KP(桔梗ポイント)
100KP獲得で櫛田桔梗と結婚
櫛田桔梗は恋人だった。
櫛田桔梗と婚約した。
櫛田桔梗に噛みつかれている。
肩の痛みで冷静さを取り戻し、周囲を確認する。
櫛田の部屋には大きな鏡、姿見がある。オシャレに気を使う櫛田は、毎日自分の姿を確認していることだろう。
日本では鏡が、魔除けや厄除け、真理・啓示の象徴とされてきた。光を映し反射する鏡は、邪悪なものを跳ね返す力があると信じられ、また目に見えないものを映し出したり、真実の姿を映し出すとされてきた。
姿見に映っていたのは、喰われかけている哀れな青年と、人の大きさの醜悪な女王蜘蛛…………などではなく世界で一番可愛い俺の彼女、…いや婚約者が俺に抱きついて甘えていた。どちらの櫛田もマーキングが大好きだ。キスマークか歯形かの違いはあるが。どっちも可愛い。
普通は抱き合っている姿は自分では見れない。今も肉眼ではほとんど櫛田の背中しか見えない。
だが鏡に映る、その抱き合っている姿を見て、Tレックスが暴れだす。
対面座位だ。鏡に映っていたのは制服を着た高校生の男女が対面座位でセックスしているような姿だった。男が腰を動かすと、女の身体が上下に揺れ、微かに喘ぎ声をあげる。鏡の中の男は、我を忘れたように腰を動かしながら、女のスカートまくり上げ、尻をもみくちゃにし、左手でパンツを限界まで食い込ませて、右手でケツをおもいっきり叩いていた。何度も何度も。叩くたびに悲鳴のような喘ぎ声が響き、それが男をさらに興奮させていた。
『あっ…清隆、んっっ……、あっ…………清隆んっ……』
櫛田の声で我に返った。…俺は何をしていた。鏡に映る櫛田のお尻は真っ赤にはれ上がっていた。
「すまん。その…鏡に映る桔梗が可愛すぎて、セックスしてるみたいで……現実感がなくて」
『う~…お尻を叩かれるのは……いや……じゃないけど…もう少しだけ優しくして』
「気を付ける」
『それとゴム伸びちゃってパンツ駄目になったからね。弁償してね。』
「何でも買ってくれ。俺が払う」
櫛田が妖艶な笑みを浮かべる。
『ねえ清隆君はやっぱりTバックが好きなの?』
「その…桔梗のような天真爛漫な女の子が、Hな下着履いてると凄く興奮します」
『うんうん、Hな男の子だね。…いいよ清隆君の誕生日に履いてあげるね』
【学校でいっぱいHなことしようね】
俺の誕生日は10月20日だ。いや明日だった気がする。俺の婚約者はやっぱりHな女の子だった。
『でも清隆君があんなSな面もあったなんて……ドMくせに』
「まて、俺はSでもⅯでもないぞ」
『嘘だよ、いつも私に噛まれてるとき恍惚としてるからね。絶対喜んでるでしょ』
そんなことは……あるかもしれないが、
『私の手コキでいつも情けない喘ぎ声上げるし』
櫛田の手コキで声を出さない男などいない。射精ギリギリで止められ、焦らされ、耳元で淫語を囁かれる。(【もしかしてオチンチン、おマンコにいれたいの?】) (【あと3分オチンチン我慢できたらHしてあげるね。………………………我慢して、まだ駄目、清隆君とHしたいの、お願い我慢して。ダメ、ダメ、ダメ、清隆君、やめて、お願い、やだ、いかないで、やだよ、清隆君とHする、いやーーー】)
確かに俺はいつも情けない声で懇願していた。
『屋上で私がフェンス蹴ってるところ見て本当はどう思ってたの?』
最後の日を除いて、トータルで五日間、櫛田の悪態を見た。女子高生の見てはいけない所を見ている興奮があった。そして俺は……もしかして俺はフェンスになって櫛田から罵倒され蹴られたかったのか?
『堀北さんに学校でコンパス刺されてるよね。何回も。』
「マジで痛いぞ。右手も左手もやられた。」
櫛田がため息をつく。
『綾小路君、前にも言ったけどクラスの女子は綾小路君と堀北さんが付き合ってるとか幼馴染とか噂してるからね』
「堀北と食堂にいったのは1回だけだぞ。それ以外コンパスで刺されてるところしか見てないだろ」
『コンパスで刺された堀北さんに、嬉しそうに話しかけてるからね綾小路君。「一生の傷物になったらどう責任とるつもりだ」…って何、堀北さんに結婚を迫ってるの?…ちょっと気持ち悪いからやめてね』
そんなバカな
『綾小路君もそうだけど、堀北さんは友達がいないから、距離間がおかしいんだよ。堀北さんのカテゴリーには「他人」と「身内」しかないんじゃないかな』
「つまり俺は他人(隣人)ってことだな」
櫛田がさらに大きなため息をつく。
『堀北さんにとって綾小路君は「身内」だよ』
「いや待てそれはない。絶対に。身内…家族って…生徒会長にコンパス刺さないだろ」
『身内にも両親、兄弟、恋人(夫)、いろいろあるよ。堀北さんにとって、生徒会長は敬愛する「兄さん」、綾小路君は多分、出来の悪い「弟」って感じだね』
「いやでも弟にもコンパス刺さないだろ」
『堀北さんはなにか武道やってたよね。生徒会長も。…もしかして鉄拳制裁は堀北家では日常なのかも。出来の悪い妹や弟を制裁するのは当然って感じで』
未遂に終わったが、生徒会長は堀北を投げ飛ばそうとしていた。コンクリートの地面にだ。
「愚かだな、本当に。昔のように痛い目を見ておくか?」
あの時の生徒会長の言葉を思い出す。確かに生徒会長が言った言葉だ。……マジだった。堀北にとって生徒会長は絶対だ。目指すべき頂だ。であれば櫛田の言う通り、身内の教育のため鉄拳制裁するのは当然のことだ。
堀北は兄を真似して弟(俺)に制裁していた。
「……俺は堀北清隆だったのか⁉」
櫛田の強烈なビンタが飛んできた。
『バカのこと言うと次は私もコンパスで刺すね』
「顔は駄目だ、シャレにならないぞ」
『オチンチンだよ。この勃起チンコにぶっ刺してあげる』
《刺していいのは刺される覚悟のあるやつだけだ》
これは博士(外村)のオリジナルだ。突然プールで、右手で左目を隠しながら言われたときはこの意味が理解できなかった。だが今ならわかる。あれは勃起していた男子どもへの警鐘だ。
レイプ犯は刑務所でその報いを受ける。刺す側から刺される側になるのだ。
複数の女を刺した(挿入した)男は、女に刺され使用不能にいたるかもしれない。
池、山内、お前らに足りないのは覚悟だ。
俺は櫛田になら刺されてもいい。櫛田に挿入する覚悟は出来ている。
櫛田の脅迫を受けてなお陰茎部はさらに硬化していた。
『なんでオチンチンさらにおっきくなるのーーー⁉。……うーーこのままだと清隆君の性癖が歪んじゃうよ。…よしベッドに行こ。清隆君から攻めてみて、今日からは直接触っていいからね。』
櫛田に誘導されベッドに腰掛ける。櫛田は背中を向けて、足を広げている俺の前に座ってきた。櫛田の臀部が俺の下腹部を圧迫する。櫛田の背中が、俺の胸部と触れ合う。ブラジャーの肩紐が透けている。櫛田の髪の毛が俺の鼻孔をくすぐる。ものすごく心地よい香りだ。
俺は無意識に櫛田を抱きしめる。首元に吸い付き、両手両足は蛇のごとく櫛田に絡みついていた。
屋上での櫛田との出来事から今日にいたるまで櫛田とは様々な場所でしてきた。ただしそれは櫛田からの一方的な攻めが多かった。俺からの櫛田へのお触りは基本的に禁止だった。
教室で手コキで堀北の椅子に射精させられたり、赤点組との勉強中に足裏で股間を触ってきたり、俺にだけ見えるようにパンチら、乳首チラ、普通の会話から突然の淫語囁き。みんなの視線がそれた瞬間にキス。
そして毎週金曜日の午後10時に櫛田と電話する約束になっていた。話す内容は今週の学校での出来事、週末の予定、そして櫛田とのテレホンセックスだ。お互い高性能のヘッドホンとマイクを買いそろえ、1週間のため込んだ欲望を発散した。音声だけでは足らず、今ではビデオ通話になっていた。お風呂からセックスにいたるまで櫛田と通話したままだ。学校では櫛田に責められるが、通話中は俺の指示通りに櫛田がしてくれた。
服を脱がせ、パンツをずらしてオナニーさせた。四つん這いでおマンコのアップを写させた。
そして俺はベッドに仰向けで右手でしこり、左手で携帯を見る。櫛田の騎乗位が画面には映っていた。おっぱいが揺れる。本当に櫛田と騎乗位セックスをしているような感じだ。映像内の一糸まとわぬ裸体は、この世のものとはおもえないほど艶かしかった。
そんなバーチャルセックスも今日で終わりだ。
興奮で手が震える。櫛田のYシャツのボタンがなかなか外れない。糞
なんとかボタンを外し、シャツを広げ、ブラジャーを露出させる。ブラジャーを優しく両手で包む。グレープフルーツいや小ぶりのメロンぐらいある。
櫛田の身体がびくっと震えた。
下着ではない生肌の部分を指で押したときに感じる柔らかさに興奮する。そして今日俺はこの先への通行許可が出ている。四本の指先をブラジャーの隙間にあてがいその先へと侵入した。
櫛田の身体がまた震えていた。
これが櫛田のおっぱい、生だと全然違う。凄すぎる。すべすべでふわふわだが弾力性があり、そして乳首がコリコリだった。
おっぱいはメロンの中身で、ブラジャーはメロンの皮のようなものだった。ブラジャー越しでは、その味も匂いも柔らかさも堪能することはできない。わかるのは大きさとほんの少しの柔らかさだけだった。
左のメロンを堪能し、右のメロンにも手をつける。
プール授業で誰もが釘付けになった身体を好き放題できている優越感に浸る。
櫛田の肩越しに自分の手がおっぱいを揉みしだいていることを確認する。そしてブラジャーを下に引っ張り両乳首を露出させる。最初は手のひら全体で乳首に優しく触れる。ほんとうにそっと触れる程度だ。
微かに櫛田の声が漏れる。
少しずつ乳首が立ってきたら、今度は人差し指から小指の指先で撫でるように乳首を転がす。乳首が完全に勃起する。そのビンビンに立った乳首を人差し指と親指摘み、こねた。
櫛田は声にならない喘ぎ声を出していた。まるで屋上で櫛田に初めてチンコをしごかれた俺のようだ。櫛田は乳首で非常に感じるようだ。
そして櫛田は軽井沢などと違い普段足を開いたりはしない。授業中も、休み時間に友人とおしゃべりしてる時も食事中もしっかり両膝を揃えていた。
無性に広げたい衝動に駆られる。
櫛田のふとももの間に右手を突っ込む。すべすべでふわふわでもちもちだ。もしかしたら女の子の体は全身がエチエチなのだろうか。
ふとももを十分に堪能し、それから後ろから櫛田を挟むようにして、両足を櫛田のふとももの間に差し込む。そのまま櫛田の両足を限界まで開かせた。
学校ではこんなに櫛田が大股開きになっている姿はみれないだろう。上からでもパンツが見える。正面からならパンツのリボンからお尻の食い込み部分までまる見えだろう。
そのパンツに優しく触れる。
櫛田が小さく首を振っている。
その恥じらいが俺をさらに興奮させる。
パンツの中に手を突っ込む。
櫛田の身体が跳ねる。全身に電気が走ったようだ。
屋上のお返しだ。今日は俺が櫛田を逝かせてやる。
意気込んでみたが最初から躓いた。
なんだこれは指が沈む。構造がわからない。穴ではなく溝のような作りなのか。
さらに指を奥まで進めると、既に濡れていた。
俺はよくわからないまま夢中で溝に沿って指を前後に擦った。
左手で櫛田の乳首を転がし、懸命に足を閉じようとする櫛田を両足で阻止し、右手では櫛田の割れ目を擦り、櫛田のうなじから首元を舐めまわした。
それからいったいどれほど弄っていただろうか。
櫛田が泣きそうな小さな声でささやいてくる。
『…ヤダ……イヤ……ヤダヤダヤダ…いやぁぁっ!』
櫛田の全身が硬直し、悲鳴のような声をあげた。
パンツから手を抜くと、指全体がビチャビチャに濡れていた。
初めてだ。今日が初めて。櫛田を俺が逝かせた。征服感がこみ上げてくる。
右手を舐める。これは麻薬だ。櫛田の愛液を舐めればチンコは死ぬまで何回でも勃起できるはずだ。
櫛田の顔を振り向かせ、少し無理な体制でキスする。
「桔梗いっただろ?泣くほど気持ち良かったか?」
【う~清隆君の意地悪。…でも本当に凄くよかった…ご褒美にオチンチンお口で逝かせてあげるね】
櫛田がベッドから降りて、俺の両膝の間にちょこんと座った。
上目遣いで見つめる櫛田は愛玩動物のようだった。
俺は無意識に櫛田の頭に手を乗せて、撫でていた。
すると櫛田は俺の膨らんだ股間へと顔を近づける。
そのまま俺の股間に顔をうずめる櫛田。
もぞもぞと動いていたが、歯でチャックを下していた。
そして今度はズボンの隙間に櫛田の舌が侵入する。パンツ越しに櫛田の舌の感触がヤバい。
なかなか進まないもどかしさがあるが、櫛田が手を使わないで口と舌だけで、俺のチンコを出そうとしていることにますます興奮する。
舌でパンツの隙間を発見したようだ。今度はパンツの隙間に舌が侵入する。
櫛田の舌が俺のチンコを刺激する。
チンコがパンツの中で躍動して隙間から出されてしまった。
櫛田の顔の目の前に俺の勃起したチンコが現れる。
「頑張ったな。ご褒美のオチンチンだ」
俺は櫛田の頭をなでなでする。尻尾をブンブンに振っている櫛田の幻影が見える。
櫛田は犬のように口を開いて舌を出したまま俺のチンコに近づく。
だがあと1cmの所で止まる。
櫛田は目を閉じて、口を開けて動かない。舌だけがペロペロと獲物を誘っていた。
頭がおかしくなりそうだ。目の前の穴に入れたい。入れたい、入れたい。
櫛田の頭を撫でている手が、両手で頭を掴むような形になった。
櫛田の舌が俺の亀頭をチロチロと舐める。
そして15年一緒に生きてきた俺のチンコが櫛田に食べられた。
手コキとは全く違う。チンコが溶ける。気持ち良すぎる。
櫛田のフェラチオは俺の想定と、次元の違う気持ちよさだった。
手コキは櫛田に攻められている。Ⅿだ
フェラチオは櫛田を攻めている。Sだ
櫛田桔梗が俺のオチンチンを気持ちよくするために奉仕している。
征服欲がこみ上げる。
櫛田が上目遣いで見つめて来る。
可愛い+上目遣い+フェラチオ
これに耐えれる男など存在しない。
「桔梗気持ちいい。いい最高だ。…いきそうだ、中に出すぞ、いくいくっ…いっ…」
櫛田の口内に射精した。
射精の余韻に浸って世界平和について考察していたが、残念ながら綾小路くんたちは櫛田の口内からティッシュに移されてしまった。
正面のテーブルのテッシュケースがこちらを向いているのが見える。なぜ櫛田はあのティッシュを使わなかった?
わざわざ脱いでいた制服の上着からポケットティッシュを取り出していた。自室のティッシュの場所など暗闇でも分かるはず。…男子だけか……いやそんなわけない。
「なあ桔梗、…もしかしてカメラで録画していないか?」
『えっと…清隆君と…初めて…になるかもって……ダメ…だったかな?』
櫛田は初体験の相手と生涯を共にする一途な女だ。初体験の動画を撮りたいのは当然だ。
それはそれとして櫛田との初体験動画か。とても恥ずかしいが絶対に欲しい。俺の脳内再生は何年経とうとも完璧だが第三者目線での櫛田の姿が見たい。後背位でセックスしているとき櫛田は一体どんな顔をしているのだろうか?…俺にも見せれない淫猥な櫛田が映っているかもしれない。
…失敗したな。さっき鏡をベッドの前においておけばよかった。櫛田のもっとHな一面が見れたかもしれない。…いや動画とってるのか⁉
「なあ桔梗、その動画俺にも複製してくれ」
『……いいけど……絶対っ絶対に誰にもみせちゃダメだからね』
何度も何度も櫛田に釘を刺される。当然誰かに見せるなどあり得ない。大丈夫だ。
櫛田は恥ずかしいから俺の顔を見れないとのことで、俺に背中を預けていた。俺は後ろから櫛田を抱きかかえ櫛田が再生している動画を二人で鑑賞する。
「桔梗…俺と結婚してくれ」「…俺と結婚してくれ」「桔梗…俺と」
何度も同じ所を再生する櫛田。そしてその度に声にならない声を上げている。
自分の声を録音で聞くのは結構恥ずかしい。ましてやプロポーズだ。だが櫛田がものすごく喜んでいるのを見ると嬉しさがこみ上げる。櫛田桔梗は俺の婚約者だ。
動画は俺のプロポーズが30回以上再生されていたが、櫛田は満足したのかその後のシーンへと移っていた。
しばらくすると櫛田の様子がおかしくなった。自分の肩を擦ってうっとりとしていた。
『清隆清隆清隆清隆清隆好き好き好き好きもっと私を傷つけて、犯して』
目の前の櫛田の首から右肩にかけて歯形とキスマークが付いていた。さっきまでは一切の穢れを感じさせない新雪のようだったはず。…俺がやったのか⁉
動画のシーンが切り替わっていた。
その映像は高育の男女共同の寮で起きていた性暴力の氷山の一角が収められていた。
男がベッドに腰掛け、女の腕を引っ張り自分の前に座らせる。
既になにかあったのだろう。女は顔を歪め、目を真っ赤にし、頬には涙痕が幾重にも重なり、怯えるように男の股へと腰掛けた。
獲物を捕食する蛇のように、男は後ろから両手両足で女に抱きつき、首に噛みつく。
女は必死に拒絶していた。
男が女のシャツのボタンを外し、ブラジャーの隙間に手を入れる。
女は大粒の真珠のような涙を流す。
男がブラジャーを引っ張り、女の両胸の乳首を露出させる。そして執拗に乳首を弄る。
女の頬を静かに流れていた涙は、嗚咽に変わっていた。
男は自身の両足で、女の股を開かせ、下着の上から女性器を触る。
女の顔が恐怖に染まる。
男は一切の躊躇することなく、下着の中に手を突っ込み、女性器を弄ぶ。
女は声にならないほど微かな声で助けを求めていた。
女の言葉(唇の動きから推測)は『ぅうう…いや…やだ…助けて…きっ…』
この動画は女のSOSだった。
この状況が暫く続いた後、女が全身を震わせた直後硬直し、悲鳴を上げた。
男は女性器から手を離し、その指先についた愛液を女に見せつけてから、その指をしゃぶる。
「桔梗いっただろ?泣くほど気持ち良かったか?」
女は号泣していた。
男は無理やり口づけして、自身の股の間に女を座らせる。
女の両手は結束バンドで後ろ手に拘束されていた。
この動画が始まって一度も女の手が自由になっている所はなかった。いつから拘束されていたかは不明だ。
女は口だけで男の制服のチャックをおろし、一物を出そうと必死にまさぐる。
女の下着は、履いていない⁉…と見間違うほど食い込み、お尻は真っ赤にはれ上がっていた。
男は女がなかなかできない事にイライラしているようだ。
なんとか女が男のチンコを制服から出すことに成功した。女を突き刺さんとそびえ立つチンコ。
男がそれを女に咥えさせようとするが、女が拒否する。
男は両手で女の頭を掴み、無理やり女の口の中へと突っ込む。
男は女を褒めていた。両手を拘束し頭を掴み、自身の男性器を女の口に出し入れしながら。
そして男は女の口の中に出したようだ。映像では射精そのものは確認できないが、女の頭を両手で掴み、自身の股間に引き付け、無理やり奥へ奥へ中出ししたのは間違いなかった。
動画はここで途切れている。
凍りつくような沈黙が訪れる。
『清隆君、言い逃れできない証拠だね♡♡これはやっちゃったね♡♡♡……………えっとゴメン、そんなにショックだったの?』
振り返った櫛田が全く反応のない俺に困惑する。
俺の頭は真っ白になっていた。櫛田に騙されたから、ではない。櫛田をはめようとして、櫛田に嵌められる、それはよくある事だからだ。
映像後半の、俺が後ろから櫛田に抱きついているとき、櫛田の顔はあまりにも酷いものだった。無理やり言葉に表せば、《全身を黒い虫に纏わりつかれているような》そんな感じだ。
今まで俺と抱き合っているとき、本当は櫛田の顔は歪んでいたのかもしれない。親密になれたと思っていたのは俺だけで櫛田は俺のことを心の底から嫌悪していた。
「櫛田ゴメンな。俺にさわられるの死ぬほどいやだっただろ。…ぅぅ」
涙が溢れてきた。これが失恋か……つらいな。
『えっ嘘、違う、違うよ清隆君。演技だよ。違う相手想像してたの!!』
『ほら屋上で山内が私のことレイプしようとしてたじゃん。だからさっきのは山内に脅されてる想定だったの!』
『後ろから山内に抱きつかれてるって、山内に無理やり逝かされたって想像したら、気持ち悪くて、吐きそうで、悔しくて、涙が止まらなくなった。途中で『助けて清隆』って叫びそうになったんだから!』
櫛田の声がなかなか頭に入ってこない。入ってきても意味はない。俺には櫛田の嘘が見抜けない。どんなに近くにいても櫛田の心はわからない。
茫然とする俺の上に櫛田が跨る。そしてシャツのボタンを外し、ブラジャー姿になった。そのままブラジャーも脱いだ。まるで自宅の脱衣所のように自然に流れるように。
【清隆君…どうかな】
赤面し恥ずかしさから下唇を噛みながら俺に問いかけてくる。
櫛田の乳首を見たことは何度もあるが、おっぱいの全貌を直接見るのは初めてだった。
双丘は形よく均整美を保って隆起している。美しい。そうだった、おっぱいは芸術だ。豊満な女性の曲線美を描いた絵画が、彫刻が、世界中のどこにでも、いつの時代にも存在する。芸術全般は10歳頃に学んだことだった。
さわりたい。神が作りし造形物、いや女神そのものに。
さわれない。もし俺がさわって、女神の顔が歪んでしまったら俺は……。
『大丈夫だよ。清隆君。私の目を見て、逸らさないで』
女神が優しく微笑む。
そのまま震える俺の両手をそっと持ち上げ、自身の両胸に誘導した。
手のひら全体が人肌の暖かさに包まれた。
『どう。少しも嫌そうな顔してないよね。清隆君ならいつでも、どこでも、いつまでも触っていいよ。一生涯、私に触れられる権利をあげる。…だから……そんな悲しい顔しないで』
櫛田がそっと触れるだけの優しいキスをしてくれた。そのまま相手の体温を感じるほどの距離で見つめ合う。
『大丈夫だから。一生傍にいてあげるから』
「…もし…俺の意思に関係なく、…俺が退学になったら………俺を見つけてくれるか…」
なぜこんな事を言ってしまったのだろうか。櫛田が怒るのはわかっている。だけど縋りたくなった。
『清隆。もし清隆が退学しても、世界のどこでも迎えに行ってあげる』
「……俺は…自分が住んでいた場所すら知らない!周りにいた人間の名前も知らない!俺はその場所で空すら見た時が無かった!無理なんだ!!」
『大丈夫、あなたの家族は私が殺してあげるから』
目の前の女神はその美貌を一切損なうことなく、俺の救出計画、否、抹殺計画を話し始めた。