【グリザイアの楽園】楽園Another~雄二はみんなのもの!~ 作:千月華音
「ねぇねぇ、チルチル!」
病室に飛び込むように入ってきたマキナが、ベッドを乗り越えて近づいてきた。
ちょ……、アンタ、いつもそうだけど、顔近いわよ。
そのタヌキ顔で目をクリクリしながら来られると、何もかも白状したくなっちゃうんですけど。
それが狙いか?
「聞いたのよさ、お兄ちゃんにお迎え棒されたんだって?」
お迎え……棒?
棒ってなんだ?
マキナの手にアイスバーが握られている。下の売店で売ってるやつだ。ミルク味の、私が好きなやつ。
くれるのかと思ったけれど、マキナはそれを下側から掬い上げるように舐めた。なんだ、自分のか。そんな見せつけんでもいい。
その手に持つ棒を見て、ああ……! となんとなく察しがついた。
そうか、お迎え棒ってそういうことか。
「あ、当たり前よ! あたしは雄二にお迎えされたんだからね、アンタとは違うの!」
ちょっとよくわかんないけど、あれだ。お見舞いに雄二が下の売店で買ってきたアイスバーをくれたんだっけ。ちょうど甘いものが食べたかったから嬉しかった。
あのアイス、棒が当たりだったんだよね。早く交換してもらわないと。
「いいなぁ。私もお兄ちゃんに押し出してもらいたいのよさ」
「押し出す……?」
「妊娠しないとダメじゃんか。お兄ちゃんのぶっといアレで子宮の穴をほじくられたいのよさ」
「な……っ?!」
なんでこいつ、それを知ってんだ!
え……? お、お迎え棒、って……、まさか……。
棒って、雄二のアレのことぉ?!
「こら、蒔奈。病室ではしたないことを大声で言うな」
「あ、お兄ちゃん! ねえ、赤ちゃん見てきていい?」
「今は眠ってるが、それでもいいなら行ってこい」
うん! と言って出ていくマキナを呆然と見送った。
ちょ……待て。どういうことか説明を……マキナァァ!!
「みちる、出産お疲れ様。よく頑張ったな」
雄二の手が頭の上を撫でたが、それを振り払ってギッ――と睨みつけた。
そもそも、元はといえばこいつのせいで……!
「誰が陣痛起こしたと思ってんのよ! アンタのせいでしょ!」
「出産予定日だったし、問題ないだろう」
「アンタね……! マキナにまで知られてるじゃない! どういうこと?! ビーチでセックスしたの、なんであの子が知ってんのよ!」
「産科医が俺に直接言ったのを横から聞いていたんだ。臨月中に性行為した形跡があったので控えるようにと」
「……っっ! そ、それ……他にも聞いてた人いる?」
「全員に聞かれたが、それがどうかしたか?」
「どうか、じゃないわよ! あああ……、あたしもう、どんなふうに見られてんの……全員にバレた……もうおしまいよ」
「みちる」
頭を抱えていると、雄二が上から覆いかぶさるように抱きしめてきた。
嫌がってもがくが、なにしろ出産直後なもので、身体に力が入らない。
抵抗がないのをいいことに、背中から腰にかけて、病衣の下を雄二の手が入りこんできた。
「ちょっ……調子にのるな!」
「俺は最高に気持ちよかったぞ。腹の出たおまえを見ながらの挿入はたまらなく興奮した。おまえの産道を突き上げて破水を浴びた瞬間に達した。医者はその精液の残滓を見たんだろう。だけど堪えきれなかったくらいに悦かったんだ」
「……っっっ」
「恥ずかしがることはない。なんならもう一度おまえを孕ませて同じことをするつもりだ。あんな快楽はそうそうないからな。みちる、おまえは気持ちよくなかったのか?」
ううう……。
そんなこと言わないでよぉ……。
あんな大きなお腹で雄二に突き上げられたまま何度もイっちゃったなんて、そんなの……。
……もう一度して欲しいなんて。
言えるわけないじゃない。
あ……。
雄二の手が。
お尻の穴から、陰唇のほうへと忍びこんできた。
「……みちる」
「だ、め……ここ、病室、だから」
「一回だけだ。入りたい。おまえの中に」
…………。
はい?
頭の中が真っ白になった。
雄二の顔が目の前にある。つられるように見上げると唇が重なった。
その間も、指が股の間を割り開いていく。いつのまにか下着がどこかにいっている。あ、あれ? そもそも、私、数時間前に産んだばかりなんじゃ……。
「ひゃぅっ!」
ズリュッ――!
なんの抵抗もなく、入っちゃった。
あ、そうか。膣口が開きっぱなしだったっけ。なのに、雄二のが入った途端に嬉しそうに閉じてきた。
「ちょ……待って、ねえ、待ってってば!」
「待てない」
「なんでこんなにおっきくなってんのよ?!」
「みちる、動くなよ。……いま確かめる」
「た、確かめるって、なに?!」
や、あ……ん。
雄二の先っぽが、どんどん潜り込んでくるぅ……。
ゆっくりと焦らすような動きがもどかしく、腰を動かしていたら、その腰をガッシリと抑えつけられた。
あ……う……。
雄二のカタチがはっきりと……な、なんで、こんなビクビクと動いてんの……赤ちゃん出てきた穴なのに、直後におちんちん入れられるってどんな状況よ。
探るように先端がまわされている。あ……割れ目から何か出てきた。それをあちこちに擦りつけている。こ、これ、普通のセックスと変わらないんじゃ……?
でも腰をガシッと両手で押さえこまれて動けない。ただ雄二の太さと熱さを感じているだけ。そうか、セックスなら私も動くから、これセックスじゃないのか。
確かめるって、なんだろ……なんかもう、どうでもいいや……おっきいな、……私の中でどんどん膨らんできて、ドクンドクンいってる……雄二のおちんちんって、赤ちゃんの頭に比べたらそうでもないけど、やっぱりこの大きさ安心する。
「は、ぁ……う」
「みちる、ほら……いま子宮の入口にあたってるぞ。わかるか?」
「あ、う……ん」
「すごいな……まだ広がったままだ。おまえがこんなに子宮の穴を拡げているなんて、今だけだろうな」
「はうう……すご……い……はいって、きたぁ……」
なんの抵抗もなく子宮の穴に潜りこんでいく。
身体の力が、抜けていく……。これダメ。この太いので子宮の中に入られたら、もうそれ以外何も考えられない。
私、こんなエッチな女になっちゃったよ……。
ねえ、ちょっと、聞こえてる? 雄二が来たよ。あなたが欲しがっていたモノがいま子宮の中に入ってきたんだけど。
私じゃこのあとどうしたらいいかわかんないよ。あなたが出てきて応えてあげてよ。ほらぁ、子宮の中でブルブル震えているじゃない。雄二がかわいそうだから。
…………。
出てきやしない。
そんなに陣痛変わろうとしたのを後悔してるのね。
もう怒ってないのに。雄二も怒ってなかった……とは言えないけど。いま雄二が求めてるのはたぶんあなたのほうなのに。
仕方ないな。
後ろを振り向いて、すまなそうな顔をしている雄二の顔を引き寄せて唇を合わせた。
「……みちる」
「なんかね、まだ落ち込んでて、出てこないの。ごめんね。せっかくここまで入ってくれたのに」
「……やっぱり、まだ無理か」
「は、ぅ……ね、ねぇ、出そうなんだけど……」
「いや、……いい。このまま少し動かして、終わらせる。さすがに今は射精するのはマズいだろう。出そうになったら抜くよ」
「ほんと……? 抜けるの?」
「みちる。おまえの口の中で出させてもらうからな」
「へ……?!」
そ、それは……ちょっと待って、それなら中で出されたほうがまだマシ……!
ズンッ――!
上から叩きつけられたと同時に子宮全部で飲み込んだ。そのままグリグリと腰を回されていく。
あああ……!
私……赤ちゃん産んだばかりなのぉ……!
つまり感じやすくなってるってことで。
こんな普段ならなんでもない動きでも敏感に反応しちゃう。たまらない。イく、イっちゃう……!
「うぅぅ……っ!!」
堪えきれず、繋がっている部分から潮が噴き上げた。あ、言い訳できないじゃん、これ。お漏らしなんて。お股が緩いと思われてしまう。
でも……。
このおちんちんを味わえるのなら、どうでもいい。
雄二のがドクンドクンと爆発しそうになっていた。こんな状態でも動かせるなんて感心する。すぐにでも出ちゃいそうなのにこんなふうに動かせるなんて。
よかった、みんなとセックスしまくってるって聞いたから、てっきり我慢がきかなくなってると思ってた。
ちゃんと我慢できるじゃん。マキナが言ってたっけ。お兄ちゃんは絶倫なのよさって。どういう意味なのかよくわからんけど。
はあはあ、と雄二が息を荒くしてついに膣口から抜き出した。
すごい……太さ……見ただけでゴクン、と喉が鳴る。私の蜜でぐっしょり濡れていた。
欲しい。……こんなの飲み込めるかな。
「みちる、口を開けろ……」
雄二がベッドに乗り上げて私を股の間にうつ伏せにさせた。一瞬唾を飲み込み、おそるおそる太い幹を撫でてから一気に頬張った。
「はむ、……んぅ」
あ、あが……。顎が外れそう。
でも入る。口の力を緩めればなんとか。……ん、おっきいけど、入る。しょっぱい。けど雄二の味がする。
ねえねえ、聞いてるの?
私、フェラあんまり得意じゃないんだけど。あなたが降りてきて変わってよ。ねえってば!
ダメだ……ウンともスンとも言わない。
仕方ない、飲もう。喉まで来たこの先端を、……ぐぅぅ、擦りつけてくる。は、吐きそう。だけど耐えろ私。もうすぐ出るんだから。
はあ……ああ……すごい……こんなに濡らして、先端からチョロチョロと出している。早く射精して、早く……!
「く……う……っ!」
ビクンッ――!
大きく震えが走ったかと思うと、滝のような精が噴出された。喉奥からお腹の中にまで入っていく……熱い……。
そのまま無心にゴクゴクと飲んだ。なんだかわからないけど、この精液が無性に欲しかった。味とかわからないのに、雄二の出した精液だと思うといくら飲んでも物足りない。
あふ……、とようやく口から出た陰茎を、今度は手で撫でて舌で舐めあげた。そんな私の口に擦りつけるように動かしてくる。
チラリと上を見た。
雄二が微笑んで私を見ていた。
もうひとりの私が欲しかったんだろうな。でも満足してもらえたみたいでよかった。
「みちる、よかったぞ」
「……うん」
「残尿もあるから全部舐めてくれ。できるか?」
「……しょうがないなあ。でも中に出さなかったから、飲んであげる。……んっ、ごくん。にが…」
「そのまま亀頭を全部舐めて綺麗にしてくれ」
「ねえ、……なんかまたおっきくなってるんだけど」
「気にするな。おまえのはだけた胸を見て、眼福してるだけだ」
「がん……ぷら? プラモデルなんて、どこにあるのよ」
「…………。おまえは相変わらずバカなやつで嬉しいよ」
「あー! またあたしをバカにして!」
「みちる、天音の声が聞こえてきた。早く飲み込むんだ」
「えっ……?! ちょ、待て、その前にこのカッコなんとかしろ!」
「いいから、そのまま飲んだままの恰好でいろ」
「ぐぅぅぅ……!」
「お待たせー! みちるの分のアイスも買ってきた……よ……。…………。あ、あははは……アイス、いらなかったみたいね。雄二の咥えてたのね、失礼しましたー!」
「ふがふがふが……っ!!」
「天音、みちるが精液で口の中を汚したから、そのペットボトルとアイスを置いていってくれ」
「はいはいはい! お邪魔しました! ここ病室なんだからね、少しは控えろ!」
「ふあ、ふが、ふぅぅぅん……っっ!!」
天音、ちょ、行くなぁー!
そんなうらやましげな視線で私をみるんじゃなーい!
は、離さんかい、この……! 誰かこの男を、離してよぉー!
この話の雄二は、みちるが今のところ一番好きらしいです。
一番勃つ女がみちるです。二番目は……誰だ。全員かな。
一応巨乳が好きな平均的なスケベなんですが、なぜかみちるは見ただけで反応してしまうので、たぶん好きなんだろう、と雄二は思ってます。
作者だけが知っている雄二の秘密。
みちるの膣奥にあるカズノコ天井。これが雄二の勃起を促してます。
千鶴にもあるんですが、みちるのほうが数が多いんですね。あと広範囲に広がっているのもみちるです。