変更点。綾小路は屋上(特別棟)の出入り口の屋根で頻繁に黄昏ていた。(特別棟の屋上の鍵を偶然拾う)
櫛田の悪態は何度も見ていた。
原作シーンで櫛田が屋上に向かって行くのを見ていたのが、池と山内。
さらにそれ見た綾小路。
「」その他 『』櫛田 【】櫛田本気囁き(脳内に直接)
世界に櫛田教を広めるため、櫛田桔梗だけで100万字目指します。それでは
Aー1 運命の歯車
(まずい。このままでは敗北する。どうしてこうなった。駄目だ考えがまとまらない)
【綾小路君、大好き】
櫛田の囁きが脳内に響き、思考を阻害していた。
まず俺の中の櫛田について考える必要がある。
櫛田桔梗。クラス一の美少女であり、男女問わず人気者だ。俺のような日陰者にすら優しくする天使だった。だがある日屋上でその裏の姿を見てしまった。それを見て俺が感じたのはさらなる関心だった。いわゆる人が誰しも持つ二面性。最初はただその部分が人より色濃くでているだけだと思った。だが違う。本当の櫛田桔梗が全く見えてこない。天使か悪魔か…。それだけではない、もっとさらなる深さを感じる。…興味深い。学校でも櫛田を観察することが増えていた。
***
堀北に呼び出されいつもの時間より遅くなってしまった。
櫛田はストレスがたまると、少し奇妙な行動をとる。一度校舎から出て、しばらくしてからまた校舎内に戻り、遠回りして特別棟に行き、特別棟校舎の屋上に向かう。これはアリバイ工作だ。監視カメラに写りながら帰宅したように見せかけ、カメラの死角を通って目的地に向かう。特別棟校舎の屋上へ。基本的に特別棟には監視カメラがなく、屋上も施錠されているため監視カメラは必要ない。(本校舎屋上には監視カメラが存在する)
(しまった櫛田にさきを越されたか。……あれは池と山内か)
距離を取りながら慎重に櫛田を尾行する二人。手には携帯ではない電子機器が見える。
(まずいな。…状況的にあれで櫛田を盗撮する気だろう。止めるか。…いやここで恩を売る)
綾小路はホワイトルーム時代に戦場の踏破訓練をこなしている。現代の戦場は山間部や平野での塹壕戦から、市街地戦へと移行、その対応訓練も完遂していた。当然に建物外壁を駆け上がる事など容易であった。
この学校に来て初めての綾小路の本気は誰にも見られることなく、宵の暗闇に消えた。
***
『糞糞糞!堀北死ね!』
いつも開いていたはずの屋上の鍵が、何故か今日に限って閉まっていた。監視カメラのない特別棟の屋上。そこが私のストレス発散の場所だった。
堀北のせいで普段よりも遥かに憤慨していた感情が爆発する。
『死ね死ね死っあっ⁉』
1回2回3回目の扉を蹴る瞬間、閉まっていたはずの扉が開き勢い余って前のめりに倒れる。だが誰かに優しく受け止められた。
「櫛田!」
『…え、綾小路君…どうして』
「すまないあとで説明する。声を出すなよ」
お姫様抱っこで櫛田を抱えながら三角飛びで屋上出入り口の屋根に飛び上がる。
素早く屋根に寝ころばせ、上から覆いかぶり、口を押えた。
乱暴されると思った櫛田が激しく暴れる。
俺の顔を引っ掻き、押えている手に爪を立て睨み付けてくる。櫛田の抵抗に対して俺は一切反応することなく、普段よりさらに感情のこもっていない顔で、指を1本だけ立てて櫛田を見つめた。
見つめ合った事で、俺にその気が無いことがわかったのだろう。櫛田に冷静さが戻る。
櫛田が抵抗をやめたのを確認し、櫛田の口から手を離し耳元で囁く。
「池と山内がいる。カメラを持ってる」
端的に状況を説明する。櫛田が頷く。
真下の出入り口から人の気配がしてきた。
「あれ~ 櫛田ちゃん居ないじゃん。見間違いじゃねえの」
「いや絶対に櫛田ちゃんだった!」
池と山内の会話が聞こえて来た。
「いやだから今までも何回かこのぐらいの時間に、こっちの屋上に行くの見たことあるんだって!」
「ふ~ん。何してたんだろ櫛田ちゃん。まさか逢引⁉」
「それはない!この間戻ってきた櫛田ちゃんのあとに確認したけど誰もいなかった!」
「ストーカーじゃん」
「いや俺は櫛田ちゃんが何か悩んでいるかもしれないと思って、泣いてたりしたらワンチャンあるかもって感じ」
静寂な夜の屋上だからだろうか、二人の会話は普段よりもさらに卑猥な言葉が続いていた。
「監視カメラのない特別棟校舎屋上に定期的に来てる。しかもこんな時間に!…絶対秘密があるはず!」
「ストレス発散かもな。…櫛田ちゃんのストレス発散…全裸露出か⁉」
「ふざけんな!俺の櫛田ちゃんはそんなことしない!!」
池が叫ぶ。
「お前もなんかエロい事の可能性にかけてカメラ買ったんだろ。言え。本心を」
「……実は前見た時、屋上に行く前に少しうつむいた櫛田ちゃんが、屋上から降りてきたらウキウキだった。俺は……ストレス発散オナニーだと思う」
「それだ!屋上でストレス発散全裸露出オナニーだ!クゥゥエロ過ぎる櫛田ちゃん。やばい俺もオナニーしたくなってきた。櫛田ちゃん、オナニーじゃなく俺とHしよう!」
「駄目だ俺が櫛田ちゃんと屋上Hするんだ!!」
お互い櫛田とのHを譲らない。
「いいのか山内、とっておきの情報があるんだが、そんな態度だと考えるぞ」
「何だよ。なんか知ってんのかよ池。頼む教えてくれ親友」
素晴らしいほどの手のひら返し。
「実はこの学校支給の携帯、友達登録していると位置情報がわかるんだよね」
そういって操作するが、今の櫛田の現在地は出てこない。どうやら櫛田の携帯の電源が切れているようだ。…マジで危なかった。
「俺こうやって櫛田ちゃんの事、都度都度確認しているから屋上に来ているのもわかってたわけよ。それでいつも10分ぐらいこの辺りいるかな。」
櫛田が普段蹴り上げているフェンスに近づく二人。
「つまりここで櫛田ちゃんは…………」
「この辺にカメラを仕掛けたら櫛田ちゃんのオナニーが見れるってわけだ」
「うおおおおおおおおおおおおおおおお、池、お前天才だろ。いや神か。」
どうやら二人の間では、櫛田はあの場所で全裸露出オナニーを定期的にしている事になったようだ。
完全にストーカーだった。これはもはや学校ではなく警察の案件だ。
監視カメラがなく、止めるもののいない状況がさらなる妄想を駆り立て、秘密を暴き出す。
「なあ山内、絶対誰にも見せるなよ。これ」
「うおおおおおおえっっっっっっっっ黄色、いやオレンジか。つうか尻に食い込んでんじゃんパンツ。エロすぎ櫛田。池、頼むデータくれ」
「俺とお前の仲だからな。1万PPで譲ってやるよ」
「高え、じゃあ俺の櫛田コレクションと交換でどうだ。これとかマジでエロいぞ」
「やばっっっっっっ 櫛田ちゃん。えっどうなってのこれ」
「いろいろあって犬の散歩してたんだけど、首輪に小型カメラ付けたんだよね。で、これは櫛田ちゃんがスカートでしゃがんで撫でてる動画だな。おっと。さっきの写真じゃここまでだな。こっからは1万PPだ」
「どういうことだ山内。これ以上があるのか」
「犬がスカートの中に突撃して、櫛田ちゃんがびっくりして後ろに尻もちつく動画だな。今映ってるこのパンツがドアップで丸見えになる」
「送金したぞ。最初からフルで頼む」
二人は櫛田の盗撮画像、動画を交換しているようだ。
「池、俺あのフェンスでしこってくる。近寄んなよ」
明かりの無い屋上で携帯の光だけが見える。
お互いの姿がほとんど見えないからか、画像と動画を見ながら、服の上から陰茎部をいじっていたのだろう。だが山内はさらなる刺激を求めて、直接しごき始めたようだ。池も山内が離れたことで、タガが外れる。
山内はオナニー中の櫛田を脅して犯す妄想のようだ。
「桔梗、フェンスに手をついてケツを突き出せ。オラ、立ちバックでいかせてやる」
携帯を左手に持って右手で必死にしごいている。
見ている画像は制服を着た櫛田の後ろ姿のようだ。(遠くて分かりづらいが、前かがみでパンチらしている画像だな。似たような光景を俺も何回か見たな※2巻表紙の櫛田の後ろ姿)
池は地面に横たわり、仰向けでしごく。
「櫛田ちゃん、俺初めてだから、ああっ…ああ気持ちいい、櫛田ちゃんと繋がってるよ」
こちらは櫛田に騎乗位でやさしく筆おろししてもらっているようだ。上からでは池の画面は確認できないが、携帯からは櫛田らしき声が聞こえる。神経を聴覚に集中させ動画の音声聞き取る。
『……だ…。…な…池君。私もはじめてだよ。いいよ一緒に行こうね』
(どうやら普段の櫛田との会話で、上手く櫛田を誘導して録音したのだろう。…いやそもそも櫛田はやたらドキッとする言葉や仕草を多用してくる。『初めて』『なんでもするよ』という言葉や、上目遣い、腕や肩、胸や背中などへのボディタッチ。櫛田と話した男で櫛田を好きにならない男はいない。間違いない。…池、お前の罪を許そう)
夜の屋上は人間のさがを増幅する。これがこいつらが普段考えている妄想なのかもしれない。
櫛田の顔を至近距離で観察する。
怒りと羞恥、恐怖、安堵と感謝、警戒、さらに様々の感情が見え隠れする。やはりこの女は面白い。
「桔梗中に出すぞ、駄目だ中出しだ、孕め、桔梗桔梗桔梗」
どうやら山内は中出し立ちバックレイプで孕ませたようだ。
「櫛田ちゃん。うん中に出すよ。俺も好きだ櫛田ちゃん。いくいくいくーあっ。…うん二人で育てようね」
池の彼女はラブラブ中出しセックスで妊娠したようだ。
なあ寛治テッシュもってるか
ほらよ
「屋上オナニーやべえ」
「これは病みつきになるかも。……マジであるかもな櫛田ちゃん」
「絶対抜け駆けすんなよ。櫛田ちゃんと3人で気持ちよくなろうぜ」
なあ春樹、決めておこうぜ、どっちが先に櫛田ちゃんとするか
「寮のお風呂で櫛田ちゃんと洗いっこ」
「櫛田の胸を揉みしだきながら教室で立ちバック」「スク水の櫛田ちゃんのパイズリ」「映像教室で薄暗い中、周りにきずかれないように静かにフェラしてくる櫛田」「男子トイレで他の男子が櫛田ちゃんの話をしているときに、個室で対面座位ベロチュー」「櫛田と…………
前に池と山内が言っていたことは本当だった。櫛田はもう何度も二人と寝ているようだ(あいつらのなかではな)
犯罪行為を共有し、互いの性癖を語り合い、二人の仲はさらに深まったようだ。
***
池と山内が完全にいなくなったのを確認する。だが櫛田を押し倒したまま、敢えて動かない。さて櫛田はどうくる。威圧か懐柔か、俺の庇護を求めるのもあるか。あの二人のおかげで、櫛田は犯される明確なビジョンが焼き付いただろう。恐怖は思考を止める。負けるな櫛田。盤面は整ったぞ、さあ白でも黒でも好きな方を選べ。俺を楽しませてくれ。
満天の星空の下、二人の呼吸音だけが聞こえる。まるで世界に二人だけになったかのようだ。
『……ねえ綾小路君。助けてくれたんだよね』
「違う。俺がただ、あいつらに櫛田の姿を見せたくなかった。俺の我儘だ」
あえてどちらとも取れる曖昧な言葉で返す。
【……綾小路君も私とHなことしたいの……】
血が沸騰する。
………冷静になれ綾小路。糞、櫛田の表情が読み切れない。
(誘惑か服従か、……俺を試しているな。)
ミラーリング効果を狙い、櫛田の言葉を引用し、引いてから押す。
「それは……恋人関係になれたらだ。櫛田とはまだ出会って間もないが…俺にとって大切な友人だ。…だが友人から、親友になって、…恋人になっていけたら…と思う」
『っ……うん私も!』
櫛田の両腕が背中に回り、引き寄せられる。二人のほんの少し離れていた空間が完全に閉じた。
耳元で櫛田が囁く。
『綾小路君、私の屋上での事知ってたんだよね。いつから』
「今日で6回目だな屋上。以前、日が落ちる前に来て監視カメラを探してる櫛田もここで見ていた。ちなみに鍵を開けているのは俺だぞ。ここの屋上は普段は戸締りされていて生徒には解放されていない。」
『ウウウ…H、変態、覗き魔』
背中を櫛田にポコポコされる。
「事故だ。偶然の事故だ。許してくれ」
『…ねえ今日はなんで屋上の鍵閉めてたの。ここ両方から鍵閉めれるよね』
「いや今日は俺が開ける前に櫛田が先にいたぞ」
『どういうこと⁉』
「今日はちょっと用事があって遅れたんだ。そしたら屋上に向かう櫛田の事を二人がこっそりつけているのが見えた。櫛田に電話したが繋がらなかった。それで声かけるにも普通のルートだと間に合わなそうだったから校内の階段を使わないで外壁を駆け上がってきた。ここに上がった要領だな。ギリギリ間に合った」
『っ嘘…… うん アリガト』
どうやら納得してくれたようだ。
「お前は隙がありすぎる。スカートも短い。一人でこんなところにくるのもそうだ。あの二人以外でも櫛田に好意をもっている男子は山ほどいる。そいつらは櫛田の秘密をいつでも狙ってる。スカートが短い。可愛さに自覚を持て」
『…うん気を付ける。……綾小路君も私を好き…だった…のかな。……私の事知って軽蔑したでしょ』
(櫛田の事は………白鳥の水面下の水かきをみているような……特に嫌悪感はまるでない。…いやそもそも何故俺は櫛田を助けた。俺は…櫛田に期待しているのか。)
沈黙は肯定に捉えられる。まとまらない思考を放棄し、ありきたりな言葉で濁す。
「いやさっきも言った通りだ。俺は櫛田ともっと親密になりたい。それにストレス発散はよくある事だ。俺も風呂でよく思い出し怒り、いや思い出し羞恥で水面を叩いている。自己紹介失敗したことを思い出したりしてな」
「それに堀北の悪口を聞いたときは、俺も感じるものがあった。マジあいつヤバいぞ。今日も左手コンパスで刺されたからな。櫛田、あいつとは友達になるのはやめたほうがいい」
『綾小路君は結構仲いいじゃん。………そっか。全部知ってて私を助けてくれたんだね』
「いや本当に大したことじゃない。もし池や山内に知られたら少しだけ面倒くさい事になりそうだったから」
『ありがと』
櫛田が抱きつきながら耳元で囁く。
【…綾小路君、下になって…次は私が上で動くから】
抱きついたまま体を回転させ、流れるようにマウントポジションを奪われた。抵抗できなかった。いや俺の体が勝手に櫛田に従った。
『もし私の事……あの二人に知られてたら、もしもカメラで撮られてたら…。本当にあいつらにHなことさせられてたかも…』
馬乗りになった櫛田が俺の両手を掴み、そのまま両胸に誘導する。まるで迷子になった子供が再会したお母さんの手に両手で縋り付いているような。
櫛田の両手は震えていた。
『ゴメンね綾小路君。このまま聞いてね』
原作6巻 櫛田桔梗の独白
『…………だから私は学校の誰よりもみんなの信頼を得たい。そしてみんなの秘密を握る。それが櫛田桔梗という人間』
学校全ての生徒と友達になりたいと豪語する少女の内なる欲望が溢れだす。
『綾小路君は私のいやなところ知ってても、私を助けてくれた』
『綾小路君はそもそも他人に興味がない。だから私の事を誰かに言いふらしたりしない』
『他人に興味ない綾小路君でも、私の事は少しだけ好きだってことは知ってる』
『……でも…今はそうでも、未来はわからない』
『だからこれで……胸にあんたの血バッチリついたから。誰かに言ったらレイプされたって学校に訴えてやる!』
「それは冤罪じゃないのか?」
『この状況で違うといえるの』
視線を櫛田の双丘へ向ければ、制服にしわができるほど10本の指が食い込んでおり、さらに俺の右手の傷(さきほど櫛田が暴れた際にできたのだろう)からほんの少しだけ血が垂れ ーーー暗くて分かりづらいがーーー 櫛田の制服を赤くしている。さらに俺の顔には引っ搔き傷が付いている。
「俺の血だけでは、逆に俺が櫛田に暴行を受けた証拠であり、櫛田への強姦の証明にはなりえない。この顔の傷も」
『じゃああんたは大丈夫とわかってて胸を揉んでるってことなんだ』
「いや完全に潔白ではないのはわかっている。人気のない場所に連れ込み、押し倒し、口を塞いだ。だがそれは人助けのためであり、AEDを使った人命救助のようなものだ。胸をさわった、痴漢だなどといわれるのはおかしい。それに櫛田が俺の両手を押さえつけているからであって、決して俺の意思ではない」
『ふぅ~ん?じゃあ私が押さえてる手を離したら、綾小路君は直ぐにおっぱいから手を離してね』
「………ああ」
『…ふふ、そんな悲しそうな顔もするんだね。いいよサービスしてあげる。綾小路君は私の心臓マッサージのために仕方なくさわってる。だからこのままお話しよっか。あっでも手を離したらもう一度触るのはNGだよ。人命救助じゃなくて女の子のおっぱいを触るのは犯罪だからね』
「ああっ心臓マッサージは得意だ!」
承認されたことでますます両手の神経に集中する。
『もうがっつき過ぎだよ。もっと優しくして。今着けてるブラジャーはワイヤー入りだから、あまり強く揉まれると痛いかな』
「すまない。これぐらいか」
『うんいい感じ。あと綾小路君の人差し指の付け根あたりが私の一番敏感な所だから。アッ もうH じゃあお話ししようね』
綾小路が両手をほんの少しずらし、自身の人差し指の付け根があった所を今度は親指と人差し指で優しく転がしている間に、櫛田の両手は綾小路の手を離れ、綾小路のワイシャツのボタンを全て外し下着を首までまくり上げていた。
綾小路の胸板に櫛田のやわらかい両手が添えられる。
『綾小路君の事は信用してるよ。絶対に私の秘密は誰かに話さないって』
「ああ俺は信用できる男だ」
『もうそれは詐欺師のセリフだよ』
「そうなのか」
お互いが相手の弱点(chikubi)を攻撃し、話の主導権を奪い合う。が、制服+ブラジャー越しと、ダイレクト攻撃とでは天秤は容易に傾いていく。
『私は私の秘密を綾小路君にのぞき見された。6回も』
「今日のはカウント外だろ」
『綾小路君の秘密も教えて。1個でいいから』
「秘密か。面白いものはないぞ」
『どんな些細なことでも構わないから。そしたら……綾小路君ともっと仲良くなれる』
櫛田が俺の体に倒れこむ。両手は体と体に挟まれたままだ。
【綾小路君は私にとっても大切な友人。…でも私は綾小路君ともっと特別な関係になりたい。そしたら…私のたいせつなものをあげれる。ダメ…かな?】
可愛い+Hなお願い+上目遣い+囁き+体密着+おっぱい+夜の屋上+二人きり=トリプル役満
「…じつは10ヵ国語を話せる」
『冗談…じゃないよね』
「ああ」
『英語で私の事を褒めて』
「The short hairstyle suits you well. You are cute」
『ドイツ語で私の好きなところを言って』
「Deine Augen sind faszinierend.」
『スペイン語で情熱的に私に告白して』
「En TI he encontrado todo aquello que necesito para ser FELIZ.」
『ミーちゃんとは中国語で会話できるの?』
「問題ない…モーマンタイといいたいところだが難しいな。俺は標準語いわゆる北京語話者だ。しっかり話した事がないから確信はないが、王は広東語話者だろう。無問題は広東語ではメイウェンティになる。だが繁体字はわかる。筆談なら可能だ」
『本当なんだ。……どうして10ヵ国語を話せるのを秘密にしてるの』
「……それは」
『…そっか。綾小路君の家庭は普通じゃない。それが秘密なんだね』
「っ…櫛田、それについては『大丈夫絶対誰にも言わない』
『ありがとう綾小路君。すごく親密になれた。……特別な事しようね』
俺の右手が櫛田の左手に絡めとられる。
『恋人繋ぎだね♡』
少し開いて膝を立たせた右足に、櫛田が両足を絡めて体を密着させる。
冷静になれ綾小路。完全にヤバい。状況を整理しろ。
(左手、櫛田の左胸を攻略中。駄目だこの左手は動かせない。おっぱいからは逃げられない。)
(右手、櫛田の左手を抑えている。駄目だ右手は使えない。5本指が完全に絡まっている。恋人繋ぎは外せない)
(右足、櫛田の両足に挟まれ圧迫されている。駄目だ右足は動かない。スカートが捲り上がり白いふとももと鼠径部の下着が芸術的だ。
(左足、駄目だ勝手に動いている。櫛田のふとももに吸い寄せられる。俺の意思に反して両足が勝手に櫛田の右足を抑え込んでいた。)
視点が定まらない、(櫛田の瞳、唇、胸、ふとももを往復する)
今度はくぎ付けになる(櫛田がみずからスカートをへそまで捲り上げ、下着の全容が現れる。そしてその下着を少しだけ下げる。半脱ぎの状態だ。むちむちのふとももに留まるパンツ、薄い一本線のような陰毛から目が離せない)
密着され鼻孔がくすぐられる(人生で一番いい匂いだ)
耳元で吐息がかかり、囁きが脳内に反響する(すごい、綾小路君かたい、パンパンだね)
両手両足が完全にロックされている。
櫛田スペシャル。 体を動かすことができない。否、自身の意思に反して動かされる。
じゃあそろそろフィニッシュかな
櫛田の右手が俺のズボンのベルトを緩め、チャックをおろす。
俺のパンツの上からやさしくふれる。全身を電気が走った。
『もう~力みすぎだよ。リラックスして。私にゆだねて』
『そう……腰を少し浮かせて』
ズボンごとパンツを脱がされた。
(…嘘…凄い。えっこんなに大きいの。ダメ、こんなの入れたら裂けちゃうよ。綾小路君すごすぎるよ♡)
櫛田の心の声が漏れ出ている。否、心の声のような声を出している。
そして櫛田の右手が綾小路Tレックスを捕食した。
先ほどまでもお尻やふともも、指でそっと刺激されていた。だがズボン+下着越しの刺激であり、直接刺激されている今とは比べ物にならない。声が漏れる。
「櫛田ああ、やばい、櫛田待ってくれ『やめちゃう?』いやそのまま続けてくれ」
耳元で櫛田が囁く
【綾小路君、大好き♡】
『綾小路君、フランス語で誰よりも愛してるて囁いて。キスしてって』
「Je t’aime comme personne ne t’a jamais aimé Et je t'embrasse tendrementっ……………う……」
言い終わる前に櫛田の舌が俺の口の中に侵入してきた。相手を捕食しようとする2匹の蛇のごとく絡み合う舌。粘膜と粘膜の接触は、お互いの脳を混ぜ合わせ、一つになったかのような多幸感に包まれる。その櫛田と繋がった世界で綾小路は絶頂を迎えた。
綾小路の陰茎部は、やわらかい布のようなものに包まれていた。
これが綾小路にとって人生で初めての精通だった。
全身から力が抜け、櫛田から両手両足を離し、その場で大の字で寝転び櫛田の様子を伺う。
櫛田はまた俺の上に跨るが、膝立ちのまま見下ろしていた。
そして制服の安全ピンを外し、自身の人差し指に突き刺す。
そのまま下着の中に手を入れて俺の精液に血を混ぜ合わせる。
『混合DNAが被害者の下着から検出された場合、犯人はなんて言い訳するのかな』
櫛田の雰囲気が変わる。
『誰かに私の秘密をいったらレイプされたって警察に突き出す!』
(冤罪だが…。俺は少年院だろうな)
『でも今日の事は思い出してオナニーしていいよ。こんな気持ちよかったの初めてでしょ』
「…ああ。精子を出したのは初めてだったが」
『じゃあ綾小路君は世界で一番幸運な犯罪者だよ』
「そうなのか?」
『クラスで一番の美少女と恋人繋ぎで、胸を揉んで、足を絡ませ、体を密着させながら、耳元でお互い愛を囁き、最後はキスして舌を絡ませながら、女の子のパンツの中に初めての射精体験。…檻の中で毎日しこってろ猿!』
また櫛田の雰囲気が変わる。
『綾小路君。私だって男の子に胸さわられたのも、男の子の……さわったことも初めてなんだからね。…キスだって初めてだったんだから』
【……綾小路君…責任とってね】
「わかった。櫛田との体験、毎日考える事にする」
櫛田の顔が赤く染まる。
『…そっちじゃないよ。でも…毎日私で……嬉しいけど、やっぱり恥ずかしいからダメ』
「俺は櫛田と一緒にもっと色々なことを、初めての経験をしたいと思う」
『もうH……』
櫛田が立ち上がり、両手を差し出してきた。
『いいよ。秘密を黙っていてくれたら、綾小路君をもてあそんであげる』
櫛田の両手を掴んでしまった。櫛田に引き起こされる。
目の前にいる櫛田はいつもの櫛田になっていた。
『ねえ綾小路君、屋上に外から登ってきたんだよね。どのあたりなの?』
「あそこのⅬ字になってる当たりだな。あの辺の配管と壁を上手く使うと10秒程度でいけるぞ。次はもっと早くこれるな」
『……また……助けにきてね』
「ああ。必ず」
静寂が訪れる。
『綾小路君、今日はありがとう。すごくかっこよかった』
『本当の綾小路君は運動も勉強も凄い。でもそのことは絶対誰にも言わない。綾小路君の事を詮索したりしない。』
俺の頬に櫛田の手が添えられる。
『傷ゴメンね』
見つめあいながら櫛田の顔がゆっくりと近づいてきた。お互いの息遣いが感じられるほどの距離で止まる。
【……ア…綾小路…君…………】
櫛田が目を閉じる。
先ほどまでの雰囲気とは全く違う。
櫛田の顔がこわばり、声が震えていた。告白するかのような、緊張感、いやこれは告白したあとの返事を待っている女の子だ。
(責任…か。家族に……なれるのだろうか。俺は何も知らない。だが今だけは)
震える櫛田の体を抱き寄せ、長い長い口づけをした。
『綾小路君。土曜日と日曜日は寮の部屋から出ないでね。約束守ってくれたらかならずお礼する。…月曜日…またねバイバイ』
櫛田が周囲を警戒しながら慎重に帰っていく。
先ほどの戦果について考える。
櫛田に恩を売り、利用できないかと考えていた。だが実際は、櫛田に脅迫されうる物理的証拠を握られ、俺の秘密を見抜かれ、自らキスしてしまうほど櫛田が愛おしくなった。
櫛田の秘密を知っており、物理的にも圧倒的有利なマウントポジションにいた俺が、逆に櫛田に脅迫され籠絡されている。勝率99%の盤面からひっくり返された。俺は完全に負けた。
櫛田桔梗、お前は俺に初めてを教えてくれるのか。………楽しみだ。
池と山内がまだいるかもしれない。万が一に備え、時間を置いてから外壁を駆け降りた。
櫛田桔梗への好感度が上がった。櫛田桔梗への警戒度が上がった。
綾小路清隆への好感度が上がった。綾小路清隆への警戒度が上がった。
麻雀の持ち点(ライフポイント)25,000点
役満の点数32,000点 = 致死
トリプル役満96,000点 = 綾小路は3度死ぬ