※この作品はR-18です。

Shining Storage   作:誕生日おめで灯

54 / 74
6-6 幽霊との日常・4日目(2)

 今日も瀬奈と共に水名の入口から魔女の屋敷に上がり、使い魔の歓待を受けた。

 名状し難いがかわいいのは確かな鳴き声で甘えながら、ベル係が足元でガラリガラリと体を揺らす。

 

「あっは……抱っこかな?」

 

 瀬奈の目を盗んでちょっとだけ構ってあげようとすると、

 

「…………」

 

 背後から無言の圧が掛かってきた。

 

「わ、分かったから……」

「帆奈ちゃん、やっぱり魔女に優しすぎると思うの」

「だって、魔女も瀬奈じゃん」

 

 変質したといっても、魔女がもう一人の瀬奈であることに変わりはない。

 確かに生前の記憶や人格を有するこっちの瀬奈の方が元の存在に近いが、だからといって魂が瀬奈の中核であったことは否定できないのだ。

 

「瀬奈は魔女のこと嫌いなの?」

「嫌いというか……私と魔女はお互いが欲しくて、ある意味惹かれ合ってると思う。

 だから、嫌いって気持ちとは少し違うけど……私とあいつは違う。同じだけど違うの」

「……?」

 

 本人にしか分からない複雑な心境だからか、瀬奈の説明は漠然としていた。

 

「こう言えば分かるかな……私と魔女は違うから、帆奈ちゃんが使い魔を可愛がるのは、他の女の子との子どもを可愛がってるのを見てる気分なの」

「なーるほ……。っ!?」

 

 納得する寸前に、妙な言い回しをぶち込まれたことに気づいた。

 今朝見た夢の内容を思い出してこほこほ咳き込む。

 

「いやいやいや、『との』ってなにっ!? 使い魔は魔女の瀬奈が自分で生み出したものでしょ!」

「私のことだからきっと帆奈ちゃんとの子どものつもりだよ。そうに違いない」

「いやいやいや……!」

「そうだよ、絶対あいつはそう思ってる。だって人間だった頃からずっと帆奈ちゃんのこと好きだったんだもん」

 

 突然の告白まで加わる。

 

 確かに、あの頃も時々ちょっとイイ雰囲気になったりもしたけど……。

 一般的な友人がどんな感じなのか全然分かっていなかったし、瀬奈の距離感が近すぎたのもあって、そういうのは全部自惚(うぬぼ)れで片づけてしまっていた。

 あんな自分だったのに、好いてもらえてたんだ。

 

「……んふふ、帆奈ちゃん、ちょっと照れてる?」

「と、突然言うからちょっとビックリしただけ。というか、瀬奈はずっと分かってたの? その……あたしの方、も、なのは……」

「ううん。昔は切羽詰まってたから、帆奈ちゃんは優しいからって、ずっとそう考えてた。私なんか好きになるわけないって思ってたから……」

 

 瀬奈は手をもじもじさせながら、恥ずかしげに教えてくれた。

 全く同じことが自分にも言えるあたり、あたしと瀬奈は正反対に見えて意外と似た者同士なのかもしれない。

 もっと早く気づけていれば、あたしももっと瀬奈に踏み込んで……違った今を迎えられたのだろうか。

 

 ちょっぴり切ない気持ちと深掘りしたい気持ちを抑えつつ、あたしと瀬奈は他愛のない会話をしながら魔女結界を進んだ。

 

    ◇

 

 昨夜の空気を引きずってゆっくりめに歩いているうちに、一番奥にある魔女の部屋に着いた。

 いつものように、室内に踏み入れようとする。

 が、

 

「――――――」

 

 異変に気づき、すぐに足を引っ込めた。

 

「……なにこれ」

 

 異様に寒い。

 しかも、鳥肌が立ったのはそのためだけではない。

 巨大な魔力の塊に怖気を震ったのだ。

 

 ――――そこには魔が棲んでいた。

 

 瀬奈だから、おとなしい魔女だから、と、そんな理由で彼女の力を軽視していた事実に今更気づく。それくらいに今日の最深部は容赦なく敵意の刃を向けてくる。

 魔女退治に慣れたあたしでさえ、暗闇に立ち入ることに躊躇を覚えた。

 

 ……今日のもう一人の瀬奈は凄まじく荒れている。

 人を襲わないこの魔女から一度も感じたことのなかった殺気がキリキリと肌に食い込んでくる。

 これじゃまるで、人間を食(は)むときのその他大勢みたいじゃないか。

 

「ねえ、瀬奈……」

 

 一体何があったのか、当事者に聞こうとして横を見る。

 しかし、

 

「…………」

 

 瀬奈にはあたしの声が聞こえていないようだった。

 

 ふらりふらりと、我を忘れたような顔で一歩、一歩、結界の奥に近づいていった。

 幽霊が冥界に誘われるように。

 帰るべき場所に帰るように。

 

「っ!」

 

 止めないと、と思った。

 止めないと――――姿だけでなく、魔力まであたしから剥がれていってしまう予感がしたからだ。

 

「ちょっと、瀬奈!」

 

 慌ててもう一度名前を呼び上げて、ドタドタと瀬奈の前まで走っていく。

 思い切り腕を広げその進路を阻むと、夢遊病に掛かったような瀬奈ははっとして顔を上げた。

 

「……あれ、帆奈ちゃん?」

「ねえ、一体どうしたの? これ……」

「あ……」

 

 立ち止まって、唖然と結界内を眺める瀬奈。

 

「何か分かる?」

「……よば、れて」

「え?」

「呼ばれた。気が。魔女に。怒ってて……」

 

 途切れ途切れの言葉を口にしながら、ガタガタと震え出した。

 縮こまる瀬奈の肩を持って支える。

 瀬奈は突然の出来事への恐怖で身が竦(すく)んだようだった。

 

「魔女に呼ばれたの……?」

「……うん」

 

 となりに人がいて安心したのか、瀬奈の息がだんだん落ち着いてきた。

 しばらくして完全に我を取り戻してから、順序立ててあたしに状況を説明する。

 

「推測だけど、たぶん魔女は怒っていると思う。

 本来は魔女に戻るべき私が、昨日は魂まで帆奈ちゃんに少し移動したんでしょ? それで、人格を持っていった私を責めてるの」

「……魔女は瀬奈に離れてほしくないんだ」

「うん。私さえ手に入れば魔女は完成するから。

 既に成熟した体を持っているのに、心の方はいつまでも幼いままで、生きる目的が分からず途方に暮れているのはとても苦しいことでしょ?」

「そっか……」

 

 つまり、こっちの瀬奈を救おうとすると、あっちの瀬奈を苦しめることになってしまうということか。

 まさに板挟みの状態。

 一方が結合を望んでいて、一方が分離を望んでいるのだから、両方の望みを叶えてあげることは難しいだろう。

 

「それだけじゃない。昨日は私だけが帆奈ちゃんと幸せになっちゃったから、それも怒ってると思う」

「え……」

 

 瀬奈が何のことを指してるのかは明らかだった。

 こんな状況なのに顔が火照ってしまって、

 

「そ、そんなことは関係ないでしょっ」

 

 と、思わず瀬奈の推測を否定しちゃった。

 

「んふふ、冗談みたいに思ってるでしょ? でも、人格を持たない魔女でも、魂の在り方に影響を与えるほどの記録のことは分かるの。

 だから、私を通じて帆奈ちゃんの行動を知って、それに反応することは考えられるよ」

「それって、あたしが瀬奈の魂に影響を……?」

「うん、帆奈ちゃんは私にとってすごく大切な人だもん。だから魔女だって根に持ってるはずだよ……家族のことと同じように」

 

 さりげなく家族という単語を口に出した瀬奈。

 今まであえて触れないようにしていたことだけど、今のあたしには打ち明けてもいいと思ったのかもしれない。

 瀬奈にとってはハードルの高いことのはずなのに、何事もなかったかのように言葉を続けた。

 

「帆奈ちゃん、一回魔女の様子を見てみようよ。連れてってくれる?」

 

 それは、先程の様子を見ていると気後れしてしまうような提案だった。

 

「……いいの? 瀬奈、さっき呼ばれてたんでしょ? 少なくとも今日は離れてた方が安全だと思うけど」

「しっかり意識して帆奈ちゃんにしがみついていれば大丈夫だと思う。危なくなったら言うから、そのときはお願い」

「……。本当に平気?」

「うん。それより魔女の様子がおかしい原因を調べる方が重要だと思うの」

 

 心配だが、魔女を守り続けるためにも調査の必要があるというのはその通りだ。

 本人も大丈夫だと判断しているし、ここは瀬奈を信じてみよう。

 

 また魔女の方に吸い寄せられないように、せめて形だけでもと瀬奈の手を握る。

 すると、

 

「それじゃあいつがやきもち焼いちゃうから、ダメだよ」

 

 なんていう変な理由で拒まれて、少し間隔を空けて歩くことになった。

 

 瀬奈は一貫して魔女はあたしを好いているのだと主張しているが、本当にそんなことはありえるのだろうか……?

 

    ◇

 

 歩を進める。

 

 結界の中は普段よりも暗く、いつもは電灯代わりに空間を照らしていた鏡の反射が今日はしきりに点滅している。

 押し寄せてくる魔力の圧に負けずに空間を突き進むと、ようやく魔女の姿が目に入った。

 

「…………!」

 

 息を飲んだ。

 魔女の様子が想像していたものと違っていたからだ。

 

 この殺気から推察して、鏡の魔女は他の魔女のように……たとえば、あのウサギ型の魔女のように怒り狂って使い魔に八つ当たりをしているんじゃないかと考えていた。

 しかし、目の前の魔女は瀬奈だ。迷惑を掛けることを恐れて、最後まで一人で背負おうとする少女の成れの果てだ。

 

 ……魔女は静かに佇んでいた。結界の隅っこに。

 

 隅っこでぷるぷる震えている。

 この殺気は来訪者を傷つけるためのものではなく、単に自分を守るためのものなのだろう。

 

「瀬奈……」

 

 否応なしにあの頃の無力さを思い出させられる。

 結局自分はあちらの瀬奈に対しては何もしてあげられていないんじゃないか。

 そんなふうに胸を締めつけられていると、

 

「帆奈ちゃん」

 

 後ろからもう一人の声が響く。

 

「あの子を助けるのは無理だよ。私をそこに戻したとしても、結局私まで憎しみに飲まれて、魔女としてしか振る舞えなくなるの。

 一度魔女になってしまったら、二度と人間には戻れない」

「…………」

「だから……諦めて」

 

 分かり切っていたことだ。こっちの瀬奈を最後まで維持するのが唯一の選択肢なのは。

 閉じこもって全てから耳を塞いでいるあの魔女には、自分の声は届かない。瀬奈が魔女になってから幾百幾千もの試行回数を重ねても、鏡の魔女は自分の呼びかけに何らの反応も示さなかったのだから。

 

 ……でも。

 

「もうちょっとだけ近づくのは、ダメ?」

 

 声が届かないことは、彼女に手を差し伸べなくていい理由にはならない。

 

「……帆奈ちゃん、本当に魔女になった私でも、私として扱ってくれるんだね」

「うん? そりゃ……だって魔女はゴールまで行った魔法少女でしょ? 容れ物がソウルジェムなのかグリーフシードなのかの違いにすぎない。

 ……なにか、ダメだった?」

「…………。ううん、ダメじゃないよ。そう思ってもらった方が、私にとってもきっと嬉しいから」

 

 意味深な言い方をされた気もするが、瀬奈に反対されなかったので魔女の方に近づいてみる。

 

 ぴくり、と。

 あたしたちの動きを察知した魔女は一度跳ね上がってから、更に怖がるように縮こまって身震いした。

 ただサイズがサイズなので、魔女にとっては震えているだけでも結界内では震度4くらいの地震が起こる。

 

 ぐらぐら揺れ出した床に革靴を叩きつけて跳ぶように進行する。

 何度か落ちてきた姿見たちを躱すと、ついに手を伸ばせば触れるくらいの場所にまでたどり着けた。

 

 このとき、気づく。

 

「――――これって」

 

 影からできた魔女は無数の手で何かをぎゅっと抱きしめていた。

 その物体は結界内の微かな光からも遮断されて真っ黒に染まっていたから、遠くからは捉えることができなかったが、この距離であれば辛うじて外形が見て取れる。

 長方形の物体だった。

 手と手の隙間から、石のようなゴツゴツした鼠色の表面が覗く。

 

「……ごめんね、瀬奈。

 ――――ちょっとそれを見せて」

 

 魔女に暗示を掛けると、魔女は丸くなった姿勢のまま素直に物体を地面に置いた。

 影が解かれ、物体が元の色彩――といっても彩度のない灰色だが――を取り戻す。

 そうして、魔女の所持品がようやくお披露目になった。

 

 それは石碑だった。

 いや、石碑というのはもったいぶった言い方だ。上に刻まれた名前は堂々とその正体を告げていた。

 

 

 ――――瀬奈の墓石だ。

 

 

「なん、で……」

 

 一気に押し寄せてきた思考に体が反応しきれず、立ち尽くす。

 

 なんでこんなところに瀬奈の墓石があるの?

 それは大東の共同墓地にあるはずだ。

 この墓石は何度も見たことがある。よく献花しに行くし……そもそも瀬奈の遺体はあたしが運んだもので、肉体の結末もこの目で見届けている。

 

 いくら使い魔は主の好む物を蒐集するといっても、水名の魔女結界に大東のものが、しかもこんなにピンポイントのものが持ち込まれるのはおかしい。

 使い魔が集めてきたとは到底思えない。

 

「――――帆奈ちゃん!」

 

 このとき、遠くから瀬奈の大声が聞こえた。

 振り返ると、瀬奈は小走りでこちらに向かいながら告げる。

 

「結界が移動したみたいなの……!」

「結界が移動? でも、入ったときはちゃんと水名のホテル跡地なんじゃ……」

「この結界って何重もあるんでしょ。

 入口の結界じゃなくて、奥の方にある結界が変な動き方をしてたの。そういう魔力の移動を感じる」

 

 魔女と繋がっているからか、瀬奈は出来事の痕跡を感知できるようだった。遠距離の移動となればなおさらだろう。

 瀬奈の言い方からすると、どうやら魔女は電車の車両を一部切り離すように結界を切り分けて、そこだけ遠方に移動させたみたいだ。

 

「……もしかして、大東に?」

「う、うん。方角からすると、たぶんそうだけど……なんで分かったの?」

「瀬奈、これ」

 

 さっき見つけた墓石を指差し、本人に見せる。

 

「――――ッ」

「ほら、大東のものが持ち込まれてる。

 でもなんでいきなり使い魔を向かわせたの? 今までこんなことなかったよね?」

「それが、使い魔じゃなくて。……帆奈ちゃんには言ってなかったけど、」

 

 申し訳なさそうに俯きながら、瀬奈は続けた。

 

「鏡の魔女にはそういう力があるの。現実を嘘で塗り替えて、空間を繋げる力が。今まで実際に使ったことはなかったから、私も今ビックリしてる……。

 もっと正確に言えば、結界そのものが移動したわけじゃなくて、そのうちの一つが大東に通じるドアを持ったってことなの。だから結界はこの異空間にありながら、大東に魔力反応を起こした。

 帆奈ちゃんはここを水名だって言うけど、お客さんを迎えるための玄関扉が水名に設置されたってだけで、ここが現実の座標に縛られることはないの」

「つまり……瀬奈の魔女はやろうと思えばどこにも行けるってこと?」

「うん。引きこもりだから、やろうとしたことがなかったってだけ。水名で結界の扉を開放しながら大東に行くことはできるし、もっと遠いところもその分の魔力さえあれば行けると思う。

 そんな方法で、使い魔の魔女じゃなくて大元の魔女――――もう一人の私が、はるばる大東まで行ったと思うの。そうじゃないと、魔力反応はこんなに大きくならない」

「……何か思い当たることは?」

 

 瀬奈はぶんぶん首を横に振った。

 

「詳しいことは私にも分からない。ただ私に怒ったことがきっかけなのは間違いないと思う」

「幽霊の瀬奈が逃げるのに怒ったから、結界にドアを作って、大東に行った……?」

 

 現時点の情報を並べてみたが、関連性がいまいち掴めない。

 なぜ瀬奈に怒ると大東に行くのだろう?

 瀬奈に復讐したくて墓を荒らした……はないか。そもそも魔女の瀬奈の墓でもあるわけだし。

 

「瀬奈、その大東へのドアはまだある?」

「それが、閉ざしたみたい。他の魔法少女に勘づかれるのが怖いのかも」

「そっか……そしたら電車を使うしかないか」

 

 この結界から得られる情報には限りがあるから、魔女の異常な挙動の真相を知るためには一回現地に向かわないといけないだろう。

 どうせなら結界のドアを使って時間と交通費を節約したかったが、魔女が大東から撤収した以上それは叶わない。

 

「瀬奈、今日は大東で調べるよ。ちゃんとはっきりさせないと安心できない」

「うん、賛成。私を無理やり取り戻そうとするなんて、帆奈ちゃんの中に入ってから一度もなかったもん」

 

 幽霊の瀬奈と意見が合致したところで、震えが少し治まった魔女の方に向く。

 魔女は相変わらずあたしに興味を示さず、外の全てを拒絶して一人で小さくなっていた。

 腕を伸ばす。その影に触れて、あやすように撫でた。

 

「…………?」

 

 人の温もりが魔女にも届くかは分からないが、あたしの動作に呼応して、魔女の震えは止まった。

 自分を倒す存在である魔法少女が変な動きをしているから、不思議に思ったのかもしれない。

 

「……また明日。瀬奈」

 

 そう告げて、踵を返す。

 

 幽霊の方があたしの行為に立腹しないか少し心配だったが、そっちの瀬奈は口を結んだ真剣な面持ちでこちらを見つめるだけで、口出しはしなかった。

 そんな厳しい顔をするのは、もう一人の自分が苦しんでいる姿を見て心を痛めたからか……はたまた、あたしにも分からないようなもっと深い理由があるのか。

 

「…………」

 

 瀬奈は単に魔女を拒絶しているだけではないのだなと、なんとなくそう感じた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。