※この作品はR-18です。

【グリザイアの楽園】楽園Another~雄二はみんなのもの!~   作:千月華音

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第3話:ふたりのみちる

 

 

 

 海というものは厄介だ。

 纏わりつく潮風が髪をベトつかせるし、この潮騒の音もずっと聞いていると頭の中で残響が木霊して戦場で弾丸の幻聴が聞こえるレベルの煩わしさを伴ってくる。

 それなのに。

 ただじっと見てるだけなのに目が離せなくなるのはなぜなんだろう。

 以前みちるが言っていた。

 ただ、海を見ていた――と。

 今思えばあのみちるは、もう一人のみちるの方だった気がしないでもないが。

 その気持ちが今頃になってわかるとはな。

「――ちょっと、雄二! 糸! 糸引いてるってば!」

 いつの間にか背後に立っていたみちるが肩に手をかけて海面を指さしながら叫んでいた。

 なんだ、こいつ。

 しばらく俺の顔など見たくないと言っていたのに。振り返るといつもと変わらない表情だった。

 言われるがまま竿を引くと、釣り上げた先には餌を持っていかれた釣り針がただぶら下がっていた。

「あ~あ、ほらいわんこっちゃない。もっと早く引かないとダメだってば」

「みちるよ」

 ん? と見下ろす彼女の表情を伺うが、さっきまでの怒りはどこへやらといった風情だ。

 まさか。

 こいつはもう一人のみちるの方なのか?

「なに?」

「いいからこっちに座れ。俺の隣に」

 なによもう、とぶつくさ言いながらも素直に従ってくる。完全にいつものみちるだが……。

 試しにとばかりに大きな腹部に手をあててみた。

「な、なに?」

 戸惑いながらも。

 俺の手を拒む様子はない。いつもは見られるのも嫌だとばかりに離れていくのに。

 間違いない、こいつ、もう一人のみちるだ。

「いつから表に出てきた?」

 みちるは、少し躊躇うように表情を曇らせると。

 はあ、と小さくため息をついて俺を見た。

「貴方が、彼女を怒らせたからよ」

「やっぱりおまえ、……しばらく見ないと思っていたが」

「別に消えたわけじゃないわ。貴方と彼女の仲に割って入るつもりもなかった。でも」

「……俺のせいか」

「取り消しなさいよ、あの言葉。みちるはね、貴方に求婚されてとても喜んでいたの。それなのに」

「他のみんなとも子供を作りたいと言ったからか。取り消すつもりはない。俺の本心だ」

「……貴方ねぇ! それみちるがどれだけ傷つくか考えてみたの?」

 考えなかったわけじゃない。

 ただわかってもらいたかっただけだ。

 だから素直に話した。誤魔化すつもりはなかった。俺なりに誠実であろうとしただけだが。

 みちるは心の奥に引っ込んでしまうほどのショックだったということか。

「……前はそんなこと一度も言わなかったが」

「貴方があの子たちとセックスしまくってた頃のこと?」

「それみちるから聞いたのか」

「聞かなくても感情は伝わってきてたわ。なんとなくどんな状況なのかはわかっていた」

「おまえ、一度も出てきてなかっただろ」

「邪魔するつもりはありませんでした! みちるはね、焦っていたのよ。貴方がみんなに取られるんじゃないかって」

「……みちるが?」

「だから貴方から求婚されて、それはもう幸せの頂点にいたのに、その貴方に不幸のどん底に突き落とされたんだもの」

 ポチャン。

 傍の石を海に投げながら、抱えたお腹を大事そうに撫でていた。

 この女も。

 みちると同じ気持ちなのだろう。自惚れだろうと構わないが、俺に寄せる想いは伝わってきていた。

「そんなに傷ついたのか」

「わからないの?」

「俺は男だ。女心などわからん。ただ一つ言えることは」

 みちるの手を取る。

 その左手につけられた指輪に唇を寄せ、ありのままの気持ちを言った。

「みちるを愛しているのと同じように、他の皆も愛している。それだけだ」

 スゥ――と瞳の色が変わった。

 まったく。

 大事な台詞だけはみちるに譲るなんて、あの女も損な性格をしているな。

 手を握りしめられたみちるが、離そうともがきだした。

「……う、……雄二」

「みちる、戻ってきてくれてありがとうな」

 抱きしめると、バカバカ、と言いながらも胸の中に顔を埋めた。

 そんなみちるの柔らかな金髪を梳きながら大きなお腹ごと腕の中に包みこむ。

 いつもと変わらない柑橘系の香り。

 このバカで可愛い女も、あの優しくて損な役回りの女も、二人とも俺の女だ。

「あたし……わからない。わかりたくない。でも雄二が好き。そんな雄二も……好きなの」

「わからなくてもいい。俺のエゴだ。一度死に損ねたからな、欲深くなったのかもしれないな」

「ね、……由美子にはもうしたんだよね? 幸は? 天音は?」

「聞きたいのか?」

「い、……いい。やっぱり聞きたくない」

「なあ、みちる。これだけは言っておくが、俺はおまえの出産をこの上なく待ち望んでいるんだ」

「……ほんと?」

「初めての子供だ。これ以上の幸せはない。だからみちる。今夜おまえを抱くぞ」

「……え、……えぇぇっ?!」

「何ヶ月待たされたと思ってる」

「だ、だって、無理だってば! こんなんだよ?!」

「尻穴があるだろ」

「……うそ」

「一応JBにも聞いてみたが、臨月でもセックスに問題はないそうだ。もちろん腹の子を刺激しない程度であれば、ということらしいが」

 顔を青ざめるみちるの唇をそっと啄んだ。

 嫌がって顔を背ける姿もまた愛おしい。

 心配するな。無茶はしない。

 ただ……。

 できれば、もう一人のみちるともしたいんだがな。

 

 

 

 

 

「ねぇ、雄二ぃ……。やっぱりやめようよぉ……」

 ローションを手の平に垂らし、寝巻姿のみちるに向き直ると、何度も聞いた思いとどめようとする言葉に苦笑した。

 さっきまでさんざんキスで宥めたのに往生際の悪いやつだ。

 パジャマの下を脱がそうと手をかけると、その手にみちるの手が重なった。

「あ、あのね、あたしほら、いま体調が……そう! 体調が悪いの! 吐き気とかすごくてね」

「つわりはもう過ぎただろう」

「えっとえっと、食欲とかぜんぜんなくて、げーげー吐いちゃうからね、雄二にかかっちゃったら」

「今朝、バゲット2本とターキーまるまる一羽を平らげていたじゃないか」

「う……見てた?」

「みちる、何も怖いことはない。おまえの身体は見ればわかる。むしろ順調にすくすくとお腹の子は育ってるぞ。食欲があるのはいいことだ。ただあんまり食べ過ぎると出産のときに苦しくなるから、少し量を減らせ」

「……はい」

「ほら、横になってろ。俺が気持ちよくしてやるから」

「雄二ぃ……」

「なんだ」

「見ても……がっかりしない?」

「バカだな。可愛いぞ、みちる。今までで一番」

「……ホント?」

「胸、でかくなったな……触らせてくれるか?」

 おずおずと。

 みちるがパジャマのボタンを外した。服から零れる乳房に思わずため息が零れる。

 ……こんなに大きくなったのか。

 ゴクン、と喉を鳴らして両手で包みこみ、揉みながら口の中で愛撫した。乳腺が張っているのがわかる。身体が母親になるための準備に入っているのだと思うと、たまらなく欲しくなった。

「あ、あぅ……ん」

 喘ぎ声が……ヤバい。

 久しぶりだからか?

 いや、違う。この表情。こんな色気のあるみちるを初めて見た。

 すっぴんなのに化粧でもしてるかのような艶のある表情。いつも見る子供っぽさが欠片もない。

 ……女になったのか。

 妊娠したせいもあるだろうが、俺が由美子に中出ししたと言ったときに見せたあの悋気はただ事じゃなかった。

 感無量だ。

 麻子が俺を筆おろしした時もこんな気持ちだったのだろうか。成長したんだな、みちる。

 胸を揉みながらキスを深めていく。みちるは逆らうことなく腕を伸ばしてしがみついてきた。気持ちよさそうにしている頃を見計らって、――少しずつ。

 陰唇から肛門へと指を辿っていく。ローションを塗りながら優しく撫でつけ、少しずつ指を潜りこませた。

「はぅ、……ん……っ」

 キスに夢中で気づいていない。むしろ股を無意識に拡げていた。時折乳首を甘噛みすると、たまらないといった表情で喘いだ。

 横抱きにしてみちるの腹を時折撫でていた。あんまり触らせてくれないから今のうちに触っておこう。

 手のひらから中の胎動が伝わってくる。確か検診で女の子だとわかったが、ずいぶんやんちゃな子だな。けっこう動いている。

「ゆ、うじ……」

 触ってる手に気づいたか。みちるが手を押しのけようとしてきた。その手を掴み、指を口に含んで吸い上げた。

「や……お腹……見ないで」

「おまえな。この状況でそれは無理だ。何がそんなに見られたくないんだ?」

 みちるの耳の中に舌を入れながら愛撫の手は止めずに訊いてみた。

 もう一人のみちるから訊いておけばよかった。結局由美子からは手がかりが得られなかったし。

 みちるは、言いにくそうに口を籠もらせる。その口を背後から吸い上げて舌でかき混ぜた。

「あ、ぅ……うぅ、……あ、明かりを……消して」

「どうして?」

「み、見えるで、しょ……お腹……汚くなってるの」

 汚い?

 もしかして、……これか?

 肌の筋が割れているのが見える。腹部が膨張したことによる断裂線だ。いわゆる妊娠線。

 これを見られたくなかったのか。

 ……みちるよ。

 妊婦なら仕方ない現象なのに、おまえはどこまでバカなんだ。

 もっともこいつは、ツンデレのために金髪に染めるくらいのバカだった。

 妊娠線を指で辿り、そこにローションを垂らしてみた。

「ひゃうっ」

「気にするな。子供を産めば自然ともとに戻る。それに俺はこのほうがそそられる」

「……へ?」

「みちるを孕ませたのは俺だという実感だよ。おまえに何度搾り取られたことか」

「あ、う……」

「ほら、足をもっと拡げろ。後ろから挿れるからな」

「ど、どっちに?」

「アナルをさっきからほぐしていたの、気づいてなかったか。ローションでかなり潤ったからもういいだろ」

 みちるの目が見開いた。

 痛みはまったくなかったらしい。これでも麻子にさんざんアナル責めされたんだ。感覚もなく慣らすくらい訳もない。

 逃げようとする腰を抑えつけ、腹の下に毛布をあてがうと亀頭の先を肛門に潜りこませた。

「あぅ……っ!」

「ほら、力を抜け」

 桃尻を手で撫でつけ、――ゆっくりと。

 痛くないように少しずつ入れていく。ぬめっているから本当は一気に入れても構わないが、怖がらせたくない。

 みちるの身体が硬直した。

 初めてのアナルセックス――緊張が伝わる。だが痛みはないはずだ。圧迫感は相当だろうが。

「はっ、あ……、あああっ、……や、ぁ……っ」

「みちる。クイズだ。興奮すればするほど大きくなる身体の一部はなんだ?」

「……え? え? ……って、いま入ってきてるコレでしょ!」

「ハズレだ。答えは瞳孔。ちなみに今の俺はまだ半分も興奮してないからな」

「は、半分でこれ?! てか、ひっかけ問題でしょ、それ!」

「じゃあこれは? 優しくそっとはめると女性が泣いて喜ぶものは?」

「……は、はめる? はめるってなに?! えーとえと、雄二のち、ち、……おちんちん!」

「またハズレ。答えは指輪だ。泣いて喜んだよな、おまえ」

「……っっ!! ま、またバカにして!」

「ほら、全部入った。どうだ、奥まで届いてるか?」

 くだらないエロクイズで誤魔化してみたが、緊張は解されたらしい。中の襞の力が緩んできた。

 みちるの耳元に口を寄せる。低い声で、興奮を煽るように囁いた。

「みちる、おまえの尻の中……めちゃくちゃ気持ちいい」

「あ、あ……だ、だめ、おっきくなっちゃ……」

「まだまだ、こんなものじゃないぞ。ほら、どう……だ? ここを抉ってみようか」

 前立腺のあるところ。

 俺が麻子に散々泣かされたところだ。女にもあるかどうか。

 みちるの顔が蕩けだしてきた。感じている。やっぱりここが弱いのか。

 なら……。

 その周りを、回すように動かしていった。次第に中の腸内が蠢いて追いすがってくる。

 初めてのくせになんて動きだ。

 いや、……俺のせいか。こんなふうにディルドで突き上げられたもんな。あの淫乱師匠に。

「はぅ、あうっん!」

「ほら、どんどん硬くなってるだろ。もっと膨張するまで動かすぞ」

「ゆ、雄二…っ!」

「ん?」

「だ、ダメ、もう……お、しり……き、気持ちよく、なっちゃ……」

「なったらダメなのか?」

「ダメ、ダメ、きちゃダメぇっ!」

 みちるが半狂乱みたいに叫ぶと。

 次の瞬間、いきなり中が強烈に絞りあげてきた。

「……っ?!」

 四方八方から棹全体を締め上げる。

 たまらず引き抜こうとするが、ダメだ。動けない。そのまま締めつけ続けて、……ついに。

 強制的に射精させられた。

 なんてことだ、アナルの動きだけでイってしまった。今までこんな醜態を曝したことはない。

 この……動き。

 今までと明らかに違うこの締めつけ。これは。

「……なんで出てきた」

 まさかこんな形で、もう一人のみちるとまた再会するとはな。

 みちるは口元を歪ませて俺を睨みつけていた。

「前に言ったでしょう、私はみちるの味方だって」

 口調も、表情も、あの可愛いみちるではない。

 だが俺はこの女も抱きたいと前から思っていた。

「みちるは来るなと言っていたようだが」

「貴方をイかせたくなかったみたい。こっちじゃなくて、子宮に注いで欲しかったのよ」

「そんなこと、臨月で出来るわけないだろう」

「本人もわかってるわ。だから私が出てきたの。アナルでイかないと貴方、満足しないのでしょう」

 バカな女だ。

 みちるの味方のつもりなんだろうが、出てきた以上容赦はしない。

 みちるには出来なかったが、最奥まで突き上げた。

「あう……っ!」

「イイ声で鳴くじゃないか。もっと喘いでみせろ。……いくぞ」

 腹の赤ん坊に負担をかけたくはないが。

 子宮を突くわけじゃない。このまま抉るように突き上げてやる。

 動きを加速させていく。みちるの手が伸びていくのを指を絡めて握りしめた。そのままアナルを激しくあちこち突きまわしていくと。

 次第に足が開いて迎え入れるような動きになってきた。

 やっぱり……。

 この女、セックスの経験があるのか。

 みちるではこうはならない。男の動きを助長するような内部の激しさ。押し込めると引き込み、抉りこむと纏わりついてくる。翻弄される。……くそ、また射精感が。

 なんて呼ぼう。

 同じみちるだから、みちるでいいんだろうが。

 同じ女とは思えないほどの肉体の反応に、別人のように思えてきた。

 後ろから突いているため表情がわからない。振り向かせようと顎を持ち上げると、顎にかけた指を噛まれた。

「…っっ!」

 痛みではなくその噛む力に眉を顰めた。みちるだって噛んだことなどない。……上等だ。

 お返しにアナルから抜くと、濡れそぼっている蜜壺へと勢いよく挿入した。

「……んぁぁあっっ!」

 ……なんだ。

 こんなに可愛く喘ぐじゃないか。

 アナルでは動こうと何しようと感じる素振りすらなかった。なのに、――痺れたように震えている。

 なるほど。

 またマニアックな経験をお持ちで。

「おまえ、……処女か」

「……っっ」

 みちるの頬が紅潮したのか、耳まで真っ赤になった。

 バージンでアナルセックス経験済み。いったいどういう育ち方をすればこうなるんだ。

 アメリカ出身だということしか知らないが、向こうで辛い人生を送ったのかもしれない。

 わかるさ。

 俺も海兵隊所属だった。人種差別、フリーセックス、ありとあらゆる違法行為、――どういう世界か身にしみてよくわかっている。

 みちるの身体を抱きしめ、座位になって背後から抱えこんだ。重そうなお腹に負担をかけないように俺の膝の上に跨らせ、繋がった部分をゆっくりと動かした。

「あ、……あぅ、……っ」

「ほら、落ち着いてゆっくりでいいから呼吸しろ。心配しなくても子宮まで突いたりしない」

「あ、なんで……? みちる、妊娠してる、のに……」

「俺のペニスをこっちで感じるんだ。臨月でも膣内の挿入は大丈夫だと医者が言っていた。あまり激しく動かなければいいそうだ。ほら……ゆっくり動くぞ」

「あ、や、いやあっ」

「いい子だ、俺の動きに合わせて……足を持ち上げるぞ」

 グチュ……

 子供の重みを利用し、上に持ち上げて重力だけで下へ落とす。そうした動きを何度か繰り返していく。

 膣内が震えている。男根の形を捉えて恐怖で怯えているのか。そりゃこれだけ勃起すればな。

 サイズアップした胸を優しく揉みながら、ゆっくりと……だが徐々に深く。より深く。

 みちるが感じる部分を亀頭で抉りながら押し広げていくと。

 泣きそうな顔でようやく感じる吐息を漏らしてきた。

 なんだ。

 素顔はこんなに泣き虫なんだな。

「なあ……おまえのこと、なんて呼べばいい?」

 名前はもうないと以前言っていた。確かに生まれ変わったようなものだし、名前などあっても意味のないものだろう。

 だがみちるとは違う、もうひとりのみちるを、俺はもう愛おしくてたまらなくなっていた。

「……っ、す、好きに呼べばっ」

「やっぱりみちるとしか言えないな。実を言うとな、おまえのことみちるαとか、みちるεとか、みちるσとか、前は心の中で呼んでいた」

「あ、……貴方ね。人を元素記号かなんかと」

「でもみちるでいいよな。……みちる。気持ちよさそうだな。どうだ、普通のセックスは?」

「どう、って……はぅぅんっっ」

「ほぉら、感じ出してきた。なんで今まで出てこなかった。そうしたらもっともっと、たくさんセックスしてやったのに」

「……それは。……みちるがいるもの」

「遠慮するのもいい加減にしろ。俺が許さん。おまえはみちると一心同体だ。だからおまえはみちるなんだ」

「……は?」

「この赤ん坊は、おまえの子でもあるんだよ。ほら……俺がこうやって」

 膣襞に亀頭を擦りつけていく。

 あまりの気持ちよさに両手で口を抑えるのを、後ろからその手を剥がした。

「感じたまま喘ぐんだ」

「いや、ぁ……こんなの、……みちるに……見られたく、な……」

「みちるは素直に感じたぞ。いいか、感じるのは悪いことじゃない。おまえも快楽に素直になるんだ」

「い、や……みちる……」

「逃げるんじゃないっ!」

 逃がすものか。

 みちるとバトンタッチする気だ。そうはさせない。

 後ろから唇を奪い、そのまま抜かずに膣内に熱い飛沫をぶちまけた。

「あ……あ……っ」

 出しながら動かしていく。みちるの感じる部分は知っている。子宮口近くの粒状の襞の部分。

 滅多にあるものではないが、みちるにはカズノコ天井があった。しかもそこが性感を刺激することもわかっている。

 そこに擦りつけるように射精を続けていくと、みちるの身体が痙攣して膣全体が瘧のように震えながら締め上げてきた。

 イったようだった。

 俺のでイかせることができた。……もうこの女は俺のものだ。

 抱きしめてキスを深めていくと、うぇぇ、と半泣きの喘ぎが重ねた唇から漏れてきた。

「こら、泣くな」

「だ、……って……ひっく」

「今度、デートしてやるから。といってもこの島の中になるがな」

 そう言うと。

 ピタリと涙がとまった。

 こんなところがみちるとよく似ている。

「……いつ?」

「好きなときでいい。みちると交代したら教えてくれ。好きなところに連れてってやるよ」

 やっと嬉しそうに笑った。

 そうか。……デート、したことないんだな。

 これはみちるに妬かれるかもしれんな。

 だが許せ、みちる。

 俺はこのもうひとりのみちるに、いま惚れた。

 セックスして惚れるというのも、いかにも俺らしいが。

「みちるに、……なんて言えばいいの?」

「そうだな。俺とピクニックに行くとでも言っておけ。あいつも行きたがるだろうから、途中でみちるに代わってもらえ。そうしたらおまえと二人きりでデートだ」

 みちるが嬉しそうに腕を伸ばしてきた。

 その腕を首に絡め、甘い口づけを交わしていく。

 みちるとは違う、蠱惑的な香り……。

 なんの匂いだろう。よくわからんが、頭の芯がクラクラする。

 その香りに引き寄せられるように。

 再び腰を持ち上げ、動きを再開すると、もう逆らうことなく誘うように腰を振ってきた。

 

 

 




大好きなみちるなので、張り切って書きました!
おもにエロを!
楽園アフターだとあのみちるが出てこないんですよね、もったいない。
というわけでご登場してもらいました。
迷宮だと3Pもありますが、作者にはハードル高くて書けません。
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