【グリザイアの楽園】楽園Another~雄二はみんなのもの!~ 作:千月華音
「みちる、いるよな?」
トントン、と扉をノックするも返答はない。
背後にいる天音たちの視線が痛い。みちるの妊娠がわかってから伴侶にするのはみちるだと公言したものの、納得していないのはそのみちるだけだ。他の皆は渋々ではあるが承知してくれたというのに。
もう二日近く部屋に閉じこもっているという。
とりあえずシャワーとトイレは部屋にあるから心配はいらないが、食事を運んでも一切手をつけないらしい。
「ユージが声をかけてもダメかぁ……」
「なんでこうなった。みちるには言ってあるだろう、最初に妊娠した女と結婚すると」
「それが……、みちる様には信じられないみたいです。混乱したみたいに誰にも会いたくないと仰って」
「…………。俺が会って話してみる。このままだと腹の子にも障る。幸、その食事の盆を渡してくれ」
「あんまチルチルにキツく言っちゃダメなのよ。まあこういう頑固なところがチルチルらしいっちゃらしいけど」
「あいつのはただの現実逃避だ。前のときと同じだ。あのときは荒療治で棺ごと土に埋めたけどな」
「それってみちるが死んだって言った、あのときよね。……荒療治すぎるわよ」
「心配するな、そこまでするほど深刻な状態じゃないだろう。とにかく無理やりにでも食わせる。鍵はかかってるのか?」
「はい、これ。マスターキー。もっとも内側からチェーンを掛けてたら、壊すしかないけど」
由美子から渡された鍵を使うと、チェーンは掛かっていなかった。
食事の盆を手に持ち、部屋の中に入ると。
窓際に座っていたみちるが、怯えたように俺を見つめていた。
「……入るぞ」
もう入っているが、みちるはチェーンを掛けなかったことを後悔しているような顔をしていた。
……やつれたな。
また自分の世界に閉じこもっているのだろう。もう一人のみちるに相談でもしていたのか。だがあれ以来出てくることはないから、きっといくら呼びかけても出てこない親友に少なからず傷ついたのだろう。そんな様子だ。
食事の盆をテーブルに置き、みちるの傍に近づくと。
ビクッ――と身体を震わせて後じさりした。
「……あのな。そう怯えなくても何もしないから。とにかく食え。もう二日も何も食べてないんだろう」
「……欲しくないの」
「おまえに食欲がなくても、腹の子が空かせているかもしれないだろ」
「……っ! 赤ちゃん、なんて……っ! 欲しくなかった!」
「……みちる」
「いや……! 産むのが怖い……! 自分の身体じゃないみたい、こんなの……っ! 謝りたいのに、あの子に、謝りたいのに、どうして出てきてくれないの?!」
……やはりそれか。
妊娠したのは自分の不注意だったと思い込んでいる。俺にも責任がないわけじゃない。さんざん中に出したからな。
だけどな。
おまえが妊娠したと知って、俺は少しホッとしたんだ。
俺みたいな人間にも、家族が出来るんだとわかって。
本当は、そうしたかった女がいなかったわけじゃない。だけどあいつは俺を置いて逝ってしまった。
みちるが相手でよかったと思ったよ。
若干の不安がないわけでもないが、みちるならばきっとずっと一緒にいてくれる気がする。
だからおまえを選んだんだ。
窓枠に座るみちるの傍に近寄ると、跪いて彼女の手を取った。
驚いて俺を見るみちるに構わず、手の甲に口づける。今までしたことはないが、これが俺にできる精一杯の気持ちだ。
「みちる、おまえを愛している。……俺と結婚してくれ」
「…………」
「ちゃんと言ったことなかったけどな、おまえを俺の妻にしたいと思う気持ちは本当だ。おまえに子供が出来たのは俺にとっては福音だ。それをおまえにきちんと伝えておきたかった」
「ふく……いん?」
「幸せを告げる音ってことだ。さしあたっては産声かな。出産は辛いかもしれないが、その声を聞けるおまえが羨ましいよ。なんなら出産に立ち会ってもいいが」
そう言うと。
みちるは泣きそうな顔で俺の背中に腕を回してしがみついてきた。
その頭を優しく撫でる。……いつもと同じ、みちるの匂い。みちるからしか漂ってこないその匂いは、最初はわからなかったが、どうも俺は――この匂いにいつの間にか囚われていたらしい。
甘酸っぱい、柑橘系の混じったような、それなのにどこか甘い……優しい匂い。
みちるを抱くとき、いつもこの匂いに包まれていた。
「……どうして」
「ん?」
「どうして雄二はあたしなんて選んだの? 子供が出来たからっていうのはナシで」
「それ以外の理由が欲しいのか?」
「だってわかんないんだもん。あたしよりも由美子や天音のほうが胸がおっきいし、幸やマキナみたいに雄二を虜にできるほどセックスが上手いわけでもないし……」
「よく知っているな。見てたのか?」
「み、見るわけないでしょ! むしろあたしのほうが見られてたわ! ゆ……雄二と、その、海岸でセックスしてたの、マキナが隠し撮りしてた……」
「なるほど。あのときか。おそらくその前にしてた天音とのセックスのほうが激しかったから、その比較対象として撮影してたんだろうな。あいつのことだから、みちるには勝てるとでも思ったんだろう」
「……っっ!! あ、あのヤロ……!! ていうか、天音とヤってたなんてひとっことも言ってなかったじゃない!」
「聞かれなかったからな。わかりそうなものだが」
「わかるか! ……え? わかるものなの、それ?」
「天音で余計に火がついた状態のとき、おまえが誘ってきたんだ。断る理由もなかったから続けたが、いつもより早いとは思わなかったか? あれは天音が俺をイかせ続けたせいだ。だからおまえには立て続けに射精した」
「~~~っっ!! き、聞くんじゃなかった! ていうか知りたくなかったわ!」
「みちる、おまえを選んだ理由はな、おまえが好きだからだ。……こんな理由じゃ納得できないか?」
みちるは言葉につまったかのように頬を染めた。
嬉しさは伝わってくるが、まだ信じられないのか、目が泳いでいる。……無理もないが。
面倒だ。言葉で言うより身体で納得させたほうが早い。
みちるを抱きしめて背後から服の下に手を忍ばせた。
「あっ……、ちょ、待って、するの?」
「抱くから身体の力を抜いて、俺の手だけを感じてろ」
「待って、ずるいよ、こんな……あたし以外の女の子ともしてるくせに」
「もうやってないぞ。この前蒔奈が誘ってきたが、みちる以外とはしたくないと断った」
「嘘……だあ」
「まだ疑うのか、俺のこれを握ってみろ」
ズボンから引っ張り出したペニスをみちるに握らせると、触れただけでビクンと大きく震えた。その動きに驚いたのか、みちるがおそるおそるといった感じで見つめて撫でてきた。
正直、もどかしい手の動きが物足りなくはあるが。
みちるの手だと思っただけでこうだ。最近抜いてなかったせいもあるが、我ながら抑えがきかない自身が情けない。
「なにこれ……。いつもこんなだっけ?」
「当社比3倍くらいか。おまえが触ってるからだ」
「……あたしのせいでこうなの?」
「はちきれそうなのがわかるだろ」
「というか、……すでに先っぽから出てるんですが」
「そこを爪で抑えこむようにしてくれるとありがたい」
「こうかな……いや、ちょっと待って! ホントにするの? こんなので?!」
「こんなのとは失礼なやつだな」
「雄二が興奮してるのはわかったけど! ……ちょっと嬉しかったりもするけど! でもこんなデカくなるまで放っておいたあんたが悪い! 一度抜け! じゃないと入らない!」
「抜いたくらいじゃ収まりはつかんだろうな。これを鎮められるのはおまえだけだ」
「あ、あたし……?」
「みちる、つわりはあるか?」
「へ? ……う、ううん、今は大丈夫……波があるみたいで、朝と夕方に気分が悪くなるけど」
「今は昼だから、夕方まで5時間くらいか。じゃあそれまでしても大丈夫だな」
「……あ、あの、あれ幸が作ったサンドイッチだよね。あれ食べたいな」
「食欲が戻ったのはいいことだ。だが先におまえを食べる。さあ、みちる。窓際でやるかベッドでやるか選べ」
指をぱきぱきと鳴らしてみちるをギュッと抱きしめた。逃がすものか。
顎を持ち上げて口づけると、みちるは観念したように目を閉じた。
「ね、……ねえ。そんなの入らないよ……」
服を脱がせてみちるをベッドに放り投げ、シャツを脱いだ俺を見上げながらみちるが不安そうに言った。
確かにいつもに比べると多少……いやかなり大きい。入れる前からこんな状態なのはあまりない。
みちるの股を開いて中を見るが、あまり濡れているようには見えなかった。
仕方ない、少し気分を盛り上げてやるか。
覆いかぶさって口づけ、キスをしながらみちるの弱い乳首を押し潰すように愛撫していく。ここをこうやって指の腹で優しく何度も擦りつけるように潰されると、みちるはすぐに身体の力が抜けて、気持ちよさそうに身を委ねてくる。
……はずなんだが。
ちっとも弛緩しない。おかしいな。こいつの感じるように押し潰しているのに。
久しぶりだからだろうか。この前繋がったのはいつだったか。いや、一週間も経っていないはずだ。
勝手に一人でオナニーでもしていたのだろうか。
それならそれで、俺の愛撫で感じてもよさそうなものだが。
目を瞑って快感をやり過ごそうとしているみちるを見下ろし、どうも相当このペニスにビビっているのがわかった。…………。少し傷ついた。こうなったのはおまえのせいなのに。
そもそも俺のこんな状態を見たら、幸だったら目を輝かせて悦んで口で奉仕するぞ。蒔奈はたぶん興奮するだろうし、由美子は手でイかせようとしてくれるだろう。天音にいたっては見ただけで濡らしてくれる。
そうか。
俺、みちるのこういうところが好きなのか。
妊娠したのに怯えていたり、俺が他の女とセックスするのをみんなみたいに我慢したりせずあからさまに嫉妬したり、興奮した俺のを見てもこうやって自分がされることへの恐怖で身を竦ませたりする、――こんな面倒な女に惚れたのか。
JBも相当面倒くさい女だったが、そんなJBをからかうのが楽しかったのも事実だ。
今さら自分の好みがわかるなんてな……。
「な、なにがおかしいの?」
いつの間に笑っていたのか、みちるが俺の口元に指をあてながらまだ怯えた目つきで見上げていた。
その指を手に取り、口の中にもっていき唾液を絡めて吸い上げていく。
「んぁ……」
「みちる、おまえ、匂うぞ」
「え、ええっ?! うそ、シャワー浴びてるはずなのに」
「体臭の話じゃない。……俺を惑わす匂いだよ。正直、その匂いだけで勃起がおさまらん。これはおまえの匂いのせいだ」
「ふぇぇっ?! ご、ごめんなさいぃ……ちゃんと洗ってます、ぐすん」
「だから体臭じゃなくてだな、……まあいい。みちる、足を開け。あまり濡れてるように見えんが、もう我慢できん」
「あ、う……、ぬ、濡らしてないかな……んっ、あ、そか、もう雄二とセックスしなくていいんだと思ってたから」
「……聞いてもいいか。なんでそう思った」
「だ、だって、春寺さんから聞いた話だと、妊娠初期はセックスしないほうがいいって」
「それはつわりがあるからだろう。体調が悪いときにセックスなんてしたら、ますます気分が悪くなる」
「それもあるけど、産まれるまでは控えたほうがいいって言ってたから」
「知るか。みちる、JBと俺の言葉のどっちを信じるんだ。俺はおまえとしたいんだ。おまえはどうなんだ」
「……したいです」
「なら問題ないじゃないか。さあ、足をがに股に開くんだ」
みちるがおずおずと両脚を拡げた。
途端に――むあっとした匂いに包まれる。一気にそれで膨張が嵩んだ。まだ膣内に入ってすらいないのに。
それを見たみちるがまた怯えて両腕で後ろにずり下がったが、腰を掴んで固定すると。
そのまま膣入口に亀頭をあてがい、すでに出ている先走りを濡らすように陰唇に擦りつけた。
「はぅんっ、あっ、いやぁ、そんなグチュグチュ、いやらしい音たてないで……」
「こうしておかないとあとで辛くなるぞ。……そろそろいいか。いいか、ゆっくり入れるからな」
――ズッ……
いつもより狭く感じる。違う、俺のが大きすぎるんだ。みちるの中を狭く感じるほど膨張がおさまらなくなっている。
あ、熱い……。
なんだこの熱さ。どっちの熱だ、両方か。四方八方から陰茎を刺激してくる。熱というより、辛さのカプサイシンの成分がそのまま染みわたってくるかのような熱さだった。これと同じ熱さを以前にも味わったことがある。
……麻子だ。
あいつが興奮したときの膣内と同じだ。ちょうどこんなふうに萎えそうなほどの熱に思わず引き抜こうとしたが、あいつの締めつけでそれが叶わず、いつの間にか俺にもその興奮が移って病みつきになった。あのときと同じだ。
ということは。
みちるもあいつと同じ状態なのか。……しかし膣内の締まりはそれほどじゃない。ビクビクと震えてはいるが。
みちるが身を捩ってペニスの侵入に唇を噛み締めていた。熱いのはこっちもだ。だからそんなに怯えるな。と、目で語りながら突き進んでいくと。
やっとみちるの感じるあのブツブツとした天井に先端があたった。そこを優しく撫でながら揺り動かしていく。
するとみちるは。
ほう……と甘い吐息を吐いて、ようやく身体の力を抜いて快感に身を委ねてきた。
「熱いよ、雄二の……」
「おまえのほうが熱い。……どうだ、ここを撫でるのが好きだったろう?」
「あ、……ぁ、雄二のが優しい……な、なんで? い、いっつも、そこ、激しく突いてくるのに」
「おまえを感じさせたいからだ。ここは俺のをたまらなく刺激する場所だけどな、おまえにもその感覚を伝えたい。……ほら、先走りを感じるか?」
「か、感じるぅ……チョロチョロ、出しながら……あ、あ……気持ち、いい……」
「激しく突かれるのと、どっちがいい?」
「い、意地悪言わないで……どっちもいいなんて言えない……ひゃうんっ」
「言ってるじゃないか。どれ、そろそろ動くか。みちる、腕を俺の背中にまわしてしがみついてろ」
「おねが……い……優しく、して……」
「難しいな、激しくしたいんだが……優しくか……やってみるか」
膣内の熱はペニスを煽りに煽っていた。さっきからこれで脈動がとまらない。
そこに来て優しくしてとの注文か。無茶を言うが、みちるのお願いだ。きかないわけにもいかない。
先走りを天井付近にまき散らしてある程度ぬめりを与えてから。
スクリューのように回しながら突き入れた。こうすれば動きは早くなくても勢いは殺さなくて済む。
ペニスの予想外の動きにみちるが背中に爪を立ててきた。
こいつ……今度切らないとダメだな。まあいい、その背中の痛みも今は気にならない。
興奮がとまらない。みちるを抱いているという実感を、今頃になって味わっていた。自覚したが、俺はやはりこの女に惚れているようだ。麻子みたいに求愛しながら抱いている。
キスを交わしつつ、爪の痛みと快感が繋がり、回しながら突くという動きをひたすら繰り返した。
すると……。
早くも絶頂の兆しが出てきた。みちるじゃなくて、俺のほうだが。
輪精管から昇ってくる。……もう持たない自分が情けないが、このままぶちまけてしまいたい。
みちるがその硬さから予兆を感じたのか、キスの最中に目を見開いてきた。
「あ、……あっ、も、もう……?」
「出すぞ、膣内をもっと締めろ」
「ま、待って、ダメ、妊娠中……!」
「待てない。子宮に出すわけじゃない、いいからもっと締めてくれ」
優しくって言ったのにぃ、というみちるの文句を口で塞ぐ。優しくしてるだろ。いつもはもっとがむしゃらに突いている。これでもおまえの反応を見ながら感じるように動かしているんだ。
ほら、おまえの子宮が降りてきている。貪欲な子宮口がさっきから涎を流して俺のを咥えようと待ち構えていた。だがそれを無視して、カズノコだけを集中的に攻めていた。
くそ……みちるがなかなかイこうとしない。ちょうどいい締まりが訪れなかった。これじゃ出したところで膣内で溢れさせるだけだ。
仕方ない……。
おまえの性感帯を使うぞ。
無視しまくっていたせいで、少し亀頭を向けただけであっさりと口を開いてきた。その動きに苦笑しつつ、腰を抱えなおし、みちるの子宮に向かって突き上げる。
その動きだけで子宮口が咥えこんできた。く……、相変わらず、ここの締まりは絶妙だ。いや、むしろ子宮内の快楽の良さにはかなわないけどな。そこに入るわけにはいかないので。
入口のリング状の部分を引っかけるように動かした。お……動く動く。引っ張られてついてくる。俺のを一滴残らず絞りこもうとする動きだ。
「みちる、……出すぞ」
耳元で囁くと、みちるはまさか、と表情が固まった。まさか俺がこの中を突き破って出すのかと疑っている。
そのまさかだ。
「そうしないとおまえ、イかないだろう?」
「……っ、イかなくてもいいの!」
「俺がよくない。二人でイかないと意味がないだろ。ほら、もっと入るからな、その口を開けておけ」
「だって、だって、あたし、赤ちゃんがいるのぉっ!」
「まだ2週目だ、形にもなっていない。多少の精液でも問題ない。……いくぞ」
答えを待たずに子宮口を咥えさせたまま、……射精した。
たまらないほどの悦楽だ……。張ってどうしようもなかったのが、みちるの子宮口でいやらしく咥えられたまま出している。その快楽に身震いがとまらなかった。
みちるを見てみると。
同じく絶頂に達したのか、涙を零しながら射精するたびに感じる顔を曝け出していた。壮絶に色っぽい。みちるのくせに。
長い長い射精を、みちるの腰をきつく掴んだまま一滴も残さず出し尽くした。残滓すらない。本当に全部出しきった。
その熱さたるや、今までの比ではない。子宮の口が精液を押し出している。名残惜しいが、ちゅぽ……とそこから抜くと、大量の精が先端に降り注いできた。
多少どころか。
今まで出した中でも最大の量だ。これは溜まっていたのを鑑みたとしても、出し過ぎだ。
それだけみちるにまいってしまってるということか。……やれやれ。
「みちる、……おい、みちる」
半分気をやっているみちるの頬をぺちぺちと叩くと、ようやく意識が戻ったのか俺を見て熱いため息を漏らした。
「熱い……よ」
「熱いだけか?」
「き、気持ちいい……なにこれ、お腹の中で雄二の精液が溜まっているのがわかるんだけど」
「かなり出したからな。朝から一回も抜いてない。おまえの中に全部吐き出した」
「ひどい……あたしは掃き溜めか」
「こんなものじゃないぞ、まだまだ余裕がある。さて、あと何回出して欲しい?」
「も、もういい……あうっっ!」
「みちる、いま抜くと中の精液が全部零れるから、抜かずにこのままいかせてもらうぞ」
「だ、だって、たぷんたぷんいってるよ? こんな状態のままやるの? 鬼なの?」
「鬼畜じゃない証拠に、もっと気持ちよくさせてやる。ほら、うつ伏せるから、今度は後ろからだ」
「ま、待って、ほんと、無理……もう無理……無理だってのに!」
「みちる、うなじがめちゃくちゃ色気あるぞ。背中のラインも女らしさがより際立っている。俺に抱かれるようになって、おまえどんどん綺麗になっていってるな」
「そ、そうかな……えへへ……って、ごまかされるかぁ!」
みちるが大声で叫んだ。
幸に助けを求めている。
無視をして背後から串刺しにしていくと、勢いをつけてドアが開いた。幸どころか、全員がこっちをガン見していた。
「うわあ……。真っ最中だ」
「み、みちる様……お呼びになりました? なにか私にできることは」
「幸、その料理は悪いが下げてくれ。あと1時間後にあたたかいスープと消化のいい食事を持ってきてくれると助かる」
「か、かしこまりました……。ところでみちる様、何か私にお手伝いできることは」
「今はいい。いいか、1時間後だ。それまで来ないでくれるとありがたい」
「ちょっと雄二! なに幸に命令してんのよ、幸を呼んだのはあたし……っっ、はあぅっ!」
「あれ子宮に入ったんじゃね?」
「蒔奈、そのスマホをとめろ。いいからさっさと出て行ってくれ、集中できん」
そーっと扉が閉まり、やっと静かになったところでみちるがまた文句を言いそうだったので、後ろから唇を塞いだ。
激しく咥内を荒しながらゆっくりと押し込むように入れていく。精液と、それに加えてみちるから染み出してきている愛液が重なり、かなり動きがスムーズになってきた。
これなら本格的に動かせる。みちるも感じだしてきているし、1時間は短かかったか。
まあ、いい。食べたらまた再開しよう。
つわりさえ気をつければいいだけの話だ。
もう俺は――。
おまえでないと、抜けなくなってしまったかもしれない。
いや、そうじゃないな。物理的に抜くという話じゃなくて。
精神的に満たされるのが、おまえで射精しないとダメだってことなんだ。
原作だとみちるを宥めたのはまわりのみんなでしたが、雄二もそうだったんじゃないかと思って書いてみました。
作者の脳内では4週目までバンバン中出ししてて、そのあとも毎晩みちるをイかせるくらいイチャついてたと思ってます。