シュウに訪れたサーラとアリエスからのラッキースケベの内容はシンプルなものだった。
その1・着替え中に鉢合わせしてしまう。
「わっ!びっくりした・・・!」
「さ、サーラ!?す、すみません!」
シュウは着替え中でトップレスになっているサーラと鉢合わせし、もろに彼女の胸を視界に収めてしまう。
筋肉質ながらも均整がとれ、性を意識せざるを得ない美しいラインをした裸体を前にして、シュウは胸元を隠されるだろうまでの僅かな時間ながらもつい記憶に収めようと集中して見てしまった。
「おいおい、ったくしょうがないな。レーナには内緒にしといてやるよ。その代わり、今度酒でも奢ってくれよな」
「勿論です。助かります・・・」
怒るより呆れたといった態度でサーラは言うが、手は腰に当てたまま。露わになった胸を隠そうともしない。
あまりの出来事にシュウは視界を逸らすことすら忘れ、赤面しながらも胸をがん見する。サーラもそうだが、シュウも中々の度胸である。
「あっ・・・失礼します!」
それでも流石にこのままではまずいと時間差で気が付いたシュウは、慌てて自分が来た方向へと転身して戻った。
バタン
拠点の自分の部屋に。
「・・・あれ?どうしてサーラはわざわざ私の部屋の前で着替えなんてしていたんだ・・・?」
疑問に思ったが、とりあえずそれは置いておいてシュウは脳裏に焼き付けたサーラの裸体を思い浮かべ、こっそりセルフで性欲を処理した。
これと同じようなことが何故か数回、しかもアリエス相手でも起こった。
その2・何かの拍子で体に触れてしまう。
「わわっ!」
「ちょっと、シュウ!」
拠点を移動中、シュウは転びそうになり、目の前にいたサーラの豊満な胸を鷲掴みしてしまっていた。
「す、すみません!」
当然のように謝るシュウだが、理性が働いても体が拒否するのか、サーラの胸に指を食い込ませたまま、シュウの手は離れない。
(や、柔らかい・・・!娼館でもここまで体つきが良い人はそんなに・・・)
「んっ、シュウ・・・そろそろ、その・・・」
顔を赤らめ、少し悶えるサーラを見て、シュウは超絶今更のように気が付いて
「す、すみません!ごめんなさい!わざとではないのです!!」
たっぷり間を取って胸の感触を堪能しておいて、わざとではないとは凄い言い分だが、それでもサーラは呆れて肩を窄めるだけで、怒るようなことはなかった。
「貸しひとつな・・・。また酒奢ってくれよ?」
「も、勿論です・・・すみません」
レウスの言いつけどころか、下手をすると憲兵さえ出てきかねない行為をしてしまっておきながら、飲みを奢る程度で済むなら安いもの。
シュウはペコペコと頭を下げながら、急いで部屋へ戻ろうとした。
(・・・さっき自分が転びかけた床・・・何か油のようなものが広がってる?これで足をすくわれたのか・・・)
シュウは自分が転びそうになった原因かと思われる床の油を恨めしそうに見つめながらも、それの処置はあと回しにして急いで自室へと戻ったのだった。
手にわずかに残っている(気がする)感触を元に、また性欲の処理をしようと思ったからである。
前回と違って今回は実際に触ってしまっただけあって、それはもう捗った。結局シュウはこのときは短い時間内に男汁を二度も出してしまい、終わったのちに仲間を性的搾取してしまったことに自己嫌悪に陥ったのであった。
その後、また別の日にそれと同じようなことがアリエスでも起こった。
しかも、そのときは股間に顔を埋めてしまったのである。
「バカバカ!自分のバカ!」
一度ならずとも二度までも同じことをして、ほとほとシュウは自分に呆れて消えてしまいたいと嘆いた。
そのときもアリエスは飲みを奢れと言って許してくれたが、自室に戻ったシュウはまたも自慰で発散してしまう。元から情欲の強いシュウは、さらに禁欲を強いられているので仕方がないと言えば仕方がないのかもしれない。
そして事が終わって冷静になってみれば・・・またも仲間の女を性的搾取してしまったと、自己嫌悪になったのだった。