狩人はバッチをつけていた BAD END 作:muzineki
身体検査を終えた泪は、その場で囚人服に着替えるよう命じられた。
刑事たちから渡されたのは、キャッツの仕事着で使っていたのと同じデザインのレオタードだ。
泪はパープル、愛はオレンジと色こそ付いているが、布は極薄で、下にインナーを付ける事すら許されない。
着てみると案の定、肌は透け、体のあらゆるラインが布に浮かび出ていた。
「さすがに良く似合っているな」
クックックと氷室は笑うと、部下たちに泪と愛の拘束を命じた。
二人に手錠と足枷が嵌められ、レオタードの上から鉛色の腰縄をきつく巻かれる。
さらに細い首には、発信機付きの首輪が嵌められた。
泪のパープルの首輪には『5』、愛のオレンジの首輪には『6』という数字が書かれていて、それが彼女たちの留置番号だと氷室に説明された。
「5番、6番、次は取り調べだ。5番は私が相手をするから、6番は君たちが連れていけ」
「はっ!」
返事をした刑事が愛の身体の前後に歩み寄る。
後方から近寄った刑事は、愛の腰に巻かれた捕縄の縄尻をしっかりと掴んだ。
「さあ6番、来い!」
「ああっ!」
乱暴に腰縄を引かれた愛が、刑事たちに伴われて部屋を出ていく。
その姿に声を上げようとする泪だが、その前に氷室の警棒が尻を打ち据える。
「あぐっ!」
手錠と腰縄をした泪がよろめく。
さらにパープルのレオタードの上からもう一度、尻を警棒で殴打された。
「ぐうっ!」
「勝手な真似はするな、5番。君はもう囚人なんだ、我々の指示に従ってもらおう」
氷室による叱責の後、腰縄の縄尻を引っ張られて泪は立たされた。
そして背中を小突かれ、部屋を出された。
愛の事が気になるのか、泪はまだキョロキョロと辺りを見回している。
それを察した氷室は、警棒で泪の巨乳を下から持ち上げるように動かすと、口元を吊り上げながら言った。
「心配するな、妹にはすぐ会わせてやるよ。愛ではなく、瞳の方だがね」
その言葉にはっと泪は反応するが、すぐに警棒で尻を叩かれた。
極薄レオタードから透けて見える尻には、殴打でつけられた赤い筋が浮かんでいる。
たまらず泪は前へと歩き出し、薄暗い通路を進んでいった。
泪が連れ込まれたのは、壁の一面がガラス張りの部屋であった。
フカフカの絨毯の上に、サイドテーブルが付いた高級ソファが並んでいて、全てガラスの方を向いている。
そしてガラスの向こうには、泪が2か月の間、探し求めていた妹の姿があった。
「ひ、瞳!」
ガラスに駆け寄ろうとする泪だが、腰縄の存在がそれを許さない。
すぐに警棒で打ち据えられ、その動きを封じられる。
同じようにガラスの向こうでは、レオタード姿の瞳が、刑事たちの暴力に打ちのめされていた。
「ああっ!」
大柄な刑事の掌底が、瞳の胸元に命中する。
吹き飛ばされた瞳は後ろに倒れ、無様に尻もちをついた。
するともう一人の刑事が、背後から瞳の喉へと腕を回す。
「がっ! あがっ……がっ……」
スリーパーホールドが完全に決まり、瞳の頸動脈が締められる。
自力で外す事はできず、早くも顔色が変化する。
「がっ……ぐうぅ……あがっ……」
「おっと、これ以上やると落ちてしまうな」
刑事は瞳の首から腕を離すと、背中を蹴り飛ばした。
うつ伏せになって倒れた瞳は、身体を震わせ肩で息をする。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「どうした4番、もう終わりか? これでは逮捕術の訓練にならんぞ」
「頑張って犯人役をするんだ。休ませてほしいのなら、どうすれば良いかわかっているな?」
ハッハッハッと二人の刑事が嘲笑する。
瞳は肩を震わせながら立ち上がると、訓練場を走り回り、男たちをかく乱した。
「たあっ!」
刑事たちの隙を突いて、瞳は打点の高い飛び蹴りを放った。
だが男の太い右腕に、難なく叩き落される。
無様に腹から落ちた瞳は、刑事に足を固められた。
「キャァァァッ!!」
絶叫を上げた瞳は、這って男の手から逃げた。
その姿に、スタイリッシュな女怪盗の面影は微塵もない。
立ち上がろうとすると、すぐに足を払われてしまう。
刑事は瞳の上にのしかかり、細い右腕を掴んで腕ひしぎ十字をかけた。
「ギャァァァァァッ!!」
しなやかな瞳の右肘関節が、過伸展する。
極まっているうえに、腕力の差が桁違いなので、逃げることは不可能だ。
男はひとしきり瞳の悲鳴を楽しむと、腕ひしぎをリリースした。
そして休む間もなくサソリ固めをかける。
「ぎゃぁっ! ひゃっ……あぁぁぁぁぁぁ!」
瞳の絶叫が響き、全身が反り返る。
逮捕術を極めた男たちの関節技の前に、身体の柔らかさは無力であった。
男たちはレオタード姿の美女に関節技をかけてはリリースし、生かさず殺さずいたぶって遊んでいた。
「あぁ……瞳……」
妹が痛めつけられる姿に、泪は手錠に腰縄という姿のまま、ヘナヘナと床に座り込んでしまった。
警察に捕えられた瞳が、過酷な目に合っていることは覚悟していた。
だがその様を見せつけられると、全身が怒涛のような嘆きに襲われる。
「あの子に……瞳に……あなた達はいったい何をしているの!」
「警察が犯罪者を捕まえたら、やる事は一つに決まっているだろう? 取り調べだよ」
高級ソファに腰を下ろした氷室が、ハッハッハッと笑いながら悪びれもせずに言った。
その姿に泪は、怒りを燃え上がらせる。
「あ、あれのどこが取り調べなのよ! ただの拷問じゃない!」
「警察を嘲笑ってきた君たちには、妥当なやり方だと思うがね。それに瞳くんは大したものだぞ、もう2か月もあんな目に合っているのに、共犯者のことは未だに口を割らないのだからな」
氷室と泪の前では、男たちが瞳を蹴りつけていた。
抵抗する気力を失った瞳は、レオタードに包まれた身体を丸めて、ただ暴行に耐えている。
「ホラどうした、キャッツアイ!」
「がはっ!」
男は瞳の両肩を掴むと、鳩尾へ膝蹴りを叩き込んだ。
両手で腹を抱えて膝をついた瞳は、完全に怯えている。
枷が外された身体は自由だが、反抗心は完全に砕かれ、逃げることもできない。
「も、もうやめて……」
泣き言を漏らす瞳だが、男たちは容赦しない。
男の一人は背中に覆いかぶさりスリーパーホールドをかけると、そのまま瞳を立たせた。
身長差から瞳のつま先が床を離れ、首吊り状態になる。
さらに男はその場で回転を始めた。
「がはっ……あっ……がぁっ!!」
スリーパーホールドを決めたままの大回転により、遠心力で瞳の喉元がグイグイ締め付けられる。
早くも瞳の意識は遠のいた。
それを見計らって、男は瞳から手を離した。
「ああっ!」
遠心力で吹き飛ばされた瞳の身体が、床の上をゴロゴロと転がる。
それを別の男が髪を掴んで立ち上がらせる。
そして瞳を肩の上に仰向けに乗せ、顎と腿を掴んでバックブリーカーをかけた。
「ひっ……ギャァァァァァァっ!!」
背骨を痛めつけられた瞳から悲鳴が上がる。
よだれを流して叫びながら、目から涙を流す。
男はその場で回転して勢いをつけると、瞳を放り投げた。
「あぐっ!」
床に叩きつけられた瞳は、仰向けに倒れた。
立ち上がる気力すら失われ、思考が恐怖に支配される。
「も……もう許してください……お願いします……」
涙をポロポロ流し、敬語ですがるように哀願する瞳。
しかし美女の懇願は無視される。
男たちは瞳を羽交い絞めにすると、鳩尾へ強烈な拳を放った。
「がはっ! がっ……うぇぇ……おぅぇ……」
極薄のレオタード越しに男の大きな拳が突き刺さり、瞳の口から涎がダラダラと流れた。
「許して欲しいのなら仲間のことを言え! そして我々のペットになると誓え!」
「そ、それだけは……がふっ!」
懇願する瞳の腹に、更に拳が突き刺さった。
内部から沸き上がる鈍痛は、最後に残された気力さえも奪い取る。
「お、お願い……ペットにはなります……何でもしますから……仲間のことだけは……堪忍して……」
瞳は涙を浮かべ、再び哀願する。
ニヤリと笑った男たちは、瞳を羽交い絞めから解放した。
「ならば4番、ペットになった証として、いつものをしてもらうか」
そう言われた瞳は、ブルブル震えながら、目の前で仁王立ちになる男のベルトを外した。
そして自らズボンと下着を降ろし、跳ね出るように飛び出したペニスを右手で捧げるように持つと、そっと唇を近づける。
「ちゅっ……」
上目遣いで男に媚を売るような視線を向けつつ、瞳は亀頭にキスをする。
そのまま諦めきった表情で、ゆっくりと竿に舌を這わせた。
さらに空いた左手でもう一人の男のペニスを掴み、口と手で二人同時の奉仕を開始する。
「ん……れろ……ちゅっ……ぺちゅっ……」
ガラスを挟んだ部屋では、泪がその行為を茫然と見ていた。
あの勝気な瞳が、媚びた顔で男たちにフェラチオをする姿が信じられなかった。
奉仕する姿は手慣れたもので、瞳にとってこの2か月が、どれだけ過酷なものであったのかを理解するには十分すぎた。
「も、もうやめて!」
ほとんど悲鳴に近い声で、泪は訴えた。
瞳がこんな目に合っているにもかかわらず、2か月間何もできなかった痛恨の思いに、泪の胸中が満たされる。
手錠を嵌められた両腕は、ブルブルと震えていた。
「お願い、取り調べをするなら私にして! これ以上あの子を辱めないで!」
床に跪いた泪は、懇願するような口調で氷室に訴えた。
氷室はその姿を舐め回すように見る。
気品と自信に満ち溢れていた女が苦悩する姿は、精神的に人を痛めつけることを最上の快楽とする氷室にとって、これ以上に無いご馳走であった。
「聡明な君がいったい何を言っているのだね? これは君に対する取り調べでもあるのだよ」
えっ、と驚く泪に対して、氷室はソファの上でふんぞり返りながら、言葉を続けた。
「どうやら君たちには、自分よりも他人の苦痛の方が効くようだ。私の質問に素直に答えなさい。そうしないと瞳への拷問と凌辱は、いつまでも続くぞ」
口元を吊り上げて笑う氷室の前では、瞳が犬のように四つん這いになって、ペニスを咥えている。
既にレオタードは引き裂かれ、下半身が露出していた。
背後から近寄った男にパシンと尻を打たれた瞳は、犬が小便をするように片足を大きく上げた。
すると男は瞳の足を掴んで下半身を固定し、勃起したペニスを秘部へと突き立てた。
「ん……んむぅっ!」
別の男のペニスを咥えながら瞳が呻く。
男は瞳の足をしっかり掴みながら、腰を大きく動かし、全身でピストン運動を始めた。
両手と左膝を床に付き、大きく上げた右足を男に掴まれた姿勢で犯される瞳。
あまりに惨めで、死にたくなるような屈辱に、眼から涙が流れる。
それでも暴力に屈した瞳は逆らえず、、求めるがまま口と身体を差し出し、ただただ悪夢のような時間が終わるのを耐えた。
「や、やめてっ! もうやめてっ!」
ガラスの向こうの部屋にいる泪は、手錠を嵌められた手で氷室の足にすがりついた。
このような状態になっては、もはや逃げ場はない。
妹が目の前で凌辱されても、助けに行くことすら叶わない。
自分たちの絶望的な状況を、改めて思い知らされる。
「わ、わかったわ、何でも質問に答える、だから瞳を助けて!」
瞳の凌辱に耐えきなくなった泪が、遂に氷室に屈服する。
だが氷室は、瞳への暴虐を止める気は無い。
「なら来生泪、最初の質問をするぞ。君はキャッツアイと呼ばれる盗賊団のリーダーだった。その事実に間違いはないかね?」
「そ、そうよ……間違いないわ」
泪が弱々しい声を絞り出す。
自身が警察に捕まり、さらに瞳が目の前で凌辱されているこの状況では、もはや黙秘は無駄であった。
「では次の質問だ。キャッツアイの構成員は、来生泪、瞳、愛の3人で間違いないかね?」
「その通りよ、私たち3人がキャッツアイと認めるわ! だからもう瞳に酷いことはしないで!」
尋問する氷室に対して、叫ぶように泪は自白する
その証言は泪の腰縄を掴む刑事が、しっかりと録音していた。
「では約束通り、君の妹を助けてあげよう」
足元でうずくまる泪の柔らかい髪を撫でながら、氷室は携帯電話を取り出す。
そして瞳への射精を終え、満足そうな顔をしている部下たちに指示をした。
「5番が吐いた……ああ、よくやってくれた……4番を休ませてやれ」
氷室が短く言うと、ガラスの向こうで大柄の男たちは、瞳の両手に手錠を嵌めた。
そして両腕を掴み、引きずるように部屋から連れ出した。
「さあ、後は君だ、キャッツアイのリーダーとして犯してきた罪の全てを、これからじっくりと聞かせてもらうぞ」
そう言うと氷室は、足元に跪く泪に尋問を開始した。
逃げ場のない泪は、自らの犯した罪と、キャッツアイの秘密の全てを自白するしかなかった。