狩人はバッチをつけていた BAD END 作:muzineki
泪が自白してから、2週間が経った。
その間、来生三姉妹は厳しい取り調べを受け、キャッツアイの秘密を全て自白した。
罪を完全に認めたことで、先に逮捕されていた瞳には、保釈が許可された。
もちろん特命課の『犬』として、忠誠を誓った上である。
来生家の資産は全て特命課の管理下に置かれ、呼び出しには必ず応じなければいけない。
外出には許可が必要になり、電話も特命課が盗聴する回線でのみ許される。
少しでも逆らえば保釈は取り消しとなり、再び『穴蔵』に連れ戻すと脅されていた。
泪と愛を人質に取られている瞳は、従う以外になかった。
「キャッツアイブレンドを一つ、だ」
閉店時間となった、喫茶店『キャッツアイ』。
ブラインドが閉められ、入口も施錠された店内で、テーブル席に座った氷室がぶっきらぼうに注文した。
エプロン姿の瞳はコーヒーを煎れると、奴隷のように床に跪き、丁寧に氷室の前に置く。
湯気を立てるコーヒーを一口飲んだ氷室は、高圧的な視線を正面の瞳へと向けた。
「外部協力者16号、コードネーム『青猫』、約束の物は用意しているだろうな」
「……はい」
返事をした瞳は、店の奥からA4サイズの封筒を取って来ると、氷室の前に差し出した。
そこにはある大企業と、大物政治家の贈賄の証拠となる写真と書類が入っていた。
「さすがキャッツアイだ、仕事が早い、やはり蛇の道は蛇だな」
口元を吊り上げた氷室は、残るコーヒーを口の中へと流し込んだ。
「でも写真は盗撮、書類は金庫から盗んできた物よ。裁判で使える証拠ではないわ。こんな物を手に入れてどうする気?」
「それを君が知る必要はない」
氷室は内ポケットの中にあるリモコンを操作した。
同時に瞳の腰が、ビクッっと仰け反る。
「はうっ!」
「言いつけ通り、戒具は付けているな」
氷室は瞳のスカートを摘まむと、遠慮なく摘まみ上げた。
長く美しい脚の付け根には、金属に合成皮革を張り合わせた貞操帯が装着されている。
内側では男根を形取ったバイブレーターとアナルバイブが、前後の淫穴を貫いていた。
保釈中の瞳に装着が義務付けられている、残酷な戒具だ。
「君はもう怪盗気取りの泥棒猫ではない、特命課に飼われている犬なのだ。ペットは主人の言うことを聞いていれば良いのだよ」
「は、はい……申し訳ありません……あっ……ううっ!」
再びビクッと背中を反らせた瞳は、膝を床に付けてしまう。
淫具により甘美な刺激を受けてきた身体は、もはや限界を超えていた。
「従順なペットになれるよう、今日も『躾』を行うぞ。まずそのテーブルに上がって、四つん這いになるんだ」
「……はい」
瞳は靴を脱いでテーブルに上がると、尻を氷室の方へ向けた。
氷室はカギを使って貞操帯を外すと、瞳の敏感な柔肌を一日中悩まし続けた淫具を引き抜いた。
「あん……うぅん……はうっ!」
淫穴から二つの突起物が抜かれた瞬間、瞳は思わず声を漏らした。
白い肌の真ん中に上下に二つの淫穴が収縮し、男を誘うかのようにうごめいて、むっとする牝の匂いが鼻をつく。
「このサイズも楽に入るようになったな、明日はもっと太いのを使うぞ」
「そ、そんな……言う事は何でも聞くわ、だから酷いことはしないで」
「犯罪者が抗弁をするな!」
パシィッ!
氷室の平手が瞳の尻を打った。
「自分の立場がまだ解っていないようだな。次に抗弁したら、保釈は取り消しだ。すぐに穴蔵へ戻ってもらうぞ」
「そ、そんな……あ、穴倉は……あそこに戻るのだけは堪忍してください!」
四つん這いのまま、赤い手形が付いた桃尻を震わせて怯える瞳。
秘密の留置場で暴力と凌辱を受け続けた日々は、拭い難い恐怖を彼女に植え付けていた。
「だったら私の機嫌を損ねないよう努力することだな。今晩はお前の部屋で躾を行う、さあ行くぞキャッツアイ」
テーブルの上で四つん這いになりながら、瞳がガクリと頭を下げる。
特命課の犬となった瞳に残された道は、氷室の奴隷になることだけであった。
「ほぅ、これがキャッツアイの部屋か」
来生家の2階にある、瞳の部屋。
ベッドに腰かけた氷室は、ふわっとしたいい匂いを吸い込みながら、欠伸をかみ殺した。
「おい、小腹がすいたぞ、キャッツアイ!」
氷室が声をかけると、青いレオタードに着替えてた瞳が、サンドイッチを運んできた。
「お待たせしました……」
瞳は跪くと、氷室の前に皿を差し出した。
両手は手錠で戒められ、細い首には囚人用の首輪が嵌められている。
自分の部屋ですら囚人扱いをされる屈辱に、瞳の手元はブルブルと震えていた。
「まったくいい格好だ、君が特命課の犬として、こうして私に尽くしている姿を見たら、いったい内海刑事がどんな反応をするのだろうな」
氷室はベッド脇の写真盾を掴むと、瞳に見せるように持ち上げた。
恋人と並んでいる写真を見せられた瞳は、それだけで逆らう気力が失せてしまう。
瞳は氷室の足元で正座をすると、彼に付き従う忠犬のように、食事が終わるまで黙って待った。
「ふぅ……美味かったぞ」
氷室は褒めながら瞳の頭をポンポンと撫でる。
そして囚人の証である手錠の鎖を掴むと、立ち上がるように命じた。
「食べるものも食べたし、そろそろ楽しませてもらうとするか」
そう言うと氷室は、青いレオタードに包まれた身体に抱きついた。
薄布の上から瞳の温かさ、柔らかさを味わいつつ、胸や尻を揉みしだく。
「あっ、いやっ!」
思わず叫ぶ瞳だが、抵抗はしない。
氷室は瞳の頭を掴むと、唇を重ねてディープキスをした。
逆らえない瞳の口内に、生暖かい舌が侵入する。
すぐに舌を絡め取られ、上へ下へと交わり続ける。
「ちゅっ……くちゅっ……ちゅぱっ……」
瞳の口内を氷室の舌がなぞり、奪われるように吸い尽くす。
悪趣味な氷室は、濃厚なキスを内海刑事の写真の前で行った。
瞳は恋人への罪悪感に苦しみつつ、荒々しいキスに身を任せる。
「ふっ……はふっ……はふっ……」
呼吸ができない瞳は、やがて目で苦しさを訴えた。
それでも氷室は瞳を解放せず、唾液を次々と送り込む。
女怪盗が従順に唾液を嚥下すること満足した氷室は、ようやく重ねていた唇を離した。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「それでいい、ペットは主人に従順でさえあれば良いのだ」
「あんっ!」
瞳の口から喘ぎ声が発される。
氷室の右手が、瞳の内腿に割り込んだからだ。
股間の部分には穴があけられていて、インナーも履いていないため、性器が露出している。
「どうだね、私がデザインしたレオタードは。いっぺんキャッツの格好でセックスしたかったんだ」
氷室の人差し指と中指は、瞳の淫靡な亀裂をなぞる様にうごめき、柔らかな媚肉をこすりあげた。
逆らえない瞳は両足を開いたまま、ただ嬲られ続ける。
大きな声を出せば懲罰を受けるため、必死に唇を噛み締める。
しかし穴倉の中で開発された身体は耐えられず、官能に少しずつ支配されていく。
「ひっ……あん……あふぅ……くぅん……」
「気持ちいいかね? 続きは自分の手でするんだ」
言いながら氷室は、ネットリとした糸を引いた指を、瞳の秘部から離した。
荒い息をする瞳の媚肉は、熱く柔らかくほころび、美貌は羞恥と快楽で紅潮していた。
「さあキャッツアイ、セックスの前にオナニーだ。ベッドの上で股を広げて、私に見せながら自分の手で慰めなさい」
「はい……」
瞳はベッドの上に乗ると、氷室の前で大きく股を広げた。
そして見せつけるようにして、オナニーを始める。
「あぁ、くぅ……んんっ……」
ベッドの上で、瞳の身体がビクリと震える。
手錠を嵌められた手で豊かな乳房を揉みしだき、続いて布から露出した性器も弄ぶ。
愛撫を受けていた身体はすぐに燃え上がり、行為をつづける度に鼓動が早くなる。
染み出てきた蜜は早くもベッドの上に染み出ていて、全身が熱を帯びていた。
「ふぅ……くぅん……」
瞳は次第に、オナニーという行為に没頭するようになっていた。
女陰に沿って指の腹を立てに滑らせ、蜜を絡めるように摺る瞳。
独房の中で何度も氷室に貫かれた膣口から、甘い感触が広がっていく。
割れ目の部分に指先が触れると、電流が背筋に流れたような刺激が走り身体が震えた。
「あうっ……くっ……ふぅん……ああっ!」
ビクッと瞳の身体が痙攣する、絶頂に至ったらしい。
その姿を氷室は嘲笑しつつ、カメラで撮影する。
すると突然、瞳のベッド脇に置かれていた電話が鳴った。
プルルルルル……
「……!」
液晶ディスプレイに映し出された『俊夫』という文字に、瞳の顔が青ざめる。
それを見た氷室は、口元を吊り上げた。
「ほら恋人の電話だぞ、出るんだ、キャッツアイ」
残酷な命令を受けた瞳は、おそるおそる電話を手にした。
電話口からは、愛しい恋人の声が聞こえてくる。
「あ、俺だよ瞳、電話をして大丈夫か?」
「え、ええ……大丈夫よ」
「体の方は大丈夫か? 脳にビールスが入る病気とかで、しばらく入院していたんだろ? 見舞いに行けなくて、ごめんな」
「い、いいのよ……本当は大したことないのに……姉さんたちが騒ぐから……こっちこそ福岡へ出向したばかりなのに……心配させてゴメンね」
恋人の優しい声に安堵しつつ、嘘で取り繕う瞳の表情には、罪悪感が滲み出ていた。
氷室はそんな姿を冷笑しつつ、ベッドに上がり瞳を押し倒す。
「あっ……いやっ!」
手錠を嵌められた手で電話を握りながら、瞳が怯えの声を出す。
彼女の目の前には、ズボンとパンツを脱いで下半身を露出させ、今にも犯そうとする氷室の姿があった。
「ど、どうした瞳! 何かあったのか!」
「だ、大丈夫よ、ちょと部屋に虫が出てきたから、驚いただけ」
必死に取り繕う瞳の股を、氷室がぐいっと広げる。
レオタードから露出した性器にペニスが突き立てられ、ゆっくりと埋められていった。
「うっ……ぐっ……あっ……」
呻きを恋人に聞かせないよう、瞳は歯を食いしばって耐えた。
自慰の影響で濡れていたため、すんなりと入ったのが幸いだった。
「うっ……あっ……そ……そうなんだ……うっ……やっぱりどこの署へ行っても……あっ……刑事って……大変なのね……」
「ああ、土日なんかほとんど無くてさ、犬鳴署でキャッツを追いかけていた頃が懐かしいよ」
内海刑事に悟られぬよう、瞳は必死に恋人同士の会話を取り繕う。
その間も氷室は、瞳の太腿を両脇で抱えて、容赦のないピストン運動で犯し続けた。
声色とは裏腹に、屈辱と快楽で瞳の表情はみるみる歪んでいく。
目元からは涙が溢れていた。
「でさ、実は今度、東京へ出張することになったんだ」
「えっ……うぅっ!」
驚くと同時に、瞳は呻き声を漏らした。
氷室が乳首を甘噛みしたせいであった。
「来週の水曜だけど、帰る前に何とか時間が作れそうなんだ。一緒に食事でもしないか?」
恋人の提案に対し、瞳は自分と繋がったまま胸を揉む男へと目をやる。
氷室は瞳の乳首をしごきながら、薄ら笑いを浮かべて首を縦に振った。
「え、ええ……いいわ……久しぶりに会えるなんて……私も嬉しい」
「じゃあ予約が取れたら、また連絡するよ。絶対に時間を作るからな」
「た、楽しみに待っているわ……愛しているわよ、俊……」
言葉と共に、通話は終了した。
誤魔化しきったことにホッとする瞳だが、すぐに氷室による責めが始まる。
「この状況で愛しているとは、よくぞ言えたものだな」
「ひっ……あん! はぁん! あん!」
容赦のない突き上げに、瞳はこらえていた声を漏らす。
秘密の留置場で開発された身体は、もはや快楽には逆らえなかった。
窒息しそうなひっ迫感の中、瞳は全身を震わせる。
恋人というタガが外れた瞳は、子宮孔を突き上げられ、乳房を揉まれながら、涙と涎を流しながら絶叫に近い喘ぎ声をあげた。
「あん! あん! はぁん!」
ビクッと瞳の中で氷室のモノが脈動し、大量の汚れた白濁が中へと注ぎ込まれる。
同時に瞳の身体が痙攣し、意識が真っ白になる。
2度目の絶頂に至ったらしい。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「すっかり淫らになったものだ。内海刑事がこの姿をみたらどう思う事やら」
頭を撫でられた瞳は、焦点の合わない目を、彼の写真へと向けた。
罪悪感と快楽に支配された頭は、思考を完全に放棄している。
そんな瞳を冷笑しつつ、氷室は繋がったままキスをした。
特命課の犬となった瞳の未来は暗く、本当の地獄はまだ始まったばかりであった。