【グリザイアの楽園】楽園Another~雄二はみんなのもの!~ 作:千月華音
「わあ……っ! すごい、綺麗! 宝石箱をひっくり返したみたい!」
小型旅客機を借りてラスベガス上空を飛んでいた。
みちるとハネムーンに行くと一姫に言ったら、すべてプランを組んでくれた。こういう気遣いだけは素早い。助かったが。
美容院で着飾ったみちるは、髪をいつものツインテールではなく上にひとつにまとめ、複雑に編み込まれて綺麗な宝石で飾られていた。ドレスもそれほど露出は激しくないが、丈の長いフワリとした身体にフィットしたもので、見ているだけで押し倒したくなるほどそそられる。
一応お目付け役みたいな感じでJBがついてきているが、ごゆっくり、と言って後ろの座席に行ってしまった。
この場にいるのは俺たちだけ。
すぐにでも手を出したいのはやまやまだが……。
今はみちるにこの旅行を楽しんでもらいたかった。
「もうすぐ着陸するから、シートに座っていろ」
落ち着きなく窓の外を見ているみちるの後ろ姿に近寄り、腰を引き寄せた。
子どもを産んだせいか尻が大きくなった。それを撫でながら俺の膝の上に座らせた。
「……ちょっと」
「ん?」
「ここ、雄二の膝の上。座席じゃない」
「俺が座っているんだから同じことだ」
「どこがよ! あっ、……ちょっ! 固くさせるんじゃない!」
「さっきから固いが」
「あんたね……! 常にこの状態なわけ?!」
「みちる。綺麗だ。おまえでも女に見えるようになるんだな。これならどこに連れて行っても自慢できる。ほら、うなじを吸い上げてやるぞ」
「あっ……、くぅ……、ダメだってば! キスマークつけないで!」
「もしもーし。お二人とも、シートベルト着用のサインが出てるわよ」
JBがやれやれといった感じで後ろから来てしまった。
仕方ない、みちるを離してやろう。
渋々離すと、みちるはホッとするかのように反対側の座席に座り、ベルトを締めながらJBを見上げた。
「ねぇ、タナ子はついてこなかったの?」
「私も飛行場までです。あとはお二人で楽しんでください。雄二、ちゃんと彼女をエスコートしなさいよね」
「言われるまでもない。一姫には感謝すると伝えておいてくれ」
「それはあなたが直接言ったほうが喜ぶわ。ちなみに費用はすべて公費扱いだから、その分仕事で返してもらうわよ」
一姫が喜んで引き受けたときから、貸しが出来るのは覚悟していた。
しばらく現役から退いていたが、俺は死んだことになっている。仕事といっても非公式なものだろう。
投げキッスをしてその場から立ち去るJBを見送ると、みちるが不安そうな顔で俺を見ているのに気づいた。
「雄二……。仕事って、何をするの?」
俺の前職を知っているせいか、また危険なことをするのかと思っているのか。
心配するな、と言いながらみちるの頭をクシャッと撫でた。
「前みたいに危険な仕事はない。暗殺とテロ制圧は俺の管轄じゃなくなった。情報収集が主な活動だろう」
「春寺さんみたいなこと?」
「まあ、そうだ。それでも拠点の潜入捜査だからな。あいつは中央で指示するだけだから、俺はあいつの指示に従うだけだ」
「雄二……もう危ない仕事しちゃいやだよ」
「心配してくれるのか?」
「雄二が帰ってくるのを待つのなんて、もうやだもん。前みたいに学園でずっと一緒に過ごせたらいいのに……」
「みちる」
ベルトを外し、みちるの隣に座ると、不安そうなその顔を持ち上げて口づけた。
「俺はちゃんと帰ってくる。おまえと一縷が待ってるんだからな」
「ほんと……?」
「それとみんなもいる。そろそろ幸あたりが妊娠するかもしれないし」
「…………。ちなみに、幸とは何回くらいえっちしたの?」
「朝昼晩としてるぞ。5分くらいだが、それでも中出しする時間くらいはある。早漏にはなってないから安心しろ」
「あたしよりしてるじゃない……っ!!」
「このハネムーンで幸よりたくさんしてやるから」
「なんの慰めにもなっとらんわ!!」
まだ文句を言うみちるの唇を吸い上げる。
そうしながらもドレスの隙間から柔らかな胸を揉みしだいた。愛撫で蕩けだすみちるに、興奮が抑えきれなくなる。
麻子みたいに暴走する気はない。
しかし感情はすでにとっくに暴走状態になっていた。
後遺症などに負けてたまるか。
俺は屈服しない。みちるを愛するためなら、どんな状態にも耐えてみせる。
ベガスでみちるとポーカー、スロット、ルーレットと一通り楽しんだ。
ルールを良く知らないみちるに教えてやりながら、決められた予算内で適当に遊ぶつもりが。
バカほど運がいいとはいうが。
まさか予算の50倍も跳ね上がるほど儲けが出るとは思わなかった。
「あのぉ……、もうこれ以上はいいのでやめときます」
「そうしろ。ディーラーがほとんど顔色を失ってる」
おかげで。
ベガス一の超有名ホテルの最上級の部屋に泊まれてしまった。
もともと予約していたホテルでもよかったのだが、カジノのオーナーが出てきて勝手にこの部屋を割り当ててしまったらしい。よほど俺たちを追い出したかったのか。
「…………。ねえ、雄二。ホントにここに泊まってもいいの?」
「俺に聞くな。当てたのはおまえだ」
「あとで返せとか言わないかな」
「それが出来るならとっくにあそこから摘まみだされてるだろう。分不相応だが、せっかくだ。ゆっくりと二人で過ごそう」
そう言った途端。
みちるは、わーい、と素直に喜んで窓際まで走っていった。
調子のいいやつだ。
大きな張り出し窓から外のバルコニーに出て、ねえ雄二、夜景がとってもきれい! とはしゃいでいる。
そんなみちるを微笑んで見ながら、冷たいシャンパンを用意した。
「ねえねえ、雄二! このチョコレートすごく美味しい!」
「後で土産にでも買っていくといい。確か下のフロアの売店にも同じものが売っていたぞ」
「うん! あ、それなに? 炭酸ジュース?」
「シャンパンだ。もうおまえも母親になったわけだし、酒くらい飲めるだろう」
手渡すと、みちるはシャンパンを見ながら、「一縷…」と呟いた。
やれやれ。
母親になったと言ったのは失敗だったか。みちるに思い出させてしまった。
「こんなことしてて、いいのかな……」
「いまのうちだけだ。これから子育てで忙しくなるぞ。今日だけは俺のことだけを考えろ」
「……ねえ、雄二。あたしとえっちがしたくて、この旅行に連れだしたの?」
「そうだ」
「でも雄二は、あたしだけじゃないんでしょ。天音が見てたのを知ってるってことは、天音から聞いたんだよね」
「病室を出たときに気づいたけどな。その後天音を抱いて本人もそう言っていた」
「やっぱり……! 雄二、どうして?!」
「なにが」
「雄二は誰が好きなの? あたしはいったい雄二のなに? 結婚だって、あたしが妊娠したからしたんじゃない!」
「……みちる」
「あたし、雄二がわかんない! 学園にいたときから、そう! 雄二は誰のものにもならないんだって、わかってた!」
「みちる、聞いてくれ」
「いや……! 聞きたくない!」
「おまえだから言うが、俺がいま一番欲しいのはおまえなんだ、みちる」
「うそ!」
「正直に言うけどな、俺は師匠の麻子に心を奪われた。死んでからようやくそれに気づいたわけだが、気づいたときはもう手遅れだった。だけどな、みちる。おまえを考えると勃ちっぱなしになることに気づいたのは、おまえが妊娠したとわかったときだった。手遅れじゃなかったんだよ。むしろすぐ手の届くところにおまえがいたんだ」
「…………」
「おまえがバカで本当によかった。みんなみたいに避妊していたら、俺はこの気持ちに気づくことができなかっただろう。麻子みたいに手遅れになっていたかもしれない。だからみちる。二人目を作ろう。天音に中出ししてしまったが、おまえにも射精できるくらいは頑張るから」
「……その最後のセリフがなければいい感じだったのに」
「一姫にだいぶ絞り取られてしまったせいでもある」
「あんたね……! タナ子は実の姉だろ!」
「みちる。これから二人で思う存分セックスしよう。さ、乾杯だ」
――チン……
グラスを合わせる。
シャンパンを飲むみちるを見ながら、その身体を抱き寄せた。
柔らかなソファの上で口移しでシャンパンを飲ませると、みちるは何か文句を言う言葉を飲み込んでその口づけを受け入れた。
はふ、と熱い吐息でキスに酔いしれていく姿に、頭の中が沸騰しそうなほどの劣情に侵されていた。
……おかしい。
どう考えても普通じゃない。
俺はこんなにこの女に溺れていただろうか。
さっきみちるに言ったことは本当だ。みちるが妊娠したとわかったときに覚悟が決まった。俺の女はみちるしかいないとそのときは思った。……その後みんなにも手を出してしまうが。
みちるの頬を指でなぞる。撫でながらうっとりと俺を見つめる瞳に魅入られ、我慢できずに深く口づけた。
……みちる。
辛かったら交代してくれても構わない。
もうひとりのおまえに助けを求めろ。
壊したくない。だが、もう……とめられない。
「は、ふぁ……ゆ、雄二……」
「みちる、目を瞑れ……」
「ベ、ベッドに……」
「さっきのシャンパンに筋弛緩剤を混ぜておいたんだ。おまえの力を抜かせたくて」
「はい…っ?!」
「力を、抜いて……リラックスしろ」
ソファの上で動けないみちるを見下ろし、ドレスを捲ってガーターごと下着を剥ぎ取った。
すでにぐっしょりと濡れている秘部に軽く手を当てると、ビクッとその熱さに驚いたかのように震えが走った。
「ゆ、雄二……」
「身体中から熱が籠もっているんだ。手だけじゃなくて」
「お、落ち着こう。ね? いったん深呼吸しよ? そうだ、シャワーでも浴びてすっきりすれば」
「天音を抱いた後からこうだった」
「……っ?!」
「熱がひかない。興奮がちっともおさまらないんだ。……麻子もこうだった。ブースタードラッグは戦闘能力を向上させるが、同時に性欲も増幅される。困ったことに薬物は抜けても、脳幹にまで影響するその性欲だけはどうすることもできない」
「…………」
「前に風俗でこうなった状態で、売春婦を一人、廃人に追い込んだことがある。彼女は会社からの手当てで生活保障されたが、俺にされたことは生涯PTSDとなっているだろう」
「…………」
「みちる。おまえしかいないんだ。俺の興奮を覚ませるのは。手酷く抱くことはしない。だが今からすることは終わりが見えないかもしれない。……それでもいいか?」
「う……」
「みちる」
「あ、あたししか、いないんだよね……? 天音じゃ、雄二を満足させられなかったんだよね?」
「ああ」
「タナ子でも……? 他の、みんなでも?」
「だからおまえを連れてきたんだ。みちるのことしか考えられなかった」
「しょ、しょうがないなあ……! もう、雄二ってば、やっぱりあたしがいないとダメなんじゃない! ほ、ほら、さっさとベッドに連れていきなさいよ。変なもの飲ませたせいで動けないんだから……!」
腕を伸ばしてくるが、その手が小刻みに震えていた。
そんなみちるの優しさに笑みを浮かべ、こめかみに優しくキスをすると抱き上げた。
「大丈夫だ、いつかおまえを棺桶に閉じ込めたときほど時間はかからない」
「あたりまえよ! 三日もセックスしてられるか…っ!」
「語尾が震えているぞ」
「む、むしゃぶるいってやつよ。むしろどんなことされるのか楽しみで仕方ないわ!」
「みちる。きつかったら言うんだぞ。もうひとりのおまえを助っ人に呼んでもいいからな」
「やだ……! あたしの雄二なんだから、あたしとしなきゃヤダ!」
「すぐに交代すると思うぞ」
「ぐ……っ!」
「そんな顔をするな。おまえを泣かせるつもりはない。……泣いて悦ばせたいだけだ」
ベッドに下ろし、不安そうに見上げてくるみちるにできるだけ優しく微笑んだ。
いつもと変わらない、普段と同じセックスなのに。
まるで処女みたいに怯えている。
むしろ、それ煽られてるようなものだ。
最初は少しずつ、みちるを快楽に溶けさせていこう。
油断しきった頃に、……はじめるか。
「みちる、目を瞑れ」
目元を手で覆い隠すと。
ドレスを少しずつ脱がしていきながら、口づけと愛撫で甘い吐息を引き出していった。
いつのまに夜が明けたのか。
窓の外を見ると、朝陽が昇っていた。遠くに見える街並みはまだ眠っているように静かだ。
みちるを見下ろしてみる。
さっき気絶してからまだ5分くらいだが、身体はビクビクと痙攣していた。
意地っ張りなみちる。ついにあの女に助けを求めなかったな。
髪を下ろした状態のみちるを下から掬い上げるように持ち上げて、ベッドに座った状態で股を開かせて背後から抱きしめた。
しなやかで細い身体。なのに尻と胸だけはデカくなっている。これも子供を産んだ影響なのだろうか。
胸を愛撫しつつみちるのうなじに吸いついた。呻き声のような吐息。だが声から感じている様子が伝わってくる。
正直なところ。
抱けば抱くほど――やめられなくなっていた。
そろそろ解放してやろうという気持ちもあるにはあるが、こうして触れているだけでまた抱きたくなる。
それほど性欲を刺激する身体とは思えないのに、今もこうして意識のないみちるに興奮している状態だ。
俺はどうしてしまったんだ。
射精してないせいだろうか。出そうと思えば出せなくはないが……。
ほとんどみちるがイくのを見て満足していた。こいつが背をのけ反らせて潮を噴き出すたびに達成感を得てしまっていた。
そろそろ……。
終わらせてやるか。
みちるのおかげでだいぶ落ち着いた。身体はまだ満足しきっていないが、どんなに苦しそうでも俺を求めてくれたことが嬉しかった。
腰を掴んですっかり慣れた膣内へと分け入ると、ビクン――と内部が引き攣るように締め上げてきた。
いいぞ……形を覚えている動きだ。
ゆっくりと回すように動かし、カリ首で擦りつけるように内部の性感帯を刺激していく。ここだ、このザラつく部分――本人もよくわかっていない男の本能を刺激する場所。
何回も根気よく慣らしたおかげで、気絶しても反応するほどそこは応えてくるように騒めきだした。
「く……ぅ……」
腰が砕けそうになるほど気持ちいい。
みちる……目を覚ませ。
おまえが何度も気絶したところだ。そこをもう一度刺激して起こしてやる。
「あ……ふぁ……」
「おはよう、みちる」
顔を向けさせて口づけると、まだ自分がセックスしているという状況に気づいたのか、口の中で何かを呟いた。
「ゆ、……じ……」
「気持ちいいか?」
「き、……気持ち、……悪い……」
「嘘をつくな。身体は悦んで反応してるくせに」
「こ、こんなことされたら、誰だってこうなる……はぅんっ」
「自分で足を持って開くんだ。動くぞ」
「あっ、やっ、あんっ、ま、まだ、なのっ、まだ、雄二、イってない、のっ?!」
「終わらせるのがもったいない。おまえが俺をイかせるんだ」
「ああぁんっっ、な、なんでそこばっかぁっ」
耳を劈く嬌声。自然と足を折り曲げて誘い込む腰の動き。そして突くたびに震えて柔らかく包み込む膣内。
これでやめようと思ったことも忘れるほど夢中になる。
またみちるが結合部から蜜と潮を垂れ流した。その助けも借りて思いきり深く強く突き上げていく。
腰をぎゅっと抱きしめてうなじを吸い上げたそのとき。
窓の外から――何かが降りてきた。
ロープを伝って、防弾服に身を包んだ男たち。
バルコニーは閉まっている。だが、そこを慣れた手つきでガラスカッターで切り出していた。
……刺客か。
みちるはイってる状態で気づいていない。
こんな姿を見られたと知ったらこいつは当分立ち直れないだろう。
態勢を変えてみちるをベッドに押しつけると、後背位のままベッド下に隠しておいた銃を取り出した。調整はしている。サイレンサーも付いていた。
「あ、あぅ、やっ、し、子宮に、入っちゃやぁんっ」
「みちる、その子宮の口を開けて、俺のを咥えてろ」
「はぅんっ、んっ、ゆ、雄二の、カリが、入ってきたぁ……っ」
みちるが俺のペニスの形を子宮の口で味わっている頃を見計らい。
忍び寄る音で人数を数えていた。……三人。どいつも俺たちのセックスをガン見してやがる。
こっちが気づいていることを知らないうちに。
素早く三発撃ちこんだ。どれも眉間を狙い撃ちで一瞬で倒れた男たちに、絶命を確信した。
パシュッ――という乾いた音に、みちるが不思議そうな顔で振り返ろうとしたが、その隙を狙って深く口づけた。
舌を絡ませながら続きをしていく。……不思議なことだが、殺した高揚感がセックスの興奮を相殺してくれた。
あとで身元を確かめてやる。JBのやつ、俺の情報は漏らしてないとか言ってたくせに。
だが、今は――。
俺のを子宮の入口で感じて、身体を捩らせて飲み込もうとしているみちるに、望むものを出してやりたかった。
「みちる。……俺のが欲しいか?」
「うん……っ! ちょうだい、……お願い、出してぇ……っ」
「よし、そのまま咥えていろ。いま、出してやるからな……」
上から押しつけるように腰を抑えつけ、大きくがに股に開いたみちるの脚と押し潰れた胸に目を奪われながら。
やっと込み上げたまま堰き止めていた精を、子宮の中に直接注ぎこんだ。
「あ、……あ……ぅあ……」
「ふぅ、……よほど、……欲しかったんだな。子宮が動いて飲み込んでいるぞ」
「や、やっと……出して……くれ……たよぉ……うわあぁん……」
「こら、泣くな。もっと泣きたくなるようなことも、たったいましたばかりなのに」
「ほへ?」
「こっちを向くんじゃない。ほら、もっと口を締めて絞り取れ。俺の残滓はまだこんなものじゃないぞ」
「う……ん……チョロ、チョロって……出てる」
「実況中継するんじゃない。まったく……恥ずかしくないのか」
「は、恥ずかしいって……なに? いまさらなに言って」
「いいから、こっちを向くなよ。ほら、あともう一回、バックから動くぞ。これで終わりだ」
「あっ、あっ、すごい、かたぁい……! おっきい……! 好き……っ!」
「俺が? それともこれが?」
「雄二が好きなのぉ……っ!」
「可愛いやつ。ほら、みちる。ここをもっと、押し当ててやるぞ。やっとおまえもここでイけるようになったしな」
グリグリと天井付近のカズノコを刺激すると、もうそれだけでみちるは感じた声をあげて全身を震わせた。
すっかり感じるようになったな。
時間をかけて、快楽を引き出した甲斐があった。……よかった。こいつを壊してしまわないかと不安だった。
みちるを突きながら、チラリと背後を見る。
おそらく身元がわかるようなものは身につけていないだろう。指を切り取って指紋を照合するか、眼球を抉り取るしかない。
この部屋にいるのが俺たちだとわかっていた様子だった。動きに躊躇いはなかった。
……この部屋は引き払おう。
カジノで目立ってしまったせいか。みちるが悪いわけじゃない。俺が付き合ったせいだ。
みちるの髪に口づけながら、後ろから激しく突きまわしていく。
もう一度、ここでイかせてやるぞ。
おまえは知らなくていい。知らないまま気絶してくれ。巻き込んでしまってすまない。
「ほら、……どう、だ? 俺のが当たるたびにおまえの中がギュウギュウに締まってくるぞ」
「はぁ、ん……っ、な、なんで、こんなに気持ちいい、のぉ……」
「おまえの中がよすぎて興奮しっぱなしだからだ。こんな太さ、今まで味わったことないだろう」
「あう、雄二のがまたおっきくなったぁ……っ!」
「イってしまうんだ、みちる……! 俺のでもっともっと、感じろ……!」
もうダメ、と言って伸ばされた手に指を絡め、なおも動きを早めていく。
死体が散乱するスイートルームで。
無我夢中に絡み合っていた。
連続投稿です。
書いては修正、修正、また修正と、何度もやり直し。
時間がかかってしまいました。
みちるとの蜜月を書きたかったのですが。
あまりエロが書けませんでした。
申し訳ありません。
なぜみちるなのかというと、最後のコロシをしながらのセックスが書きたかったからです。
みちるくらいしか、気づかない女はいないでしょう。
蒔奈だと雄二と一緒になってエッチしながら銃で撃ちそうです。
そっちでもよかったけど、みちるのほうが書きやすい。