「いい加減観念して治療を受けるがいい」
「お前がやろうとしているのは絶対治療じゃない!」
病室で威嚇するよう睨みあう上条とオティヌスは、この世界の設定である患者衣とナース服の格好をしていた。
しかし治療をするという雰囲気ではない。
上条の顔をじっとオティヌスが見つめていたかと思えば、なにやら迫ってきて逃げた所なのだ。
「仕方があるまい……この手は使いたくなかったのだが……」
「な、なんだよ」
「……実はだな。こんなとこもあろうかと、先程のトーストに薬を仕込んでおいた」
「え」
オティヌスが指でばきゅ~んっと可愛く撃つ仕草をすると、上条がうっと屈んだ。
心臓辺りが酷く熱く感じられ、その熱が腹のほうへと伝わっていっているのがわかる。
不可思議な手管により、上条の股間の物が自身の意思と関係なく自己主張をし始める。
「な、ななな……」
「ふん、神が寵愛を授けようというのにこうも逃げ回るとは」
全く手間をかけさせやがって。そんなに嫌がられるといい加減傷つくだろうが。
などと、ぶつぶつ呟いていて案外メンタルが弱い。
「……うぅ……どうなってるんだよこれ……」
「くっくっくっ、抵抗するお前が悪いんだからな」
タチの悪いストーカーみたいな事を言いながらにじり寄るオティヌス。
上条はついさっきまで、なんともないとまではなかったにしろ、劣情を感じてはいなかったのだが、今は酷く苦しい。
薬で無理矢理に昂ぶらされて、敵であるはずの目の前の少女に強く興奮してしまっている。
結局の所、上条はオティヌスの術中に嵌っていたのだ。
じりじりと後ずさりする上条と、近寄っていくオティヌスの距離が縮まっていく。
膝裏がベッドの縁に当たり、倒れるように上条はマットへと沈む。
「なあ、もっと顔を見せてみろよ」
「……うっく」
二人の体重で簡素なスチールパイプのベッドが軋み、下がろうとする上条の背が壁へとついた。
寄せてきた身は近すぎて、少年の胸板に少女の胸は今にも触れようとしている。
呼吸をすれば、甘く蕩けるような匂いが鼻腔を満たした。
(くそっ、薬だかなんだか知らないんが、吐き出しちまえばいいんだ。魔術なら消せるはず!)
眼前のオティヌスを振り払うように、右指を伸ばして口へ入れようとするが
「だから抗うな。お前も欲しいのだろう?」
「わ、うぅ……!」
動きは鈍く、あっさりと止められた。
上条の右手を取ったオティヌスが自身の胸へと寄せてきて
五指のうち二つが硬さのあるブラジャーに、三つが素肌へと触れる。
事故や勘違いでもなく、導かれて女性に触れる初めての行為に上条の顔がみるみる赤くなった。
「っあぁ、はぁっ……男に肌を許したのは久方ぶりだ……」
しっとりとした肌は少しだけ汗ばんでいて、指が吸い付くよう。
柔らかな胸からは強く早い鼓動が伝わってきて、オティヌスの溜息を色っぽく感じてしまう。
「どうだ……私の身体は?」
「ど、どどうもこうもあるかよ! やっぱ痴女じゃねーか!」
幾万もの地獄を耐え切った上条といえど、それとは全く逆の感覚に襲われてはなんの抵抗もできていない。
むしろ地獄が長かったぶんだけ、魅惑的な肢体はその効果を発揮していたと言えよう。
その証拠に。
「おいおい、無礼なのは口だけにしておけよ。なんだこの手は」
「う、わぁっ、あ……ち、違うんだっ」
知らず知らずの内に右手がオティヌスの胸をまさぐっていたのだ。
ブラジャーのパッド越しからでも、内に秘められた柔らかさが伝わってきて、心地がいい。
そう。心地がいいと思ってしまっている。
「っうん……はぁっ……ふふふ、薬でお前の劣情を煽ったとしても右手だけには効果はないのだかな」
「な……!」
つまりそれは上条の意思でそうしてる事他ならない。
「逃げるなよ」
羞恥で上条は俯き、今度こそ手を引っ込めようとするが、やはり迫りくるオティヌスに止められた。
「……今のお前もなかなかいいぞ。ガキはガキらしくないと可愛げがない」
「うぅっ……くそぉっ……」
経験の無い責めに翻弄されて、ちょっぴり涙目の上条。
魔神の少女が、途方もないほどの年を重ねているのはわかっているが
同年代か下にも見えるオティヌスに弄ばれる恥辱に参っている。
「ぅあっ……!」
「お前の身体は細いようでなかなか逞しいな……引き裂き潰していたのが勿体無く思えるよ」
その代わりとでも言うように、上条の患者衣の隙間へ指が忍び寄って撫でてくる。
胸板や脇腹、優しい動きはそんな場所ですら快感を伝えてきて、ムチに慣れた身体はアメに屈してしまっている。
「こっちを向け」
「はぁ、はぁっ……」
命令のまま、顔を向ければ欲情で爛々と光る翠の瞳。
そこに映る上条もまた、同じ顔をしていただろう。
掻き抱かれるよう、頬を両手で押さえられ引き寄せられた。
理性や常識では在り得ない相手だとわかってはいる。
しかし、肉の欲求はそんなもので止められるわけもなくて。
ゆっくりと寄せてくるオティヌスに、上条も応じて、唇を重ねた。
最初は軽く触れるように。
少し離れて吐息だけを感じ、もう一度。
柔らかい。そう思った。
知らず目を瞑っていて、唇の感覚だけに集中する。
「……ん、れろっ……ふふっ、それでいいのだ上条当麻……」
「うっ、はぁはぁっ…………」
十数秒ほど経った後、離れ際に上条の唇を舐めてオティヌスはキスを止めた。
満足げなオティヌスとは裏腹に、上条のほうは息を止めたままだったので苦しげだ。
そして苦しさを上回る疑問で頭の中が埋め尽くされていた。
(な、なんで……嫌じゃ……ないんだよ……!?)
目の前の少女は敵で、しかも襲われてるも同然にキスをされた。
少しばかり会話を重ねたからと言っても、好感度を上げるにはあまりにハードルが高すぎる相手だ。
けれども触れ合う肌には情欲だけではなくて、安寧と暖かさも感じてしまう。
数万回にも及ぶ地獄には無かった、優しい抱擁に心揺らされている。
「気持ちがいいんだろ? お前のだらしない顔を見ていればわかる。もっと甘えてもいいぞ」
「…………こんなの……おかしい……だろ……」
「何もおかしくはない」
「うわ……」
上条は思わず驚きの声をあげた。
オティヌスが指の一振りで上条と自身の服を消し去ってまた、抱きしめてきたのだ。
素肌と素肌の触れあい。
有る意味麻薬などよりも中毒性がある。
こうしているだけで硬くささくれていた心が溶かされるよう。
上条は三千世界の地獄を経て忘れていたのだ。
人は、人の体温を感じるだけで、こんなにも心落ち着き安堵を得れるという事に。
「……くそっ! こんなのっ……ずるいに決まってる!」
「くっくっくっ、なかなか素直じゃないか」
ついに上条からも抱きしめ返してしまう。
とんだマッチポンプ。
自分で苦しめ、自分で癒し、上条へと踏み入ってくる。
冗談染みたナース服を着ていたのもそのつもりだったのだろうか。
そうとわかっていても、肉の繋がりはあまりにも魅惑的で抗いようがなかった。
細い癖にどこもそこも柔らかい身体へと、縋り付くように抱きしめる。
抱いた手で背や尻をまさぐって触り心地のよさを味わう。
金の髪に顔を埋めれば香にも似た甘い匂いに陶酔する。
「顔を上げてみろ」
「なん……だよ……」
オティヌスが命令し、じっと見つめてくる。
「……いいぞいいぞ。私に欲情してるだけじゃないな。
迷子の子供が親を見つけたばかりという顔をしているぞ」
「な……!」
愉快そうに笑われて、上条は頬を赤らめた。
恥辱を感じていても離れられない。
強く抱きしめたままの腕は、言うとおり子供が不安と恐怖を抱擁で払拭しているかのようだ。
「くくくっ、苛めすぎていたか。……ほら、ママのおっぱいをくれてやるよ」
「うあっ……」
胸の中へと顔だけを抱きしめられる。感じた事のない柔らかく暖かな感覚。
大きいというほどでもないが、決して小さいわけでもない美しい双丘に埋もれる。
続けてツンとした二つの感触が、頬の端に触れた。
上条はゾワリとした欲が腹の底で持たれ上がるのを感じた。
餓えにも似たソレはオティヌスへと向けられたものだ。
(な、に……考えてるんだよ俺は……!?)
在り得ない。コイツは敵なんだ。恋人でもなきゃ駄目だ。
否定する材料は幾らだってある。
けれども、それ以上に欲求がどんどんと膨らんでいく。
今すぐ、尖りのある乳首へ吸い付きたいだなんて。
「……辛いだろう。我慢せず甘えてもいいんだぞ」
その葛藤を察しているかのよう、優しく囁かれ、優しく頭を撫でられて。
もう抗することはできなかった。
それがオティヌスの演技だとしても、本気だとしても、判断できる余裕はない。
上条は決壊した理性に誘われるがまま、音が響くほど強く吸いついた。
「あっん、あっ……! 可愛らしいなお前は……!」
オティヌスは声をあげながらも、上条の頭を掻き抱き撫でる。
上条は唇で挟んだそこをじゅじゅっとストローでジュースを飲むように吸い付く。
柔らかさと固さを併せ持つ乳首を舐めて舌の上で転がす。
いい匂いをしているせいか、どこか甘いとすら思う。
「くっ、はぁはぁっ、じゅちゅっ、ちゅぶぶっ……!」
安息と興奮という相反する感情をぶつけ上条は猛っていた。
上条にとってオティヌスは、魔神で在る前に一人の人間であり少女であり母でもあった。
「く! んぅっ……! はぁっはぁっ……赤ん坊そのものじゃないか上条当麻……」
むしゃぶりつく様に乳房の先を含むと、オティヌスの呆れたような声。
左胸へと吸い付きながら右胸に手を滑らせると、乳首が凝り固まっているのが伝わってくる。
「ひゃっ、んんっ……!」
今度は右胸の登頂へと吸い付いた。小粒なそこは吸うと更に固くなった気がする。
甘噛みしながら強く吸えば1オクターブ高くなったオティヌスの喘ぎ。
聞いた事もない少女の響きが更に上条を高ぶらせたのか、唾液で濡れた左の乳房を存分に
揉みしだき、空いた左腕でオティヌスの腰を抱いて、身体を寄せていく。
「うあっ……!」
いや、そうしようとして上条が悲鳴をあげ止まった。
授乳にも似た未熟な性衝動が、オティヌスの動き一つで中断を余儀なくされたのだ。
「……甘やかしてやれば調子づきやがって……私にも楽しませろよ」
そそり立つ無防備なモノを握られる刺激。
上条より幾分か小さな手は少し冷たくてしっとりと柔らかい。
ただ触れられただけでも、高まっていた上条には十分な快感があった。
「童貞の癖になかなかいいモノだ……もうお漏らししているぞ」
言葉の通り、先端から発射の準備ができていると言わんばかりに先走りが零れている。
一度も触れていないのに、ここまで高まっているのだ。
オティヌスの胸を吸っているだけで射精に至ったかもしれない。
「う……! ぁ、はっ……うぅ……!」
上条はオティヌスに抱きつこうとする直前の体勢のまま、手コキで責められた。
ぬちゃぬちゃと、先走りを纏わせた手が上下へと動いた。
幹の根元から半ばまでを扱いたり、指だけで撫でるように擦る。
触られ始めたばかりなのに、ビクンビクンとオティヌスの手の中で跳ねる。
「元気がいいな……もっとしてほしいか?」
「あ、ぅあ……」
「ちゃんと返事をしろ」
「ぐぅぅあぁっ……!?」
睾丸を強めに握られて上条は悲鳴をあげた。
「おいおい、痛くしているのに気持ちよくなってるのか。とんだマゾ野郎だな」
「ち、ちがっ……」
細い可憐な指先が袋の部分に沈んで、玉を摘みコリコリと擦り弄んでいる。
ゆで卵が崩れるぐらいの力でそうされると、痛み以外の感覚もあるのだ。
たっぷりと精が詰まっているだろうそこをマッサージされて、上条のモノは
先走りが飛び散るほどに暴れていた。
「違うのならば言うべきことがあるだろう。早くしないと潰すぞ」
「うぐぅっぅっ……!」
ぎゅっと五指の間で二つの玉が握られ、今度は痛みだけがあった。
「き、気持ちよくしてくれ……!」
圧迫感が少しずつ増しててきて思わず叫んだ。
苦痛に幾ら強くとも、一度溶けた緊張は元通りにはならない。
「お・ね・が・い・し・ま・す、は」
「ああ、ぅぐぐっ! き、気持ちよくしてください! お願いします!」
「よろしい」
力は弱まってソフトタッチへと変わる。
そうまでされてるというのに、上条はオティヌスの肩へ額をつけて息を荒げているだけ。
離れるのはもっと辛いとでも言うようにもたれかかっている。
(くぅ……なさけねえ……)
そのような感情があっても、オティヌスに触れたいのだ。触れてほしいのだ。
原始の本能がオティヌスという女性の身体を求めてしまっている。
「躾というやつだが、あまり従順になられてもつまらないな」
「ぁっくぅ……」
そう言われても扱かれれば、反応せざるを得ない。
痛いぐらいに張り詰めた肉は虐められても、その大きさを維持している。
「まあいい、そんなお前も悪くない。羞恥を感じつつも欲情にまみれた雄の顔だ。
安心しろ。軽くイカせてやるよ」
「う、ああぁっ……!」
上条は思わず、すがりつくようにオティヌスを抱きしめた。
遠慮のない男をイカせるためだけの手淫が襲いかかってきたのだ。
竿全体をしっかりと右手で握りつつ上下に擦り上げる。
指先をカリの所へ引っ掛けるように擦られ、ビクビクと跳ねる。
先走りが滝のように溢れ落ちては手で撹拌されて、ぐじゅぐじゅと淫らな音を立てながら泡立つ。
その手の動きだけに上条は支配されて、頭をあげ仰け反ったり手の動きに合わせるように腰を振ったりしている。
そうあってもオティヌスへの抱擁は続けている。
「ほら、イってしまえ!」
「あ、ああ、出る……! うあぁぁっ……!!」
上下に扱かれつつ、尿道を親指で何度も擦られて、頂点へと至る。
液体というよりは固体染みた、濃い白濁の液が亀頭の先から噴出していく。
扱いている指が押し流されそうなほどの激流で、白い肌を汚れた白へと染めていく。
オティヌスは、心臓がもう一つあるかのように脈動し精を放つ肉棒を更に擦り絞り上げ、射精を促していく。
上条は目が眩みそうな快感にされるがまま、オティヌスの手の中へと欲を吐き出し続けていた。
「気持ちがよかったか?」
「…………ぅっく、はぁはぁはぁっ、ふっ、う、はぁっ……」
抱きつきながら手コキされていた上条は息を荒げながらオティヌスの肩へと額をつけ首肯した。
言葉を出さなかったのは、せめてもの反抗という訳ではない。
女性に初めて導かれての快感が強すぎて口が回らなかったのだ。
「……んっ……ほらお前も舌を出せ」
顎を上げるように促されてキスをされる。
優しくも官能的な口付け。
今度は疑問を浮かべる事もなく、舌を受け入れ絡ませ合い、濡れた舌の感触を気持ちいいとまた思う。
魔神の体質なのか、上条の意識の変化のためか、吸い付く唾液を甘く美味しいと感じてしまう。
重なる初めての行為に酔いしれ、ぬめる柔らかな粘膜を何度も擦れ合わせて
舌を伸ばし、お互いの口内を何度も味わい合ってから、ようやくのようにキスを終えた。
「まだまだ元気だな」
触れられて、びくんと上条の身体が震える。
出し切ったかのように思えた肉棒は、キスをしているうちにまた漲ってきているのだ。
「続きをしたいだろう?」
上条は唾を飲み込みごくりと喉を鳴らす。
自慰ならば一度出してすっきりとなるかもしれないが、肌の触れあいはただそれだけとはいかないよう。
「オティヌスとやりたい…………」
「ふふっ……可愛い奴だ。次は共に楽しむとしようか」
答える上条にオティヌスは身体を重ねると、二人で白いベッドへ沈み込んだ。
視界が黒と星が散りばめられた光景へと変わる。
瞬時にして、元いた空間に舞台を移し、中世風の豪奢な天蓋付きのベッドで横たわっていた。
ふかふかとしたベッドは二人分の体重をおおらかに受け止めていて、先程よりずっと寝心地がよさそうだ。
精液で汚れていた身体も綺麗になっていて匂いの残滓すら感じれない。
「オティヌス……」
世界の変化を気にもせず、気にも出来ずに自分の胸板で寝そべるオティヌスを上条は抱きしめた。
もっともっとオティヌスに触れたくてしょうがないのだ。
もしこの光景を上条の友人が見たとしたならば、驚き戸惑うに違いない。
裸のまま、情愛と思慕に満ちた表情で魔神の少女を抱きしめている様は
二人が恋人か、それ以上の深い関係だと確信せざるを得ないだろう。
誰にも見せたことも作ったこともない表情で、上条はオティヌスを見つめていた。
オティヌスは上半身を起こし上条に跨ったまま満足げに微笑む。
上条は少しでも触れていたいのか、口をあっと開いて寂しげに眉を顰める。
「案ずるな。このほうがお互いに楽しめる。さてどうしてほしい」
そう言って悪戯と挑発を含む視線で上条を見つめてくる。
純金で織ったかのような一切のくすみないブロンドをなびかせて、胸を軽く手で持ち上げたり
横向きになって均整のとれた脚を伸ばし太腿を見せ付けたりしてくる。
透き通りそうな白磁の肌艶は染み傷一つもなく、可憐さと優美さを併せ持つ肢体は
文字通りの意味でオティヌスが神であると伝えてくるよう。
しかし目の前の少女は天上に鎮座するだけの存在ではない。
悪夢染みた黒の世界の中で、生々しいほどの熱と匂いを伝えてくる。
今の上条には、少女だけが現実なのだ。
「凄くオティヌスに触りたいんだ……」
「ぁんっ……ふふっ、やっぱりか……おっぱいがまだまだ恋しいのか」
「うん……」
乳房に両手を宛がって、頷く。
「ふふふっ、はなっからそんなに素直なら、私ももう少し優しくできたかもしれんな。あ、んんっ……」
そう言って、触りやすいように身体を屈めてくれるオティヌスの胸へと触れた。
抵抗なく指が入り込み、マシュマロを摘んだかのような感触が気持ちよかった。
柔らかさをもっと味わおうと、上条が指を沈めるとまた違う感覚がある。
魔神の少女の実年齢は不明だが、肉体は外見通りの成長途上で止まっているのか
柔らかな乳房の中にほんの少しの硬さがあった。
しこりにも似たそこへと伝わるように強く力を入れると、びくっとオティヌスの身体が揺れる。
「んっ……そこは敏感なんだ。もう少し優しくしろ」
「ぁ……わ、わるかった……こんな感じでいいかな……?」
注意されたので、緩めて撫でるようにすると
「それでいい……ん、ふぁ……」
鼻にかかった声で感じているというのがわかり、嬉しくなってきて更に動きを変えた。
双丘の付け根へ、両手の中指と親指を宛がったまま擦るように手を回すとプルプルと胸が揺れる。
今度は力を入れすぎないように揉むと、いつまでもこうしていたいぐらいの幸せな感触がある。
擦り、撫でるように手をかき混ぜれば、しっとりとした肌触りがあって、小粒の乳首が掌で弾けた。
触れる事に、白い肌がうっすらと赤らみ色づいていく。
「くっんぅ……童貞にしてはなかなかだぞ……あ、んんっ……」
感じやすいのか、オティヌスが触られながらも褒める。
頬も朱に染まってきていて、元々の白い肌と相まって薄紅の桜にも似ていた。
「ご褒美をくれてやる」
「うっあぁ……!」
上条は新たな刺激に悲鳴をあげた。
オティヌスが上条の腰に跨ったまま、真上にそそり立ったモノを太腿で挟んだのだ。
女の子座りをしているオティヌスの白い脚の間から、亀頭がはみ出ているのが上条には見えた。
「あっ、んっくぅ……こら、優しくと言っているだろう」
やたらとすべすべしている柔肌がぎゅっと圧迫してきて、思わず胸を握り締めるようにしてしまう。
「ふふん、お前がちゃんとできないのなら私が楽しむまでだ」
「うわっ、あ、すげぇ……締まる……!」
オティヌスが太腿を押し付けるように上条のモノを摩擦し始める。
眼前にある膝頭が交互に前に出て、その度太腿が纏わりつく。
胸板に置かれた手を支点にオティヌスが身体を揺らせば、むにゅむにゅっとした
柔らかな腿肉が、幹の根元から先までを握るように扱いていく。
「なんてだらしない顔をしてやがる……そんなに気持ちがいいのか?」
「あ、はぁはぁ、う、きもちい……」
ろくに言えていない。
ただ、もっとしてほしいと主張するように、オティヌスの脚を撫で擦って揺らすのを手伝っている。
「ならば、こういうのはどうだ?」
「は、うぅっ……!」
ぐちゃりとしたぬめりと、本能に響くような柔らかさに襲われた。
オティヌスが身を乗り出して、肉棒そのものに跨ったのだ。
「これは私も……あ、っぅん……気持ちがいいな……」
お互いの性器の表面だけを擦れ合わせる擬似的な性交。
すでに濡れている二人のそこはくちゅくちゅと湿った音を立てている。
「……おい、あまり見るなよ」
「そ、そんなこと言われたってさ」
上条が見つめるオティヌスのそこは無毛で、薄く口を開いているようだ。
縦の割れ目が浅黒い肉棒を挟むように食んでいて、腰が前後に揺れる度ぐじゅぐじゅと絡み合っている。
幼さの残るそれは艶かしくもツヤツヤとぬらつき、自身と擦れる様を見ているだけで、ビクビクとモノが震える。
「ぅくっ……暴れ過ぎだ……」
きっとオティヌスも感じているのだろう。
上条が揺れに合わせて腰を動かせば、冷徹さや余裕の仮面が剥げ落ちた、内の表情が垣間見える。
隠し切れない恥ずかしさや性感の戸惑いを覗かせている。
そんな顔をもっと見たいし、もっと繋がりたいと、そう思う。
上条にとってオティヌスはもうそういう対象で、それを受け入れているのだ。
「……そろそろ我慢できないか?」
「う」
見透かしたようなオティヌスの問い掛け。
言う通り腰が無意識に動いていて、亀頭の部分を割れ目へと押し付けるようにしている。
ほんの少し位置を調整すれば、挿入できるだろう。
「ふふん、童貞はせっかちだな」
「しつこく言わないでくれよ。オティヌスとやりたいんだ」
ものほしそうに見上げる上条の視線を受けてオティヌスは肉食獣の笑みを浮かべる。
頑固や我慢強いを通り越している上条に、そうまで言わせた事実に満足感を覚えている。
「いやらしいな上条当麻……私もじゃれているだけでは物足りなくなってきたところだ」
腰を上げると、擦れ合わせていた性器はねちゃりと糸を引くほどに濡れていた。
見える薄い襞は、色素が薄いのか白とピンクの中間の色をしていて酷く生々しく映る。
そして体重で潰されていたモノは、真上を向くほどに屹立して準備万端と主張しているようだ。
「では共に楽しむとしよう……く、んぅ……!」
「うあぁぁっ……!」
騎乗位の体勢で、ゆっくりとオティヌスは腰を下ろしていきモノが少しずつ飲み込まれていく。
柔らかいのにきついという矛盾。
つぷつぷと亀頭の先まで入り込んでいく最中
「やばいっ……で、でるっ」
「な……んっ、あぁっっ……!」
あっさりと上条は絶頂してしまう。
すでに昂ぶっていた性感は初めての刺激に耐え切れなかったのだ。
「…………おい貴様」
「うぅ……でちまった……」
「顔を隠すな。乙女かお前は」
恥ずかしいのか、寝た姿勢のまま顔を両手で隠している上条。
オティヌスは先端だけをまだ入れたまま、呆れ顔で見下ろしている。
ちなみに文字通り先走った白濁の液は膣口辺りから、だらだらと垂れ落ちていた。
「ちっ、早漏が……さきっちょだけ童貞捨ててそれで満足か?」
「だあぁあぁっ! 言わないでくれ!」
「……まったく。台無しだ。共に楽しむといったばかりだろうが。だが……まだできるようだな」
勃起したモノはまだ硬いままで、真上の角度を維持している。
「次はちゃんと我慢しろよ」
「あ、ああ……」
そして今度こそオティヌスの中へと、上条のモノが導かれていった。
「くぅっ、ん、あっ……!」
「うっくぅっ……」
オティヌスは仰け反るように顔を上げ甲高い声をあげる。
上条も、初めての女性の中の感覚を受けて苦しみにも似た呻き声をあげた。
「動くなよ……私がしてやるから……」
しばしの時間を経て、オティヌスが繋がったまま上条の腹に手を当てつつ、中腰の姿勢から腰を下ろしていく。
暖かく包まれる感覚に上条は息を吐いた。
気持ちがいい。
肉棒が半ばほどまで入っていき、きゅんきゅんと痛いくらいに締め付けられる。
ぐじゅぐじゅに濡れた膣内が、進むたびに纏わりついてくる。
ゆっくりと、焦らすようなオティヌスの動きが、更に快感を高めているようにも感じる。
「ふっ、んぅ、ふぅぅっ……どうだ、私の中は?」
「すげぇ気持ちいい……最高だ……」
根元まで肉棒が飲み込まれていて、お互いの股間が完全に密着しているのがわかる。
オティヌスの美しい肢体を見上げて、モノがまたも勝手にビクつく。
「くぅっん……元気過ぎるぞ……動くなと言っているだろ……」
「む、無理だって……」
入れているだけでも気持ちがよくて疼くのだ。
命令されていなければ、乗っているオティヌスを下から突き上げていたに違いない。
「私が可愛がってやると言っているんだ。いいから受け入れろ」
「うぁっ……!」
オティヌスが腰を浮かせると、ぐじゅるっ! っと濁った音が結合部から響いた。
次は腰を沈ませて、ドロドロに濡れた性器がオティヌスへ飲み込まれていく。
腰から性器の先までが、暖かな肉に吸われているような感覚。
手や太腿で扱かれるのとは全然違っていて、包まれたまま溶けてしまいそうだ。
リズムよくそれが何度も何度も襲い掛かってきて、上条は鈍く呻いた。
「いいぞ……可愛らしい顔で喘ぎやがって……」
オティヌスが腰の動きを変えないまま、覆い被さってきて上条の頬や唇へキスの雨を降らす。
舌を伸ばして舐めあって、唇と性器で粘膜を擦れ合わせる快楽に酔いしれる。
「うっくぅっ……」
キスを止めれば、オティヌスが腰の動きを変えて上下動だけではなく捻りを加えてきた。
見上げる胸が軽く揺れていて、引き締まった腹が捻りと腹圧で窪み中をきつく締め付けてくる。
かと思えば、腰をゆっくりと動かすようにしてきて優しく包みこむ。
時折気持ちよさそうに吐息を零しながら、うっすらとした笑みを浮かべている。
「まるで……食べられてるみたいだ……」
「くくくっ、あながち間違いじゃない。神に供されるのはよいだろう?」
「うん。また……いっちゃいそうだ……」
いやらしく笑い、腰をくねらせる少女を味わって、味わわれて、もう射精が迫っていた。
「早いぞ……お前だけ何度もいきやがって。私ももう少しだから奉仕しろ」
そう言いながら、上条の手を握って自身の乳房へと押し当てる。
喜んで、撫で擦るように胸を弄くり感じさせようとする。
「あ、はんっ……強くしてもいいぞ……あくぅっ……!」
大きく腰を揺らすオティヌスの言葉に従うと甲高い声が返ってきた。
柔らかい胸をぎゅっと握るようにすれば、刺激が強いのかオティヌスの中もぎゅっと強く締め付けてくるようだ。
「んぁっ……あ、あまり暴れるな……!」
「もっと奉仕したいんだ……」
気付けば上条のほうも下から腰を使いオティヌスを突き上げていた。
動いてくれる時とはまた違った当たり方に、快感の質も変わる。
してくれるのもよいが、上条は自分からするほうが好みのよう。
いってしまいそうになるのを堪えつつも行為を続けていく。
胸を揉みほぐすようにして、張りのある肌を両手全体で味わう。
軽い身体を腰だけで持ち上げ、膣内を掘り進める。
「んっくぅ、はぁっ、困った奴だ……大人しく丸呑みされていればいいものを」
言いながらもリズムを合わせて腰を押し付けあい、お互いに快楽を与え合い貪り合う。
魔神であろうとも人間であろうとも、快感そのものは変わらない。
導き導かれるがまま、ただただ到達点へと二人向かっていた。
「で、でそうだ……!」
「あっ、あっ、い、いいぞ……わ、たしも……!」
じゅっじゅっじゅっじゅっと、縦の動きが小刻みに速くなっていく。
上条のモノは脈動して、オティヌスの中が収縮し締め付けていく。
少年も少女もそれを感じあって更に昇りつめていく。
「っぅっあっ……!」
「くふぅっ、んんぅっっぅっっ……!」
音がしそうなほどの勢いで精液が膣内へと放たれた。
どくんっどくんっと撃ち出すかのごとく、少女の膣内を雄のエキスが満たしていく。
オティヌスの中がきゅうきゅうと絞り上げるように締め付けてきて
ポンプにでもなったかのように中へと吐き出していく。
ぼやけた瞳で見上げれば、仰け反ったオティヌスの首筋から汗が流れて
噛み殺しきれていない喘ぎが口元から零れるのがわかる。
身悶えしながら上条の腕に身体を預けていて、感じているのが伝わってくるよう。
上条はそれを手助けするように、最後の最後まで精を注ぎ続けていた。
「……一体どれだけ出すつもりなのだ……お前は……」
「はぁはぁっ……う……」
射精を終えた後も繋がったまま、オティヌスが口を開いた。
絶頂したばかりのためか、抑揚ない喋りで疲れているようだ。
「だが……よかったぞ。私の世界にはお前も連れていってやる……
くっ、んんんっ、しかし……今すぐ魔術を使うのは難しいな……」
けだるさに包まれた身体と手には力が入らず、思考もおぼろげだ。
あまりに永い期間感じていなかった男女のまぐわいに、魔神の少女といえども強い疲労を感じていた。
「ひゃぅっ!?」
その少女が聞いた事もないような突拍子のない声をあげる。
繋がった姿勢から、緩やかに腰をあげようとしたオティヌスを上条が引き戻したからだ。
「な……お、おまえ……」
信じられないように驚いているオティヌスを上条が見上げる。
その瞳は黒目がうっすらと縮まっていて獲物を見つけた獣を彷彿とさせた。
「世界とか、魔術とか、どうでもいいんだ……
今はもっと、もっと、もっと、オティヌスを愛したい」
身を起こし、逆にオティヌスをベッドへ押し倒した。