※この作品はR-18です。

【グリザイアの楽園】楽園Another~雄二はみんなのもの!~   作:千月華音

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番外編⑥:風見雄二の愛し方

 

 

 

「あー、由美ちんだ! おいっすー!」

 海岸沿いのバンガローで読書している由美ちゃんに手を振った。

 目を凝らしてみると、『男をイかせる百の方法』というタイトルだった。咄嗟に隠したけれど毎日の遠視訓練で遠目が利くようになった私をなめんなよ。

 ほうほう、お兄ちゃんをイかせてやりたいのか。

 確かにあの風見雄二をイかせるには、並大抵のセックスじゃ通用しねえからな。

 この際だ、由美ちゃんに聞いてみるのよさ。

「ねぇねぇ、こないだ買ったあの尿道プラグは試してみたの?」

「…んなっ?!」

 バレてねぇとでも思ってやがったのか。

 あんたが隠れてアダルトグッズをしこたま買い揃えているのはネタが割れてるんだ。

 ドン、と片足をテーブルに乗せてお白洲の代官みたいに腕を捲りながら顔をズイッと近づけた。

「白状するのよさ。お兄ちゃんに尿道プレイしやがったな」

「ううう……」

「感想ききたいだけなのよ? どんな感じだった? 気持ちよかったのよさ?」

「う、……え、……ええ。拡張プラグで、尿道をほじくられて、ポンプで拡張されながら……シリコンパールを突っ込まれて、何度もイかされたわ……」

 ほうほう。

 まさか由美ちゃんからこんなアダルトな言葉を聞かされるとは思わなかった。

 だけど頬を染めて嬉しそうに語る様子だと、こりゃ相当満足させられたっぽいな。

 あの男、やるじゃねえか。

 由美ちゃんをここまで快楽漬けにするとは。

「い、入巣さんは……どうなの? 風見くんと、してるのでしょう……?」

「おおぅ? 私んか。たまにだけど、お兄ちゃんとしてるのよ。誘ってもオッケーしないときもあるけどな」

「……え?」

「チルチルとかチヅチヅとしたいから今日はパスとか言われるときがあるのよさ。まあサッちんと毎日やってるみたいだけどな。いったいやつの精力はどうなってるのか知りたいものなのよさ」

「小嶺さんと……毎日?」

「知らなかったの? 朝昼晩と、サッちんに抜いてるの見たのよさ。フェラが多かったけどな。アナルも開発済みみたいだったし、そのせいかサッちんのオナニー減ったのはいいことだけどな」

「ね、……ねえ。入巣さんは、なんとも思わないの?」

「え?」

「風見くんが、その……他のみんなとセックスしてるのを」

「何をいまさら……。チルチルだけにおさまるわけがないと、前から言ってたの忘れちゃったのよさ?」

「そりゃ、そう言っていたけれど。……まさか本当にみんなに手を出すとは思わなかったのだもの」

「由美ちゃんは、あれだな。まだこの島の常識というやつがわかってねえな」

「え……?」

「お兄ちゃんに抱かれて、あの男に快楽漬けにされたくせに、まだお兄ちゃんを独り占めできるとでも?」

「そ、それは……思ってないけど」

「私たちはみんな、あの男に囚われた籠の鳥なのよさ。毎日一羽ずつ、お兄ちゃんの手で愛でられている。籠から出されたときだけ愛される権利があるのよさ」

「…………。しっかり割り切っているのね」

「そうでも思わないとやってられるかっての。ねえ、そのシリコンパールっての、利用してる通販サイト教えて? あとで私も買ってみる」

「……一応教えてあげるけれど、使うのはあまりお勧めしないわ。副作用みたいなものがあるから」

「どんな?」

「……膀胱が腫れちゃって。下手をすると膀胱炎になるわ。我慢しちゃいけないのに、出すのを我慢したくなっちゃうの。それがクセになっちゃったら危険なのよ」

「そりゃまたヤバいもんだな。お兄ちゃんも手加減しねぇからな……」

「ねえ、入巣さん。……お願いがあるの」

「ん?」

「あなたと、風見くんのセックス……私にも見せてもらえないかしら」

 ……なんですと?

 由美ちゃんに覗き趣味があるとは知らなかった。

「そんなんじゃないのよ。ただ、……他の人をどうやって愛しているのか、ただ知りたくて」

「……私じゃあんま参考にならないかもしれないのよ?」

「どうして?」

「チルチルならたぶん、由美ちゃんが見てもおかしくはない抱き方だと思うけど……私んは……なんつーか、性欲の掃き溜めみたいなもんがあるしな」

「どういう……こと?」

「うーん……。あんまお勧めしねえけど……んじゃ、隠れて見る?」

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん!」

 背中から抱きついてきたタヌキ顔を見下ろした。

 頬が紅潮している。これは誘っているな、とピンときた。

「蒔菜よ、今日はな」

「わかってゆ。チヅチヅとこれからセックスでしょ?」

「わかってるなら聞くな。早く行かないと千鶴のやつ、すぐに潜水艦に逃げこもうとするんだ」

「今日くらいは休ませてもいいじゃんか。毎日やってるとチヅチヅだって嫌気がさしちゃうのよ?」

「そういうものか」

「そうそう。だから私とセックスしよ!」

 ギュッと股間を握りしめてきた。

 その小さな手に手を重ねる。……相変わらず体温の高い蒔菜の手。こいつは身体の奥もペニスが溶けそうなくらい熱かった。

 久しぶりにそれを味わいたい。

「……わかった。おまえの部屋に行くぞ」

「あー……、あのね、私の部屋じゃなくて、お兄ちゃんの部屋がいいな」

「まあ、どっちでもいいが。何か理由でもあるのか」

「今朝脱ぎっぱなしで散らかってるのよさ。あとゴミとかも散らばってて」

「俺の部屋もたいして変わらないが、まあいい。行くぞ。ほら、抱き上げてやる。よい、しょ」

「わわわっ……! 急にどったの?」

「抱き心地を確かめてやる。……ふむ、少し体重が増えたな。妊娠はまだなのか?」

「それがまだなのよさ。早くお兄ちゃんの赤ちゃん欲しいのに」

「焦ることはない。これからたっぷりと中に出してやるぞ」

「あ、あのね、お兄ちゃん。このお姫様抱っこ、ちょっと恥ずかしい」

「今更なんだ。もっと恥ずかしいことを散々してるくせに」

「そーゆー意味じゃなくて」

「変なやつだな。ほら、股を広げろ。歩きながら膣内をかき回してやる」

「ひゃうん……っ! あははは……っ! くすぐったぁい……っ!」

 腕の中で悶える蒔菜を見ながら、部屋へと向かった。

 陰核を引っ張りながら膣内をめちゃくちゃにかき混ぜているのに、くすぐったいと嬉しそうに笑っている。なんて可愛いやつだ。もっと虐めたくなってくる。

 相変わらず熱くて蕩けそうな中の感触に、早く突っ込んで思うさまイかせてやりたくなった。

 そうして蒔菜のスカートの中で淫らな動きをしながら部屋へと辿り着き。

 ベッドの上にそっとおろして服を脱いだ。蒔菜はこのままでいい。どうせやりながら脱がせていくのだから。

「お兄ちゃん……」

「ん?」

「マキナのこと……好き?」

 ……なんだ?

 上目遣いでとろんとした目で俺を見ている。今までそんなこと、この女が言ったことがあっただろうか。

 ギシッ、とベッドに乗り上げて蒔菜を見下ろし、スカートを捲りあげて太ももを撫であげた。

「どうした? 俺にそんなことを聞くなんて」

「いいから答えて。マキナをどう思ってゆ?」

「愛している」

「……ほんと?」

「ああ、嘘じゃない。おまえも、この島にいる女すべてを愛している。孕ませてやりたいと思うほどにな」

「嬉しい……」

「なんだか、いつものおまえよりも数倍可愛いぞ。気のせいか随分と色っぽくなってきたな」

「そう、かな?」

「蒔菜、自分の指で俺を入れる穴を広げるんだ。その状態でおねだりしてみろ。いやらしくな」

 蒔菜がうつ伏せのまま足を広げはじめた。

 下着をおろしてやると、両手の指を使って膣内を広げ、はっはっと子犬のように息を荒げながら尻をあげてくる。

 興奮しているんだな……。

 蒔菜が欲情するとそれだけ体温があがっていく。俺の卑猥な注文がそれに拍車をかけていると思うと、こっちも下半身が漲ってきた。

「蒔菜……よく見えないぞ。もっと穴を広げてみろ」

「んんっ、……こ、こう?」

「ほう、濡れてきているな。穴の奥を覗いてやる。……おまえの子宮の口がパクパクと開いてるぞ」

「あ、やん……み、見てないで入れてよぉ……」

「じゃあさっき言ったみたいにおねだりしてみるんだ」

「あ、う……。マ、マキナのおまんこに……お、お兄ちゃんのでっかいペニスを……そのパクパク開いてる穴に突っ込んで」

「突っ込むだけか?」

「意地悪ぅ! 穴の入口を滅茶苦茶にかき回して、精液をありったけ子宮に注ぎこんでぇ……!」

「おまえの子宮を膨れさせてやるくらい入れてやるからな、ほら、どう……だっ!」

「あっ、ひゃぁあああっ……!!」

 一突きで子宮口まで到達すると、そのままグリッ――と回すように抉り込んだ。

 久しぶりの蒔菜の子宮の穴の感触に一気に勃起が最大になる。舌を舐め上げて興奮を露わに足をひきずりあげてモノでも扱うように蒔菜の身体を引っ張ると。

 遠慮などなくいつもと同じか、それ以上の強さで穴の周りを亀頭で抉った。

 ジン――と伝わる温度。

 体温が高い蒔菜の体内は、子宮の中がもっとも熱い。最初はその衝撃で思わず腰がひけたが。

 今ではその刺激がたまらなく心地良く感じられる。しかもこれで最大ではなく、射精すればするほどその温度は上がっていく。

 ふう――と大きく息を吐いた。

 いつも蒔菜相手だと理性をなくすのはこの体温だ。狭い膣内も子宮もそうだが、こいつに射精するたびにさらにあがっていく体温にどうしてもやめどきが見つからなくなる。

 だから誘われてもあまり応じなかったわけだが――。

 もうここまできたんだ、覚悟して付き合おう。

 腰を突き出し、蒔菜の尻を持ち上げると。

 そのまま下から突き上げるように連続して叩きつけた。

「あうっ、あぅんっ、ひゃぁああっっ!」

「ふう、くっ、どうした蒔菜、いつもの呼吸は! ほら、おまえの子宮を叩くたびに息をとめるなと言っただろ!」

「はうっ、あんっ、そっ、そんにゃの、はぅっ、む、むりっ、ひゃうんっ!」

「ほら、飲み込め! もっとだ、もっと俺のペニスを深く飲むんだ! 息をとめるな、呼吸を最大にしろ!」

「あっ、はっ、はうっ、はっはっ、……は、入ってきたぁ……っ!」

「そうだ、いいぞ……そのまま口をあけたままにしていろ、いま出してやる……っ!」

「ひゃぁああああっっ……!!」

 蒔菜の腕を背後から引っ張り、そのまま腰を突き出して貫いた子宮内へと注ぎこんだ。

 く……ま、また、熱くなって……。

 だが負けるか。子宮の中が収縮して感じているのが伝わってくる。蒔菜がここまで反応してくれているのに、やめるわけにはいかない。

 ビュービューと精巣から生み出される精液を注ぎ続けていると、ふと目の端に何かが映った。

 クローゼットの……扉。

 そこが開いていた。中になぜか由美子がいる。俺たちのセックスをジッと見ていた。

 いつから……?

 最初からか。由美子の手がスカートの中をまさぐっている。俺たちを見ながら自慰をしていたのか。

 由美子に知られないように蒔菜へと視線を戻した。……見ているのならば、見せてやる。

 俺が蒔菜をどういうふうに愛するか、そこで見届けているといい。

 蒔菜の首筋を吸い上げ、耳元で睦言のように囁いた。

「……蒔菜。俺の射精はどうだ?」

 コクコク、と頷きながら蒔菜は足を動かした。もっと欲しいと身体が言っている。

「あ、あちゅくて……とんじゃいそう、なのよさ……」

「もっととばしてやる。座位で突きまくってやるから、俺の膝の上に跨るんだ」

「お。お兄ちゃんの下からの突き上げは、勢いがありすぎるのよ」

「おまえが乱れる姿をもっと見たいんだ。さ、服を脱がせてやる。半裸の今の状態もいいが、全裸で悶えるおまえもそそられるからな」

「お兄ちゃん……私の裸、しゅきなの?」

「ああ、好きだ。俺に抱かれるときだけおまえの乳首はツンと勃って、肌の肌理も細かくなって、腰のまわりから尻にかけて丸みを帯びてくる。おまえはな、俺に抱かれながら女になってるんだよ」

「そ、そうかな……えへへ」

「ほら、全部脱がしてやった。さあ、俺に跨って正面を向くんだ。抱きしめてキスしてやるぞ」

「ん……んちゅ……」

 蒔菜とキスを交わしながら乱暴に膣口へと再び挿入した。ビクン――と跳ねた背を抱きしめ、優しく撫でながらグリグリと亀頭で子宮の穴を穿っていく。

 漏れてくる精……まるでお漏らしのようだ。蒔菜の子宮の穴が緩んできた。これならばいくらでも深く貫ける。

 両足を蟹股にさせ、背中で交差させるようにまわさせると。

 再び強く下から断続的に叩きつけていった。

「あっ、ひゃうんっ、つ、強いっ、これ、強すぎるぅっ!」

「穴が緩んでるからな、おまえの子宮全部埋めてやる! ほら、どうだ、精液はまだまだこの中にいくらでも出してやれるぞ!」

「そ、そんにゃ……それしてぇぇ……っ!!」

「このスキモノめ、俺の射精をたっぷりと味わえ……!」

 突き上げ続けながら、横目でチラリと由美子を見る。

 顔を横に向けて耳元を両手で塞いでいた。盗み見ていたくせにもう見ていられなくなったのか。

 由美子、蒔菜はな……。

 愛されればそれだけ愛し返してくれるんだ。こいつの中は今も俺のペニスを嬉しそうに纏わりつかせて、子宮がさっきから痙攣して火照り続けたままだ。

 そしてこの丸みを帯びた尻も、揉めば揉むほど柔らかくなる胸も、くびれがつき始めている腰まわりも。

 俺を求めて身体つきが変化している。……よく見ろ。普段の蒔菜とは全然違うはずだ。

 今の蒔菜は――男を求めてひたすら腰を振る、最高にいい女なんだよ。

「はぁ、……ふぅ、……相変わらず、おまえの子宮はめちゃくちゃ、熱いな……」

「あぅっ、はぅっ、お、お兄ちゃんのペニスもあつぅい……っ!」

「自覚しろ、おまえが熱を出しているんだ。ほら、ベッドから降りるぞ。掴まってろ」

「やっ、あっ、お、奥、突いたまま、動いちゃ、ああっっ!!」

「立ったまま動くからな。……そらっ、俺のっ、ペニスの振動をっ、感じろっ!」

「ああっ、あううっ、はうんっ、だ、だめぇ、お、お腹、つぶれるぅっ!」

 蒔菜の腰をオモチャのように揺り動かす。

 立ったまま全体重で挿入の衝撃を味わう蒔菜が、悲鳴をあげながら動きを必死に合せていた。

 ドリルのように突きまくり、その最中ですでにイってるのを見たが、構わず子宮の中を出し入れしていた。よく見ると結合部からチョロチョロと何かが溢れてきている。イきすぎて失禁したか。このままもっとイかせ続けてやる。

 視界の端で由美子が頬を染めながらこっちを見ていた。

 俺たちの激しい交合にあてられ、ついに凝視するほど興奮が伝わったか。

 蒔菜だからこうやって身体全体を使って動かせるけどな。こいつは小さいから。

 ほら。

 繋がってるところがよく見えるようにしてやる。

 俺ので蒔菜の内部がはみ出しているのがよく見えるだろう。出入りするたびに襞が捲れて、中から溢れた精液が零れているのが見えるか?

 俺がこうした。――こいつを俺専用の穴にしたんだ。

「はぅ、あうっ、も、もうダメ……」

「まだへばるなよ、こんなものじゃないぞ。足をもっと折り曲げて背中にまわすんだ。ほら、尻を割り開いてやる。……おまえの膣襞が捲れて外まではみ出しているぞ、いやらしいやつだ」

「あ、うぅ……そ、そんにゃあ……ひああっ、しょ、しょこ、もうやめてぇ……っ!」

「そこってどこだ? この子宮の中か?」

「お、にいちゃあ……っ、はやく、はやくイっちゃってよぉ……っ!」

 クローゼットにいた由美子が。

 這いつくばって部屋の外へと出て行った。

 一応、気づかないフリはしてやる。刺激が強すぎたか。こんなセックスはまだ序の口だけどな。

 ……蒔菜よ。

 おまえの差し金か。

 まあいい。由美子が見たいと思ったのもわかる気がする。俺がどうやって蒔菜をイかせるか、自分とどう違うのかを見たかったのだろう。

 そう。

 俺はな、……おまえもそうだが。

 いつも全身全霊をこめて愛してる。

 誰かをより愛するとか、そういう抱き方はしていない。いつだって本気だ。蒔菜をイかせるのも、由美子、おまえをイかせるのも、同じくらい真剣なんだ。

 それをわかってもらえるなら、見せた甲斐もあるんだけどな……。

 ググッ――と尻を思い切り割り開いた。

 もうそろそろいいだろう、と突き上げのスピードを増していき、蒔菜の子宮が痙攣しだした頃、ようやく。

 大量の精を叩きつけた。

 ビクビクビクッ――と大きく背をのけ反らせて達した蒔菜をうっとりと眺め、その美しさに見惚れながらなおも注ぎこんでいく。

 熱い……。

 たまらない熱さだ。内壁から立ち昇ってくる熱にペニスが煽られる。射精するたびにこいつの熱はどんどん膨れて、火傷しそうな熱さになるが、注ぎ続けている今はそれも射精を促す媚薬みたいなものだ。

 硬直したままの蒔菜の身体を抱きしめ、再びベッドへと横たわらせた。

 さあ、――本番だ、蒔菜。

 今までのは由美子に見せていた本番前の軽いショウタイムだ。ここから本気でイかせてもらう。

「お、にい……ちゃ……あぅ、う」

「視姦プレイとはまた趣味が悪いぞ」

「き、づいて……ひゃううんっ」

「俺を取り合うくらいの可愛げがあるなら、からかってやってもよかったけどな。……おまえたちは、まったく、俺しか見えてないんだな。困ったものだ」

「あ、はは……由美ちゃん、行っちゃったの?」

「蒔菜、……愛している。これからおまえを本気で抱いてやるからな。ほら、俺の首に腕を回せ。足を持ち上げるぞ」

「……うん。お兄ちゃん、……ごめんね」

「謝るな。さあ、挿れたらノンストップだ、――いくぞ」

 蒔菜の子宮の穴に一突きで突入すると。

 あとはもう、とまることなくあらゆる動きで蹂躙した。

 

 

 

 

 

 あ、ててて……。

 こ、腰が……曲がったままで立てねえ……。

 這いずるように部屋から出た。やつが眠った隙に脱出するしかなく、とにかく起きたら最後、また腰を引っ張られて繋がれてしまう。

 今は逃げる。

 じゃないとさすがにこれじゃ動けない……。

「……これ、どうぞ」

 廊下の突き当りで、由美ちゃんが差し出してきたものを見て、苦笑した。

 温湿布だった。

「できれば冷感タイプのがいいのよさ……」

「じゃあ、これを」

 ありがたい。

 内側からの熱が篭ってどうしようもなかった。お兄ちゃんに抱かれるといつも子宮が熱くなっちゃって、私のせいとかあいつは言うが。

 これ射精されたせいだろ、絶対。

「入巣さん、……ごめんなさい」

「なにが?」

「私、途中から見れなくなって、目を閉じたの。耳も塞いで。でも、やっぱり見入ってしまったのよ……」

「それで退散したんか」

「風見くんが必死にあなたを抱いているのを見て、あそこが熱くなってきて濡れてしまったわ。まるで同じだった」

「なにが?」

「風見くんって、……イきながらキスしてくれるのよね」

 そういえば。

 射精してるときは唇を塞がれていたような気がする。

 気持ちよすぎて意識がないときも、やつの顔がいつも目の前にあった。

「……本当に私たちのこと、好きなのね」

「なにを今更……。疑ってたんか?」

「ううん。そういうわけじゃないけど、……あなたとのセックスを見て、ちょっとホッとしちゃった」

「由美ちゃん。あんまあいつを甘やかしちゃダメなのよさ。調子にのったらこんなふうになるからな」

「……お大事にね。あとで風見くんにも謝るわ」

「謝る必要ないのよさ。い、ててて……。こんなふうにされるからな?」

「ふふ、そうね……」

 立ち去る由美ちゃんを見ながら。

 あれは返り討ちにあうな、としか思えなかった。

 

 

 




雄二は射精してるとき、キスしてる自覚ありません。
本人視点ではそういう描写もカットしてます。
ただ彼なりの愛情表現が、射精なので、キスしてるかどうかは関係ないのです。
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