※この作品はR-18です。

【グリザイアの楽園】楽園Another~雄二はみんなのもの!~   作:千月華音

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時系列でいうと、雄二と駐車場エッチしてから翌日あたりです。


番外編④:橘千鶴の悩み事

 

 

 

 はあ……。

 なんでこんなことになっちゃったんだろう。

 ベッドの隣で眠る男を見つめる。昨夜のセックスの後、そのまま眠ってしまった。部屋に帰ってとあれほど言ったのに。

 まあ。

 私も、いやじゃなかったんだけどね。

 この人は、あれかしら。松嶋さんが好きなのよね。なのに私とセックスするって、どういうつもりなわけ?

 聞いた話――あの子たちともセックスしてるという。そればかりじゃなくて、春寺さんともいまだに身体の関係が続いているとか。

 ……それなのに。

 こうやって眠ってる姿を見てると、あどけない男の子にしか見えない。見た目はこんなに可愛いのに。

 八方美人すぎて、呆れて言葉も出ないわ……。

 そんな男なのに、抱かれて嬉しい自分が一番信じられない。

 そう。

 学園にいたときから、――ずっと。

 あなたのことを見ていたの。

 そのときめきを、胸の高鳴りを、あの頃の純粋な恋心を。

 あなたに見事に打ち砕かれてしまったわ。

 自分でも、もう取返しがつかないのはわかっている。

 でも――もう。

 こうなってしまったのだもの。諦めて開き直るしかないのかしら。

 ファサ――と毛布を取り外すと、裸の自分と同じく裸で寝ている男の、あられもない姿が現れた。

 あらら。

 コンドームがこんなに落ちてる。

 私がつけてとしつっこく言ったものだから、渋々つけてくれたけれど。

 いったい何回付け替えたのよ。ひい、ふう……10個以上落ちてるじゃない。

 そのどれにも精液がこんなに。仕方ないわね、片づけましょう。こんなのどうやって捨てればいいのかしら。

 ひとつひとつ拾っていたそのときだった。

 後ろから腰に手を回されて、背後から抱きしめられた。

「…きゃっ」

「おはよう、千鶴」

 手に持っていたコンドームを取り上げられ、近くのごみ箱の中に全部見事に入ってしまった。

 捨て方も様になるなんて、なんだか卑怯よ。

 腰を引き寄せる手が、次第に股の間に忍びこんできた。

 その手を、パシッと叩き落す。

「いい加減にしなさい」

「……千鶴」

「昨夜さんざんしたでしょう。セックスはもうおしまい。さ、早く学校に行くわよ」

「あんなのしたうちに入らないんだが」

「……はい?」

「ゴム無しで入れてないぞ」

「……だから。何度も言ったでしょう。私は子供を作る気はありませんって」

「大丈夫だ。まだ30前なんだから子供を産んでも身体に支障はない」

「ね、年齢のことはいいの……! そうじゃなくて、あなたとの子供を作る気はないの! まったく! これっぽっちも!」

 さすがに言い過ぎたかな。

 言葉をなくす後ろの男をチラリと見ると。――口元が笑っていた。

 え……? と思う間もなく。

 あっという間に上に覆いかぶさって彼の身体の下に組み敷かれていた。

「千鶴。……嘘はいけないな」

「は……い?」

「昨夜のおまえは、精子を欲しがる動きをしていたぞ。そうだな、6回目にイったときがとくにそうだった。コンドーム越しでも感じたよ。チュウチュウと子宮の口が吸い上げてきた。貪欲に、割れ目を吸い上げてこようとしていたよ」

 な……っ?!

 なんてことを真面目な顔で言ってるのよ、この子は!

 そんなことあるわけ……いや……ないとはいえないか。だ、だって、あんな乱暴に突かれたら誰だって……確かに反応しちゃったかもだけど!

 グイグイ、と股の間を足で押し広げてきた。入ってこようとしている。……ちょっと待って、ゴム付けてないじゃない。

 やだ、コンドームもうなくなったの? 箱、箱はどこ?

 見渡して、ベッドの上にまだ封の空いてない箱を見つけ、ホッとして手を伸ばしたが。

 その手を掴まれた。

「ゴム無しでいくぞ」

「だ、ダメよ! あのね、避妊ってだけじゃなくて、昨夜からシャワーも浴びてないの。このまま入れたら感染症になるかもしれないじゃない」

「なんのためにゴムを付けてやったと思ってるんだ。その感染症を防ぐためだよ。避妊目的じゃない」

「……え?」

「さすがに昨夜たくさん出しすぎたからな……。もう先走りすら出ないよ。だからやっと中に安心して出せる」

「ちょ……待って、なんですって? 何を安心って」

「だから。おまえの子宮の中に直接注げるってことだよ。……さあ、千鶴。俺の射精をたっぷりと味わってくれ」

 グチュウッ――!

 一気に根元まで入ってきた。

 あ……うそ。ホントに来た。子宮の穴をこじ開けている。しかもこれ、ゴム越しじゃない。彼の熱さを直接奥で感じた。

 な、なんで……? こんな動き、昨夜はしなかった。

 突きあげることはあっても、こんなふうに捩じりこむように潜りこもうとなんて、しなかったのに……!

「や、ぁ……っ! は、入って、こないで……っ!」

「無理だ……もう遅い。千鶴、貫通するぞ」

「う、うそ……?!」

 そ、そんな……。

 縊れから脈動する形まではっきりとわかる。ゴムがないだけでこんなリアルに感じるなんて。

 ああ、いや、いや、そんなに何度も穴をこじ開けないで……!

 お尻を鷲掴みにされ、腰ごと高く掲げられた状態で、――彼の陰茎が入ってきた。

 い、痛みはないけれど……なんて大きな形のものを入れたのよぉ……。

 はぁうん……。

 雄二くんの舌が見える。興奮、してるんだ。私の胸をもみくちゃにしている。そうしながら中をかき混ぜてきた。

 やあ、なにこれぇ……。お腹の奥で先端が何かにあたってる。跳ね返るその壁を何度も打ちつけて、その振動がたまらない。

 わ、私……。

 子宮の中を蹂躙されてるんだ。こんな中で動けるものなの? この人……なんて、うまいの、動き方。

「はあ……、初めて、だろ? どうだ、俺のがおまえの子宮の中を動きまわる感覚は?」

 わ、わざとだ……。

 そうか、これをしたかったから、ずっとゴムをつけていたんだ。

 こんなのゴムをつけてたら絶対に味わえない。彼の脈動が子宮に伝わる。私がこれに夢中になるとわかっていて、それで。

 ひ、卑怯よ……。

 なのにやめてもらいたくない。いまやめられたらこの快楽がなくなってしまう。もうこの中に注がれることしか考えられない。

 ぐすっ、と半べそをかきながら彼にしがみついた。一回りも下の男の子にいいように翻弄されるなんて。悔しいけど、気持ちいいんだもん。

「ま、……松嶋さんにも、こんなことしたの?」

 なんでこんなこと聞くんだろう。

 自分でもわからないけれど、慣れているとしか思えないその動きに、私以外にもこれを味わった子のことを知りたかった。

「したぞ。あいつは子宮内射精をすごく悦ぶからな、たくさん出してやった」

「た、たくさんって……?」

「昨夜から千鶴に射精したコンドームの数が、15個だから、その倍以上かな」

「……ひっ?!」

「みちるは出しても出してもおねだりするからな。キリがないんだ。そこが可愛いんだけどな」

「…………。松嶋さんのこと、……好きなのね」

「あいつのすべてが愛おしいよ。そして千鶴、おまえもな。さあ、出すからしっかり中で受け止めてくれ」

 ……ずるい。

 そんなふうに言われたら文句も言えないじゃない。

 腰をがっしりと固定され、いきなり激しく突きこまれた。……え? 射精する前ってこんな激しく動くの?

 や、……っ! し、子宮が壊れる……!

 連続して叩きつけてくる突き上げに、たまらず身体を捩って逃げようとしたが、背後から抑えつけられた。そのまま遠慮なく子宮の中を内部の音が聞こえるほどの勢いで動きまわられる。

 こ、こんなの……無理。出される前に私の身体がどうにかなっちゃう。

 首筋に何かが吸い上げてきた。そこ……弱い部分、知っていて。

 あ……う……も、もう、ダメ……。

 涙が溢れたそのとき、ようやく。

 彼の熱い飛沫を奥深くの壁に叩きつけられるのを感じた。

 出されてよかったという思いよりも、やっと出してくれたという安堵のほうが強い。

 なのに。

 また腰を掴まれた。……え? まさか、まだ?

「まさか一回で終わると思っているのか?」

 うそ……。

 だって昨夜あんなに射精した……あ、松嶋さんにはその倍、出したのね。

 てことは、昨夜と同じくらい付き合わされるということに。

 チラリと時計を見る。

 ……8時。

 もう、授業は諦めないと。今日は休校にしよう。こんな理由でというのが情けないけれど。

 ベッドの上のスマホに手を伸ばすと、素早くラインを送って、放り投げた。

「……風見くん。あなたのせいですからね」

「みちるもまだ退院してないから、みんなだって学校が休みでも文句は言わないだろう」

「だといいけど。……あ、う……ちょ、ちょっと、出したばかりよ、また……」

「千鶴。みちるみたいに可愛くおねだりするんだ。そうしたらもっとたくさん出してやる」

 なんて卑怯な男なの。

 そんなこと私に言えるわけないじゃない。

 でも。

 あの射精の勢いが、たまらなくゾクゾクした。コンドームなしで直接子宮の中に注がれる感触。……癖になりそう。

「……あのね、これでも私、あなたよりずっと年上なのよ」

「だから?」

「もう少し敬えとは言わないけれど、そんな煽りたてるような言い方はないんじゃないかしら」

「……悪かった。千鶴。おまえの子宮の中は最高だ。俺の精液で満たして拡張させてやりたいから、もっと腰を振っておねだりして欲しがってくれ」

「……はあ。言い直してそれなわけ?」

「もっと紳士的に言ってもいいが、結局同じことだ。さあ、千鶴。今度は騎乗位になって俺の上に跨るんだ」

「はい、はい……わかりました、従います」

 仕方ないか。

 こういう男に惚れてしまったんだものね。

 繋がった状態で彼の身体を下にして、馬乗りみたいに足を広げ、再び深く潜りこむ熱い切っ先を感じた。

 

 

 




女として雄二に求められるのは嬉しいけれど、はっきりしない関係なのは納得いかないようです。
たぶんJBはそのあたり割り切ってるんだろうけれど、千鶴は普通に結婚したいと思ってますので。
これが普通なんですが、この世界の女たちは雄二を中心にまわる惑星みたいなものなので、千鶴の悩み事は小惑星並みにどうでもいいことなわけです。
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