様子のハロルド。
「それじゃあ聞くけどね、あんたハロルドんとこに嫁ぐってな本気かい?」
マダムは真剣な表情で問いかける。
隣のハロルドは緊張した面持ちだ。きっと彼から話があったのだろう。
そっとハロルドの手を握る。
「う、うん……」
「リタ!愛してるよぉ」
「ハロルド……お、俺も愛してる♡ちゅっ♡」
「はぁ……まぁさかマクミランの坊ちゃんに堕とされるとはねぇ。やり手のやつらにハメさせても一切なびかなかったこの娘にゃまだまだ稼いでもらうつもりだったんだが……」
「それじゃあ僕はお金を用意してくるから、リタはそれまで待っててねぇ」
俺たちが愛を囁き合っているとマダムがあきれ顔でこちらを見ているのに気づいて赤面する。
「早く戻って来いよ……」
「ぶひひっ!できるだけ急ぐよぉ!」
「はぁ……しっかり女にされちまってまぁ」
「んだよ、悪ぃかよ」
「いいやぁ。この先どう足掻いてもあんたはアタシらに雁字搦めにされてる状態だった。早々に諦めて娼婦として生きていくしかなかった。実際あんたも娼婦としての仕事を楽しみ始めてただろう?」
「……まぁ、そうかもな」
「そういう詰んでる状況からあんたは一発逆転のカードを引いたんだ。傍から見りゃああんたは醜い貴族に買われたかわいそうな女だが、実際はそうじゃない。まさかあの状況から幸せなお嫁さんになることがあるとはアタシも思っちゃいなかったよ。ま、精々仲良くやるんだね」
「あ、ありがとう、マダム。世話になったな」
「はっはっは!馬鹿な娘だねぇあんたは!アタシはあんたを騙して娼婦にした仇みたいなもんだろ!」
「いいんだ。マダムのおかげでハロルドに会えて、ジーンだってもともと大怪我させたり死なせたりせずにA級に上がれた保証はなかったんだ。それにここでの生活だっていろいろ気ぃ遣ってくれてただろ?」
「……娼婦ってのはそのほとんどが生活に困窮し借金を負わされた娘たちだ。その結末のほとんどは、年齢や客から負わされた怪我、病気、精神的なもの、いろいろな理由で娼婦としてやっていけなくなって野垂れ死ぬか、客の誰かに見初められて身請けしてもらうかのどちらかだ。娼婦ができなくなった娘も少しの間や数人ならここで雇ってやれるがキャパシティは小さい。身請けされても相手はこんな娼館に来るクズだ。大抵はろくな結末にならない」
「……」
「幸せになりな、リタ」
その後俺を見送りに来てくれたマダムとガーベラさんに手を振り、迎えに来たハロルドと新月館を後にした。