使い魔から首チンコソードを引き抜いて戦う世界 作:首チンコ布教委員会
三、四日が経ったある日の事。
ギルドマスターに呼び出しを食らい、個室に通されてみればなんと──少女の首チンコマスターがいた。
「よく来てくれた、リジェ君」
「用件は簡潔に頼む」
「うむ。なに、君はここ数日他者に命を狙われていただろう? ギルドとしてはいち早く護衛の依頼を出してほしかったところだが、それはそれとして。たとえ首チンコマスターであろうと一市民が命を狙われている、という状況にギルドは独自の調査をしてね。そうして、この首チンコマスターを見つけた、というわけだ」
ギルド。
正式名称は総合組合機関。冒険者だけじゃなく、様々な組合の集合機関であり、こういった警察というか自警団のようなことも担っている。
とはいえ公的機関というわけでもなく、あくまで自警団レベル……なので、無理矢理な捜査とか誰かへの強制力を、というのはできない。ただ何か困った時に助けてもらえなくなるので、呼び出しには応じておいた方が……程度の場所。
少女の首チンコマスター。連れている首チンコモンスターは見つからないので、隔離されているか、あるいは別形態の……小さな首チンコモンスターなのだろう。
「そいつが私を狙っていた組織、あるいは単独の者の主犯格、で合っているか?」
「概ね。だが、複雑な事情があるようだ。ああ、帰ろうとしないでくれ、リジェ君」
「用件は簡潔に頼むと言ったばかりだ」
そんなわけで、「助けてもらう必要がない人間」にとっては無用の長物であるギルド。それでも私がここの呼び出しに応じているのは、この世界に来た初期も初期に色々手助けしてもらった分の義理を果たしているに過ぎない。
己を狙う殺人犯の複雑な事情など、その義理では到底賄えるものではない、ということだ。
「──では、勘違いだけを解いていってほしい」
「勘違い?」
「君は……君の首チンコモンスターであるフィニア君の番いではない。君はフィニア君を孕ませてはいない。……それは、合っているね?」
ぶふっ、と。
貞淑モードであるはずのフィニアから、色々噴き出すような音が聞こえた。
「セクハラか、ギルドマスター」
「大事なことなんだ。否定してくれたら、それでいい」
「当然否定する。何が悲しくて首チンコモンスターを孕ませなければならん。自分の得物に自分を宛がう馬鹿がどこにいる」
「……ああ。その通りだ。そして……アルカさん。それが真実だよ」
またブフォァッという音がした。
「でも……でも、母さんを孕ませた奴は、絶対に人間界にいるはずなんです! そしてそいつが失踪して……同時期に現れた腕利きの首チンコマスター。関係がないとは思えない。加えて……こいつの通った後の道は、必ず臭うんです。……母さんを孕ませて、私をろくに育てもせずに捨てていったろくでなしの、最悪の精液の……その臭いが」
そこまで聞いて、何も察せない程私は馬鹿じゃない。
うむ。
「フィニア」
「は、はひぃっ!? な……い、いえ。なんでございましょうか、ご主人様」
「どう考えてもお前案件で、此度の襲撃の全てがお前発端のようだが……申し開きは?」
彼女は。
それはもう、見事なまでの──土下座をキメる。
「煮るなり焼くなり、なんなりと……」
「お前の耐性を考えると、全て褒美になりかねないな」
「い、如何様にも……」
ギルドマスターと少女の首チンコマスターは何事かついていけていない様子。
だけど関係ない。飼い犬に手を噛まれたとあってはな。
しかし。
うん、見れば見るほど、似ている。この……白いのにガソリン系統の虹色を思わせる髪色やら、紺碧の目やら、黙っていれば超美人な顔立ちやら。
なんでギルドマスターも気付かないんだってくらい似ている。母親の遺伝子本当に入ってんだろうな。
「自分でケリをつけろ。話はそれからだ」
「は、はい!」
すくっ、と立ち上がり。
フィニアは……スタスタと少女アルカのもとへ向かい、彼女へなにかしらを耳打ちする。その間約0.5秒。ギルドマスターの知覚範囲外で行われたそのやり取りに、けれど。
「──今の発言に、嘘偽りは……ないんですね」
「ええ。なんなら嗅がせてあげましょうか? あなたの大嫌いな、わたしの性臭を」
一触即発だった。
何も反応できていないギルドマスターは……巻き込まれかねない位置にいる。
まぁ、これも一興か。
「フィニア、使い魔界へ行くぞ。そいつも連れて」
「へ?」
「リジェ君!? 使い魔界とはなんだ、それはもしや魔かへぶっ!?」
資料の一枚が浮き上がり、ギルドマスターの口に張り付く。
直後、乳首チンコマスター銀次と戦った後にも見たもの……黒い空間のたわみがそこに現れた。
「ちょ、話してください! あなたに捕まれる筋合いなど」
「ふん、母親に似て活きの良い小娘に育ったものよ……じゃない。ご主人様、行きましょう!」
「ああ、行こうか。当然だが、お前の実家に」
「え゛」
では。
しばらくばかりのお別れだ、人間界。魔界……いや、使い魔界だったな。
私はそこで、旅を続けるよ。
そのたわみを潜り抜けた先は……赤が天を埋め尽くす、なんかヴァンパイアとか出そうな場所だった。
周囲を見渡せど人間はいない。あるのは人間が住むには厳しそうな険しい山。と、遠くの方に群れで移動している魔物たち。
「ご主人様」
「ん。……と、どうしたんだ、それ」
「"わからせ"ました。……この度は、わたしの不始末のせいでご不便をおかけしましたこと、誠に申し訳ございません」
少女アルカは……半開きになった口から「ぁー」とか「ぉふっ」とか零しながら、その首元から白濁液をどろどろこぼしている。
なるほどな。首チンコモンスターを引き連れていなかったのは、やはりそういうことか。
「まさか実在したとはな。──セルフ首チンコソードマスター」
「ええ……身内がそうなるとは、一切考えておりませんでしたが」
「やはりお前の娘か、この少女は」
「まず間違いなく」
セルフ首チンコソードマスター。
つまり、首チンコソードモンスター自らが己の首チンコソードを抜き放ち、戦う……使い魔の要らない首チンコマスター。ただしその性質上、快楽のフィードバックを全身で受けることになる。
射精して気絶すればそこで終わり。そうでなくとも毎度毎度痙攣していちゃ戦闘にならない。
そういう意味での幻。なる奴は馬鹿、という意味での「実在したのか」である。
「しかしこの少女は、母親を孕ませて逃げた、と言っていたが。お前、前は自分が孕んだと言っていなかったか?」
「まぁ……先ほども申し上げましたが、娘と似て"活きの良い"妻ですので……多分イキったんだと思います」
「……というと?」
「挿入されてもなんともなかった、とか。むしろ自分が絞り尽くしてやった、とか」
あー。
あーね。
「ちなみにお前が首チンコモンスターとして人間界に来る……私に召喚されることについては、お前の妻も承知していたのか?」
「失礼ですが、ご主人様。わたしも妻も首チンコモンスターです。いつ、どのような状況で人間に召喚されようとも、その覚悟はできております。……だからこの小娘は覚悟が足りないだけなのです。わたしがヤり捨てたとかではなく、単純にわたしの召喚者が現れた、というだけの話」
よくわからないプライドだけど、そういうものとして納得しないとこの世界ではやっていけないので頷きを返す。
「それが私、と」
「あ、いえ、ご主人様に責を押し付けるつもりはなく」
「まぁいいじゃないか。一年越しにはなるが、奥方に挨拶をしに行こう。お前の使い心地も粗相も、全て教えてやらねばならんからな」
「え、ええ。……その、一応言っておきますが、妻も首チンコモンスターです。それも……私が伴侶に選ぶくらいには、特殊な力を持った。具体的に言うと」
「言わなくてもいい。私達首チンコマスターが首チンコモンスターを相手にしてやるべきは一つだけだろう」
言えば、フィニアの顔はパァッと明るくなる。……恍惚とした表情にもなる。
「それは……それは、夢が叶うというものです! ええ、ええ、そうですよ……そうですよぉ……! いつか妻とは斬り結んでみたくてぇ、だから、だぁれにも取られないよう、わたしのものにしたんですからぁ」
「ならこの娘は丁度いいな。セルフ首チンコソードマスターではあるが、首チンコソードを使えないということでもないだろう。母子の絆があれば契約など要らんだろうし、何より相手もお前と斬り結ぶとあらば、否応なく勃起するんじゃないか?」
話せば話すほど彼女のボルテージも上がっていく。
既に首筋からカウパーが漏れ出でているくらいだ。まだ貞淑モードが欠片でも残っている彼女を考えれば、珍しいことこの上ない。
「それで、お前の家は?」
「あ、あれですよぅ、あの……黒いの」
指の差された先を見る。
そこにあったのは──遠目でも、いや、遠目だからこそわかる。
超巨大な、真っ黒い城。
「遠いな」
「迎えを呼ぶこともできますけど……ご主人様は、直線距離を突っ走って、見える障害全てを倒して行った方が好き……なんじゃないですかぁ?」
「自分の趣味を私に押し付けるなよ、フィニア。……だが、まぁそうだな。ただしスピード重視で行く。だから」
フィニアと少女アルカの身長はそこまで変わらない。
なのでまず、フィニアから首チンコソードを抜き放つ。何の準備もしていなかったからだろう、「お゛ぅ゛っ!?」という声を出した彼女を無視しつつ、伸びている少女アルカの首も……ぶっこぬく。
「あひゃぁぁぁぁあっ!?」
「へえ。……フィニアのモノより短いが、初めから螺旋を描いているのか。面白い形状の首チンコソードだ」
「ご、ごひゅ、ごひゅじんしゃま……浮気は、だめれひゅょお」
「心配せずともこんな短小では私の間合いと合わん。使わないさ。ただし」
ただし、と。
引き抜いた少女アルカの首チンコソードを──フィニアの首マンコにぶっ刺す。
親子だからだろう。完璧な同タイミングで二つの嬌声が上がった。なんならハモった。
あとは首を失った少女アルカの身体とフィニアの身体を括って、さらに私の背へとベルトで括りつけて。
「わ、わらひの首マンコに、挿入する必要ありまひた?」
「親子仲は良い方が良い」
「ほ……本当に時々れすけど、ご主人様って頭おか──ひぃっ!?」
お前達に言われたくはない。
「ぁ……うわ、娘の身体に擦り付ける乳首、ちょっときもひぃ……」
「浮気をしているのはどちらなんだか」
「い、いえ! わたしはご主人様の首チンコソードで!」
ぶるん! と。
そのそそり立つ刀身が反動で震えるほどの速さで、首チンコソードを振り抜く。
押し付け合ったわけでも握りしめられたわけでもないのに揺れる海綿体。その新感覚に、フィニアは軽く絶頂したようだった。
「なんっ……れふか、今の剣速!? 素振りだけでイったの初めて……!」
「お前の射精のせいで、周囲の建物に穴が開く。普段は加減していたんだがな、ここは広々としていて良い」
言葉の後、ずしん、という重いものが落ちた音がした。
私が剣を振った方向にあった岩。それが切れてずり落ちた音だ。……ピーキーなんだよな。なんだよ降りかかった精液の斬撃で岩が切れるって。
何度か振る。何度か試し切りもする。
そのたびに絶頂するフィニアを流し目に見ながら、感覚を確かめる。
「よし。じゃあ、いくぞ」
「はぁ~い……ひぅ!?」
駆け始めは少しだけゆっくりと。
その後はもう、トップスピードで。
目の前を何の群れが塞いでいようと関係ない。どんな魔物が鎮座していようと拘る意味がない。
斬り伏せる。刻み切る。
フィニアの精巣は無尽蔵の精液を生産するし、自身の娘と繋がっていること、さらに自身の娘の身体でチクニーしていることも相俟ってか、剛直の強度が落ちることはない。
酸でできた巨大なスライムも。鉄でできた大きな熊も。無数の個が群となりて巨大な個と見せかけた蜂たちも。
一刀のもとに斬り伏せていく。
また、険しい山があればフィニアの精液に弾性をつけて、それをジップライン替わりにして登るし。大きなクレバスがあれば銀次の時に使った超スピード射精を鞘無し……つまり私がただただフィニアの首チンコソードを捻っただけのものでもやるし。
やはり万能。最高レアを越えた性能というのは伊達ではない。万事に対応できてこその万能だから。
そういうことをして。
ようやく──辿り着くのである。
黒の巨城に。
家主の帰りだから、だろうか。
ひとりでにギギギと音を立てて開くその扉は……私達が入ったその瞬間、開いた時とは比べ物にならない速度で閉じた。
罠。その可能性も考慮しつつ進む。
生き物の気配はない。ないけど、ゴーレムの首チンコモンスターを始めとする無機物の魔物は存在するので安心はできない。
なお、少女アルカもフィニアも伸びてしまっていて頼りにはならないし……っていうか邪魔だからしまうか。
少女アルカの首マンコに。
「ぎ、ぎぃぃいいっ!?」
ぼこりと膨れる少女アルカの首マンコ。父親の首チンコソードは些か太すぎたようで、少女アルカの首マンコからは凄まじい量の愛益が零れ落ちている。同じくフィニアの首マンコからも白濁液が出ているので、双方でイったのだろう。
……とりあえず抜けはしなそうなので、まぁいいや。
しかし、広い城である。あと……なんというか、サイズ感が人間用ではない……ような?
フィニアはなぜこんな場所に住んでいたのだろうか。
そのまま、何の出迎えもないまま、最奥……所謂謁見の間とか王座の間とか呼ばれるような場所まで辿り着いてしまった。
特に何の気もなしに、王座へと座ってみようかな、なんて思った──その時である。
「──覚えのある匂い! ああ、ああ! 待ち侘びたの、待ち侘びたのよあたしのご主人様!! どうか、どうかこのメス犬の短小チンポに愛の鞭を!!」
という凄まじいまでの変態発言をしながら、
一瞬の沈黙。
「……誰よ、アンタ」
「察するにお前がフィニアの妻か。その巨躯……最上位のデカ首チンコモンスターと見た。所謂サイクロプス、という種か?」
「ハッ、あんな短小と同じにしないでくれる? アタシはジャイアント。ギガジャイアントの首チンコモンスターよ」
「成程、人間界にはいない首チンコモンスターか。その巨大さ故に、誰も召喚できないのだな」
折角の再会だというのに一切起きる気配のない二人。
であればまぁ、徒手空拳で行かせてもらおう。
「まだこっちの質問に答えていないわ。誰よアンタ。なんで……ご主人様の性臭を身体に纏っているわけ? ……あと微かだけど、アルカのも」
「巨躯すぎるのも問題だな。見えないか? ──お前の夫と娘はここにいるぞ」
互いに互いの首を交換した父子。
背負ったそれを見せつけてやれば、ぶち、と何かの切れる音がした。
「そう。……そう。あなたが……ご主人様を連れ去って、挙句の果てにアタシから娘まで奪ったやつ。……ご主人様を連れ去ったことまではいい。それはアタシたち首チンコモンスターの定めだから」
ギガジャイアントの拳がぐりりと握りしめられる。
「だが!! 我が娘、不当に奪いし者の末路!! 契約者でなきものに裁きの鉄槌を食らわせることに、異のある者はいるか!!」
──否!!
雷が落ちる。それと共に、城中から声が聞こえてきた。
ああやっぱり居はしたんだ。見つけられなかっただけで。
「成程確かに活きの良さそうな首チンコモンスターだ。だが、お前だけでどうする。まさかお前もセルフ首チンコマスターなのか?」
「シュレイバージァ!」
轟雷のような声と共に、窓を突き破ってそれは飛んできた。
ギガジャイアントの身体と同程度の大きさの首チンコモンスター。おお、けれどこいつは知っている。
「人間界では、災厄の魔物として記されていたよ。マウンティンタートル。生まれた時から盾付きの首チンコソードモンスターだ、って」
そう、その首チンコソードが……引き抜かれる。
全身の表裏についた甲羅から抜き出る刀身は、七十メートルはあろうかというほど。さらにその身体はギガジャイアントの手にぐわりと握られ、文字通り盾となる。
シュレイバージァと呼ばれたそのマウンティンタートルの首チンコモンスターもイってはいるのだけど、喘ぎ声が地鳴りにしか聞こえない程には彼我の差が大きい。
「ご主人様を抜くがいい、人間。ご主人様ほどの力があらば、その矮小な身、数秒は保つであろう」
「生憎と二人とも伸びていてな。人間一人の格闘では不満か、小人族」
「──自殺志願者か。だが油断はしない。ご主人様を召喚せしめるだけの力を持つ者。初めから全力で叩き潰す!!」
巨壁だった。落ちて来るものは、刀身ではなく壁。
それはほどなくして地面へと叩きつけられ、普通に生きていては感じられぬほどの快感をマウンティンタートルの首チンコソードへと伝えたのだろう。
溢れ零れる精液は謁見の間を真白に染め上げ、汚し、いいや、洪水としか思えないものを発生させる。
だから──理解はできなかったはずだ。
叩きつけられたその刀身が、なぜか、己が。
天井に突き刺さっている、という事実を。
「は」
「──は?」
左手を貼り付ける。
ギガジャイアントの下腹部に。まるで狙いを定めるかのように。
そのペタリという感触は、ともすれば感じなかったかもしれない。平時であれば、羽虫が止まったことよりも些事に感じられたことだろう。
だけど、ギガジャイアントはしっかりと戦士だったらしい。
全力での回避行動を見せ──直後放たれた私の拳を、ギリギリのところで避けて見せた。
このまま精液の海に落ちるのも不快なので、巨大な燭台へと手を伸ばし、掴まる。
「……ウェルバーアナスタシア様。愚考と承知で意見をさせていただきます」
シュレイバージァというらしい首チンコソードが声を発する。……冷静だな。首チンコソード同士の斬り合いじゃないから、快感が少なかったのか?
「この人間は、ダスフィニアグルーオーバー様を召喚せしめた人間。当然、その能力も──並みの人間の追随を許さぬものであるかと」
「だからなんだ、シュレイバージァ。結論を言え」
「撤退を。ここがあなた様の家であることは百も承知ですが──」
「夫と娘をああもぞんざいに扱われて、我が身可愛さにアタシだけ逃げろと、お前はそう言うのか」
「愚考にございます、ウェルバーアナスタシア様。私からの命令などとても。ですが」
壁を走る。そして跳ぶ。
今度は外さない。先程の全力回避込みで予測し──その拳を突き刺す。
「この身はあなた様の盾となれば!!」
その直前、首チンコソードがぐにゃりと曲がり、私とギガジャイアントの間に入ってきた。
「意気や良し。だが、剛直の一本で止められる拳と思われるのは癪だな」
突き刺す。躊躇なく。速度変化なく。
前に出てきた首チンコソードの裏筋に拳が当たり──さらにはその衝撃が刀身を突き抜け、守られているギガジャイアントまで届く。
「お──ぶ、ぅぁ……!?」
「あふぁ……ぁ、ん、ん゛ん゛っ!?」
派手に絶頂した。その射精で、マウンティンタートルは意識を失ったらしい。その身を己が精液の海に沈めて、気絶する。これで勃起はしなくなった。まぁこのままでも鞭として使えなくはないけど、そうはしないだろう、とい確信めいたものがある。
なぜ、少女アルカはセルフ首チンコマスターになったのか。
どこでやり方を教わったのか。なぜそんな実用性のない戦い方を知っていたのか。
答えは簡単だ。
「……夫以外にヌくのは、初めてだよ。……気を付けな、人間。アタシのはぶっといからねぇ。──アンタのケツの穴が閉じなくなっても知らないよ」
ヌく。ヌかれる。
己の口に手を突っ込んだギガジャイアントが、その首を。
びくんびくんと痙攣しながら……けれど、最後まで、だ。
「ギガジャイアント・ヘッドレス──」
「夫と娘の恥辱を、ここに雪ぐ」
盛り上がって来たボルテージは。
「おい。──わたしのご主人様に、どんな口の利き方をしている、アナスタシア」
暗い深淵のような声によって、叩き伏せられたのだった。