【グリザイアの楽園】楽園Another~雄二はみんなのもの!~ 作:千月華音
「か、……風見さん」
震えた声で幸が呼んだ。俺の本気がわかったらしい。怯えた表情のままかたまっている。
そんな彼女の腰を掴み、ゆっくりと挿入を繰り返した。
さすが普段から自慰を繰り返しているだけある。俺の勃起したペニスの形に膣内が馴染んできていた。深く突くことはせず、ゆっくりと……膣入口から裏筋へと辿っていく。
まずは感じさせたい。
どこで感じるのか、それを探り当てようと動かした。引き攣るような動きを逃さず見極める。幸が感じるときどういう動きをするのか、女によってそれぞれ違うそれを俺の動きで引き出してやる。
「幸、足をもっと開くんだ」
幸が泣きそうな顔で俺を見つめた。……そんな虐めてるみたいな顔をしないでくれ。おまえを気持ちよくさせるためにしていることだ。
「……幸。レッスン1だ。両脚を手すりの上に乗せろ。がに股になるんだ」
「……ぅうっ」
「次、レッスン2行くぞ。自分の指で陰唇を持ち上げて拡げるんだ」
そこまで言うと。
幸は離れようと身体を動かした。セックスはもうしたくないというのを言葉ではなく態度で見せていた。
動いた弾みでちょうどイイところにあたったのか、幸の表情が一瞬、快楽に染まった。
……ここか。
わかりやすいGスポットだ。土手の裏側にあたる部分、恥骨の直下にある尿道の近く。いわゆるスキーン腺のあるところが、女性の性的快楽を最も刺激すると言われる。
本で読んだ知識だが、実際のところ、女によってそこを刺激してもイった試しがなかった。確かに感じやすい部分だが、クリトリスと同じでただ刺激しても痛みが快楽を凌駕してしまう。
だが。
幸のこの表情。――知っている。
そこが女の前立腺であることに気づいているのか、膣内をギュッと締めて俺の動きを封じようとしてきた。
たぶん自慰で気づいて、ディルドでそこを刺激し続けたのだろう。顔を必死に背けて気づかないフリをしようとしている。
なんとも。
新鮮な反応で微笑ましく思えた。
幸の少女らしい初々しい反応に笑みが浮かび、もっと優しく導いてやることにした。
身体の向きを変え、幸を背後から抱きしめる。こうすれば顔は見えないからやりやすいだろう。
「……あ、……」
「落ち着け。俺の動きをただ感じるんだ。ほら、チェアの振動を間隔をあけてゆっくりに調整するから、動きに合わせて少しずつ突いていくぞ。……どうだ? 自分でするより、このほうがはるかにいいだろう」
――ズチュ、……ズッ、……
幸の蜜が溢れて湧き出してくる。
Gスポットには直接触れず、その周辺を撫でるように動かした。自慰ではおそらく直接刺激しただろうから、こうやって焦らすように周辺を徐々に馴染ませてやれば。
「は、……ぁん、……んぁっ、……あぅぅ」
幸が――蕩けてきた。
腰が揺れている。動きを合わせて、膣内部のペニスを優しく揉みほぐすように襞が押し寄せてきた。
こうなれば堕ちたも同然だ。
幸が男根の虜になってきているのを見計らい、少しずつ股を広げていった。両手で彼女の膝裏を持ち上げ、がに股にしていく。
すると。
幸が自ら指で陰唇を拡げはじめた。……さっき言ったことを無意識にしている。幸の理性が少しずつ剥がれていた。
「風見……さん……」
「ん?」
「け、軽蔑……しますか? こんな……淫らな……わたしを……はぅぅ、んっ」
おまえより、もっと淫らな女を知っているが。
それは言わずにいたほうがいいだろう。
膣襞を捲りあげて指で出入りしている棹を撫でつけている幸を、両脚を持ち上げて限界近くまで広げた。
「あ、いやぁ……こんな、……格好」
「おまえのこんな姿を見れるのは俺だけだから、いいんだよ。いくらでも見せろ。もっと感じるんだ、淫らに、俺のでよがり狂う姿を見せてくれ」
やっと。
幸が嬉しそうな顔でこっちを向いた。
……飴と鞭効果が、こうも効くとは。
幸はもう、足を閉じることはなく、飲み込むように腰を動かしていた。
俺のペニスで自慰をしているみたいだ。……なんとも蠱惑的な姿に興奮する。
「……幸。俺のはどうだ? 気持ちいいか?」
「は、……はい。……とても……いい、……です」
「ディルドよりも?」
「あ、あれはもう、捨てます……風見さんのがあれば、もう……あぅ、う……」
「俺のがいいんだな?」
「はい……!」
「それはこうされてもいいということだな」
完全に油断していたのか。
さっきから降りてきているのを感じていた子宮目掛けて、亀頭で突き上げた。
途端に幸の動きがとまって硬直する。だが後ろからガッチリと両手で押さえつけ、身動きとれないように固定すると。
油断しきっていた子宮口をこじ開けるように先端で捩じりこんだ。
「あ、……あぁぁああっっ」
「幸、……力を抜け」
「い、いや……やああぁっっ」
「ここも性感帯だ。おまえが気づかなかっただけだ。……ほら、ゆっくりと突くから」
レッスン3だ、幸。
この穴に俺の性器の形を覚えさせる。
女によって感じ方は違うが……。
おまえをこの穴で感じさせてやる。
みちるもそうだったよ。最初は震えて怯えて、ぴったりと閉じたままだった。
徐々に慣らしていったんだ。亀頭の形を覚えて吸い上げてくるようになるまで、それなりに時間はかけたが。
しまいには突き上げただけで穴が迎え入れるように開かれていった。
あいつのは開きっぱなしだけどな……。
今度、締めつけることを覚えさせないとダメだな。
幸の子宮口は、……やはり突いただけじゃ閉じたままか。
みちるのやり方をやってみよう。
あいつはイってることにも気づけないようなバカだから、それを利用して他で気を紛らわせて子宮内を貫いた。
幸に通用するかどうか。
「……幸。さっきおまえ、みちるが俺の娘を抱いているのを見て、俺とみちるのセックスを想像したと言っただろう」
子宮口にあたる亀頭の感触から必死に逃れようともがく幸が。
その言葉で息を呑む気配がした。表情は見えないが、……後悔してる雰囲気は伝わる。
「そのセックスを教えてやる」
「……や、……い、いや……き、聞きたく」
「いま幸の子宮口にあたってるそれを、あいつは割れ目に反応しただけで開いてくれるんだ。そうなるまでに時間はかかったけどな。そして」
「いやぁっ!」
「いいから聞くんだ! みちるがイくのは、このリング状の入口で挟まった俺のカリが震えて射精する直前のことだ。俺がイくのを待ってるかのように最大までこの穴を開いてくる。それがみちるの絶頂だ」
「…………」
「本人はそのことに気づいてないけどな。俺が射精する頃にはもうイき終わってるよ。みちるはな、俺がイったのが嬉しいんだ。その嬉しさでイってると勘違いするほどのバカなやつだ」
「…………」
「俺はそういうみちるだから好きなんだ。幸、みちるもな、おまえみたいに最初は怖がったよ。だけど俺の求めに応じた。応じようと努力してくれた。……わかるだろ? 俺の言いたいこと」
「…………。……はい……」
「ほら、幸。少しずつ動くから、おまえも俺のを形で覚えるんだ。いま先端が穴の真ん中に当たっているだろ?」
「は、……は、い……ぅ、あ……」
「いい子だ。そのまま、ゆっくりと……そうだ、亀頭を迎え入れるんだ」
こじ開けていく。
少しずつだが穴が震えながら動いてきた。幸の怯えが伝わるが、ここを開けないことにはどうしようもない。
女の子宮は、もうひとつの脳と言われる。
副腎髄質が子宮の脳だとも言われているが、母体と子宮は切り離して考えるべきだと――誰の説だっただろうか。
ともあれ、異物を取り込むための独立した器官であることは間違いない。
そこを異性の性器で刺激などすれば、まあ、女からしたら排除したくなるのもわかる。
だが、――幸よ。
人間は単一生物じゃない。男の精子がなければ受精できない。
だからこの子宮に触れる必要があるんだ。
「あ、っ……んぁぁあっっ!」
子宮の口が少しずつだが開き、思いきってカリまで入れてみた。
……いけそうだ。
幸のそれは、みちるや他の女と同じで、男の性器をちゃんと咥えこんできた。
ちゅぽ……っと抜くと、今度は追いすがってくる。そしてまた穴をカリで引っかけるように入れると、もうそこはさっきまでの固く閉ざされた蕾ではなくなっていた。
「……幸。感じるか?」
泣きそうな顔で。
こくこく、と頷いた。子宮の口で咥えこむ感覚に酔いしれてきているらしい。膣入口がさっきからビクビクと嬉しそうに引き攣っていた。
「まだ、出されるのがいやか?」
頷く。……だが。
「か、風見さんの……精液が……欲しい、です」
今度はちゃんと言葉に出してきた。
少し無理やりだった気がしないでもないが。
「動くぞ、幸。そのまま咥えこんでろ。抜かずにこのまま出すからな」
ズリュッ――……
内部で入口の盛り上がっている部分が引っ張られる音がする。聞こえないはずのその音が鼓膜にというより内臓から響いてくるようで、興奮が嫌が応でも高まる。
そのまま。
幸の子宮口をカリで引っかけたまま動かした。みちるにもこうやって慣れさせていった。穴の入口はこうやって動かすと次第に生き物のように動き方が変わっていくのを知っていた。
幸のは……。
けっこう、しなやかでよく伸びる。柔軟性に富んだ穴だ。安産型なのかもしれない。妊娠したらみちるみたいにセックスしても大丈夫かもしれないな。
気持ちいい……。
子宮の穴が捩れるたびにペニスがもっていかれそうな快感に襲われる。
いいぞ、幸。おまえの穴は最高だ。
棹がどんどん膨張してきた。その太さを感じたのか、幸が苦しそうに喘ぎだし、呼吸を促すように口づける。
胸を揉み、その見事なプロポーションを舐めまわすように眺めた。ひきしまった腰にしなやかな脚、ふくよかで豊満な胸、曝け出された秘部のいやらしい動き方。……興奮が増していく。
ビクビクと震える亀頭の先を感じたのか。
幸の腰がまた逃げようと動きだした。その腰をガシッと捕まえる。
「あ、う……」
「幸、もう一度だ。欲しいと言うんだ」
注がれる怖さと、相反する欲望。
どちらも同じくらい幸の心を乱しているのだとわかっていて、あえて口に出させようとした。
「か、風見……さん……の……」
「ああ」
「せい、えき……を……」
「ねー! まだなの、サッちん!」
――ガラッ
いきなり扉が開いて素っ裸の蒔奈がこっちを見た。
目を丸くしてこっちを見ている。……それもそうか。こんなあられもない姿なわけだし。
「マ、マキちゃ……」
「ご……ごっめーん! 真っ最中だったのよね、どうぞ続けておくんなまし」
まじまじと幸と俺の繋がってる部分をガン見して、再び露天風呂へと戻った。
そんな嵐のような蒔奈の登場に呆気にとられたが、幸は……。
顔を真っ赤にして俯いていた。
「おい、幸。今さら途中でやめるわけにはいかないぞ」
「……っっ」
両手で顔を覆った幸は、思いきり腕を突っぱねて身体を離した。
どこにこんな力があったのかと思うほど、一気に男根を抜いて床に転げ落ちると、落ちていた服を拾って急いで着替え。
振り向き様に俺を見た。
「続きはマキちゃんとしてください!」
それだけ言うと出て行ってしまった。
……タイミングが悪かった。
せめてあとちょっとだけでも遅く、蒔奈が出てこなければ。
いや、今さらだ。
二人同時に相手にしようとした俺が悪かった。
だが、まあ……。
幸をあそこまで感じさせることができた、それだけでも良しということにしよう。
「……さて」
蒔奈。
おしおきしてやるから待っていろ。
普通に抱くだけではすまさないからな。
持ってきたローションを服のポケットから取り出すと、ガラッ――と扉を開けた。
いつかリベンジします。(希望)
幸が身籠るのはいつになるのか。
わりと蒔奈が先のような気がしないでもない。