狩人はバッチをつけていた BAD END 作:muzineki
それから2年後、東京郊外のとあるアパート。
ピピピッ! ピピピッ!
ベッドに横たわる瞳の枕元で、目覚まし時計のアラームが鳴る
ゆっくり目を開けると、まだ慣れない天井が見えた。
隣にはまだ寝息を立てている、内海俊夫の姿があった。
(昨日も仕事で遅かったものね、起こさないようにしないと……)
瞳はそっとベッドを出ると、キッチンへ向かい朝食の準備を始めた。
それと並行して、俊夫の弁当も作る。
味噌汁を味見し、その出来に満足していると、俊夫が目をこすりながら寝室から出てきた。
「おはよう、瞳」
「おはよう、俊。早くしないと仕事に遅れるわよ」
「あ、本当だ、急がないとな」
テーブルに並べられた朝食を、美味そうに食べる俊夫。
その姿に、瞳の頬が自然と緩む。
俊夫が福岡からの出向を終え、本庁に配属されたのを機に、二人は遂に結ばれた。
皆に祝福された結婚式を終え、このアパートへ引っ越してきたのは3か月前。
夫の仕事が忙しく、二人の時間こそ少ないものの、今の所はまだ大きなケンカも無く、幸せな新婚生活を送っている。
「今日も仕事は遅くなりそう?」
「いや、今日はなるべく早く帰ってくるよ。たまには食事にでも行こう」
「嬉しい! でも食事もいいけど、私は早く赤ちゃんが欲しいなぁ」
そう言って色目を使う瞳。
新妻の仕草に焦った夫は、照れるように頭をかいた。
「ん、じゃあ行ってくる」
「お仕事頑張ってねー」
そう言って玄関で夫を送り出した瞳は、ふうっと息をついた。
そして自分も仕事に行くため、身なりを整える。
行き先は、喫茶店キャッツアイ。
心安らぐはずの実家だが、今はそこに行くと思うと憂鬱になる。
ジリリリリ……
「……!!」
キッチンにある電話のベルに、瞳はすぐに反応した。
急いで受話器を取ると、男の声が聞こえてきた。
「私だ」
その声に、瞳はビクッと戦慄する。
まるで雷に打たれたように、背筋が真っすぐに伸ばされた。
「お、おはようございます、氷室様!」
「おはよう瞳くん、旦那とは仲睦まじくやっているかね?」
クックックという笑い声を聞きながら、瞳は両足をピタリとそろえて起立した。
右手で受話器を持ったまま、左手は指先までまっすぐ伸ばされている。
それは犬として躾けられてきた者の習性であった。
「今日はキャッツアイに出勤するのかね?」
「は、はい!」
「報告書を見たが、最近の仕事ぶりは見事なものだ、私も高く評価しているぞ」
「ありがとうございます!」
受話器を持ったまま、瞳はガバッと頭を下げる。
躾により叩き込まれた習性で、氷室の言葉を聞くとつい身体が動いてしまう。
「そんな優秀な君に、また一つ頼みたい任務ができたのだが、よろしいかね?」
「はい、もちろんです、盗人の罪を少しでも償うため、是非ともこの犬にお申し付けください」
「よろしい、詳細はキャッツアイで説明する、出勤して待っているように」
電話が切れると、瞳はすぐに着替えてアパートを出た。
そして最寄りの地下鉄へと駆け足で急ぐ。
額から汗が流れ、ノースリーブのサマーニットが肌に張り付いている。
対照的にスカートの中は、風が通ってスース―する。
通勤時に下着の着用を禁止されているせいであった。
電車に乗ると、周りの目が必要以上に気になってしまう。
「……あんっ!」
瞳の口から漏れた声に、周りの視線が一斉に向けられる。
急いで口を閉じ、何とか声をかみ殺す。
原因は、膣内に深く埋めてきたローターのせいであった。
躾の一環として、外出時は未だにこれを装着するよう義務付けられている。
(は、恥ずかしい……)
ビクッビクッと腰を震わせつつ、瞳はつり革に体重を預けてその場で耐える。
視線は電車内に設置された監視カメラへと向いていた。
キャッツアイとして未だ厳しい監視下にある瞳には、あらゆる場所で特命課の目が光っている。
どんな場所にいても、犬としての態度を崩すことは、絶対に許されない。
(もし氷室様から信用を失えば……また俊夫と引き離されるかもしれない……彼との生活を守るためにも……従順な犬であることを……示さなくては……)
太腿の間からつうっと愛液を垂らしながら、恥辱に耐える瞳。
身を粉にして働き、屈辱的な躾に耐え、氷室の評価を少しでも上げる、それが今の瞳の全であった。
俊夫との結婚も、そして幸せな新婚生活も、犬としての働きが評価されたからこそ許可されたのだから。
(氷室様の忠実な犬として評価されれば……いつかキャッツアイとしての罪も許されるはず……そうすれば平穏な生活も戻って来るわ……それまで頑張らないと……)
そんな淡い期待を思いつつ、瞳は電車が駅に着くまで耐えていた。
地下鉄から降りた瞳は、さらに10分ほど走った。
そして汗だくになって、喫茶店『キャッツアイ』の扉を開く。
店内では、泪と愛が開店前の掃除を始めていた。
二人とも全裸で、泪はパープル、愛はオレンジの首輪だけを嵌めている。
「ほら泪、開店時間まで間に合いませんよ」
ビシッ!
乾いた音がして、モップをかける泪の背中を騎乗鞭が打った。
鞭を振るったのは、エプロン姿の佐藤刑事だ。
「ホラ愛、貴女もモタモタしないで!」
バシッ!
続いて平松刑事の鞭が、テーブルを拭く愛の尻を打つ。
加減の無い一撃に、愛は小さく、「あうっ」と声を漏らしてしまう。
その声を聞いた平松刑事は、鞭の柄のボタンを押した。
すると愛の膣内に埋められたローターから、電気ショックが発された。
「キャァァァァァァァァッ!!
床の上を転がり、身体を反らせて悲鳴を上げる愛。
身体の中、それももっとも敏感な部分から与えられる苦痛は、凄まじいものであった。
「声を出すなと言ったでしょう、命令に従えない犬にはお仕置きよ」
平松刑事がボタンを押すたびに、地獄の苦痛に悶える愛
そんな妹の姿に、全裸で仕事を続ける泪は眉をひそめるが、決して助けには動かない。
瞳も同様で、苦痛に悶える愛から目を背けると、女刑事たちの前へと歩み寄った。
そして大きく頭を下げて挨拶をする。
「おはようございます、佐藤様! 平松様!」
瞳の挨拶に、女刑事たちがギロリと視線を向ける。
二人とも正確に言うなら、元刑事だ。
1年前、念願の特務機関の設立を認められた氷室は、形式的に警察を退官した。
そして永石に代わって来生三姉妹の後見人となり、特務機関の隠れ蓑となる、来生家の資産管理会社を立ち上げたのだ。
女刑事たちも、今はその資産管理会社で働いている。
与えられた仕事は、キャッツアイが二度と警察に逆らえぬよう、監視と調教をすることだ。
レズのサディストとして天職を得た彼女たちは、来生家に住み込んで朝から晩まで三姉妹をいたぶり抜き、その歪んだ性癖を満たしていた。
「あら瞳、ようやく来たのね、いつも通り身体検査を始めるわよ」
「私たちの命令通りにしているか、まずはスカートをまくって見せてください」
女刑事たちの命令に、瞳はためらうことなくスカートをまくり上げた。
少しでも躊躇すれば、忠誠心を疑われるからだ。
スカートの中からは、健康的でムッチリした太股と、白い肌に逆三角形で整えられたヘアが現れた。
「言いつけ通り、ノーパンでローターも入っているようね、偉い偉い」
「地下鉄の様子は、カメラを通してずっと見ていましたよ、車内で悶える貴女の姿は、傑作でした」
言葉の責めに、瞳は心を無にして耐える。
屈辱感が表情に出れば、キャッツアイとしての罪を償う態度が無いと言われ、どんな折檻を受けるかわからない。
女刑事たちは、泪と愛を四つん這いにさせて背中に腰かけると、瞳の身体検査を始めた。
肛門に指を差し込み、割れ目を探って中のローターを取り出しても、瞳は決して身じろぎしない。
だが度重なる凌辱で敏感になった身体は、悲しいくらいに反応した。
割れ目から溢れ出る愛液は、もう抑えきれなくなっている。
それを見た女刑事たちは、とんでもないことを言い始めた。
「泪、愛、お掃除の場所が増えたわ、瞳のあそこを舐めて、綺麗にしてあげなさい」
「……はい」
命令された泪は、スカートをたくしあげる瞳の足元に跪いた。
愛ものろのろと立ち上がると、瞳の後ろに跪いて舌を出す。
瞳と同じように厳しく躾けられた二人は、今や女刑事たちの命令に逆らえない奴隷と化していた。
「れろ……ちゅっ……ぺろ……れろ……ぺろ……」
淫靡な音を立てて、泪の舌が瞳の割れ目をなぞり込む。
愛も同じように、舌先で瞳のアナルを舐め回す。
前後からの責めに、瞳は切なげな溜め息を吐き、何度もしゃくり上げてしまう。
(うぅ……あぁ……ね、姉さんも愛も……上手い……)
姉と妹の巧みな舌使いに、瞳は全身を震わせる。
子宮に熱いものを感じ、腰がうねり始めてしまうのを押さえられない。
何とか悦楽を振り払おうと、首を左右に振り立てる。
そのたびに自慢の黒髪は乱れ、噴出していた汗がまわりに飛び散った。
「うふふ、いい景色ね、見ているこっちも昂りそう」
「これは勝負ですよ、キャッツアイ、イったら瞳に罰、イかなかったら泪と愛に罰を与えます、だから真剣にやりなさい」
佐藤刑事の言葉に、三姉妹の美貌が蒼に染める。
自分たちが罰を受けぬよう、泪と愛は激しく舌を動かし瞳を責め立てた。
「ちゅっ……じゅる……れろ……れろ……じゅる……」
(だ、ダメ……姉さん……愛……ひっ……ひいっ!)
快楽により、瞳の脚がガクガクと震える。
心の中でいくら許しを叫んでも、泪と愛の責めは止まらない。
瞳が俊夫と結婚して家を出てから、警察上層部や政治家への接待、特務機関の仕掛けるハニートラップなど性的奉仕を伴う仕事の大部分は、泪と愛が担っている。
そのうえ女刑事達と同居しているため、毎晩のようにレズセックスを強要されていた。
新婚生活で欲求不満を溜めている瞳にとって、この勝負はあまりに分が悪すぎた。
「れろ……ちゅっ……れろ……じゅるっ……じゅるっ……」
「ひぃっ……や、やめて……かはぁ……」
固く閉じられていた瞳の口が開き、遂に情けない声が漏れる。
愛の尖らせた舌がアナルを突く度に、甘い声を出して腰をビクつかせてしまう。
泪にジュルジュルと女の体液を吸われると、もう快楽の炎は抑えきれなくなった。
「あっ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」
泪の唇がクリトリスを吸い上げると同時に、瞳は嬌声をあげた。
長い髪を振り乱しながら腰を落として、割れ目からドロリと愛液をまき散らす。
「はい、この勝負は泪と愛の勝ちね。瞳、お仕置きは貴女よ」
「身体に痕が残ると旦那にバレて面倒ですから、罰は電気ショックとします、泪、準備をしなさい」
命令を受けた泪は、部屋の奥へと向かうと、青い首輪を持ってきた。
そして項垂れて観念している瞳の首に、電気ショック付きの首輪を取り付ける。
だが佐藤刑事は、その行為を叱責した。
「違いますよ、泪、それだと首に痕が残るかもしれないでしょう」
「えっ?」
「中に入れる方ですよ、貴女にも使った事があるでしょう」
「そ、それは……あれはいくら何でも……!」
そこで失敗に気が付いた泪が、はっと手で口を押える。
犬の分際で口答えをしてしまったのだ。
「わかっているわね、泪、貴女にも同じお仕置きよ」
「愛、準備は貴女がしなさい。お姉さんたちの分を2つ、持ってくるのよ」
四つん這いになって罰を待つ瞳と泪に、哀れみのまなざしを送る愛。
そして言いつけ通りに、道具を持ってきた。
それはペニスを模った金属製の棒であった。
「ウフフ……これはね、お尻にねじ込んで電気を流す道具なのよ」」
「本来は競走馬の調教用で、どんなじゃじゃ馬も一発で大人しくなる代物です。とてもキツいけど、貴女たちのような犯罪者にはピッタリですね」
そう言って佐藤刑事は、瞳の肛門に電極棒を当てた。
後ろの穴から電気を流される苦痛を想像して、瞳はビクッと身体を震わせる。
そんな苦痛に耐える自信は、とてもなかった。
(そ、そんな……こんな物を使わなくたって、私はもう従順な犬なのに……)
頭の中で抗議する瞳の肛門に、電極棒が力任せで挿入される。
隣で四つん這いになる泪にも、同じ物が挿入された。
肛門が押し広げられる感覚に、瞳と泪は思わず呻き声を上げてしまう。
「ううっ……あうっ!!」
「ひっ……ひぃぃぃっ!!」
「あら、二人とも声を出したわね。ペナルティとして電気ショックを2回追加よ」
「所詮は犬になれないメスネコですね。ほら愛、お姉さんたちには、貴女が罰を与えなさい」
そう言って佐藤刑事は、愛にリモコンを渡す。
姉への懲罰を行わせて妹の忠誠心を試す、残酷な仕打ちだ。
従わねば自分がもっと酷い罰を受ける、それを理解している愛は、目を瞑って現実から目を逸らしつつ、リモコンのボタンを押した。
「がぎゃっ……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
肛門から流される電流が、瞳と泪の身体の中を暴れ回る。
瞳は床の上で海老のように反り返り、泪はうつ伏せで全身を痙攣させている。
(ボ……ボクの時だって助けてくれなかったじゃないか……こ、これは仕方ないよね……)
心の中で言い訳をしながら、愛は何度もボタンを押す。
刑事たちの暴虐の前に、姉妹の絆は無力であった。
泪と愛が失神すると、今度は電気ショックで強引に覚醒させられ、また次の罰を与えられる。
そんな地獄が何度も繰り返された。
「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!
「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
終わらない電気ショックに、瞳と泪は弓なりに仰け反って悶え、目を大きく開いて吠え続ける。
そんな中でも瞳は、喫茶店の扉が開く音には、敏感に反応した。
男が入って来ると、女刑事たちは敬礼し、愛もボタンを押す手を離してビシッと背を伸ばして敬礼する。
「ひ……氷室……さま……」
立ち上がって起立しようとする瞳だが、全身が弛緩してうまく動かない。
うつ伏せに倒れたまま、肛門に電極棒を入れた惨めな姿で、今や神以上の存在となった男を見上げている。
そんな瞳に氷室は冷たい視線を向けると、フンと小さく鼻を鳴らした。
それだけで瞳はビクッと萎縮し、身体を凍り付かせてしまうのであった。