クラスメイトの性癖叶えるまで、部屋から出られま10 作:松木ユキ
ユイは部屋に入ると、ゆっくりと扉を閉めた。その顔は既に上気していて、僅かに汗が浮かんでいる。……まだ何もしてないってのに、もう興奮してるっていうのか?
「ユイ、大丈夫か?」
「私は大丈夫だよ。……レン、今までどんなことしてきたの?」
「えっ?」
「ほのかちゃんは白いのまみれで出てきたし、みどりちゃんはびしょ濡れだったし、まなみちゃんは顔真っ赤だったし」
「いや、それは」
「……私というものがありながら、他の子と何をしたの?」
「お、お前が『頑張って』って言ったから」
「答えてよ、レン!!」
うつむいたまま、ユイは声を荒げた。……そうだよな。ユイは幼馴染で大事な存在だ。たとえ部屋から出るためだったとしても、ユイを差し置いて他の女とふしだらな行為に及んだのは紛れもない事実。ここは素直に謝るしかない。
「……悪かった、ユイ。お前がいるのに、俺は他の女と――」
「そうじゃないっ!!」
「へっ?」
「私はただ、どんなプレイをしたのか知りたいのおっ!!」
ユイは懇願するように叫び声を上げた。その目は既にとろけていて、口からはよだれがこぼれている。ユイは身体をもじもじとさせながら、はあはあと息を切らしていた。……もしかして、浮気を問い詰めようとしているわけではないのか? けど、何をしたのか説明すれば他の奴らの性癖がバレてしまう。
「悪いけど、それはアイツらとの秘密だよ」
「……へえ、私に言えないようなことなんだ」
「そういうわけじゃ――」
「私が知らないようなプレイで、いっぱいいーっぱい射精しちゃったんだ?」
ユイの口から射精という言葉が出てきたことに動揺した。俺の知っているユイはこんな人間じゃない。いつもにこやかで、ちょっと控えめで、俺が歩くと後ろからちょこちょこと追いかけてくる。そういうふうな、可愛い可愛い幼馴染だった。……そんな奴に、俺はいったい何を問い詰められているんだ?
「……なあ、本当にどうしちまったんだ?」
「えっ?」
「なんていうか、お前はもっと――」
「レンのせいだよ」
「はっ?」
「レンのせいで、こんな女になったんだからね」
そう言い切ったユイは腰に手を伸ばした。パサッという音がして、スカートが床に落ちる。前にユイが家に来た時、間違ってパンツが見えたことがあった気がする。……それと同じ黄色のパンツが、今まさに目の前に現れた。
「ちょ、ユイ!?」
「わ、私だって、好きでこうなったんじゃないんだからっ……!」
そして、ユイは右手をパンツの中に突っ込んだ。よく見ると、既にパンツの股間の部分がぐちょぐちょに濡れてしまっている。染みが出来てるとかそういうレベルじゃない。おそらく、部屋に入る前から濡れていたのだろう。ユイは一心不乱に右手を動かし、くちゅくちゅといやらしい音を立てていた。
「ああっ、んんっ……!」
「ユイ、何やってんだよ!?」
「何って、お、オナニーだよ……!」
「そうじゃなくて、なんで今なんだ」
「もう、待ちきれなかったのぉ……!」
ユイははあはあと息を切らし、どんどん右手を加速させていく。徐々に腰が砕けていき、前かがみのような姿勢になっていた。……コイツの性癖、いったいなんなんだ?
「ユイ、ちょっと待てよ」
「はあっ……はあっ…… な、なに?」
「いい加減、理由を教えてくれないか。俺のせいだって言うなら、尚更説明してほしい」
「……簡単だよ。私は、すっっっごくレンのことが好きなんだよ」
意外にも真っすぐな言葉に、俺は不意を突かれてしまう。俺たちはいわゆる両片思いの状態で、互いにはっきりと「好き」だと言ったことはなかったのだ。言葉を発さずとも分かり切っているというべきか。だから、素直に「好き」だと言われたことが嬉しかった。
「そ、それがどうしたんだよ」
「……けど、高校に入ってからレンは変わった」
「俺が?」
「いろんな女の子と話してるしさ、私なんか見てないみたいだった」
ユイは再びうつむいて、なんだか暗い声で話していた。自分としてはそんなつもりはなかったのだが、コイツのことをずいぶんと寂しがらせていたみたいだな。……酷い男だな、俺って。
「なあ、ユイ――」
「最初は辛かったよ。……けどね、だんだん変な気持ちになってきたの」
流れ変わったな。ちょっと待て、変な気持ちってのはどういうことだ?
「えっ?」
「レンが他の子と話すと、ドキドキするようになってきたの。なんでかなあ、嫌なはずなのにね」
「ちょ、ユイ?」
「最近もさ、レンがほのかちゃんと仲良くしているのを見るとお股がじわじわってするの」
「え、ええ……」
「さっきさ、レンがしのんちゃんとえっち……してたでしょ?」
「あ、ああ」
「私、もう我慢できなくて。……お部屋の隅でさ、一人で触ってたの」
「……」
幼馴染がもう戻れないところまで行ってしまったと感じて、閉口するしかない。コイツの性癖って、まさか……
「すっごく気持ちよかった。……もう一度やりたいなあ」
「じゃあ、お前の性癖は――」
「レンの思っている通りだよ」
ユイはブラウスのポケットから例の紙を取り出した。そこに書いてある文字を読んで、俺は頭を抱える。そして、ユイは堂々と口を開いた。
「私の性癖は――『眼前寝取られ』だよ」
「嘘だろ、お前……」
ただただ、唖然とするしかなかった。考えてみれば、この部屋に来たときからユイの様子は変だった。俺が他の女の子とえっちなことをしようっていうのに、動揺するどころか背中を押してきやがったからな。……その時点で、気づいておくべきだったんだ。
「……それで、俺はどうしたらいいんだ?」
「他の子とえっちするとこ、見せてよ」
「ええ?」
「大好きなレンが他の子を抱いてるとこ、この目に焼き付けたいの」
「……本当に、いいんだな?」
「うん。……お願い」
どうしたもんかと思い、頭をかいた。部屋から出るためとはいえ、そんなことを要求されるとは。しかも幼馴染のユイからだぞ? ……けど、どうしようもない。俺は部屋の扉を静かに開けて、きょろきょろと周りを見渡す。すると、扉のすぐ近くにほのかがいた。
「レンくん、どうしたの?」
「ああ、ほのか。――ちょっと頼みたいことがあるんだ」
俺は彼女に近寄り、こそこそと耳打ちした。さっきのユイの話では、どうやら俺とほのかが仲良くしていると興奮してしまうらしい。となれば、今回の適役はコイツだ。
「……というわけなんだ」
「ふふ、ユイちゃんってばヤキモチ焼いてたんだ」
「だしにするようで悪いんだけど、手伝ってくれるか?」
「分かった、協力するよ」
「すまんな」
「じゃあ、さっそく」
「うん」
俺が手を取ると、ほのかは少し顔を赤くした。理由があるとはいえ、やはりこれからセックスをするというのは恥ずかしいようだ。……俺だって、内心はドキドキしている。
「レンくん……」
ほのかは腕にぎゅっとしがみつき、大きな胸を押し当ててくる。暑いのか上のジャージは脱いでしまっており、半袖のシャツ越しに柔らかな感触がよく伝わってきていた。俺たちは部屋の扉を開け、ユイの前に現れる。
「あっレン! ……ほのかちゃんと一緒なんだ」
「ああ、そこでよく見とけよ」
「……うん」
俺がほのかをベッドに座らせると、ユイはすぐ近くに寄ってきた。パンツ丸出しの情けない姿で、息を荒げて俺たちの様子を眺めている。や、やりにくい……。少し困っていると、ほのかが笑みを浮かべて話しかけてきた。
「ねえ、レンくん」
「あ、ああ」
「……キスしよっか」
「……そうだな」
ほのかの言葉に従い、俺は顔を寄せる。そういえば性癖を叶えることばかりに集中して、あまりキスをしてこなかった気がする。……近くで見ると、ほのかは本当にかわいい顔をしているな。
「来て……」
「ああ」
「んっ……」
求めてくるほのかの唇に、そっと自分の唇を重ねた。最初は優しく、触れるようにして口づけを交わす。そして――ゆっくりと、舌を絡めていった。
「ん……んんっ……!」
ぬちゅぬちゅといやらしい音が響き、唾液と唾液が混じりあう。ほのかの口の中は不思議と甘くて、もっと味わっていたくなった。俺はさらに激しく、舌先を動かしていく。
「んんっ、んんんっ……!」
それに呼応して、ほのかも艶めかしい声を上げた。たまらなくなって、俺はほのかの背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめる。力強く、まるで愛し合っている恋人のように。
「やあっ、レン……!」
近くで見ていたユイは、早くも悲痛な叫びを上げていた。直視できないといった感じで顔をそらしつつも、横目でしっかりと俺たちの様子を窺っている。それと同時に、再び右手をパンツの方に伸ばしていた。
「なあ、ほのか……」
「あっ……」
俺はほのかを押し倒した。優しく、それでいて愛情深く。またユイが何かぶつぶつと口にしているが、今の俺には関係がない。俺はほのかのシャツに手を入れ、胸の方を目指した。
「ちょ、レンくん……!」
「胸、触るぞ」
「あっ、やあっ……!」
ブラジャーの下に手を差し入れ、右手でおっぱいを揉みしだいた。ほのかは可愛らしい声を漏らして、くすぐったがっている。俺は乳房の頂点に指先を伸ばし、そこにある突起をつまんだ。
「ひゃあっ!」
「気持ちいいか、ほのか?」
「……うん」
俺が静かに擦ると、その突起はだんだんと固くなっていった。つまんだり、撫でたり、時には爪を立てたり。いろいろな刺激を与えて、ほのかの心を溶かしていく。
「ああっ、んんっ……」
「ほのか……」
「レンくん、気持ちいい……!」
「そうか、よかった」
そのままほのかの胸を刺激していると、近くから衣擦れの音がした。そちらの方を見ると、ユイがごそごそとブラウスを脱ぎだしている。
「わ、私もおっぱいさわる……!」
「ゆ、ユイ?」
「レンが、ほのかちゃんのおっぱい触ってるからあ……!」
ユイは悲しそうな声で、ブラジャーのホックを外した。ほのかより少し小さめの乳房が現れ、その頂点にはツンと立った焦げ茶色の乳首。ユイは空いている左手で、胸の方を触りだした。
「ああっ、レン……!」
健気に俺の名を呼びながら、ユイは自らを慰めていた。さっきよりも激しく、ぐちゅぐちゅと大きな音を立てている。目にはうっすら涙を浮かべつつも、快楽を貪るように右手を膣内に突っ込んでいた。……かわいそうだけど、性癖を叶えるためだ。俺は気にせず、ほのかのシャツに手をかけた。
「やっ……」
「脱がすぞ」
「……えっち」
ほのかは少し恥ずかしそうに、胸を覆う仕草をした。シャツをめくると、ピンクのブラジャーに覆われた乳房が露わになる。……さっきも見たけどやっぱり綺麗だな。
「ほら、見せてよ」
「やああっ……」
続けて、俺はブラジャーも脱がせた。美しい形のおっぱいと、エロいピンクの乳首。何度見てもたまらない。俺はゴクリと唾を飲んだ。
「綺麗だ……」
「恥ずかしいよ……」
「気持ちよくしてやるからな」
「んんっ……!」
我慢できず、右の乳首にむしゃぶりついた。精一杯の力を込めて、吸い付いていく。ほのかは嬌声を漏らしながら、俺の頭を撫でた。
「ひゃあっ! ……レンくん、赤ちゃんみたい」
「いいだろ、別に」
「やっ、やあっ……! 気持ちいい……」
まるで付き合いたてのカップルのような、甘い甘い前戯。ほのかという女に溶かされていくような、そんな気持ちがした。俺は下のジャージに手を伸ばし、ゆっくりと下ろしていく。
「ほのか、下も触るぞ?」
「うん……」
真っ赤になった顔で、ほのかは静かに答えた。やがて見えてきたのはピンク色のパンツ。……よく見ると、股間のところがぐじゅぐじゅに濡れている。
「ほのか、これ……」
「……あの時から、体中からレンくんの匂いがするの」
「えっ?」
「レンくんが出してくれた、せーえきの匂い。……ずっと嗅いでたら、変な気持ちになっちゃって……」
「ほのかっ!」
「やあっ……!」
俺はほのかが愛おしくなって、パンツ越しにほのかの性器を擦った。指先でヒダをなぞるたび、可愛い喘ぎ声が聞こえてくる。
「やあっ、ひゃああっ……」
「ほのかっ、ほのかっ……!」
「れ、レンくん……!」
「ど、どうした?」
ほのかは俺の動きを制してきた。顔を背けて、はあはあと息を切らしている。パンツ越しに触れている俺の右手からも、ほのかの体温が上がっていることがはっきりと分かった。
「……直接、触ってよ」
ほのかの言葉に、思わずドキリとさせられてしまう。俺、ユイのためにこんなことをしてるんだよな? ほのかとのセックスを楽しむためじゃないんだよな? ……分からなくなってきた。けど、今は。今だけは、ほのかを喜ばせることがユイのためになるんだ。
俺がパンツをずり下ろしていくと、濃いめの陰毛に隠されたピンク色のヒダヒダが現れた。ほのかはますます赤くなっていき、顔を覆っている。それとは裏腹に、膣の表面からはぬるりとした愛液が大量に滲み出てきていた。俺はその体液を指先で取り、クリトリスに擦りつける。
「やあっ……!」
「どうだ、ほのか?」
「そこ、だめぇ……!」
ちゅくちゅくとした生々しい音が耳を刺激する。俺の肉棒は既にギンギンに立っていて、ズボンに押されて痛いほどだった。一方で、そばで見ているユイは、羨望の眼差しで俺たちのことを見ていた。
「いいなぁ、いいなぁほのかちゃん……」
「ゆ、ユイちゃん……?」
「わたしの、わたしのレンなのにぃ……!」
ユイは完全に腰を砕けさせ、全身をビクビクと震わせていた。俺がほのかの前戯に集中している間に絶頂に達していたようで、周囲の床には水たまりが出来ている。それでもユイは右手を止めず、もはやパンツが役割を果たすことが出来ていない。その時ほのかが身を起こし、こそっと耳打ちをしてきた。
「レンくんってユイちゃんとえっちしたことあるの?」
「な、ないよ」
「ふーん、そうなんだ……」
その答えを聞き、ほのかは何か考え始めたようだ。俺にはそれが何かはよく分からないけど、自分の肉棒もだいぶ固くなってきた。……そろそろかな。ほのかを再び寝かせて、俺はズボンを脱ぐ。ボロンと露出した竿を見て、ほのかは声を上げた。
「わあ……!」
「なんだよ、さっきも見ただろ」
「ふふふ、別に」
「そうか。……準備はいいか?」
「……うん。来て」
俺はちんこを大きくさせたまま、広げられたほのかの股へと近寄っていく。膣口に亀頭を押し当てると、ほのかが可愛らしく声を上げた。
「あっ……!」
「ほのかっ……!」
竿の先端で、まんこの表面を撫でる。優しく、それでいて力強く。じらされていると感じたのか、ほのかは俺のことを促してきた。
「れ、レンくんはやくっ……!」
「ああ、入れるぞっ……!」
俺は腰に力を入れて、竿を穴の中に進めようとした。くち……という音が聞こえてきて、俺は思わず唾を飲む。少しずつ先端が入っていたまさにその時――ユイが大きな声を上げた。
「だめえっ!!」
「「えっ!?」」
俺たちは驚き、声のした方を見る。するとそこには、顔を真っ赤にして壁にもたれかかるユイの姿があった。ユイはいつの間にかパンツを脱いでおり、蜜で濡れた陰毛で照明の光が反射されている。
「ゆ、ユイ……?」
「それはだめっ……! 入れないでぇ……」
「ユイ……」
乱れた髪で目が隠れていて、ユイの表情はよく分からなかった。しかしうっすらと涙が頬を伝っており、ぽたりぽたりとその雫が床に零れ落ちている。しかし――性癖を叶えなければ、俺たちはここから抜け出すことは出来ない。ほのかが少し頭を起こして、心配そうに話しかけてきた。
「ど、どうするのレンくん……?」
「心配ない。このまま続ける」
「そっか。……うれしい」
「ん、何か言ったか?」
「んーん、何も」
「じゃあ、いいか?」
「うん……」
改めて、俺は亀頭をまんこの表面に押し当てた。今度は躊躇しないように、一気に竿を押し進めていく。ほのかの膣壁が俺の竿をぎゅうぎゅうと締め付けてきて気持ちが良い。俺の耳には、ほのかの嬌声とユイの悲鳴が同時に聞こえてきた。
「んんんっ……!」
「やっ……!」
ユイはぐったりと壁に寄り掛かっていたが、顔だけはしっかりとこちらに向けていた。その視線の先にあったのは――俺とほのかが文字通り繋がった部位だった。ユイはまた何か言っているが、俺たちは関係なく事を進めていく。
「やだあっ、レンのが本当に入ってる……!」
「ほのか、痛くないか?」
「ちょっとだけ。……でも、気持ちいい」
「そうか。じゃあ動くぞ」
「レン、だめえっ……!」
ほのかが痛くないように、緩やかに腰を動かしていく。少し苦しいのか、ほのかは顔を歪めて声を漏らしていた。
「んっ……んんっ……!」
「ほのか、大丈夫か?」
「ちょっとキツいかも……。でも、レンくんが気持ちいいならそれでいい」
「そうか、ありがとう」
俺は少しずつ腰を振るスピードを速くしていく。ほのかも少しずつ快感を覚えるようになったのか、徐々に気持ちよさそうな表情へと変化していった。一方で、ユイはベッドに片手をつきながら情けなくオナニーをしている。
「やだっ、レン……! やめてよぉ……!」
「ほのかっ……、ほのかっ……!」
「レンくん……! あっ、あああっ……!」
互いの身体を貪り合い、若い性欲をぶつけ合う俺たち。もはやユイのことなど頭になく、目の前の異性だけを見つめている。
「ほのかっ、気持ちいいか……?」
「うんっ、いいっ……!」
「じゃあ、もっとよくしてやるよ」
「ああっ! ちょ、レンくん……!」
竿の接合部から少し上にあるクリトリス。俺は指先でそれを刺激して、ほのかに更なる快感を与えた。小さく豆っぽい感触のそれすら、俺にとっては愛おしい。
「あああっ、それヤバいッ……!」
「ほのかも、締め付けすごっ……!」
「ああっ、レンくん……!」
「ほのかっ、ほのかあっ……!」
俺たちは至近距離で互いの顔を見つめ合った。ほのかの目は既にとろけそうになっており、口からはだらしなくよだれが垂れている。それを舐めとるかのように、俺は唇を重ねた。
「ん! んんーっ!」
再び、口内に甘い唾液の味が広がる。いつまでも舌を絡めていたくなるような、そんな不思議な味。ほのかという女の子の魅力が全て詰まっているような気がした。俺の竿はかなりキツく締め付けられており、限界が近い。
「ごめんほのかっ、出すぞ……!」
「わっ、私もイくっ……!」
「ああ、イくぞ、イくぞっ……!」
俺はピストンの動きを速めてラストスパートに入った。ほのかの一番深いところを突きさすように、何度も何度も肉棒を入れた。そしてあと二、三突きで互いに絶頂に至る。そんな時――ふと、耳にユイの声が入った。
「レン、だめえええっっ!!」
「(ユイ……!)」
さっきまでとは違う、俺の脳内に直接響き渡るようなユイの叫び。これまで長年連れ添った記憶が思い出されたような気がして、反射的に竿を抜いてしまった。ほのかも驚き、大きな声を上げてしまう。
「ひゃあっ!」
「ごめんほのかっ、出すぞっ……!」
「あっ、あああっ……!」
肉棒がほのかの外に出た瞬間、俺は絶頂に達した。全身が奮い立ち、全神経が股間に集中する。竿の先から大量の白濁液が飛び散り、ほのかのすべすべのお腹へとかかってしまった。
「あっ、いやっ……!」
その温かな感触が引き金となったのか、ほのかもオーガズムに至った。腹筋の形が分かるくらいに身体が波打ち、足の指がピンと突っ張っている。おっぱいから性器まで、いたるところが俺の精液に塗れて白くなっていた。
「はあっ、はあっ……」
射精の余韻から、俺は息を切らしてごろんと仰向けに寝転がった。ふと横を向くと、同じく寝転んでいるほのかと目が合ってしまう。
「あっ……」
ほのかは恥ずかしそうにそっぽを向いてしまった。相変わらずのポニーテールだが、その耳ははっきり赤くなっている。……なんか「やっちまった」感がすごいな。その時、ユイがふらふらと近づいてきて、ベッドのすぐ隣にやってきた。もっとも、ベッドに寝ている俺には陰毛しか見えていないが。
「ねえ、レン」
「……なんだ?」
「さっき、私に遠慮して外に出したんでしょ?」
「……バレてたのか」
「当たり前じゃん。何年一緒にいると思ってるのよー」
「そうか。……どうだ、満足したのか?」
「……ほら、見てよ」
そう言ってユイは足を少し広げ、ぐちょぐちょになったまんこを見せつけてきた。愛液の匂いだろうか、むわっとした空気が俺の鼻を突きさす。
「私、やっぱり変態なのかな?」
「だからなんだよ?」
「えっ?」
「ユイが変態だからって、どうってことはないだろ? ユイはユイだ」
「……!」
ユイは嬉しそうにして頬に手を当てた。やっぱりコイツは可愛いな。ふと見上げれば、ピンと張った乳首が載った綺麗なおっぱい。こんな状況だから忘れてたけど、コイツの裸を見るのはうんと小さな頃以来だろうな。……そう思うと、また息子が固くなってきてしまう。
「ありがとう、レン……!」
「お前のここ……可愛いな」
「ひゃっ! 変なとこ触らないでよー!」
「目の前にあったから、つい」
「もー、えっちだなあ……」
俺とユイは二人して笑い合った。ああ、やっと普段のユイが戻ってきた。これで扉が光ればおしまいだ。やれやれ、一件落着だぜ――
「いつまでイチャイチャしてるのよ」
「「えっ?」」
その時、俺とユイは冷たい声を聞いた。声のした方を振り向くと、そこにいるのは今にも俺に跨りそうになっているほのか。……えっ?
「ちょ、ほのか?」
「ユイちゃんの性癖、『眼前寝取られ』なんでしょ?」
「えっ? そ、そうだけど」
「だったら、ちゃんと寝取らないとね……!」
次の瞬間、ほのかは一気に俺の肉棒を挿入した。ほのかの嬌声とユイの悲鳴が、再び同時に響き渡った。
「あああっ……!」
「や、いやああっ……!」
きっちり根元までちんこが入り、ユイからはすっかり見えなくなってしまう。ほのかは豪快に腰を上げると、一気に振り下ろしていく。今までに体感したことのない快感が、一気に俺の竿を駆け巡った。
「ふふ、気持ちいーでしょ?」
「ちょ、ほのかっ……!」
「ごめんね。ユイちゃんのおかげでおっきくなってたおちんちん、私が盗っちゃった……!」
「ほ、ほのかちゃん……!?」
ほのかの目つきが明らかに変わっていた。さっきの女の子らしいものとは異なる、獲物を狙う肉食動物のような眼差し。舌をペロリと出して、俺のことを見下ろしていた。
「レンくんたちが悪いんだからね……! 目の前でイチャイチャして、見せつけてくるから……!」
「ほのかっ、これヤバい……!」
「れ、レン……? ねえ、嘘だよね……?」
バレーボールで鍛えた筋力のおかげか、ほのかの騎乗位はとんでもなく気持ちがいい。肉壁が力いっぱいに俺の竿を締め付けて、精液を出すように迫ってくる。俺の表情がはっきりと変化したのを見て、ユイの顔がますます青くなっていった。
「レン、気持ちいいの……?」
「ゆ、ユイ……! これはちがっ――んんっ!?」
「ふぇえ、ふぇんふん……(ねえ、レンくん……)」
ユイに言葉をかけようとした瞬間、ほのかが無理やりキスをしてきた。舌を激しく絡めてきて、ユイに弁明する暇を与えてくれない。コイツ、マジで寝取る気なのか……!?
「ぷはっ。ねえ、レンくん……」
「ヤバいッ、出るっ……」
「出して、中で出して……!」
「ちょ、レンだめっ!」
なんとか肉棒を外に出そうとするが、ギチギチと締め付けるほのかの膣がそれを許さない。ふと前を向くとおっぱいがたゆんたゆんと揺れていて、つい射精してしまいそうになる。ユイはオナニーするどころか呆然と立ち尽くしており、無力感に打ちひしがれていた。
「やあだ、ほのかちゃんやめてっ……!」
「やだ、やめない。だって――私も、レンくんが好きだもん」
「えっ……」
ほのかの言葉に不意を突かれ、俺は動揺してしまう。ユイは床にへたり込んでしまい、ただただ俺たちを眺めることしか出来ない。それを煽るかのように、ほのかは不敵な笑みを浮かべた。
「ユイちゃん見てなよ。レンくんが私の中に出すところ」
「やだっ、本当にやめてっ……!」
「あーあ、赤ちゃん出来ちゃったらどうしようかなあ?」
「やあだっ、レンは私のだもん……!」
二人が俺を取り合っている間に、俺は限界に達しようとしていた。射精したくないはずなのに、本能が俺を駆り立てる。すまない、ユイ……!
「ごめっ、本当に出るっ……!」
「ちょ、我慢してよレン!」
「いいよお、いーっぱい出して」
「やだっ、ほのかちゃんやめて……!」
「ああっ、出るっ……!」
「いやああああぁぁぁ……!!」
ユイの悲痛な叫びとともに、俺はほのかの中に熱い精液を解き放った。ほのかは一気に腰を振り下ろし、自らの奥へ奥へと精液を届かせようとしている。
「んんっ、なかあっつい……!」
「うそ……うそだよね、ねえ……」
「ごめん、ごめんユイ……」
「ふふ、気持ちよかったあ」
ほのかはゆっくりと、俺の竿を抜き取った。股を開く感じでベッドに座り込み、愛おしそうに自分の股間を眺めている。そうこうしているうちに、膣口から白濁液が流れ出した。
「あっもう、もったいない……」
「レン、ねえっ、レン……!」
ユイは床にへたり込んだまま、顔を覆って泣きじゃくっていた。まさに絶望といった顔つきで、嗚咽だけが聞こえてくる。ほのかは性器を拭きとりながら、充足した表情で着替えていた。
「レンくん、ありがとうね」
「あ、ああ」
俺はそっとほのかに近寄って顔を寄せた。気になっていたことを、単刀直入に問いかける。
「……さっきの言葉、本当なのか?」
「ユイちゃんを煽るための嘘だよ。どうせならここまで寝取った方が満足できるかなって」
「そうか、嘘か。安心したよ」
「でも……半分は、本気かな。なーんて」
ほのかはいたずらっぽく笑みを浮かべた。どん底にいるユイとは対照的に、笑顔で部屋の扉を開ける。既に扉は光っていたようで、ちょうど委員長が入ってこようとしていた。
「あら、終わったのね」
「うん! 委員長、後はよろしくねー!」
「あらあら、ご機嫌ねえほのかさん」
俺はなんとかユイに服を着させて、委員長こと広瀬なぎさを迎え入れる。……そうか、残る女子は委員長だけなのか。いつも通り眼鏡をかけて、真面目そうな顔つきをしているな。
「おいユイ、委員長来たからお前は出ないと」
「ああ、別にいいのよ」
「えっ、いいのか?」
「ええ。だって私の性癖は――これなんだもの」
そうして委員長が見せてきた紙には――「乱交」と記されていた。……マジかよ、嘘だろ委員長。最後の最後に、とんでもない性癖を持って来やがった――