以前にも似たような主題で書きましたが…またこんなのを書いてみました。
「ああ!ああ!あああ…ッ!んんっ!」
金曜日の夕方、ボク・藤木
学校はあったけど…ボクにはセンパイとこうして激しく愛し合うことの方が大事。
「んんっ!んんんっ!」
ベッドの上で四つん這いになったボクのオマンコを、センパイのオチンチンが激しく出入りしていた。
それだけで、ボクのカラダもココロもいっぱいになっていった。
「どうだよ、奏愛…気持ちイイか?」
センパイがボクに問いかけた。
「あっ!あっ!…う、うんっ!…き、きもち、イイよぉ!…アアッ!」
ボクはどうにか言葉を捻り出して、センパイの問いに答えた。
「そうかよ…じゃ、そろそろ、出すぜ…。」
…!
中に出してくれるっ!
ボクの中に!センパイのせーえき!出してくれるっ!
「んっ!」
……!
出してくれた!
センパイのオチンチンが、ボクのオマンコの中でビクンビクンしてるッ!
ボクの中で、生暖かい感覚が広がってるッ!
「あ!…んんぅ…ぅ…。」
そしてボクはそのままイってしまった…。
…気づいた時、ボクは裸のまま、ベッドの上でうつ伏せになってた。
センパイは…もう服を着ていて、ボクに背を向けて、スマホで誰かと話してた…。
センパイが話し終えたのを確かめて、ボクはセンパイに話しかけた。
「ねぇ…セ、センパイ…次はいつにしようかな…?…明日、は…ダメ?」
「ん?…あぁ、そうだな…。」
「それよりちょっと急ぎの用があるから、俺、先に出るわ。」
「支払は俺がやっとくから、お前も早いとこ帰れよ。」
「え…?………うん…。」
ボクが「うん」というのも聞かずに、センパイは部屋を出て行ってしまった。
…ボクは一人で取り残された。
ボクも服を着て、部屋を出て、ホテルを出た。
…家に足を向ける前に、ボクはホテルの前で辺りを見回してみた…。
すっかり陽も落ちていたけど、人通りはあった。
でも…やっぱりセンパイの姿は見当たらなかった。
…なんだろう、この感覚…。
何だか、嫌な感じだ…。
何故だか自分でもわからないけど、ボクはここでセンパイとの出会いを思い出した。
ボクに[[rb:浩兄>ひろにい]]…斎木浩という、一つ年上の幼馴染みがいた。
物心ついた時からずっと、ボクは浩兄の近くにいたし、浩兄もボクの近くにいてくれた。
小学六年の頃か…中学に上がったぐらいから、ボクは自分を女だと意識するようになった。
そして浩兄のことも、男だと意識するようになった。
ボクはずっと浩兄の近くにいたし、浩兄もずっとボクの近くにいてくれた。
だから、ボクはきっと浩兄と結ばれるんだと信じてた。
それでボクは浩兄に対して、積極的に自分をアピールした。
アピールはしたけど…浩兄からの反応は鈍かった。
ボクはそう感じた。
もしかして、ボクって女として見られてないのかも?
高校に上がった頃、ボクはそんな風に思い始めていた。
そんな風に思い始めていた頃に、ボクはセンパイと知り合った。
センパイは、家がお金持ちで、自身もイケメンだった。
ちょっとワルっぽいところもあるけど…女子からはそこもまたカッコイイと思われてた。
ボクがセンパイと知り合ったのは、ほんのちょっとしたことがきっかけだった。
知り合って、色々話をしていたら、いつの間にか浩兄とのことまで話してしまってた。
浩兄はもしかして、ボクのことを女として見てないんじゃないか…。
ボクってもしかして、女としては全然ダメなんじゃないか…。
でもセンパイは…ボクのことを、間違いなく女だと言ってくれた。
……そしてボクのことを抱いて、ボクが間違いなく女なんだと証明してくれた。
センパイは何度も何度もボクを抱いてくれた。
センパイは何度も何度もボクをイかせてくれた。
それでボクのココロは、すっかりセンパイのものになった。
……浩兄がボクに告白してくれたのは、ボクがセンパイのものになった後のことだった。
遅いよ、浩兄。
ボク、もうセンパイのものなんだよ。
ボク、あれだけ浩兄にアピールしてたのに。
浩兄ったら、全然応えてくれなかったじゃない。
ボクのこと女として見てくれてたのなら、応えてくれればよかったじゃない。
なに優等生ぶって、ボクのアピール、スルーしてたのさ。
浩兄がそうやって自分の気持ちを抑えたりするから、ボクは…。
こうなったのは、浩兄のジゴウジトクってヤツだよ…!
…ホントに、なんでここでこんなこと思い出したんだろう…。
そう思っていたら、ホテルから大柄な男の人が出てきて…その後から、もっと大きな女の人が出てきた。
男の人はガッチリした体格で…センパイと見た感じが似た人だった。
女の人の方は、ホントに大きな女の人だった。
たぶん身長は2メートルぐらい、肌の色は褐色で、髪の色は銀色、顔は…綺麗なんだけど「強そう」な顔だちだった。
男の人は女の人に向かって、言った。
「いやー凄ぇ良かったよ、武蔵さん!マジで、最高だったよ!」
女の人も応えて言った。
「最高だった、か…お前、ジュリにもアケミにも同じことを言っているだろう?」
「あ、バレちゃってる?…でも、嘘は言ってないよ。」
「武蔵さんの方はどう?俺とのエッチ、どうだった?」
「ああ、素晴らしかったとも。」
「そう?でも武蔵さん、提督さんにも大和さんにも同じコト言ってるっしょ?」
「まあな…だが、私も嘘は言っていない。」
「へへっ、武蔵さんも俺も、結構な詭弁家だよねっ。」
「…でも良かったてのは、マジのマジだから。」
「これで明日からまたガンバレそうだよ。」
「マジのマジマジにありがとね、武蔵さん…そんじゃ、また、ね。」
「ふふ…ああ、またな。」
ボクはこの二人のやりとりを、そばで見ていた。
見ている間中、ボクの胸は何だかズキズキしてた。
何なんだろう、この感じ…。
女の人は男の人を見送った後も、ホテルの前から離れなかった。
女の人は、ボクの方を見た。
「え?」
ボクは、身長2メートルはある女の人に見下ろされる形になった。
「……な、何…ですか?」
ボクが聞いたら、女の人もボクに聞き返してきた。
「貴女もここの利用客か?」
「え…?は、はい…。」
「思うんだが、ここ…ラブホテルって場所は」
「楽しむために入る場所だし、楽しんでから出て行く場所だ。」
「……?」
「そういう場所で、そんな顔と、そんな視線を向けられるのは」
「…あまり愉快なことではないな。」
ボクは一目でわかるほど暗い
薄く苦笑いを浮かべて、ボクにこう言った女の人は、人間じゃなかった。
男の人から「武蔵さん」と呼ばれていたこの女の人は、艦娘の戦艦武蔵、だった…。
ホテルの近くにあるコンビニ、その表に設置されてるベンチ。
ボクはそのベンチに座ってた。
コンビニから武蔵さんが出てきて…ボクにペットボトル入りの紅茶(アールグレイ)を手渡した。
武蔵さんも同じヤツを手に持ってた。
「つい自分の好みで買ってきてしまったが…別なものが良かったか?」
「…いえ、いただきます。」
ボクがペットボトルを開けて紅茶を一口すると、武蔵さんもボクの横に腰を下ろして、紅茶を口に含んだ。
「見たところ、貴女は今、あまり良い気分ではないようだ。」
「ここで私が、そんな貴女に気づいてしまったのも、何かの縁というやつなのだろう。」
「…少し話してみないか?」
「もしかすると、その気分を晴らせるかもしれぬよ…。」
艦娘・武蔵と言ったら、やっぱり力が強くて戦いが得意っていうイメージが大きい。
だから艦娘・武蔵には、話し合いが得意とか、言葉が巧みとかいうイメージは無い。
でもこの武蔵さんと話していたら、ボクは色々なことを話してしまってた。
さっきエッチした後の、センパイとのやりとりのこと。
そのセンパイのこと。
そして、物心ついた時からずっと一緒だった、浩兄のこと…。
何もかも、話してしまってた。
ボクが一通り話し終えると、武蔵さんはちょっと考え込んでから、口を開いた…。
「なるほど」
「今、貴女の気分が良くないのは…」
「…自分の立場が危ういということを、それとなく感じとっているからなのだな…。」
「立場が危ういって…ボクの立場、が?」
「そうだ。」
「…どういう意味なんですか?ボクは、別に…」
「さっきホテルでセンパイとコトを済ませた後、貴女はセンパイに次はいつ会えるかと質問したのだったな。」
「対してセンパイは、急ぎの用があるから自分は先にホテルを出ると答えた。」
「この回答は、貴女の質問に対する回答にはなっていない。」
「センパイは貴女の質問を、貴女の言葉を無視したのだ。」
「…!!」
「そんな!そんなことありません!」
「セ、センパイにだって都合があるんです!」
「センパイが答えてくれなかったのは…次はいつ会えるか、わからなかっただけで…!」
「わからないなら、わからないと答えれば良いだけだ。」
「だがセンパイは、わからない、とすら言わなかった。」
「これはセンパイが、貴女の質問など、貴女の言葉など聞いていなかったからだ。」
「明らかに、センパイは貴女のことを軽く見ている。」
「もしかするとセンパイは、貴女に飽きているのかもしれぬ。」
センパイが、ボクに…飽きてる!?
嘘だ!そんなこと!嘘だ!
ボクの頭には血が上った。
でも、こんなことを言う武蔵さんに、何て言ってやれば良いのかわからなかった。
何とか言い返そうとしていたボクには構わず、武蔵さんは話を続けた
「そして貴女がセンパイに飽きられて、捨てられた場合…」
「…貴女にはどこにも行く場所が無い。」
センパイに捨てられたら、行く場所が…無い?
「ど…どういうことですか!?ボクに、行く場所が無いって!」
「貴女には十年以上も一緒に居た浩兄という幼馴染みが居た。」
「その十年以上もの間、貴女はいずれ浩兄と添い遂げることになるのだろうと思っていた。」
「だが浩兄が(おそらく)意を決して貴女に告白した時、貴女はその告白を拒み、センパイの方を選んだ。」
「周囲の人間には、貴女の選択が浩兄に対する裏切りに見えたことだろう。」
「そして人間の社会というものは、誰かを裏切った人間を受け入れることはないんだ。」
「だから貴女がセンパイに捨てられたら」
「少なくとも、貴女が元いた立場に帰ることはできない。」
「浩兄も、貴女と親しくしていた人たちも、もしかすると貴女の両親、ご家族も」
「貴女の存在を拒み、貴女という知人、あるいは身内がいたことすら恥じるようになるだろう。」
「で…でもっ!セ、センパイは!ボクを捨てたりなんてしないよッ!勝手なこと言わないで!」
「…仮にセンパイが貴女を捨てなかったとしても」
「貴女は、他に行く場所が無いという致命的な弱みを抱えてしまっている。」
「これでは貴女は、センパイの…性処理奴隷・性処理器具で居るしかなくなる。」
「そういう[[rb:体>てい]]での遊び、という意味ではなく」
「本当に性処理奴隷・性処理器具として扱われるしかなくなってしまう。」
勝手なことを…!言い返さなきゃ…!
でも…何を言えば…!?
「貴女と浩兄は、幼馴染みとして十年以上も一緒に居た。」
「貴女と浩兄との間には、築き上げられた絆と、積み重ねられた思い出があった。」
「貴女とセンパイは、貴女が高校に上がってから知り合った。」
「貴女とセンパイの間には、セックス以外にこれといった繋がりは無い。」
「…私が見るに貴女は結局、絆や思い出よりも、肉の快楽を求める女のようだ。」
「だから…」
絆や思い出より、肉の快楽を求めてる?
その言い草に、ボクは完全にキレた。
「バ…バカにしないでッ!」
「ボ…ボクが絆とか思い出より!肉の快楽を求めてるって!?」
「ボクのこと、何も知りもしないクセにっ!勝手なことを!」
「ボクはそんな女なんかじゃないっ!」
「浩兄のことはホントに好きだったし!センパイのことだってホントに愛してるんだから…!」
そこまで言ったところで、ボクの口は何か柔らかくて弾力のあるもので塞がれた。
…武蔵さんが、ボクの唇を奪った…みたい。
そう思ったところで、ボクの頭の中は…霞が掛かったみたいに、って言うのかな…だんだんと白くなっていった…。
ボクはボンヤリと、裸の武蔵さんを見ていた。
(ボーッとしてる間に、どこかホテルに連れ込まれたみたい。)
裸の武蔵さんは…センパイよりも逞しいのに、ボクよりも色っぽかった。
そんな武蔵さんの裸を見ていると、ボンヤリした頭が、もっとボンヤリしていった。
ボクがボンヤリしていると、裸の武蔵さんは、ゆっくりとボクのカラダにのし掛かってきた。
武蔵さんのカラダは大きくて、重たくて…それでいて柔らかくて、弾力があって…。
「んん…っ」
肌の擦れる感触が、すごく気持ちイイ…。
「ああ…ああ…ああ…」
…出そうとは思ってない声が、勝手に出てくる…。
センパイのオチンチンがボクのオマンコを出入りしてる時みたいな…それがちょっと穏やかになったような…。
「ひゃあああうっ!?」
ボクの全身を、鋭く激しい快感が走り抜けた!
何をされたのか、わからなかった。
「ひあっ!?ひい!ひいいぃっ!」
ボクは武蔵さんに、体中を撫で回され、舐め回されていた…みたい。
武蔵さんの指が、ボクのお腹を走る感じ。
武蔵さんの掌が、ボクの背中を撫で回す感じ。
武蔵さんの舌が、ボクの首筋を舐め回す感じ。
どの感じも気持ちイイ。
気持ち良すぎて…かえって苦しいぐらいに。
かえって苦しいほどの快感に責め立てられたボクは…。
「ひゃあああっ!イクッ!イっちゃう…!…んんんん…ッ!」
…ボクはカラダを撫で回され、舐め回されただけでイってしまった…。
「あああっ!イってる!イってるのに…ッ!」
…武蔵さんは、イったボクを休ませてくれなかった。
続けざまに、かえって苦しいほどの快感がボクのカラダを責め立てた。
「イってる!イってるからあっ!」
…口ではそう言っていたけど、ボクは、ボクのカラダとココロは、もっとイかせて欲しいと訴えてた。
武蔵さんは、ボクの言葉を無視して、ボクのカラダとココロだけを見て、ボクを快感で責め立てた。
「ひいいい!」
撫で回され、舐め回されただけで、ボクは何度も…何度も何度もイカされた。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
何度イかされただろう?
ボクは、もう息も絶え絶えになっていた。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
ボクのカラダが、荒くなった息を何とか整えようとしていたら…武蔵さんの掌が、ボクのオマンコに当てられるのを感じた。
「ハァ…ハァ…あ…な、何…や、やだっ!い、いま…いま…されたらっ!」
…これも嘘。
ホントは、してもらいたくて仕方なかった…。
だから…。
「んんんんんんっ!」
…武蔵さんの指が、ボクのオマンコに挿入れられたとき、ボクは悦びに絶叫してしまった。
「ああ、ああ、ああ…!」
武蔵さんの指はオマンコの中でうごめいて、ボクの弱いところを容赦なく刺激した。
ボクのカラダは、そのうごめきに耐えることが出来なくて…。
「あ…あ……っ!」
ボクの頭の中は真っ白になって…そのまま失神、してしまったみたいだ…。
「ハァー…ハァー…ハァー…ハァー…ハァー……」
気が付いた時、ボクはベッドの上で仰向けになっていて、息を整えていた。
見上げると、裸の武蔵さんがボクの顔を覗き込んでいた。
ボクの顔を覗き込む武蔵さんの顔は、無表情なように見えたけど…。
武蔵さんはボクの顔を覗き込みながら、言った。
「…これが、貴女の現実だ。」
「今日初めて会った
「知り合って間もない男のモノに悦び…」
「…長年想っていたはずの幼馴染みよりも、自分をイかせた男を選んだ。」
「…やはり貴女は、絆や思い出よりも、肉の快楽を求める女なんだ。」
「か…か…てな、こと…いわ……ないで…ボ…クは……ボクは…!」
ボクが言い返そうとしたら…。
「ひゃあああああああっ!」
…武蔵さんの指が、ボクのお腹をなぞって走った。
またボクの全身を、電流みたいな快感が駆け巡った。
ああ…指でなぞられた…だけなのに…。
やっぱりボクは…愛とか恋とかより、エッチの方が…カラダの気持ちよさの方が…大切…なのか…な…。
イキながら、ボクのココロは暗闇の中に沈んでいった…。
それから三週間、ボクは武蔵さんとのエッチに溺れた。
武蔵さんはボクの連絡先を聞かなかったけど、自分の連絡先をボクに教えてくれた。
(武蔵さんはチャットアプリとかは使わないみたいだ。)
エッチしたくなったら、武蔵さんに電話した。
武蔵さんにも仕事とかがあるから、いつも応じてくれるわけじゃなかったけど…。
それでも、今日は無理だから明日にしよう、とは言ってくれた。
それで、武蔵さんが明日にしようと言ったら、必ず明日には相手をしてくれた。
この三週間、ボクは武蔵さんとのエッチに夢中になってた。
センパイのことは…連絡もなかったし、忘れてた。
…その日、そのセンパイから三週間ぶりに連絡があった。
久々に明日シようぜ、っていう内容だった。
何だよ…自分がしたい時ばっかり、呼びつけるなんて…。
無視しようと思ったけど…。
「…奏愛、この呼び出しには応じてくれ。」
「私もこいつ…センパイとやらには、用がある。」
…この翌日、ボクは武蔵さんと一緒にセンパイと会うことになった。
センパイとの待ち合わせ場所は、いつも使ってるホテルの前だった。
ボクがその待ち合わせ場所に着いた時、武蔵さんはもうそこに居た。
ボクが待ち合わせ場所に着いて10分ほど経ってから、センパイも姿を見せた。
センパイは、ボクの傍に居た武蔵さんを見て、ちょっとビックリしたみたいだった。
「奏愛?…何だ、そいつは?」
「…武蔵さん、だよ。」
「今日ボク、センパイとじゃなくて、武蔵さんとエッチしようと思ってたんだ。」
「な…!?どういうことだよ!奏愛!」
「…センパイより武蔵さんのエッチの方が、気持ちイイんだもん…。」
「それに、ボクのこと三週間もほったらかしにするセンパイより、お願いしたらちゃんと応えてくれる武蔵さんの方がイイよ…。」
「何だとぉ…!?…ふざけんなよ!奏愛!気持ち良けりゃ何でも良いのか!お前!」
「そうだよ?…だってボク、センパイのオチンチンが気持ち良かったから…浩兄のこと、捨てちゃったんだ。」
「やっぱりボクって、気持ち良ければ何でも良いんだ…ボクにそう教えてくれたのは、センパイだよ?」
「テメェ…!」
センパイが頭に血を上らせているのはわかったけど、怖いとは思わなかった。
武蔵さんの傍に居て安心してた、わけじゃない。
この時ボクの頭は…エッチのことしか考えられなくなってた。
だから怖いとか、そういう感覚は、感じられなかったんだ。
武蔵さんは、そんなボクと、怒り狂ったセンパイの間に立った。
「テメェ…!艦娘だな!人間でも無ぇクセに!人の女に手ぇ出してんじゃねぇぞ!」
「お前にそんなことを言われる筋合いは無いな。」
「お前だって、奏愛と浩兄とやらの間に割り込んで、奏愛を掠め盗ったのではないか。」
「撃って良いのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ。」
「盗って良いのは、盗られる覚悟のある奴だけだ。」
「盗った女を盗られたと言って駄々を捏ねるお前は、一言で言って…」
「…そう、ダサい、な。」
「ナメてんじゃねえぞこの色ボケ人形と肉便器がぁ!テメェらに身の程わからせるなんざ、何でもねぇ…!」
センパイの言葉は、そこで止まった。
同時に、武蔵さんはボクの肩を抱いて、センパイに背を向けさせた。
「…武蔵さん?」
「さ、行こうか。」
「こいつが奏愛と言葉を交わすことは、もう無い。」
「…この先二度と、な。」
武蔵さんの言い方は、ボクには少し変な感じがした。
でも、どこが、何が変なのか?
わからなくて、戸惑っていたら…。
「…そろそろ行かないか?ここで長居するのは、ちょっと不都合なんだが…。」
…ボクはそう促されて、武蔵さんに連れられて、この場を離れた。
ボクたちはいつも使ってるホテルの前で会っていたんだけど、このとき武蔵さん(とボク)は、そこには入らなかった。
ボクと武蔵さんは、そこから二、三分ほど歩いたところにあるホテルに入った。
そのホテルで、ボクはまた武蔵さんに抱かれて、弄ばれた。
武蔵さんは、またボクのカラダを、激しく激しく責め立てた。
ボクは何度も何度もイカされて、気が狂いそうになった。
武蔵さんは、ボクに対して残酷だった。
でもそれは、ボクを快楽漬けにして狂わせたからじゃない。
…狂ったままでは居させてくれなかったから、だ…。
「え、武蔵さん…今、何て…?」
「だから、明日にでも、浩兄にちゃんと謝ってくるんだ。」
「な、なんで…?」
「奏愛はセンパイを選び、浩兄を切り捨てた。」
「浩兄は奏愛のことを信じて、告白したが…。」
「で、でもッ!それは!浩兄がボクに応えてくれなかったから…!」
「それでも浩兄は奏愛に告白して、奏愛はその浩兄を切り捨てた。」
「この事実は、何をどうしようが覆しようが無い。」
……そうだ…ボクは、ボクのことを信じてくれてた浩兄を、裏切った…んだ…。
「でも…いまさら、謝ったって…浩兄、許してくれないよ…。」
「奏愛、謝りに行くというのは、許してもらいに行くことじゃない。」
「罰を受けに行くことだ…露骨な言い方をすれば、浩兄から捨てられに行くことだ。」
「しつこいようだが、奏愛は浩兄を裏切ったのだ。」
「なら、切り捨てられるのは奏愛か?浩兄か?」
…それは…確かに…ボクの方だ…。
でも、罰を受けに行くって言ったって…。
「……謝るって言ったって…何て言って謝ったらいいか…わかんないよ…。」
本当にわからなかった。
でも武蔵さんは、何て言えばいいかわからない、という言い訳を許してくれなかった。
「浩兄に謝る時、言うべきことは二つ…いや、三つだけだ。」
「それは…」
次の日、下校時間。
ボクは、校門で浩兄が出てくるのを待った。
程なくして、浩兄は校門に姿を現した。
…その浩兄の傍には、女の子が一人寄り添ってた…。
その子はボクの友達の
「浩兄。」
ボクは浩兄の前に立ち、声をかけた。
「奏愛?」
ボクに声をかけられた浩兄は、ボクに「何だこいつ?」と言うような眼差しを向けた。
…そして浩兄は、陽を自分の後に下がらせて…
……ああ…そういうことなんだ…。
「何の用だよ。」
ボクに用件を聞いた浩兄の声は、とても冷たく感じた。
逃げ出したくなったけど…何とか踏みとどまって、ボクは続けた。
「三つだけ、三つだけ言いに来たんだ…ホントに、三つだけ…聞いてくれる?」
「三つだけ?」
浩兄は、聞くだけなら聞いてやる、という姿勢を取ってくれた。
先ずは…一つ目。
「浩兄…ボク、センパイとは別れたよ。」
「?…そうか…それで?」
聞いてはくれたけど、反応は冷たかった。
…二つ目。
「ボク…やっぱり、愛とか恋とかより、セックスの方が好きな、ヤリマンビッチだったみたい。」
「……ふん、そうだろうな。」
この反応も、予想通り。
…三つ目。
「…だから…ボク、ヤリマンビッチらしく…落ちるところまで落ちることにしたよ。」
「……ふーん、そう…勝手にすれば?」
「うん…勝手にする…それじゃ、ね…。」
予定通り三つだけ言い切って、ボクは浩兄と…陽に背を向けて、この場を立ち去った。
引き留められることは、無かった。
同じ日の夕方、N駅から少し離れたところにあるホテル。
ボクは武蔵さんと、裸になってベッドの上に居た。
…こんな時だって言うのに、ボクの胸はドキドキしてた…こんな時だって言うのに…。
始める前に、武蔵さんはボクに聞いてきた。
「それで…どうだった?」
「…言ってきたよ…言われたとおり…。」
「…それで、浩兄はどうした?」
「どう、って?」
「奏愛を引き留めたりはしなかったか?」
ボクは首を振った。
「……そうか…。」
そう言うと、武蔵さんはボクにゆっくりとのし掛かって…始めた。
この日のセックスには、気が狂いそうな激しさはなかった。
カラダもココロも…そう、蕩けて、溶けてしまいそうな、そんな感じ…。
「あ!…あ……あ……」
カラダとココロはすっかり蕩けきってしまって、ボクはそのまま、眠りに落ちるように気を失った…。
目を覚ますと、ボクは武蔵さんから、また冷たい言葉をかけられることになった。
「え…今、何て…?」
「…私は明日から、仕事で一ヶ月ほど日本を離れる。」
武蔵さんが、明日から日本を離れる!?…一ヶ月…も!?
「そんな!…一ヶ月も、なんて!」
「ボ、ボクのカラダ…こんなカラダなのに…も、もう、セックスなしじゃ、いられない…のにっ!」
「ボクにはもう、センパイも、浩兄も…いないのにっ!」
「ヒドイ!ヒドイよぅっ!」
ボクのカラダは、センパイの手で、もうセックスなしじゃいられないカラダになってた。
でも、ボクは武蔵さんとのセックスに狂って、センパイから離れてしまった。
それなのに、武蔵さんは一ヶ月もボクから離れてしまう…!
武蔵さんは…ボクが喚くのを見て、直ぐに自分のメモ帳を取り出して、何か書き込んで…ボクに手渡した。
メモに書かれていたのは、七件の電話番号だった。
「連絡先…?武蔵さん、これは…?」
「私の友人…はっきり言ってしまえば、私のセックスフレンドの連絡先だ。」
「どうしても耐えられないと思ったら、七人の内の誰かに連絡するといい。」
「私から紹介されたと言えば、七人の内の誰かは必ず応じてくれる。」
…!
武蔵さん!…ボクをそんな女だと思ってるの!?…そんな女だと…!
……いや…そうだ…ボクは…。
センパイのオチンチンに溺れて、ボクは浩兄を裏切った。
そして武蔵さんの指に、掌に、舌に狂って、ボクはセンパイから離れた。
ボクは…結局、そういう女、なんだ…。
次の日、朝にはもう武蔵さんと連絡を取ることができなくなってた。
武蔵さんは、どうしても耐えられないと思ったら七人の内の誰かに電話するように、と言ってたけど…。
その時ボクは、もう耐えられなくなってた。
だから武蔵さんと連絡が取れないとわかったら、すぐに一番上に書かれてた電話番号に電話した…。
電話に出たのは男の人で、ユウキさん、という名前だった。
武蔵さんからこの電話番号を教えてもらった、と言ったら、そのままその日の夕方、N駅近くのホテルでセックスをする流れになった。
ユウキさんには、そして他の六人にも、ボクのことは武蔵さんから伝わっていたらしい…。
ユウキさんの見た目は、ちょっとセンパイに似ていた。
それで、セックスがしたいって気持ちを全然隠さないタイプ…。
ボクはこれから、こんな人に自分のカラダを任せちゃうのかと思った…。
「ああああ!」
…でも、ユウキさんとのセックスで、ボクはあっけないほどイっちゃった。
それも、何度も。
時には激しく、時にはとろけるように。
この日初めて会って、ムードも何もなくホテルに入って…それなのに、ボクのカラダは…。
「ボク…ユウキさんのこと…愛して、ません…。」
セックスが済んで、ベッドの上で息を整えて、落ち着いてから、僕はユウキさんにこう告げた。
「え?何?急に…その言い方、さすがの俺でもちょっと傷ついちゃうよ?」
「ユウキさんも…ボクとは、遊び、なんですよ、ね…。」
「ん…遊びって言われたら…まあ…そうだけど…。」
「…遊ばれてるのに…遊ばれてるだけなのに…ボクのカラダ…こんなに、気持ちイイって…。」
「これじゃ…ボク…まるでケダモノ、だよぅ…。」
「…あ、あのさあ…まるでケダモノって言うけど…」
「そもそも俺たちはホモ・サピエンス…ヒトっていうケダモノで、動物で、生き物だよ?」
「そんでヒトのカラダってのは、ヤることヤったら、気持ち良くなるように出来てんの。」
「遊びとか本気とかに関係なく、ね。」
「だから、気持ちイイのが嫌とか言ったら」
「それは自分が生き物なのが嫌だって言ってるのと同じだよ?」
「生きているのが嫌だって言ってるのと同じだよ?」
こんな話をしたユウキさんは、初めに見た時とは全然違う感じがした。
…ちょっと間を置いてから、ユウキさんは話を続けた。
「これは武蔵さんからの受け売りだけど。」
「…武蔵、さんの…?」
「うん…武蔵さんからの受け売りだけど」
「ヤることヤって気持ち良くなるっていうのは、気持ち良くなれるっていうのは」
「天が、自然が俺たちのカラダに与えてくれた恵みなんだよ。」
「カナちゃんは、遊びでエッチするなんていけないことだって思ってるのかもしれないけどさ。」
「自然が俺たちのカラダに与えてくれた、気持ちイイって感覚を分け合うエッチってのは」
「遊びは遊びでも、なんつーか、ヒトって生き物にとって、一番大事な遊びなんじゃないのかな。」
「気持ちイイって感覚を分け合って、お互いを好きになっていく。」
「そういう遊びなんじゃないのかな。」
「一番大事な…遊び…。」
「カナちゃんはさ…」
「愛し合ってなきゃエッチしちゃいけない」
「愛はただ一人の相手に捧げなきゃいけない」
「…そう信じてるのかな?」
「でもこのルールって、ルールとしてはかなりヤバイんじゃないかな?」
「ヤバイ…?」
「で、でも誰かを好きになるっていうのは、そういうことなんじゃないですか?」
「それが、ヤバイって言うのは、どういうことなんですか?」
「うん…まず、愛し合ってなきゃエッチしちゃいけないっていうのは…」
「エッチしたってことは愛し合ってるってことだよねって言うのと同じことなんだよ。」
「そしてこれは、エッチしたからには相手を愛さなきゃならないと思い込んじゃうことに通じちゃう。」
「そんで、愛はただ一人の相手に捧げなきゃいけないって言うのは…」
「その一人のために自分の全てを捧げる、その一人のために自分の大切なものを犠牲にしてしまうことに通じちゃうんだ。」
「でも、俺たちって、ほんのちょっとしたきっかけがあれば、エッチはしちゃう。」
「そうすると、ここからどんな結論が出てくるか?」
「ほんのちょっとしたきっかけで誰かとエッチしちゃったら、その誰かのために大切な何かを捨てなきゃならないと思い込んじゃう…。」
…ボクのことだ!
ボクは…ほんのちょっとしたきっかけで、センパイに抱かれた。
それで、ボクはセンパイだけのものになったと思って…!
センパイだけを愛さなきゃいけないと思って…!浩兄を…!
「…ボクみたいなのが…誰かを好きなったり…愛したりとか…しちゃ、いけなかった、のかな…。」
ボクがそう呟くと、ユウキさんは…。
「ボクみたいなの、って?…別に愛してるわけでもない相手とエッチしてアンアン言っちゃうような子ってこと?」
ボクは黙って頷いた。
「あのさあ、ヤリマンやヤリチンが人を愛しちゃいけないって、それはそれでムチャクチャな話じゃない?」
「カナちゃんは俺のこと愛してないって言ったけど、俺はカナちゃんのこと、好きだよ。」
「え…でも…ユウキさんは、武蔵さんの…。」
「そう、確かに俺は武蔵さんのセフレだし、武蔵さんは俺のセフレさ。」
「でも俺には他にセフレが何人も居るし、武蔵さんの方にもセフレが何人も居るし、旦那さんみたいな
「疑ってくれても良いけど、俺はセフレの皆が好きだ…それが愛かって言われたら自信ないけど、好きだってことはマジだよ。」
「武蔵さんだって、俺を含めたセフレのこと、好きでいてくれてるし、旦那さんのことはマジのマジマジで愛してる。」
「ま、要するに、さ」
「ヤリマンやヤリチンには、ヤリマンやヤリチンなりの”好きのカタチ”、”愛のカタチ”があるってことさ。」
「カナちゃんは俺のこと愛してないって言ったけどさ。」
「それでもせっかくこうしてエッチして、気持ちイイって感じてくれたんだし」
「俺のこと、まずはセフレの一人としてでも好きになってくれたら、嬉しいんだけどな。」
ヤリマンやヤリチンには、ヤリマンやヤリチンなりの”好きのカタチ”、”愛のカタチ”がある。
ユウキさんの言葉は、ボクの頭から離れなかった。
ユウキさんとセックスした後も、ボクは自分のカラダを抑えることができず、それから毎日のように七件の電話番号に電話を掛けた。
この一ヶ月で、ボクはユウキさんを含めた男の人四人と、女の人二人とセックスをした。
(一人だけ、どうしても都合が付かない女の人もいた…この人も艦娘らしかったけど…。)
誰が相手でも、相手が男の人でも女の人でも、ボクのカラダは満たされた。
ボクのカラダは、本当に「セックスの相手なんて誰でも良い」ということがわかった。
ボクの相手をしてくれた人たちは、ボクが他の人ともセックスしていることを気にしなかった。
「そんなことどうでもイイよ、カナちゃんが俺とも、こうしてエッチしてくれる嬉しさに比べたら、ね。」
「好きで…いてくれるの?…こんな、ボクを…誰とでも寝るような…誰でもイイと思ってる…ボクを…。」
「他にもセフレがいる俺のこと好きにならないのは、カナちゃんの自由だけど」
「他のヤツともヤってるカナちゃんのこと好きになるのは、俺の自由だろ?」
このやりとりは、ユウキさんじゃない、別な男の人とのやりとりだ。
ボクの相手をしてくれた男の人は、女の人は、こんなボクを受け入れてくれた。
誰とでも寝るようなボクを、誰が相手でもイイと思ってるボクを…。
ボクは、誰が相手でも満たされる。
こんなボクを、それでも受け入れてくれる人たちが、確かにいる。
そう信じられるようになったら、ボクのカラダは、だんだんと鎮まっていった。
ちょうど一ヶ月経って、ボクは武蔵さんに連絡を取った。
まだ連絡は取れないかもと思ったけど…武蔵さんは直ぐに電話に出てくれた。
そしてボクがシたいと言ったら、すぐに応じてくれた。
ホテルで…。
「さ、始めようか…。」
「待って、武蔵さん。」
「?」
「……今日は…ボクに、させて?」
この一ヶ月で、ボクは変わってしまったみたいだ。
どこがどう変わったのかは、ボク自身にもわからないけど…。
変わってしまったからなのか、このときボクは、どうしても武蔵さんを抱きたくなった…武蔵さんをイかせたくなった。
「…そうか…いいだろう…今日はこの体、奏愛に委ねよう。」
そう言って裸の武蔵さんは、ベッドの上に仰向けになった…。
ボクは仰向けになった武蔵さんと、肌を合わせた。
武蔵さんのカラダは、センパイなんかよりずっと逞しくて、ボクよりずっと色っぽかった。
それでいて柔らかくて、弾力があって、暖かくて、良い匂いがして…。
…触れるだけでイっちゃいそうなくらい、肌触りも快かった。
「ん…ッ」
ボクにのし掛かられて、武蔵さんは少し呻いた。
武蔵さん…感じてる?
ボクと…肌を合わせた、だけで…。
武蔵さんは、一度目を固く閉じて…開いた。
開いた武蔵さんの目は、瞳は、すごく潤ってた。
ああ…武蔵さん…感じてるんだ、感じて…くれてるんだ!
ボクは自分のカラダを、武蔵さんのカラダに擦りつけた。
「ああ、あ、あ、あ、ああっ、ああっ!」
武蔵さんの口から、喉から、声が漏れた。
そして武蔵さんの声は、ボクのココロを昂ぶらせた。
どうして!どうしてボクは女なんだろう!どうしてボクのカラダは女のカラダなんだろう!
オチンチンが…オチンチンがあれば、武蔵さんを犯せるのに…!
武蔵さんの中を、ボクの精液でいっぱいに出来るのに…!
武蔵さんの声と、肌触りの快さは、ボクを狂わせていった。
「か…な…奏愛……じらさ…ないで…くれ……イ、かせて…くれ…」
ああ!武蔵さんが!武蔵さんが、ボクに哀願してるっ!
ボクにイかせてほしいって、媚びてるッ…媚びてくれてるっ…!
焦らさないでって言われたけど…!
出来ないっ!
抑えが利かなくなったボクは、願われるまま、武蔵さんのオマンコに指を挿入した!
「あああっ!」
ボクの指をぬるりと受け入れた武蔵さんが悲鳴を上げた。
なんて快い悲鳴ッ!ボクの方がイッちゃいそうッ!
そして武蔵さんのオマンコは、ボクの指をキュウキュウと締め付けるっ!
嬉しいんだね…気持ちイイんだね…武蔵さん…武蔵さん…!
ボクも…が、ガマン、できないよ…ッ!
ボクは武蔵さんの中で指を動かした。
武蔵さんがボクの指を締め付けてくれるのが嬉しい。
指の動かし方は、乱暴だったかもしれない。
「あ、あ、あ、あ、あ…ああっ!ああっ!」
動きに合わせて、武蔵さんの喉から声が漏れた。
武蔵さんは力強くシーツを掴み、硬く目を閉じて、涙を浮かべながら、激しく頭を振っていた。
センパイなんかよりずっと強くて逞しい武蔵さんが悶えてるっ!
ボクの、ボクの指で、武蔵さんが…武蔵さんが、メスになってるっ!
やっぱり!オチンチンが欲しい!武蔵さんを犯すためのオチンチンが!
武蔵さんの中にボクの精液、いっぱい出したいっ!
「あ…あぁ……あぁ…イ…イく…イく……ぅ…ッ!」
「んん……ンンンウッ!」
そして武蔵さんは大きく体を仰け反らせた!
武蔵さんの喉とおっぱいが、ボクの目に焼き付いた!
「武蔵さ…んうううっ!?」
同時にボクのオマンコから、クリトリスから、電流みたいな快感が全身を駆け巡った!
ホントに、電流みたいな!
ボクの頭の中は真っ白になって、ボクは武蔵さんのおっぱいの上に倒れ込んだ…。
「ハア…ハア…ハア…ハア…」
「ん…う…。」
ボクは気が付くと、武蔵さんのおっぱいに顔を埋めてた。
武蔵さんは目を閉じて、息を整えてた。
…そういえば、艦娘はイクと、肌を合わせている相手から精気を少し奪って、相手もイかせてしまうって聞いたことがある。
だから、武蔵さんが体を仰け反らせた時に、ボクがイったってことは…。
「ハア…ハア…ハア…ハア…」
息を整えてた武蔵さんの顔はとても穏やかで、柔らかだった。
見ているだけで、
そしてシている時の、武蔵さんの
思い出しただけで、またココロが昂ぶってくる…。
武蔵さんのカラダは、ボクのカラダと、ココロを満たしてくれたんだ…。
…武蔵さんのカラダは、女のカラダ…そうだ、ボクも同じカラダを持ってるんだ…。
ボクも…ボクも…。
「ん…。」
ここで武蔵さんは目を開いて、ボクの顔を見た。
「…………。」
「…………。」
お互い黙って見つめ合った後、武蔵さんが口を開いた。
「…素晴らしかったぞ…奏愛。」
「ホント?…でも、武蔵さん、他の男の人にも、女の人にもそう言ってるんでしょ?」
「それでも嘘は言っていない…それに私がイったとき、奏愛もイっただろう?」
「……それが奏愛とのセックスが素晴らしかったことの、何よりの証拠さ…。」
「……そう…そう…なんだね…。」
「…………。」
少し間を置いて、ボクは武蔵さんに聞いた。
「武蔵さん…これからも、これから先も…ボクと
「…いいとも……私は非番の時、大体N駅地下街のA書店か…そこから少し遠いがJ書店にいることが多い。」
「A書店かJ書店、それかN駅の近辺で私を見かけて、遊びたくなったら声をかけると良い。」
「その時、私に連れが居なければ、必ず応じよう。」
武蔵さんは、ボクにそう約束してくれた。
そしてこの約束は、これまでに一度も破られたことはない…。
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奏愛…藤木奏愛が、僕・斎木浩に「ボクは落ちるところまで落ちることにした」と言い放ってから少し経った。
その時は「勝手にすれば?」と思っていたけれど、学校では次第に、奏愛についての噂が広がりだした。
「藤木奏愛は、ヤらせろと言ったら簡単にヤらせる女だ。」
正直、今の奏愛がどうなろうと、僕にはどうでもいいことの筈だった。
でも、こんな噂が頻繁に僕の所まで届いてくると、幼馴染みだった者としては、何かしなければいけない。
…そんな気になってきた。
奏愛とは友達だった早川
陽が心配していることもあり、僕は奏愛に一言注意するために、奏愛の姿を探した。
「奏愛。」
僕は、渡り廊下を渡ろうとする奏愛に声をかけて、呼び止めた。
「奏愛…お前…。」
僕が話を切り出そうとしたら…。
「斎木先輩。」
奏愛は振り返りもせず、そう言った。
斎木…先輩?
「…アタシたち、お互い何の関係も無い、赤の他人ですよ。」
アタシ?…一体どうしたんだ…?
いや、それより、何の関係も無いって!赤の他人って…!
僕は少し頭に血を上らせて、奏愛に言った。
「な、何言ってるんだ!奏愛!…関係無いって…!」
「斎木先輩!」
奏愛は振り返らないまま、僕より少し大きな声で返した。
「…どれだけ長い間、どれだけ近くに居ても、関係無いものは関係無いですし、赤の他人は赤の他人なんです。」
「だからアタシたち、お互い話をするようなこともなければ、同じ場所に立つ理由も、無いんですよ。」
前に会った時、確かに僕は奏愛を冷たく突き放した。
でも、あんな噂が広がっていたら、幼馴染みだった者としては何もしないわけにはいかない。
それを関係無いとか、赤の他人とか…。
僕は憤りを抑えられなかった。
けれど…。
「って言うか…」
「斎木先輩には、陽…早川さんっていう、大切な人が居るじゃないですか。」
「こんな所で、
「でも」
「NGです、絶対に。」
僕の言葉を遮って「NG」と強調した奏愛の声は冷めて…厳しかった。
僕は何も言えなくなった。
少しの沈黙の後、奏愛はまた口を開いた。
「アタシについての噂…」
「藤木奏愛は、ヤらせろと言ったら簡単にヤらせる女だ」
「…ってやつ。」
「この噂、正確には…」
「よほどおかしなヤツじゃなければ、藤木奏愛は気軽にヤらせてくれる女だ」
「…ですよ。」
「まあ…噂はあくまで噂、ですけどね。」
最後に…。
「それじゃアタシ、これからヤることが…約束がありますから。」
「…さようなら………さようなら。」
奏愛は「さようなら」を、丁寧に、二度繰り返した。
奏愛は話の間中、一度も振り返らず、僕の顔を見ることもなかった。
話が終わると、奏愛はそのまま渡り廊下を渡りきって、僕の視界から姿を消した。
ここで僕は、分かれた道が、この先二度と交わることがないことを理解した。
(実際この後、僕と奏愛は二度と言葉を交わすことはなかった。)
…僕は涙を流していた。
僕は涙を拭って踵を返し、陽の所へ、大切な
…ところで前に会った時、奏愛…藤木さんは、センパイとは別れたと言っていた。
でも藤木さんは、センパイが今どうしているか…どうなってるか知ってるんだろうか?
センパイはN駅近くのラブホテル街で倒れ、病院に搬送された。
一命は取り留めたけど…脳に深刻な、回復不可能な障害を負ったそうだ。
もうセンパイは、ほとんど体を動かすことも出来なければ、言葉を使うこともできなくなっている。
人づてに聞いた話だけど、どうも間違いないらしい。
原因は、全くわからない。
お医者さんの話だと、センパイは自分で窒息するまで息を止めて、少し息をして、また窒息するまで息を止める…ということを何度も繰り返していた…らしい。
センパイは何だってそんなことをしたのか?そもそも自力でそんなことが出来るのか?
全くわけがわからない話だけど、それでしか説明が付かないのだそうだ。
とにかくセンパイは今、ほとんど体を動かすことも出来ない。
そして、センパイが誰かと言葉を交わすことは、もう無い…この先二度と、ね。
センパイはそんな状態だけど、自分が今どんな状態になっているのか、理解できてはいるらしい。
言葉を使えないセンパイは、時折苦しげで悲しげな呻き声を上げながら、涙と涎を垂れ流す…。
センパイはこの先、死ぬまでそんな日々を過ごすのだそうだ。
思い返してみれば、僕はセンパイに、幼馴染みを寝取られたと言える。
NTRで脳を破壊される、とかNTRが脳を破壊するとか言うフレーズは、僕も何度か見聞きしたことはある。
この場合脳を破壊されるのは、NTR展開に怒りなどを感じた読者・視聴者とか、彼女を寝取られた男…例えば僕…だと思う。
でも今僕が見ている現実では、幼馴染みを寝取られた僕の脳じゃなくて…幼馴染みを寝取ったセンパイの脳が破壊されている。
笑うようなことじゃないし、笑うべきことでもないけれど…これって何とも皮肉な現実じゃないだろうか。