クラスメイトの性癖叶えるまで、部屋から出られま10 作:松木ユキ
扉が開き、金髪縦ロールに夏服を纏った内山アンナが入ってきた。アンナはどこかのご令嬢らしく、いつも教室では気高く振舞っている。ただそれ故か、アンナと親しくしている人間は多くない。俺もあまり話したことはなく、正直どうしたものかと困っていた。
「「……」」
アンナはベッドに腰掛けたものの、俺とは距離を取っていた。膝に手を置いて背筋を伸ばしており、大変お育ちがよろしいことが窺える。しかしよく見ると、ブラウスのポケットに例の紙が入っていた。……こんなお嬢様の性癖って、いったい何だろう。
「……臭うわ」
「へっ?」
「男の臭いがするわ。あなた、さっきまでここで何をしていたの?」
「何って…… 聞こえてなかったのか?」
「いいえ、全く。どうやら、この部屋は完全防音のようね」
なるほど、あれだけほのかと騒いでも向こうには全然聞こえていなかったのか。……いや、聞こえていた方が恥ずかしいが。
「それで、何をしていたの?」
「何って、それを言ったらほのかに悪いよ」
「あら、義理堅いのね」
「自分の性癖を知られるなんて、死ぬよりよっぽど辛いぞ」
「おほほ、そうかもしれないわね」
アンナは上品な笑顔を見せた。なんだ、意外と親しみやすいじゃないか。てっきり近寄りがたいというか、雲の上の存在だと思っていたけど。
「それで、アンナはどんな性癖を?」
「ああ、簡単よ」
「簡単……って?」
「あなた、今から――赤ん坊になりなさい」
「え?」
部屋の空気が凍り付いた。アンナはポケットから紙を取り出し、こちらに見せてくる。そこには、はっきりと「授乳プレイ」と書かれていた。
「ど、どういうこと?」
「あら、分からない? この私が赤ん坊のあなたをお世話してあげるというのよ?」
「えぇ…… そんな、どうして?」
「お屋敷に帰ると、私はお世話されてばっかりですわ。お食事を頂くときも、お洋服を脱ぐときも、いつもお付きの人間に手伝われますの」
「要するに、たまにはお世話する側に回りたいってことか?」
「こおらレンちゃん、そんな言葉遣いではいけないでしょう?」
しまった、もうプレイが始まってるのか。ていうか「授乳プレイ」ってなんだよ、やったことねえよ。とりあえず、赤ん坊に還ったつもりでやってみるか。俺はすっと思考回路を切り替えて、幼児語で返事をしてみる。
「ん~?」
「そうそう、いいでちゅわねえ」
「えへへへ」
なんだこれは。俺、高校生になってまで何やってるんだろう。……いやでも、このストレスばかりの現代社会に生きてるんだ。たまには思いっきり甘えるのも悪くないかもしれない。俺は目の前にある二つの大きな膨らみに視線を送りつつ、思いっきり甘えた声を出した。
「ま、まま~」
「あらら、どうちたのかなあ?」
「おっぱい、おっぱい」
「仕方ないでちゅわね~、特別でちゅわよ~?」
そう言って、アンナはブラウスとインナーを脱ぎ始めた。俺は唾をごくりと飲み込み、その様子をじっと見つめている。すると間もなく、はち切れんばかりの乳房が現れた。
「ほおら、おっぱいでちゅわよお?」
「まんま、まんま」
「あらあら、レンちゃんはせっかちな子でちゅわねえ」
俺は無邪気な赤ん坊を演じつつ、ブラの上からその豊満な胸を揉みしだいた。ふわふわのマシュマロのような触り心地で、なんだか心が安らいでいく。……本当に、赤ん坊に戻った気分だ。
「まんま、おっぱい」
「そうっ、レンちゃん……んっ……」
しばらく揉んでいると、だんだんとアンナも快感を覚えるようになったみたいだ。いつもの気高い振る舞いとは程遠いような、余裕のない喘ぎ声が聞こえてくる。だんだん揉んでいるだけでは満足できなくなったので、俺はさらに甘えることにした。
「まんま~」
「……ッ、どうしたの?」
「おっぱい、飲みたい」
「……!」
発言の意図を理解したのか、アンナの顔が赤くなっていった。なんだよ、自分からやりたいって言ったくせに恥ずかしがってるじゃないか。
「レンちゃん、ままはおっぱい出ないんでちゅわよ?」
「やあだ、飲むの」
「あらあら、泣かないでレンちゃん」
「やあだ、やあだ~」
観念したのか、アンナは恥ずかしそうにブラのホックへと手を伸ばした。そのままアンナがゴソゴソと手を動かすと、ブラジャーに隠されていた部分が露わになる。乳輪は少し大きめで、揉まれたせいか乳首が既にピンと立っていた。
「レンちゃん、ごろんしてごらんなさい」
「うん」
アンナは俺をベッドに寝かせた。その大きな胸を揺らしながら、アンナは俺の顔の近くへと寄ってくる。そして、俺の顔を埋めるように乳房を押し付けてきたのだ。
「ほおら、レンちゃん飲みなさい」
「うん、飲む~」
「そうっ、上手ねレンちゃん……んんっ……」
俺はすぐさま、アンナの乳首にむしゃぶりついた。赤ん坊が母乳を飲むかの如く、ちゅーちゅーと吸いつく。アンナは平静を装いつつも、時々顔を歪めて快感を堪えていた。
「まんま~」
「そう、いっぱい飲むのよ……んっ、ああっ……!」
いったいどこに赤ん坊におっぱい吸われて感じる母親がいるんだよ。もしかして、アンナはこういうことへの経験が無いのだろうか。いかにも箱入り娘って感じだしなあ。……って、うん?
「ま、まんま?」
「ほおらレンちゃん、こっちも苦しそうでちゅわよお?」
「やあだ、やあだあ!」
「だーめ、ちゃんとスッキリさせないとでちゅわあ」
前言撤回。うぶな娘だと馬鹿にしている間に、アンナはいつの間にか俺の股間に手を伸ばしていたのだ。当然ながら、この暴力的な乳房の前に、俺の肉棒はぱんぱんに膨れ上がっている。アンナも当然それに気がついたようで、ズボンの上からさわさわと撫でてきたのだ。
「ほおら、レンちゃん気持ちいい?」
「ん、んーん!」
「ああら、ご機嫌ななめねえ。おほほ、じゃあこうしまちょうね~」
「うん~」
アンナが主導するまま、俺はズボンとパンツを脱がされていた。いきり立ったちんこが現れ、流石のアンナも息を呑んでいる。しかしアンナはしげしげとそれを眺めると、右手で竿を掴んだ。
「ほおら、ままがしこしこしてあげまちょうね~!」
「まんま、おっぱい」
「はいはい、自由に吸っていいんでちゅわよ~!」
「おっぱい、ちゅき~」
アンナはゆっくりと竿をしごき始めた。それと同時におっぱいを押し付けてきたので、さっきのように乳首にしゃぶりつく。時には歯を立てて噛んでみたり、舌先で転がしてみたり。いろいろと変化をつけるうちに、アンナの表情も変わっていった。
「そうっ、上手ねレンちゃん……ッ」
「まんま、まんま」
「んっ……レンちゃん、可愛いわねえ」
「えへへ、すきい」
「あっ……、ちょっとっ……!」
唾液でぬちょぬちょにしたうえで、乳首に次々に刺激を加えていく。アンナはどんどん余裕を失っていき、いつもの上品さが消えかかっていた。
「おっぱい、おっぱい」
「……っ、だめぇ……!」
「まんま、イくの?」
「んっ……、無理ぃ……!」
「まんま、まんまあ……!」
「ちょっ……いい加減にしてくださいませ!!」
「ええええっ!?」
次の瞬間、アンナが一気の俺の竿を擦り上げた。唐突な刺激に思わず射精してしまいそうになったが、なんとか堪えた。しかしアンナはなんだか不機嫌そうな目つきで、こちらの方を見てくる。
「あなたが私よりお上手になさったら意味がないじゃないですのっ!!」
「いやでも、気持ちよくなってほしくて」
「ええいっ、こうなったらこうですわっ!!」
「え?」
するとアンナはすっと立ち上がり、俺の股間の方へと移動した。どうするのかと不思議に思っていると、両方のおっぱいを中心に寄せ、唾液をべえっと垂らした。
「ちょ、まさか」
「ほおらレンちゃん、おちんちんスッキリしましょうね~!」
「まんまっ……!」
そして、アンナはおっぱいで俺の肉棒を包み込んでしまった。ぬちょぬちょになった胸の圧で、股間から全身に電撃のような快感が走る。アンナは自分の胸を鷲掴みにすると、一気にそれを上下に動かし始めた。
「レンちゃん、気持ちいい?」
「う、うん……!」
「おほほ、レンちゃんはいい子ねえ」
「ま、まんま……!」
まだ動き始めて少ししか経っていないが、俺は既にイきそうになっていた。竿の両側から迫りくる快感に、いやらしく揺れるアンナのおっぱい。そして何より――上品で綺麗に整った顔のアンナが、こんなにエロいことをしてくれることがたまらなく俺の胸を昂らせていたのだ。
「まんま、まんまあっ……!」
「あらあっ、レンちゃんどうしたんでちゅの?」
「出るっ、出るっ……!」
「ほら、まんまのお胸にいっぱいだちてごらん?」
「ああっ、ああっ……!」
そうこうしているうちに、俺はあっという間に絶頂に達してしまった。金玉から精子がせり上がっていくのを感じる。そして、乳房に挟まれた竿の先から白い精液が勢いよく飛び出していった。そのまま顔にかかってしまい、アンナは少し驚いた顔をしていた。
「ああっ、あったかいっ……!」
「ま、まんまぁ……!」
「レンちゃん、レンちゃんっ……!」
「まんま、気持ちいい……」
「ああっ、あああっ……!」
互いに息を切らし、俺たちは何も言えずにいた。アンナの綺麗な顔は精液に塗れており、そこから胸に垂れかかっている。あの上品で美しいアンナの身体が、俺の体液で汚されてしまったのだ。その光景を見て、俺の竿は再び固くなり始めていた。
「まんま……」
「ちょ、レンちゃんっ!?」
「まんま、なめる」
「だめっ、それはだめえっ……!」
俺はうつぶせになったアンナの後ろに回り込むと、ハイハイするようにしてスカートに潜り込んだのだ。パンツを下ろすと、尻の方からむわっとした雌の臭いが漂ってくる。そうだよな、アンナでもここは皆と同じだよな。
「まんま……」
「いやっ、いやあっ……!」
腰を少し浮かせて、俺はアンナの秘部にむしゃぶりついた。暗くてよく分からないが、どうやら陰毛は濃いめのようだ。ただ舌先でなんとなく、どの部位を舐めているのかは分かる。ヒダの部分、膣口の部分、アンナが気持ちよくなりそうな箇所はとにかく舐めた。
「まんま、おいちっ……」
「んんっ、んっ……!」
「ここ、気持ちい?」
「! そこは、だめえっ……!」
すると、舌先にころころとした触感を覚えた。見なくとも分かる、クリトリスだ。女性に共通する弱点にして、定番の攻めどころ。俺は舌で転がすようにして、ぴちゃぴちゃと舐め回す。
「まんま、まんまあ……!」
「っ、レンちゃん、上手ねえ……!」
「えへへへ」
「ああっ、良いですわ……!」
アンナはすっかり快感に身を委ねており、ただ感じるままに悶えていた。体をくねくねとよじらせ、全身で恍惚を表している。間もなくぴくぴくと筋肉が震え始め、絶頂の訪れを予感させていた。
「イくの、まんま?」
「……っ、レンちゃんに、イかされちゃいますのっ……!」
「イって、イって」
「ああっ、ああああっ……!!」
そしてすぐに、アンナはオーガズムに達した。うつぶせのまま身体が大きく波打ち、膣の方から液体が吹き出す。
「あああっ!」
「んんっ!?」
急な出来事に、俺は思わず驚いた声を上げた。俺は潮まみれになった顔を上げて、スカートから出る。アンナは口をぱくぱくとして何かを言おうとしていたが、言葉を紡ぐことが出来ていなかった。
「はあっ、はあっ……」
「だ、大丈夫?」
「え、ええ。あーあ、結局こうなるんですのね」
「……性癖、これで叶った?」
「ええ! とっても楽しい時間でしたわ」
間もなくアンナは元通りの調子になった。違和感に気づいたのか、顔についたままの精液を手で拭い、じっと見つめている。
「へえ、これがあなたの精液ですの」
「ちょ、まじまじと見るなよ」
「いただきますわ」
「えっ、ちょっと」
アンナはそのまま、ぺろりと手についた精液を舐めてしまった。ゆっくりとその味を楽しみ、ごくりと飲み込む。俺が唖然としていると、アンナは子供のような笑顔になった。
「ふふ、たまにはこういうのもいいですわねっ!」
「あ、アンナがいいならそれでいいけど」
「今日はありがとうございましたわ、レン!」
「こちらこそありがとう、アンナ」
そして、俺たちは互いの唇を重ねた。舌なんかは入れない、挨拶代わりのキスだ。間もなく唇が離れ、ぷはっと息を吐いた。その時、また部屋の扉が開いた。
「どうやら終わったようね、二人とも!!」
「うおっ!! びっくりさせんなよ、委員長」
「さ、アンナさん! あなたの番は終わりよ!」
「あらあ、残念ですわあ」
「大丈夫、あとでもう一回あるから!!」
も、もう一回? いったいどういうことだろう。委員長の発言を不思議に思っていると、小柄な少女が部屋に入ってきた。彼女は俺の前で背筋を伸ばし、大きく息を吸って口を開いた。
「あの、よろしくお願いしますっ!」
「えっ? あ、うん」
「わたし、頑張りますから!」
少女は顔を真っ赤にしながら、堂々と宣言をした。この子の名前は、関根みどり。果たして、どんな性癖を叶えてほしいのか――